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JPH0243484B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0243484B2
JPH0243484B2 JP57143682A JP14368282A JPH0243484B2 JP H0243484 B2 JPH0243484 B2 JP H0243484B2 JP 57143682 A JP57143682 A JP 57143682A JP 14368282 A JP14368282 A JP 14368282A JP H0243484 B2 JPH0243484 B2 JP H0243484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
main body
operating section
bending
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57143682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5934238A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP57143682A priority Critical patent/JPS5934238A/ja
Priority to DE8383107511T priority patent/DE3375430D1/de
Priority to EP83107511A priority patent/EP0100977B1/en
Priority to US06/519,741 priority patent/US4552129A/en
Publication of JPS5934238A publication Critical patent/JPS5934238A/ja
Publication of JPH0243484B2 publication Critical patent/JPH0243484B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は操作部の組立て構造を改良した内視鏡
に関する。
従来の内視鏡における操作部の組立て構造は第
1図で示すように操作部本体としての基体aを有
し、この基体aに対して左右に分けられる一対の
カバーb,aをビス等でねじ止め固定するように
なつている。この場合、機械的強度を基体aに持
たせ、カバーb,bはそれに単に取り付けられる
ケーシングとしての役目しか果し得ないものであ
つた。
ところが、操作部内における基体aの周辺には
湾曲操作ワイヤ、処置具誘導子起上ワイヤ、送
気・送水チユーブ、各種チヤンネル、電気配線等
の内蔵部材c…が配置されており、しかも、この
部分では挿入部側のものと、接眼部側あるいは付
属装置へのコネクタ側からきたものとを結合する
都合上、上記基体aは断面係数の大きな形状のも
のとすることはできず、第1図で示すように断面
形状がIの字形程度のものであつた。
したがつて、圧縮や曲げに対する強度を確保す
るためには操作部が重くかつ太いものとせざるを
得なかつた。つまり、片手で握つて長時間操作す
る内視鏡の操作部としては不充分なものであつ
た。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは軽くて小さいという、片
手で握つて長時間操作する内視鏡の操作部として
最も必要な条件を満たしながら充分な強度が得ら
れる構造の操作部を有した内視鏡を提供すること
にある。
以下、本発明の一実施例を第2図ないし第14
図にもとづいて説明する。
第2図は内視鏡の全体を概略的に示すものであ
る。内視鏡は挿入部1、操作部2、およびライト
ガイド用ケーブル3とから構成されている。上記
操作部2は第3図で示すような操作部本体4とこ
れを覆つて内包する合成樹脂材料からなるケーシ
ング5とから構成されている。また、ケーシング
5は中空箱状角筒状のケーシング本体6と筒状の
把持カバー7との2分割構成となつており、これ
