JPH0237963A - 通電加熱部材 - Google Patents
通電加熱部材Info
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- JPH0237963A JPH0237963A JP63104061A JP10406188A JPH0237963A JP H0237963 A JPH0237963 A JP H0237963A JP 63104061 A JP63104061 A JP 63104061A JP 10406188 A JP10406188 A JP 10406188A JP H0237963 A JPH0237963 A JP H0237963A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- film
- heating member
- plasma
- raw material
- Prior art date
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- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、導電性物質に通電し、ジュール熱を発生させ
、リード線等の被加工物を加工する通電加熱部材に関す
る。
、リード線等の被加工物を加工する通電加熱部材に関す
る。
(従来の技術)
近年、ファクトリ−オートメーションの進歩は著しい。
その−例として集積回路(IC)を基板にはんだ付けを
する装置がある。この装置ではFe、Mo、W、Ta、
Cu、Al、 ステンレスなどの導電性物質からなる母
材を加工した加熱部材に通電し、ジュール熱を発生させ
、前記加熱部材で一度に複数のリード線を基板に押付け
ることにより、はんだ付けを行っている。通常、ICは
二方又は四方にリード線が出ているので、加熱部材は二
個又は四個を平行あるいは四方取囲むように設置され、
電気的に直列に接続されている。並列でもよいが、この
場合には、装置全体で必要な電流の容量が多くなる。
する装置がある。この装置ではFe、Mo、W、Ta、
Cu、Al、 ステンレスなどの導電性物質からなる母
材を加工した加熱部材に通電し、ジュール熱を発生させ
、前記加熱部材で一度に複数のリード線を基板に押付け
ることにより、はんだ付けを行っている。通常、ICは
二方又は四方にリード線が出ているので、加熱部材は二
個又は四個を平行あるいは四方取囲むように設置され、
電気的に直列に接続されている。並列でもよいが、この
場合には、装置全体で必要な電流の容量が多くなる。
(発明が解決しようとする課8)
しかし導電性物質からなる加熱部材を直接ICのリード
線に接触させてはんだ付けを行うと基板の配線が直列に
接続された加熱部材同志を結ぶ箇所では、加熱部材から
基板の配線への電流の分流が起こり、基板の配線が切れ
るという不具合があった。
線に接触させてはんだ付けを行うと基板の配線が直列に
接続された加熱部材同志を結ぶ箇所では、加熱部材から
基板の配線への電流の分流が起こり、基板の配線が切れ
るという不具合があった。
本発明では、加熱部材の少なくともICのリード線に接
する部分に絶縁性被膜を被覆し、加熱部材から基板の回
路配線への電流の分流による配線切れを防ぐことを課題
とした。
する部分に絶縁性被膜を被覆し、加熱部材から基板の回
路配線への電流の分流による配線切れを防ぐことを課題
とした。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明の通電加熱部材は、導電性材料からなる母材の表
面で、少なくともリード線に接する部分に、比抵抗が1
0−2Ωcm以上の被膜で被覆したことを特徴とする。
面で、少なくともリード線に接する部分に、比抵抗が1
0−2Ωcm以上の被膜で被覆したことを特徴とする。
前記被膜の材料としてはより具体的には、硅素炭素、酸
素、窒素、ゲルマニウム等あるいは周期律第■族元素の
中から選ばれる少なくとも一種以上の元素を成分とする
ものが使われる。その理由は以下に述べる通りである。
素、窒素、ゲルマニウム等あるいは周期律第■族元素の
中から選ばれる少なくとも一種以上の元素を成分とする
