JPH0229796B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0229796B2 JPH0229796B2 JP59125872A JP12587284A JPH0229796B2 JP H0229796 B2 JPH0229796 B2 JP H0229796B2 JP 59125872 A JP59125872 A JP 59125872A JP 12587284 A JP12587284 A JP 12587284A JP H0229796 B2 JPH0229796 B2 JP H0229796B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic material
- belt
- enp
- material layer
- base fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G15/00—Conveyors having endless load-conveying surfaces, i.e. belts and like continuous members, to which tractive effort is transmitted by means other than endless driving elements of similar configuration
- B65G15/30—Belts or like endless load-carriers
- B65G15/32—Belts or like endless load-carriers made of rubber or plastics
- B65G15/34—Belts or like endless load-carriers made of rubber or plastics with reinforcing layers, e.g. of fabric
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G2201/00—Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
- B65G2201/02—Articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) (産業上の利用分野)
この発明はエクステンデツドニツププレス
(ENP)用エンドレスベルトに関するもので、特
に新聞紙等の薄紙用抄紙工程のプレスパートにお
けるENP用エンドレスベルトとして有用である。
(ENP)用エンドレスベルトに関するもので、特
に新聞紙等の薄紙用抄紙工程のプレスパートにお
けるENP用エンドレスベルトとして有用である。
(ロ) 従来技術
抄紙工程のプレスパートにおいて、プレスの方
式としてロールプレスおよびENPがあり、種々
の利点を有することからENPが近年普及しつつ
ある。
式としてロールプレスおよびENPがあり、種々
の利点を有することからENPが近年普及しつつ
ある。
ENPは、簡単に説明すれば、2枚のフエルト
に挾まれた湿紙の一方側の面を回転ロールでおさ
え、他方側の面をENP用ベルトを介して加圧シ
ユーで加圧し、脱水を行うプレスである。
に挾まれた湿紙の一方側の面を回転ロールでおさ
え、他方側の面をENP用ベルトを介して加圧シ
ユーで加圧し、脱水を行うプレスである。
このENP用ベルトとして従来から特公昭57−
56596号公報、特公昭57−56597号公報等で開示さ
れているように、繊維補強構造体を弾性材料で被
覆埋設した構造のベルトが使用されているが、か
かるベルトの使用の際には、フエルト中より絞り
出される水に対するベルト自体の搾水効果が不充
分であるという問題点があつた。
56596号公報、特公昭57−56597号公報等で開示さ
れているように、繊維補強構造体を弾性材料で被
覆埋設した構造のベルトが使用されているが、か
かるベルトの使用の際には、フエルト中より絞り
出される水に対するベルト自体の搾水効果が不充
分であるという問題点があつた。
このため、合成繊維系を多重織にした平板上の
基布を織り継いでエンドレス状とし、その片面に
弾性材料層を形設したベルトを用い、このベルト
