JPH0249479Y2 - - Google Patents
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- JPH0249479Y2 JPH0249479Y2 JP10858285U JP10858285U JPH0249479Y2 JP H0249479 Y2 JPH0249479 Y2 JP H0249479Y2 JP 10858285 U JP10858285 U JP 10858285U JP 10858285 U JP10858285 U JP 10858285U JP H0249479 Y2 JPH0249479 Y2 JP H0249479Y2
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- faucet
- valve
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 78
- 241000234435 Lilium Species 0.000 claims description 10
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
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Landscapes
- Control Of Combustion (AREA)
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、通水に応じて自動的にガス供給弁を
開閉するダイヤフラム作動装置を給水通路に設け
ると共にこのダイヤフラム作動装置の上流側に通
水を開閉する水栓を設けてなる元止め式湯沸器に
関する。
開閉するダイヤフラム作動装置を給水通路に設け
ると共にこのダイヤフラム作動装置の上流側に通
水を開閉する水栓を設けてなる元止め式湯沸器に
関する。
この種の元止め式湯沸器においては、例えば第
7図に示す如く、制御ダイヤフラム3cにより低
圧室3aと高圧室3bに分離されたダイヤフラム
作動装置3を備え、低圧室3aは連通路4を介し
て給水通路1に設けたベンチユリ2の負圧発生部
に連通し、高圧室3bは給水通路1のベンチユリ
2より上流側に連通して、通水量に応じてガス弁
5の開度を変化させ、熱交換器6を加熱するバー
ナ7へのガス供給量を制御して、出湯温度をほぼ
一定に保つようにしている。
7図に示す如く、制御ダイヤフラム3cにより低
圧室3aと高圧室3bに分離されたダイヤフラム
作動装置3を備え、低圧室3aは連通路4を介し
て給水通路1に設けたベンチユリ2の負圧発生部
に連通し、高圧室3bは給水通路1のベンチユリ
2より上流側に連通して、通水量に応じてガス弁
5の開度を変化させ、熱交換器6を加熱するバー
ナ7へのガス供給量を制御して、出湯温度をほぼ
一定に保つようにしている。
この種の元止め式湯沸器においては、通水を開
閉する水栓8の操作を急激に行うと通水の慣性等
により過渡的に低圧室3aと高圧室3bの差圧が
急激に変動し、ガス弁5が急激に大きく開閉して
バーナ7に爆発的な燃焼を生じたり、これにより
パイロツトバーナが消えたりすることがある。本
考案はこのような問題を解決しようとするもので
ある。
閉する水栓8の操作を急激に行うと通水の慣性等
により過渡的に低圧室3aと高圧室3bの差圧が
急激に変動し、ガス弁5が急激に大きく開閉して
バーナ7に爆発的な燃焼を生じたり、これにより
パイロツトバーナが消えたりすることがある。本
考案はこのような問題を解決しようとするもので
ある。
このために、本考案による元止め式湯沸器にお
いては、第1図〜第6図に示す如く、熱交換器1
5とベンチユリ14を設けた給水通路13と、ハ
ウジングHの内部を制御ダイヤフラム21により
低圧室22と高圧室23に分離してなり低圧室2
2は連通路19を介して前記ベンチユリ14の負
