JPH0235598B2 - - Google Patents
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- JPH0235598B2 JPH0235598B2 JP57045431A JP4543182A JPH0235598B2 JP H0235598 B2 JPH0235598 B2 JP H0235598B2 JP 57045431 A JP57045431 A JP 57045431A JP 4543182 A JP4543182 A JP 4543182A JP H0235598 B2 JPH0235598 B2 JP H0235598B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- time
- drying
- microcomputer
- exhaust
- Prior art date
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、衣類の乾燥度合を判断しながら自動
的に運転を終了する衣類乾燥機に関する。
的に運転を終了する衣類乾燥機に関する。
従来の衣類乾燥機には、タイマによつて運転時
間を設定し、その設定時間が経過すると自動的に
運転が終了するものと、吸気温度と排気温度の差
若しくは排気温度のみを測定し、その測定値が一
定値に達した時に自動的に運転が終了するものと
がある。
間を設定し、その設定時間が経過すると自動的に
運転が終了するものと、吸気温度と排気温度の差
若しくは排気温度のみを測定し、その測定値が一
定値に達した時に自動的に運転が終了するものと
がある。
しかしながらタイマによつて運転時間を設定す
るものは、その設定時間を洗濯物の量や繊維の種
類あるは脱水率等によつて変える必要があり、必
ずしも最適の時間を設定するのが容易でなかつ
た。
るものは、その設定時間を洗濯物の量や繊維の種
類あるは脱水率等によつて変える必要があり、必
ずしも最適の時間を設定するのが容易でなかつ
た。
又吸気温度と排気温度の差若しくは排気温度の
みを測定しながら運転するものでは、乾燥終了時
の排気温度が洗濯物の量によつて変るので、運転
終了時の温度をあらかじめ設定しておいたのでは
希望どうりの乾燥仕上げ状態を得ることができな
かつた。
みを測定しながら運転するものでは、乾燥終了時
の排気温度が洗濯物の量によつて変るので、運転
終了時の温度をあらかじめ設定しておいたのでは
希望どうりの乾燥仕上げ状態を得ることができな
かつた。
本発明はマイクロコンピユータを使用し、運転
開始後吸気温度と排気温度の差が略一定値に達し
た時若しくは排気温度が一定値に達した時にその
値をマイクロコンピユータに記憶し、該記憶値よ
りも所定値以上の温度に達した時、若しくはそれ
以降所定時間延長した後に乾燥運転を終了するよ
うにしたものであり、その目的とするところは、
洗濯物の量やその繊維の種類あるいは脱水率等に
関係なく希望どうりの乾燥率を得られるようにす
ることである。
開始後吸気温度と排気温度の差が略一定値に達し
た時若しくは排気温度が一定値に達した時にその
値をマイクロコンピユータに記憶し、該記憶値よ
りも所定値以上の温度に達した時、若しくはそれ
以降所定時間延長した後に乾燥運転を終了するよ
うにしたものであり、その目的とするところは、
洗濯物の量やその繊維の種類あるいは脱水率等に
関係なく希望どうりの乾燥率を得られるようにす
ることである。
以下本発明を図に基いて説明すると、1は始動
スイツチ、2は停止スイツチ、3は乾燥ドラム及
び送風機駆動用のモータ、4はヒータである。5
は直流化回路で、該回路で整流された直流電圧を
波形整形回路6で矩形波パルスにした後、このパ
ルスをマイクロコンピユータ7に印加して時間カ
ウントに利用される。8はクロツク発振回路で、
マイクロコンピユータ7内のプログラムを進行す
るためのもの、9はイニシヤルリセツト回路で、
前記始動スイツチ1を押した時にこのイニシヤル
リセツト回路が働いてマイクロコンピユータ7内
のプログラムが初期状態にセツトされる。10は
吸気温度検出用サーミスタ、11は排気温度検出
用サーミスタで、各サーミスタは夫々抵抗12,
