JPH0243076Y2 - - Google Patents
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- JPH0243076Y2 JPH0243076Y2 JP1985162051U JP16205185U JPH0243076Y2 JP H0243076 Y2 JPH0243076 Y2 JP H0243076Y2 JP 1985162051 U JP1985162051 U JP 1985162051U JP 16205185 U JP16205185 U JP 16205185U JP H0243076 Y2 JPH0243076 Y2 JP H0243076Y2
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- conductive plate
- armature
- movable contact
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は車両のエンジン始動回路等に組み込み
使用される電磁スイツチに関する。
使用される電磁スイツチに関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題)
車両のエンジン始動回路に組み込み使用される
電磁スイツチとして、復帰ばねによりソレノイド
の吸着面から離間する方向に付勢されたアーマチ
ユアの先端に、該アーマチユアと一体的に作動す
る薄板の板ばねを配設し、且つ該板ばねの先端に
可動接点を設け、前記ソレノイドの励磁により前
記アーマチユアを復帰ばねの付勢力に抗して吸引
することにより、前記可動接点を前記固定接点に
接触させて前記エンジン始動回路を閉成するよう
にしたものが、例えば特開昭52−3143号公報等に
開示の如く公知である。
電磁スイツチとして、復帰ばねによりソレノイド
の吸着面から離間する方向に付勢されたアーマチ
ユアの先端に、該アーマチユアと一体的に作動す
る薄板の板ばねを配設し、且つ該板ばねの先端に
可動接点を設け、前記ソレノイドの励磁により前
記アーマチユアを復帰ばねの付勢力に抗して吸引
することにより、前記可動接点を前記固定接点に
接触させて前記エンジン始動回路を閉成するよう
にしたものが、例えば特開昭52−3143号公報等に
開示の如く公知である。
斯かる従来の電磁スイツチにあつては、経時に
伴い前記可動接点と前記固定接点とが互いに接触
することによつて摩耗しても、該可動接点の固定
接点に対する接触圧を板厚の薄い板ばねのばね力
によつて補正することができるようになつてい
る。しかしながら、スタータモータの始動時に電
磁スイツチには大容量の電流が流れものであり、
上述した如く従来の電磁スイツチにおける可動接
点の接触圧補正用の板ばねは薄板であるから、発
熱し易く、その発熱によりばね定数が変化するこ
とによつて前記接触圧を補正するためのばね効果
が失われてしまう。これに対処するためには板ば
ねの板厚を厚くする等、大型化しなければならな
いという問題点があつた。
伴い前記可動接点と前記固定接点とが互いに接触
することによつて摩耗しても、該可動接点の固定
接点に対する接触圧を板厚の薄い板ばねのばね力
によつて補正することができるようになつてい
る。しかしながら、スタータモータの始動時に電
磁スイツチには大容量の電流が流れものであり、
上述した如く従来の電磁スイツチにおける可動接
点の接触圧補正用の板ばねは薄板であるから、発
熱し易く、その発熱によりばね定数が変化するこ
とによつて前記接触圧を補正するためのばね効果
が失われてしまう。これに対処するためには板ば
ねの板厚を厚くする等、大型化しなければならな
いという問題点があつた。
(考案の目的)
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、可
動接点の接触圧補正用の板ばねを大型化すること
なく、該板ばねのばね定数を一定に保ち、可動接
点の固定接点に対するる接触圧を一定に保つよう
にした電磁スイツチを提供することを目的とす
る。
動接点の接触圧補正用の板ばねを大型化すること
なく、該板ばねのばね定数を一定に保ち、可動接
点の固定接点に対するる接触圧を一定に保つよう
にした電磁スイツチを提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため本考案においては、ソ
