JPH02291437A - 車両のエンジン出力制御方法 - Google Patents
車両のエンジン出力制御方法Info
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- JPH02291437A JPH02291437A JP11120189A JP11120189A JPH02291437A JP H02291437 A JPH02291437 A JP H02291437A JP 11120189 A JP11120189 A JP 11120189A JP 11120189 A JP11120189 A JP 11120189A JP H02291437 A JPH02291437 A JP H02291437A
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- Japan
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- engine
- torque
- target
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は車両のエンジン出力を目標とするエンジン出力
にする車両のエンジン出力制御方法に関する。
にする車両のエンジン出力制御方法に関する。
(従来の技術)
従来、エンジン出力を所定の目標エンジントルクとする
ようにエンジンを制御するものの1つとして、自動車が
急加速された場合に生じる駆動輪のスリップを防止する
加速スリップ防止装置(トラクションコントロール装置
)が知られている。このようなトラクションコントロー
ル装置においては、駆動輪の加速スリップを検出すると
タイヤと路面との摩擦係数μが最大範囲(第18図の斜
線範囲)にくるように、スリップ率Sを制御していた。
ようにエンジンを制御するものの1つとして、自動車が
急加速された場合に生じる駆動輪のスリップを防止する
加速スリップ防止装置(トラクションコントロール装置
)が知られている。このようなトラクションコントロー
ル装置においては、駆動輪の加速スリップを検出すると
タイヤと路面との摩擦係数μが最大範囲(第18図の斜
線範囲)にくるように、スリップ率Sを制御していた。
ここで、スリップ率SはC (VP −VB ) /V
P ] XIOO (バーセント)であり、V Fは
駆動輪の車輪速度、VBは車体速度である。つまり、駆
動輪のスリップを検出した場合には、スリップ率Sが斜
線範囲に来るようにエンジン出力を制御することにより
、タイヤと路面との摩擦係数μが最大範囲に来るように
制御して、加速時に駆動輪のスリップを防止して自動車
の加速性能を向上させるようにしている。
P ] XIOO (バーセント)であり、V Fは
駆動輪の車輪速度、VBは車体速度である。つまり、駆
動輪のスリップを検出した場合には、スリップ率Sが斜
線範囲に来るようにエンジン出力を制御することにより
、タイヤと路面との摩擦係数μが最大範囲に来るように
制御して、加速時に駆動輪のスリップを防止して自動車
の加速性能を向上させるようにしている。
(発明が解決しようとする課題)
このようなトラクションコントロール装置においては、
駆動輪のスリップを検出した場合には、エンジン出力を
スリップが発生しない目標エンジン出力になるように制
御することが要求される。
駆動輪のスリップを検出した場合には、エンジン出力を
スリップが発生しない目標エンジン出力になるように制
御することが要求される。
例えば、エンジンの吸気経路に電動で制御されるスロッ
トル弁が設けられ、このスロットル弁をバイパスするバ
イパス通路が設けられているトラクションコントロール
装置においては、目標エンジン出力を得るためには、バ
イパス通路を介する空気瓜を考慮してスロットル弁の開
度を制御する必要がある。
トル弁が設けられ、このスロットル弁をバイパスするバ
イパス通路が設けられているトラクションコントロール
装置においては、目標エンジン出力を得るためには、バ
イパス通路を介する空気瓜を考慮してスロットル弁の開
度を制御する必要がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は
、エンジンの吸気経路に電動で制御されるスロットル弁
を設けているエンジン出力制御装置において、エンジン
出力を目標エンジントルクとなるようにスロットル弁の
開度を精度良く制御することができる車両のエンジン出
力制御方法を提洪することにある。
、エンジンの吸気経路に電動で制御されるスロットル弁
を設けているエンジン出力制御装置において、エンジン
出力を目標エンジントルクとなるようにスロットル弁の
開度を精度良く制御することができる車両のエンジン出
力制御方法を提洪することにある。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段及び作用)車両用エンジン
への吸気通路にスロットル弁を設け、スロットル弁の開
度を制御することにより上記エンジンの出力を制御して
いるエンジン出力制御装置において、エンジンが出力す
べき目標エンジントルクを算出する目標エンジントルク
算出手段と、上記目標エンジントルクを発生させるため
に必要なエンジン1回転当りの目標吸入空気量を算出す
る目標吸入空気量算出手段と、上記スロットル弁をバイ
パスするバイパス空気量を算出するバイパス空気量算出
手段と、同バイパス空気量に基づく補正を伴い上記目標
吸入空気量算出手段で算出されたエンジン1回転当りの
吸入空気量から上記スロットル弁の開度を算出するスロ
ットル弁開度算出手段とを備えた車両のエンジン出力制
御方法である。
への吸気通路にスロットル弁を設け、スロットル弁の開
度を制御することにより上記エンジンの出力を制御して
いるエンジン出力制御装置において、エンジンが出力す
べき目標エンジントルクを算出する目標エンジントルク
算出手段と、上記目標エンジントルクを発生させるため
に必要なエンジン1回転当りの目標吸入空気量を算出す
る目標吸入空気量算出手段と、上記スロットル弁をバイ
パスするバイパス空気量を算出するバイパス空気量算出
手段と、同バイパス空気量に基づく補正を伴い上記目標
吸入空気量算出手段で算出されたエンジン1回転当りの
吸入空気量から上記スロットル弁の開度を算出するスロ
ットル弁開度算出手段とを備えた車両のエンジン出力制
御方法である。
(実施例)
以下、図面を参照して本発明の一実施例に係わる車両の
エンジン出力制御方法が採用される車両の加速スリップ
防止装置について説明する。第1図は車両の加速スリッ
プ防止装置を示す構成図である。同図は前輪駆動車を示
しているもので、WPRは前輪右側車輪、WFLは前輪
左側車輪、WRRは後輪右側車輪、WRLは後輪左側車
輪を示している。また、11は前輪右側車輪(駆動輪)
WPRの車輪速度Vl)Rを検出する車輪速度センサ、
12は前輪左側車輪(駆動輪)WFLの車輪速度VPL
を検出する車輪速度センサ、13は後輪右側車輪(従動
輪)Wl?Rの車輪速度VRRを検出する車輪速′度セ
ンサ、14は後輪左側車輪(従動輪)WRLの車輪速度
VRLを検出する車輪速度センサである。上記車輪速度
センサ11〜14で検出された車輪速度VFR, VF
L, VRR, VRLハ}−yクシ*ン:rント
o−ラ15に人力される。このトラクシ日ンコントロー
ラ15には図示しない吸気温度センサで検出される吸気
温度AT,図示しない大気圧センサで検出される大気圧
AP,図示しない回転センサで検出されるエンジン回転
速度Ne,図示しないエアフローセンサで検出されるエ
ンジン回転1サイクル当りの吸入空気量A/N,図示し
ない油温センサで検出されるトランスミッションの油温
OT,図示しない水温センサで検出されるエンジンの冷
却水温WT,図示しないエアコンスイッチの操作状態、
図示しないパワステスイッチSWの操作状態、図示しな
いアイドルスイッチの操作状態、図示しないパワステボ
ンブ油温OP1図示しない筒内圧センサにより検出され
るエンジンの気筒の筒内圧CP1図示しない燃焼室璧温
センサで検出されるエンジンの燃焼室璧温度CT,オル
タネー夕の励磁電流lΦ、エンジン始動後の時間を計数
する図示しないタイマから出力される始動後経過時間τ
が入力される。このトラクシ日ンコントローラl5はエ
ンジンl6に制御信号を送って加速時の駆動輪のスリッ
プを防止する制御を行なっている。このエンジン16は
第1図(A)に示すようにアクセルペダルによりその開
度e1が操作される主スロットル弁THa+の他に、上
記トラクションコントローラ15からの後述する開度信
号esによりその間度e2が制御される副スロットル弁
THsを有している。この副スロットル弁THsO開度
e2はトラクションコントローラ15からの開度信号e
sによりモータ駆動回路52がモータ52mの回転を制
御することにより行われる。
エンジン出力制御方法が採用される車両の加速スリップ
防止装置について説明する。第1図は車両の加速スリッ
プ防止装置を示す構成図である。同図は前輪駆動車を示
しているもので、WPRは前輪右側車輪、WFLは前輪
左側車輪、WRRは後輪右側車輪、WRLは後輪左側車
輪を示している。また、11は前輪右側車輪(駆動輪)
WPRの車輪速度Vl)Rを検出する車輪速度センサ、
12は前輪左側車輪(駆動輪)WFLの車輪速度VPL
を検出する車輪速度センサ、13は後輪右側車輪(従動
輪)Wl?Rの車輪速度VRRを検出する車輪速′度セ
ンサ、14は後輪左側車輪(従動輪)WRLの車輪速度
VRLを検出する車輪速度センサである。上記車輪速度
センサ11〜14で検出された車輪速度VFR, VF
L, VRR, VRLハ}−yクシ*ン:rント
o−ラ15に人力される。このトラクシ日ンコントロー
ラ15には図示しない吸気温度センサで検出される吸気
温度AT,図示しない大気圧センサで検出される大気圧
AP,図示しない回転センサで検出されるエンジン回転
速度Ne,図示しないエアフローセンサで検出されるエ
ンジン回転1サイクル当りの吸入空気量A/N,図示し
ない油温センサで検出されるトランスミッションの油温
OT,図示しない水温センサで検出されるエンジンの冷
却水温WT,図示しないエアコンスイッチの操作状態、
図示しないパワステスイッチSWの操作状態、図示しな
いアイドルスイッチの操作状態、図示しないパワステボ
ンブ油温OP1図示しない筒内圧センサにより検出され
るエンジンの気筒の筒内圧CP1図示しない燃焼室璧温
センサで検出されるエンジンの燃焼室璧温度CT,オル
タネー夕の励磁電流lΦ、エンジン始動後の時間を計数
する図示しないタイマから出力される始動後経過時間τ
が入力される。このトラクシ日ンコントローラl5はエ
ンジンl6に制御信号を送って加速時の駆動輪のスリッ
プを防止する制御を行なっている。このエンジン16は
第1図(A)に示すようにアクセルペダルによりその開
度e1が操作される主スロットル弁THa+の他に、上
記トラクションコントローラ15からの後述する開度信
号esによりその間度e2が制御される副スロットル弁
THsを有している。この副スロットル弁THsO開度
e2はトラクションコントローラ15からの開度信号e
sによりモータ駆動回路52がモータ52mの回転を制
御することにより行われる。
そして、このように副スロットル弁THmの開度e2を
制御することによりエンジン16の駆動力を制御してい
る。なお、上記主スロットル弁T H rx s副スロ
ットル弁THs(7)開度e1,e2はそれぞれスロッ
トルポジションセンサTPSI ,TPS2により検出
されて上記モータ駆動回路52に出力される。さらに、
上記主及び副スロットル弁TH+++.THsの上下流
間にはアイドリング時の吸入空気量を確保するためのバ
イパス通路52bが設けられており、このバイパス通路
52bの開度量はステッパモータ52sにより制御され
る。このステッパモータ52sの駆動はISC(アイド
ノレ・スピード会コントローラ)521により制御され
る。このI SC52 Iは上記エンジン冷却水温νT
よりエンジンの暖機状態を推定し、上記ステッパモータ
52gを駆動するステップ数Slを決定し、上記ステッ
パモータ52sを駆動して、アイドリンク時に必要な吸
入空気量を確保している。また、上記主及び副スロット
ル弁THlll,THsの上下流間にはバイパス通路5
2cが設けられており、このバイパス通路52cにはエ