ものが使われる。その理由は以下に述べる通りである。
まず前記絶縁性被膜は約150℃から300℃程度まで
のヒートサイクルにおいて母材から剥離しない材料で構
成されていなければならない。又、オートメーション化
されたはんだ付は装置では、加熱部材は数秒程度の周期
で昇温、降温か行われるので、前記絶縁性被膜の材料は
熱伝導率の高いものでなければならない。従って前記被
膜の膜厚が1μmを越える場合には熱伝導率は1wm−
’に一’以上でなければならない。硅素、ゲルマニウム
、グラファイトは熱伝導率が高い。又、硅素、ゲルマニ
ウムの窒化物。
のヒートサイクルにおいて母材から剥離しない材料で構
成されていなければならない。又、オートメーション化
されたはんだ付は装置では、加熱部材は数秒程度の周期
で昇温、降温か行われるので、前記絶縁性被膜の材料は
熱伝導率の高いものでなければならない。従って前記被
膜の膜厚が1μmを越える場合には熱伝導率は1wm−
’に一’以上でなければならない。硅素、ゲルマニウム
、グラファイトは熱伝導率が高い。又、硅素、ゲルマニ
ウムの窒化物。
炭化物では結晶では熱伝導率がより高いが非晶質でもか
なり高い。その他の前述した材料もすべて熱伝導率の高
い材料である。
なり高い。その他の前述した材料もすべて熱伝導率の高
い材料である。
又、加熱+4料は接地電位に対し1〜10v程度の電位
差を有するので、前記絶縁性被膜は、この電圧に対し絶
縁破壊が起こらない程度の膜厚を必要とする。
差を有するので、前記絶縁性被膜は、この電圧に対し絶
縁破壊が起こらない程度の膜厚を必要とする。
従って絶縁性被膜の膜厚は500A以上好ましくは10
0OA以上は必要であり、耐摩耗性も考慮すると2 H
m程度は必要である。熱伝導率を考慮すると5μm以上
にすることは好ましくはないこれらの絶縁性被膜を母材
の表面に被覆する方法としては、スパッタリング、イオ
ンブレーティング、真空蒸着、プラズマCVD、ECR
プラズマCVD、熱CVD、光CVDなどがある。この
中でも、膜の密着性がよいこと、比較的低温で処理でき
膜の特性が損われないこと、膜の電気的特性が制御しや
すいことを考慮するとプラズマCVD法、ECRプラズ
マCVD法が特に適当である。
0OA以上は必要であり、耐摩耗性も考慮すると2 H
m程度は必要である。熱伝導率を考慮すると5μm以上
にすることは好ましくはないこれらの絶縁性被膜を母材
の表面に被覆する方法としては、スパッタリング、イオ
ンブレーティング、真空蒸着、プラズマCVD、ECR
プラズマCVD、熱CVD、光CVDなどがある。この
中でも、膜の密着性がよいこと、比較的低温で処理でき
膜の特性が損われないこと、膜の電気的特性が制御しや
すいことを考慮するとプラズマCVD法、ECRプラズ
マCVD法が特に適当である。
(作用)
加熱部材の少なくともICのリード線に接する部分に絶
縁性被膜を被覆することにより、加熱部材から基板の回
路配線への電流の分流が起きなくなり、配線が切れると
いう不具合がなくなった。
縁性被膜を被覆することにより、加熱部材から基板の回
路配線への電流の分流が起きなくなり、配線が切れると
いう不具合がなくなった。
(実施例)
本発明は加熱部材は導電性物質を第1図に示すように加
工し、表面に絶縁性被膜を被覆してなる。
工し、表面に絶縁性被膜を被覆してなる。
オートメーション化されたはんだ付は装置においてはこ
の加熱部材を第2図に示すように四方を取囲むように設
置し、これらを電気的に直列に50Hzの交流電源へ接
続して使用される。
の加熱部材を第2図に示すように四方を取囲むように設
置し、これらを電気的に直列に50Hzの交流電源へ接
続して使用される。
加工工程は以下に示す通りである。基板上にICが乗せ
られ、自動搬送されてきた後、加熱部材が降りてきてI
Cのリード線を約2Kg重/c112の圧力で押付ける
のと同時に、加熱部材に約50OAの電流を供給し、3
00℃程度まで加熱する。
られ、自動搬送されてきた後、加熱部材が降りてきてI
Cのリード線を約2Kg重/c112の圧力で押付ける
のと同時に、加熱部材に約50OAの電流を供給し、3
00℃程度まで加熱する。
はんだが熔はリード線と基板の回路が接続された後、通
電を止め、はんだが固まったところで、加熱部材が上昇
し、この−工程が終了する。