らは中空部同志が互いに連通するように接合させ
られている。そして、ケーシング本体6には接眼
部8、送気・送水制御部材9、吸引制御部材11
および湾曲操作ノブ12が設けられている。な
お、第2図中10aは送気・送水用チユーブの中
間結合部、10b,10bは後述する吸引用チユ
ーブ54の中間結合部である。これらの中間結合
部10a,10b,10bはいずれも把持カバー
7内に配置される。さらに、湾曲操作ノブ12と
反対側の上記ケーシング本体6の部分には傾斜面
13が形成されており、この傾斜面13には上記
操作部本体4と対向位置する開口部14が設けら
れている。この開口部14には合成樹脂材料から
なるケーシング蓋体15が取り付けられて閉塞さ
れるようになつている。そして、このケーシング
蓋体15には前記ライトガイド用ケーブル3の基
端が接続されている。
そこで、上記ケーシング本体6に対するケーシ
ング蓋体15の固定構造および操作部本体4に対
するライトガイド用ケーブル3の接続構造につい
て第5図および第6図にもとづいて詳述する。操
作部本体4の、上記開口部14に対向する板面に
は固定金具17が設けられている。この固定金具
17は材質がたとえばJIS C1720P、C5211P、
C2680P、C2800P、A5052P、SPCC、SUS304CP
などの薄肉金属板をプレス加工することにより形
成され、天板部18とこの天板部18と一体に折
曲して設けた3本の支持脚部19…とから構成さ
れている。さらに、この支持脚部19…の下端に
は折曲部19aが形成され、この各折曲部19a
には固定ねじ20がスプリングワツシヤ20aを
介して遊挿される取付孔19bが穿設されてい
る。そして、この固定金具17は上記固定ねじ2
0…によつて上記操作部本体4に固定されてい
る。したがつて、固定金具17の天板部18およ
び支持脚部19…の上部はケーシング本体6の開
口部14から突出しており、この突出した天板部
18および支持脚部19,19には取付孔21…
が穿設されている。そして、この固定金具17に
は上記ライトガイド用ケーブル3の基端部が連結
されている。すなわち、ライトガイド用ケーブル
3はライトガイドフアイバーf、流体輸送管tお
よび電気信号線lなどの長尺部材を内装するため
の可撓管22およびこの可撓管22の端部に嵌着
された口金管23からなり、この口金管23の基
端部には切欠部24が設けられ、この切欠部24
には上記固定金具17の取付孔21…と対向する
ねじ孔25…が穿設されている。そして、上記取
付孔21…を貫通する固定ねじ26…をねじ孔2
5…に螺挿することにより一体的に固定されてい
る。さらに、上記可撓管22の基端部には折れ止
めゴムチユーブ27が嵌合されていて、この開口
端には口金28がねじ込み接着されている。ま
た、この口金28には締付環29の基端部がねじ
込み接着固定されている。この締付環29は上記
折れ止めゴムチユーブ27の端面より突出してお
り、この突出部の内周面には第1の環状溝30、
外周面には第2の環状溝31が設けられている。
そして、この第1、第2の環状溝30,31は締
付環29の軸方向に隣接しており、これら上記第
1、第2の環状溝30,31にはOリングからな
る弾性シール部材32,33が収納されている。
さらに、第1、第2の環状溝30,31間におけ
る外周面には段差部34が設けられ、第2の環状
溝31と対応する内周面にはめねじ部35が刻設
されている。そして、このめねじ部35は上記保
護管23の外周面に刻設されたおねじ部36に螺
合している。また、この締付環29の基端面には
断面楔状の締付環状部37が一体に設けられ、上
記ケーシング蓋体15と係合するようになつてい
る。
さらに、上記ケーシング本体6の傾斜面13に
設けられた開口部14は矩形状をなしており、こ
の開口部14の内周縁には傾斜受圧部38が設け
られている。また、ケーシング蓋体15は上記開
口部14を閉塞するように矩形状をなしており、
その外周縁には上記傾斜受圧部38と接合する傾
斜押圧部39が設けられている。さらに、この傾
斜押圧部39の内側にはその外周縁に沿つて突条
部40が突設され、この突条部40の外側にはケ
ーシング本体6の内周面との間を水密にシールす
るOリングからなる弾性シール部材41が嵌着さ
