JPH02304353A - 園芸作物の熟度判定方法 - Google Patents
園芸作物の熟度判定方法Info
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- JPH02304353A JPH02304353A JP12636989A JP12636989A JPH02304353A JP H02304353 A JPH02304353 A JP H02304353A JP 12636989 A JP12636989 A JP 12636989A JP 12636989 A JP12636989 A JP 12636989A JP H02304353 A JPH02304353 A JP H02304353A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、園芸作物の熟度判定方法に関する。
従来は、果物や野菜等の園芸作物の熟度を、切断等の破
壊をすることなく判定するのに、その色や香り、あるい
は硬さ等を観察して、全て人の惑によって行っていた。
壊をすることなく判定するのに、その色や香り、あるい
は硬さ等を観察して、全て人の惑によって行っていた。
しかし、人の感による判定には、熟練を要するばかりか
、個人差が大きく、正確さを欠くものであった。
、個人差が大きく、正確さを欠くものであった。
そこで、酸化物半導体式ガスセンサ゛−を用いて、園芸
作物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性ガス
の濃度を測定し、その測定結果に基づいて熟度を判定す
ることが提案されているが、この場合、可燃性ガス中に
は、時期を異にして大量に発生する種々のガス(例えば
エチレンガスと芳香成分ガス)が含まれるために、作物
によっては、時間の経過に伴う測定濃度の上がり下がり
の変化が大きく、正確には適正熟度を判定することが困
難であった。
作物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性ガス
の濃度を測定し、その測定結果に基づいて熟度を判定す
ることが提案されているが、この場合、可燃性ガス中に
は、時期を異にして大量に発生する種々のガス(例えば
エチレンガスと芳香成分ガス)が含まれるために、作物
によっては、時間の経過に伴う測定濃度の上がり下がり
の変化が大きく、正確には適正熟度を判定することが困
難であった。
本発明の目的は、誰でも正確に園芸作物の熟度を判定で
きるようにする点にある。
きるようにする点にある。
本発明は、第1図に示すように、園芸作物の表面から発
生する揮発性ガスのうち、エチレンガスの発生量は、一
般的に時間の経過と共に増大して最大値に達した後は減
少し、その後再びわずかながら増減を繰返す。他方、芳
香成分ガスの発生量が、エチレンガスの発生ff1M少
に伴って増大していずれ最大値に達するもので、食べ項
がエチレンガス発生量の最大値の表われる時期よりも以
後の減少期とその後のわずかな増大期の中間にあり、し
かも芳香成分ガス発生量が増大する途中の時期に位置す
ることに着目したもので、その園芸作物の熟度判定方法
の第1発明の特徴手段は、園芸作物の表面から発生ずる
揮発性ガスのうち、エチレンガスと芳香成分ガス夫々の
濃度を測定し、エチレンガス濃度測定値と芳香成分ガス
濃度判定値が、夫々予め設定された設定範囲内にあるか
否かを判別し、前記両測定値が共に設定範囲内にある場
合に、適正熟度であると判定し、他方、前記両測定値の
うちの少くとも一方が、その設定範囲内にない場合には
、適正熟度ではないと判定することにある。
生する揮発性ガスのうち、エチレンガスの発生量は、一
般的に時間の経過と共に増大して最大値に達した後は減
少し、その後再びわずかながら増減を繰返す。他方、芳
香成分ガスの発生量が、エチレンガスの発生ff1M少
に伴って増大していずれ最大値に達するもので、食べ項
がエチレンガス発生量の最大値の表われる時期よりも以
後の減少期とその後のわずかな増大期の中間にあり、し
かも芳香成分ガス発生量が増大する途中の時期に位置す
ることに着目したもので、その園芸作物の熟度判定方法
の第1発明の特徴手段は、園芸作物の表面から発生ずる
揮発性ガスのうち、エチレンガスと芳香成分ガス夫々の
濃度を測定し、エチレンガス濃度測定値と芳香成分ガス
濃度判定値が、夫々予め設定された設定範囲内にあるか
否かを判別し、前記両測定値が共に設定範囲内にある場
合に、適正熟度であると判定し、他方、前記両測定値の
うちの少くとも一方が、その設定範囲内にない場合には
、適正熟度ではないと判定することにある。
また、園芸作物の熟度判定方法の第2発明の特徴手段は
、前記判定方法であって、酸化錫半導体を主成分とする
感応層の表面部に酸化銅を担持させた改質層を形成して
ある第1半導体式ガスセンサーで、エチレンガスの濃度
を測定し、酸化錫を主成分とする焼結型半導体に、アル