13と直列に接続し、夫々の分圧値を電圧比較回
路14,15に入力している。又各電圧比較回路
14,15の他方の入力端子には、マイクロコン
ピユータ7からの出力を受けて階段波を発生する
ラダー回路16の出力信号が入力されている。こ
のラダー回路は前記マイクロコンピユータ7の出
力端子イ,ロ…トに接続されており、各出力端子
から順次信号が出されるにつれてラダー回路16
の出力電圧が階段状に変化し、電圧比較回路1
4,15が導通してマイクロコンピユータ7に入
力があつた時、それは前記出力端子イ,ロ…トの
いずれの端子から信号が出た時であるかをマイク
ロコンピユータ自身が判断して吸気温度及び排気
温度を知るようになつている。17は乾燥率調節
タイマに内蔵されている可変抵抗器で、その擢動
子を電圧比較回路18の一方の入力端子に接続す
ると共に、この電圧比較回路の他方の入力端子を
前記ラダー回路16に接続している。乾燥率調節
タイマを所望の時間に設定すると、前記可変抵抗
器17の擢動子の位置が適宜設定され、この擢動
子にかかる分圧と前記ラダー回路16から発生す
る電圧を電圧比較器18で比較し、この比較器が
導通してマイクロコンピユータ7に信号が入力し
た時は、いずれの出力端子イ,ロ…トから信号が
出た時かを判断することによつて設定時間を知る
ことができる。19は衣類投入用ドアが閉じてい
るか否かを判断するための第2ドアスイツチ、2
0は50/60Hz切替スイツチである。21は第1リ
レー巻線で、前記始動スイツチ1を押した時に、
マイクロコンピユータ7から出る出力信号によつ
てトランジスタを介してこの第1リレー巻線21
に電流が流れ、第1リレー接点21′を閉じて自
己保持回路を形成するようになつている。又22
は第2リレー巻線、23は乾燥運転表示用発光ダ
イオードで、乾燥行程まで進んだ時にマイクロコ
ンピユータ7から出る信号によつてトランジスタ
を介して前記発光ダイオード23に通電し、これ
を点灯して乾燥行程にあることを表示すると共
に、前記第2リレー巻線22に通電して第2リレ
ー接点22′を閉じ、第1ドアスイツチ24等を
通じてヒータ4に通電するようにしている。25
は第3リレー巻線で、始動スイツチ1を押すと共
に第2ドアスイツチ19を閉じた時に、マイクロ
コンピユータ7から出力される信号により通電し
て第3リレー接点25′を閉じ、モータ3に通電
する。26は運転終了報知用ブザー、27は冷風
運転時に点灯する冷風運転表示用発光ダイオード
である。
スイツチ、2は停止スイツチ、3は乾燥ドラム及
び送風機駆動用のモータ、4はヒータである。5
は直流化回路で、該回路で整流された直流電圧を
波形整形回路6で矩形波パルスにした後、このパ
ルスをマイクロコンピユータ7に印加して時間カ
ウントに利用される。8はクロツク発振回路で、
マイクロコンピユータ7内のプログラムを進行す
るためのもの、9はイニシヤルリセツト回路で、
前記始動スイツチ1を押した時にこのイニシヤル
リセツト回路が働いてマイクロコンピユータ7内
のプログラムが初期状態にセツトされる。10は
吸気温度検出用サーミスタ、11は排気温度検出
用サーミスタで、各サーミスタは夫々抵抗12,
13と直列に接続し、夫々の分圧値を電圧比較回
路14,15に入力している。又各電圧比較回路
14,15の他方の入力端子には、マイクロコン
ピユータ7からの出力を受けて階段波を発生する
ラダー回路16の出力信号が入力されている。こ
のラダー回路は前記マイクロコンピユータ7の出
力端子イ,ロ…トに接続されており、各出力端子
から順次信号が出されるにつれてラダー回路16
の出力電圧が階段状に変化し、電圧比較回路1
4,15が導通してマイクロコンピユータ7に入
力があつた時、それは前記出力端子イ,ロ…トの
いずれの端子から信号が出た時であるかをマイク
ロコンピユータ自身が判断して吸気温度及び排気
温度を知るようになつている。17は乾燥率調節
タイマに内蔵されている可変抵抗器で、その擢動
子を電圧比較回路18の一方の入力端子に接続す
ると共に、この電圧比較回路の他方の入力端子を
前記ラダー回路16に接続している。乾燥率調節
タイマを所望の時間に設定すると、前記可変抵抗
器17の擢動子の位置が適宜設定され、この擢動
