JPH0248596A - タイロシン誘導体及びその製法 - Google Patents
タイロシン誘導体及びその製法Info
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- JPH0248596A JPH0248596A JP63198349A JP19834988A JPH0248596A JP H0248596 A JPH0248596 A JP H0248596A JP 63198349 A JP63198349 A JP 63198349A JP 19834988 A JP19834988 A JP 19834988A JP H0248596 A JPH0248596 A JP H0248596A
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- acetyl
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、16員環マクロライド系抗生物質に含まれる
タイロシン誘導体の合成中間体として有用な2′−0−
アシルタイロシンの3.4′″′−ジー0−トリアルキ
ルシリル誘導体及びタイロシンの3.2’ 、 4”ト
リーロートリアルキルシリル誘導体並びにそれらの製造
法に関するものである。
タイロシン誘導体の合成中間体として有用な2′−0−
アシルタイロシンの3.4′″′−ジー0−トリアルキ
ルシリル誘導体及びタイロシンの3.2’ 、 4”ト
リーロートリアルキルシリル誘導体並びにそれらの製造
法に関するものである。
16員環マクロライド系抗生物質は、優れた抗菌活性を
存しており、医薬、動物薬、飼料添加剤等として広く使
用されている。特に、タイロシンは工業的に大量に生産
されている。
存しており、医薬、動物薬、飼料添加剤等として広く使
用されている。特に、タイロシンは工業的に大量に生産
されている。
しかしながら、マクロライド系抗生物質は一般に生体内
の吸排泄能が小さく、また一般的に抗生物質の宿命とい
える耐性菌の出現のため、これらの抗生物質を化学的、
生物学的変換法によって吸排泄能に優れ、かつ耐性菌に
対する抗菌力が付与されたタイロシン誘導体についての
研究が多(行われている。
の吸排泄能が小さく、また一般的に抗生物質の宿命とい
える耐性菌の出現のため、これらの抗生物質を化学的、
生物学的変換法によって吸排泄能に優れ、かつ耐性菌に
対する抗菌力が付与されたタイロシン誘導体についての
研究が多(行われている。
タイロシンは次式
を有する化合物である。
特に、タイロシンの5位の二糖類残基の4″位水酸基が
アシル化された誘導体、たとえば、4′″−〇−(4−
メトキシフェニルアセチル)タイロシン、4”−〇−(
4−アセチルフェニルアセチル)タイ口、シン。
アシル化された誘導体、たとえば、4′″−〇−(4−
メトキシフェニルアセチル)タイロシン、4”−〇−(
4−アセチルフェニルアセチル)タイ口、シン。
4”−0−(4−メチルチオフェニルアセチル)タイロ
シン 4″’−0−(3−ピリジルアセチル)タイロシ
ン、4”−0−(4−メチルスルホニルフェニルアセチ
ル)タイロシン等は、マクロライドの耐性菌に対する抗
菌力に優れ、しかも生体内での吸排泄能が向上すること
が見出されている(特開昭60−1198号公報、同6
1−30596号公報、同61−137895公報)。
シン 4″’−0−(3−ピリジルアセチル)タイロシ
ン、4”−0−(4−メチルスルホニルフェニルアセチ
ル)タイロシン等は、マクロライドの耐性菌に対する抗
菌力に優れ、しかも生体内での吸排泄能が向上すること
が見出されている(特開昭60−1198号公報、同6
1−30596号公報、同61−137895公報)。
これらのタイロシンの4”−0−アシル誘導体をタイロ
シンを原料として化学的に合成する場合、タイロシン中