ンジン16の冷却水温WTに応じてその間度が調整され
るワックス弁52Wが設けられる。
制御することによりエンジン16の駆動力を制御してい
る。なお、上記主スロットル弁T H rx s副スロ
ットル弁THs(7)開度e1,e2はそれぞれスロッ
トルポジションセンサTPSI ,TPS2により検出
されて上記モータ駆動回路52に出力される。さらに、
上記主及び副スロットル弁TH+++.THsの上下流
間にはアイドリング時の吸入空気量を確保するためのバ
イパス通路52bが設けられており、このバイパス通路
52bの開度量はステッパモータ52sにより制御され
る。このステッパモータ52sの駆動はISC(アイド
ノレ・スピード会コントローラ)521により制御され
る。このI SC52 Iは上記エンジン冷却水温νT
よりエンジンの暖機状態を推定し、上記ステッパモータ
52gを駆動するステップ数Slを決定し、上記ステッ
パモータ52sを駆動して、アイドリンク時に必要な吸
入空気量を確保している。また、上記主及び副スロット
ル弁THlll,THsの上下流間にはバイパス通路5
2cが設けられており、このバイパス通路52cにはエ
ンジン16の冷却水温WTに応じてその間度が調整され
るワックス弁52Wが設けられる。
また、17は前輪右側車輪WPRの制動を行なうホイー
ルシリンダ、18は前輪左側車輪WFLの制動を行なう
ホイールシリンダである。通常これらのホイールシリン
ダにはブレーキペダル(図示せず)を操作すると、圧油
が供給される。トラクションコントロール作動時には次
に述べる別の経路からの圧油の供給を可能としている。
ルシリンダ、18は前輪左側車輪WFLの制動を行なう
ホイールシリンダである。通常これらのホイールシリン
ダにはブレーキペダル(図示せず)を操作すると、圧油
が供給される。トラクションコントロール作動時には次
に述べる別の経路からの圧油の供給を可能としている。
上記ホイールシリンダ17への油圧源19からの圧油の
供給はインレットバルブ17iを介して行われ、上記ホ
イールシリンダ17からリザーバ20への圧油の排出は
アウトレットバルブ17oを介して行われる。また、上
記ホイールシリンダ18への油圧[19からの圧油の供
給はインレットバルブ18iを介して行われ、上記ホイ
ールシリンダ18からリザーバ20への圧油の排出はア
ウトレットバルブ18oを介して行われる。そして、上
記インレットバルブ17i及び1811上記アウトレッ
トバルブ17o及び180の開閉制御は上記トラクショ
ンコントローラ15により行われる。
供給はインレットバルブ17iを介して行われ、上記ホ
イールシリンダ17からリザーバ20への圧油の排出は
アウトレットバルブ17oを介して行われる。また、上
記ホイールシリンダ18への油圧[19からの圧油の供
給はインレットバルブ18iを介して行われ、上記ホイ
ールシリンダ18からリザーバ20への圧油の排出はア
ウトレットバルブ18oを介して行われる。そして、上
記インレットバルブ17i及び1811上記アウトレッ
トバルブ17o及び180の開閉制御は上記トラクショ
ンコントローラ15により行われる。
次に、第2図を参照して上記トラクションコントローラ
15の詳細な構成について説明する。
15の詳細な構成について説明する。
同図において、11.12は駆動輪WFR, WFLの
車輪速度VFR, VPLを検出する車輪速度センサで
あり、この車輪速度センサ11,12により検出された
駆動輪速度VFR, VFLは、何れも高車速選択部3
1及び平均部32に送られる。高車速選択部3lは、上
記駆動輪速度VFR, VPLのうちの高車輪速度側を
選択するもので、この高車速選択部31により選択され
た駆動輪速度は、重み付け部33に出力される。また、
上記平均部32は、上記車輪速度センサ11,12から
得られた駆動輪速度V FR, V FLカラ、平均駆
動輪速度(VFR+Vr’L)/2を算出するもので、
この平均部32により算出された平均駆動輪速度は、重
み付け部34に出力される。重み付け部33は、上記高
車速選択部31により選択出力された駆動輪W FR,
Wt’Lの何れか高い方の車輪速度をKG倍(変数)し
、また、重み付け部34は、平均部32により平均出力
された平均駆動輪速度を(1−KG)倍(変数)するも
ので、上記各重み付け部33及び34により重み付けさ
れた駆動輪速度及び平均駆動輪速度は、加算部35に与
えられて加算され、駆動輪速度■Fが算出される。
車輪速度VFR, VPLを検出する車輪速度センサで
あり、この車輪速度センサ11,12により検出された
駆動輪速度VFR, VFLは、何れも高車速選択部3
1及び平均部32に送られる。高車速選択部3lは、上
記駆動輪速度VFR, VPLのうちの高車輪速度側を
選択するもので、この高車速選択部31により選択され
た駆動輪速度は、重み付け部33に出力される。また、
上記平均部32は、上記車輪速度センサ11,12から
得られた駆動輪速度V FR, V FLカラ、平均駆
動輪速度(VFR+Vr’L)/2を算出するもので、
この平均部32により算出された平均駆動輪速度は、重
み付け部34に出力される。重み付け部33は、上記高
車速選択部31により選択出力された駆動輪W FR,
Wt’Lの何れか高い方の車輪速度をKG倍(変数)し
、また、重み付け部34は、平均部32により平均出力
された平均駆動輪速度を(1−KG)倍(変数)するも
ので、上記各重み付け部33及び34により重み付けさ
れた駆動輪速度及び平均駆動輪速度は、加算部35に与
えられて加算され、駆動輪速度■Fが算出される。
ここで、上記変数KGは、第3図で示すように、求心加
速度GYに応じて変化する変数であり、求心加速度GY
が所定値(例えば0.1 )まではその値の大小に比例
し、それ以上で「1」になるよう設定される。
速度GYに応じて変化する変数であり、求心加速度GY
が所定値(例えば0.1 )まではその値の大小に比例
し、それ以上で「1」になるよう設定される。
一方、車輪速度センサ13.14により検出される従動
輪速度VRR, VRLは、何れも低車速選択部36及
び高車速選択部37に送られる。低車速選択部36は、
上記従動輪速度VRR, VRI、のうちの低車輪速度
側を選択し、また、高車速選択部37は、上記従動輪速
度VRR, VRLのうちの高車輪速度側を選択するも
ので、この低車速選択部36により選択された低従動輪
速度は重み付け部38に、また、高車速選択部37によ
り選択された高従動輪速度は重み付け部39に出力され
る。
輪速度VRR, VRLは、何れも低車速選択部36及
び高車速選択部37に送られる。低車速選択部36は、
上記従動輪速度VRR, VRI、のうちの低車輪速度
側を選択し、また、高車速選択部37は、上記従動輪速
度VRR, VRLのうちの高車輪速度側を選択するも
ので、この低車速選択部36により選択された低従動輪
速度は重み付け部38に、また、高車速選択部37によ
り選択された高従動輪速度は重み付け部39に出力され
る。
重み付け部38は、上記低車速選択部36により選択出
力された従動輪WRR, WI?Lの何れか低い方の車
輪速度をK『倍(変数)し、また、重み付け部39は、
上記高車速選択部37により選択出力された従動輪WR
I?, Wl?Lの何れか高い方の車輪速度を(1−K
r)倍(変数)するもので、上記各重み付け部38及び
39により重み付けされた従動輪速度は、加算部40に
与えられて加算され、従動輪速度VRが算出される。こ
の加算部40で算出された従動輪速度VRは、乗算部4
0′に出力される。この乗算部40′は、上記加算算出
された従動輪速度VRを(1+α)倍するもので、この
乗算部40’を経て従動輪速度VRR, VRLに基づ
く目標駆動輸速度Vφが算出される。
力された従動輪WRR, WI?Lの何れか低い方の車
輪速度をK『倍(変数)し、また、重み付け部39は、
上記高車速選択部37により選択出力された従動輪WR
I?, Wl?Lの何れか高い方の車輪速度を(1−K
r)倍(変数)するもので、上記各重み付け部38及び
39により重み付けされた従動輪速度は、加算部40に
与えられて加算され、従動輪速度VRが算出される。こ
の加算部40で算出された従動輪速度VRは、乗算部4
0′に出力される。この乗算部40′は、上記加算算出
された従動輪速度VRを(1+α)倍するもので、この
乗算部40’を経て従動輪速度VRR, VRLに基づ
く目標駆動輸速度Vφが算出される。
ここで、上記変数K『は、第4図で示すように、求心加
速度GYに応じて「1」〜「0」の間を変化する変数で
ある。
速度GYに応じて「1」〜「0」の間を変化する変数で
ある。
そして、上記加算部35により算出された駆動輪速度v
F1及び乗算部40′により算出された目標駆動輪速度
Vφは、減算部41に与えられる。
F1及び乗算部40′により算出された目標駆動輪速度
Vφは、減算部41に与えられる。
この減算部41は、上記駆動輪速度vFから目標駆動輪
速度Vφを減算し、駆動輪WFR. WPLのスリップ
QDVi’ (VF−Vφ)を算出するもので、この
減算部41により算出されたスリップ量DVi’は加算
部42に与えられる。この加算部42は、上記スリップ
fflDVi’を、求心加速度GY及びその変化率ΔG
Yに応じて補正するもので、求心加速度GYに応じて変
化するスリップ補正量Vg(第5図参照)はスリップ量
補正部43から与えられ、求心加速度GYの変化率ΔG
Yに応じて変化するスリップ補正ffiVd(第6図参
照)はスリップ量補正部44から与えられる。つまり、
加算部42では、上記減算部から得られたスリップ量D
V i’ に各スリップ補正iiIVg,Vdを加算す
るもので、この加算部42を経て、上記求心加速度GY
及びその変化率ΔGYに応じて補正されたスリップil
DViは、例えば15IIlsのサンプリング時間T毎
にTSn演算部45及びTPn演算部46に送られる。
速度Vφを減算し、駆動輪WFR. WPLのスリップ
QDVi’ (VF−Vφ)を算出するもので、この
減算部41により算出されたスリップ量DVi’は加算
部42に与えられる。この加算部42は、上記スリップ
fflDVi’を、求心加速度GY及びその変化率ΔG
Yに応じて補正するもので、求心加速度GYに応じて変
化するスリップ補正量Vg(第5図参照)はスリップ量
補正部43から与えられ、求心加速度GYの変化率ΔG
Yに応じて変化するスリップ補正ffiVd(第6図参
照)はスリップ量補正部44から与えられる。つまり、
加算部42では、上記減算部から得られたスリップ量D
V i’ に各スリップ補正iiIVg,Vdを加算す
るもので、この加算部42を経て、上記求心加速度GY
及びその変化率ΔGYに応じて補正されたスリップil
DViは、例えば15IIlsのサンプリング時間T毎
にTSn演算部45及びTPn演算部46に送られる。
TSn演算部45における演算部45aは、上記スリッ
プm D V iに係数Klを乗算し積分した積分型補
正トルクTSn’ (一ΣKlφDV i)を求める
もので、この積分型補正トルクTSn ’は係数乗算部
45bに送られる。つまり、上記積分型補正トルクTS
n’は、駆動輪WPR. WPLの駆動トルクに対する
補正値であり、該駆動輪W FR,WPLとエンジン1
6との間に存在する動力伝達機構の変速特性が変化する
のに応じてその制御ゲインを調整する必要があり、係数
乗算部45bでは、上記演算部45aから得られた積分
型補正トルクTSn ’ に変速段により異なる係数G
Kiを乗算し、該変速段に応じた積分型補正トルクTS
nを算出する。ここで、上記変数Klは、スリップ量D
Viに応じて変化する係数である。
プm D V iに係数Klを乗算し積分した積分型補
正トルクTSn’ (一ΣKlφDV i)を求める
もので、この積分型補正トルクTSn ’は係数乗算部
45bに送られる。つまり、上記積分型補正トルクTS
n’は、駆動輪WPR. WPLの駆動トルクに対する
補正値であり、該駆動輪W FR,WPLとエンジン1
6との間に存在する動力伝達機構の変速特性が変化する
のに応じてその制御ゲインを調整する必要があり、係数
乗算部45bでは、上記演算部45aから得られた積分
型補正トルクTSn ’ に変速段により異なる係数G
Kiを乗算し、該変速段に応じた積分型補正トルクTS
nを算出する。ここで、上記変数Klは、スリップ量D
Viに応じて変化する係数である。