の基布露出面がフエルトに当接されるように駆動
しその基布露出面の吸水作用に基づいて搾水効果
を向上させることも行なわれている。しかしかよ
うな片面基布露出型のENP用ベルトを用いた場
合には、使用当初での基布露出面の吸水作用によ
る搾水効果は期待できるが、経時変化による基布
露出面の摩耗や繊維組織のくずれにより搾水効果
が低下していくという問題点があり、加えて、こ
の摩耗によりベルト自体の寿命が低下し、おおよ
そ1〜2カ月位しか実使用に併せないという不都
合があつた。
基布を織り継いでエンドレス状とし、その片面に
弾性材料層を形設したベルトを用い、このベルト
の基布露出面がフエルトに当接されるように駆動
しその基布露出面の吸水作用に基づいて搾水効果
を向上させることも行なわれている。しかしかよ
うな片面基布露出型のENP用ベルトを用いた場
合には、使用当初での基布露出面の吸水作用によ
る搾水効果は期待できるが、経時変化による基布
露出面の摩耗や繊維組織のくずれにより搾水効果
が低下していくという問題点があり、加えて、こ
の摩耗によりベルト自体の寿命が低下し、おおよ
そ1〜2カ月位しか実使用に併せないという不都
合があつた。
(ハ) 目 的
この発明はかような従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、ベルト自体の寿命や機能を損なう
ことなく優れた搾水作用を有するENP用エンド
レスベルトを提供することをその目的とするもの
である。
たものであり、ベルト自体の寿命や機能を損なう
ことなく優れた搾水作用を有するENP用エンド
レスベルトを提供することをその目的とするもの
である。
(ニ) 構成
かくしてこの発明によれば、製織された基布の
内部及び両面が弾性材料層で含浸被覆されてなる
ベルトからなり、その片面が、複数の盲孔を全面
に亘つて形成した表面を有する弾性材料層であ
り、該盲孔の孔径が1〜4mm、孔深が1〜5mm、
その開孔率が10〜30%に調整されてなることを特
徴とするENP用エンドレスベルトが提供される。
内部及び両面が弾性材料層で含浸被覆されてなる
ベルトからなり、その片面が、複数の盲孔を全面
に亘つて形成した表面を有する弾性材料層であ
り、該盲孔の孔径が1〜4mm、孔深が1〜5mm、
その開孔率が10〜30%に調整されてなることを特
徴とするENP用エンドレスベルトが提供される。
この発明で用いられる基布としては、従来の
ENP用ベルトに適用されるものやそれと同等の
ものを採用することができ、たとえば6−ナイロ
ン、6,6−ナイロン、6,10−ナイロン、12−
ナイロン、芳香族ポリアミド、ポリエステル等の
モノフイラメントやマルチフイラメントから製織
した基布が挙げられ、平織、多重織のいずれのも
のであつてもよい。
ENP用ベルトに適用されるものやそれと同等の
ものを採用することができ、たとえば6−ナイロ
ン、6,6−ナイロン、6,10−ナイロン、12−
ナイロン、芳香族ポリアミド、ポリエステル等の
モノフイラメントやマルチフイラメントから製織
した基布が挙げられ、平織、多重織のいずれのも
のであつてもよい。
一方、弾性材料層を構成する弾性材料として
は、ポリウレタンエラストマー、アクリロニトリ
ル−ブタジエンエラストマー、エチレン−アクリ
ル酸共重合体エラストマー、ポリフルオロカーボ
ン系エラストマー、エピクロルヒドリンゴム、ポ
リエステルエラストマー、軟質塩化ビニル、熱可
塑性ウレタン等が挙げられ、ポリウレタンエラス
トマーを用いるのが好ましい。
は、ポリウレタンエラストマー、アクリロニトリ
ル−ブタジエンエラストマー、エチレン−アクリ
ル酸共重合体エラストマー、ポリフルオロカーボ
ン系エラストマー、エピクロルヒドリンゴム、ポ
リエステルエラストマー、軟質塩化ビニル、熱可
塑性ウレタン等が挙げられ、ポリウレタンエラス
トマーを用いるのが好ましい。
上記弾性材料層の片面に形成される複数の盲孔
は、マルチドリリングマシン等の孔開加工もしく
は成形型を用いることによつて得られる。かよう
な盲孔は、ベルト表面に多数配設されるが、ベル
トの強度の点から考えて、基布を傷めない程度、
すなわち盲孔の底部が基布に至らない程度の深さ
のものが適しており、一定のパターンを有するも
のが好ましい。かかる盲孔の具体的スケールは、
意図するENP用エンドレスベルトの厚み、弾性
