JPH0248507A - 殺虫、殺ダニ方法 - Google Patents
殺虫、殺ダニ方法Info
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- JPH0248507A JPH0248507A JP63200791A JP20079188A JPH0248507A JP H0248507 A JPH0248507 A JP H0248507A JP 63200791 A JP63200791 A JP 63200791A JP 20079188 A JP20079188 A JP 20079188A JP H0248507 A JPH0248507 A JP H0248507A
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- Japan
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- compound
- acaricidal
- insecticidal
- pests
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
で示される菊酸ペンタフルオロベンジル(以下、化合物
(+)と記す。)を蒸散させる殺虫、殺ダニ方法に関す
るものである。
(+)と記す。)を蒸散させる殺虫、殺ダニ方法に関す
るものである。
〈従来の技術〉
従来、殺虫、殺ダニ剤を用いた殺虫、殺ダニ方法は数多
く知られているが、ピレスロイド系化合物を常温または
弱加熱条件下に蒸散させる殺虫、殺ダニ方法については
ほとんど知られていす、わずかに特開昭56−7541
1号公報等に鎖状アルコールのエステルを用いる方法が
記されているのみである。
く知られているが、ピレスロイド系化合物を常温または
弱加熱条件下に蒸散させる殺虫、殺ダニ方法については
ほとんど知られていす、わずかに特開昭56−7541
1号公報等に鎖状アルコールのエステルを用いる方法が
記されているのみである。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、これらの殺虫、殺ダニ方法は効力的に充
分でなかったり、長時間に亘る効力の持続性に問題点が
あるなど必ずしも充分に満足できるものとは言い難い。
分でなかったり、長時間に亘る効力の持続性に問題点が
あるなど必ずしも充分に満足できるものとは言い難い。
〈課題を解決するための手段〉
本発明者らは、燃焼による燻煙や高温加熱による蒸散な
どの火傷のおそれのある方法ではなく、常温または弱加
熱条件下に蒸散させる殺虫、殺ダニ方法について鋭意検
討した結果、無数にある公知の殺虫、殺ダニ剤の中から
、特に化合物(1)を見出し、本発明を完成した。
どの火傷のおそれのある方法ではなく、常温または弱加
熱条件下に蒸散させる殺虫、殺ダニ方法について鋭意検
討した結果、無数にある公知の殺虫、殺ダニ剤の中から
、特に化合物(1)を見出し、本発明を完成した。
化合物(1)が殺虫、殺ダニ活性を有することは特開昭
62−149606号公報に記載されているが、本発明
者らは該化合物が常温または弱加熱条件下に蒸散させる
殺虫、殺ダニ方法に適した化合物であり、高い初期効果
と長時間の持続性を併せ持つことを見出し、本発明に至
ったものである。
62−149606号公報に記載されているが、本発明
者らは該化合物が常温または弱加熱条件下に蒸散させる
殺虫、殺ダニ方法に適した化合物であり、高い初期効果
と長時間の持続性を併せ持つことを見出し、本発明に至
ったものである。
ここでいう常温とは、加熱や冷却を行わない、通常の温
度、即ち、非加熱条件下の温度を意味し、約10〜30
°C程度の温度である。また、弱加熱条件下とは、カイ
ロ等の発熱体を用いて容易に得られる約30〜100°
C程度の温度条件下のことである。
度、即ち、非加熱条件下の温度を意味し、約10〜30
°C程度の温度である。また、弱加熱条件下とは、カイ
ロ等の発熱体を用いて容易に得られる約30〜100°
C程度の温度条件下のことである。
本発明方法は各種の害虫および有害ダニ類に対し有効で
あるが、特に衛生害虫、木材害虫、衣料害虫、食品害虫
、屋内棲息性不快害虫等に対し卓効を示す。
あるが、特に衛生害虫、木材害虫、衣料害虫、食品害虫