一方、TPn演算部46における演算部46aは、上記
スリップ量DViに係数Kpを乗算した比例型補正トル
クTPn ’ (−DV i−Kp)を求めるもので
、この比例型補正トルク’rpn’ は係数乗算部46
bに送られる。つまり、この比例型補正トルク’rpn
’ も、上記積分型補正トルクTSn’同様、駆動輪
WFR, WPLの駆動トルクに対する補正値であり、
該駆動輪WFR, WPLとエンジン16との間に存在
する動力伝達機構の変速特性が変化するのに応じてその
制御ゲインを調整する必要のあるもので、係数乗算部4
6bでは、上記演算部46aから得られた比例型補正ト
ルクTSn ’に変速段により異なる係数GKpを乗算
し、該変速段に応じた比例型補正トルクTPnを算出す
る。
スリップ量DViに係数Kpを乗算した比例型補正トル
クTPn ’ (−DV i−Kp)を求めるもので
、この比例型補正トルク’rpn’ は係数乗算部46
bに送られる。つまり、この比例型補正トルク’rpn
’ も、上記積分型補正トルクTSn’同様、駆動輪
WFR, WPLの駆動トルクに対する補正値であり、
該駆動輪WFR, WPLとエンジン16との間に存在
する動力伝達機構の変速特性が変化するのに応じてその
制御ゲインを調整する必要のあるもので、係数乗算部4
6bでは、上記演算部46aから得られた比例型補正ト
ルクTSn ’に変速段により異なる係数GKpを乗算
し、該変速段に応じた比例型補正トルクTPnを算出す
る。
一方、上記加算部40により得られる従動輪速度VRは
、車体速度VBとして基準トルク演算部47に送られる
。この基準トルク演算部47は、まず車体加速度演算部
47aにおいて上記車体速度VBの加速度GBを算出す
るもので、この車体加速度演算部47aにより得られた
車体加速度GBはフィルタ47bを介し車体加速度GB
Fとして基準トルク算出部47cに送られる。この基準
トルク算出部47cは、上記車体加速度GBP及び車重
W及び車輪半径Reに基づき基準トルクTG(=GBP
XWXRe)を算出するもので、この基準トルクTGが
本来エンジン16が出力すべき車軸トルク値となる。
、車体速度VBとして基準トルク演算部47に送られる
。この基準トルク演算部47は、まず車体加速度演算部
47aにおいて上記車体速度VBの加速度GBを算出す
るもので、この車体加速度演算部47aにより得られた
車体加速度GBはフィルタ47bを介し車体加速度GB
Fとして基準トルク算出部47cに送られる。この基準
トルク算出部47cは、上記車体加速度GBP及び車重
W及び車輪半径Reに基づき基準トルクTG(=GBP
XWXRe)を算出するもので、この基準トルクTGが
本来エンジン16が出力すべき車軸トルク値となる。
次に、上記基準トルク演算部47により算出された基準
トルクTGは、減算部48に出力される。
トルクTGは、減算部48に出力される。
この減算部48は、上記基準トルク演算部47より得ら
れる基準トルクTGから前記TSn演算部45にて算出
された積分型補正トルクTSnを減算するもので、その
減算データはさらに減算部4つに送られる。この減算部
49は、上記減算部48から得られた減算データからさ
らに前記TPn演算部46にて算出された比例型補正ト
ルクTPnを減算するもので、その減算データは駆動輪
WPR, WFLを駆動する車軸トルクの目標トルクT
φとしてスイッチS1を介しエンジントルク変換部50
0に送られる。つまり、 Tφ一TO −TSn−TPnとされる。
れる基準トルクTGから前記TSn演算部45にて算出
された積分型補正トルクTSnを減算するもので、その
減算データはさらに減算部4つに送られる。この減算部
49は、上記減算部48から得られた減算データからさ
らに前記TPn演算部46にて算出された比例型補正ト
ルクTPnを減算するもので、その減算データは駆動輪
WPR, WFLを駆動する車軸トルクの目標トルクT
φとしてスイッチS1を介しエンジントルク変換部50
0に送られる。つまり、 Tφ一TO −TSn−TPnとされる。
上記フィルタ47bは、基準トルク演算部47cで算出
される基準トルクTOを、時間的にどの程度手前の車体
加速度GBに基づき算出させるかを例えば3段階に定め
るもので、つまりこのフィルタ47bを通して得られる
車体加速度GBI’は、今回検出した車体加速度GBn
と前回までのフィルタ47bの出力である車体加速度G
BPn−1とにより、現在のスリップ率S及び加速状態
に応じて算出される。
される基準トルクTOを、時間的にどの程度手前の車体
加速度GBに基づき算出させるかを例えば3段階に定め
るもので、つまりこのフィルタ47bを通して得られる
車体加速度GBI’は、今回検出した車体加速度GBn
と前回までのフィルタ47bの出力である車体加速度G
BPn−1とにより、現在のスリップ率S及び加速状態
に応じて算出される。
例えば、現在車両の加速度が増加している際にそのスリ
ップ率Sが第15図の範囲「1」で示す状態にある場合
には、素早く「2」の状態へと移行させるため、車体加
速度GBFは、前回のフィルタ47bの出力であるG
Br’n−1と今回検出のGBnとを同じ重み付けで平
均して最新の車体加速度GBPとして下式(1)により
算出される。
ップ率Sが第15図の範囲「1」で示す状態にある場合
には、素早く「2」の状態へと移行させるため、車体加
速度GBFは、前回のフィルタ47bの出力であるG
Br’n−1と今回検出のGBnとを同じ重み付けで平
均して最新の車体加速度GBPとして下式(1)により
算出される。
GBPn= (GBn十GBFn −1) /2
− (1)また、例えば現在車両の加速.度が
減少している際にそのスリップ率SがS>Slで第15
図で示す範囲「2」→「3」に移行するような場合には
、可能な限り「2」の状態を維持させるため、車体加速
度GBFは、前回のフィルタ47bの出力G BFn−
1に近い値を有する車体加速度G BFnとして下式(
2)により算出される。
− (1)また、例えば現在車両の加速.度が
減少している際にそのスリップ率SがS>Slで第15
図で示す範囲「2」→「3」に移行するような場合には
、可能な限り「2」の状態を維持させるため、車体加速
度GBFは、前回のフィルタ47bの出力G BFn−
1に近い値を有する車体加速度G BFnとして下式(
2)により算出される。
GBPn − (GBn+7 GBPn −1)
/ 8 − (2)さらに、例えば現在車両の加
速度が減少している際にそのスリップ率SがS≦81で
第15図で示す「2」→「1」に移行したような場合に
は、可能な限り範囲「2」の状態に戻すため、車体加速
度GBPは、前回のフィルタ47bの出力G BFn−
1に更に重みが置かれて、上記式(2)で算出するとき
に比べ、前回算出の車体加速度G BPn−1に近い値
を有する車体加速度G BPnとして下式(3)により
算出される。
/ 8 − (2)さらに、例えば現在車両の加
速度が減少している際にそのスリップ率SがS≦81で
第15図で示す「2」→「1」に移行したような場合に
は、可能な限り範囲「2」の状態に戻すため、車体加速
度GBPは、前回のフィルタ47bの出力G BFn−
1に更に重みが置かれて、上記式(2)で算出するとき
に比べ、前回算出の車体加速度G BPn−1に近い値
を有する車体加速度G BPnとして下式(3)により
算出される。
GBFn = (GBn+15GBFn−1)/1
B ・= (3)次に、上記基準トルク演算部4
7により算出された基準トルクTGは、減算部48に出
力される。
B ・= (3)次に、上記基準トルク演算部4
7により算出された基準トルクTGは、減算部48に出
力される。
この減算部48は、上記基準トルク演算部47より得ら
れる基準トルクTGから前記TSn演算部45にて算出
された積分型補正トルクTSnを減算するもので、その
減算データはさらに減算部49に送られる。この減算部
49は、上記減算部48から得られた減算データからさ
らに前記TPn演算部46にて算出された比例型補正ト
ルクT P nを減算するもので、その減算データは駆
動輪WFR, WPLを駆動する車軸トルクの目標トル
クTφとしてスイッチS1を介しエンジントルク変換部
500に送られる。つまり、 Tφ一TG −TSn−TPnとされる。
れる基準トルクTGから前記TSn演算部45にて算出
された積分型補正トルクTSnを減算するもので、その
減算データはさらに減算部49に送られる。この減算部
49は、上記減算部48から得られた減算データからさ
らに前記TPn演算部46にて算出された比例型補正ト
ルクT P nを減算するもので、その減算データは駆
動輪WFR, WPLを駆動する車軸トルクの目標トル
クTφとしてスイッチS1を介しエンジントルク変換部
500に送られる。つまり、 Tφ一TG −TSn−TPnとされる。
このエンジントルク変換部500は、上記減算部49か
らスイッチS1を介して与えられた駆動輪WPR, W
PLに対する目標トルクTφを、エンジン16と上記駆
勤輪車軸との間の総ギア比で除算して目標エンジントル
クTlに換算している。この目標エンジントルクTlは
トルコン応答遅れ補正部501に出力される。このトル
コン応答遅れ補正部501はトルクコンバータ(図示し
ない)の応答遅れに応じて上記エンジントルクTlを補
正して目標エンジントルクT2を出力する。この目標エ
ンジントルクT2はT/M(}ランスミッション)フリ
クション補正部502に出力される。
らスイッチS1を介して与えられた駆動輪WPR, W
PLに対する目標トルクTφを、エンジン16と上記駆
勤輪車軸との間の総ギア比で除算して目標エンジントル
クTlに換算している。この目標エンジントルクTlは
トルコン応答遅れ補正部501に出力される。このトル
コン応答遅れ補正部501はトルクコンバータ(図示し
ない)の応答遅れに応じて上記エンジントルクTlを補
正して目標エンジントルクT2を出力する。この目標エ
ンジントルクT2はT/M(}ランスミッション)フリ
クション補正部502に出力される。
このT/Mフリクション補正部502において、上記目
標エンジントルクT2にトランスミッションでのフリク
ションによるエンジントルクの損失分が加算されて、目
標エンジントルクT3とされる。この目標エンジントル
クT3は外部負荷補正部503に出力される。この外部
負荷補正部503において、上記目標エンジントルクT
3にエアコン等の電気負荷によるエンジントルクの損出
分が加算されて目標エンジントルクT4が算出される。
標エンジントルクT2にトランスミッションでのフリク
ションによるエンジントルクの損失分が加算されて、目
標エンジントルクT3とされる。この目標エンジントル
クT3は外部負荷補正部503に出力される。この外部
負荷補正部503において、上記目標エンジントルクT
3にエアコン等の電気負荷によるエンジントルクの損出
分が加算されて目標エンジントルクT4が算出される。
この目標エンジントルクT4は大気条件補正部504に
出力される。この大気条件補正部504において、大気
条件、つまり大気圧APにより上記目標エンジントルク
T4が補正されて目標エンジントルクT5とされる。さ
らに、上記目標エンジントルクT5は運転条件補正部5
05に出力される。この運転条件補正部505において
、上記目標エンジントルクT5がエンジンの運転状態、
例えばエンジン冷却水温WTに応じて補正されて目標エ
ンジントルクT8が下限値設定部506に出力される。
出力される。この大気条件補正部504において、大気
条件、つまり大気圧APにより上記目標エンジントルク
T4が補正されて目標エンジントルクT5とされる。さ
らに、上記目標エンジントルクT5は運転条件補正部5
05に出力される。この運転条件補正部505において
、上記目標エンジントルクT5がエンジンの運転状態、
例えばエンジン冷却水温WTに応じて補正されて目標エ
ンジントルクT8が下限値設定部506に出力される。
この下限値設定部506は上記目標エンジントルクT6
の下限値を、例えば第16図及び第17図に示すように
、トラクションコントロール開始からの経過時間tある
いは車体速度VBに応じて変化する下限値T 11a+
により制限して、目標エンジントルクT7として目標空
気量算出部507に出力する。この目標空気量算出部5
07において、目標エンジントルクT7を出力するため
のエンジン1回転当りの目標空気量(質量)A/Nmが
