JPH024555Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH024555Y2 JPH024555Y2 JP1982094208U JP9420882U JPH024555Y2 JP H024555 Y2 JPH024555 Y2 JP H024555Y2 JP 1982094208 U JP1982094208 U JP 1982094208U JP 9420882 U JP9420882 U JP 9420882U JP H024555 Y2 JPH024555 Y2 JP H024555Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- horn speaker
- thick
- contact
- thick portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、エツジ部に使用している材質と同じ
もので支持体周辺に厚肉部を一体に形成した振動
板を有するホーンスピーカに関するものである。
もので支持体周辺に厚肉部を一体に形成した振動
板を有するホーンスピーカに関するものである。
従来、ホーンスピーカのドーム状振動板は、第
4図に示すように、ドーム部1とエツジ部2ぎ
別々または一体に作られていて、駆動部に組み込
むときは、エツジ部2の周辺部3をリング状のパ
ツキング4,5で両側から挾むようにして取り付
けるのが普通であつた。
4図に示すように、ドーム部1とエツジ部2ぎ
別々または一体に作られていて、駆動部に組み込
むときは、エツジ部2の周辺部3をリング状のパ
ツキング4,5で両側から挾むようにして取り付
けるのが普通であつた。
このリング状のパツキング4,5は、振動板が
振動するのに必要なスペースを得るスペーサとし
て、また振動板を適度の柔らかさで弾性支持する
支持材としても働くが、このようにすると、リン
グ状パツキング4,5が部品として別に必要にな
るだけでなく、振動板とパツキングとが異なつた
材質で作られているため、適度の弾性支持構造を
得るのが難しいという問題があつた。この場合、
パツキング4,5が柔らか過ぎてもまたは堅過ぎ
ても、a点が傷み易く、このため振動板の振動特
性に影響を与え音質にも悪影響を及ぼす。したが
つて適度の振動し易さ(柔らかさ)と適度に振動
を吸収し制動する堅さが、振動板の特性との関係
で要求される。
振動するのに必要なスペースを得るスペーサとし
て、また振動板を適度の柔らかさで弾性支持する
支持材としても働くが、このようにすると、リン
グ状パツキング4,5が部品として別に必要にな
るだけでなく、振動板とパツキングとが異なつた
材質で作られているため、適度の弾性支持構造を
得るのが難しいという問題があつた。この場合、
パツキング4,5が柔らか過ぎてもまたは堅過ぎ
ても、a点が傷み易く、このため振動板の振動特
性に影響を与え音質にも悪影響を及ぼす。したが
つて適度の振動し易さ(柔らかさ)と適度に振動
を吸収し制動する堅さが、振動板の特性との関係
で要求される。
なお実公昭47−529号公報には、厚味を有する
パツキン部13の略中央部にコーン紙の周縁部1
2を一体に形成し、周縁部12とフレーム2との
間に少しく間隙を保持させる為の起立台部13a
を設けたスピーカー用コーン紙が開示されてい
る。
パツキン部13の略中央部にコーン紙の周縁部1
2を一体に形成し、周縁部12とフレーム2との
間に少しく間隙を保持させる為の起立台部13a
を設けたスピーカー用コーン紙が開示されてい
る。
しかしこの公報記載のものは、コーンスピーカ
に関するものであり、パツキン部13を接着剤3
によりフレーム2の内周段部21に接合しなけれ
ばならないという煩雑さを有している。
に関するものであり、パツキン部13を接着剤3
によりフレーム2の内周段部21に接合しなけれ
ばならないという煩雑さを有している。
本考案は上記の諸点に鑑みなされたもので、ホ
ーンスピーカ用振動板の周辺部が厚肉となるよう
一体成形することによつて、駆動部に振動板を組
み込む際の押さえ板(パツキング)を昇略するこ
とができ、かつ取付の容易なホーンスピーカを提
供することを目的とするものである。
ーンスピーカ用振動板の周辺部が厚肉となるよう
一体成形することによつて、駆動部に振動板を組
み込む際の押さえ板(パツキング)を昇略するこ
とができ、かつ取付の容易なホーンスピーカを提
供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本考案のホーン
スピーカは、第1図に示すように、ドーム部1と
エツジ部2とを有するホーンスピーカ用振動板の
エツジ部周辺の支持部を、エツジ部と同材質で肉
厚が大きくなり、かつ縦断面が略L字形となるよ
うに一体に形成して厚肉部6を設け、この厚肉部
の内周をホーンスピーカの磁気回路の上部プレー
ト9外周と接触させるようにするとともに、厚肉
部の外周をホーンスピーカのスロート具10内周
と接触させるように挾持して、前記振動板を保持
するようにして構成したものである。
スピーカは、第1図に示すように、ドーム部1と
エツジ部2とを有するホーンスピーカ用振動板の
エツジ部周辺の支持部を、エツジ部と同材質で肉
厚が大きくなり、かつ縦断面が略L字形となるよ
うに一体に形成して厚肉部6を設け、この厚肉部
の内周をホーンスピーカの磁気回路の上部プレー
ト9外周と接触させるようにするとともに、厚肉
部の外周をホーンスピーカのスロート具10内周
と接触させるように挾持して、前記振動板を保持
するようにして構成したものである。
ホーンスピーカ用振動板は、ドーム部1に連設
されたエツジ部2に使用している材質と同じもの
で、支持体周辺に縦断面略L字形の厚肉部6を一
体に成形したものであるから、支持体に要求され
る適度の弾性を容易に得ることができ、破損し難
くなる。また振動板の中心保持や位置決めを容易
に行うことができ、取付・保持作業が簡単とな
る。
されたエツジ部2に使用している材質と同じもの
で、支持体周辺に縦断面略L字形の厚肉部6を一
体に成形したものであるから、支持体に要求され
る適度の弾性を容易に得ることができ、破損し難
くなる。また振動板の中心保持や位置決めを容易
に行うことができ、取付・保持作業が簡単とな
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第2図および第3図に示すように、ホーンス
ピーカ用振動板のエツジ部2の周辺にリング状ま
たは一定間隔の厚肉部6が一体に設けられてい
る。この厚肉部6は一部の図示を省略している
が、第1図に示すように、縦断面略L字形に形成
されている。この厚肉部6はエツジ部2と同材質
で厚肉が大きくなるように一体に成形される。振
動板の材料としては、合成樹脂、繊維、布など
様々な材質のものが単独または組み合わせて用い
られるが、加熱・加圧成形するとき金型の周囲に
厚肉部6に相当するスペースを設けておけば、材
料が熱で膨張したり圧力で周辺部へ押し出された
りして、厚肉部6が一体に成形される。7はボビ
ン、8はボイスコイルである。
る。第2図および第3図に示すように、ホーンス
ピーカ用振動板のエツジ部2の周辺にリング状ま
たは一定間隔の厚肉部6が一体に設けられてい
る。この厚肉部6は一部の図示を省略している
が、第1図に示すように、縦断面略L字形に形成
されている。この厚肉部6はエツジ部2と同材質
で厚肉が大きくなるように一体に成形される。振
動板の材料としては、合成樹脂、繊維、布など
様々な材質のものが単独または組み合わせて用い
られるが、加熱・加圧成形するとき金型の周囲に
厚肉部6に相当するスペースを設けておけば、材
料が熱で膨張したり圧力で周辺部へ押し出された
りして、厚肉部6が一体に成形される。7はボビ
ン、8はボイスコイルである。
本考案におけるホーンスピーカ用振動板は、合
成樹脂を振動板材料の一部または全部に使つた振
動板に適している。ドーム部1とエツジ部2は一
体成形しても、別々に作つて貼り合わせてもよ
い。厚肉部6の肉厚はエツジ部2から徐々に大き
くなるように成形される。
成樹脂を振動板材料の一部または全部に使つた振
動板に適している。ドーム部1とエツジ部2は一
体成形しても、別々に作つて貼り合わせてもよ
い。厚肉部6の肉厚はエツジ部2から徐々に大き
くなるように成形される。
第1図は本考案のホーンスピーカの一実施例を
示している。本例の場合は、縦断面略L字形の厚
肉部6を形成し、内周を磁気回路の上部プレート
9外周と、また外周をスロート具10内周と接触
するようにして、互いの中心を合わせて位置決め
が行われ、かつ保持されるようにしたものであ
る。したがつて位置決め用の部品や組立用の治具
(ジグ)は必要でなくなる。11はホーン、12
は磁気空隙、13はマグネツト、14はセンター
ポール、15は下部プレート、16は蓋である。
示している。本例の場合は、縦断面略L字形の厚
肉部6を形成し、内周を磁気回路の上部プレート
9外周と、また外周をスロート具10内周と接触
するようにして、互いの中心を合わせて位置決め
が行われ、かつ保持されるようにしたものであ
る。したがつて位置決め用の部品や組立用の治具
(ジグ)は必要でなくなる。11はホーン、12
は磁気空隙、13はマグネツト、14はセンター
ポール、15は下部プレート、16は蓋である。
以上説明したように、本考案のホーンスピーカ
におけるホーンスピーカ用振動板は、エツジ部に
使用している材質と同じもので支持体周辺に厚肉
部を一体に成形するものであるから、支持体に要
求される適度の弾性を容易に得ることができ、か
つ第4図に示すa点で破損し難くなり、またリン
グ状パツキングが不要で部品点数が減り、構成を
簡単化することができ、さらに中心保持器と位置
決め用リングも兼ねることができるなどの効果を
有している。
におけるホーンスピーカ用振動板は、エツジ部に
使用している材質と同じもので支持体周辺に厚肉
部を一体に成形するものであるから、支持体に要
求される適度の弾性を容易に得ることができ、か
つ第4図に示すa点で破損し難くなり、またリン
グ状パツキングが不要で部品点数が減り、構成を
簡単化することができ、さらに中心保持器と位置
決め用リングも兼ねることができるなどの効果を
有している。
第1図は本考案のホーンスピーカの一実施例を
示す断面説明図、第2図は第1図におけるホーン
スピーカ用振動板の斜視図(ただし厚肉部6は第
1図に示すように縦断面略L字形であるが、一部
を省略している)、第3図は第2図に示す振動板
の断面説明図(ただし右半分のみを示している)、
第4図は従来の振動板の断面説明図である。 1……ドーム部、2……エツジ部、3……周辺
部、4,5……パツキング、6……厚肉部、7…
…ボビン、8……ボイスコイル、9……上部プレ
ート、10……スロート具、11……ホーン、1
2……磁気空隙、13……マグネツト、14……
センターポール、15……下部プレート、16…
…蓋。
示す断面説明図、第2図は第1図におけるホーン
スピーカ用振動板の斜視図(ただし厚肉部6は第
1図に示すように縦断面略L字形であるが、一部
を省略している)、第3図は第2図に示す振動板
の断面説明図(ただし右半分のみを示している)、
第4図は従来の振動板の断面説明図である。 1……ドーム部、2……エツジ部、3……周辺
部、4,5……パツキング、6……厚肉部、7…
…ボビン、8……ボイスコイル、9……上部プレ
ート、10……スロート具、11……ホーン、1
2……磁気空隙、13……マグネツト、14……
センターポール、15……下部プレート、16…
…蓋。
Claims (1)
- ドーム部1とエツジ部2とを有するホーンスピ
ーカ用振動板のエツジ部周辺の支持部を、エツジ
部と同材質で肉厚が大きくなり、かつ縦断面が略
L字形となるように一体に形成して厚肉部6を設
け、この厚肉部の内周をホーンスピーカの磁気回
路の上部プレート9外周と接触させるようにする
とともに、厚肉部の外周をホーンスピーカのスロ
ート具10内周と接触させるように挾持して、前
記振動板を保持するようにしたことを特徴とする
ホーンスピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9420882U JPS591298U (ja) | 1982-06-22 | 1982-06-22 | ホーンスピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9420882U JPS591298U (ja) | 1982-06-22 | 1982-06-22 | ホーンスピーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS591298U JPS591298U (ja) | 1984-01-06 |
JPH024555Y2 true JPH024555Y2 (ja) | 1990-02-02 |
Family
ID=30225610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9420882U Granted JPS591298U (ja) | 1982-06-22 | 1982-06-22 | ホーンスピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591298U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002159091A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカ及び振動板並びに振動板の製造方法 |
JP2011066674A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Panasonic Corp | スピーカ用振動板及びこれを用いたスピーカ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS47529U (ja) * | 1971-01-05 | 1972-08-03 |
-
1982
- 1982-06-22 JP JP9420882U patent/JPS591298U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS47529U (ja) * | 1971-01-05 | 1972-08-03 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002159091A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカ及び振動板並びに振動板の製造方法 |
JP2011066674A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Panasonic Corp | スピーカ用振動板及びこれを用いたスピーカ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS591298U (ja) | 1984-01-06 |
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