の2°位、4”位、4”′位の水酸基がアシル化される
ため、予め2°位及び4′″位の水酸基を保護しておい
て4″位に所望のアシル基を導入し、後2′位、4”′
位の保護基を脱離する方法が採用されていた。
シンを原料として化学的に合成する場合、タイロシン中
の2°位、4”位、4”′位の水酸基がアシル化される
ため、予め2°位及び4′″位の水酸基を保護しておい
て4″位に所望のアシル基を導入し、後2′位、4”′
位の保護基を脱離する方法が採用されていた。
上記合成法において4″位に所望のアシル基を導入する
際、3位がアシル化された化合物が副成し、目的物の収
率を低下させていた。
際、3位がアシル化された化合物が副成し、目的物の収
率を低下させていた。
たとえば、タイロシンを無水酢酸と反応させ2゛0−ア
セチルタイロシンとした後、この2°−〇−アセチルタ
イロシンを塩化メチレン中でピリジンの存在下にハロ低
級アルカノイルハライド、低級アルコキシカルボニルハ
ライド、フェノキシアセチルハライド等によっアシル化
して、2”、4”’−ジー〇−アシル化タイロシンを分
離し、これに所望のアシル基を4′″位に導入した後、
4′″位及び/又は2°位アシル基を脱離して製造して
いた(特開昭53−137982号公報)。しかし、こ
の方法による4″′−ジー0アシル誘導体の収率は10
〜30%であり、単離にはクロマトグラフィーが必須で
あった。
セチルタイロシンとした後、この2°−〇−アセチルタ
イロシンを塩化メチレン中でピリジンの存在下にハロ低
級アルカノイルハライド、低級アルコキシカルボニルハ
ライド、フェノキシアセチルハライド等によっアシル化
して、2”、4”’−ジー〇−アシル化タイロシンを分
離し、これに所望のアシル基を4′″位に導入した後、
4′″位及び/又は2°位アシル基を脱離して製造して
いた(特開昭53−137982号公報)。しかし、こ
の方法による4″′−ジー0アシル誘導体の収率は10
〜30%であり、単離にはクロマトグラフィーが必須で
あった。
上記従来技術において、タイロシン誘導体、特に4”−
〇−アシルタイロシン誘導体を化学的に合成する場合に
、4”、4”′位の水酸基の反応性に差がないため4”
′ 位のみのアシル保護体を得るには、タイロシンの4
”位と4′″′位の水酸基がアシル化されたジアシル体
と4′°位の水酸基のみがアシル化されたじ゛−0〜ア
シル保護体をクロマトグラフィー等の分離手段により分
離する必要があり、しかも低収率であった。
〇−アシルタイロシン誘導体を化学的に合成する場合に
、4”、4”′位の水酸基の反応性に差がないため4”
′ 位のみのアシル保護体を得るには、タイロシンの4
”位と4′″′位の水酸基がアシル化されたジアシル体
と4′°位の水酸基のみがアシル化されたじ゛−0〜ア
シル保護体をクロマトグラフィー等の分離手段により分
離する必要があり、しかも低収率であった。
更に、その4”位保護体の4”−〇−アシル化反応の際
、3位もアシル化された3、4”−ジ−ローアシル−4
″°−保護体が副成し、所望の4”−〇−アシルー4”
−保護体の収率を低下させていた。また、それらの分離
にはクロマトグラフィーが必須である等の難点があった
。
、3位もアシル化された3、4”−ジ−ローアシル−4
″°−保護体が副成し、所望の4”−〇−アシルー4”
−保護体の収率を低下させていた。また、それらの分離
にはクロマトグラフィーが必須である等の難点があった
。
本発明は、2′−0−アシルタイロシンの3位及び4″
“位の水酸基を選択的に保護する方法とタイロシンの3
,2°及び4゛゛位を選択的に保護する方法並びに3.
4”’位が保護された有用な2’−0−アシルタイロシ
ンの新規誘導体及び3.2′及び4′°。
“位の水酸基を選択的に保護する方法とタイロシンの3
,2°及び4゛゛位を選択的に保護する方法並びに3.
