JPH0232235A - シースフロー式蛍光検出器 - Google Patents
シースフロー式蛍光検出器Info
- Publication number
- JPH0232235A JPH0232235A JP18440288A JP18440288A JPH0232235A JP H0232235 A JPH0232235 A JP H0232235A JP 18440288 A JP18440288 A JP 18440288A JP 18440288 A JP18440288 A JP 18440288A JP H0232235 A JPH0232235 A JP H0232235A
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- Japan
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- sample
- flow
- sheath
- liquid
- light beam
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- Pending
Links
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Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Optical Measuring Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は蛍光分光測定装置において、試料を導入して蛍
光を測定する検出器に関するものである。
光を測定する検出器に関するものである。
(従来の技術)
蛍光分光測定装置で試料の蛍光を測定する場合、細く絞
った励起光ビームをセルに照射し、試料から出てくる蛍
光を励起光ビームと直交する方向で検出している。
った励起光ビームをセルに照射し、試料から出てくる蛍
光を励起光ビームと直交する方向で検出している。
(発明が解決しようとする課題)
試料中に励起光を散乱させる粒子が浮遊している場合、
検出される蛍光強度は不正確なものとなる。
検出される蛍光強度は不正確なものとなる。
第3図に、励起光を散乱させる粒子が浮遊している試料
をセルに入れて蛍光を測定する様子を示す。2はセル、
4は溶液試料、6は励起光を散乱させる粒子6であり、
試料4中に浮遊している。
をセルに入れて蛍光を測定する様子を示す。2はセル、
4は溶液試料、6は励起光を散乱させる粒子6であり、
試料4中に浮遊している。
励起光は例えばスリット8で絞られて励起光ビーム10
となってセル中の試料4に照射される。浮遊粒子6が多
数になれば励起光ビーム10は散乱光5となってセル全
体に散乱され、大きな体積内の試料4からの蛍光7を測
定してしまう結果になる。そのため、検出された蛍光強
度は真の蛍光強度とは異なる。
となってセル中の試料4に照射される。浮遊粒子6が多
数になれば励起光ビーム10は散乱光5となってセル全
体に散乱され、大きな体積内の試料4からの蛍光7を測
定してしまう結果になる。そのため、検出された蛍光強
度は真の蛍光強度とは異なる。
さらに、蛍光の検出を励起光ビーム10の方向と直交す
る方向で検出するので、散乱粒子6がなければ蛍光検出
器に励起光10が入り込むことは少ないが、散乱粒子6
が浮遊していれば散乱粒子6からの励起光の散乱光が蛍
光測定光学系、光検出器に対して迷光となり、ベースラ
インを上昇させる。
る方向で検出するので、散乱粒子6がなければ蛍光検出
器に励起光10が入り込むことは少ないが、散乱粒子6
が浮遊していれば散乱粒子6からの励起光の散乱光が蛍
光測定光学系、光検出器に対して迷光となり、ベースラ
インを上昇させる。
本発明は試料が散乱粒子を含んでいる場合であっても試
料の蛍光強度を正しく測定することのできる検出器を提
供することを目的とするものである。
料の蛍光強度を正しく測定することのできる検出器を提
供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明ではセルとしてシースフローセルを用いる。その
シースフローセルは、粒子を含む試料液を中央に流し、
その外側にさや液を流して試料流を粒子が1個ずつ流れ
る細さの層流にするシースフローセルであり、試料流に
照射される励起光ビームは同時に複数の粒子を含まない
大きさの励起光ビームである。そして、励起光ビームが
試料流の溶媒部分を通過したときの蛍光強度が検出され
る。
シースフローセルは、粒子を含む試料液を中央に流し、
その外側にさや液を流して試料流を粒子が1個ずつ流れ
る細さの層流にするシースフローセルであり、試料流に
照射される励起光ビームは同時に複数の粒子を含まない
大きさの励起光ビームである。そして、励起光ビームが
試料流の溶媒部分を通過したときの蛍光強度が検出され
る。
(作用)
励起光ビームは試料流を横切るように照射され、試料流
を散乱粒子が1個ずつ流れていく。検出信号には、励起
光ビームが試料流の溶媒のみを照射しているときのもの
と、散乱粒子を含んだ部分を照射しているときのものが
時間的に分離された状態で現れる。そこで、散乱粒子を
含まない部分の蛍光強度を測定すれば試料の正しい蛍光
強度となる。
を散乱粒子が1個ずつ流れていく。検出信号には、励起
光ビームが試料流の溶媒のみを照射しているときのもの
と、散乱粒子を含んだ部分を照射しているときのものが
時間的に分離された状態で現れる。そこで、散乱粒子を
含まない部分の蛍光強度を測定すれば試料の正しい蛍光
強度となる。
(実施例)
第1図は一実施例のシースフローセルを表わす。
12は水平方向の断面が正方形のシースフローセル本体
であり、その上部中央部分には試料液16を導入するノ
ズル14が設けられている。
であり、その上部中央部分には試料液16を導入するノ
ズル14が設けられている。
シースフローセル本体12の上部の側部にはさや液20
を導入する導入口18が設けられている。
を導入する導入口18が設けられている。
シースフローセル本体12には、さや流20が試料流1
6を包みながら流れ、試料流16を層流とするように絞
り部分12aが形成されている。ノズル14の内径は約
0.5mm、シースフローセル本体12の上部の太い部
分の水平方向の断面は一辺が約10mmの正方形、絞り
部分12aよりも下側部分の水平方向の断面は一辺が約
2mmの正方形である。
6を包みながら流れ、試料流16を層流とするように絞
り部分12aが形成されている。ノズル14の内径は約
0.5mm、シースフローセル本体12の上部の太い部
分の水平方向の断面は一辺が約10mmの正方形、絞り
部分12aよりも下側部分の水平方向の断面は一辺が約
2mmの正方形である。
試料流16をさや流20によって層流状態にするために
は、試料流16の流速、さや流2oの流速、シースフロ
ーセル内径の関係を適当に選択して、試料流16とさや
流20が殆ど混じり合わない層流状態を保つことができ
る。層流となった試料流16の直径を約5μm程度とす
ることができる。15は散乱粒子である。
は、試料流16の流速、さや流2oの流速、シースフロ
ーセル内径の関係を適当に選択して、試料流16とさや
流20が殆ど混じり合わない層流状態を保つことができ
る。層流となった試料流16の直径を約5μm程度とす
ることができる。15は散乱粒子である。
励起光ビーム10はスリットやレンズなどで絞られて試
料流16を横切るように照射される。試料流16を横切
る部分では励起光ビーム10の直径が最も小さく、約2
0〜30μm程度とする。
料流16を横切るように照射される。試料流16を横切
る部分では励起光ビーム10の直径が最も小さく、約2
0〜30μm程度とする。
試料液16として例えば細胞を懸濁させた細胞懸濁液を
使用することができる。その場合のさや液20としては
例えば生理食塩水などを用いることができる。
使用することができる。その場合のさや液20としては
例えば生理食塩水などを用いることができる。
試料液16中に蛍光物資がなく、散乱粒子のみがある場
合、蛍光測定を行なうと第2図(A)に示されるような
結果が得られる。ピーク30は散乱粒子15による散乱
光が迷光として検出器に入ったために生じたものである
。ベースレベル32の強度Ioは試料流16の溶媒部分
のみからの信号である。散乱粒子15は励起光ビーム1
0中には一度に1つしか入らないので、ベースレベル3
2の測定に散乱粒子15の影響を受けない。
合、蛍光測定を行なうと第2図(A)に示されるような
結果が得られる。ピーク30は散乱粒子15による散乱
光が迷光として検出器に入ったために生じたものである
。ベースレベル32の強度Ioは試料流16の溶媒部分
のみからの信号である。散乱粒子15は励起光ビーム1
0中には一度に1つしか入らないので、ベースレベル3
2の測定に散乱粒子15の影響を受けない。
次に、試料16中に蛍光物資があり、かつ散乱粒子もあ
る場合の測定結果は第2図(B)に示されるようになる
。36は試料流16の溶媒部分の蛍光物質からの蛍光強
度であり、ピーク34は散乱粒子15が励起光ビーム1
0中に入って溶媒部分の蛍光物質からの蛍光に散乱粒子
15自体から発生した蛍光及び散乱粒子15による励起
光散乱光の迷光などが加算されたものである。この場合
も、励起光ビーム10中に散乱粒子15が入っていない
ときの蛍光強度Ifが試料の蛍光強度である。
る場合の測定結果は第2図(B)に示されるようになる
。36は試料流16の溶媒部分の蛍光物質からの蛍光強
度であり、ピーク34は散乱粒子15が励起光ビーム1
0中に入って溶媒部分の蛍光物質からの蛍光に散乱粒子
15自体から発生した蛍光及び散乱粒子15による励起
光散乱光の迷光などが加算されたものである。この場合
も、励起光ビーム10中に散乱粒子15が入っていない
ときの蛍光強度Ifが試料の蛍光強度である。
ベースレベルの補正をするには、If−Ioとすればよ
い。
い。
蛍光測定波長は励起光波長とは異なっているが、検出さ
れる光がある角度をもって入射したりするなど、分光器
が理想的な条件で動作しているとはいえず、蛍光検出器
に励起光成分が迷光として入り込む。その場合でも、励
起光波長と蛍光測定波長が例えば分光器の半値幅の10
倍以上というように十分に離れていれば、散乱粒子によ
る散乱光強度はかなり小さいものとなる。
れる光がある角度をもって入射したりするなど、分光器