算出される。ここで、目標空気量(質11)として「質
量」をカッコ書きにした意味は、ある量の燃料を燃焼さ
せるために必要な吸入空気量は質量を基準として考えて
いるからである。また、目標空気量(体積)という表現
を明細書中で使用しているが、スロットル弁で制御され
るのは吸入空気量の質量ではなく、体積であるからであ
る。
の下限値を、例えば第16図及び第17図に示すように
、トラクションコントロール開始からの経過時間tある
いは車体速度VBに応じて変化する下限値T 11a+
により制限して、目標エンジントルクT7として目標空
気量算出部507に出力する。この目標空気量算出部5
07において、目標エンジントルクT7を出力するため
のエンジン1回転当りの目標空気量(質量)A/Nmが
算出される。ここで、目標空気量(質11)として「質
量」をカッコ書きにした意味は、ある量の燃料を燃焼さ
せるために必要な吸入空気量は質量を基準として考えて
いるからである。また、目標空気量(体積)という表現
を明細書中で使用しているが、スロットル弁で制御され
るのは吸入空気量の質量ではなく、体積であるからであ
る。
目標空気量算出部507は上記エンジン16において上
記目標エンジントルクT7を出力するためのエンジン1
回転当りの目標空気量(質量)A / N mを算出し
ているもので、この目標空気量A / N IIlはエ
ンジン回転速度Neと目標エンジントルクT7に基づき
第34図の3次元マップが参照されて目標空気量(質量
)A/No+が求められる。
記目標エンジントルクT7を出力するためのエンジン1
回転当りの目標空気量(質量)A / N mを算出し
ているもので、この目標空気量A / N IIlはエ
ンジン回転速度Neと目標エンジントルクT7に基づき
第34図の3次元マップが参照されて目標空気量(質量
)A/No+が求められる。
A/Nn −f’ [Ne , T7 ]ここで%
A / N aはエンジン1回転当りの吸入空気量(
質量)であり、 f [Ne,T7]はエンジン回転数NO,目標エン
ジントルクT7をパラメータとした3次元マップである
。
A / N aはエンジン1回転当りの吸入空気量(
質量)であり、 f [Ne,T7]はエンジン回転数NO,目標エン
ジントルクT7をパラメータとした3次元マップである
。
さらに、上記目標空気量算出部507において、下式に
より上記目標空気量(質量)A/No+が吸気温度AT
及び大気圧APにより補正されて標準大気状態での目標
空気量(体積)A/Nvに換算される。
より上記目標空気量(質量)A/No+が吸気温度AT
及び大気圧APにより補正されて標準大気状態での目標
空気量(体積)A/Nvに換算される。
A/Nv − (A/No+ ) / (Kt (A
T)零 Kp(AP)) ここで、A/Nvはエンジン1回転当りの吸入空気瓜(
体積) 、Ktは吸気温度( AT)をパラメータとし
た密度捕正係数(第36図参照)、Kpは大気圧(AP
)をパラメータとした密度補正係数(第37図参照)で
ある。
T)零 Kp(AP)) ここで、A/Nvはエンジン1回転当りの吸入空気瓜(
体積) 、Ktは吸気温度( AT)をパラメータとし
た密度捕正係数(第36図参照)、Kpは大気圧(AP
)をパラメータとした密度補正係数(第37図参照)で
ある。
上記目標空気量A/Nv(体積)は目標空気量補正部5
08に送られて、吸気温による補正が行われて、目標空
気量A/NOが下式により算出される。
08に送られて、吸気温による補正が行われて、目標空
気量A/NOが下式により算出される。
A/No =A/Nv * Ka ’ (AT)ここ
で、A/NOは補正後の目標空気量、A / N vは
補正前の目標空気量、Ka’ は吸気温度( AT)に
よる補正係数(第38図参照)である。
で、A/NOは補正後の目標空気量、A / N vは
補正前の目標空気量、Ka’ は吸気温度( AT)に
よる補正係数(第38図参照)である。
上記補正は次のような理由により行われる。即ち、吸気
温度によりエンジンへの空気の吸入効率は変化するが、
吸気温度ATがエンジンの燃焼室壁温CTより低い場合
には、吸入された空気はエンジンの燃焼室に送り込まれ
ると膨脹するので、吸入効率が低下する。一方、吸気温
度ATがエンジンの燃焼室壁温CTより高い場合には、
吸入された空気はエンジンの燃焼室に送り込まれると収
縮するので、吸入効率は上昇する。このため、吸気温度
ATが低い場合には、燃焼室において吸入空気が膨脹す
ることを考慮して、目標空気量(体積)に補正係数Ka
’を乗算することにより大きめに補正しておいて、吸入
効率の低下による制御の精度低下を補い、吸気温度AT
が高い場合には、燃焼室において、吸入空気が収縮する
ことを考慮して、目標空気回(体積)に補正係数Ka′
を乗算して少なめに補正して、吸入効率の上昇による制
御の精度低下を防いでいる。つまり、第38図に示すよ
うに、標準吸気温度ATOを境に吸気温度ATが高い場
合には補正係数Ka′は吸気温度ATに応じて減少し、
標準吸気温度ATOを境に吸気温度ATが低い場合には
補正係数Ka’は吸気温度ATに応じて増大するように
設定されている。
温度によりエンジンへの空気の吸入効率は変化するが、
吸気温度ATがエンジンの燃焼室壁温CTより低い場合
には、吸入された空気はエンジンの燃焼室に送り込まれ
ると膨脹するので、吸入効率が低下する。一方、吸気温
度ATがエンジンの燃焼室壁温CTより高い場合には、
吸入された空気はエンジンの燃焼室に送り込まれると収
縮するので、吸入効率は上昇する。このため、吸気温度
ATが低い場合には、燃焼室において吸入空気が膨脹す
ることを考慮して、目標空気量(体積)に補正係数Ka
’を乗算することにより大きめに補正しておいて、吸入
効率の低下による制御の精度低下を補い、吸気温度AT
が高い場合には、燃焼室において、吸入空気が収縮する
ことを考慮して、目標空気回(体積)に補正係数Ka′
を乗算して少なめに補正して、吸入効率の上昇による制
御の精度低下を防いでいる。つまり、第38図に示すよ
うに、標準吸気温度ATOを境に吸気温度ATが高い場
合には補正係数Ka′は吸気温度ATに応じて減少し、
標準吸気温度ATOを境に吸気温度ATが低い場合には
補正係数Ka’は吸気温度ATに応じて増大するように
設定されている。
上記目標空気mA/NOは等価目標スロットル開度算出
部509に送られ、第39図の3次元マップが参照され
てエンジン回転速度Neと目標空気HA/Noに対する
等価目標スロットル開度ebが求められる。この等価目
標スロットル開度ebはスロットル弁が1つの場合に上
記目標空気ffiA/NOを達成するためのスロットル
弁開度である。さらに、等価目標スロットル開度ebは
減算部510に送られ、eb補正部511で算出された
バイパス通路52b,52cを介する空気量に相当する
開度Δ491が減算されて、等価目標スロットル開度θ
hとされる。上記eb補正部511は第1図(B)に示
すようにバイパス通路52b,52cがある場合に、バ
イパス通路52b,52cを介する空気量に相当する開
度Δ191を算出し、上記等価目標スロットル開度eb
から減算している。つまり、このeb補正部511には
上記エンジン冷却水温WT及び上記I SC52 Iか
ら上記ステップ数Slmが入力される。
部509に送られ、第39図の3次元マップが参照され
てエンジン回転速度Neと目標空気HA/Noに対する
等価目標スロットル開度ebが求められる。この等価目
標スロットル開度ebはスロットル弁が1つの場合に上
記目標空気ffiA/NOを達成するためのスロットル
弁開度である。さらに、等価目標スロットル開度ebは
減算部510に送られ、eb補正部511で算出された
バイパス通路52b,52cを介する空気量に相当する
開度Δ491が減算されて、等価目標スロットル開度θ
hとされる。上記eb補正部511は第1図(B)に示
すようにバイパス通路52b,52cがある場合に、バ
イパス通路52b,52cを介する空気量に相当する開
度Δ191を算出し、上記等価目標スロットル開度eb
から減算している。つまり、このeb補正部511には
上記エンジン冷却水温WT及び上記I SC52 Iか
ら上記ステップ数Slmが入力される。
また、この等価目標スロットル開度ehは目標スロット
ル開度算出部512に送られて主スロットル弁THlg
のスロットル開度elに第40図に示すマップに記憶さ
れる補正係数Kが乗算されることにより副スロットル弁
THsのスロットル開度e2が算出される。
ル開度算出部512に送られて主スロットル弁THlg
のスロットル開度elに第40図に示すマップに記憶さ
れる補正係数Kが乗算されることにより副スロットル弁
THsのスロットル開度e2が算出される。
一方、上記目標空気量補正部508から出力される補正
された目標空気量A/NOは減算部513にも送られる
。この減算部513は上記目標空気量A / N Oと
エアフローセンサにより所定のサンプリング時間毎に検
出される実際の吸入空気fflA/Nとの偏差ΔA/N
を算出するもので、この目標空気flA/Noと実空気
量A/Nとの偏差ΔA/NはPID制御部514に送ら
れる。このPID制御部507は、上記偏差ΔA/Nに
相当する副スロットル弁THsの開度補正量Δe2を算
出するもので、この副スロットル弁開度補正量Δe2は
加算部515に送られる。
された目標空気量A/NOは減算部513にも送られる
。この減算部513は上記目標空気量A / N Oと
エアフローセンサにより所定のサンプリング時間毎に検
出される実際の吸入空気fflA/Nとの偏差ΔA/N
を算出するもので、この目標空気flA/Noと実空気
量A/Nとの偏差ΔA/NはPID制御部514に送ら
れる。このPID制御部507は、上記偏差ΔA/Nに
相当する副スロットル弁THsの開度補正量Δe2を算
出するもので、この副スロットル弁開度補正量Δe2は
加算部515に送られる。
ここで、上記P I D’制御部514により得られる
副スロットル弁開度補正量Δe2は、比例制御による開
度補正量Δep1積分制御による開度補正瓜ΔeI1微
分制御による開度補正量Δedを加算したものである。
副スロットル弁開度補正量Δe2は、比例制御による開
度補正量Δep1積分制御による開度補正瓜ΔeI1微
分制御による開度補正量Δedを加算したものである。
Ae2 −Δep +Δet +ΔθdΔep −Kp
(Ne )* Kth (Ne )*ΔA/NΔel
=K1 (Ne )* Kth(Ne )*Σ(Δ
A/N) Δ θ d−Kd(Nc) 本 Kth(N
o )* {ΔA/N一ΔA/Noldl ここで、各係数Kp,Ki ,Kdは、それぞれエンジ
ン回転速度Noをパラメータとした比例ゲイン(第40
図参照)、積分ゲイン(第41図参照) 微分ゲイン(
第42図参照)であり、KLhはエンジン回転速度Ne
をパラメータとしたΔA/N→Δe変換ゲイン(第43
図参照)、ΔA/Nは目標空気mA/Noと実際の空気
ユA/Nとの偏差、ΔA / N Oldは1回前のサ
ンプリングタイミングでのΔA/Nである。
(Ne )* Kth (Ne )*ΔA/NΔel
=K1 (Ne )* Kth(Ne )*Σ(Δ
A/N) Δ θ d−Kd(Nc) 本 Kth(N
o )* {ΔA/N一ΔA/Noldl ここで、各係数Kp,Ki ,Kdは、それぞれエンジ
ン回転速度Noをパラメータとした比例ゲイン(第40
図参照)、積分ゲイン(第41図参照) 微分ゲイン(
第42図参照)であり、KLhはエンジン回転速度Ne
をパラメータとしたΔA/N→Δe変換ゲイン(第43
図参照)、ΔA/Nは目標空気mA/Noと実際の空気
ユA/Nとの偏差、ΔA / N Oldは1回前のサ
ンプリングタイミングでのΔA/Nである。
上記加算部515は、上記開度補正部510で補正され
た目標スロットル開度e2と上記PID制御部514で
算出された副スロットル弁開度補正童Δe2とを加算し
、フィードバック補正された目標開度erが算出される
。この目標開度e『は副スロットル弁開度信号θSとし
てモータ駆動回路52に送られる。そして、このモータ
駆動回路52は上記スロットルポジションセンサTPS
2により検出される副スロットル弁THsの開度e2が
副スロットル弁開度信号esに相当する開度と等しくな
るようにモータ52n+の回転を制御している。
た目標スロットル開度e2と上記PID制御部514で