、屋内棲息性不快害虫等に対し卓効を示す。
具体的な防除対象虫を以下に挙げる。
鱗翅目害虫
イガ、コイガ、ノシメコクガ等
双翅目害虫
イエカ類、ハマダラ力類、ヤブカ類、イエバエ類、シロ
ウジヨウバエ類、チジウバエ類等鞘翅目害虫 コクゾウムシ、アズキゾウムシ、コクヌストモドキ、シ
バンムシ類、ヒラタキクイムシ類アオバアリガタハネ力
クシ等 網翅目害虫 チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキフ゛す、
トビイロゴキフ゛す、コバ不ゴキブリ等 膜翅目害虫 アリ類、アリガタバチ類等 膜翅目害虫 ヒトノミ等 シラミ目害虫 ヒトジラミ、ケシラミ等 等翅目害虫 ヤマトシロアリ、イエシロアリ等 ダニ目 コナダニ類、チリダニ類、ツメダニ類などの室内塵性ダ
ニ類、オウシマダニなどのマダニ類、イエダニ類等 化合物(1)を蒸散させて殺虫、殺ダニを行う場合、通
常、化合物(1)は適当な担体に吸着させて使用される
。
ウジヨウバエ類、チジウバエ類等鞘翅目害虫 コクゾウムシ、アズキゾウムシ、コクヌストモドキ、シ
バンムシ類、ヒラタキクイムシ類アオバアリガタハネ力
クシ等 網翅目害虫 チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキフ゛す、
トビイロゴキフ゛す、コバ不ゴキブリ等 膜翅目害虫 アリ類、アリガタバチ類等 膜翅目害虫 ヒトノミ等 シラミ目害虫 ヒトジラミ、ケシラミ等 等翅目害虫 ヤマトシロアリ、イエシロアリ等 ダニ目 コナダニ類、チリダニ類、ツメダニ類などの室内塵性ダ
ニ類、オウシマダニなどのマダニ類、イエダニ類等 化合物(1)を蒸散させて殺虫、殺ダニを行う場合、通
常、化合物(1)は適当な担体に吸着させて使用される
。
吸着用担体としては、例えば濾紙などの紙類、パルプ、
樹脂、セラミック、アスベスト、ガラス繊維、炭素繊維
、化学繊維、天然繊維、不織布、多孔性高分子フィルム
、多孔性ガラス材料などが挙げられ、化合物(1)を吸
着させたこれら担体は任意の剤型にして使用できる。
樹脂、セラミック、アスベスト、ガラス繊維、炭素繊維
、化学繊維、天然繊維、不織布、多孔性高分子フィルム
、多孔性ガラス材料などが挙げられ、化合物(1)を吸
着させたこれら担体は任意の剤型にして使用できる。
また、ピレスロイド用共力剤であるα−〔2(2−ブト
キシエトキシ)エトキシ〕−4゜5−メチレンジオキシ
−2−プロピルトルエン(ヒヘロニルブトキサイド)、
N−(2−Lチルヘキンル)ビシクロ[2,2,1]へ
フタ−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(MGK
−264)、オクタクロロジイソプロピルエーテル(S
−421)など、その他のアレスリン、ピレトリンに対
して有効な既知の共力剤と混合使用することによって効
力を増強することもできる。
キシエトキシ)エトキシ〕−4゜5−メチレンジオキシ
−2−プロピルトルエン(ヒヘロニルブトキサイド)、
N−(2−Lチルヘキンル)ビシクロ[2,2,1]へ
フタ−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(MGK
−264)、オクタクロロジイソプロピルエーテル(S
−421)など、その他のアレスリン、ピレトリンに対
して有効な既知の共力剤と混合使用することによって効
力を増強することもできる。
尚、光、熱、酸化等に対する安定性を高めるために酸化
防止剤や紫外線吸収剤を添加して使用することにより、
効力を安定させることができる。酸化防止剤としては、
例えば2.2゛−メチレンビス(5−tert−ブチル
−4−エチルフェノール)、2.6−シーtert−ブ
チル−4−メチルフェノール、2.2°−メチレンビス
(6ter t−ブチル−4−メチルフェノール)、4
゜4°−メチレンビス(2,6−ジーter t−ブチ
ルフェノール)、4.4’−ブチリデンビス(6−te
rt−ブチル−3−メチルフェノール)、4゜4″−チ
オビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール
)、ジブチルヒドロキノン(DBH)が挙げられ、紫外
線吸収剤としては、例えばBHTのようなフェノール誘
導体、ビスフェノ−ル誘導体またはフェニル−d−ナフ
チルアミン、フェニル−β−ナフチルアミン、フェネチ