が理想的な条件で動作しているとはいえず、蛍光検出器
に励起光成分が迷光として入り込む。その場合でも、励
起光波長と蛍光測定波長が例えば分光器の半値幅の10
倍以上というように十分に離れていれば、散乱粒子によ
る散乱光強度はかなり小さいものとなる。
(発明の効果)
本発明では、シースフローセルを用いて粒子を含む試料
液を粒子が1個ずつ流れる細さの層流にし、試料流には
同時に複数の粒子を含まない大きさの励起光ビームを照
射し、励起光ビームが試料流の溶媒部分を通過したとき
の蛍光強度を検出するようにしたので、散乱粒子を多数
含んだ試料であっても、その蛍光強度を正しく測定する
ことができる。
液を粒子が1個ずつ流れる細さの層流にし、試料流には
同時に複数の粒子を含まない大きさの励起光ビームを照
射し、励起光ビームが試料流の溶媒部分を通過したとき
の蛍光強度を検出するようにしたので、散乱粒子を多数
含んだ試料であっても、その蛍光強度を正しく測定する
ことができる。
第1図は一実施例のシースフローセルを示す概略断面図
、第2図(A)及び同図(B)は−実施例における検出
信号を示す波形図、第3図は従来のセルを用いた場合の
蛍光測定を示す概略図である。 10・・・・・・励起光ビーム、12・・・・・・シー
スフローセル本体、14・・・・・・ノズル、15・・
・・・・散乱粒子、16・・・・・・試料流、20・・
・・・・さや流。 特許出願人 株式会社島津製作所
、第2図(A)及び同図(B)は−実施例における検出
信号を示す波形図、第3図は従来のセルを用いた場合の
蛍光測定を示す概略図である。 10・・・・・・励起光ビーム、12・・・・・・シー
スフローセル本体、14・・・・・・ノズル、15・・
・・・・散乱粒子、16・・・・・・試料流、20・・
・・・・さや流。 特許出願人 株式会社島津製作所
Claims (1)
- (1)粒子を含む試料液を中央に流し、その外側にさや
液を流して試料流を粒子が1個ずつ流れる細さの層流に
するシースフローセルと、同時に複数の粒子を含まない
大きさの励起光ビームを試料流に対し試料流を横切る方
向に照射する励起光ビーム照射手段とを備え、励起光ビ
ームが試料流の溶媒部分を通過したときの蛍光強度が検
出されるシースフロー式蛍光検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18440288A JPH0232235A (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | シースフロー式蛍光検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18440288A JPH0232235A (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | シースフロー式蛍光検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232235A true JPH0232235A (ja) | 1990-02-02 |
Family
ID=16152542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18440288A Pending JPH0232235A (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | シースフロー式蛍光検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0232235A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6365106B1 (en) * | 1999-01-21 | 2002-04-02 | Sysmex Corporation | Sheath flow cell and blood analyzer using the same |
JP2006506648A (ja) * | 2002-11-19 | 2006-02-23 | インターナショナル リモート イメイジング システムズ インコーポレイテッド | 検尿診断システム用フローセルおよびその製造方法 |
-
1988
- 1988-07-21 JP JP18440288A patent/JPH0232235A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6365106B1 (en) * | 1999-01-21 | 2002-04-02 | Sysmex Corporation | Sheath flow cell and blood analyzer using the same |
JP2006506648A (ja) * | 2002-11-19 | 2006-02-23 | インターナショナル リモート イメイジング システムズ インコーポレイテッド | 検尿診断システム用フローセルおよびその製造方法 |
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