子にかかる分圧と前記ラダー回路16から発生す
る電圧を電圧比較器18で比較し、この比較器が
導通してマイクロコンピユータ7に信号が入力し
た時は、いずれの出力端子イ,ロ…トから信号が
出た時かを判断することによつて設定時間を知る
ことができる。19は衣類投入用ドアが閉じてい
るか否かを判断するための第2ドアスイツチ、2
0は50/60Hz切替スイツチである。21は第1リ
レー巻線で、前記始動スイツチ1を押した時に、
マイクロコンピユータ7から出る出力信号によつ
てトランジスタを介してこの第1リレー巻線21
に電流が流れ、第1リレー接点21′を閉じて自
己保持回路を形成するようになつている。又22
は第2リレー巻線、23は乾燥運転表示用発光ダ
イオードで、乾燥行程まで進んだ時にマイクロコ
ンピユータ7から出る信号によつてトランジスタ
を介して前記発光ダイオード23に通電し、これ
を点灯して乾燥行程にあることを表示すると共
に、前記第2リレー巻線22に通電して第2リレ
ー接点22′を閉じ、第1ドアスイツチ24等を
通じてヒータ4に通電するようにしている。25
は第3リレー巻線で、始動スイツチ1を押すと共
に第2ドアスイツチ19を閉じた時に、マイクロ
コンピユータ7から出力される信号により通電し
て第3リレー接点25′を閉じ、モータ3に通電
する。26は運転終了報知用ブザー、27は冷風
運転時に点灯する冷風運転表示用発光ダイオード
である。
以上の構成に於て以下その動作を説明する。始
動スイツチ1を押すと直流化回路5を通してマイ
クロコンピユータ7に直流電圧が印加されると共
に、イニシヤルクリア回路9が作動してマイクロ
コンピユータ内のプログラムを初期状態にセツト
する。プログラムはクロツク発信回路8からの信
号によつて順次進められるが、まず第1リレー巻
線21に出力電流を流して第1リレー接点21′
を閉じ、電源回路を自己保持する。次に吸気温度
検出用サーミスタ10及び排気温度検出用サーミ
スタ11とラダー回路16電圧比較路14,15
によつて吸気温度と排気温度を測定し、その値を
マイクロコンピユータ7内のRAM(書込みメモ
リ)内に記憶する。これと同時に乾燥率調節摘子
によつて設定された可変抵抗器17の値を、電圧
比較器18に於てデジタル化してマイクロコンピ
ユータ内の前記RAMに記憶する。衣類投入用ド
アが閉じている場合には第1・第2ドアスイツチ
24,19が閉じており、第2ドアスイツチ19
が閉じていることをマイクロコンピユータ7が検
知して第3リレー巻線25に出力電流を出し、第
3リレー接点25′を閉じてモータ3に通電して
乾燥ドラム及び送風機を回転すると同時に、第2
リレー巻線22にも出力電流を出して第2リレー
接点22′を閉じ、ヒータ4に通電して乾燥運転
を開始する。又マイクロコンピユータ7は、電源
交流波を波形整形回路6で矩形波とされたパルス
数をカウントして運転時間を計数する。この計数
は、RAM内の特定番地を時間カウンタとして使
用することによつて行い、計数してここに記憶さ
れる時間は1分毎に更新される。
動スイツチ1を押すと直流化回路5を通してマイ
クロコンピユータ7に直流電圧が印加されると共
に、イニシヤルクリア回路9が作動してマイクロ
コンピユータ内のプログラムを初期状態にセツト
する。プログラムはクロツク発信回路8からの信
号によつて順次進められるが、まず第1リレー巻
線21に出力電流を流して第1リレー接点21′
を閉じ、電源回路を自己保持する。次に吸気温度
検出用サーミスタ10及び排気温度検出用サーミ
スタ11とラダー回路16電圧比較路14,15
によつて吸気温度と排気温度を測定し、その値を
マイクロコンピユータ7内のRAM(書込みメモ
リ)内に記憶する。これと同時に乾燥率調節摘子
によつて設定された可変抵抗器17の値を、電圧
比較器18に於てデジタル化してマイクロコンピ
ユータ内の前記RAMに記憶する。衣類投入用ド
アが閉じている場合には第1・第2ドアスイツチ
24,19が閉じており、第2ドアスイツチ19
が閉じていることをマイクロコンピユータ7が検
知して第3リレー巻線25に出力電流を出し、第
3リレー接点25′を閉じてモータ3に通電して
乾燥ドラム及び送風機を回転すると同時に、第2
リレー巻線22にも出力電流を出して第2リレー
接点22′を閉じ、ヒータ4に通電して乾燥運転
を開始する。又マイクロコンピユータ7は、電源
交流波を波形整形回路6で矩形波とされたパルス
数をカウントして運転時間を計数する。この計数
は、RAM内の特定番地を時間カウンタとして使
用することによつて行い、計数してここに記憶さ
れる時間は1分毎に更新される。
ところで吸気温度と排気温度の差、即ち吸排気
温度差は、乾燥運転中大略第2図のように変化す
る。即ち乾燥運転開始後しばらくの間は吸排気温
度差は増大するが、ある温度差(A)に達すると定常
状態に達してほとんど変化しなくなる。この定常
状態がしばらく続いた後再び吸排気温度差が増加
し始めるが、この時の乾燥率は大略80%である。
従つて第2図に於て吸排気温度差が(A+B)度
(但しBは予め定めた任意の正数)に到達した時
に乾燥運転を停止すると、80%以上の乾燥率で運
転を終了することができる。又乾燥率調節タイマ
により、前記(A+B)度に達してから更に適宜
時間(T2)だけ運転を延長すれば、任意の乾燥
率を得ることができる。この乾燥率調節タイマ
は、乾燥のための総運転時間を設定するのではな
く、(A+B)度に達した後の短時間(T2)を設
定するのであるから、洗濯物の量や繊維の種類あ
るいは脱水率等によつて乾燥率に誤差を生ずるこ
とがほとんどない。
温度差は、乾燥運転中大略第2図のように変化す
る。即ち乾燥運転開始後しばらくの間は吸排気温
度差は増大するが、ある温度差(A)に達すると定常
状態に達してほとんど変化しなくなる。この定常
状態がしばらく続いた後再び吸排気温度差が増加
し始めるが、この時の乾燥率は大略80%である。
従つて第2図に於て吸排気温度差が(A+B)度
(但しBは予め定めた任意の正数)に到達した時
に乾燥運転を停止すると、80%以上の乾燥率で運
転を終了することができる。又乾燥率調節タイマ
により、前記(A+B)度に達してから更に適宜
時間(T2)だけ運転を延長すれば、任意の乾燥
率を得ることができる。この乾燥率調節タイマ
は、乾燥のための総運転時間を設定するのではな
く、(A+B)度に達した後の短時間(T2)を設
定するのであるから、洗濯物の量や繊維の種類あ
るいは脱水率等によつて乾燥率に誤差を生ずるこ
とがほとんどない。
なお吸排気温度差が略一定になるまでの時間
(T1)は、負荷量や脱水率によつて多少異るが、
種々の負荷で実験してその中の最長の時間を前記
時間(T1)とし、その時の吸排気温度差を前記
温度差(A)とすればよい。もつとも前記定常状態は
かなりの長時間であるので、前記時間(T1)は
余裕をもつて長めにすればよい。なお吸気温度が
一定の場合は、排気温度のみを測定してこれを前
記温度差(A)としてもよいが、狭い部屋で使用する
場合は、乾燥運転が進むにつれて吸気温度が上昇
し、前記温度差(A)が一定になる時間を得にくいの
で、吸気温度と排気温度の双方を測定するのが望
ましい。
(T1)は、負荷量や脱水率によつて多少異るが、
種々の負荷で実験してその中の最長の時間を前記
時間(T1)とし、その時の吸排気温度差を前記
温度差(A)とすればよい。もつとも前記定常状態は
かなりの長時間であるので、前記時間(T1)は
余裕をもつて長めにすればよい。なお吸気温度が
一定の場合は、排気温度のみを測定してこれを前
記温度差(A)としてもよいが、狭い部屋で使用する
場合は、乾燥運転が進むにつれて吸気温度が上昇
し、前記温度差(A)が一定になる時間を得にくいの
で、吸気温度と排気温度の双方を測定するのが望
ましい。
種々実験を繰返した結果、いかなる負荷の場合
にも運転開始後10分経過すると定常状態に達する
ことがわかつたので、本実施例では前記時間
(T1)を10分とすることにした。そこで運転開始
後10分経過した時に、それまで前記RAMに常時
更新して記憶していた吸気温度と排気温度をとり
出してその差を演算し、その値を前記RAMの別
の番地に起憶する。その後吸排気温度差が(A+
5)度となつた時(本実施例では前記Bを5℃と
定めた)、運転開始当初からの時間カウントとは
別に新たな時間カウントを開始し、(A+5)度
に達してからの運転時間が、乾燥率調節タイマで
設定した時間になつた時に乾燥運転を終えて冷風
運転へ移行する。なお前記新たな時間カウント
は、運転開始当初からの時間カウントと別にする
ことなく、運転開始当初からのカウント時間より
(A+5)度に達した時の時間を減算して算出し
てもよい。
にも運転開始後10分経過すると定常状態に達する
ことがわかつたので、本実施例では前記時間
(T1)を10分とすることにした。そこで運転開始
後10分経過した時に、それまで前記RAMに常時
更新して記憶していた吸気温度と排気温度をとり
出してその差を演算し、その値を前記RAMの別
の番地に起憶する。その後吸排気温度差が(A+
5)度となつた時(本実施例では前記Bを5℃と
定めた)、運転開始当初からの時間カウントとは
別に新たな時間カウントを開始し、(A+5)度
に達してからの運転時間が、乾燥率調節タイマで
設定した時間になつた時に乾燥運転を終えて冷風
運転へ移行する。なお前記新たな時間カウント
は、運転開始当初からの時間カウントと別にする
ことなく、運転開始当初からのカウント時間より
(A+5)度に達した時の時間を減算して算出し
てもよい。
乾燥運転中吸排気温度差が35℃以上になつた時
は、乾燥運転を中止して冷風運転へ移るが、少量
負荷スイツチが押されている場合には10分間の乾
燥運転が保証される。負荷が極端に少い場合に
は、ヒータで加熱された熱風がそのまま排気さ
れ、洗濯物が乾燥しないうちに乾燥運転を中止し
てしまうので、少量負荷スイツチを押してある場
合には10分間の乾燥運転を保証しているのであ
る。又吸排気温度差が(A+20)度になつた時に
も、乾燥運転を中止して冷風運転に移行する。こ
れは乾燥率調節タイマの設定を間違えた時に必要
以上の乾燥が行われないためである。しかしなが
ら乾燥率調節タイマは、吸排気温度差が(A+
5)度に達した後の時間をカウントするものであ
るから、乾燥運転開始当初からカウントする従来
のタイマに比較して設定の大幅な間違いというこ
とはない。更に運転開始当初から150分経過して
もまだ乾燥運転を行つている場合にも冷風運転へ
移行してしまう。これは温度検出用サーミスタ等
が故障した時の保護である。
は、乾燥運転を中止して冷風運転へ移るが、少量
負荷スイツチが押されている場合には10分間の乾
燥運転が保証される。負荷が極端に少い場合に
は、ヒータで加熱された熱風がそのまま排気さ
れ、洗濯物が乾燥しないうちに乾燥運転を中止し
てしまうので、少量負荷スイツチを押してある場
合には10分間の乾燥運転を保証しているのであ
る。又吸排気温度差が(A+20)度になつた時に
も、乾燥運転を中止して冷風運転に移行する。こ
れは乾燥率調節タイマの設定を間違えた時に必要
以上の乾燥が行われないためである。しかしなが
ら乾燥率調節タイマは、吸排気温度差が(A+
5)度に達した後の時間をカウントするものであ
るから、乾燥運転開始当初からカウントする従来
のタイマに比較して設定の大幅な間違いというこ
とはない。更に運転開始当初から150分経過して
もまだ乾燥運転を行つている場合にも冷風運転へ
移行してしまう。これは温度検出用サーミスタ等
が故障した時の保護である。
運転開始後にドアが開かれた場合、マイクロコ
ンピユータ7は第2ドアスイツチ19と運転開始
フラグの状態とでこれを認識し、10分経過して吸
排気温度差(A)を演算した後であれば乾燥運転を中
断し、ドアを閉じた時にそれ以降の運転を再開す
るのみである。しかしながらドアを開いたのが運
転開始後10分を経ていない時である場合には、前
記吸排気温度差(A)を演算するまでの時間を、ドア
の開放継続時間に応じて延長する。本実施例で
は、ドアを開いている時間が2分未満の時は、前
記吸排気温度差(A)を測定するまで時間を1分延長
して運転開始後11分経過した時に測定し、2分以
上5分未満の時は2分延長し、5分以上の時は時
間のカウントを最初からやり直すようになつてい
る。これはドアの開放継続時間によつて洗濯物の
温度が低下する度合いが違い、再度乾燥運転に入
つても定常状態に達するまでの時間が違つてくる
ためである。
ンピユータ7は第2ドアスイツチ19と運転開始
フラグの状態とでこれを認識し、10分経過して吸
排気温度差(A)を演算した後であれば乾燥運転を中
断し、ドアを閉じた時にそれ以降の運転を再開す