4”’位が保護された有用な2’−0−アシルタイロシ
ンの新規誘導体及び3.2′及び4′°。
位が保護されたタイロシンの新規誘導体を提供すること
を目的とするものである。
を目的とするものである。
本発明者等は、上記従来の技術の欠点を解決すべく研究
を重ね、2’−0−アシルタイロシンの3位及び4゛′
°位の水酸基が選択的に保護された化合物及びタイロシ
ンの3,2“位及び4”位の水酸基が保護された化合物
更にそれらの保護条件について種々検討した結果、2”
−0−アシルタイロシン又はタイロシンの溶液にホウ酸
類化合物を加えた後、トリアルキルシリル化することに
より選択的に2゛−0−アシルタイロシンの3.じ位の
水酸基又はタイロシンの3.2′及び4′°位の水酸基
が選択的にシリル化されることを見出し、また、その生
成物は新規なタイロシン誘導体で4゛位誘導体製造の中
間体として有用な物質であることを見出し、本発明を完
成した。
を重ね、2’−0−アシルタイロシンの3位及び4゛′
°位の水酸基が選択的に保護された化合物及びタイロシ
ンの3,2“位及び4”位の水酸基が保護された化合物
更にそれらの保護条件について種々検討した結果、2”
−0−アシルタイロシン又はタイロシンの溶液にホウ酸
類化合物を加えた後、トリアルキルシリル化することに
より選択的に2゛−0−アシルタイロシンの3.じ位の
水酸基又はタイロシンの3.2′及び4′°位の水酸基
が選択的にシリル化されることを見出し、また、その生
成物は新規なタイロシン誘導体で4゛位誘導体製造の中
間体として有用な物質であることを見出し、本発明を完
成した。
本発明は、式(H
〔式中Rはアセチル基、プロピオニルi 又ハ5i(R
“)3基を表し、Roはメチル基、エチル基又はプロピ
ル基を表す〕で示されるタイロシン誘導体、並びに、式
(n) 〔式中、R”は水累原子、アセチル基又はプロピオニル
基を表す〕で示されるタイロシン又は2°−〇−アシル
タイロシンをホウ酸類化合物で処理した後、トリアルキ
ルシリル化することによって、式(I)で示されるタイ
ロシン誘導体を製造する方法である。
“)3基を表し、Roはメチル基、エチル基又はプロピ
ル基を表す〕で示されるタイロシン誘導体、並びに、式
(n) 〔式中、R”は水累原子、アセチル基又はプロピオニル
基を表す〕で示されるタイロシン又は2°−〇−アシル
タイロシンをホウ酸類化合物で処理した後、トリアルキ
ルシリル化することによって、式(I)で示されるタイ
ロシン誘導体を製造する方法である。
本発明の式(1)で示されるタイロシン誘導体の代表的
な物質は、下記のものが挙げられる。
な物質は、下記のものが挙げられる。
2°−0−アセチル−3,4”°−ジー0−トリメチル
シリルタイロシン、 2’−0−プロピオニル−3,4
”−ジー0−トリメチルシリルタイロシン、2’−0−
アセチル−3゜4″′°−ジ−ロートリエチルシリルタ
イロシン、2’−0−アセチル−3,4”−ジー0−ト
リプロピルシリルタイロシン、 2’−0−プロピオニ
ル−3,4”′−ジー0−)リエチルシリルタイロシン
、3,2°、4”−)リ−0−)リンチルシリルクィロ
シン、3.2”、4”″−トリー0−トリエチルシリル
タイロシン、3,2′、4”’−)リ−0−)リフロピ
ルシリルタイロシン等でアル。
シリルタイロシン、 2’−0−プロピオニル−3,4
”−ジー0−トリメチルシリルタイロシン、2’−0−
アセチル−3゜4″′°−ジ−ロートリエチルシリルタ
イロシン、2’−0−アセチル−3,4”−ジー0−ト
リプロピルシリルタイロシン、 2’−0−プロピオニ
ル−3,4”′−ジー0−)リエチルシリルタイロシン
、3,2°、4”−)リ−0−)リンチルシリルクィロ
シン、3.2”、4”″−トリー0−トリエチルシリル
タイロシン、3,2′、4”’−)リ−0−)リフロピ
ルシリルタイロシン等でアル。
本発明の式(I)で示されるタイロシン誘導体は、スト
レプトミセス フラジエ(Streptomyces
fradiae) NRRL 2702の培養液から得
られるタイロシン〔式(n) においてR1+が水素
原子を表す化合物〕及び特公昭54−22649号公報
、 Antibiotics andChemothe
rapy 11.3’28−554(1961)に記載
の2°−0−アセチルタイロシン、2°−0−プロピオ
ニルタイロシン〔式(II) においてRがアセチル