材料層の厚み等により決定されるが、ENP用エ
ンドレスベルトとしての機能上、孔径が1〜4
mm、孔深が1〜5mm及び開孔率が10〜30%とする
必要がある。
は、マルチドリリングマシン等の孔開加工もしく
は成形型を用いることによつて得られる。かよう
な盲孔は、ベルト表面に多数配設されるが、ベル
トの強度の点から考えて、基布を傷めない程度、
すなわち盲孔の底部が基布に至らない程度の深さ
のものが適しており、一定のパターンを有するも
のが好ましい。かかる盲孔の具体的スケールは、
意図するENP用エンドレスベルトの厚み、弾性
材料層の厚み等により決定されるが、ENP用エ
ンドレスベルトとしての機能上、孔径が1〜4
mm、孔深が1〜5mm及び開孔率が10〜30%とする
必要がある。
ここで開孔率というのは、盲孔形成画側の全表
面積に対する盲孔の開口面積の占める割合を言
う。
面積に対する盲孔の開口面積の占める割合を言
う。
孔径が1mm未満では、実質的な搾水効果が得ら
れず、また4mmをこえると孔の形が紙に転写され
るという不都合が生じる惧れがあり好ましくな
い。かような点から考えて最も好ましくは、おお
よそ2.5〜3.3mmである。孔深が1mm未満である
と、実質的な搾水効果が得られず、盲孔側の弾性
材料層の厚みにも関連するが5mmをこえると盲孔
が変形しその機能を果せず好ましくない。また、
開孔率が10%未満であると、充分な搾水効果が得
られず、30%をこえると、ベルト表面の強度の低
下をきたす惧れがある。
れず、また4mmをこえると孔の形が紙に転写され
るという不都合が生じる惧れがあり好ましくな
い。かような点から考えて最も好ましくは、おお
よそ2.5〜3.3mmである。孔深が1mm未満である
と、実質的な搾水効果が得られず、盲孔側の弾性
材料層の厚みにも関連するが5mmをこえると盲孔
が変形しその機能を果せず好ましくない。また、
開孔率が10%未満であると、充分な搾水効果が得
られず、30%をこえると、ベルト表面の強度の低
下をきたす惧れがある。
かかるこの発明のENP用エンドレスベルトは、
例えばエンドレス状に製織された基布の片面にゲ
ル状又ゾル状の弾性材原料を積層又は塗布した
後、所定時間加温又は加圧加温することにより硬
化させて基布の片面に弾性材料層を被覆一体化さ
せ、これと反対の面についても同様に弾性材料層
を被覆一体化させることにより、基布の両面に弾
性材料層を被覆したベルトを得、この片面に盲孔
加工を行い適宜トリミングを行うことにより製造
することができる。この際、両面から被覆形成さ
れる弾性材料層は通常、それぞれ基布内部迄含浸
形成されるためこれらは強固に接着一体化される
こととなる。
例えばエンドレス状に製織された基布の片面にゲ
ル状又ゾル状の弾性材原料を積層又は塗布した
後、所定時間加温又は加圧加温することにより硬
化させて基布の片面に弾性材料層を被覆一体化さ
せ、これと反対の面についても同様に弾性材料層
を被覆一体化させることにより、基布の両面に弾
性材料層を被覆したベルトを得、この片面に盲孔
加工を行い適宜トリミングを行うことにより製造
することができる。この際、両面から被覆形成さ
れる弾性材料層は通常、それぞれ基布内部迄含浸
形成されるためこれらは強固に接着一体化される
こととなる。
また、必要に応じて、片面の弾性材料層の硬度
と他面の弾性材料層の硬度とに差を設けてもよ
い。なお、盲孔形成した側の弾性材料層の厚み
は、他面の弾性材料層に比して大きくするのが適
しており、通常2〜8倍厚とするのが好ましい。
と他面の弾性材料層の硬度とに差を設けてもよ
い。なお、盲孔形成した側の弾性材料層の厚み
は、他面の弾性材料層に比して大きくするのが適
しており、通常2〜8倍厚とするのが好ましい。
更に、この発明で形成した盲孔同士及び盲孔と
盲孔との間を通過する複数の溝を形成することに
より、いつそうの搾水効果を得ることができる。
かような溝の平面パターン自体は、特に限定され
ることはないが、少なくとも上記複数に形成した
盲孔間が連続してつながるよう形成するのが好ま
しい。しかし、必ずしも全ての盲孔をつなげる必
要はない。また具体的スケールも、たとえば、溝
の深さが約0.5〜5mm、溝幅が約0.3〜1.5mm及び溝
間の山のピツチが1.5〜4.5mmとすることが好まし
い。
盲孔との間を通過する複数の溝を形成することに