圧発生部に連通されると共に高圧室23は前記負
圧発生部以外の部分において前記給水通路13に
連通されて前記熱交換器15を加熱するバーナ1
8へのガス通路17に設けられたガス弁50を開
閉するダイヤフラム作動装置20と、このダイヤ
フラム作動装置20より上流側において前記給水
通路13に設けられて同給水通路への通水を開閉
する水栓30,30A,30B,30Cを備えて
なる元止め式ガス湯沸器において、前記水栓3
0,30A,30B,30Cは前記ハウジングH
に一体的に設けられ円筒状の内径部32,32B
と端部に弁シート部33,33Bを有する弁座部
材31,31Bと、この弁座部材に対し同軸に移
動可能に前記ハウジングHにより支持され前記弁
シート部33,33Bに接離する当接面39とこ
の当接面の中央から突出するほぼ円筒状の嵌合部
40,40B,40Cとこの嵌合部の先に続くテ
ーパ部41,41A,41B,41Cを有する水
栓弁体35,35A,35B,35Cよりなり、
前記嵌合部40,40B,40Cは前記当接面3
9が前記弁シート部33,33Bに当接した状態
においては多少の隙間を隔てて前記弁座部材3
1,31Bの内径部32,32B内に嵌合すると
共に前記当接面39が前記弁シート部33,33
Bから離れた状態においては前記内径部32,3
2B外に位置するよう構成したことを特徴とする
ものである。
いては、第1図〜第6図に示す如く、熱交換器1
5とベンチユリ14を設けた給水通路13と、ハ
ウジングHの内部を制御ダイヤフラム21により
低圧室22と高圧室23に分離してなり低圧室2
2は連通路19を介して前記ベンチユリ14の負
圧発生部に連通されると共に高圧室23は前記負
圧発生部以外の部分において前記給水通路13に
連通されて前記熱交換器15を加熱するバーナ1
8へのガス通路17に設けられたガス弁50を開
閉するダイヤフラム作動装置20と、このダイヤ
フラム作動装置20より上流側において前記給水
通路13に設けられて同給水通路への通水を開閉
する水栓30,30A,30B,30Cを備えて
なる元止め式ガス湯沸器において、前記水栓3
0,30A,30B,30Cは前記ハウジングH
に一体的に設けられ円筒状の内径部32,32B
と端部に弁シート部33,33Bを有する弁座部
材31,31Bと、この弁座部材に対し同軸に移
動可能に前記ハウジングHにより支持され前記弁
シート部33,33Bに接離する当接面39とこ
の当接面の中央から突出するほぼ円筒状の嵌合部
40,40B,40Cとこの嵌合部の先に続くテ
ーパ部41,41A,41B,41Cを有する水
栓弁体35,35A,35B,35Cよりなり、
前記嵌合部40,40B,40Cは前記当接面3
9が前記弁シート部33,33Bに当接した状態
においては多少の隙間を隔てて前記弁座部材3
1,31Bの内径部32,32B内に嵌合すると
共に前記当接面39が前記弁シート部33,33
Bから離れた状態においては前記内径部32,3
2B外に位置するよう構成したことを特徴とする
ものである。
水栓30を開けばダイヤフラム作動装置20の
低圧室22と高圧室23の間には給水通路13の
通水量に応じた差圧が生じ、ガス弁50の開度を
制御して、熱交換器15を加熱するバーナ18に
通水量に応じた量のガスを供給する。この操作に
際して水栓30を急激に開いても、先ず弁座部材
31,31Bの内径部32,32Bと嵌合部4
0,40B,40Cの隙間を通つて少量の通水が
生じ、次いでセツトされた通水量となるので通水
量の増加の割合はゆるやかとなり、従つて低圧室
22と高圧室23の差圧の変化速度はゆるやかと
なる。水栓30を閉じれば低圧室22と高圧室2
3の間の圧力差が消滅するのでガス弁50は閉と
なり、バーナ18は消火する。この操作に際して
水栓30を急激に閉じれば、通水の慣性により水
栓30の下流、特にベンチユリ14より下流側に
大きな負圧が瞬間的に生じようとする。しかしな
がら、本考案においては、内径部32,32Bと