レノイドを囲繞するヨークに基端が支持され且つ
先端側が付勢手段にて該ソレノイドの吸着面から
離間する方向に付勢されたアーマチユアの上面
に、先端に可動接点部材を設けた導電板を配設
し、前記アーマチユアに連動して前記可動接点部
材を固定接点部材に当接または離間させて回路を
閉成または開成させるようにした電磁スイツチに
おいて、前記可動接点部材を、前記導電板に固定
すると共に前記アーマチユアの先端側に前記固定
接点部材と接離する方向に移動自在に配設し、更
に、前記導電板に前記可動接点部材が前記固定接
点部材に当接する方向に付勢されるばね力を付与
すると共に、該導電板を、前記アーマチユアに対
して接離自在となし且つその基端を外部接続端子
に接続保持してなり、前記ソレノイドの励磁によ
り前記アーマチユアの上面と前記導電板の下面と
が離間して前記固定接点部材に該導電板のばね力
のみが作用するようにしたことを特徴とするもの
である。
レノイドを囲繞するヨークに基端が支持され且つ
先端側が付勢手段にて該ソレノイドの吸着面から
離間する方向に付勢されたアーマチユアの上面
に、先端に可動接点部材を設けた導電板を配設
し、前記アーマチユアに連動して前記可動接点部
材を固定接点部材に当接または離間させて回路を
閉成または開成させるようにした電磁スイツチに
おいて、前記可動接点部材を、前記導電板に固定
すると共に前記アーマチユアの先端側に前記固定
接点部材と接離する方向に移動自在に配設し、更
に、前記導電板に前記可動接点部材が前記固定接
点部材に当接する方向に付勢されるばね力を付与
すると共に、該導電板を、前記アーマチユアに対
して接離自在となし且つその基端を外部接続端子
に接続保持してなり、前記ソレノイドの励磁によ
り前記アーマチユアの上面と前記導電板の下面と
が離間して前記固定接点部材に該導電板のばね力
のみが作用するようにしたことを特徴とするもの
である。
(作用)
ソレノイドが励磁すると、アーマチユアが吸引
されてその上面が導電板の下面から離間し、導電
板が自身のばね力で固定接点部材側に変位し、こ
れに固定された可動接点部材が固定接点部材に当
接して閉成状態となり、このとき導電板のばね力
のみが可動接点部材の固定接点部材に対する接触
圧として作用する。
されてその上面が導電板の下面から離間し、導電
板が自身のばね力で固定接点部材側に変位し、こ
れに固定された可動接点部材が固定接点部材に当
接して閉成状態となり、このとき導電板のばね力
のみが可動接点部材の固定接点部材に対する接触
圧として作用する。
(実施例)
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図及び第2図は本考案に係る電磁スイツチ
の縦断面図及び上面図であり、両図中1は電磁ス
イツチで、これはケーシング2内に形成された凹
部2cに電磁スイツチ本体部(以下単に本体部と
いう)3を収納して成り、ケーシング2の凹部2
cの上面は蓋部材5により閉塞されている。
の縦断面図及び上面図であり、両図中1は電磁ス
イツチで、これはケーシング2内に形成された凹
部2cに電磁スイツチ本体部(以下単に本体部と
いう)3を収納して成り、ケーシング2の凹部2
cの上面は蓋部材5により閉塞されている。
ケーシング2は、例えばポリブチレンテレフタ
レート(PBT)等の耐熱合成樹脂か成るもので、
上面が開口する凹部2cが長手方向略半分に亘つ
て形成されている。ケーシング2の長手方向一端
面外方には、図示しないバツテリの陰極端子に支
持される支持片2aが略水平に延出されている。
ケーシング2の長手方向他端面には溝2bが開口
されている。
レート(PBT)等の耐熱合成樹脂か成るもので、
上面が開口する凹部2cが長手方向略半分に亘つ
て形成されている。ケーシング2の長手方向一端
面外方には、図示しないバツテリの陰極端子に支
持される支持片2aが略水平に延出されている。
ケーシング2の長手方向他端面には溝2bが開口
されている。
本体部3は前記バツテリ側に電気的に接続され
る取付端子(外部接続端子)7と、図示しないス
タータモータ回路側に電気的に接続される固定接
点部材8と、ソレノイド11と、アーマチユア1
5と、導電板16と、可動接点部材17とを主要
構成要素としている。
る取付端子(外部接続端子)7と、図示しないス
タータモータ回路側に電気的に接続される固定接
点部材8と、ソレノイド11と、アーマチユア1