算出された副スロットル弁開度補正童Δe2とを加算し
、フィードバック補正された目標開度erが算出される
。この目標開度e『は副スロットル弁開度信号θSとし
てモータ駆動回路52に送られる。そして、このモータ
駆動回路52は上記スロットルポジションセンサTPS
2により検出される副スロットル弁THsの開度e2が
副スロットル弁開度信号esに相当する開度と等しくな
るようにモータ52n+の回転を制御している。
ところで、従動輪の車輪速度VRR, VRLは求心加
速度演算部53に送られて、旋回度を判断するために、
求心加速度GY’が求められる。この求心加速度GY’
は求心加速度補正部54に送られて、求心加速度GY
’が車速に応じて補正される。
速度演算部53に送られて、旋回度を判断するために、
求心加速度GY’が求められる。この求心加速度GY’
は求心加速度補正部54に送られて、求心加速度GY
’が車速に応じて補正される。
つまり、GY−Kv −(;Y’ とされる。ここで、
Kvは第7図乃至第12図に示すように車体速度VBに
応じせて変化する係数である。
Kvは第7図乃至第12図に示すように車体速度VBに
応じせて変化する係数である。
上記高車速選択部37から出力される大きい方の従動輪
車輪速度が減算部55において駆動輪の車輪速度VFR
から減算される。さらに、上記高車速選択部37から出
力される大きい方の従動輪車輪速度が減算部56におい
て駆動輪の車輪速度VI’Lから減算される。
車輪速度が減算部55において駆動輪の車輪速度VFR
から減算される。さらに、上記高車速選択部37から出
力される大きい方の従動輪車輪速度が減算部56におい
て駆動輪の車輪速度VI’Lから減算される。
上記減算部55の出力は乗算部57においてKB倍(0
<KI3<1)され、上記減算部56の出力は乗算部5
8において(1−KB)倍された後、加算部59におい
て加算されて右側駆動輪のスリップHDVFRとされる
。また同時に、上記減算部5.6の出力は乗算部60に
おいてKB倍され、上記減算部55の出力は乗算部61
において(1−KB)倍された後加算部62において加
算されて左側の駆動輪のスリップ量DVFLとされる。
<KI3<1)され、上記減算部56の出力は乗算部5
8において(1−KB)倍された後、加算部59におい
て加算されて右側駆動輪のスリップHDVFRとされる
。また同時に、上記減算部5.6の出力は乗算部60に
おいてKB倍され、上記減算部55の出力は乗算部61
において(1−KB)倍された後加算部62において加
算されて左側の駆動輪のスリップ量DVFLとされる。
上記変数KBは第13図に示すようにトラクションコン
トロールの制御開始からの経過時間に応じて変化するも
ので、トラクションコントロールの制御開始時にはrO
.5 Jとされ、トラクションコントロールの制御が進
むに従って、ro.8 Jに近付くように設定されてい
る。
トロールの制御開始からの経過時間に応じて変化するも
ので、トラクションコントロールの制御開始時にはrO
.5 Jとされ、トラクションコントロールの制御が進
むに従って、ro.8 Jに近付くように設定されてい
る。
上記右側駆動輪のスリップffi D V FRは微分
部63において微分されてその時間的変化量、つまりス
リップ加速度GFRが算出されると共に、上記左側駆動
輪のスリップ量DVFLは微分部64において微分され
てその時間的変化量、つまりスリップ加速度GPLが算
出される。そして、上記スリップ加速度GPRはブレー
キ液圧変化jil(ΔP)算出部65に送られて、第1
4図に示すGPR(GPL) −ΔP変換マップが参照
されてスリップ加速度GFRを抑制するためのブレーキ
液圧の変化量ΔPが求められる。このブレーキ液圧の変
化量ΔPは、上記開始/終了判定部50により開閉制御
されるスイッチS2を介してΔP−T変換部67に送ら
れて第1図(A)におけるインレットバルブ171及び
アウトレットバルブ17oの開時間Tが算出される。ま
た、同様に、スリップ加速度GPLはブレーキ液圧変化
量(ΔP)算出部66に送られて、第14図に示すGF
R(GPL)一ΔP変換マップが参照されて、スリップ
加速度GPLを抑制するためのブレーキ液圧の変化量Δ
Pが求められる。このブレーキ液圧の変化量ΔPは上記
開始/終了判定部50により開閉制御されるスイッチS
3を介してΔP−T変換部68に送られて第1図(A)
におけるインレットバルブ181及びアウトレットバル
ブ18oの開時間Tが算出される。そして、上記のよう
にして算出されたインレットバルブ17i,18i及び
アウトレットバルブ170,18oの開時間だけバルブ
が開制御されて、右駆動輪WFR及び左駆動輪WPLに
ブレーキが掛けられる。
部63において微分されてその時間的変化量、つまりス
リップ加速度GFRが算出されると共に、上記左側駆動
輪のスリップ量DVFLは微分部64において微分され
てその時間的変化量、つまりスリップ加速度GPLが算
出される。そして、上記スリップ加速度GPRはブレー
キ液圧変化jil(ΔP)算出部65に送られて、第1
4図に示すGPR(GPL) −ΔP変換マップが参照
されてスリップ加速度GFRを抑制するためのブレーキ
液圧の変化量ΔPが求められる。このブレーキ液圧の変
化量ΔPは、上記開始/終了判定部50により開閉制御
されるスイッチS2を介してΔP−T変換部67に送ら
れて第1図(A)におけるインレットバルブ171及び
アウトレットバルブ17oの開時間Tが算出される。ま
た、同様に、スリップ加速度GPLはブレーキ液圧変化
量(ΔP)算出部66に送られて、第14図に示すGF
R(GPL)一ΔP変換マップが参照されて、スリップ
加速度GPLを抑制するためのブレーキ液圧の変化量Δ
Pが求められる。このブレーキ液圧の変化量ΔPは上記
開始/終了判定部50により開閉制御されるスイッチS
3を介してΔP−T変換部68に送られて第1図(A)
におけるインレットバルブ181及びアウトレットバル
ブ18oの開時間Tが算出される。そして、上記のよう
にして算出されたインレットバルブ17i,18i及び
アウトレットバルブ170,18oの開時間だけバルブ
が開制御されて、右駆動輪WFR及び左駆動輪WPLに
ブレーキが掛けられる。
なお、上記スイッチ81〜S3は連動して開始/終了判
定部50により開閉されるものである。
定部50により開閉されるものである。
ところで、上記減算部41で算出されたスリップffi
DV1 ’ は微分部41aに送られて、スリップ量D
VI ’の時間的変化率ΔDVi ’が算出される。上
記スリップffiDVi ’ 、その時間的変化率ΔD
Vi’、上記副スロットル弁THsの開度θ2、図示し
ないトルクセンサにより検出されるエンジン16の出力
トルクTeは開始/終了判定部50に出力される。この
開始/終了判定部50は上記スリップ量DVt ’
その時間的変化率ΔDVi ’ 、エンジントルクTe
が、いずれもそれぞれの基準値以上になった場合には、
上記スイッチSL−S3を閉成して制御を開始し、副ス
ロットル弁THsの開度θ2が所定の基準値より大きく
なるか、またはDV’が所定の基準値(上記基準値とは
異なる)より小さくなったときに、上記スイッチ81〜
S3を開成して制御を終了している。
DV1 ’ は微分部41aに送られて、スリップ量D
VI ’の時間的変化率ΔDVi ’が算出される。上
記スリップffiDVi ’ 、その時間的変化率ΔD
Vi’、上記副スロットル弁THsの開度θ2、図示し
ないトルクセンサにより検出されるエンジン16の出力
トルクTeは開始/終了判定部50に出力される。この
開始/終了判定部50は上記スリップ量DVt ’
その時間的変化率ΔDVi ’ 、エンジントルクTe
が、いずれもそれぞれの基準値以上になった場合には、
上記スイッチSL−S3を閉成して制御を開始し、副ス
ロットル弁THsの開度θ2が所定の基準値より大きく
なるか、またはDV’が所定の基準値(上記基準値とは
異なる)より小さくなったときに、上記スイッチ81〜
S3を開成して制御を終了している。
なお、第14図において、旋回時にブレーキを掛ける場
合には、内輪側の駆動輪のブレーキを強化するために、
旋回時の内輪側の変換値は破線aで示すようになってい
る。
合には、内輪側の駆動輪のブレーキを強化するために、
旋回時の内輪側の変換値は破線aで示すようになってい
る。
次に、上記のように構成された本発明の一実施例に係わ
る車両のエンジン出力制御方法の動作について説明する
。第1図及び第2図において、車輪速度センサ13.1
4から出力される従動輪(後輪)の車輪速度は高車速選
択部36,低車速選択部37,求心加速度演算部53に
入力される。
る車両のエンジン出力制御方法の動作について説明する
。第1図及び第2図において、車輪速度センサ13.1
4から出力される従動輪(後輪)の車輪速度は高車速選
択部36,低車速選択部37,求心加速度演算部53に
入力される。
上記低車速選択部36においては従動輪の左右輪のうち
小さい方の車輪速度が選択され、上記高車速選択部37
においては従動輪の左右輪のうち大きい方の車輪速度が
選択される。通常の直線走行時において、左右の従動輪
の車輪速度が同一速度である場合には、低車速選択部3
6及び高車速選択部37からは同じ車輪速度が選択され
る。また、求心加速度演算部53においては左右の従動
輪の車輪速度が入力されており、その左右の従動輪の車
輪速度から車両が旋回している場合の旋回度、つまりど
の程度急な旋回を行なっているかの度合いが算出される
。
小さい方の車輪速度が選択され、上記高車速選択部37
においては従動輪の左右輪のうち大きい方の車輪速度が
選択される。通常の直線走行時において、左右の従動輪
の車輪速度が同一速度である場合には、低車速選択部3
6及び高車速選択部37からは同じ車輪速度が選択され
る。また、求心加速度演算部53においては左右の従動
輪の車輪速度が入力されており、その左右の従動輪の車
輪速度から車両が旋回している場合の旋回度、つまりど
の程度急な旋回を行なっているかの度合いが算出される
。
以下、求心加速度演算部53においてどのように求心加
速度が算出されるかについて説明する。
速度が算出されるかについて説明する。
前輪駆動車では後輪が従動輪であるため、駆動によるス
リップに関係なくその位置での車体速度を車輪速度セン
サにより検出できるので、アツカーマンジオメトリを利
用することができる。つまり、定常旋回においては求心
加速度GY’はGY’mv/r ・
・・(4)(V一車速,r一旋回半径)として算出され
る。
リップに関係なくその位置での車体速度を車輪速度セン
サにより検出できるので、アツカーマンジオメトリを利
用することができる。つまり、定常旋回においては求心
加速度GY’はGY’mv/r ・
・・(4)(V一車速,r一旋回半径)として算出され
る。
例えば、第19図に示すように車両が右に旋回している
場合において、旋回の中心をMoとし、旋回の中心Mo
から内輪側( W RR)までの距離をrlとし、トレ
ッドをΔ『とし、内輪側( W RR)の車輪速度をv
1とし、外輪側( W RL)の車輪速度をv2とした
場合に、 v2/vl−(Δr+rl )/rl −・− (5
)とされる。
場合において、旋回の中心をMoとし、旋回の中心Mo
から内輪側( W RR)までの距離をrlとし、トレ
ッドをΔ『とし、内輪側( W RR)の車輪速度をv
1とし、外輪側( W RL)の車輪速度をv2とした
場合に、 v2/vl−(Δr+rl )/rl −・− (5
)とされる。
そして、上記(5)式を変形して
1/rl ” (v2 −vl )/Δrevl・・・
(6) とされる。そして、内輪側を基準とすると求心加速度G
Y’は GY’ −vl /rl =vl (v2−vl)/Δ『@v1−vl
(v2−vl)/Δr−C7)として算出される。
(6) とされる。そして、内輪側を基準とすると求心加速度G
Y’は GY’ −vl /rl =vl (v2−vl)/Δ『@v1−vl
(v2−vl)/Δr−C7)として算出される。
つまり、上記(7)式により求心加速度GY’が算出さ
れる。ところで、旋回時には内輪側の車輪速度vlは外
輪側の車輪速度v2より小さいため、内輪側の車輪速度
v1を用いて求心加速度GY′を算出しているので、求
心加速度GY’は実際より小さく算出される。従って、
重み付け部33で乗算される係数KGは求心加速度GY