基又はプロピオニル基を表す化合物〕を出発原料として
、溶媒に溶解し、ホウ酸類化合物を加えた後、塩化トリ
メチルシラン、臭化トリメチルシラン、塩化トリエチル
シラン、塩化トリプロピルシラン等のシリル化試薬と反
応して得ることができる。
レプトミセス フラジエ(Streptomyces
fradiae) NRRL 2702の培養液から得
られるタイロシン〔式(n) においてR1+が水素
原子を表す化合物〕及び特公昭54−22649号公報
、 Antibiotics andChemothe
rapy 11.3’28−554(1961)に記載
の2°−0−アセチルタイロシン、2°−0−プロピオ
ニルタイロシン〔式(II) においてRがアセチル
基又はプロピオニル基を表す化合物〕を出発原料として
、溶媒に溶解し、ホウ酸類化合物を加えた後、塩化トリ
メチルシラン、臭化トリメチルシラン、塩化トリエチル
シラン、塩化トリプロピルシラン等のシリル化試薬と反
応して得ることができる。
ここで、前記溶媒としては、芳香属炭化水素系。
ハロゲン炭化水素系、エーテル系、エステル系。
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ4ド。
アセトニトリル等の単独溶媒だけでなく、トルエン−ジ
メチルスルホキシド、酢酸エチル−ジメチルホルムアミ
ド等の混合溶媒も使用できる。
メチルスルホキシド、酢酸エチル−ジメチルホルムアミ
ド等の混合溶媒も使用できる。
ホウ酸類化合物としては、ホウ酸、ホウ酸無水物、フェ
ニルホウ酸、ホウ酸トリエステル等が挙げられる。通常
、ホウ酸類化合物は前記溶媒に溶解した状態又は固体状
態で添加してもよい。添加量はタイロシン又は2′−ア
セチルタイロシン1モルに対してホウ酸化合物は0.5
〜1.2 モル好ましくは08〜1.0モル使用するの
が良い。添加温度、反応温度は0〜50℃、好ましくは
室温で攪拌しながら添加し、0.5〜3時間、好ましく
は1時間反応させ、4”位、3”位の水酸基を保護した
後、直接又は場合によってはトルエンを加えて生じた水
を除いてからシリル化試薬及び有機塩基を加えて3.4
”’位又は3.2’ 、4”’位をシリル化する。
ニルホウ酸、ホウ酸トリエステル等が挙げられる。通常
、ホウ酸類化合物は前記溶媒に溶解した状態又は固体状
態で添加してもよい。添加量はタイロシン又は2′−ア
セチルタイロシン1モルに対してホウ酸化合物は0.5
〜1.2 モル好ましくは08〜1.0モル使用するの
が良い。添加温度、反応温度は0〜50℃、好ましくは
室温で攪拌しながら添加し、0.5〜3時間、好ましく
は1時間反応させ、4”位、3”位の水酸基を保護した
後、直接又は場合によってはトルエンを加えて生じた水
を除いてからシリル化試薬及び有機塩基を加えて3.4
”’位又は3.2’ 、4”’位をシリル化する。
使用するシリル化試薬は、2−0−アシルタイロシンの
場合2′−0−アシルタイロシン1モルに対して3〜8
モル、好ましくは4〜5モル用いるのがよい。また、タ
イロシンの場合はタイロシン1モルに対して4〜10モ
ル好ましくは5〜7モル用いるのが良い。これらは何回
かに分けて加えても良い。また、反応助剤としての有機
塩基としてはトリエチルアミン、イソプロピルジエチル
アミン等が使用できるが、これらは、使用するシリル試
薬の1.0〜2.0倍、好ましくは1.1〜1.2倍加
えると良好である。
場合2′−0−アシルタイロシン1モルに対して3〜8
モル、好ましくは4〜5モル用いるのがよい。また、タ
イロシンの場合はタイロシン1モルに対して4〜10モ
ル好ましくは5〜7モル用いるのが良い。これらは何回
かに分けて加えても良い。また、反応助剤としての有機
塩基としてはトリエチルアミン、イソプロピルジエチル
アミン等が使用できるが、これらは、使用するシリル試
薬の1.0〜2.0倍、好ましくは1.1〜1.2倍加
えると良好である。
反応液から生成物を単離するには、反応液をトルエン、
酢酸エチル、クロロホルム等の有機溶媒で希釈後、飽和
重炭酸水素す) IJウム溶液、食塩水で洗浄、芒硝乾
燥し、溶媒を留去すれば式(I)で示される目的化合物
を得ることができる。
酢酸エチル、クロロホルム等の有機溶媒で希釈後、飽和
重炭酸水素す) IJウム溶液、食塩水で洗浄、芒硝乾
燥し、溶媒を留去すれば式(I)で示される目的化合物
を得ることができる。
本発明の式(1)で示されるタイロシン誘導体は、3.