5と、導電板16と、可動接点部材17とを主要
構成要素としている。
取付端子7は細長い導電性金属板を折曲形成し
て成るもので、その長手方向一端に設けられた略
水平な第1接続端子7aと、該第1接続端子7a
に連設される第1の水平壁7bと、該第1の水平
壁7bに連設され且つ略垂直下方に立ち下がる第
1の垂直壁7cを介して連設された略水平の第2
の水平壁7dと、該第2の水平壁7dの端部に略
垂直上方に立ち上がる第2の垂直壁7eを介して
連設された保持端子7fと、該第2の水平壁7d
の長手方向略中間部に位置して略垂直上方に向け
て連設された第2接続端子7gとを有している。
保持端子7fの上面両側には、導電板16を支持
するための溝7h′を有する突起部7hが夫々形成
されている。取付端子7の第1接続端子7aは、
ケーシング2の長手方向一端面よ外方に突出され
ている。第1の水平壁7b、第1の垂直壁7c、
第2の水平壁7d、第2の垂直壁7e、第2接続
端子7g及び保持端子7fは、ケーシング2の内
方に位置している。第1の水平壁7bから第2の
垂直壁7eまでの連設部は、溝2bを介してケー
シング2内に収納保持され、且つ電気絶縁処理も
施されている。取付端子7の第2接続端子7g
は、後述するヒユーズ装置4を介して車両の電気
負荷側端子20の一端20aに電気的に接続さ
れ、該電気負荷側端子20の他端20bは、ケー
シング2の長手方向略中間部上面外方に突出され
ている。取付端子7の保持端子7fは、ケーシン
グ2の凹部2cの底壁上面に載置固定されてい
る。
て成るもので、その長手方向一端に設けられた略
水平な第1接続端子7aと、該第1接続端子7a
に連設される第1の水平壁7bと、該第1の水平
壁7bに連設され且つ略垂直下方に立ち下がる第
1の垂直壁7cを介して連設された略水平の第2
の水平壁7dと、該第2の水平壁7dの端部に略
垂直上方に立ち上がる第2の垂直壁7eを介して
連設された保持端子7fと、該第2の水平壁7d
の長手方向略中間部に位置して略垂直上方に向け
て連設された第2接続端子7gとを有している。
保持端子7fの上面両側には、導電板16を支持
するための溝7h′を有する突起部7hが夫々形成
されている。取付端子7の第1接続端子7aは、
ケーシング2の長手方向一端面よ外方に突出され
ている。第1の水平壁7b、第1の垂直壁7c、
第2の水平壁7d、第2の垂直壁7e、第2接続
端子7g及び保持端子7fは、ケーシング2の内
方に位置している。第1の水平壁7bから第2の
垂直壁7eまでの連設部は、溝2bを介してケー
シング2内に収納保持され、且つ電気絶縁処理も
施されている。取付端子7の第2接続端子7g
は、後述するヒユーズ装置4を介して車両の電気
負荷側端子20の一端20aに電気的に接続さ
れ、該電気負荷側端子20の他端20bは、ケー
シング2の長手方向略中間部上面外方に突出され
ている。取付端子7の保持端子7fは、ケーシン
グ2の凹部2cの底壁上面に載置固定されてい
る。
固定接点部材8は導電性金属板から成り、その
長手方向一端側に設けられた第3接続端子8a
と、他端側に第3接続端子8aと連設して設けら
れた固定接点8bとを有している。固定接点部材
8の長手方向略中間部より他端側、即ち、固定接
点8bが、ケーシング2の凹部2c内方に位置し
て、この凹部2cの底壁上面に載置固定されてい
る。また、固定接点部材8の長手方向略中間部よ
り一端側、即ち、第3接続端子8aはケーシング
2の孔2dを介してその外方に突出し、コード
(図示せず)を介して前記スタータモータ回路側
の接続端子(図示せず)に接続されている。
長手方向一端側に設けられた第3接続端子8a
と、他端側に第3接続端子8aと連設して設けら
れた固定接点8bとを有している。固定接点部材
8の長手方向略中間部より他端側、即ち、固定接
点8bが、ケーシング2の凹部2c内方に位置し
て、この凹部2cの底壁上面に載置固定されてい
る。また、固定接点部材8の長手方向略中間部よ
り一端側、即ち、第3接続端子8aはケーシング
2の孔2dを介してその外方に突出し、コード
(図示せず)を介して前記スタータモータ回路側
の接続端子(図示せず)に接続されている。
ソレノイド11は、コイル11aを巻回したボ
ビン10と、このボビン10内に嵌挿された鉄心
12と、ボビン10の両側に配設されたヨーク
9,9′とからなり、鉄心12の上端面とヨーク
9,9′の上端面とは略同一高さとなつている。