れている。また、上記ケーシング蓋体15の外面
には角筒状の嵌合筒42が一体に穿設されてい
て、これは上記固定金具17に嵌合している。こ
の嵌合筒42の先端には上記締付環29の外周に
嵌合する円形の貫通部43が設けられ、この開口
端には締付環29の段差部34に対向する嵌合段
部44が形成されている。さらに、上記嵌合筒4
2における内周面の上記締付環状部37の一部と
対向する部分には内周突起部45が設けられてい
る。そして、この内周突起部45には締付環状部
37と嵌合する掛合切欠部46が形成されてい
る。
つぎに、ケーシング5内に固定された操作部本
体4に対してライトガイド用ケーブル3を連結す
る組立方法について説明する。ケーシング本体6
の開口部14から固定金具17を挿入し、その支
持脚部19…を固定ねじ20…によつて操作部本
体4に締付固定する。この場合、各支持脚部19
の取付孔19bは固定ねじ20を遊挿する大径孔
から形成されているため、固定金具17を操作部
本体4に対して一意的位置に調節可能に固定でき
る。つぎに、ライトガイド用ケーブル3の可撓管
22に設けた口金管23の基端部を固定金具17
の天板部18に位置決めし、固定ねじ26…によ
つて口金管23と固定金具17とを一体的に固定
する。この場合においても、上記固定金具17は
薄肉金属板によつて形成されているため、塑性変
形させることにより口金管23の位置決め調節が
でき、後で取り付けるケーシング蓋体15の嵌合
筒42との位置決めができる。一方、ケーシング
蓋体15の突条部40に弾性シール部材41を嵌
着したのち、このケーシング蓋体15の嵌合筒4
2を上記ライトガイド用ケーブル3の可撓管22
に嵌合する。そして、このケーシング蓋体15を
ケーシング本体6方向へ移動させ、その嵌合筒4
2によつて固定金具17を包容するとともに、ケ
ーシング蓋体15の傾斜押圧部39をケーシング
本体6の傾斜受圧部38に接合して開口部14を
閉塞する。つぎに、弾性シール部材32,33を
装着した締付環29とこれと一体的に接着された
折れ止めゴムチユーブ27を上記ライトガイド用
ケーブル3の可撓管22に嵌合し、そのおねじ部
36に締付環29のめねじ部35を螺合して締付
ける。この場合、ライトガイド用ケーブル3の軸
心15aと嵌合筒42の軸心42aとはαだけ偏
心しているため、締付環29の締付けによつて弾
性シール部材33が軸心15aと直角方向、すな
わち矢印イ方向の力を与える。さらに、締付環2
9の締付環状部37が嵌合筒42の内周突起部4
5における掛合切欠部46に掛合しているため、
締付環29の締付けによつて内周突起部45に矢
印P方向の力を与える。したがつて、ケーシング
蓋体15とケーシング本体6とは傾斜受圧部38
に対して傾斜押圧部39が嵌合し密着する。な
お、弾性シール部材33は締付部材29の締付け
によつて偏りがでるが、締付環29とケーシング
蓋体15とのクリアランス許すだけの最大量偏つ
てもシールは確保されるようになつており、締付
環29とケーシング蓋体15とは弾性シール部材
33によつて完全に水密にシールされ、ケーシン
グ本体6とケーシング蓋体15とは弾性シール部
材41によつて水密にシールされる。
一方、上記把持カバー7は検者が片手で握持す
るに適した外径および長さを有しており、この挿
入部1側の端部側面には第7図および第8図で示
すようにチヤンネル口体47を装着するための取
付け用筒部48が一体に形成されている。すなわ
ち、この取付け用筒部48にはチヤンネル口体4
7が外部から挿脱自在に嵌め込まれるとともに、
第7図で示すように一対の取付けねじ51,51
により固定されている。また、チヤンネル口体4
7は第8図で示すように三方管継手52の一端に
接続されている。三方管継手52の残る他の一方
端にはチヤンネル用チユーブ53が接続され、他
方端には吸引用チユーブ54が接続されている。
つまり、この部分はチヤンネル用チユーブ53お
よび吸引用チユーブ54をその三方管継手52に
対してそれぞれ接続する前記中間結合部10bと
なつている。
ところで、上記ケーシング5の内部に対して挿
入配置される操作部本体4は第3図で示すように
複数の部材、つまり、この実施例ではそれぞれ金
属製の地板56、一対のフレーム57および筒体