’が小さく見積もられるために、小さく見積もられる。
れる。ところで、旋回時には内輪側の車輪速度vlは外
輪側の車輪速度v2より小さいため、内輪側の車輪速度
v1を用いて求心加速度GY′を算出しているので、求
心加速度GY’は実際より小さく算出される。従って、
重み付け部33で乗算される係数KGは求心加速度GY
’が小さく見積もられるために、小さく見積もられる。
従って、駆動輪速度VFが小さく見積もられるために、
スリップ量DV’ (VF−VΦ)も小さく見積もら
れる。これにより、目標トルクTΦが大きく見積もられ
るために、目標エンジントルクが大きく見積もられるこ
とにより、旋回時にも充分な駆動力を与えるようにして
いる。
スリップ量DV’ (VF−VΦ)も小さく見積もら
れる。これにより、目標トルクTΦが大きく見積もられ
るために、目標エンジントルクが大きく見積もられるこ
とにより、旋回時にも充分な駆動力を与えるようにして
いる。
ところで、極低速時の場合には、第19図に示すように
、内輪側から旋回の中心MOまでの距離はrlであるが
、速度が上がるに従ってアンダーステアする車両におい
ては、旋回の中心はMに移行し、その距離はr(r>r
l)となっている。
、内輪側から旋回の中心MOまでの距離はrlであるが
、速度が上がるに従ってアンダーステアする車両におい
ては、旋回の中心はMに移行し、その距離はr(r>r
l)となっている。
このように速度が上がった場合でも、旋回半径をrlと
して計算しているために、上記第(7)式に基づいて算
出された求心加速度GY’ は実際よりも大きい値とし
て算出される。このため、求心加速度演算部53におい
て算出された求心加速度GY’は求心加速度補正部54
に送られて、高速では求心加速度GYが小さくなるよう
に、求心加速度GY’ に第7図の係数Kvが乗算され
る。この変数Kvは車速に応じて小さくなるように設定
されており、第8図あるいは第9図に示すように設定し
ても良い。このようにして、求心加速度補正部54より
補正された求心加速度GYが出力される。
して計算しているために、上記第(7)式に基づいて算
出された求心加速度GY’ は実際よりも大きい値とし
て算出される。このため、求心加速度演算部53におい
て算出された求心加速度GY’は求心加速度補正部54
に送られて、高速では求心加速度GYが小さくなるよう
に、求心加速度GY’ に第7図の係数Kvが乗算され
る。この変数Kvは車速に応じて小さくなるように設定
されており、第8図あるいは第9図に示すように設定し
ても良い。このようにして、求心加速度補正部54より
補正された求心加速度GYが出力される。
一方、速度が上がるに従って、オーバステアする(r<
rl )車両においては、上記したアンダーステアす
る車両とは全く逆の補正が求心加速度補正部54におい
て行われる。つまり、第10図ないし第12図のいずれ
かの変数Kvが用いられて、車速が上がるに従って、上
記求心加速度演算部53で算出された求心加速度GY’
を大きくなるように補正している。
rl )車両においては、上記したアンダーステアす
る車両とは全く逆の補正が求心加速度補正部54におい
て行われる。つまり、第10図ないし第12図のいずれ
かの変数Kvが用いられて、車速が上がるに従って、上
記求心加速度演算部53で算出された求心加速度GY’
を大きくなるように補正している。
ところで、上記低車速選択部36において選択された小
さい方の車輪速度は重み付部38において第4図に示す
ように変数Kr倍され、高車速選択部37において選択
された高車速は重み付け部39において変数(1−Kr
)倍される。変数Krは求心加速度GYが例えば0.9
gより大きくなるような旋回時に「1」となるようにさ
れ、求心加速度GYが0,4gより小さくなると「0」
に設定される。
さい方の車輪速度は重み付部38において第4図に示す
ように変数Kr倍され、高車速選択部37において選択
された高車速は重み付け部39において変数(1−Kr
)倍される。変数Krは求心加速度GYが例えば0.9
gより大きくなるような旋回時に「1」となるようにさ
れ、求心加速度GYが0,4gより小さくなると「0」
に設定される。
従って、求心加速度GYが0.9 gより大きくなるよ
うな旋回に対しては、低車速選択部36から出力される
従動輪のうち低車速の車輪速度、つまり選択時における
内輪側の車輪速度が選択される。
うな旋回に対しては、低車速選択部36から出力される
従動輪のうち低車速の車輪速度、つまり選択時における
内輪側の車輪速度が選択される。
そして、上記重み付け部38及び39から出力される車
輪速度は加算部40において加算されて従動輪速度V
]?とされ、さらに上記従動輪速度VRは乗算部40′
において(1+α)倍されて目標駆動輪速度VΦとされ
る。
輪速度は加算部40において加算されて従動輪速度V
]?とされ、さらに上記従動輪速度VRは乗算部40′
において(1+α)倍されて目標駆動輪速度VΦとされ
る。
また、駆動輪の車輪速度のうち大きい方の車輪速度が高
車速選択部31において選択された後、重み付け部33
において第3図に示すように変数KG倍される。さらに
、平均部32において算出された駆動輪の平均車速(
V FR+ V pL) / 2は重み付け部34にお
いて、(1−ml)倍され、上記重み付け部33の出力
と加算部35において加算されて駆動輪速度vFとされ
る。従って、求心加速度GYが例えば0.1g以上とな
ると、KG−1とされるため、高車速選択部31から出
力される2つの駆動輪のうち大きい方の駆動輪の車輪速
度が出力されることになる。つまり、車両の旋回度が大
きくなって求心加速度GYが例えば、0.9g以上にな
ると、rKG−Kr−IJとなるために、駆動輪側は車
輪速度の大きい外輪側の車輪速度を駆動輪速度vFとし
、従動輪側は車輪速度の小さい内輪側の車輪速度を従動
輪速度VRとしているために、減算部41で算出される
スリップ量DVi’ (−VF−VΦ)を大きく見積
もっている。従って、目標トルクTΦは小さく見積もる
ために、エンジンの出力が低減されて、スリップ串Sを
低減させて第18図に示すように横力Aを上昇させるこ
とができ、旋回時のタイヤのグリップ力を上昇させて、
安全な旋回を行なうことができる。
車速選択部31において選択された後、重み付け部33
において第3図に示すように変数KG倍される。さらに
、平均部32において算出された駆動輪の平均車速(
V FR+ V pL) / 2は重み付け部34にお
いて、(1−ml)倍され、上記重み付け部33の出力
と加算部35において加算されて駆動輪速度vFとされ
る。従って、求心加速度GYが例えば0.1g以上とな
ると、KG−1とされるため、高車速選択部31から出
力される2つの駆動輪のうち大きい方の駆動輪の車輪速
度が出力されることになる。つまり、車両の旋回度が大
きくなって求心加速度GYが例えば、0.9g以上にな
ると、rKG−Kr−IJとなるために、駆動輪側は車
輪速度の大きい外輪側の車輪速度を駆動輪速度vFとし
、従動輪側は車輪速度の小さい内輪側の車輪速度を従動
輪速度VRとしているために、減算部41で算出される
スリップ量DVi’ (−VF−VΦ)を大きく見積
もっている。従って、目標トルクTΦは小さく見積もる
ために、エンジンの出力が低減されて、スリップ串Sを
低減させて第18図に示すように横力Aを上昇させるこ
とができ、旋回時のタイヤのグリップ力を上昇させて、
安全な旋回を行なうことができる。
上記スリップ量DV+ はスリップ量補正部43にお
いて、求心加速度GYが発生する旋回時のみ第5図に示
すようなスリップ補正量Vgが加算されると共に、スリ
ップ量補正部44において第6図に示すようなスリップ
,lQVdが加算される。
いて、求心加速度GYが発生する旋回時のみ第5図に示
すようなスリップ補正量Vgが加算されると共に、スリ
ップ量補正部44において第6図に示すようなスリップ
,lQVdが加算される。
例えば、直角に曲がるカーブの旋回を想定した場合に、
旋回の前半においては求心加速度GY及びその時間的変
化率ΔGYは正の値となるが、カーブの後半においては
求心加速度GYの時間的変化率ΔGYは負の値となる。
旋回の前半においては求心加速度GY及びその時間的変
化率ΔGYは正の値となるが、カーブの後半においては
求心加速度GYの時間的変化率ΔGYは負の値となる。
従って、カーブの前半においては加算部42において、
スリップmDVi’ に第5図に示すスリップ補正量v
g(〉0)及び第6図に示すスリップ補正ffiVd(
〉0)が加算されてスリップQDViとされ、カーブの
後半においてはスリップ補正量Vg(〉0)及びスリッ
プ補正iVd (<O)が加算されてスリップiDVi
とされる。従って、旋回の後半におけるスリップiDV
iは旋回の前半におけるスリップ量DViよりも小さく
見積もることにより、旋回の前半においてはエンジン出
力を低下させて横力を増大させ、旋回の後半においては
、前半よりもエンジン出力を回復させて車両の加速性を
向上させるようにしている。
スリップmDVi’ に第5図に示すスリップ補正量v
g(〉0)及び第6図に示すスリップ補正ffiVd(
〉0)が加算されてスリップQDViとされ、カーブの
後半においてはスリップ補正量Vg(〉0)及びスリッ
プ補正iVd (<O)が加算されてスリップiDVi
とされる。従って、旋回の後半におけるスリップiDV
iは旋回の前半におけるスリップ量DViよりも小さく
見積もることにより、旋回の前半においてはエンジン出
力を低下させて横力を増大させ、旋回の後半においては
、前半よりもエンジン出力を回復させて車両の加速性を
向上させるようにしている。
このようにして、補正されたスリップi D V iは
例えば15111Sのサンプリング時間TでTSn演算
部45に送られる。このTSn演算部45内において、
スリップQ D V iが係数Klを乗算されながら積
分されて補正トルクTSnが求められる。
例えば15111Sのサンプリング時間TでTSn演算
部45に送られる。このTSn演算部45内において、
スリップQ D V iが係数Klを乗算されながら積
分されて補正トルクTSnが求められる。
つまり、
TSn −GKJ ΣKl−DVi (Klはスリッ
プfi D V iに応じて変化する係数である)とし
てスリップmDViの補正によって求められた補正トル
ク、つまり積分型補正トルクTSnが求められる。
プfi D V iに応じて変化する係数である)とし
てスリップmDViの補正によって求められた補正トル
ク、つまり積分型補正トルクTSnが求められる。
また、上記スリップmDVIはサンプリング時間T毎に
TPn演算部46に送られて、補正トルクTPnが算出
される。つまり、 TPn =GKp DV1 −Kp (Kpは係数
)としてスリップR D V iにより補正された補正
トルク、つまり比例型補正トルクTPnが求められる。
TPn演算部46に送られて、補正トルクTPnが算出
される。つまり、 TPn =GKp DV1 −Kp (Kpは係数
)としてスリップR D V iにより補正された補正
トルク、つまり比例型補正トルクTPnが求められる。
また、上記係数乗算部45b,46bにおける演算に使
用する係数GKI.GKpの値は、シフトアップ時には
変速開始から設定時間後に変速後の変速段に応じた値に
切替えられる。これは変速開始から実際に変速段が切替
わって変速を終了するまで時間がかかり、シフトアップ
時に、変速開始とともに変速後の高速段に対応した上記
係数GK1,GKpを用いると、上記補正トルクTSn
.TPnの値は上記高速段に対応した値となるため実
際の変速が終了してないのに変速開始前の値より小さく
なり目標トルクTΦが大きくなってしまって、スリップ
が誘発されて制御が不安定となるためである。
用する係数GKI.GKpの値は、シフトアップ時には
変速開始から設定時間後に変速後の変速段に応じた値に
切替えられる。これは変速開始から実際に変速段が切替
わって変速を終了するまで時間がかかり、シフトアップ
時に、変速開始とともに変速後の高速段に対応した上記
係数GK1,GKpを用いると、上記補正トルクTSn
.TPnの値は上記高速段に対応した値となるため実
際の変速が終了してないのに変速開始前の値より小さく
なり目標トルクTΦが大きくなってしまって、スリップ
が誘発されて制御が不安定となるためである。
また、上記加算部40から出力される従動輪速度VI?