ソレノイド11は、凹部2c内に組み込み収納さ
れた状態でケーシング2の長手方向略中間部より
他端側に配設されている。ソレノイド11のコイ
ル11aの端末は、2個のコイル端子21,21
に接続端子22,22を介して接続されている。
これら両コイル端子21,21の上端はケーシン
グ2の上面外方に突出しており、一方のコイル端
子21の突出端は、コード(図示せず)を介して
前記スタータモータ回路に接続され、他方のコイ
ル端子21の突出端は、コード及びスタータスイ
ツチを介してメインスイツチ(いずれも図示せ
ず)の負荷側回路に接続される。
ビン10と、このボビン10内に嵌挿された鉄心
12と、ボビン10の両側に配設されたヨーク
9,9′とからなり、鉄心12の上端面とヨーク
9,9′の上端面とは略同一高さとなつている。
ソレノイド11は、凹部2c内に組み込み収納さ
れた状態でケーシング2の長手方向略中間部より
他端側に配設されている。ソレノイド11のコイ
ル11aの端末は、2個のコイル端子21,21
に接続端子22,22を介して接続されている。
これら両コイル端子21,21の上端はケーシン
グ2の上面外方に突出しており、一方のコイル端
子21の突出端は、コード(図示せず)を介して
前記スタータモータ回路に接続され、他方のコイ
ル端子21の突出端は、コード及びスタータスイ
ツチを介してメインスイツチ(いずれも図示せ
ず)の負荷側回路に接続される。
アーマチユア15は、その基端側略中央に穿設
された角孔(図示せず)を、一方のヨーク9′の
上端に形成された突部(図示せず)に嵌合するこ
とによつて、一方のヨーク9′の上端に回動自在
に支持されている。このアーマチユア15の基端
は取付端子7の保持端子7fとわずかに離間して
対向している。アーマチユア15の先端は自由端
で、その略中央には孔15bが穿設されている。
このアーマチユア15の先端側の幅方向両側下面
には該アーマチユア15の先端側をソレノイド1
1から離間する方向(第1図及び第3図中上方
向)に付勢する戻しばね13,13′が配設され
ている。
された角孔(図示せず)を、一方のヨーク9′の
上端に形成された突部(図示せず)に嵌合するこ
とによつて、一方のヨーク9′の上端に回動自在
に支持されている。このアーマチユア15の基端
は取付端子7の保持端子7fとわずかに離間して
対向している。アーマチユア15の先端は自由端
で、その略中央には孔15bが穿設されている。
このアーマチユア15の先端側の幅方向両側下面
には該アーマチユア15の先端側をソレノイド1
1から離間する方向(第1図及び第3図中上方
向)に付勢する戻しばね13,13′が配設され
ている。
導電板16はアーマチユア15の上方に配設さ
れ、その基端を取付端子7の保持端子7fの突起
部7hの溝7h′に差し込み固定することにより、
この保持端子7fに支持されている。アーマチユ
ア15の基端近傍が、蓋部材5の下面所定箇所に
形成された突起部5aの溝に係合保持され、且つ
先端は自由端となつている。導電板16の先端略
中央部には孔16aが穿設されている。この導電
板16は、かかる取付状態において、その先端側
がソレノイド11に接近する方向(第1図及び第
3図中下方向)にばね力が付与されている。導電
板16のばね力はアーマチユア15の戻しばね1
3,13′のばね力(第1図及び第3図中上方向
への付勢力)よりも弱く設定されている。そし
て、スイツチ開成(オフ)時には第3図中実線で
示すように、導電板16の先端下面にアーマチユ
ア15の先端上面が当接するように戻しばね1
3,13′のばね力により押圧され、スイツチ閉
成(オン)時には第3図中二点鎖線で示すよう
に、戻しばね13,13′のばね力に抗してアー
マチユア15がソレノイド11に吸引され、該ア
ーマチユア15の先端上面が導電板16の先端下
面から離間する。導電板16は自身のばね力によ
りソレノイド11に接近する方向に変位し、これ
に伴い、導電板16の先端に取付固定された可動
接点部材17の大径部17aの下面が、固定接点
部材8の固定接点8bの上面に当接される。即
ち、取付端子7と固定接点部材8は可動接点部材
17を介して互いに電気的に導通される。
れ、その基端を取付端子7の保持端子7fの突起
部7hの溝7h′に差し込み固定することにより、
この保持端子7fに支持されている。アーマチユ
ア15の基端近傍が、蓋部材5の下面所定箇所に
形成された突起部5aの溝に係合保持され、且つ
先端は自由端となつている。導電板16の先端略
中央部には孔16aが穿設されている。この導電
板16は、かかる取付状態において、その先端側
がソレノイド11に接近する方向(第1図及び第
3図中下方向)にばね力が付与されている。導電
板16のばね力はアーマチユア15の戻しばね1
3,13′のばね力(第1図及び第3図中上方向
への付勢力)よりも弱く設定されている。そし
て、スイツチ開成(オフ)時には第3図中実線で
示すように、導電板16の先端下面にアーマチユ
ア15の先端上面が当接するように戻しばね1
3,13′のばね力により押圧され、スイツチ閉
成(オン)時には第3図中二点鎖線で示すよう
に、戻しばね13,13′のばね力に抗してアー
マチユア15がソレノイド11に吸引され、該ア
ーマチユア15の先端上面が導電板16の先端下
面から離間する。導電板16は自身のばね力によ
りソレノイド11に接近する方向に変位し、これ
に伴い、導電板16の先端に取付固定された可動
接点部材17の大径部17aの下面が、固定接点
部材8の固定接点8bの上面に当接される。即
ち、取付端子7と固定接点部材8は可動接点部材
17を介して互いに電気的に導通される。
可動接点部材17は、第1図及び第3図に示す
ように大径部17aとその上面に連設された小径
部17bとから成り、小径部17bの上端側周面
には、全周に亘つて環状溝17cが形成されてい
る。そして、この可動接点部材17の小径部17
bがアーマチユア15の孔15b内に軸方向(固
定接点部材8の固定接点8bと接離する方向)に
移動自在に嵌装されている。また、可動接点部材
17の環状溝17cが導電板16の孔16a内に
嵌合固定されている。そして、導電板16と可動
接点部材17とは一体的に連動し得るようになつ
ている。可動接点部材17の小径部17bの環状
溝17cの下端面と大径部17aの小端面17
a′との間の寸法d1は、アーマチユア15の厚さd2
よりも大きい値に設定されている。
ように大径部17aとその上面に連設された小径
部17bとから成り、小径部17bの上端側周面
には、全周に亘つて環状溝17cが形成されてい
る。そして、この可動接点部材17の小径部17
bがアーマチユア15の孔15b内に軸方向(固
定接点部材8の固定接点8bと接離する方向)に
移動自在に嵌装されている。また、可動接点部材
17の環状溝17cが導電板16の孔16a内に
嵌合固定されている。そして、導電板16と可動
接点部材17とは一体的に連動し得るようになつ
ている。可動接点部材17の小径部17bの環状
溝17cの下端面と大径部17aの小端面17
a′との間の寸法d1は、アーマチユア15の厚さd2
よりも大きい値に設定されている。
なお、可動接点部材17の大径部17a下面が
固定接点部材8の固定接点8b上面に当接した状
態において、ヨーク9,9′及び鉄心12の各上
端面より大径部17aの上端面17a′の方が低く
なるように設定されている。
固定接点部材8の固定接点8b上面に当接した状
態において、ヨーク9,9′及び鉄心12の各上
端面より大径部17aの上端面17a′の方が低く
なるように設定されている。
ヒユーズ装置4はケーシング2の上面のヒユー
ズガイド25に嵌装保持された複数のブレードヒ
ユーズ26a,26bを有している。メイン側の
ブレードヒユーズ26aの一方の接続端子26a1
には、車両の電気負荷側端子20の一端20aが
電気的に接続されている。そして、この電気負荷
側端子20の他端20bは、コード及びメインス
イツチ(共に図示せず)を介して車両の負荷側回
路に接続される。
ズガイド25に嵌装保持された複数のブレードヒ
ユーズ26a,26bを有している。メイン側の
ブレードヒユーズ26aの一方の接続端子26a1
には、車両の電気負荷側端子20の一端20aが
電気的に接続されている。そして、この電気負荷
側端子20の他端20bは、コード及びメインス
イツチ(共に図示せず)を介して車両の負荷側回
路に接続される。
ケーシング2を前記バツテリの上面の凹部(い
ずれも図示せず)に嵌合し、第1接続端子7aと
支持片2aの各孔を、前記バツテリの陽極端子及
び陰極端子にそれぞれ嵌合してボルト(いずれも
図示せず)にて締着することによつて、電磁スイ
ツチ1が前記バツテリの上面に取付固定される。
このような固定状態において、第1接続端子7a
は前記バツテリの陽極側に電気的に接続される。
一方、支持片2aは電気的な接点とはなつていな
い。
ずれも図示せず)に嵌合し、第1接続端子7aと
支持片2aの各孔を、前記バツテリの陽極端子及
び陰極端子にそれぞれ嵌合してボルト(いずれも
図示せず)にて締着することによつて、電磁スイ
ツチ1が前記バツテリの上面に取付固定される。
このような固定状態において、第1接続端子7a
は前記バツテリの陽極側に電気的に接続される。
一方、支持片2aは電気的な接点とはなつていな
い。
次に上記構成の電磁スイツチ1の動作について
説明する。
説明する。
エンジンを始動させる場合には、メインスイツ
チを閉成した後、スタータスイツチ(共に図示せ
ず)を操作して電磁スイツチ1のソレノイド11
を励磁すると、アーマチユア15が戻しばね1
3,13′のばね力に抗してソレノイド11に吸
引され、アーマチユア15の先端側上面が導電板
16の先端側下面から離間する。これにより、導
電板16は戻しばね13,13′のばね力から解
放され、自身のばね力のみによつて、その先端が
ソレノイド11に接近する方向に変位する。これ
により、アーマチユア15の先端に取り付けられ
た可動接点部材17の大径部(可動接点)17a
の下面が、固定接点部材8の固定接点8bの上面
に押圧されて当接する(第3図中二点鎖線で示す
状態)。この状態において、アーマチユア15の
先端側は、導電板16及び可動接点部材17のい
ずれにも当接していないため、可動接点部材17
には導電板16自身のばね力のみが負荷され、こ
の導電板16のばね力のみが可動接点部材17の
固定接点部材8に対する接触圧として作用する。
また、この導電板16の基端は、蓋部材5の突起
部5aの溝を介して取付端子7の保持端子7fに
支持されているため、ソレノイド11の発熱の影
響を受けず、従つて、導電板16のばね定数が変
化せず、常に一定のばね力が保たれる。
チを閉成した後、スタータスイツチ(共に図示せ
ず)を操作して電磁スイツチ1のソレノイド11
を励磁すると、アーマチユア15が戻しばね1
3,13′のばね力に抗してソレノイド11に吸
引され、アーマチユア15の先端側上面が導電板
16の先端側下面から離間する。これにより、導
電板16は戻しばね13,13′のばね力から解
放され、自身のばね力のみによつて、その先端が
ソレノイド11に接近する方向に変位する。これ
により、アーマチユア15の先端に取り付けられ
た可動接点部材17の大径部(可動接点)17a
の下面が、固定接点部材8の固定接点8bの上面
に押圧されて当接する(第3図中二点鎖線で示す
状態)。この状態において、アーマチユア15の
先端側は、導電板16及び可動接点部材17のい
ずれにも当接していないため、可動接点部材17
には導電板16自身のばね力のみが負荷され、こ
の導電板16のばね力のみが可動接点部材17の
固定接点部材8に対する接触圧として作用する。
また、この導電板16の基端は、蓋部材5の突起
部5aの溝を介して取付端子7の保持端子7fに
支持されているため、ソレノイド11の発熱の影
響を受けず、従つて、導電板16のばね定数が変
化せず、常に一定のばね力が保たれる。
上述のように可動接点部材17の大径部17a
が固定接点部材8の固定接点8bに押圧されて当
接することにより、導電板16を介して取付端子
7と固定接点部材8とが電気的に導通し、これに
より電磁スイツチ1が閉成される。この結果、前
記スタータモータ回路が閉成されてスタータモー
タ(共に図示せず)に前記バツテリの電気が供給
されて、スタータモータが駆動し、これによりエ
ンジンのクランク軸(共に図示せず)が駆動回転
されて該エンジンが始動される。
が固定接点部材8の固定接点8bに押圧されて当
接することにより、導電板16を介して取付端子
7と固定接点部材8とが電気的に導通し、これに
より電磁スイツチ1が閉成される。この結果、前
記スタータモータ回路が閉成されてスタータモー
タ(共に図示せず)に前記バツテリの電気が供給
されて、スタータモータが駆動し、これによりエ
ンジンのクランク軸(共に図示せず)が駆動回転
されて該エンジンが始動される。
エンジン始動後、スタータスイツチの押圧を解
除すると、ソレノイド11の励磁が解除されて、
戻しばね13,13′のばね力によつてアーマチ
ユア15の先端側上面が導電板16の先端側下面
に押圧され、更に、導電板16とアーマチユア1
5と可動接点部材17とが一体的に戻しばね1
3,13′のばね力によつて上方に変位して、第