嵌合部40,40B,40Cの隙間により通水量
が絞られてから当接面39が弁シート部33,3
3Bに当接するので通水量の変化の割合はゆるや
かとなり、瞬間的負圧の増大はわずかとなる。従
つて低圧室22と高圧室23の差圧の瞬間的増大
はわずかとなる。
低圧室22と高圧室23の間には給水通路13の
通水量に応じた差圧が生じ、ガス弁50の開度を
制御して、熱交換器15を加熱するバーナ18に
通水量に応じた量のガスを供給する。この操作に
際して水栓30を急激に開いても、先ず弁座部材
31,31Bの内径部32,32Bと嵌合部4
0,40B,40Cの隙間を通つて少量の通水が
生じ、次いでセツトされた通水量となるので通水
量の増加の割合はゆるやかとなり、従つて低圧室
22と高圧室23の差圧の変化速度はゆるやかと
なる。水栓30を閉じれば低圧室22と高圧室2
3の間の圧力差が消滅するのでガス弁50は閉と
なり、バーナ18は消火する。この操作に際して
水栓30を急激に閉じれば、通水の慣性により水
栓30の下流、特にベンチユリ14より下流側に
大きな負圧が瞬間的に生じようとする。しかしな
がら、本考案においては、内径部32,32Bと
嵌合部40,40B,40Cの隙間により通水量
が絞られてから当接面39が弁シート部33,3
3Bに当接するので通水量の変化の割合はゆるや
かとなり、瞬間的負圧の増大はわずかとなる。従
つて低圧室22と高圧室23の差圧の瞬間的増大
はわずかとなる。
上述の如く、本考案によれば元止め式湯沸器の
水栓を急激に開閉してもダイヤフラム作動装置の
低圧室と高圧室の間に生ずる差圧の変化速度はゆ
るやかになり、また瞬間的増大もわずかとなるの
で、ガス弁が急激に開くことなく、従つてバーナ
へのガス供給量が急激に増大して爆発的燃焼を生
じたり、これによりパイロツトバーナが消火した
りすることがなくなる。
水栓を急激に開閉してもダイヤフラム作動装置の
低圧室と高圧室の間に生ずる差圧の変化速度はゆ
るやかになり、また瞬間的増大もわずかとなるの
で、ガス弁が急激に開くことなく、従つてバーナ
へのガス供給量が急激に増大して爆発的燃焼を生
じたり、これによりパイロツトバーナが消火した
りすることがなくなる。
以下に添付図面により実施例の説明をする。第
1図〜第3図に示す第1実施例において、給水入
口13aから給湯管16に至る給水通路13には
順次水栓30、ダイヤフラム作動装置20、ベン
チユリ14、熱交換器15及び給湯量を手動によ
り調節する給湯管16が設けられている。第1図
及び第2図に示す如く、主ハウジング10、弁ハ
ウジング11及びカバー12よりなるハウジング
Hの内部には、両ハウジング10,11に挟持さ
れた制御ダイヤフラム21により、低圧室22と
高圧室23に分離されたダイヤフラム作動装置2
0が形成され、低圧室22は連通路19を介して
ベンチユリ14の負圧発生部に連通され、高圧室
23内は給水通路13が通過するようになつてい
る。制御ダイヤフラム21の中心には先端部がテ
ーパ状に広がる栓体25が弁ハウジング11側に
突出して取り付けられ、給水入口13aからの給
水を高圧室23内に導入する入口開口26と共に
給水圧力が変動した場合に通水量の変動を緩和す
る水ガバナを構成している。開口26の周囲部と
制御ダイヤフラム21の間にはスプリング27が
介装されている。
1図〜第3図に示す第1実施例において、給水入
口13aから給湯管16に至る給水通路13には
順次水栓30、ダイヤフラム作動装置20、ベン
チユリ14、熱交換器15及び給湯量を手動によ
り調節する給湯管16が設けられている。第1図
及び第2図に示す如く、主ハウジング10、弁ハ
ウジング11及びカバー12よりなるハウジング
Hの内部には、両ハウジング10,11に挟持さ
れた制御ダイヤフラム21により、低圧室22と
高圧室23に分離されたダイヤフラム作動装置2
0が形成され、低圧室22は連通路19を介して
ベンチユリ14の負圧発生部に連通され、高圧室
23内は給水通路13が通過するようになつてい