ジンとアセトンとの縮合物等のアリールアミン類、ベン
ゾフェノン系化合物が挙げられる。
防止剤や紫外線吸収剤を添加して使用することにより、
効力を安定させることができる。酸化防止剤としては、
例えば2.2゛−メチレンビス(5−tert−ブチル
−4−エチルフェノール)、2.6−シーtert−ブ
チル−4−メチルフェノール、2.2°−メチレンビス
(6ter t−ブチル−4−メチルフェノール)、4
゜4°−メチレンビス(2,6−ジーter t−ブチ
ルフェノール)、4.4’−ブチリデンビス(6−te
rt−ブチル−3−メチルフェノール)、4゜4″−チ
オビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール
)、ジブチルヒドロキノン(DBH)が挙げられ、紫外
線吸収剤としては、例えばBHTのようなフェノール誘
導体、ビスフェノ−ル誘導体またはフェニル−d−ナフ
チルアミン、フェニル−β−ナフチルアミン、フェネチ
ジンとアセトンとの縮合物等のアリールアミン類、ベン
ゾフェノン系化合物が挙げられる。
また、アリルアミノアントラキノン、1.4ジイソプロ
ピルアミノアントラキノン、l。
ピルアミノアントラキノン、l。
4−ジアミノアントラキノン、1.4−ジブチルアミノ
アントラキノン、1−アミノ−4−アニリノアントラキ
ノン等の色素や蒸散組成物用の香料を混合使用してもよ
い。
アントラキノン、1−アミノ−4−アニリノアントラキ
ノン等の色素や蒸散組成物用の香料を混合使用してもよ
い。
化合物(1)を担体に吸着させる際に、低粘化と含浸を
容易にするため、添加剤としてミリスチン酸イソプロピ
ル、バルミチン酸イソプロピル、ラウリル酸ヘキシルな
どの脂肪酸エステルやイソプロピルアルコール、脱臭ケ
ロシン等の有機溶剤を必要により使用することができる
。
容易にするため、添加剤としてミリスチン酸イソプロピ
ル、バルミチン酸イソプロピル、ラウリル酸ヘキシルな
どの脂肪酸エステルやイソプロピルアルコール、脱臭ケ
ロシン等の有機溶剤を必要により使用することができる
。
上記のようにして得られた化合物〔■〕を吸着させた担
体は、そのまま常温で蒸散させて使用でき、室内、貯蔵
庫、引出し、衣服タンス、衣服内、押入れ、倉庫、車両
内、船舶内、飛行機内、店舗内、排水溝内、汚水溝内等
の比較的閉鎖された場所に設置した場合に、とりわけ優
れた殺虫、殺ダニ効果を発揮する。
体は、そのまま常温で蒸散させて使用でき、室内、貯蔵
庫、引出し、衣服タンス、衣服内、押入れ、倉庫、車両
内、船舶内、飛行機内、店舗内、排水溝内、汚水溝内等
の比較的閉鎖された場所に設置した場合に、とりわけ優
れた殺虫、殺ダニ効果を発揮する。
また、化合物(1)を吸着させた担体を弱加熱条件下に
置くことにより使用することもでき、この場合は石油ベ
ンジン式カイロ、化学反応発熱式カイロ、加熱温度を3
0〜100 ℃に調節したヒーター等の発熱体を利用す
る。尚、通常市販されている電気蚊取マット用ヒーター
は約160 ℃に発熱するが、電気抵抗、発熱部の材質
、サーモスクントの設定等の適当な改変により使用する
こともできる。
置くことにより使用することもでき、この場合は石油ベ
ンジン式カイロ、化学反応発熱式カイロ、加熱温度を3
0〜100 ℃に調節したヒーター等の発熱体を利用す
る。尚、通常市販されている電気蚊取マット用ヒーター
は約160 ℃に発熱するが、電気抵抗、発熱部の材質
、サーモスクントの設定等の適当な改変により使用する
こともできる。
発熱体を利用した具体的な使用法としては、例えば化合
物(1)を吸着させた担体を発熱体に合わせた適当な大
きさのマット状とし、これを発熱体の上に載せて使用す
る方法や、化学反応熱を利用するカイロ等を使用する場
合には発熱剤中に化合物(1)を混入したり、発熱体の
外側の包装材料に化合物(1)を吸着させたりする方法
が挙げられる。
物(1)を吸着させた担体を発熱体に合わせた適当な大
きさのマット状とし、これを発熱体の上に載せて使用す
る方法や、化学反応熱を利用するカイロ等を使用する場
合には発熱剤中に化合物(1)を混入したり、発熱体の
外側の包装材料に化合物(1)を吸着させたりする方法
が挙げられる。
これらの弱加熱条件下の殺虫、殺ダニ方法も上記の常温
での方法と同様の場所で使用でき、さらに、屋外等のよ