3図中実線で示す如く、可動接点部材17の大径
部17aが固定接点部材8の固定接点8bから離
間して電磁スイツチ1が開成され、前記スタータ
モータへの通電が断たれる。このように、スイツ
チ開成(オフ)時においては、まず最初に、戻し
ばね13,13′のばね力によつてアーマチユア
15の先端上面が上動して導電板16の先端下面
に押圧され、その後、導電板16とアーマチユア
15と可動接点部材17とが一体的に戻しばね1
3,13′のばね力によつて上方に変位するため、
可動接点部材17と固定接点部材8との離間動作
がスムーズに行なわれ、開成動作が瞬時的に行な
われる。
除すると、ソレノイド11の励磁が解除されて、
戻しばね13,13′のばね力によつてアーマチ
ユア15の先端側上面が導電板16の先端側下面
に押圧され、更に、導電板16とアーマチユア1
5と可動接点部材17とが一体的に戻しばね1
3,13′のばね力によつて上方に変位して、第
3図中実線で示す如く、可動接点部材17の大径
部17aが固定接点部材8の固定接点8bから離
間して電磁スイツチ1が開成され、前記スタータ
モータへの通電が断たれる。このように、スイツ
チ開成(オフ)時においては、まず最初に、戻し
ばね13,13′のばね力によつてアーマチユア
15の先端上面が上動して導電板16の先端下面
に押圧され、その後、導電板16とアーマチユア
15と可動接点部材17とが一体的に戻しばね1
3,13′のばね力によつて上方に変位するため、
可動接点部材17と固定接点部材8との離間動作
がスムーズに行なわれ、開成動作が瞬時的に行な
われる。
なお、上記実施例においては、電磁スイツチ1
を、前記バツテリに設けられた凹部に組み付けた
構成としたので、特別に電磁スイツチ1を取り付
けるためのスペースを確保する必要がなく、その
分、他のエンジン付属部品の配置スペースを広く
とることができ、それら部品をレイアウトする上
で有利となる。
を、前記バツテリに設けられた凹部に組み付けた
構成としたので、特別に電磁スイツチ1を取り付
けるためのスペースを確保する必要がなく、その
分、他のエンジン付属部品の配置スペースを広く
とることができ、それら部品をレイアウトする上
で有利となる。
また、ケーシング2の外方に導出された第1接
続端子7aとケーシング2の支持片2aとを前記
バツテリの陽極、陰極端子に夫々ボルトにて締着
したため、このバツテリに電磁スイツチ1を固定
するための特別な部材、例えば、ブラケツト等を
設けることなく電磁スイツチ1を固定することが
可能となる。
続端子7aとケーシング2の支持片2aとを前記
バツテリの陽極、陰極端子に夫々ボルトにて締着
したため、このバツテリに電磁スイツチ1を固定
するための特別な部材、例えば、ブラケツト等を
設けることなく電磁スイツチ1を固定することが
可能となる。
(考案の効果)
以上詳述した如く本考案は、ソレノイドを囲繞
するヨークに基端が支持され且つ先端側が付勢手
段にて該ソレノイドの吸着面から離間する方向に
付勢されたアーマチユアの上面に、先端に可動接
点部材を設けた導電板を配設し、前記アーマチユ
アに連動して前記可動接点部材を固定接点部材に
当接または離間させて回路を閉成または開成させ
るようにした電磁スイツチにおいて、前記可動接
点部材を、前記導電板に固定すると共に前記アー
マチユアの先端側に前記固定接点部材と接離する
方向に移動自在に配設し、更に、前記導電板に前
記可動接点部材が前記固定接点部材に当接する方
向に付勢されるばね力を付与すると共に、該導電
板を、前記アーマチユアに対して接離自在となし
且つその基端を外部接続端子に接続保持してな
り、前記ソレノイドの励磁により前記アーマチユ
アの上面と前記導電板の下面とが離間して前記固
定接点部材に該導電板のばね力のみが作用するよ
うにしたことを特徴とするものである。
するヨークに基端が支持され且つ先端側が付勢手
段にて該ソレノイドの吸着面から離間する方向に
付勢されたアーマチユアの上面に、先端に可動接
点部材を設けた導電板を配設し、前記アーマチユ
アに連動して前記可動接点部材を固定接点部材に
当接または離間させて回路を閉成または開成させ
るようにした電磁スイツチにおいて、前記可動接
点部材を、前記導電板に固定すると共に前記アー
マチユアの先端側に前記固定接点部材と接離する
方向に移動自在に配設し、更に、前記導電板に前
記可動接点部材が前記固定接点部材に当接する方