るのみである。しかしながらドアを開いたのが運
転開始後10分を経ていない時である場合には、前
記吸排気温度差(A)を演算するまでの時間を、ドア
の開放継続時間に応じて延長する。本実施例で
は、ドアを開いている時間が2分未満の時は、前
記吸排気温度差(A)を測定するまで時間を1分延長
して運転開始後11分経過した時に測定し、2分以
上5分未満の時は2分延長し、5分以上の時は時
間のカウントを最初からやり直すようになつてい
る。これはドアの開放継続時間によつて洗濯物の
温度が低下する度合いが違い、再度乾燥運転に入
つても定常状態に達するまでの時間が違つてくる
ためである。
乾燥運転が終了して冷風運転に移行した後は、
排気温度が40℃以下になると第3リレー接点2
5′を開き、モータ3を停止して冷風運転を終了
すると共に、第1リレー接点21′を開いて電源の
自己保持を解除する。
排気温度が40℃以下になると第3リレー接点2
5′を開き、モータ3を停止して冷風運転を終了
すると共に、第1リレー接点21′を開いて電源の
自己保持を解除する。
本実施例では、吸排気温度差が(A+5)度に
達した時から乾燥率調節タイマを作動して任意の
乾燥率を得られるようにしているので、アイロン
仕上げするのに便利であるが、乾燥率を調節する
必要のない時には(A+5)度に達した時に冷風
運転に移行してもよい。又吸気温度と排気温度の
差によつて運転を制御しているので、運転中に吸
気温度が変動しても正確な制御ができるが、通常
吸気温度はそれ程変動しないので、排気温度だけ
を測定してこれによつて運転を制御してもよい。
達した時から乾燥率調節タイマを作動して任意の
乾燥率を得られるようにしているので、アイロン
仕上げするのに便利であるが、乾燥率を調節する
必要のない時には(A+5)度に達した時に冷風
運転に移行してもよい。又吸気温度と排気温度の
差によつて運転を制御しているので、運転中に吸
気温度が変動しても正確な制御ができるが、通常
吸気温度はそれ程変動しないので、排気温度だけ
を測定してこれによつて運転を制御してもよい。
以上の如く本発明は、排気温度が略一定に達し
た時、若しくは吸気温度と排気温度の差が略一定
に達した時にその温度又は温度差をマイクロコン
ピユータに記憶し、該記憶値よりも所定値以上の
温度に達した時、若しくはそれ以降所定時間延長
してから乾燥運転を終了するようにしているの
で、運転開始当初から乾燥運転終了時点の温度を
設定しておくものや、運転開始当初からの総運転
時間をタイマで設定しておくものに比較して、洗
濯物の量や繊維の種類あるいは脱水率などに影響
を受けることなく所望の乾燥率を得ることができ
る。
た時、若しくは吸気温度と排気温度の差が略一定
に達した時にその温度又は温度差をマイクロコン
ピユータに記憶し、該記憶値よりも所定値以上の
温度に達した時、若しくはそれ以降所定時間延長
してから乾燥運転を終了するようにしているの
で、運転開始当初から乾燥運転終了時点の温度を
設定しておくものや、運転開始当初からの総運転
時間をタイマで設定しておくものに比較して、洗
濯物の量や繊維の種類あるいは脱水率などに影響
を受けることなく所望の乾燥率を得ることができ
る。
第1図は本発明衣類乾燥機のマイクロコンピユ
ータに対する情報伝達回路図、第2図は吸排気温
度差の変動曲線、第3図イ,ロ,ハはフローチヤ
ートである。 3……モータ、4……ヒータ、7……マイクロ
コンピユータ、10……吸気温度検出用サーミス
タ、11………排気温度検出用サーミスタ、1
4,15,18……電圧比較器、16……ラダー
回路、17……可変抵抗器。
ータに対する情報伝達回路図、第2図は吸排気温
度差の変動曲線、第3図イ,ロ,ハはフローチヤ
ートである。 3……モータ、4……ヒータ、7……マイクロ
コンピユータ、10……吸気温度検出用サーミス
タ、11………排気温度検出用サーミスタ、1
4,15,18……電圧比較器、16……ラダー
回路、17……可変抵抗器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 運転開始後吸気温度と排気温度の差若しくは
排気温度自体が略一定値に達した時にその温度差
若しくは温度を検出してマイクロコンピユータに
記憶し、該記憶値よりも所定値以上の温度に達し
た後、乾燥率調節タイマによつて設定した時間だ
け延長してから乾燥運転を終了するようにしたこ
とを特徴とする衣類乾燥機。 2 前記吸気温度と排気温度の差若しくは排気温
度自体が略一定値に達する迄の時間を実験等によ
りあらかじめ定めてそれをマイクロコンピユータ
に記憶しておき、この記憶時間に達した時に前記
吸気温度と排気温度の差若しくは排気温度自体を
検出するようにしたことを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の衣類乾燥機。 3 乾燥率調節タイマには可変抵抗器を内蔵し、
該可変抵抗器の分圧とラダー回路から発生する電
圧とを電圧比較器に於て比較し、この電圧比較器
からの出力を前記マイクロコンピユータに入力す
ることによつて、このマイクロコンピユータは延
長すべき時間を認識するようにしたことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の衣類乾燥機。 4 特許請求の範囲第2項に於て、一定値に達す
るまでの時間前に衣類投入用ドアを開いた時は、
開いている時間に応じて前記記憶時間を延長する
ようにしたことを特徴とする衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57045431A JPS58163400A (ja) | 1982-03-19 | 1982-03-19 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57045431A JPS58163400A (ja) | 1982-03-19 | 1982-03-19 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58163400A JPS58163400A (ja) | 1983-09-28 |
JPH0235598B2 true JPH0235598B2 (ja) | 1990-08-10 |
Family
ID=12719104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57045431A Granted JPS58163400A (ja) | 1982-03-19 | 1982-03-19 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58163400A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58198398A (ja) * | 1982-05-12 | 1983-11-18 | シャープ株式会社 | 衣類乾燥機の制御装置 |
JPS6075100A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-27 | 三洋電機株式会社 | 循環式衣類乾燥機の制御方法 |
JPH0335279Y2 (ja) * | 1986-01-24 | 1991-07-25 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5657497A (en) * | 1979-10-15 | 1981-05-19 | Hitachi Ltd | Clothing drier and its operation method |
-
1982
- 1982-03-19 JP JP57045431A patent/JPS58163400A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5657497A (en) * | 1979-10-15 | 1981-05-19 | Hitachi Ltd | Clothing drier and its operation method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58163400A (ja) | 1983-09-28 |
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