電を止め、はんだが固まったところで、加熱部材が上昇
し、この−工程が終了する。
以下に、導電性物質からなる母材の表面に絶縁性被膜を
被覆することにより、本発明の加熱部材を製造する方法
について記載する。
被覆することにより、本発明の加熱部材を製造する方法
について記載する。
実施例、1
本実施例では、プラズマCVD法により第1表に示した
成分の絶縁性被膜を母材の表面に被覆した。第3図は平
行平板型の容量結合型プラズマCVD装置の略図である
。真空チャンバー6内には、平板状接地電極7と高周波
電極8が設置されている。平板状接地電極7にはヒータ
ー9が取付けられている。高周波電極8はマツチングボ
ックス10を介して高周波電極11に接続されている。
成分の絶縁性被膜を母材の表面に被覆した。第3図は平
行平板型の容量結合型プラズマCVD装置の略図である
。真空チャンバー6内には、平板状接地電極7と高周波
電極8が設置されている。平板状接地電極7にはヒータ
ー9が取付けられている。高周波電極8はマツチングボ
ックス10を介して高周波電極11に接続されている。
又、真空チャンバー6にはガス導入口12が設けられて
いる。
いる。
この装置により、導電性加熱部材に絶縁性被膜を被覆す
るには、まず導電性加熱部材13を接地電極7上に置き
、図示しない真空ポンプによってチャンバー6内を10
−’Torr程度に排気した。
るには、まず導電性加熱部材13を接地電極7上に置き
、図示しない真空ポンプによってチャンバー6内を10
−’Torr程度に排気した。
次に接地電極7に取付けたヒーター9により、加熱部材
13を150℃から450℃程度に加熱しガス導入口1
2よりS I Ha 、 N2 、 CH4等の原料ガ
スをチャンバー6内に供給して、チャンバー6内の真空
度を0.05〜1.0Torrに保つように排気した。
13を150℃から450℃程度に加熱しガス導入口1
2よりS I Ha 、 N2 、 CH4等の原料ガ
スをチャンバー6内に供給して、チャンバー6内の真空
度を0.05〜1.0Torrに保つように排気した。
高周波電極8に電力を投入すると、電極間にてグロー放
電が起こり、原料ガスがプラズマ化し絶縁性薄膜が加熱
部材13に被覆された。原料ガス及び成膜条件は第1表
に示す通りである。例えばSt CN組成の被膜を成膜
する場合には、原料ガスとしてSi H411005C
C。
電が起こり、原料ガスがプラズマ化し絶縁性薄膜が加熱
部材13に被覆された。原料ガス及び成膜条件は第1表
に示す通りである。例えばSt CN組成の被膜を成膜
する場合には、原料ガスとしてSi H411005C
C。
N 2500 S CCM 、 CH4400S C
CMをガス導入口12より導入し、チャンバー6内の反
応圧力を1.0Torrに保持し、高周波電極8に50
0Wの電圧を印加して成膜を行った。
CMをガス導入口12より導入し、チャンバー6内の反
応圧力を1.0Torrに保持し、高周波電極8に50
0Wの電圧を印加して成膜を行った。
この場合、成膜時間40分で3.0μmの膜厚の被膜が
形成された。
形成された。
以下、他成分の被膜でも同様に成膜された絶縁性波膜の
成分、原料ガスとその流量、チャンバー内の反応圧力、
高周波電極8に印加される電力。
成分、原料ガスとその流量、チャンバー内の反応圧力、
高周波電極8に印加される電力。
成膜時間、膜厚は第1表に示す通りである。
プラズマCVD法によれば、加熱部材を150℃乃至4
50℃の比較的低温で処理できるため、加熱部材の特性
を損うことなく母材に密着した被膜が得られる。
50℃の比較的低温で処理できるため、加熱部材の特性
を損うことなく母材に密着した被膜が得られる。
一実施例、2−
本実施例では、スパッタリング法により第2表に示した
成分の成膜を成膜した。使用される文バッタ装置は第4
図に示す通りである。真空チャンバー6内には平板状接
地電極7と高周波電極8とが対向して設置されており、
平板状接地電極7にはヒーター9が取付けられている。
成分の成膜を成膜した。使用される文バッタ装置は第4
図に示す通りである。真空チャンバー6内には平板状接
地電極7と高周波電極8とが対向して設置されており、
平板状接地電極7にはヒーター9が取付けられている。