2’、4”位の二級水酸基は4°位の水酸基を除き全て
保護された化合物である。しかも、それらの保護基は既
知の反応により容易に離脱できる。従って、4°位の水
酸基に各種の有機酸の反応性誘導体を反応せしめること
により、各種の有用な4′″位の所望のアシル基を有す
るクイロジン誘導体を選択的に!!造することができる
。
2’、4”位の二級水酸基は4°位の水酸基を除き全て
保護された化合物である。しかも、それらの保護基は既
知の反応により容易に離脱できる。従って、4°位の水
酸基に各種の有機酸の反応性誘導体を反応せしめること
により、各種の有用な4′″位の所望のアシル基を有す
るクイロジン誘導体を選択的に!!造することができる
。
また、3位にアンル基が入った副生成物もないことから
クロマトグラフィーを用いずに目的物を得ることができ
る。
クロマトグラフィーを用いずに目的物を得ることができ
る。
以下に、実施例を示し本発明を更に詳細に説明する。し
かし、本発明はこれらに限定されるものではない。
かし、本発明はこれらに限定されるものではない。
CaCl22 管を装着した100m1のナスフラスコ
に2′−〇−アセチルタイロシン10.00 g(1
0,44mmof)を取り、ジメチルホルムアミド30
m1を加えて溶かし、遮光下に室温で撹拌した。これに
オルトホウ酸[B(叶)、コ516 mg(8,35m
mof) ノ’;メ+ルホルムアミド10rd溶液を
少しずつ加え、室温で2時間攪拌した。次いで、これに
トリエチルアミン9.46m1’ (67,84mmo
f)を滴下し、更に5後日塩化トリンチルンラン7.9
5 ml (62,62mmof)を滴下し、室温で2
6時間攪拌した。反応終了後、過剰のトルエンを反応液
に加えて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で1回洗
(争した。この水層をトルエンで1回逆抽出し、これを
先のトルエン層と併せて、飽和塩化ナトリウム水溶液で
1回洗浄した。これを無水硫酸す) IJウムで乾燥し
た後、減圧下で溶媒を溜去して、標記化合物10.92
gを得た。
に2′−〇−アセチルタイロシン10.00 g(1
0,44mmof)を取り、ジメチルホルムアミド30
m1を加えて溶かし、遮光下に室温で撹拌した。これに
オルトホウ酸[B(叶)、コ516 mg(8,35m
mof) ノ’;メ+ルホルムアミド10rd溶液を
少しずつ加え、室温で2時間攪拌した。次いで、これに
トリエチルアミン9.46m1’ (67,84mmo
f)を滴下し、更に5後日塩化トリンチルンラン7.9
5 ml (62,62mmof)を滴下し、室温で2
6時間攪拌した。反応終了後、過剰のトルエンを反応液
に加えて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で1回洗
(争した。この水層をトルエンで1回逆抽出し、これを
先のトルエン層と併せて、飽和塩化ナトリウム水溶液で
1回洗浄した。これを無水硫酸す) IJウムで乾燥し
た後、減圧下で溶媒を溜去して、標記化合物10.92
gを得た。
理化学的性状
〔α]” ニー64.7°(C1,0、[:HCJ、
)I R(CHCJ2−): 2925,1?40,1
670.1590 cm−’’H−NMR(CD (1
’+) δ[ppmコニ0、07 (9H
,s、 −3i (C113) 3)、 0.16 (
9)I、 s、−3i (CH3) q)。
)I R(CHCJ2−): 2925,1?40,1
670.1590 cm−’’H−NMR(CD (1
’+) δ[ppmコニ0、07 (9H
,s、 −3i (C113) 3)、 0.16 (
9)I、 s、−3i (CH3) q)。
1、75 (3H,s、 12−CJ) 、 2.02
(38,s、 2°−0COC83) 。
(38,s、 2°−0COC83) 。
2、35 (6H,s、 3’ −N (CH3) 2
)、 3.45 (3H,s、 2”’−0CR,)。
)、 3.45 (3H,s、 2”’−0CR,)。
3、56(3L s、 3”’−GCH3)、 4.5
6 (11(、d、 J=8.0Hz、 Hl” )。
6 (11(、d、 J=8.0Hz、 Hl” )。
5、85 (IH,d、 J=10.0Hz、 H,3
)、 6.20 (IH,d、 J=1’6.0Hz、
H,o)。
)、 6.20 (IH,d、 J=1’6.0Hz、
H,o)。
7.25(LH,d、、J’16.OHz、 H++
)、9.70(LH,s、−C)10)0 、972
g (0,882mmo l ) の2−0−アセチ
ル−3,4”−ジー0−トリメチルシリルタイロシンを
酢酸エチル3.0ml1に溶解し、ジメチルアミノピリ
ジン7.9mg(6,5Xl0−” mmo jり
及びトリエチルアミン0.25−(l、79 mmo
A)を加え、水冷、窒素雰囲気下、p−メトキシフェニ
ル酢酸ピバリン酸無水物359mg(1,43mmo
42 ) を酢酸エチル3.0mlに溶解したものを
4分間かけて滴下し、3時間攪拌した後、水冷下メタノ
ール0.29m1!(7,15mmojり を加えて3
0分間攪拌した。反応液に氷塊10m1!を加えた後、
酢酸エチル10−で抽出した。酢酸エチル層を飽和炭酸
水素ナトリウム及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、濾過し、次いで濃縮して2′−0
−アセチル−3,じ°−ジー0−トリメチルシリルー4
”−〇−p−メトキシフェニルアセチル−タイロシン1
.05gを収率95%で得た。
)、9.70(LH,s、−C)10)0 、972
g (0,882mmo l ) の2−0−アセチ
ル−3,4”−ジー0−トリメチルシリルタイロシンを
酢酸エチル3.0ml1に溶解し、ジメチルアミノピリ
ジン7.9mg(6,5Xl0−” mmo jり
及びトリエチルアミン0.25−(l、79 mmo
A)を加え、水冷、窒素雰囲気下、p−メトキシフェニ
ル酢酸ピバリン酸無水物359mg(1,43mmo
42 ) を酢酸エチル3.0mlに溶解したものを
4分間かけて滴下し、3時間攪拌した後、水冷下メタノ
ール0.29m1!(7,15mmojり を加えて3
0分間攪拌した。反応液に氷塊10m1!を加えた後、
酢酸エチル10−で抽出した。酢酸エチル層を飽和炭酸
水素ナトリウム及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、濾過し、次いで濃縮して2′−0
−アセチル−3,じ°−ジー0−トリメチルシリルー4
”−〇−p−メトキシフェニルアセチル−タイロシン1
.05gを収率95%で得た。
更に、1.05g(0,84mmojり の2゛−ロ
ーアセチル3、4”−ジー0−トリメチルシリル−4”
−〇−p−メトキシフェニルアセチル−タイロシンをメ
タノール/水(10:1)15.4rn1に溶解し、1
4゜5時間加熱還流した。
ーアセチル3、4”−ジー0−トリメチルシリル−4”
−〇−p−メトキシフェニルアセチル−タイロシンをメ
タノール/水(10:1)15.4rn1に溶解し、1
4゜5時間加熱還流した。
反応液のメタノールのみを留去し、残留液にアセトン4
−を加え溶解し、0.15Nの塩酸にてpi(2,2に
調整した後、室温で2時間攪拌した。反応液をトルエン
で洗浄し、pHを7.6 に5N水酸化ナトリウム水溶
液で調整した後、酢酸エチルで抽出した。
−を加え溶解し、0.15Nの塩酸にてpi(2,2に
調整した後、室温で2時間攪拌した。反応液をトルエン
で洗浄し、pHを7.6 に5N水酸化ナトリウム水溶
液で調整した後、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層をpH4,3緩衝液、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後、自適し更に濃縮して4”−0−p−メ
トキシフェニルアセチル−タイロシン487mgを収率
54.5%で得た。
ウム水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後、自適し更に濃縮して4”−0−p−メ
トキシフェニルアセチル−タイロシン487mgを収率
54.5%で得た。
融点:238〜240 ℃
〔α〕に4°−43,6° (C1,O,C)1301
1)UV :λ:W%”284 nm (ε19000
)227 nm(E 、 8700) I R: v塁2’、 1725 cm −’ (x
ステル、アルデヒド) 1675 C(n −’ (共fQケ)ン)15
90 Cff1−’ (二重M合)NMR(CDCf
、)δ(ppm) :9、59 (18,s、 −CI
O) 、 7.25 (IH,d、 J=16Hz、
H,、)。
1)UV :λ:W%”284 nm (ε19000
)227 nm(E 、 8700) I R: v塁2’、 1725 cm −’ (x
ステル、アルデヒド) 1675 C(n −’ (共fQケ)ン)15
90 Cff1−’ (二重M合)NMR(CDCf
、)δ(ppm) :9、59 (18,s、 −CI
O) 、 7.25 (IH,d、 J=16Hz、
H,、)。
6、77 (2)1. d、 J・9Hz。
6、18(IN、 d、 J=16)1z、 Lo
)。
)。
2、46 (6H,s、 3°−N (CI(3) 2
)、 1.77 (3H,9,12−C113)タイロ
シン1 g (1,09mmoA) を酢酸二チル6−
に溶解し、トリエチルアミン0.37 mal (2,
62mmoβ)を加え、氷冷し、トリメチルクロロシラ
ン0.14mj!(2,29mmoA)を滴下し、室温
に戻し、そのまま16時間攪拌した。
)、 1.77 (3H,9,12−C113)タイロ
シン1 g (1,09mmoA) を酢酸二チル6−
に溶解し、トリエチルアミン0.37 mal (2,
62mmoβ)を加え、氷冷し、トリメチルクロロシラ
ン0.14mj!(2,29mmoA)を滴下し、室温
に戻し、そのまま16時間攪拌した。
反応液にホウ酸67、5 mg (1,09mmoA)
を溶解したジメチルホルムアミド溶液2mlをゆっくり
加え、30分間室温で攪拌した後、トリエチルアミン0
.99m1 (7,01mmo fl) とトリメチ
ルクロロシラン0.83iff(6,54mmojり
を滴下し、同温度で16時間攪拌した。反応液を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出
し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、減圧濃縮した。
を溶解したジメチルホルムアミド溶液2mlをゆっくり
加え、30分間室温で攪拌した後、トリエチルアミン0
.99m1 (7,01mmo fl) とトリメチ
ルクロロシラン0.83iff(6,54mmojり
を滴下し、同温度で16時間攪拌した。反応液を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出
し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、減圧濃縮した。
残渣をシリカゲル30gのカラムクロマトに付し、トル
エン−アセトン(20:1)、 (10:1)、 (5
:1)、 (3:1)でそれぞれ溶出し、標記化合物を
620 mg (収率50%)で得た。
エン−アセトン(20:1)、 (10:1)、 (5
:1)、 (3:1)でそれぞれ溶出し、標記化合物を
620 mg (収率50%)で得た。
’H−NMR(C口C1s> δ(ppm):0
.07(9H,s、−5i(五a) 、0.16(98
,s、−3i(旦L) 3)。
.07(9H,s、−5i(五a) 、0.16(98
,s、−3i(旦L) 3)。
0、24(9H,s、−3i(C11,) 3)、 1
.78 (3)1. s、 12−Cf13)。
.78 (3)1. s、 12−Cf13)。
2、 bO(6)1. s、 −N (CHz) 2)
、 3.45 (311,s、 −0Cflっ)3.6
0(3H,s、 −OCH,)、 4.58(LH,d
、 J=8. OHz、 H,”’ )。
、 3.45 (311,s、 −0Cflっ)3.6
0(3H,s、 −OCH,)、 4.58(LH,d
、 J=8. OHz、 H,”’ )。
5、90 (L)l、 d、 J=10.0Hz、 H
13)。
13)。
6、19(IH,d、 J=16. OHz、 H,o
)。
)。
7、30 (Itl、 d、 J=16.0Hz、 H
11)、 9.73 (E、 s、 −C)10)ロジ
ンの3及び4゛°位をシリル化し、4゛位の水酸基はシ
リル化されないので、反応体より極めて容易に同シリル
体を単離することができる有用な製造法である。
11)、 9.73 (E、 s、 −C)10)ロジ
ンの3及び4゛°位をシリル化し、4゛位の水酸基はシ
リル化されないので、反応体より極めて容易に同シリル
体を単離することができる有用な製造法である。
実施例3で得られた3、2″、4”’−)ツー0−トリ
メチルシリルタイロシンを実施例2と同様に(p−メト
キシ)フェルアセチル化後、希塩酸処理し、4”−0−
(p−メトキシ)フェニルアセチルタイロシンを得た。
メチルシリルタイロシンを実施例2と同様に(p−メト
キシ)フェルアセチル化後、希塩酸処理し、4”−0−
(p−メトキシ)フェニルアセチルタイロシンを得た。
その理化学的性状は実施例2で得られたものと一致した
。
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rはアセチル基、プロピオニル基又はSi(R
′)_3基を表し、R′はメチル基、エチル基又はプロ
ピル基を表す〕で示されるタイロシン誘導体。 2、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R″は水素原子、アセチル基又はプロピオニル
基を表す〕で示されるタイロシン又は2′−0−アシル
タイロジンをホウ酸類化合物と反応させた後、トリアル
キルシリル化することを特徴とする、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rはアセチル基、プロピオル基又はSi(R′
)_3基を表し、R′はメチル基、エチル基又はプロピ
ル基を表す〕で示されるタイロシン誘導体の製法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63198349A JPH0248596A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | タイロシン誘導体及びその製法 |
US07/272,601 US4933439A (en) | 1988-06-21 | 1988-11-17 | Tylosin derivatives and processes for producing the same |
CA000583689A CA1306249C (en) | 1988-06-21 | 1988-11-22 | Tylosin derivatives and processes for producing the same |
KR1019880015616A KR960014102B1 (ko) | 1988-06-21 | 1988-11-26 | 타이로신유도체 및 그 제조법 |
ES88119895T ES2061613T3 (es) | 1988-06-21 | 1988-11-29 | Derivados de tilosina y proceso para su produccion. |
CN88108150A CN1021827C (zh) | 1988-06-21 | 1988-11-29 | 泰乐菌素衍生物的制备方法 |
EP88119895A EP0349676B1 (en) | 1988-06-21 | 1988-11-29 | Tylosin derivatives and process for producing the same |
DE3888529T DE3888529T2 (de) | 1988-06-21 | 1988-11-29 | Tylosinderivate und Verfahren zu ihrer Herstellung. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63198349A JPH0248596A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | タイロシン誘導体及びその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0248596A true JPH0248596A (ja) | 1990-02-19 |
Family
ID=16389634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63198349A Pending JPH0248596A (ja) | 1988-06-21 | 1988-08-08 | タイロシン誘導体及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0248596A (ja) |
-
1988
- 1988-08-08 JP JP63198349A patent/JPH0248596A/ja active Pending
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