カリ土類元素の酸化物の少なくとも一種から成る第1成
分と、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、Th、Al1.G
a、及び、ランタニド属元素の酸化物の少なくとも一種
から成る第2成分とを、担持させた第2半導体式ガスセ
ンサーで、芳香成分ガス濃度を測定することにある。
、前記判定方法であって、酸化錫半導体を主成分とする
感応層の表面部に酸化銅を担持させた改質層を形成して
ある第1半導体式ガスセンサーで、エチレンガスの濃度
を測定し、酸化錫を主成分とする焼結型半導体に、アル
カリ土類元素の酸化物の少なくとも一種から成る第1成
分と、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、Th、Al1.G
a、及び、ランタニド属元素の酸化物の少なくとも一種
から成る第2成分とを、担持させた第2半導体式ガスセ
ンサーで、芳香成分ガス濃度を測定することにある。
第3発明の特徴手段は、前記判定方法であって、園芸作
物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性ガスの
濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガスセンサ
ーで測定すると共に、酸化錫半導体を主成分とする感応
層の表面部に酸化銅を担持させた改質層を形成してある
第2半導体式ガスセンサーで、エチレンガスの濃度を測
定し、前記第1半導体式ガスセンサーによる第1測定値
から前記第2半導体式ガスセンサーによる第2測定値を
減算した値を、芳香成分ガスの濃度とすることにある。
物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性ガスの
濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガスセンサ
ーで測定すると共に、酸化錫半導体を主成分とする感応
層の表面部に酸化銅を担持させた改質層を形成してある
第2半導体式ガスセンサーで、エチレンガスの濃度を測
定し、前記第1半導体式ガスセンサーによる第1測定値
から前記第2半導体式ガスセンサーによる第2測定値を
減算した値を、芳香成分ガスの濃度とすることにある。
更に第4発明の特徴手段は、前記判定方法であって、園
芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性ガ
スの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガスセ
ンサーで測定すると共に、酸化錫を主成分とする焼結型
半導体に、アルカリ土類元素の酸化物の少くとも一種か
ら成る第1成分と、Sc、Y、Ti、Zr、Hf。
芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性ガ
スの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガスセ
ンサーで測定すると共に、酸化錫を主成分とする焼結型
半導体に、アルカリ土類元素の酸化物の少くとも一種か
ら成る第1成分と、Sc、Y、Ti、Zr、Hf。
Th、AI、Ga、及び、ランタニド属元素の酸化物の
少なくとも一種から成る第2成分とを担持させた第2半
導体式ガスセンサーで、芳香成分ガスの濃度を測定し、
前記第1半導体式ガスセンサーによる第1測定値から前
記第2半導体式ガスセンサーによる第2測定値を減算し
た値を、エチレンガスの濃度とすることにある。
少なくとも一種から成る第2成分とを担持させた第2半
導体式ガスセンサーで、芳香成分ガスの濃度を測定し、
前記第1半導体式ガスセンサーによる第1測定値から前
記第2半導体式ガスセンサーによる第2測定値を減算し
た値を、エチレンガスの濃度とすることにある。
また、園芸作物の熟度判定方法の第5発明の特徴手段は
、園芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうち、エチ
レンガスと可燃性ガス夫々の濃度を判定し、エチレンガ
ロ濃度測定値と可燃性ガス濃度判定値が、夫々予め設定
された設定範囲内にあるか否かを判別し、前記両測定値
が共に設定範囲内にある場合、適正熟度であると判定し
、他方、前記両測定値のうちの少な(とも一方が、その
設定範囲内にない場合には、適正熟度ではないと判定す
る。
、園芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうち、エチ
レンガスと可燃性ガス夫々の濃度を判定し、エチレンガ
ロ濃度測定値と可燃性ガス濃度判定値が、夫々予め設定
された設定範囲内にあるか否かを判別し、前記両測定値
が共に設定範囲内にある場合、適正熟度であると判定し
、他方、前記両測定値のうちの少な(とも一方が、その
設定範囲内にない場合には、適正熟度ではないと判定す
る。
また、第6発明の特徴手段は、前記判定方法であって、
園芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性
ガスの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガス
センサーで測定すると共に、 酸化錫半導体を主成分とする感応層の表面部に酸化銅を
担持させた改質層を形成してある第2半4体式ガスセン
サーで、エチレンガスの濃度を測定する。
園芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性
ガスの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガス
センサーで測定すると共に、 酸化錫半導体を主成分とする感応層の表面部に酸化銅を
担持させた改質層を形成してある第2半4体式ガスセン
サーで、エチレンガスの濃度を測定する。
そしてそれらの作用効果は、次の通りである。
つまり、果菜などの園芸作物から発生するエチレンガス
は、一般に成熟ホルモンとしての重要な役割を果たすも
のと考えられており、エチレンガスの発生に呼応して園
芸作物の呼吸量は異常に増大し、その呼吸量の増大によ
って代謝が進み、園芸作物中の炭化物が、糖の他にアル
コール類、アルデヒド類、エステル類等の芳香成分に分
解され、芳香成分ガスの発生量が増大する。そして、こ
の時期に一定時間の食べ頃が存在し、更に代謝が進行す
ると、糖分が発酵を始め、芳香成分ガスも更に増大して
、いずれは最大値に達して腐敗に至る。
は、一般に成熟ホルモンとしての重要な役割を果たすも
のと考えられており、エチレンガスの発生に呼応して園
芸作物の呼吸量は異常に増大し、その呼吸量の増大によ
って代謝が進み、園芸作物中の炭化物が、糖の他にアル
コール類、アルデヒド類、エステル類等の芳香成分に分
解され、芳香成分ガスの発生量が増大する。そして、こ
の時期に一定時間の食べ頃が存在し、更に代謝が進行す
ると、糖分が発酵を始め、芳香成分ガスも更に増大して
、いずれは最大値に達して腐敗に至る。
そこで、第1発明において、
園芸作物の種類によって、予め適正熟度に該当するエチ
レンガス濃度と芳香成分ガス濃度の範囲を設定しておい
て、両測定値によって、両測定値が共に設定範囲内にあ
る場合に、適正熟度であると判定し、他方、両測定値の
うちの少くとも一方が、その設定範囲内にない場合には
、適正W)度ではないと判定することにより、例えば、
一方の測定ガスだけで、設定濃度範囲内にあるか否かを
判別して熟度を判定することも考えられるが、第1図に
示すように、測定ガスの発生量が、時間の経過と共に、
増大して最大になった後減少するという変化を行うため
に、設定濃度範囲内に位置する時期が、最大発生濃度の
前後に2箇所存在し、適確な熟度を判定できないのに対
し、より適確に熟度の判定を行うことができる。
レンガス濃度と芳香成分ガス濃度の範囲を設定しておい
て、両測定値によって、両測定値が共に設定範囲内にあ
る場合に、適正熟度であると判定し、他方、両測定値の
うちの少くとも一方が、その設定範囲内にない場合には
、適正W)度ではないと判定することにより、例えば、
一方の測定ガスだけで、設定濃度範囲内にあるか否かを
判別して熟度を判定することも考えられるが、第1図に
示すように、測定ガスの発生量が、時間の経過と共に、
増大して最大になった後減少するという変化を行うため
に、設定濃度範囲内に位置する時期が、最大発生濃度の
前後に2箇所存在し、適確な熟度を判定できないのに対
し、より適確に熟度の判定を行うことができる。
また、第5発明において、第4図に示すように、
揮発性ガスのうちの可燃性ガスの濃度は、初期の段階で
は、エチレンガスを主成分とするためにエチレンガス量
に相当した値を示すが、経時変化に伴って、エステル類
やアセトアルデヒド類等の芳香性の可燃性ガスが増大し
て、いずれ最大値に達するもので、食べ頃は、エチレン
ガス発生量の減少期とその後のわずかな増大期の中間に
あり、しかも、可燃性ガス発生量の増大期の途中に位置
する。
は、エチレンガスを主成分とするためにエチレンガス量
に相当した値を示すが、経時変化に伴って、エステル類
やアセトアルデヒド類等の芳香性の可燃性ガスが増大し
て、いずれ最大値に達するもので、食べ頃は、エチレン
ガス発生量の減少期とその後のわずかな増大期の中間に
あり、しかも、可燃性ガス発生量の増大期の途中に位置
する。
そこで、エチレンガス濃度と可燃性ガス濃度の両測定値
が、共に設定範囲内にある場合、適正熟度であると判定
することによって、前記第1発明と同様に、一方の測定
ガス濃度だけで熟度を判別するのに比べて、より的確に
適正な熟度の判定を行うことができる。
が、共に設定範囲内にある場合、適正熟度であると判定
することによって、前記第1発明と同様に、一方の測定
ガス濃度だけで熟度を判別するのに比べて、より的確に
適正な熟度の判定を行うことができる。
そして、第1、第5発明を具体的に実行して園芸作物の
表面から発生するエチレンガスと芳香成分ガス夫々の濃
度を測定するのに、夫々一般に小型で軽量の前記第1、
第2半導体式ガスセンサーを使用することによって、例
えば、発生ガスをサンプリングして、ガスクロマトグラ
フィー等の持ち運びの困難な測定装置で濃度測定するの
に較べ、現場作業で、且つ、リアルタイムに測定できる
。
表面から発生するエチレンガスと芳香成分ガス夫々の濃
度を測定するのに、夫々一般に小型で軽量の前記第1、
第2半導体式ガスセンサーを使用することによって、例
えば、発生ガスをサンプリングして、ガスクロマトグラ
フィー等の持ち運びの困難な測定装置で濃度測定するの
に較べ、現場作業で、且つ、リアルタイムに測定できる
。
従って、エチレンガスと芳香成分ガス又は1jJ燃性ガ
ス夫々の濃度を測定するだけの簡単な手間で、適確な熟
度の判定を、熟練度を要することなく、且つ、個人差な
く誰にでも行うことができ、園芸作物の販売及び選別の
ための管理を容易にできるようになった。
ス夫々の濃度を測定するだけの簡単な手間で、適確な熟
度の判定を、熟練度を要することなく、且つ、個人差な
く誰にでも行うことができ、園芸作物の販売及び選別の
ための管理を容易にできるようになった。
その上、第1、第2半導体式ガスセンサーを使用するこ
とによって、園芸作物に対する判定を、より簡単に作業
性良く行えるようになった。
とによって、園芸作物に対する判定を、より簡単に作業
性良く行えるようになった。
次に、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。
メロン、バナナ、リンゴ、キイライ、アボガド等の果物
や、野菜等の果菜の表面からは、揮発性ガスが発生して
おり、その揮発性ガスのうち、エチレンガスと芳香成分
ガス及び呼吸に基づく炭酸ガス(CO2)の発生濃度と
の間には、第1図に示すような相対変化があり、図中(
B)で示す期間に適正な食べ頃が存在し、食べ項適正期
(B)の前には未熟期(A)が存在し、後には過熱期(
C)が存在する。
や、野菜等の果菜の表面からは、揮発性ガスが発生して
おり、その揮発性ガスのうち、エチレンガスと芳香成分
ガス及び呼吸に基づく炭酸ガス(CO2)の発生濃度と
の間には、第1図に示すような相対変化があり、図中(
B)で示す期間に適正な食べ頃が存在し、食べ項適正期
(B)の前には未熟期(A)が存在し、後には過熱期(
C)が存在する。
そこで、それら果菜の適正熟度を判定するのに、エチレ
ンガスと芳香成分ガス夫々の濃度を測定し、エチレンガ
ス濃度測定値と芳香成分ガス濃度測定値が、夫々予め設
定された設定範囲内にあるか否かを判別し、両測定値が
共に設定範囲内にある場合には、適正熟度であると判定
し、他方、両測定値のうちの少くとも一方が、その設定
範囲内にない場合には、適正熟度ではないと判定する。
ンガスと芳香成分ガス夫々の濃度を測定し、エチレンガ
ス濃度測定値と芳香成分ガス濃度測定値が、夫々予め設
定された設定範囲内にあるか否かを判別し、両測定値が
共に設定範囲内にある場合には、適正熟度であると判定
し、他方、両測定値のうちの少くとも一方が、その設定
範囲内にない場合には、適正熟度ではないと判定する。
尚、前記適正熟度とは、一般に果菜の種類によって差が
あるが、食べ頃な熟度を判定して適正熟度としたい場合
は、設定範囲を第1図中(D)〜(H)内にし、また、
収穫して出荷するのに適切な熟度を判定して適正熟度と
したい場合は、一般に流通機関又は販売に要する必要期
間を加味して、未熟期(A)内に設定範囲をおく。
あるが、食べ頃な熟度を判定して適正熟度としたい場合
は、設定範囲を第1図中(D)〜(H)内にし、また、
収穫して出荷するのに適切な熟度を判定して適正熟度と
したい場合は、一般に流通機関又は販売に要する必要期
間を加味して、未熟期(A)内に設定範囲をおく。
次に、発生するエチレンガスの濃度を測定するには、酸
化錫半導体を主成分とする感応層の表面部に酸化銅を担
持させた改質層を形成してある第1半導体式ガスセンサ
ーを使用し、前記芳香成分ガスには、エチルアルコール
やアセトアルデヒド等のエチレンガス以外のにおい成分
としての可燃性ガスが含まれ、それらの芳香成分ガスの
濃度を測定するには、酸化錫を主成分とする焼結型半導
体に、アルカリ土類元素の酸化物の少なくとも一種から
成る第1成分と、Sc、Y、Ti、Zr、HE、Th、
Aj!。
化錫半導体を主成分とする感応層の表面部に酸化銅を担
持させた改質層を形成してある第1半導体式ガスセンサ
ーを使用し、前記芳香成分ガスには、エチルアルコール
やアセトアルデヒド等のエチレンガス以外のにおい成分
としての可燃性ガスが含まれ、それらの芳香成分ガスの
濃度を測定するには、酸化錫を主成分とする焼結型半導
体に、アルカリ土類元素の酸化物の少なくとも一種から
成る第1成分と、Sc、Y、Ti、Zr、HE、Th、
Aj!。
Ga、及び、ランタニド属元素の酸化物の少なくとも一
種から成る第2成分とを担持させた第2半導体式ガスセ
ンサーを使用する。
種から成る第2成分とを担持させた第2半導体式ガスセ
ンサーを使用する。
尚、前記第1半導体式ガスセンサーの感度の4度依存性
は、第2図に示すように、エチレンガスに対して特に敏
感であり、また、前記第2半導体式ガスセンサーの感度
の濃度依存性は、第3図に示すように、アルコール類、
エステル類、アルデヒド類等の芳香成分ガスに特に敏感
であり、充分それらのガスの検出に適することを示すも
のである。
は、第2図に示すように、エチレンガスに対して特に敏
感であり、また、前記第2半導体式ガスセンサーの感度
の濃度依存性は、第3図に示すように、アルコール類、
エステル類、アルデヒド類等の芳香成分ガスに特に敏感
であり、充分それらのガスの検出に適することを示すも
のである。
〔実験例1〕
前記第1半導体式ガスセンサーによるエチレンガス濃度
指示値と、前記第2半導体式ガスセンサーによる芳香成
分ガス(におい成分ガス)濃度指示値を、各種経過日数
のバナナから発生するガスに対して夫々同じ環境条件で
測定して現出させ、その都度試食して食べ頃を判定し、
食べ頃に対応する両ガス夫々の設定濃度範囲を調べた。
指示値と、前記第2半導体式ガスセンサーによる芳香成
分ガス(におい成分ガス)濃度指示値を、各種経過日数
のバナナから発生するガスに対して夫々同じ環境条件で
測定して現出させ、その都度試食して食べ頃を判定し、
食べ頃に対応する両ガス夫々の設定濃度範囲を調べた。
その結果、次の表1の通りである。
表 1
つまり、バナナの食べ頃のエチレンガス濃度指示値は2
0〜30で、芳香成分ガス濃度指示値は、300〜45
0である。
0〜30で、芳香成分ガス濃度指示値は、300〜45
0である。
〔実験例2〕
前記第1、第2半導体式ガスセンサーを使って、夫々熟
度の異なったメロンに対し、果皮表面から発散するエチ
レン、及びにおい成分の濃度を同じ環境条件で測定し、
他方、それらの各メロンを、3名のパネラ−に試食させ
て食べ頃を判定させ、食べ頃と発生ガスとの相関関係を
調べ、第1図及び次の表2に示した。
度の異なったメロンに対し、果皮表面から発散するエチ
レン、及びにおい成分の濃度を同じ環境条件で測定し、
他方、それらの各メロンを、3名のパネラ−に試食させ
て食べ頃を判定させ、食べ頃と発生ガスとの相関関係を
調べ、第1図及び次の表2に示した。
表 2
]
従って、この種メロンの食べ頃のエチレンガス濃度指示
値は、25〜40、芳香成分ガス濃度指示値は125〜
225である。
値は、25〜40、芳香成分ガス濃度指示値は125〜
225である。
〔別実流側J
果菜から発生するエチレンガスと芳香成分ガス夫々の濃
度の測定は、半導体式ガスセンサー以外に、ガスクロマ
トグラフィや、接触燃焼式ガスセンサ等を使用しても良
く、特に、半導体式ガスセンサーを使用する場合として
、次に示す種類のガスセンサーを夫々使用して、両発生
ガス濃度を夫々出してもよい。
度の測定は、半導体式ガスセンサー以外に、ガスクロマ
トグラフィや、接触燃焼式ガスセンサ等を使用しても良
く、特に、半導体式ガスセンサーを使用する場合として
、次に示す種類のガスセンサーを夫々使用して、両発生
ガス濃度を夫々出してもよい。
つまり、果菜の表面から発生する揮発性ガスのうちの可
燃性ガスの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式
ガスセンサーで測定すると共に、酸化錫半導体を主成分
とする感応層の表面部に酸化銅を担持させた改質層を形
成してある第2半導体式ガスセンサーで、エチレンガス
の濃度を測定し、前記第1半導体式ガスセンサーによる
第1測定値から前記第2半導体式ガスセンサーによる第
2測定値を減算した値を、芳香成分ガスの濃度とする。
燃性ガスの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式
ガスセンサーで測定すると共に、酸化錫半導体を主成分
とする感応層の表面部に酸化銅を担持させた改質層を形
成してある第2半導体式ガスセンサーで、エチレンガス
の濃度を測定し、前記第1半導体式ガスセンサーによる
第1測定値から前記第2半導体式ガスセンサーによる第
2測定値を減算した値を、芳香成分ガスの濃度とする。
又は、果菜の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃
性ガスの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガ
スセンサーで測定すると共に、酸化錫を主成分とする焼
結型半導体に、アルカリ土類元素の酸化物の少なくとも
一種から成る第1成分と、Sc、Y、Ti、Zr、f(
f。
性ガスの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガ
スセンサーで測定すると共に、酸化錫を主成分とする焼
結型半導体に、アルカリ土類元素の酸化物の少なくとも
一種から成る第1成分と、Sc、Y、Ti、Zr、f(
f。
Th、Al、Qa、及び、ランタニド属元素の酸化物の
少なくとも一種から成る第2成分とを担持させた第2半
導体式ガスセンサーで、芳香成分ガスの濃度を測定し、
前記第1半導体式ガスセンサーによる第1測定値から前
記第2半導体式ガスセンサーによる第2測定値を減算し
た値を、エチレンガスの濃度とする。
少なくとも一種から成る第2成分とを担持させた第2半
導体式ガスセンサーで、芳香成分ガスの濃度を測定し、
前記第1半導体式ガスセンサーによる第1測定値から前
記第2半導体式ガスセンサーによる第2測定値を減算し
た値を、エチレンガスの濃度とする。
尚、食べ頃を判定するのに適切なエチレンガス濃度の設
定範囲、及び、芳香成分ガス濃度の設定範囲は、果物及
び野菜の種類に応じても、又、同じ果物でも品種の違い
に応じても種々異なるもので、種類及び品種に応じて、
判定する前に夫々設定する必要がある。
定範囲、及び、芳香成分ガス濃度の設定範囲は、果物及
び野菜の種類に応じても、又、同じ果物でも品種の違い
に応じても種々異なるもので、種類及び品種に応じて、
判定する前に夫々設定する必要がある。
その上、果菜の表面から発生する芳香成分ガスは、果菜
の種類だけでなく、経過日数によっても、異なる成分の
ガスが発生することがあり、それら全てを総合的に濃度
測定できる測定装置で測定する必要がある。
の種類だけでなく、経過日数によっても、異なる成分の
ガスが発生することがあり、それら全てを総合的に濃度
測定できる測定装置で測定する必要がある。
また、果菜の熟度を判定するのに、エチレンガス濃度と
可燃性ガス濃度を測定して、エチレンガス濃度測定値と
可燃性ガス濃度測定値が、夫々予め設定された設定範囲
内にあるか否かを判別し、前記再測定値が共に設定範囲
内にある場合に、適正熟度であると判定し、他方前記測
測定値のうちの少なくとも一方が、その設定範囲内にな
い場合には、適正熟度ではないと判定してもよく、この
場合、果菜の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃
性ガスには、エチレンやエステス、アセトアルデヒド等
が含まれるために、その可燃性ガスの濃度を、酸化錫半
導体から成る第1半導体式ガスセンサーで測定すると共
に、酸化錫半導体を主成分とする感応層の表面部に酸化
銅を担保させた改質層を形成してある第2半導体式ガス
センサーで、エチレンガスの濃度を測定すれば、簡単に
熟度を判定できる。
可燃性ガス濃度を測定して、エチレンガス濃度測定値と
可燃性ガス濃度測定値が、夫々予め設定された設定範囲
内にあるか否かを判別し、前記再測定値が共に設定範囲
内にある場合に、適正熟度であると判定し、他方前記測
測定値のうちの少なくとも一方が、その設定範囲内にな
い場合には、適正熟度ではないと判定してもよく、この
場合、果菜の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃
性ガスには、エチレンやエステス、アセトアルデヒド等
が含まれるために、その可燃性ガスの濃度を、酸化錫半
導体から成る第1半導体式ガスセンサーで測定すると共
に、酸化錫半導体を主成分とする感応層の表面部に酸化
銅を担保させた改質層を形成してある第2半導体式ガス
センサーで、エチレンガスの濃度を測定すれば、簡単に
熟度を判定できる。
〔実験例3〕
次に、前記実験例1と同様に、前記第2半導体式ガスセ
ンサーによるエチレンガス濃度指示値と、前記第1半導
体式ガスセンサーによる可燃性ガス濃度指示値を、各種
経過日数のバナナから発生するガスに対して夫々同じ環
境条件で測定して現出させ、その都度試食して食べ頃を
判定し、食べ頃に対応する両ガス夫々の設定濃度範囲を
調べた。その結果は、次の表3の通りである。
ンサーによるエチレンガス濃度指示値と、前記第1半導
体式ガスセンサーによる可燃性ガス濃度指示値を、各種
経過日数のバナナから発生するガスに対して夫々同じ環
境条件で測定して現出させ、その都度試食して食べ頃を
判定し、食べ頃に対応する両ガス夫々の設定濃度範囲を
調べた。その結果は、次の表3の通りである。
表 3
従ってバナナの食べ頃はエチレンガス濃度指示(a20
〜30、可燃性ガス濃度指示値を300〜450に設定
すればよい。
〜30、可燃性ガス濃度指示値を300〜450に設定
すればよい。
〔実験例4〕
前記第1、第2半導体式ガスセンサーを使って、夫々熟
度の異なったメロンに対し、実験例2と同様に、果肉表
面から発散するエチレンガス、及び可燃性ガスの濃度を
同じ環境条件で測定し、他方、それらの各メロンを、3
名のパネラ−に試食させて食べ頃を判定させ、食べ頃と
可燃性ガスとの相関関係を調べ、その結果を、第4図及
び次の表4に示す。
度の異なったメロンに対し、実験例2と同様に、果肉表
面から発散するエチレンガス、及び可燃性ガスの濃度を
同じ環境条件で測定し、他方、それらの各メロンを、3
名のパネラ−に試食させて食べ頃を判定させ、食べ頃と
可燃性ガスとの相関関係を調べ、その結果を、第4図及
び次の表4に示す。
表 4
従ってこの種のメロンの食べ頃はエチレンガス濃度指示
値を25〜40、可燃性ガス濃度指示値を150〜25
0に設定すればよい。
値を25〜40、可燃性ガス濃度指示値を150〜25
0に設定すればよい。
図面は本発明に係る園芸作物の熟度判定方法の実施例を
示し、第1図は、各発生ガスの濃度変化を示すグラフ、
第2図は第1半導体式ガスセンサーの感度曲線を示すグ
ラフ、第3図は第2半導体式ガスセンサーの感度曲線を
示すグラフ、第4図は、別実流側の各発生ガスの濃度変
化を示すグラフである。
示し、第1図は、各発生ガスの濃度変化を示すグラフ、
第2図は第1半導体式ガスセンサーの感度曲線を示すグ
ラフ、第3図は第2半導体式ガスセンサーの感度曲線を
示すグラフ、第4図は、別実流側の各発生ガスの濃度変
化を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、園芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうち、エ
チレンガスと芳香成分ガス夫々の濃度を測定し、 エチレンガス濃度測定値と芳香成分ガス濃度測定値が、
夫々予め設定された設定範囲内にあるか否かを判別し、
前記両測定値が共に設定範囲内にある場合に、適正熟度
であると判定し、他方、前記両測定値のうちの少くとも
一方が、その設定範囲内にない場合には、適正熟度では
ないと判定する園芸作物の熟度判定方法。 2、請求項1記載の園芸作物の熟度判定方法であって、 酸化錫半導体を主成分とする感応層の表面部に酸化銅を
担持させた改質層を形成してある第1半導体式ガスセン
サーで、エチレンガスの濃度を判定し、酸化錫を主成分
とする焼結型半導体に、アルカリ土類元素の酸化物の少
なくとも一種から成る第1成分とSc、Y、Ti、Zr
、Hf、Th、Al、Ga、及び、ランタニド属元素の
酸化物の少なくとも一種から成る第2成分とを担持させ
た第2半導体式ガスセンサーで、芳香成分ガスの濃度を
測定する園芸作物の熟度判定方法。 3、請求項1記載の園芸作物の熟度判定方法であって、 園芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性
ガスの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガス
センサーで測定すると共に、 酸化錫半導体を主成分とする感応層の表面部に酸化銅を
担持させた改質層を形成してある第2半導体式ガスセン
サーで、エチレンガスの濃度を測定し、前記第1半導体
式ガスセンサーによる第1測定値から前記第2半導体式
ガスセンサーによる第2測定値を減算した値を、芳香成
分ガスの濃度とする園芸作物の熟度判定方法。 4、請求項1記載の園芸作物の熟度判定方法であって、
園芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性
ガスの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導体式ガス
センサーで測定すると共に、 酸化錫を主成分とする焼結型半導体に、アルカリ土類元
素の酸化物の少なくとも一種から成る第1成分と、Sc
、Y、Ti、Zr、Hf、Th、Al、Ga、及び、ラ
ンタニド属元素の酸化物の少なくとも一種から成る第2
成分とを、担持させた第2半導体式ガスセンサーで、芳
香成分ガスの濃度を測定し、前記第1半導体式ガスセン
サーによる第1測定値から前記第2半導体式ガスセンサ
ーによる第2測定値を減算した値を、エチレンガスの濃
度とする園芸作物の熟度判定方法。 5、園芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうち、エ
チレンガスと可燃性ガス夫々の濃度を判定し、エチレン
ガス濃度測定値と可燃性ガス濃度判定値が、夫々予め設
定された設定範囲内にあるか否かを判別し、前記両測定
値が共に設定範囲内にある場合に、適正熟度であると判
定し、他方、前記両測定値のうちの少なくとも一方が、
その設定範囲内にない場合は、適正熟度ではないと判定
する園芸作物の熟度判定方法。 6、請求項5記載の園芸作物の熟度判定方法であって、 園芸作物の表面から発生する揮発性ガスのうちの可燃性
ガスの濃度を、酸化錫半導体から成る第1半導式ガスセ
ンサーで測定すると共に、 酸化錫半導体を主成分とする感応層の表面部に酸化鋼を
担持させた改質層を形成してある第2半導体式ガスセン
サーで、エチレンガスの濃度を測定する園芸作物の熟度
判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1126369A JPH0778501B2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 園芸作物の熟度判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1126369A JPH0778501B2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 園芸作物の熟度判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02304353A true JPH02304353A (ja) | 1990-12-18 |
JPH0778501B2 JPH0778501B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=14933478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1126369A Expired - Lifetime JPH0778501B2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 園芸作物の熟度判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0778501B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611501A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-21 | Dkk Corp | 食肉の鮮度測定装置 |
JP2013238558A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Sharp Corp | 品質検知装置及び品質管理システム |
JP2024078306A (ja) * | 2022-11-29 | 2024-06-10 | 新コスモス電機株式会社 | 半導体式ガス検知素子 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5852561A (ja) * | 1981-09-24 | 1983-03-28 | Hokkaido Nogyo Shikenjo | メロン果実の品質簡易検査法 |
JPS60201252A (ja) * | 1984-03-26 | 1985-10-11 | Toppan Printing Co Ltd | 青果物の品質判定方法 |
JPS63159748U (ja) * | 1987-04-09 | 1988-10-19 | ||
JPS6483142A (en) * | 1987-09-25 | 1989-03-28 | New Cosmos Electric Co | Detecting element of carbon momoxide gas |
JPH01141464U (ja) * | 1988-03-23 | 1989-09-28 |
-
1989
- 1989-05-18 JP JP1126369A patent/JPH0778501B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5852561A (ja) * | 1981-09-24 | 1983-03-28 | Hokkaido Nogyo Shikenjo | メロン果実の品質簡易検査法 |
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JPS63159748U (ja) * | 1987-04-09 | 1988-10-19 | ||
JPS6483142A (en) * | 1987-09-25 | 1989-03-28 | New Cosmos Electric Co | Detecting element of carbon momoxide gas |
JPH01141464U (ja) * | 1988-03-23 | 1989-09-28 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611501A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-21 | Dkk Corp | 食肉の鮮度測定装置 |
JP2013238558A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Sharp Corp | 品質検知装置及び品質管理システム |
JP2024078306A (ja) * | 2022-11-29 | 2024-06-10 | 新コスモス電機株式会社 | 半導体式ガス検知素子 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0778501B2 (ja) | 1995-08-23 |
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