58とから構成されている。さらに述べれば、地
板56の挿入部1側の端部に一対の折曲片部5
9,59を形成し、この各折曲片部59,59に
対して一対のフレーム57,57の各一端のねじ
止め連結するとともに、上記フレーム57,57
の各他端を筒体58の側面にねじ止め連結してあ
る。上記地板56はケーシング本体6と把持カバ
ー7にわたつて配置され、フレーム57,57は
把持カバー7内に配置され、また、筒体58は把
持カバー7の先端開口部分から延出して突き出す
ように配置される。そして、第8図で示すように
上記筒体58には前記三方管継手52が止めねじ
61,61により取付け固定されている。また、
筒体58の延出先端には挿入部1の可撓管の基端
62が止めリング63により連結される。さら
に、筒体58には接続管64を介して比較的硬性
の弾性材料からなる折止め65が接続されてい
る。また、筒体58の外周には筒状の水密カバー
66が被嵌されており、この水密カバー66の一
端は前記把持カバー7の開口端に一部入り込んで
水密的に接続されている。水密カバー66の他端
は折止め65の端面に接合している。なお、上記
水密カバー66と把持カバー7の接合部間、水密
カバー66と筒体58との挿入部1側の接合部
間、筒体58と挿入部1の基端との間にはそれぞ
れリング状の弾性パツキング67…が介在してい
て、その各間の水密性を確保するようになつてい
る。
さらに、上記把持カバー7の挿入部1側の開口
部の内周面には第8図で示すようにその全周にわ
たつて中心方向に突き出す環状の突条部からなる
受け部68が形成されている。そして、この受け
部68は後述する押圧部材としての締付け部材7
1,71によつて把持カバー7側へ押圧するよう
になつている。つまり、受け部68には前記筒体
58の周面に形成したおねじ69に螺合したナツ
ト状の締付け部材71,71が当り、締付け部材
71,71を把持カバー7側へ進めることにより
その把持カバー7を押圧できるとともに、その反
作用として操作部本体4を引つ張れるようになつ
ている。
一方、操作部本体4の他端は後述する連結手段
でケーシング本体6に連結されている。つまり、
地板56の接眼部8側端は一対の部材、たとえば
金属体72,73を利用してケーシング本体6の
側壁74に取付け固定される。すなわち、一対の
金属体72,73で側壁74を挾み込み、この三
者を貫通する止めねじ75…とナツト76…とで
締め付け固定するようになつている。
なお、内側の金属体72はその一辺部に形成し
た片部77,77を地板56にねじ止めしてあ
る。また、第12図で示すように外側の金属体7
3にはこれを利用して接眼部8の部品が組み付け
られている。
さらに、ケーシング5のケーシング本体6と把
持カバー7とは第9図で示すように連結されてい
る。すなわち、ケーシング本体6にはその接合端
面78から把持カバー7側へ突き出すとともに把
持カバー7の開口部形状に対応した突起79が形
成されていて、この突起79は把持カバー7の開
口端に嵌め込まれるようになつている。また、突
起79を嵌め込む把持カバー7の開口内周部分は
その突起79の厚さ分に応じて大径に形成されて
段部80を形成している。この段部80の立上り
壁先端にはケーシング本体6側に突き出す突部8
0aが形成され、また、突起79の先端にもそれ
に対応して突部79aが形成されている。そし
て、各突部79a,80aは段部80の底面側を
それぞれ斜面としてなり、これらに囲まれる空間
部にリング状の弾性パツキング81を嵌め込むよ
うになつている。
一方、上記操作部本体4の地板56には第9図
で示すように操作機構としての湾曲操作機構が取
り付けられている。すなわち、上記地板56の、
ケーシング本体6内に位置する一端側上面には軸
82の固定部82aが設けられ、軸82は突設さ
れていて、この軸82には内側スリーブ83と外
側スリーブ84とが回転自在に被嵌されている。
各スリーブ83,84の一端は上記軸82の軸方
向に上下に位置して回転自在に設けられた一対の
スプロケツト85,85(一方のみ図示)にそれ
ぞれ係合し、他端はケーシング本体6から突出し
て上記湾曲操作ノブ12,12(一方のみ図示)
にそれぞれ連結されている。また、上記地板56
の把持カバー7内に突出した他端側上面には、断
面U字状の隔壁部材86がその中間辺を介して押
え板87により基板56の長手方向に沿つて取付
け固定されている。そして、この隔壁部材86の
両側辺外側には、仕切壁88…によつて上下2段
に通路89…が区画形成されている。上記仕切壁
88…は通路89…の幅方向において内側仕切壁
88aと外側仕切壁88bとに分割されていて、
各仕切壁88a,88bはその長手方向中途部と
スプロケツト85側の端部とが基板56に立設さ
れた第1、第2の支持部90a,90に支持固定
されている。
上記隔壁部材86の反スプロケツト85側の端
面には取付板91が立設されていて、この取付板
91には隔壁部材86よりも幅寸法が大きい平板
状の保持部材92が接合固定されている。この保
持部材92の幅方向両端にはそれぞれ上記通路8
9…と対応して2個づつ切欠93…が形成されて
いる。この切欠93には、軸方向中途部に小径な
段部94aが形成された中空筒状の規制部材94
がその段部94aを係合させて軸方向の動きが規
制された状態で設けられている。この規制部材9
4は、上記外側仕切壁88bの端部によつて上記
切欠93から外れないよう保持されている。さら
に、規制部材94には、挿入部1の全長にわたつ
て挿通された密巻きコイルなどからなる可撓性の
ワイヤガイドパイプ95がその基端部を嵌入して
ろう材96aによりろう付け固定されている。上
記ワイヤガイドパイプ95にはワイヤ96が挿通
されている。このワイヤ96の先端は上記湾曲部
を構成するコマ(図示せず)に連結固定され、基
端側は上記通路89に導かれている。通路89に
導かれたワイヤ96の基端には連結部材97が連
結され、この連結部材97には中途部を上記スプ
ロケツト85に係合させたチエーン98の端部が
連結されている。上記連結部材97にはワイヤ9
6の軸線に対して直交する状態で衝突部材99が
植設されている。この衝突部材99の一部は上記
地板56の幅方向外側に向つて突出していて、こ
の突出部分の外周面はその端面とで鋭角をなす斜
面100に形成されている。
一方、地板56に立設された第1の支持部90
aと第2の支持部90との間にはこの地板56の
一部あるいは別部材をL字状に折曲形成した壁部
101が設けられている。この壁部101の地板
56の幅方向に沿う一辺には支持孔102が穿設
され、この支持孔102には、ねじ部103aと
頭部103bとの間に受け部103cを有するね
じ103がその受け部103cを介して回転自在
に支持されている。すなわち、このねじ103は
その軸線をワイヤ96の軸線と平行かつワイヤ9
6の軸線よりも地板56の幅方向外側に位置させ
て設けられ、ねじ部103aの末端は第2の支持
部90に形成された支持孔104に係合させてい
る。このねじ103のねじ部103aにはストツ
パ105が螺着されている。このストツパ105
の高さ寸法は、上記通路89の高さ寸法よりもわ
ずかに小さく形成されているので、ねじ103を
回転させるとストツパ105は回転せずに上記通
路89を進退するようになつている。なお、ねじ
103が設けられた部分の通路89は、外側仕切
壁88bによつて区画形成されている。上記スト
ツパ105の隔壁部材86側に向いた一側には、
上記衝突部材99の斜面100と対応する角度を
なした斜面106が形成されていて、このストツ
パ105の斜面106に衝突部材99の斜面40
が衝突してワイヤ96の走行、すなわち、湾曲部
の上下左右方向の最大湾曲角度が規制されるよう
になつている。
一方、上記ねじ103の頭部103bには、そ
の径方向に貫通した係合孔107が穿設されてい
る。この係合孔107には線材を波形状に曲成し
てなる係止ばね108が一端を係合させて設けら
れている。また、この係止ばね108は圧縮され
た状態でその他端を上記第1の支持部90aに圧
接させている。したがつて、上記ねじ103は係
止ばね108により回転が規制され、かつ頭部1
03bの端面が係止ばね108の復元力で壁部1
01の側面に圧接させられて支持孔102から抜
け出る方向の動きが規制されている。
このように構成された湾曲操作機構において、
挿入部1の湾曲部を湾曲させるために湾曲操作ノ
ブ12によつてスプロケツト85を回転させ、チ