より、いつそうの搾水効果を得ることができる。
かような溝の平面パターン自体は、特に限定され
ることはないが、少なくとも上記複数に形成した
盲孔間が連続してつながるよう形成するのが好ま
しい。しかし、必ずしも全ての盲孔をつなげる必
要はない。また具体的スケールも、たとえば、溝
の深さが約0.5〜5mm、溝幅が約0.3〜1.5mm及び溝
間の山のピツチが1.5〜4.5mmとすることが好まし
い。
(ホ) 実施例
以下この発明を実施例により詳説する。
第1図は、この発明のENP用エンドレスベル
ト1の実施例を示す斜視図であり、第2図はその
A−A′断面図である。図においてENP用エンド
レスベルト1は盲孔形成面2と弾性材料層平滑面
3とを有し、エンドレス方向αの長さは7.62mで
ありエンドレス方向と交差する方向βの幅は、
4.76mである。かかるENP用エンドレスベルト1
は二重織に製織されたナイロン基布層4の片面
に、盲孔51を併設してなる弾性材料層5を形成
してなり、他面には表面平滑な弾性材料層6を形
成してなる。各弾性材料層5,6はいずれもポリ
ウレタンエラストマーからなり、これらは基布層
4に含浸被覆して形成され互いに合着一体化され
ている。
ト1の実施例を示す斜視図であり、第2図はその
A−A′断面図である。図においてENP用エンド
レスベルト1は盲孔形成面2と弾性材料層平滑面
3とを有し、エンドレス方向αの長さは7.62mで
ありエンドレス方向と交差する方向βの幅は、
4.76mである。かかるENP用エンドレスベルト1
は二重織に製織されたナイロン基布層4の片面
に、盲孔51を併設してなる弾性材料層5を形成
してなり、他面には表面平滑な弾性材料層6を形
成してなる。各弾性材料層5,6はいずれもポリ
ウレタンエラストマーからなり、これらは基布層
4に含浸被覆して形成され互いに合着一体化され
ている。
上記盲孔51は、第3図に示すごとくエンドレ
ス方向にやや傾斜して平行させて全面に亘つて形
成されている。この盲孔51の孔径は2.5mmであ
り、孔深は1.5mm及び開孔率は20%である。なお、
ナイロン基布層4は、直径約0.4mmのナイロンフ
イラメント41,42による緯二重織の織物から
なり、その厚みは約1.2mmであり、さらに弾性材
料層5の厚みdは約3mmで他方の弾性材料層6の
厚みeは約1.0mmであり、ベルトの全厚みは約5.2
mmである。通常、上記基布層の厚みは約0.7〜2.0
mmの間で変動させることができ、弾性材料層5の
厚みは約1.5〜6.0mmの間で変動させることがで
き、さらに他方の弾性材料層6の厚みは約0.5〜
2.0mmの間で変動させることができる。
ス方向にやや傾斜して平行させて全面に亘つて形
成されている。この盲孔51の孔径は2.5mmであ
り、孔深は1.5mm及び開孔率は20%である。なお、
ナイロン基布層4は、直径約0.4mmのナイロンフ
イラメント41,42による緯二重織の織物から
なり、その厚みは約1.2mmであり、さらに弾性材
料層5の厚みdは約3mmで他方の弾性材料層6の
厚みeは約1.0mmであり、ベルトの全厚みは約5.2
mmである。通常、上記基布層の厚みは約0.7〜2.0
mmの間で変動させることができ、弾性材料層5の
厚みは約1.5〜6.0mmの間で変動させることがで
き、さらに他方の弾性材料層6の厚みは約0.5〜
2.0mmの間で変動させることができる。
かかるENP用エンドレスベルト1は、弾性材
料層平滑面3が加圧シユーに摺接され、他方の盲
孔形成面2がフエルトに当接される。この際ベル
ト1の駆動と共に、図示しないプレスロールの押
圧力により、フエルトから絞り出される水分は、
盲孔51へ導かれ、その後ベルトの回転にともな
い遠心力で外部へ排出される。
料層平滑面3が加圧シユーに摺接され、他方の盲
孔形成面2がフエルトに当接される。この際ベル
ト1の駆動と共に、図示しないプレスロールの押
圧力により、フエルトから絞り出される水分は、
盲孔51へ導かれ、その後ベルトの回転にともな
い遠心力で外部へ排出される。
一方、第4図は、この発明のENP用エンドレ
スベルトの他の一実施例を示す部分平面図であ
る。なお、盲孔のスケールが異なり、更に溝が形
成される点を除いては第3図と同様である。この
実施例では、盲孔同士及び盲孔と盲孔との間を通