り開放された場所においても効果的に殺虫、殺ダニを行
うことができる。
での方法と同様の場所で使用でき、さらに、屋外等のよ
り開放された場所においても効果的に殺虫、殺ダニを行
うことができる。
尚、化合物(1)は第1表にいくつかを示すように、菊
酸部位による立体異性体が存在し、このうち[1]−A
および(1)−8がより効果的である。
酸部位による立体異性体が存在し、このうち[1]−A
および(1)−8がより効果的である。
第1表
〈実施例〉
以下、本発明を製剤例および試験例によりさらに詳しく
説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるもの
ではない。
説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるもの
ではない。
まず、製剤例を示す。以下の例において、化合物は第1
表の化合物記号で示す。
表の化合物記号で示す。
製剤例1
化合物(1)−AまたはCI)−Bの100mgを適量
のアセトンに溶解し、10cm X 10cn+、厚さ
0.31mmの濾紙に均一に塗布した後、アセトンを風
乾して非加熱型蒸散剤を得る。
のアセトンに溶解し、10cm X 10cn+、厚さ
0.31mmの濾紙に均一に塗布した後、アセトンを風
乾して非加熱型蒸散剤を得る。
製剤例2
化合物(1)−AまたはCI)−Bの20゜nagとB
HT 100+*gとを適量のアセトンに溶解し、1
0cm X 15cm、 I’Jさ0.3mmの濾紙に
均一に塗布した後、アセトンを風乾して非加熱型蒸散剤
を得る。
HT 100+*gとを適量のアセトンに溶解し、1
0cm X 15cm、 I’Jさ0.3mmの濾紙に
均一に塗布した後、アセトンを風乾して非加熱型蒸散剤
を得る。
製剤例3
化合物(1)−Aまたは[1)−Bの600111gを
適量のアセトンに溶解し、locm X 15cmの濾
紙に均一に吸着させた後、アセトンを風乾して非加熱型
蒸散剤を得る。
適量のアセトンに溶解し、locm X 15cmの濾
紙に均一に吸着させた後、アセトンを風乾して非加熱型
蒸散剤を得る。
製剤例4
加熱して液状にした熱可塑性樹脂95重量部に化合物[
13−Aまたは(1)−8,5重量部を混入し、よく練
り合わせる。これを冷頌し、5csX6.5cm、厚さ
0.5cmの板状に加工して非加熱型蒸散剤を得る。
13−Aまたは(1)−8,5重量部を混入し、よく練
り合わせる。これを冷頌し、5csX6.5cm、厚さ
0.5cmの板状に加工して非加熱型蒸散剤を得る。
製剤例5
化合物(1)−Aまたは(1)−Bの200mgを適量
のアセトンに溶解し、内径9c+mのアルミニウム製皿
底部に均一に処理した後、アセトンを風乾して非加熱型
蒸散剤を得る。
のアセトンに溶解し、内径9c+mのアルミニウム製皿
底部に均一に処理した後、アセトンを風乾して非加熱型
蒸散剤を得る。
製剤例6
化合物(1)−Aまたは(1) −880n+gを適量
のアセトンに溶解し、4cmX4cm、厚さ0.14m
mのパルプ板に含浸させた後、アセトンを風乾し、弱加
熱型蒸散剤を得る。これを30〜70℃に発熱する石油
ヘンジン式カイロの表面に固定することにより弱加熱型
殺虫、殺ダニ器具を得る。
のアセトンに溶解し、4cmX4cm、厚さ0.14m
mのパルプ板に含浸させた後、アセトンを風乾し、弱加
熱型蒸散剤を得る。これを30〜70℃に発熱する石油
ヘンジン式カイロの表面に固定することにより弱加熱型
殺虫、殺ダニ器具を得る。
製剤例7
化合物(1)−Aまたは(1) B 50mgおよ
びB I T20mgを適量のアセトンに溶解し、不織
布の片面に含浸させた後、アセトンを風乾し、弱加熱型
蒸散剤を得る。これを、酸化熱の利用により50〜70
°Cに発熱する発熱体の最外側の袋として使用すること
により弱加熱型殺虫、殺ダニ器具を得る。
びB I T20mgを適量のアセトンに溶解し、不織
布の片面に含浸させた後、アセトンを風乾し、弱加熱型
蒸散剤を得る。これを、酸化熱の利用により50〜70
°Cに発熱する発熱体の最外側の袋として使用すること
により弱加熱型殺虫、殺ダニ器具を得る。
製剤例8
化合物(1)−Aまたは(+ ) −880B、オクタ
クロロジプロピルエーテル4(legおよびB I 7
30mgを適量のヘキサンに溶解し、3cm×30−1