エーン98を走行させると、地板56の幅方向に
おける一方の通路89側のワイヤ96がけん引さ
れ、他方の通路89側のワイヤ96が押される。
したがつて、上記湾曲部はけん引されるワイヤ9
6の方向に湾曲させられることになる。そして、
ワイヤ96がさらにけん引されると、このワイヤ
96の基端とチエーン98とを連結した連結部材
97に設けられた衝突部材99の斜面100がス
トツパ105の斜面106に衝突するから、ワイ
ヤ96をそれ以上けん引することができなくな
る。すなわち、湾曲部の最大湾曲角度が上記スト
ツパ105によつて規制される。また、ストツパ
105に衝突部材99が衝突することにより、こ
のストツパ105を介してねじ103は第2の支
持部90側に押圧される。しかしながら、このね
じ103はその頭部103bの端面が壁部101
の側面に当接し、この当接によつてストツパ10
5とともに軸方向にずれ動くことが防止されるの
で、湾曲部の最大湾曲角度が初めの設定角度より
も大きくなるという危険がない。
一方、湾曲部の最大湾曲角度を変えるには、第
1の支持部90aとねじ103の頭部103bの
係合孔107との間に圧縮状態で設けられた係止
ばね108をさらに圧縮することにより取り外
す。つぎに、ねじ103を回転させてストツパ1
05を第2の支持部90側にずらしてから、湾曲
操作ノブ12を回転操作して湾曲部を所定の湾曲
角度になるまで湾曲させる。この状態で上記湾曲
操作ノブ12を固定しておき、ストツパ105の
斜面106が衝突部材99の斜面100に当接す
るまで上記ねじ103を先程と逆方向に回転させ
る。ついで、第1の支持部90aとねじ103の
頭部103bの係合孔107との間に係止ばね1
08を再び設ければ、ストツパ105がねじ10
3を介して所定位置に固定されることになるの
で、このストツパ105によつて湾曲部の最大湾
曲角度が設定されることになる。
上記係合孔107に係止ばね108の端部を係
合させるには、ねじ108を所定の位置からわず
かに回転させなければならないことが生じるが、
ねじ103のピツチを十分小さくしておけば、こ
のねじ103のわずかな回転によつてストツパ1
05はほとんど動かないから、湾曲部の最大湾曲
角度に、影響を及ぼすことがない。
ところで、上記各第1の支持部90,90の突
出先端には第11図および第13図で示すように
それぞれたわみ防止用のストツパとしてのストツ
パ部材111,112が取り付けられている。こ
の各たわみ防止用のストツパ部材111,112
はいずれも合成樹脂材料によつて形成され、支持
部90,90に形成したねじ孔104に螺合する
ことにより取り付けられている。そして、このた
わみ防止用ストツパ用材111,112はケーシ
ング5の内壁面、この実施例ではケーシング本体
6の内壁面に当接している。また、第4図で示す
ようにこのたわみ防止用ストツパ部材111,1
12側とは反対側に位置して地板66には別のた
わみ防止用のストツパとしてのストツパ片113
がねじ止め固定されていて、このストツパ片11
3は第13図で示すようにケーシング本体6の内
壁面(上記たわみ防止用ストツパ部材111,1
12の当接する側の内壁面とは反対側の内壁面)
に当接するようになつている。なお、このたわみ
防止用ストツパ部材111,112およびストツ
パ片113は第13図で示すように地板56の板
面に直交する平面上にほぼ(実質的に)配置され
ることが望ましい。また、湾曲操作機構の操作時
にその操作部本体4がたわんでふくらむ側にスト
ツパ片113を設け、さらに、上記たわみ防止用
ストツパ部材111,112を設けた。そして、
このたわみ防止用ストツパ部材111,112と
ストツパ片113の各先端を常時ケーシング本体
6の内壁に突き当るように設けている。このた
め、その湾曲操作時などにおいて操作部本体4、
特に地板56がたわもうとしてもこれが防止され
る。もちろん、このたわみの防止は後述するよう
にこの操作部本体4に引張り力が作用しているこ
とによる効果もあるが、そのストツパ部材11
1,112およびストツパ片113によつて完全
に防止できることになる。そして、このことによ
り操作部本体4をより薄くかつコンパクトに構成
することが可能となる効果も生じる。もつとも、
ストツパ部材111,112およびストツパ片1
13はケーシング本体6に対して当接によるきわ
めてわずかな応力がかかるのみで、不都合な集中
応力がかからない。なお、この実施例のようにケ
ーシング本体6の内壁に対してたわみ防止用スト
ツパ部材111,112およびストツパ片113
は常に密着して当接させておく必要は必ずしもな
く、操作部本体4がわずかにたわんだとき当接す
る程度の距離をもたしておいてもよい。
しかして、上記操作部2の組立て構造は中空箱
状のケーシング本体6と筒状の把持カバー7とを
接合して全体として筒状のケーシング5を形成す
るとともに、このケーシング5の内部に操作部本
体4を挿入配置し、この操作部本体4に引張り力
を与えるようにして上記ケーシング5の両端をそ
の操作部本体4に支持させたものである。つま
り、操作部本体4の接眼部8側の端部は一対の金
属体72,73を利用してケーシング本体6の側
壁74に取付け固定される。操作部本体4の挿入
部1側の端部の筒体58は締付け部材71を把持
カバー7の受け部68に押し付ける状態で支持さ
れ、その操作部本体4は引張り力を受ける一方、
ケーシング5はその反作用として圧縮力を受け
る。そして、ケーシング本体6と把持カバー7と
の間ではこの間に介在する弾性パツキング81を
圧縮し、水密性を確保している。
ところで、上記ケーシング5は圧縮によるたわ
み、座屈および曲げに対して抵抗するが、特に操
作部2の最外殻を占めて中空箱状および筒状に形
成されているので、薄肉に形成しても断面係数が
大きい。したがつて、ケーシング5を細くかつ軽
くできるとともに、圧縮および曲げに対して強
い。一方、操作部本体4は引張り力を受ける構成
であるので、たとえば金属などで形成して薄くか
つ細くできる。つまり、操作部本体4は薄く細く
しても引張り力に対しては充分な強度をもたせ得
るので、それだけ操作部本体4をコンパクトに構
成できる。また、操作部本体4は常時引張り応力
をもつているので、操作部2に圧縮力が働くと
き、これを相殺する。しかも、操作部本体4は常
時引張り応力をもつので、これがない場合に比べ
て曲げに対する抵抗力が強い。
また、ケーシング本体6と把持カバー7とがそ
れらの当接面において第14図中2点鎖線で示す
ように片側が離れて曲折しようとする場合、操作
部本体4が曲りかつ長さが伸びること(QP<
QR)が必要となるが、前述したように上記構造
にあつては操作部本体4の曲がりおよび伸びは少
ないので、その変化を抑制する。したがつて、ケ
ーシング本体6と把持カバー7との間の折曲も防
止される。以上の各作用により操作部2は引張り
に対して十分な強度を有するとともに細くかつ軽
く構成できるのみならず、圧縮や曲げに対しても
十分な強度が得られる。従来構造では圧縮および
曲げに対して十分な強度を得ようとすると、その
操作部2が太く重くなるとともに引張りに対して
過剰な強度を有して無駄を生じていたが、上記構
造では断面積および重量の配分を圧縮および曲げ
に対する強度を得るのに都合の悪い操作部本体4
の分を減らして最外殻のケーシングの分を増すこ
とにより引張り、圧縮および曲げに対する強度を
バランスさせながら操作部2を細くかつ軽く、ま
た十分な強度を有する構成を実現したのである。
さらに、上記組立て構造においてはケーシング
本体6を取り外すと、その内蔵物の結合部が露出
するので、これらの組立て作業性がよい。また、
ケーシング本体6と把持カバー7との間における
シール部分は単純なリング状の接合部分として構
成しやすいので、その部分のシール構造が簡単か
つ確実である。しかも、ケーシング本体6と把持
カバー7の組み付けは締付け部材71による圧接
でよいので、ビス孔等の余計な貫通孔がなく、こ
のためシール性が高まり、また、貫通孔とビスと
の偏心によるかじりがないので、たとえば合成樹
脂を用いやすいとともに、モールド成形すれば安
価に製作できる。
なお、上記構成においては特に操作部本体4は
比較的面積の大きい一対の部材としての金属体7
2,73でケーシング本体6の側壁74を挾み込
んで固定するので、その固定が確実かつ強固であ
るとともに、そのケーシング本体6への応力集中
が少なく、かつ耐久性がよくなる。
また、湾曲操作時、湾曲操作用ワイヤガイドパ
イプ95の基端の固定部と湾曲ワイヤ進退手段の