向に付勢されるばね力を付与すると共に、該導電
板を、前記アーマチユアに対して接離自在となし
且つその基端を外部接続端子に接続保持してな
り、前記ソレノイドの励磁により前記アーマチユ
アの上面と前記導電板の下面とが離間して前記固
定接点部材に該導電板のばね力のみが作用するよ
うにしたことを特徴とするものである。
従つて、板ばね、即ち、板ばねである導電板を
大型化することなく、板ばねのばね定数を一定に
保ち、可動接点部材の固定接点部材に対する接触
圧を一定に保つことができるという効果を奏す
る。
大型化することなく、板ばねのばね定数を一定に
保ち、可動接点部材の固定接点部材に対する接触
圧を一定に保つことができるという効果を奏す
る。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案に係る電磁スイツチの縦断面図、第2図は第1
図の蓋部材を除去した上面図、第3図は第1図の
要部拡大図である。 1……電磁スイツチ、7……取付端子(外部接
続端子)、8……固定接点部材、11……ソレノ
イド、13,13′……戻しばね(付勢手段)、1
5……アーマチユア、16……導電板、17……
可動接点部材。
案に係る電磁スイツチの縦断面図、第2図は第1
図の蓋部材を除去した上面図、第3図は第1図の
要部拡大図である。 1……電磁スイツチ、7……取付端子(外部接
続端子)、8……固定接点部材、11……ソレノ
イド、13,13′……戻しばね(付勢手段)、1
5……アーマチユア、16……導電板、17……
可動接点部材。
Claims (1)
- ソレノイドを囲繞するヨークに基端が支持され
且つ先端側が付勢手段にて該ソレノイドの吸着面
から離間する方向に付勢されたアーマチユアの上
面に、先端に可動接点部材を設けた導電板を配設
し、前記アーマチユアに連動して前記可動接点部
材を固定接点部材に当接または離間させて回路を
閉成または開成させるようにした電磁スイツチに
おいて、前記可動接点部材を、前記導電板に固定
すると共に前記アーマチユアの先端側に前記固定
接点部材と接離する方向に移動自在に配設し、更
に、前記導電板に前記可動接点部材が前記固定接
点部材に当接する方向に付勢されるばね力を付与
すると共に、該導電板を、前記アーマチユアに対
して接離自在となし且つその基端を外部接続端子
に接続保持してなり、前記ソレノイドの励磁によ
り前記アーマチユアの上面と前記導電板の下面と
が離間して前記固定接点部材に該導電板のばね力
のみが作用するようにしたことを特徴とする電磁
スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985162051U JPH0243076Y2 (ja) | 1985-10-24 | 1985-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985162051U JPH0243076Y2 (ja) | 1985-10-24 | 1985-10-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6270332U JPS6270332U (ja) | 1987-05-02 |
JPH0243076Y2 true JPH0243076Y2 (ja) | 1990-11-16 |
Family
ID=31088940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985162051U Expired JPH0243076Y2 (ja) | 1985-10-24 | 1985-10-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0243076Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4821138U (ja) * | 1971-07-16 | 1973-03-10 |
-
1985
- 1985-10-24 JP JP1985162051U patent/JPH0243076Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6270332U (ja) | 1987-05-02 |
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