過する溝が、示されている。かかる盲孔の孔径は
2.0mm、孔深は1.5mm及び開孔率は15%で、溝の深
さは1.5mm、溝幅は0.5mm及び溝間の山のピツチは
3.5mmである。
スベルトの他の一実施例を示す部分平面図であ
る。なお、盲孔のスケールが異なり、更に溝が形
成される点を除いては第3図と同様である。この
実施例では、盲孔同士及び盲孔と盲孔との間を通
過する溝が、示されている。かかる盲孔の孔径は
2.0mm、孔深は1.5mm及び開孔率は15%で、溝の深
さは1.5mm、溝幅は0.5mm及び溝間の山のピツチは
3.5mmである。
このように更に溝を形成した場合には、盲孔の
水分は、溝によつてベルトの回転と共に速やかに
遠心力で排出されるうえに、搾水量をより増やす
ことができる。
水分は、溝によつてベルトの回転と共に速やかに
遠心力で排出されるうえに、搾水量をより増やす
ことができる。
以上述べたごとく、この発明のENP用エンド
レスベルトは、従来の基布埋設型のベルトを用い
た場合に比して、搾水効果は顕著に改善されるこ
ととなる。また基布片面露出型の従来のベルトに
比して、本発明のベルトではフエルトに対して弾
性材料層が当接しているため、この層の表面の経
時変化による摩耗がほとんとどなく、従つて当初
のすぐれた搾水効果が持続される。そのため従来
ではせいぜい1〜2ケ月の寿命を3〜4ケ月程度
まで延ばすことができる。
レスベルトは、従来の基布埋設型のベルトを用い
た場合に比して、搾水効果は顕著に改善されるこ
ととなる。また基布片面露出型の従来のベルトに
比して、本発明のベルトではフエルトに対して弾
性材料層が当接しているため、この層の表面の経
時変化による摩耗がほとんとどなく、従つて当初
のすぐれた搾水効果が持続される。そのため従来
ではせいぜい1〜2ケ月の寿命を3〜4ケ月程度
まで延ばすことができる。
なお、本ベルトでは、盲孔の径、深さ、開孔率
等、前記した範囲内で任意に設定することによ
り、搾水量を制御できる利点もあり、しかもかか
るENP用エンドレスベルトは、盲孔の存在によ
り、フエルトとの当接面において従来しばしば生
じていた蛇行(横すべり)現象もほとんど生じな
いという副次的な効果も備えている。
等、前記した範囲内で任意に設定することによ
り、搾水量を制御できる利点もあり、しかもかか
るENP用エンドレスベルトは、盲孔の存在によ
り、フエルトとの当接面において従来しばしば生
じていた蛇行(横すべり)現象もほとんど生じな
いという副次的な効果も備えている。
(ヘ) 効 果
以上述べたごとく、この発明のENP用エンド
レスベルトは、優れた搾水効果と耐久性を備えた
ものであり、ENPにおける生産性の向上に大き
く寄与するものである。
レスベルトは、優れた搾水効果と耐久性を備えた
ものであり、ENPにおける生産性の向上に大き
く寄与するものである。
第1図は、この発明のENP用エンドレスベル
トの一実施例を示す斜視図、第2図は、第1図の
A−A′断面を示す部分断面図、第3図は、第1
図の盲孔形成面の部分平面図、第4図はこの発明
のENP用エンドレスベルトの他の一実施例を示
す第3図相当図である。 1……ENP用エンドレスベルト、2……盲孔
形成面、3……弾性材料層平滑面、4……ナイロ
ン基布層、5,6……弾性材料層。
トの一実施例を示す斜視図、第2図は、第1図の
A−A′断面を示す部分断面図、第3図は、第1
図の盲孔形成面の部分平面図、第4図はこの発明
のENP用エンドレスベルトの他の一実施例を示
す第3図相当図である。 1……ENP用エンドレスベルト、2……盲孔
形成面、3……弾性材料層平滑面、4……ナイロ
ン基布層、5,6……弾性材料層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 製織された基布の内部及び両面が弾性材料層
で含浸被覆されてなるベルトからなり、その片面
が、複数の盲孔を全面に亘つて形成した表面を有
する弾性材料層であり、該盲孔の孔径が1〜4
mm、孔深が1〜5mm、その開孔率が10〜30%に調
整されてなることを特徴とするエクステンデツド
ニツププレス用エンドレスベルト。 2 盲孔同士及び盲孔と盲孔との間を通過する複
数の溝が形成されてなる特許請求の範囲第1項記
載のエクステンデツドニツププレス用エンドレス
ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12587284A JPS617120A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | エクステンデッドニッププレス用エンドレスベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12587284A JPS617120A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | エクステンデッドニッププレス用エンドレスベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS617120A JPS617120A (ja) | 1986-01-13 |
JPH0229796B2 true JPH0229796B2 (ja) | 1990-07-02 |
Family
ID=14921011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12587284A Granted JPS617120A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | エクステンデッドニッププレス用エンドレスベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS617120A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61252389A (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-10 | 市川毛織株式会社 | 抄紙用加圧ベルト |
US5062924A (en) * | 1988-04-08 | 1991-11-05 | Beloit Corporation | Blanket for an extended nip press with anisotropic woven base layers |
US4973383A (en) * | 1989-08-11 | 1990-11-27 | Beloit Corporation | Bearing blanket for an extended nip press |
JP2904464B2 (ja) * | 1992-12-29 | 1999-06-14 | 市川毛織 株式会社 | 製紙カレンダ用弾性ベルト |
JP4592230B2 (ja) * | 2001-07-31 | 2010-12-01 | 日本フエルト株式会社 | 製紙用ベルト |
US7144480B2 (en) * | 2003-04-17 | 2006-12-05 | Albany International Corp. | Grooved belt with rebates |
US7166195B2 (en) * | 2003-07-15 | 2007-01-23 | Albany International Corp. | Grooved and perforated layer for use in papermakers' fabric |
DE102007008500A1 (de) * | 2007-02-21 | 2008-08-28 | Voith Patent Gmbh | Pressband |
CN103549726B (zh) * | 2013-11-12 | 2015-10-14 | 璧山县利利鞋业有限公司 | 防臭防潮皮鞋 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5954598U (ja) * | 1982-10-01 | 1984-04-10 | 市川毛織株式会社 | 抄紙機の広巾ニツププレス用加圧ベルト |
-
1984
- 1984-06-19 JP JP12587284A patent/JPS617120A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS617120A (ja) | 1986-01-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |