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JPH0249352Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0249352Y2
JPH0249352Y2 JP8198085U JP8198085U JPH0249352Y2 JP H0249352 Y2 JPH0249352 Y2 JP H0249352Y2 JP 8198085 U JP8198085 U JP 8198085U JP 8198085 U JP8198085 U JP 8198085U JP H0249352 Y2 JPH0249352 Y2 JP H0249352Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating member
double
glass
sound
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8198085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61198492U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8198085U priority Critical patent/JPH0249352Y2/ja
Publication of JPS61198492U publication Critical patent/JPS61198492U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0249352Y2 publication Critical patent/JPH0249352Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、単に建築物の窓だけでなく、玄関
ドアやカーテンウオール等の外装材をはじめ、室
内の防音ドアや間仕切壁、パーテーシヨン等の内
装材、並びにテーブルなど家具用の面材として極
めて広範囲に使用し得る性能を備えた多目的の複
層ガラスに関する。
〔従来の技術〕
周知のように、二枚の透明ガラス板間に乾いた
空気層をおいて周縁部を封止する構造を持つ複層
ガラスは、その製造及び施工コストが高価になる
点を別にすれば、一般の単層ガラスと違つて断熱
性と防音性に優れているので、寒冷地域や都市建
築物の開口部を遮閉するサツシなどに次第に普及
しつゝある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然しながら、従来の複層ガラスは、本来、採光
機能上必須の透光性を基本にして、これに断熱性
と防音性を付与する考え方に立脚して開発された
ものであるため、この複層ガラスを冒頭に述べた
サツシ窓以外の用途、即ち、その断熱性と防音性
を活かして建築物の内外装材として利用しようと
する場合には、複層ガラスが非透視性であつても
差支えなく、オフイスビルなどに於いては、太陽
光線の入射や外部からの透視を避け、然かも壁面
の汚染に伴なう清掃作業の容易化を計り、近代的
な意匠美を確保すると共に、優れた断熱性を保有
し、殊に遮音性の面では、会話の明瞭度を高める
ために、室内空間を取囲む壁面に吸音性を持たせ
て残響時間を短くし、外部からの侵入騒音や室内
発生騒音のレベルを出来るだけ低くすることが必
要になるので、単に窓用の複層ガラスをそのまゝ
内外装材に利用したのでは、到底その使用目的を
充分に達成することはできない。
本考案は前記の問題に対処するために案出され
たもので、複層ガラスの主体になる二枚のガラス
板間に特異な構造の複合部材を介在させ、これに
よつて、複層ガラスの断熱性と吸音性及び遮音性
を共に若しく向上すると共に、非透視性でかつ外
観的に優れた意匠美を有し、更に耐汚染性をも備
えているもので、クリスタルな近代感覚を有し、
且つ、非常に広範な適合用途を持つ多目的複層ガ
ラスを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の目的を達成するためのこの考案の構成
は、間隔をおいて平行に対設した二枚のガラス板
間に、重量の軽い嵩高な材料からなる断熱部材
と、当該断熱部材の少なくとも一側の面に隣接し
て重量のある材料からなる遮音部材を配置し、か
つ、前記遮音部材の外側面に吸音性の良好な立毛
部を設けたことを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案による多目的複層ガラスの構造を
実施例の図面について具体的に説明すると、第1
図に示す複層ガラスGは、二枚のガラス板1a,
1bを所定の間隔をおいて平行に対設し、両ガラ
ス板1a,1bの中間部に、ペーパーハニカム又
は発泡スチロール樹脂板もしくはパーチクルボー
ド等のように重量が軽く嵩高な材料からなる断熱
部材2(図示の場合はペーパーハニカム)を配
し、この断熱部材2の両側面に、鉄板又は鉛シー
ト、若しくはこれに代わる鉛入防音シート等のよ
うに重量のある材料からなる遮音部材3a,3b
を隣接して設けると共に、前記遮音部材3a,3
bの各外側面に、公知の静電塗装法により人造又
は天然繊維のパイルを植毛する手段、もしくはベ
ルベツトやコールテンのようなパイル織物又はこ
れに代わる起毛地を貼着する手段等によつて形成
した吸音性の良好な立毛部4a,4bを設けたも
ので、ガラス板1a,1b間の周縁部には、通常
の簡易複層ガラスと同様にシリカゲル等の乾燥剤
5aを充填したコ字形断面のスペーサー5を介在
させて一体に固着し、さらにその外周部をゴム又
は合成樹脂等のシーリング材6で密封してある。
尚、これを外装用としてカーテンウオールの壁板
として使用する場合には、少なくとも一側(屋外
に面する側)の立毛部は耐候処理を施したものに
する。
第2図乃至第4図は本考案の類形的な他の実施
例による複層ガラスの構造を示したもので、この
うち、第2図の複層ガラスG1は、前記の実施例
に於いて遮音部材3a,3bの外側にある立毛部
4a,4bを室内側の遮音部材3aだけに設け、
他側(屋外に面する側)の遮音部材3bの外側面
には色彩や模様等の装飾塗装を施し、その表面に
耐候性の良好なフツ化ビニールフイルム等の保護