は車体速度VBとして基準トルク演算部47に入力され
る。そして、車体加速度演算部47Hにおいて、車体速
度の加速度VB (GB)が演算される。そして、上
記車体加速度演算部47aにおいて算出された車体速度
の加速度GBはフィルタ47bにより、上記(1)式乃
至(3)式のいずれかのフィルタがかけられて、加速度
CBの状態に応じてGBFを最適な位置に止どめるよう
にしている。
は車体速度VBとして基準トルク演算部47に入力され
る。そして、車体加速度演算部47Hにおいて、車体速
度の加速度VB (GB)が演算される。そして、上
記車体加速度演算部47aにおいて算出された車体速度
の加速度GBはフィルタ47bにより、上記(1)式乃
至(3)式のいずれかのフィルタがかけられて、加速度
CBの状態に応じてGBFを最適な位置に止どめるよう
にしている。
例えば現在車両の加速度が増加している際にそのスリッ
プ率Sが第15図の範囲「1」で示す状態にある場合に
は、素早く範囲「2」の状態へ移行させるため、上記(
1)式に示すように車体加速度GBPは、前回のフィル
タ47bの出力であるGBFn−1と今回検出のGBn
とを同じ重み付けで平均して最新の車体加速度G BP
nとして算出される。
プ率Sが第15図の範囲「1」で示す状態にある場合に
は、素早く範囲「2」の状態へ移行させるため、上記(
1)式に示すように車体加速度GBPは、前回のフィル
タ47bの出力であるGBFn−1と今回検出のGBn
とを同じ重み付けで平均して最新の車体加速度G BP
nとして算出される。
また、例えば現在車両の加速度が減少している際にその
スリップ率SがS>Slで第15図で示す範囲「2」→
「3」に移行するような場合には、可能な限り範囲「2
」の状態を維持させるため、車体加速度GB[’は、上
記(2)式に示すように前回のフィルタ47bの出力に
重みが置かれて以前の車体加速度GBPnとして算出さ
れる。
スリップ率SがS>Slで第15図で示す範囲「2」→
「3」に移行するような場合には、可能な限り範囲「2
」の状態を維持させるため、車体加速度GB[’は、上
記(2)式に示すように前回のフィルタ47bの出力に
重みが置かれて以前の車体加速度GBPnとして算出さ
れる。
さらに、例えば現在車両の加速度が減少している際にそ
のスリップ率SがS:SS 1で第15図で示す範囲「
2」→「1」に移行,したような場合には、可能な限り
範囲「2」の状態に戻すため、車体加速度GBPは、上
記(3)式に示すように前回のフィルタ47bの出力に
非常に重みが置かれてさらに以前の車体加速度G BP
nとして算出される。
のスリップ率SがS:SS 1で第15図で示す範囲「
2」→「1」に移行,したような場合には、可能な限り
範囲「2」の状態に戻すため、車体加速度GBPは、上
記(3)式に示すように前回のフィルタ47bの出力に
非常に重みが置かれてさらに以前の車体加速度G BP
nとして算出される。
そして、拭準トルク算出部47cにおいて、基準トルク
TG (= GI31’xWx R e )が算出さ
れる。
TG (= GI31’xWx R e )が算出さ
れる。
そして、上記基準トルクTGと上記積分型補正トルクT
Snとの減算は減算部48において行われ、さらに上記
比例型補正トルクTPnが減算部49において減算され
る。このようにして、目標駆動軸トルクTΦは TΦ一TG−TSn−TPnとして算出される。
Snとの減算は減算部48において行われ、さらに上記
比例型補正トルクTPnが減算部49において減算され
る。このようにして、目標駆動軸トルクTΦは TΦ一TG−TSn−TPnとして算出される。
この目標駆動軸トルクTΦはスイッチS1を介してエン
ジントルク変換部500に入力され、エンジン16と駆
動輪車軸との間の総ギア比で除算して目標エンジントル
クT1が算出される。この目標エンジントルクTIはト
ルコン応答遅れ補正部502において、トルクコンバー
タの応答遅れに対する補正がなされて目標エンジントル
クT2とされる。この目{票エンジントルクT2はT/
Mフリクション補正部502に送られてエンジンと駆動
輪との間に介在するトランスミッションでのフリクショ
ン(摩擦)に対する補正がなされて、目標エンジントル
クT3とされる。
ジントルク変換部500に入力され、エンジン16と駆
動輪車軸との間の総ギア比で除算して目標エンジントル
クT1が算出される。この目標エンジントルクTIはト
ルコン応答遅れ補正部502において、トルクコンバー
タの応答遅れに対する補正がなされて目標エンジントル
クT2とされる。この目{票エンジントルクT2はT/
Mフリクション補正部502に送られてエンジンと駆動
輪との間に介在するトランスミッションでのフリクショ
ン(摩擦)に対する補正がなされて、目標エンジントル
クT3とされる。
T/Mフリクション補正部502においては以下に述べ
る第1ないし第4の手法によりT/Mの暖機状態を推定
して目標エンジントルクT3を補正している。
る第1ないし第4の手法によりT/Mの暖機状態を推定
して目標エンジントルクT3を補正している。
<T/Mフリクション補正の第1の手法〉この第1の手
法はT/Mの油温OTを油温センサで検出し、この油温
OTが小さい場合にはフリクションが大きいため、第2
0図に示すマップが参照されてトルク補正QTf’が目
標エンジントルクT2に加算される。つまり、 T3 −T2 +Tr(OT) とされる。このように、T/Mの油温OTに応じてフリ
クションによるトルク補正量Trを決定しているので、
T/Mのフリクションに対して精度の高い目標エンジン
トルクの補正を行なうことができる。
法はT/Mの油温OTを油温センサで検出し、この油温
OTが小さい場合にはフリクションが大きいため、第2
0図に示すマップが参照されてトルク補正QTf’が目
標エンジントルクT2に加算される。つまり、 T3 −T2 +Tr(OT) とされる。このように、T/Mの油温OTに応じてフリ
クションによるトルク補正量Trを決定しているので、
T/Mのフリクションに対して精度の高い目標エンジン
トルクの補正を行なうことができる。
<T/Mフリクション捕正の第2の手法〉エンジン16
の冷却水温WTをセンサで計測し、これよりT/Mの暖
機状態(油温)を推定して、トルクを補正する。つまり
、 T3 −72 +Tr (νT) とされる。ここで、トルク補正mT1’ (WT)は
図示しないマップが参照されて、エンジンの冷却水温W
Tが低いほどT/Mの油温OTが低いと推定されてトル
ク補正量Trが大きくなるように設定される。このよう
に、エンジンの冷却水温WTからT/Mのフリクション
を推定しているので、T/Mの油温OTを検出するセン
サを用いないでも、T/Mのフリクションに対する補正
を行なうことができる。
の冷却水温WTをセンサで計測し、これよりT/Mの暖
機状態(油温)を推定して、トルクを補正する。つまり
、 T3 −72 +Tr (νT) とされる。ここで、トルク補正mT1’ (WT)は
図示しないマップが参照されて、エンジンの冷却水温W
Tが低いほどT/Mの油温OTが低いと推定されてトル
ク補正量Trが大きくなるように設定される。このよう
に、エンジンの冷却水温WTからT/Mのフリクション
を推定しているので、T/Mの油温OTを検出するセン
サを用いないでも、T/Mのフリクションに対する補正
を行なうことができる。
<T/Mフリクション補正の第3の手法〉エンジン16
の始動直後の冷却水温WTOとリアルタイムの冷却水温
WTに基づいて第21図のマップが参照されてトルク補
正RTI’が目標エンジントルクT2に加算されて、目
標エンジントルクT3とされる。つまり、 T3 −72 +Tf (XT) XT’− wT+ K O* ( WT − WTO
)とされる。ここで、XTはT/Mの推定油温、KOは
エンジンの冷却水温WTの温度上昇速度とT/Mオイル
の温度上昇速度との比である。この推定油温XT,エン
ジンの冷却水温νTST/Mの油温OTとエンジン始動
後経過時間との関係は第22図に示しておく。第22図
に示すように、始動時間の経過に伴う推定油温XTの変
化は、同始動時間の経過に伴う油温OTの変化にほぼ等
しいものとなる。従って、油温センサを用いないでも精
度良く油温をモニタして、T/Mのフリクションを推定
し、これにより目標エンジントルクを補正している。
の始動直後の冷却水温WTOとリアルタイムの冷却水温
WTに基づいて第21図のマップが参照されてトルク補
正RTI’が目標エンジントルクT2に加算されて、目
標エンジントルクT3とされる。つまり、 T3 −72 +Tf (XT) XT’− wT+ K O* ( WT − WTO
)とされる。ここで、XTはT/Mの推定油温、KOは
エンジンの冷却水温WTの温度上昇速度とT/Mオイル
の温度上昇速度との比である。この推定油温XT,エン
ジンの冷却水温νTST/Mの油温OTとエンジン始動
後経過時間との関係は第22図に示しておく。第22図
に示すように、始動時間の経過に伴う推定油温XTの変
化は、同始動時間の経過に伴う油温OTの変化にほぼ等
しいものとなる。従って、油温センサを用いないでも精
度良く油温をモニタして、T/Mのフリクションを推定
し、これにより目標エンジントルクを補正している。
<T/Mフリクション補正の第4の手法〉エンジン16
の冷却水温WTとエンジン始動後経過時間τ.車速VC
に基づいて T3 − T2+Tr(WT)*Il − Kas(r
)1:Kspccd ( Vclとして算出される。
の冷却水温WTとエンジン始動後経過時間τ.車速VC
に基づいて T3 − T2+Tr(WT)*Il − Kas(r
)1:Kspccd ( Vclとして算出される。
ここで、Kasは始動後時間(τ)によるテーリング係
数(始動後時間の経過と共に徐々に「0」に近付く係数
) 、Kspeedは車速によるテーリング係数(屯速
の上昇とともに徐々に0に近付く係数)を示している。
数(始動後時間の経過と共に徐々に「0」に近付く係数
) 、Kspeedは車速によるテーリング係数(屯速
の上昇とともに徐々に0に近付く係数)を示している。
つまり、エンジンを始動してから充分に時間が経過した
場合あるいは中速が上がった場合には{・・司項が「0
」に近付く。従って、エンジンを始動してから充分に時
間が経過した場合あるいは車速か上がった場合にはT/