厚さ0.1cmのパルプ板に含浸させ、弱加熱型蒸散剤
を得る。これを30〜70°Cに発熱する発熱体(例え
ばカイロ)の片面に貼り付けることにより、弱加熱型殺
虫、殺ダニ器具を得る。
クロロジプロピルエーテル4(legおよびB I 7
30mgを適量のヘキサンに溶解し、3cm×30−1
厚さ0.1cmのパルプ板に含浸させ、弱加熱型蒸散剤
を得る。これを30〜70°Cに発熱する発熱体(例え
ばカイロ)の片面に貼り付けることにより、弱加熱型殺
虫、殺ダニ器具を得る。
製剤例9
化合物(1)−Aまたは(+)−B O,1gおよび
BHTo、05gを珪藻土2gに含浸させ、弱加熱型蒸
散剤を得る。この珪藻土を酸化熱の利用により50〜1
00 ℃に発熱する発熱剤の中に均一に混合し、和紙製
の袋に詰めることにより、弱加熱型殺虫、殺ダニ器具を
得る。
BHTo、05gを珪藻土2gに含浸させ、弱加熱型蒸
散剤を得る。この珪藻土を酸化熱の利用により50〜1
00 ℃に発熱する発熱剤の中に均一に混合し、和紙製
の袋に詰めることにより、弱加熱型殺虫、殺ダニ器具を
得る。
製剤例IO
化合物(1)−Aまたは(1) B 50L1g、
ピペロニルブトキシドlOTsgおよびジブチルヒドロ
キノン5抛gを適量のアセトンに溶解し、不織布の片面
に含浸させた後、アセトンを風乾して弱加熱型蒸散剤を
得る。これを、酸化熱の利用により50〜100°Cに
発熱する発熱剤を詰めるための中袋として使用し、その
外側を木綿製の袋で覆うことにより、弱加熱型殺虫、殺
ダニ器具を得る。
ピペロニルブトキシドlOTsgおよびジブチルヒドロ
キノン5抛gを適量のアセトンに溶解し、不織布の片面
に含浸させた後、アセトンを風乾して弱加熱型蒸散剤を
得る。これを、酸化熱の利用により50〜100°Cに
発熱する発熱剤を詰めるための中袋として使用し、その
外側を木綿製の袋で覆うことにより、弱加熱型殺虫、殺
ダニ器具を得る。
製剤例11
化合物(1)−Aまたは(1)−B O,4gおよび
ピペロニルブトキシド0.2gをアセトンに溶解し、全
量をlomlとする。この0.5mlを2.5cmX
1.5cm、厚さ0.3c+wの電気マット用基材(コ
ツトンリンターとパルプの混合物のフィブリルを板状に
固めたもの)に均一に含浸させることにより弱加熱型蒸
散剤を得る。また、該マットを、ヒータ一部が50〜1
00°Cに発熱する電気マット用ヒーターに固定するこ
とにより弱加熱型殺虫、殺ダニ器具を得る。
ピペロニルブトキシド0.2gをアセトンに溶解し、全
量をlomlとする。この0.5mlを2.5cmX
1.5cm、厚さ0.3c+wの電気マット用基材(コ
ツトンリンターとパルプの混合物のフィブリルを板状に
固めたもの)に均一に含浸させることにより弱加熱型蒸
散剤を得る。また、該マットを、ヒータ一部が50〜1
00°Cに発熱する電気マット用ヒーターに固定するこ
とにより弱加熱型殺虫、殺ダニ器具を得る。
次に、試験例を示す、比較対照に用いた化合物は第2表
の化合物記号で示す。
の化合物記号で示す。
第2表
試験例1
製剤例5に準じて得られたアルミニウム皿を用いて以下
の試験を行った。(但し、を効成分の薬量は0.008
mg/アルミニウム皿となるように調整した。) ポリエチレンカップ(直径9 c(高さ4.5cm)の
上部に、虫が直接薬剤処理面に触れないように16メツ
シユナイロンネツトで隔てて、上記のアルミニウム皿を
薬剤処理面が内側になるようにふたをして置いた。ポリ
エチレンカップ内にC3MA系イエバエ雌成虫20頭を
放ち、27°Cで120分経過後アルミニウム皿のふた
をはずして水と餌を与え、24時間後の生死を調査し、
死生率を求めた(2反復)。
の試験を行った。(但し、を効成分の薬量は0.008
mg/アルミニウム皿となるように調整した。) ポリエチレンカップ(直径9 c(高さ4.5cm)の
上部に、虫が直接薬剤処理面に触れないように16メツ
シユナイロンネツトで隔てて、上記のアルミニウム皿を
薬剤処理面が内側になるようにふたをして置いた。ポリ
エチレンカップ内にC3MA系イエバエ雌成虫20頭を
放ち、27°Cで120分経過後アルミニウム皿のふた
をはずして水と餌を与え、24時間後の生死を調査し、
死生率を求めた(2反復)。
第3表
試験例2
製剤例1に準じて得られた濾紙片(但し、有効成分の薬
量は0.68mg/il1紙片)を0.34rrr(7