る。制御ダイヤフラム21の中心には先端部がテ
ーパ状に広がる栓体25が弁ハウジング11側に
突出して取り付けられ、給水入口13aからの給
水を高圧室23内に導入する入口開口26と共に
給水圧力が変動した場合に通水量の変動を緩和す
る水ガバナを構成している。開口26の周囲部と
制御ダイヤフラム21の間にはスプリング27が
介装されている。
主ハウジング10内に形成されたガス通路17
には、熱交換器15を加熱するバーナ18へのガ
ス供給量を制御するガス弁50が設けられてい
る。ガス弁50は制御ダイヤフラム21と同軸に
ガス通路17に形成されたガス弁座52と、ガス
弁体51と、ガス弁体51をガス弁座52に向け
て付勢するスプリング53からなり、ガス弁体5
1はロツド54を介して制御ダイヤフラム21に
接続されている。ガス弁体51は、給水通路13
に通水されていない状態ではスプリング53及び
27の作用によりガス弁座52に当接してガス弁
50を閉じ、給水通路13に通水されれば通水量
に応じて生ずる低圧室22と高圧室23の圧力差
によりスプリング53に抗して移動してガス弁5
0を開くようになつている。
には、熱交換器15を加熱するバーナ18へのガ
ス供給量を制御するガス弁50が設けられてい
る。ガス弁50は制御ダイヤフラム21と同軸に
ガス通路17に形成されたガス弁座52と、ガス
弁体51と、ガス弁体51をガス弁座52に向け
て付勢するスプリング53からなり、ガス弁体5
1はロツド54を介して制御ダイヤフラム21に
接続されている。ガス弁体51は、給水通路13
に通水されていない状態ではスプリング53及び
27の作用によりガス弁座52に当接してガス弁
50を閉じ、給水通路13に通水されれば通水量
に応じて生ずる低圧室22と高圧室23の圧力差
によりスプリング53に抗して移動してガス弁5
0を開くようになつている。
第1図に示す如く、ダイヤフラム作動装置20
の高圧室23への入口開口26と給水入口13a
との間には、弁ハウジング11と一体に形成され
た円筒状の弁座部材31と水栓弁体35からなる
水栓30が設けられている。弁座部材31は円筒
状の内径部32と端部に弁シート部33を有し、
入口開口26と同軸に形成されて、弁ハウジング
11内部を、給水入口13aが開口される入口弁
室43と出口開口26が設けられる出口弁室44
とに区画している。また弁ハウジング11には、
主ハウジング10と反対側に、両弁室43,44
を覆つてカバー12が設けられ、弁ハウジング1
1とカバー12の間には、水栓弁体35を支持す
るゴム等の弾性体からなる水栓ダイヤフラム46
が挟持され、水栓ダイヤフラム46とカバー12
の間に制御室45が形成されている。水栓弁体3
5は水栓ダイヤフラム46の中央部に一体に形成
された厚肉部36と、その中心孔に弾性的に嵌着
されたボス部材37と、このボス部材37と一体
に形成された補強座金38からなつている。厚肉
部36の周辺には弁座部材31の弁シート部33
に当接可能な環状の当接面39が形成され、その
中央には円筒状の嵌合部40が突出して形成さ
れ、また嵌合部40に続いてテーパ部41が形成
されている。嵌合部40は、第1図及び第2図に
示す如く当接面39が弁シート部33に当接した
状態においては、多少の隙間隔てて弁座部材31
の内径部32内に嵌合し、また第3図に示す如く
当接面39が弁シート部33から離れた状態にお
いては内径部32外に移動するように各部の寸法
関係は定められている。各部の寸法の一例をあげ
れば、内径部32の径は10mm、嵌合部40の外径
は9.9mmで高さは0.5mm、テーパ部41の高さは2
mmで中心軸線に対する角度は45度である。なお、
嵌合部40には多少テーパを設けてもよい。ボス
部材37の中心には制御孔37aが設けられ、ま
た補強座金38と水栓ダイヤフラム46には入口
弁室43と制御室45を連通する小孔47が設け
られている。
の高圧室23への入口開口26と給水入口13a