高周波電極8はマツチングボックス10を介して高周波
電極11に接続されている。真空チャンバー6の側壁に
はガス導入口12が設けられている。このようにスパッ
タリング装置は前述のプラズマCVD装置と類似してい
るが、高周波電極8に原料の固体をターゲット14とし
て設けている点のみが異なっている。この装置により絶
縁性被膜を成膜するには、まずターゲット14として原
料の固体を設置し、ガス導入口12よりArガス、場合
により反応ガスを同時に流入した。これらのガスがプラ
ズマ化しA「イオンがターゲット14の物質を原子状あ
るいは分子状にしてたたき出した後、反応ガスのプラズ
マ中で反応しながら加熱部材13の表面に絶縁性被膜を
成膜した。第2表には成膜された成膜の成分、原料及び
成膜条件等が記載されている。例えば、非晶質シリコン
からなる被膜を成膜するには、ターゲットとして単結晶
又は多結晶シリコンを設置し、ガス導入口12よりAr
ガスIO3CCM、H2ガス11005CCを導入しチ
ャンバー内圧力をI X 10−3Torrに保ち高周
波電極8に500Wの電圧をかけて成膜を行った。この
場合、成膜時間60分で3.0μmの膜厚の非晶質シリ
コン被膜が成膜された。又、原料ガスとしてArガス、
H2ガスと同時にB2H6ガスISCCM又はPH,ガ
スISCCMを導入させてもよい。以下、他の成分の被
膜についても同様にターゲットの固体、原料ガスとその
流量。
電極11に接続されている。真空チャンバー6の側壁に
はガス導入口12が設けられている。このようにスパッ
タリング装置は前述のプラズマCVD装置と類似してい
るが、高周波電極8に原料の固体をターゲット14とし
て設けている点のみが異なっている。この装置により絶
縁性被膜を成膜するには、まずターゲット14として原
料の固体を設置し、ガス導入口12よりArガス、場合
により反応ガスを同時に流入した。これらのガスがプラ
ズマ化しA「イオンがターゲット14の物質を原子状あ
るいは分子状にしてたたき出した後、反応ガスのプラズ
マ中で反応しながら加熱部材13の表面に絶縁性被膜を
成膜した。第2表には成膜された成膜の成分、原料及び
成膜条件等が記載されている。例えば、非晶質シリコン
からなる被膜を成膜するには、ターゲットとして単結晶
又は多結晶シリコンを設置し、ガス導入口12よりAr
ガスIO3CCM、H2ガス11005CCを導入しチ
ャンバー内圧力をI X 10−3Torrに保ち高周
波電極8に500Wの電圧をかけて成膜を行った。この
場合、成膜時間60分で3.0μmの膜厚の非晶質シリ
コン被膜が成膜された。又、原料ガスとしてArガス、
H2ガスと同時にB2H6ガスISCCM又はPH,ガ
スISCCMを導入させてもよい。以下、他の成分の被
膜についても同様にターゲットの固体、原料ガスとその
流量。
チャンバー6内の反応圧力、高周波電極8に印加された
電力、成膜時間及び被膜の膜厚さを第2表中に記載した
。
電力、成膜時間及び被膜の膜厚さを第2表中に記載した
。
スパッタリングによる成膜方法は、原料として固体が使
えるため扱いやすく、また、加熱部材の形状により装置
の形状を変える必要がないため般用的な方法と言える。
えるため扱いやすく、また、加熱部材の形状により装置
の形状を変える必要がないため般用的な方法と言える。
(以下余白)
一実施例、3−
本実施例では、ECRプラズマCVD法により絶縁性被
膜を成膜した。この方法に使われる装置は、第5図に示
す通りである。成膜室15の側壁にはガス導入口12が
設けられている。また、成膜室15上方にはプラズマ形
成室16が配設され、この成膜室15とプラズマ形成室
16とは、仕切り板17に設けられたプラズマ導入口1
8によって連通している。プラズマ形成室16の土壁に
は石英板19が配設され、石英板19の上方にはマイク
ロ波導波管20が配設されている。また、プラズマ形成
室16上壁にはガス導入口21が設けられ、プラズマ形
成室16の周回には、電磁石22が設けられている。
膜を成膜した。この方法に使われる装置は、第5図に示
す通りである。成膜室15の側壁にはガス導入口12が
設けられている。また、成膜室15上方にはプラズマ形
成室16が配設され、この成膜室15とプラズマ形成室
16とは、仕切り板17に設けられたプラズマ導入口1
8によって連通している。プラズマ形成室16の土壁に
は石英板19が配設され、石英板19の上方にはマイク
ロ波導波管20が配設されている。また、プラズマ形成
室16上壁にはガス導入口21が設けられ、プラズマ形
成室16の周回には、電磁石22が設けられている。
この装置により加熱部材に絶縁性被膜を被覆するには、
加熱部材13を成膜室15内底部に設置し以下の通り成
膜を行った。成膜室15内を真空ポンプにより排気し、
lX10−’乃至5X10−3の真空度に保持した。導
入管12より成膜室15こ原料ガス、導入管21よりプ
ラズマ形成室16に反応ガス(N2.02 、CH4等
)または、それ自身は反応せずにエネルギを他に供給す
るガス(Ar、He、H2)をそれぞれ導入した。マイ
クロ波導波管20より2.45GHzのマイクロ波をプ
ラズマ形成室16に導入すると、このマイクロ波により
、電場Eが生じる。また、電磁石22に電流を流してプ
ラズマ形成室16内に875ガウスの磁場Bを形成する
。プラズマ形成室16内の電子が共鳴し励起されると、
この電子の共鳴により導入管21から導入されると、N
2、またはA「ガスにそのエネルギが供給され、これら
のガスのプラズマを形成する。このプラズマは磁場の発
散に伴い、プラズマ導出管18より、成膜室15に引き
出される。成膜室15中に導入管12より導入された原
料ガスは前記プラズマにより分解され反応を起こす。こ
れにより原料ガスの成分が成膜室15内の平板状の加熱
部材13の表面に成膜された。各被膜について原料ガス
、成膜条件等を第3表に記載した。例えば、5iCN成
分の被膜成膜をする場合には、原料としてSSiH41
OSCCをガス導入口により導入し、反応ガスとして、
N25OSCCMをガス導入口により導入した。チャン
バー内の圧力は3 X 10−’Torrに保ちマイク
ロ波電力を500Wとした。この場合、成膜時間40分
で膜厚3,0μmの被膜を得た。以下、他の成分の被膜
についても同様に第3表中に、j皇料ガスとその流量、
チャンバー6内の反応圧力、マイクロ波電力、成膜時間
、膜厚を記載した。このようにECRプラズマCVD法
によれば加熱部材を加熱することなく処理でき、成分が
均一で部材に密着した被膜が成膜できる。
加熱部材13を成膜室15内底部に設置し以下の通り成
膜を行った。成膜室15内を真空ポンプにより排気し、
lX10−’乃至5X10−3の真空度に保持した。導
入管12より成膜室15こ原料ガス、導入管21よりプ
ラズマ形成室16に反応ガス(N2.02 、CH4等
)または、それ自身は反応せずにエネルギを他に供給す
るガス(Ar、He、H2)をそれぞれ導入した。マイ
クロ波導波管20より2.45GHzのマイクロ波をプ
ラズマ形成室16に導入すると、このマイクロ波により
、電場Eが生じる。また、電磁石22に電流を流してプ
ラズマ形成室16内に875ガウスの磁場Bを形成する
。プラズマ形成室16内の電子が共鳴し励起されると、
この電子の共鳴により導入管21から導入されると、N
2、またはA「ガスにそのエネルギが供給され、これら
のガスのプラズマを形成する。このプラズマは磁場の発
散に伴い、プラズマ導出管18より、成膜室15に引き
出される。成膜室15中に導入管12より導入された原
料ガスは前記プラズマにより分解され反応を起こす。こ
れにより原料ガスの成分が成膜室15内の平板状の加熱
部材13の表面に成膜された。各被膜について原料ガス
、成膜条件等を第3表に記載した。例えば、5iCN成
分の被膜成膜をする場合には、原料としてSSiH41
OSCCをガス導入口により導入し、反応ガスとして、
N25OSCCMをガス導入口により導入した。チャン
バー内の圧力は3 X 10−’Torrに保ちマイク
ロ波電力を500Wとした。この場合、成膜時間40分
で膜厚3,0μmの被膜を得た。以下、他の成分の被膜
についても同様に第3表中に、j皇料ガスとその流量、
チャンバー6内の反応圧力、マイクロ波電力、成膜時間
、膜厚を記載した。このようにECRプラズマCVD法
によれば加熱部材を加熱することなく処理でき、成分が
均一で部材に密着した被膜が成膜できる。
(以下余白)
以上の実施例1乃至3に示した成膜法を行う前にArイ
オンボンバード処理を行うと、被膜と母材の密着強度を
高くすることができる。この処理を行うにはプラズマC
VD法、ECRプラズマCVD法の場合は、被膜となる
原料ガスを供給せずにArを流してプラズマを形成すれ
ばよく、スパッタリング法の場合には、ターゲットでは
なく母材に電力を印加すればよい。
オンボンバード処理を行うと、被膜と母材の密着強度を
高くすることができる。この処理を行うにはプラズマC
VD法、ECRプラズマCVD法の場合は、被膜となる
原料ガスを供給せずにArを流してプラズマを形成すれ
ばよく、スパッタリング法の場合には、ターゲットでは
なく母材に電力を印加すればよい。
更に被膜と母材との密着強度を高めるには、被膜と母材
の界面に、窒素、炭素、酸素等を母材より多く2E(i
する領域を形成するとよい。そのためには予めイオン窒
化、浸炭処理等を行った母材に絶縁性被膜を被覆させた
り、前記イオンボンバードの際にArガスにN2.0□
、CH4等のガスを混合してもよい。また、N2.02
、CH4等のガスのイオンボンバードを行ってもよい。
の界面に、窒素、炭素、酸素等を母材より多く2E(i
する領域を形成するとよい。そのためには予めイオン窒
化、浸炭処理等を行った母材に絶縁性被膜を被覆させた
り、前記イオンボンバードの際にArガスにN2.0□
、CH4等のガスを混合してもよい。また、N2.02
、CH4等のガスのイオンボンバードを行ってもよい。
このように、導電性物質からなる母材の表面に一絶縁性
被模を被覆することにより、加熱部材から2J[の回路
への電流の分流がなくなり、良好な加工を施すことがで
きる。また、上述の絶縁性被膜は耐摩耗性、耐酸化性に
すぐれているため、数万回の使用にも耐えることができ
、はんだも加熱部材に付着しにくいなど多くの利点を有
する。
被模を被覆することにより、加熱部材から2J[の回路
への電流の分流がなくなり、良好な加工を施すことがで
きる。また、上述の絶縁性被膜は耐摩耗性、耐酸化性に
すぐれているため、数万回の使用にも耐えることができ
、はんだも加熱部材に付着しにくいなど多くの利点を有
する。
[発明の効果コ
以上詳述したように、本発明の絶縁性被膜を被覆した加
熱部材によれば、加熱部材から基板の回路配線への電流
の分流がなくなり、配線が切れるという間通が解消され
た。
熱部材によれば、加熱部材から基板の回路配線への電流
の分流がなくなり、配線が切れるという間通が解消され
た。
第1図は、1個の加熱部材の斜視図、
第2図は、4個の加熱部材を直列につないだ様子を示し
た模式図である。 第3図は、プラズマCVD法に用いられる装置の概略図
、 第4図は、スパッタリング法に用いられる装置の概略図
、 第5図は、ECRプラズマCVD法に用いられる装置の
概略図、で゛あ5゜ 13・・・加熱部材 第 第 図 第 図 ↓ 排気 第5 図
た模式図である。 第3図は、プラズマCVD法に用いられる装置の概略図
、 第4図は、スパッタリング法に用いられる装置の概略図
、 第5図は、ECRプラズマCVD法に用いられる装置の
概略図、で゛あ5゜ 13・・・加熱部材 第 第 図 第 図 ↓ 排気 第5 図
Claims (1)
- 導電性物質からなる母材に通電することで加熱せしめ
被加工物に加工を施す部材において、少なくとも被加工
物と接する部分は比抵抗が10^−^2Ωcm以上であ
る被膜で被覆されていることを特徴とする通電加熱部材
。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63104061A JPH0237963A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 通電加熱部材 |
US07/337,052 US4967058A (en) | 1988-04-13 | 1989-04-12 | Power heating member |
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1988
- 1988-04-28 JP JP63104061A patent/JPH0237963A/ja active Pending
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