シート7を貼着したもので、屋外側の面が太陽光
線に直射される場所の外装材として好適である。
また第3図の複層ガラスG2は、第2図に示す実
施例に於いて保護シート7の貼着を省略したもの
で、遮音部材3bの塗装面に太陽光線が当らない
場所、例えば部屋と廊下を区画する内装材又は間
仕切壁に使用する。更に第4図の複層ガラスG3
は、ガラス板1a,1b間にある各中間部材のう
ち、一方の面にある遮音部材3b、立毛部4b、
保護シート7を省略し、断熱部材2の片面を直接
ガラス板1bに当接したもので、片方の面が目視
されない場所や装飾を必要としない場所に適当で
ある。
前記の各実施例における複層ガラスG,G1
G2,G3は、いずれも二枚のガラス板1a,1b
間に中間部材を介在させて全体が非透視の構造に
なつているが、例えば第5図に示すカーテンウオ
ールWのように、建物の外壁に透視性を具備させ
る必要がある場合には、各階層の腰壁に相当する
領域Z1にだけ本考案の構造を適用し、他の領域Z2
をガラス板1a,1bのみの複層ガラスG′に形
成してもよく、その際、非透視の領域Z1と透視可
能な領域Z2を区画する部分には、第6図又は第8
図に示すような横桟8を入れたり、第7図のよう
に無目材9を介在させて上下の領域Z2,Z1を密閉
状態に区分する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の多目的複層ガラスは
間隔をおいて平行に対設した二枚のガラス板間に
重量の軽い嵩高な材料からなる断熱部材と、当該
断熱部材の少なくとも一側の面に隣接して重量の
ある遮音部材を配置し、かつ、前記遮音部材の外
側面に吸音性の良好な立毛部を設けてあるので、
これを建築物の窓だけでなく、玄関ドアやカーテ
ンウオール等の外装材をはじめ、防音ドアや間仕
切壁、パーテーシヨン等の内装材として使用すれ
ば、二枚のガラス板間に設けた断熱部材と遮音部
材及び立毛部の存在により、複層ガラスの特長で
ある断熱性能と遮音性能が飛躍的に向上し、殊に
遮音効果の面では、重量のある遮音部材とその外
側面に設けた吸音性のある立毛部との相乗作用に
より室内外の騒音を巧みに吸収しながら遮音する
消音と防音のの両効果を同時に発揮し、二枚のガ
ラス板間の内部空間がこれらの中間部材で非透視
状態に遮閉されている事とも相俟つてオフイスビ
ルの電算機室や応接室、会議室などに最適であ
る。
また、本考案の場合、内部の中間部材は二枚の
ガラス板で密閉されているため、壁面の耐汚染性
及び清掃性に優れていることは勿論、中間部材の
色彩が褪色したり材料が劣化したりする恐れがな
く、然かもガラス面を通して内部の遮音部材に施
した塗装面や立毛部の色調を目視できるため、従
来の内外装材と違つてクリスタルな意匠的外観を
呈し、近代感覚の美観を有するので、オフイスビ
ルの外装をはじめ、事務室、電算機室、応接室、
会議室、展示室、ロビー等の内装材、間仕切材と
して正に最適であり、テーブルなど家具類のの面
材にも使用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による多目的複層ガラスの具体
的な実施構造の一例を示す斜視図、第2図乃至第
4図は本考案の類形的な他の実施例による複層ガ
ラスの構造を例示した縦断面図、第5図は本考案
をカーテンウオールに適用した場合の構造を示す
正面図、第6図は第5図A−A線矢視の断面図、
第7図は複層ガラスの透視領域と非透視領域を無
目材で結合した実施例を示す断面図、第8図は本
考委を扉に使用した実施例を示す正面図である。 G,G1,G2,G3,G′……複層ガラス、1a,
1b……ガラス板、2……断熱部材、3a,3b
……遮音部材、4a,4b……立毛部、5……ス
ペーサー、5a……乾燥剤、6……シーリング
材、7……保護シート、Z1……非透視領域、Z2
…透視領域、8……横桟、9……無目材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間隔をおいて平行に対設した二枚のガラス板1
    a,1bの間に、重量の軽い嵩高な材料からなる
    断熱部材2と、当該断熱部材2の少なくとも一側
    の面に隣接して重量のある材料からなる遮音部材
    3aを配置し、かつ、前記遮音部材3aの外側面
    に吸音性の良好な立毛部4aを設けたことを特徴
    とする多目的複層ガラス。
JP8198085U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0249352Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8198085U JPH0249352Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8198085U JPH0249352Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61198492U JPS61198492U (ja) 1986-12-11
JPH0249352Y2 true JPH0249352Y2 (ja) 1990-12-26

Family

ID=30629279

Family Applications (1)

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JP8198085U Expired JPH0249352Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2540452Y2 (ja) * 1990-11-30 1997-07-02 フィグラ株式会社 装飾板硝子
WO2013029871A1 (de) * 2011-08-26 2013-03-07 Saint-Gobain Glass France Isolierverglasung mit wärmeschutzisolierpaneel

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Publication number Publication date
JPS61198492U (ja) 1986-12-11

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