との間には、弁ハウジング11と一体に形成され
た円筒状の弁座部材31と水栓弁体35からなる
水栓30が設けられている。弁座部材31は円筒
状の内径部32と端部に弁シート部33を有し、
入口開口26と同軸に形成されて、弁ハウジング
11内部を、給水入口13aが開口される入口弁
室43と出口開口26が設けられる出口弁室44
とに区画している。また弁ハウジング11には、
主ハウジング10と反対側に、両弁室43,44
を覆つてカバー12が設けられ、弁ハウジング1
1とカバー12の間には、水栓弁体35を支持す
るゴム等の弾性体からなる水栓ダイヤフラム46
が挟持され、水栓ダイヤフラム46とカバー12
の間に制御室45が形成されている。水栓弁体3
5は水栓ダイヤフラム46の中央部に一体に形成
された厚肉部36と、その中心孔に弾性的に嵌着
されたボス部材37と、このボス部材37と一体
に形成された補強座金38からなつている。厚肉
部36の周辺には弁座部材31の弁シート部33
に当接可能な環状の当接面39が形成され、その
中央には円筒状の嵌合部40が突出して形成さ
れ、また嵌合部40に続いてテーパ部41が形成
されている。嵌合部40は、第1図及び第2図に
示す如く当接面39が弁シート部33に当接した
状態においては、多少の隙間隔てて弁座部材31
の内径部32内に嵌合し、また第3図に示す如く
当接面39が弁シート部33から離れた状態にお
いては内径部32外に移動するように各部の寸法
関係は定められている。各部の寸法の一例をあげ
れば、内径部32の径は10mm、嵌合部40の外径
は9.9mmで高さは0.5mm、テーパ部41の高さは2
mmで中心軸線に対する角度は45度である。なお、
嵌合部40には多少テーパを設けてもよい。ボス
部材37の中心には制御孔37aが設けられ、ま
た補強座金38と水栓ダイヤフラム46には入口
弁室43と制御室45を連通する小孔47が設け
られている。
カバー12にはパイロツトバルブ48がロツド
48bを介して水栓弁体35と同軸に摺動可能に
支持され、その先端のシール材48aは制御孔3
7a外端の環状突起37bに接離して制御孔37
aを開閉する。パイロツトバルブ48はカバー1
2との間に設けられた弱いスプリング49により
ボス部材37に向けて付勢され、シール材48a
により制御孔37aが閉じられた状態において
は、スプリング49により水栓弁体35の当接面
39が弁座部材31先端の弁シート部33と一旦
接触すれば、制御室45の圧力は小孔47を介し
て入口弁室43の圧力すなわち給水圧力と等しく
なり、一方出口弁室44の圧力は大気圧となるの
で、当接面39はこの圧力差により弁シート部3
3に押圧されて通水は確実に停止され、水栓30
は第1図及び第2図に示す閉状態となる。つまみ
又はレバー等を介して手動等によりパイロツトバ
ルブ48を弱いスプリング49に抗して右向に引
けば、制御孔37aは開いて制御室45の圧力は
出口弁室44の圧力(大気圧)と等しくなるの
で、水栓ダイヤフラム46は入口弁室43の給水
圧力により制御室45側に移動し、これにより水
栓弁体35は弁シート部33から離れると共に嵌
合部40は内径部32外に位置して、水栓30は
第3図に示す開状態となる。上述の如く水栓30
をダイヤフラム弁とすれば、水栓30の作動力が
減少し、操作が容易となるが、本考案の水栓30
はダイヤフラム弁に限らず、通常の水栓を用いて
もよい。
48bを介して水栓弁体35と同軸に摺動可能に
支持され、その先端のシール材48aは制御孔3
7a外端の環状突起37bに接離して制御孔37
aを開閉する。パイロツトバルブ48はカバー1
2との間に設けられた弱いスプリング49により
ボス部材37に向けて付勢され、シール材48a
により制御孔37aが閉じられた状態において
は、スプリング49により水栓弁体35の当接面
39が弁座部材31先端の弁シート部33と一旦
接触すれば、制御室45の圧力は小孔47を介し
て入口弁室43の圧力すなわち給水圧力と等しく
なり、一方出口弁室44の圧力は大気圧となるの
で、当接面39はこの圧力差により弁シート部3
3に押圧されて通水は確実に停止され、水栓30
は第1図及び第2図に示す閉状態となる。つまみ
又はレバー等を介して手動等によりパイロツトバ
ルブ48を弱いスプリング49に抗して右向に引
けば、制御孔37aは開いて制御室45の圧力は
出口弁室44の圧力(大気圧)と等しくなるの
で、水栓ダイヤフラム46は入口弁室43の給水
圧力により制御室45側に移動し、これにより水
栓弁体35は弁シート部33から離れると共に嵌
合部40は内径部32外に位置して、水栓30は
第3図に示す開状態となる。上述の如く水栓30
をダイヤフラム弁とすれば、水栓30の作動力が
減少し、操作が容易となるが、本考案の水栓30
はダイヤフラム弁に限らず、通常の水栓を用いて
もよい。
水栓30が開いた状態においては、給水通路1
3の通水量は給湯栓(図示せず)の開度を変える
ことにより変化する。通水量が増大すればダイヤ
フラム作動装置20によりガス弁50の開度も増
大して通水量に応じた量のガスがバーナ18に供
給されて熱交換器15を加熱するので、通水量が
変化しても出湯温度はほゞ所定の値に保たれる。
なお、本実施例においては出湯温度の調節装置は
省略したが、必要に応じ公知の温度調節装置を設
けてもよい。
3の通水量は給湯栓(図示せず)の開度を変える
ことにより変化する。通水量が増大すればダイヤ
フラム作動装置20によりガス弁50の開度も増
大して通水量に応じた量のガスがバーナ18に供
給されて熱交換器15を加熱するので、通水量が
変化しても出湯温度はほゞ所定の値に保たれる。
なお、本実施例においては出湯温度の調節装置は
省略したが、必要に応じ公知の温度調節装置を設
けてもよい。
給湯栓の開度を開いた状態において、水栓40
を急激に開いても、当接面39が弁シート部33
から離れた直後には、第3図の2点鎖線に示す如
く、嵌合部40は内径部32内に位置するので、
先ずこの両部32,40の隙間を通つて少量の通
水が生じ、次いで水栓弁体35は第3図の実線に
示す全開状態となり、セツトされた通水量となる
ので通水量の増加の割合はゆるやかとなる。従つ
てバーナ18へのガス供給量の増加もゆるやかと
なり、爆発的な燃焼を生ずることはない。
を急激に開いても、当接面39が弁シート部33
から離れた直後には、第3図の2点鎖線に示す如
く、嵌合部40は内径部32内に位置するので、
先ずこの両部32,40の隙間を通つて少量の通
水が生じ、次いで水栓弁体35は第3図の実線に
示す全開状態となり、セツトされた通水量となる
ので通水量の増加の割合はゆるやかとなる。従つ
てバーナ18へのガス供給量の増加もゆるやかと
なり、爆発的な燃焼を生ずることはない。
水栓40を閉じて給水通路13の通水を止めれ
ばスプリング53及び27の作用によりガス弁5
0は閉じ、バーナ18は消火する。この場合にお
いて水栓30を急激に閉じれば、通水の慣性によ
り水栓30の下流側に瞬間的に負圧が生じようと
する。しかしながら、当接面39が弁シート部3
3に当接して通水を遮断する直前に嵌合部40が
内径部32内に入り込み、この両部40,32の
間の隙間により通水両を絞るので通水量の変化の
割合はゆるやかとなり、瞬間的負圧の増大もわず
かとなる。従つてガス弁50の開度の瞬間的増大
はわずかとなり、爆発的燃焼を生ずることはな
い。
ばスプリング53及び27の作用によりガス弁5
0は閉じ、バーナ18は消火する。この場合にお
いて水栓30を急激に閉じれば、通水の慣性によ
り水栓30の下流側に瞬間的に負圧が生じようと
する。しかしながら、当接面39が弁シート部3
3に当接して通水を遮断する直前に嵌合部40が
内径部32内に入り込み、この両部40,32の
間の隙間により通水両を絞るので通水量の変化の
割合はゆるやかとなり、瞬間的負圧の増大もわず
かとなる。従つてガス弁50の開度の瞬間的増大
はわずかとなり、爆発的燃焼を生ずることはな
い。
第4図に示す第2実施例は、嵌合部40に続く
テーパ部41Aの角度を小(中心軸線に対する角
度は30度)とし、その先に角度の大なる第2テー
パ部42Bを形成している。これによれば嵌合部
40が内径部32内に嵌合される際のガイド性が
向上するので水栓弁体35の耐久性が向上する。
テーパ部41Aの角度を小(中心軸線に対する角
度は30度)とし、その先に角度の大なる第2テー
パ部42Bを形成している。これによれば嵌合部
40が内径部32内に嵌合される際のガイド性が
向上するので水栓弁体35の耐久性が向上する。
第5図に示す第3実施例は、弁座部材31Bの
内径部32Bと弁シート部33Bのの境界に環状
の凹部34Bを形成している。水中に異物が含ま
れている場合、この異物が弁座部材と水栓弁体の
間、特に当接面39と嵌合部40の間の隅角部に
噛み込んで水栓の作動に異常を生ずることがある
が、第3実施例によればこのような異物は凹部3
4内に一旦逃げ、水栓30Bが開いた際に流れ去
るので、異物の噛み込みによる水栓30Bの作動
の異常を減少させることができる。第3実施例で
は、凹部34Bは段状に形成したが、2点鎖線に
示す如くテーパ状に形成してもよい。
内径部32Bと弁シート部33Bのの境界に環状
の凹部34Bを形成している。水中に異物が含ま
れている場合、この異物が弁座部材と水栓弁体の
間、特に当接面39と嵌合部40の間の隅角部に
噛み込んで水栓の作動に異常を生ずることがある
が、第3実施例によればこのような異物は凹部3
4内に一旦逃げ、水栓30Bが開いた際に流れ去
るので、異物の噛み込みによる水栓30Bの作動
の異常を減少させることができる。第3実施例で
は、凹部34Bは段状に形成したが、2点鎖線に
示す如くテーパ状に形成してもよい。
第6図に示す第4実施例は、水栓弁体35Cの
ボス部37Cに嵌合部40Cとテーパ部41Cを
形成し、ボス部37Cと当接面39の間に凹部3
4Cを形成し、異物の噛み込みを防止したもので
ある。第4実施例においてはボス部37Cと補強
座金38Cは別体とし、制御ダイヤフラム46と
一体の厚肉部36Cをボス部37Cと補強座金3
8Cの間に挟んで止め環37cにより抜止め保持
している。
ボス部37Cに嵌合部40Cとテーパ部41Cを
形成し、ボス部37Cと当接面39の間に凹部3
4Cを形成し、異物の噛み込みを防止したもので
ある。第4実施例においてはボス部37Cと補強
座金38Cは別体とし、制御ダイヤフラム46と
一体の厚肉部36Cをボス部37Cと補強座金3
8Cの間に挟んで止め環37cにより抜止め保持
している。
第1図〜第6図は本考案の実施例を示し、第1
図は第1実施例の主要部を切断した全体構造図、
第2図は弁座部材と水栓弁体の当接した状態にお
ける部分拡大断面図、第3図は同じく離れた状態
における部分拡大断面図、第4図〜第6図はそれ
ぞれ第2〜第4実施例の第2図相当図、第7図は
従来例の第1図相当図である。 符号の説明、13……給水通路、14……ベン
チユリ、15……熱交換器、17……ガス通路、
18……バーナ、19……連通路、20……ダイ
ヤフラム作動装置、21……制御ダイヤフラム、
22……低圧室、23……高圧室、30,30
A,30B,30C……水栓、31,31B……
弁座部材、32,32B……内径部、33,33
B……弁シート部、35……水栓弁体、39……
当接面、40,40B,40C……嵌合部、4
1,41A,41B,41C……テーパ部、H…
…ハウジング。
図は第1実施例の主要部を切断した全体構造図、
第2図は弁座部材と水栓弁体の当接した状態にお
ける部分拡大断面図、第3図は同じく離れた状態
における部分拡大断面図、第4図〜第6図はそれ
ぞれ第2〜第4実施例の第2図相当図、第7図は
従来例の第1図相当図である。 符号の説明、13……給水通路、14……ベン
チユリ、15……熱交換器、17……ガス通路、
18……バーナ、19……連通路、20……ダイ
ヤフラム作動装置、21……制御ダイヤフラム、
22……低圧室、23……高圧室、30,30
A,30B,30C……水栓、31,31B……
弁座部材、32,32B……内径部、33,33
B……弁シート部、35……水栓弁体、39……
当接面、40,40B,40C……嵌合部、4
1,41A,41B,41C……テーパ部、H…
…ハウジング。
Claims (1)
- 熱交換器とベンチユリを設けた給水通路と、ハ
ウジングの内部を制御ダイヤフラムにより低圧室
と高圧室に分離してなり低圧室は連通路を介して
前記ベンチユリの負圧発生部に連通されると共に
高圧室は前記負圧発生部以外の部分において前記
給水通路に連通されて前記熱交換器を加熱するバ
ーナへのガス通路に設けられたガス弁を開閉する
ダイヤフラム作動装置と、このダイヤフラム作動
装置より上流側において前記給水通路に設けられ
て同給水通路への通水を開閉する水栓を備えてな
る元止め式ガス湯沸器において、前記水栓は前記
ハウジングに一体的に設けられ円筒状の内径部と
端部に弁シート部を有する弁座部材と、この弁座
部材に対し同軸に移動可能に前記ハウジングによ
り支持され前記弁シート部に接離する当接面とこ
の当接面の中央から突出するほぼ円筒状の嵌合部
とこの嵌合部の先に続くテーパ部を有する水栓弁
体よりなり、前記嵌合部は前記当接面が前記弁シ
ート部に当接した状態においては多少の隙間を隔
てて前記弁座部材の内径部内に嵌合すると共に前
記当接面が前記弁シート部から離れた状態におい
ては前記内径部外に位置するよう構成したことを
特徴とする元止め式ガス湯沸器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10858285U JPH0249479Y2 (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10858285U JPH0249479Y2 (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6218551U JPS6218551U (ja) | 1987-02-04 |
JPH0249479Y2 true JPH0249479Y2 (ja) | 1990-12-26 |
Family
ID=30985908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10858285U Expired JPH0249479Y2 (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0249479Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003227578A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-15 | Rinnai Corp | 電磁式給水弁 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2839898B2 (ja) * | 1989-03-22 | 1998-12-16 | 本田技研工業株式会社 | オートスタンド装置 |
-
1985
- 1985-07-16 JP JP10858285U patent/JPH0249479Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003227578A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-15 | Rinnai Corp | 電磁式給水弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6218551U (ja) | 1987-02-04 |
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