固定部との間において操作部本体4には圧縮およ
び曲げ力が作用するが、もともと引張り応力を有
しているこの部分に作用するので圧縮力は引張り
力と相殺され、曲げ力に対する抵抗力が強い。
以上説明したように本発明によれば、操作部を
軽量で細くできるとともに圧縮や曲げなどにも強
い耐久性のよい構造とすることができる。特に、
たわみ防止用のストツパにより操作機構の操作時
などにおいても操作部本体のたわみを防止できる
ため、このことからもその操作部本体を薄くコン
パクトに形成することが可能となる。さらに、本
発明によれば操作部の組立て作業性がよく、かつ
シール性能がよくできるとともに、安価に製作で
きるなど種々の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内視鏡における操作部の横断面
図、第2図ないし第14図は本発明の一実施例を
示すもので、第2図はその内視鏡の概略的な斜視
図、第3図は操作部本体の斜視図、第4図はその
操作部本体を反対裏側から見た斜視図、第5図は
操作部に対するライトガイドケーブルの接続構造
部分の断面図、第6図は第5図中−線に沿う
断面図、第7図はチヤンネル口体の部分を示す断
面図、第8図は操作部と挿入部との接続部分の断
面図、第9図は操作部の断面図、第10図はその
操作部の内部機構の横断面図、第11図は同じく
その側断面図、第12図は操作部と接眼部との接
続部の断面図、第13図はケーシングの横断面
図、第14図は同じくケーシングの作用を示す説
明図である。 2……操作部、4……操作部本体、5……ケー
シング、6……ケーシング本体、7……把持カバ
ー、56……地板、57……フレーム、58……
筒体、68……受け部、69……おねじ、71…
…締付け部材、72……内側の金属体、73……
外側の金属体、111……たわみ防止用ストツパ
部材、112……たわみ防止用ストツパ部材、1
13……ストツパ片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 湾曲操作機構を保持する細長い板状部を有す
    る操作部本体4と、この操作部本体を内包する筒
    状のケーシング5とを有した内視鏡であつて、 このケーシングの一端部と上記操作部本体の長
    手方向の一端部とを連結する連結手段と、 上記ケーシングの他端部に設けられる受け部6
    8と、 上記受け部と当接し上記受け部を上記連結部に
    向かつて押圧した状態で上記操作部本体の他端部
    に固定される押圧部材71と、 を有したことを特徴とする内視鏡。 2 湾曲操作機構を保持する細長い板状部を有す
    る操作部本体4と、この操作部本体を内包する筒
    状のケーシング5とを有した内視鏡であつて、 このケーシングの一端部と上記操作部本体の長
    手方向の一端部とを連結する連結手段と、 上記ケーシングの他端部に設けられる受け部6
    8と、 上記受け部と当接し上記受け部を上記連結部に
    向かつて押圧した状態で上記操作部本体の他端部
    に固定される押圧部材71と、 上記操作部本体の板状部の表裏面の少なくとも
    一方と上記ケーシングの内面との間に設けられ両
    者の間隔を規制するストツパと を有したことを特徴とする内視鏡。
JP57143682A 1982-08-09 1982-08-19 内視鏡 Granted JPS5934238A (ja)

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JP57143682A JPS5934238A (ja) 1982-08-19 1982-08-19 内視鏡
DE8383107511T DE3375430D1 (en) 1982-08-09 1983-07-29 Endoscope
EP83107511A EP0100977B1 (en) 1982-08-09 1983-07-29 Endoscope
US06/519,741 US4552129A (en) 1982-08-09 1983-08-02 Endoscope

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