0c+++立方)のガラスチャンバー内の天板部中央か
ら10cmの位置に、糸で吊り下げた(チャンバー内の
薬量2.0II1g/イ、室温25°C)。
量は0.68mg/il1紙片)を0.34rrr(7
0c+++立方)のガラスチャンバー内の天板部中央か
ら10cmの位置に、糸で吊り下げた(チャンバー内の
薬量2.0II1g/イ、室温25°C)。
30分経過後、アカイエカ雌成虫20頭をチャンバー内
に放ち、放飼60分後のノックダウン虫数を調査し、ノ
ックダウン虫率を求めた(2反復)。
に放ち、放飼60分後のノックダウン虫数を調査し、ノ
ックダウン虫率を求めた(2反復)。
結果を第4表に示す。
第4表
第5表
試験例3
製剤例2に準じて得られた濾紙片(有効成分の薬量は2
00mg/iji紙片)を0.フイのスチール製キャビ
ネット内の天井部から吊した。
00mg/iji紙片)を0.フイのスチール製キャビ
ネット内の天井部から吊した。
イガ幼虫20頭と2cwX2c+wのウール布とを入れ
た球状金網かご(直径4cm)をキャビネット内の天井
部または底部の中央に設置した。
た球状金網かご(直径4cm)をキャビネット内の天井
部または底部の中央に設置した。
1週間後、イガ幼虫の生死を調査し、死生率を求めた(
2反復)。
2反復)。
結果を第5表に示す。
試験例4
製剤例3に準じて得られた濾紙片を6等分し、5c+s
X5cmの大きさ(有効成分の薬量は100 mg/濾
祇片)にした。
X5cmの大きさ(有効成分の薬量は100 mg/濾
祇片)にした。
直径9 cm、高さ2c11のガラスシャーレの中にケ
ナガコナダニ(n組吐U旦ρutrescentiae
)20頭を飼料とともに入れ、シャーレ口部を16メン
シユナイロンネ・ントでカバーした上に上記濾紙片を置
き、その上に同大のガラスシャーレでふたをして、室温
30°C,湿度75%の条件下に置いた。1日後に生死
を調査し、死亡率を求めた(2反復)。
ナガコナダニ(n組吐U旦ρutrescentiae
)20頭を飼料とともに入れ、シャーレ口部を16メン
シユナイロンネ・ントでカバーした上に上記濾紙片を置
き、その上に同大のガラスシャーレでふたをして、室温
30°C,湿度75%の条件下に置いた。1日後に生死
を調査し、死亡率を求めた(2反復)。
結果を第6表に示す。
第6表
第7表
試験例5
製剤例7に準じて得られた弱加熱型殺虫、殺ダニ器具(
有効成分の薬量は50mg/袋)を0.34rrf (
70c鵬立方)のガラスチャンバー内の底部中央に置き
、チャンバー内にC3MA系イエバエ成虫20頭(♂/
♀=1/1)を放飼した。このとき、上記弱加熱型殺虫
、殺ダニ器具の発熱体の温度は50〜70°Cであった
。
有効成分の薬量は50mg/袋)を0.34rrf (
70c鵬立方)のガラスチャンバー内の底部中央に置き
、チャンバー内にC3MA系イエバエ成虫20頭(♂/
♀=1/1)を放飼した。このとき、上記弱加熱型殺虫
、殺ダニ器具の発熱体の温度は50〜70°Cであった
。
30分経過後、供試虫を別容器に移し、水と餌を与え、
24時間後の生死を調査し、死出率を求めた(2反復)
。
24時間後の生死を調査し、死出率を求めた(2反復)
。
結果を第7表に示す。
試験例6
製剤例11に準じて得られた弱加熱型殺虫、殺ダニ器具
(但し、有効成分の薬量は10mg/マット)を用いて
以下の試験を行った。
(但し、有効成分の薬量は10mg/マット)を用いて
以下の試験を行った。
アカイエカ雌成虫50頭を放った6、 1 % (18
3cm立方)のビートグラデイ−チャンバー内の底部中
央に上記器具を設置し、ヒータ温度が90±10°Cに
なるように通電した。
3cm立方)のビートグラデイ−チャンバー内の底部中
央に上記器具を設置し、ヒータ温度が90±10°Cに
なるように通電した。
10分経過後のノックダウン虫を調査し、ノンクダウン
虫率を求めた(2反復)。
虫率を求めた(2反復)。
結果を第8表に示す。
第8表
120分後にダニの生死を調査し、苦死虫率を求めた(
2反復)。
2反復)。
結果を第9表に示す。
第9表
試験例7
製剤例8に準じて得られた弱加熱型殺虫、殺ダニ器具(
有効成分の薬量は8抛g/マット)を0.34ボ(70
c−立方)のガラスチャンバー内の底部中央に設置した
。
有効成分の薬量は8抛g/マット)を0.34ボ(70
c−立方)のガラスチャンバー内の底部中央に設置した
。
コナヒヨウヒダニ(厘」旦匹匝[鳳並
farinae) 20頭と飼料とを入れたガラスシャ
ーレ(直径9cm、高さ2c醜)2個をガラスチャンバ
ー内の底部二隅の対角位置に置いた。
ーレ(直径9cm、高さ2c醜)2個をガラスチャンバ
ー内の底部二隅の対角位置に置いた。
このとき、上記弱加熱型殺虫、殺ダニ器具の発熱体の温
度は40±10°Cであった。
度は40±10°Cであった。
〈発明の効果〉
本発明の殺虫、殺ダニ方法は、双翅目害虫、鱗翅目害虫
、室内塵性ダニ類をはじめ各種の害虫に対して有効に利
用することができる。
、室内塵性ダニ類をはじめ各種の害虫に対して有効に利
用することができる。
゛\
Claims (3)
- (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を蒸散させることを特徴とする殺虫、
殺ダニ方法。 - (2)常温で蒸散させる請求項1に記載の殺虫、殺ダニ
方法。 - (3)30℃〜100℃の加熱条件下に蒸散させる請求
項1に記載の殺虫、殺ダニ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63200791A JPH0248507A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 殺虫、殺ダニ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63200791A JPH0248507A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 殺虫、殺ダニ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0248507A true JPH0248507A (ja) | 1990-02-19 |
Family
ID=16430250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63200791A Pending JPH0248507A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 殺虫、殺ダニ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0248507A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0650480U (ja) * | 1992-06-02 | 1994-07-12 | 株式会社ラッキー | 電子燻蒸器用燻蒸マット |
WO1996032843A3 (en) * | 1995-04-10 | 1996-12-05 | Johnson & Son Inc S C | Insecticide impregnated article for the control of flying insects |
JP2002029907A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-29 | Fumakilla Ltd | 衣料用害虫防除剤 |
-
1988
- 1988-08-10 JP JP63200791A patent/JPH0248507A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0650480U (ja) * | 1992-06-02 | 1994-07-12 | 株式会社ラッキー | 電子燻蒸器用燻蒸マット |
WO1996032843A3 (en) * | 1995-04-10 | 1996-12-05 | Johnson & Son Inc S C | Insecticide impregnated article for the control of flying insects |
JP2002029907A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-29 | Fumakilla Ltd | 衣料用害虫防除剤 |
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