Mのフリクションによるトルク補正量Tfをなくすよう
にしている。
場合あるいは中速が上がった場合には{・・司項が「0
」に近付く。従って、エンジンを始動してから充分に時
間が経過した場合あるいは車速か上がった場合にはT/
Mのフリクションによるトルク補正量Tfをなくすよう
にしている。
このように、トランスミッションの暖機状態をエンジン
の冷却水温,始動後経過時間及び車速により推定するよ
うにしたので、同暖機状態をトランスミッションから直
接検出しなくても、トランスミッションの暖機状態に応
じてトランスミッションのフリクションが変化した場合
に、目標エンジントルクT2にそのフリクションに相当
するトルクTf’だけ増量補正するようにしたので、エ
ンジルトルクの制御を精度良く行うことができる。
の冷却水温,始動後経過時間及び車速により推定するよ
うにしたので、同暖機状態をトランスミッションから直
接検出しなくても、トランスミッションの暖機状態に応
じてトランスミッションのフリクションが変化した場合
に、目標エンジントルクT2にそのフリクションに相当
するトルクTf’だけ増量補正するようにしたので、エ
ンジルトルクの制御を精度良く行うことができる。
< T / Mフリクション補正の第5の手法〉エンジ
ンまたはT/Mの回転速度Nに基づいて出力を補正する
もので、回転速度Nに基づいて第23図のマップが参照
されて回転速度Nに基づいてトルク補正量Trが算出さ
れる。つまり、T3 −T2 +Tf (N) とされる。これはエンジンまたはT/Mの回転速度Nが
大きくなれば、フリクション損失が大きくなるためであ
る。
ンまたはT/Mの回転速度Nに基づいて出力を補正する
もので、回転速度Nに基づいて第23図のマップが参照
されて回転速度Nに基づいてトルク補正量Trが算出さ
れる。つまり、T3 −T2 +Tf (N) とされる。これはエンジンまたはT/Mの回転速度Nが
大きくなれば、フリクション損失が大きくなるためであ
る。
また、エンジンまたはT/Mの回転速度Nに基づいたト
ルク補正量Tr (N)にT/Mの油温OTによる補
正係数KL (OT)を乗算することにより、f式の
ように目標エンジントルクT3を算出するようにしても
良い。つまり、 T 3 −T 2 + T r(N ) * K L(
oL)として、回転速度Nの他に浦温OTによってもト
ルク浦正H T rを変化させることにより、一層精度
の良い目標エンジントルクT3を設定することができる
。
ルク補正量Tr (N)にT/Mの油温OTによる補
正係数KL (OT)を乗算することにより、f式の
ように目標エンジントルクT3を算出するようにしても
良い。つまり、 T 3 −T 2 + T r(N ) * K L(
oL)として、回転速度Nの他に浦温OTによってもト
ルク浦正H T rを変化させることにより、一層精度
の良い目標エンジントルクT3を設定することができる
。
このように、トランスミッションのフリクションをトラ
ンスミッションあるいはエンジンの回転速度に応じて推
定するようにしたので、トランスミッションのフリクシ
ョンが変化した場合でも、目標エンジントルクT2に上
記フリクションに相当するトルクTr分だけ増量補正し
て目標エンジントルクT3とすることにより、トランス
ミッションのフリクションがトランスミッションの回転
速度に応じて変化した場合でも、精度良くエンジン出力
を目標エンジントルクに制御することができる。
ンスミッションあるいはエンジンの回転速度に応じて推
定するようにしたので、トランスミッションのフリクシ
ョンが変化した場合でも、目標エンジントルクT2に上
記フリクションに相当するトルクTr分だけ増量補正し
て目標エンジントルクT3とすることにより、トランス
ミッションのフリクションがトランスミッションの回転
速度に応じて変化した場合でも、精度良くエンジン出力
を目標エンジントルクに制御することができる。
<T/Mフリクション補正の第6の手法〉この手法はエ
ンジン16のエンジン16の冷却水温WTとエンジン始
動後の単位時間当たりの吸入空気量Qの積算値からトラ
ンスミッションの暖機状態を推定して補正トルクを得る
方法であり、T3 −72 +Tf (
WT) ネ { l 一 Σ (Kq
* Q) ]として目標エンジントルクT3
が得られる。ここで、Kqは吸入空気量を損失トルクに
変換する係数であり、クラッチがオフしているときある
いはアイドルSWがオンしているアイドリング状聾では
Kq−Kqlに設定され、それ以外ではKq− KqO
( > KQI)に設定される。
ンジン16のエンジン16の冷却水温WTとエンジン始
動後の単位時間当たりの吸入空気量Qの積算値からトラ
ンスミッションの暖機状態を推定して補正トルクを得る
方法であり、T3 −72 +Tf (
WT) ネ { l 一 Σ (Kq
* Q) ]として目標エンジントルクT3
が得られる。ここで、Kqは吸入空気量を損失トルクに
変換する係数であり、クラッチがオフしているときある
いはアイドルSWがオンしているアイドリング状聾では
Kq−Kqlに設定され、それ以外ではKq− KqO
( > KQI)に設定される。
上記式において、エンジン始動後の吸入空気量Qに係数
K qを掛けながら乗算してΣ( K Q*Q )を得
て、{1−Σ(Kq*Q))とエンジンの冷却水温νT
に基づくトルク補正量TI’ (WT)とを乗算した
ものを目標エンジントルクT2に加算している。このよ
うにすることにより、エンジン始動後車両が急加速され
て吸入空気mQが急激に増加するような場合、つまりエ
ンジン冷却水温WTが低くてもトランスミッションは充
分暖機状態にあってT/Mフリクション補正が必要ない
ような場合には、{・・暑項がすぐに「0になるように
して、不必要なトルク補正をなくしている。また、アイ
ドリング状態ではKqが小さい値に設定されることによ
り、アイドリング状態が続いた場合でもトランスミッシ
ョンは充分に暖機状態になっていないため、吸入空気R
Qの積算を実際よりも極力小さくするように見積もって
、エンジン冷却水温に基づくトルク補正量Trを生かす
ようにしている。
K qを掛けながら乗算してΣ( K Q*Q )を得
て、{1−Σ(Kq*Q))とエンジンの冷却水温νT
に基づくトルク補正量TI’ (WT)とを乗算した
ものを目標エンジントルクT2に加算している。このよ
うにすることにより、エンジン始動後車両が急加速され
て吸入空気mQが急激に増加するような場合、つまりエ
ンジン冷却水温WTが低くてもトランスミッションは充
分暖機状態にあってT/Mフリクション補正が必要ない
ような場合には、{・・暑項がすぐに「0になるように
して、不必要なトルク補正をなくしている。また、アイ
ドリング状態ではKqが小さい値に設定されることによ
り、アイドリング状態が続いた場合でもトランスミッシ
ョンは充分に暖機状態になっていないため、吸入空気R
Qの積算を実際よりも極力小さくするように見積もって
、エンジン冷却水温に基づくトルク補正量Trを生かす
ようにしている。
このようにして、アイドリング状態が継続された場合で
も、上記Tr(WT)項を残すようにして、T/Mのフ
リクション補正を行なっている。なお、一定時間毎の吸
入空気量Qの積算はエンジン1サイクル当り吸入空気m
A/Nに基づいて算出される。
も、上記Tr(WT)項を残すようにして、T/Mのフ
リクション補正を行なっている。なお、一定時間毎の吸
入空気量Qの積算はエンジン1サイクル当り吸入空気m
A/Nに基づいて算出される。
また、T/MのフリクショントルクTI’は第24図に
示す3次元マップを用いて算出するようにしても良い。
示す3次元マップを用いて算出するようにしても良い。
この場合には目標エンジントルクT3は下式のように表
わされる。つまり、T3 −T2 +TI’ (WT
, ΣQa)ところで、第24図において、ΣQaが
ある一定値以上になるとTI’は「0」になるように設
定されている。これは吸入空気量の総和が一定値以上に
なるとT/Mオイルが充分に暖められてT/Mのフリク
ションが無視できるようになっていると判定されるため
である。
わされる。つまり、T3 −T2 +TI’ (WT
, ΣQa)ところで、第24図において、ΣQaが
ある一定値以上になるとTI’は「0」になるように設
定されている。これは吸入空気量の総和が一定値以上に
なるとT/Mオイルが充分に暖められてT/Mのフリク
ションが無視できるようになっていると判定されるため
である。
このように、T/Mの暖機状態をエンジンの冷却水温と
エンジン始動後の吸入空気量の積算値により推定するよ
うにし、この推定されたT/Mの暖機状態に応じてトル
ク補正量Tfを変化させるようにしたので、同暖機状態
をトランスミッションから直接検出しなくても、精度良
くエンジン出力を目標エンジントルクに制御することが
できる。
エンジン始動後の吸入空気量の積算値により推定するよ
うにし、この推定されたT/Mの暖機状態に応じてトル
ク補正量Tfを変化させるようにしたので、同暖機状態
をトランスミッションから直接検出しなくても、精度良
くエンジン出力を目標エンジントルクに制御することが
できる。
さらに、アイドリング状態時には吸入空気量の積算を少
なく見積るようにしたので、アイドリング状態が継続し
た場合でもT/Mが暖機状態に到達しない状態を正確に
把握することができる。つまり、アイドリング状態が続
いている場合には、トルク補正fuTfをアイドリング
状態でない状態より多めに見積るようにしている。
なく見積るようにしたので、アイドリング状態が継続し
た場合でもT/Mが暖機状態に到達しない状態を正確に
把握することができる。つまり、アイドリング状態が続
いている場合には、トルク補正fuTfをアイドリング
状態でない状態より多めに見積るようにしている。
<T/Mフリクション補正の第7の手法〉エンジン16
の冷却水温WTあるいはエンジン16の油温とエンジン
始動後の走行距離ΣVsとによって、トルク補正ji1
T I’を求める。つまり、’r3 −72 +TI’
(WT) * (1−Σ(Kv*vS))ここで
、Kvは走行距離(一ΣVs)を出力補正に変換する係
数であり、アイドルSWがオンあるいはクラッチがオフ
されているようなアイドリング状態においては Kv=Kvlに設定され、それ以外ではKv −Kv2
( > K vl)とされる。
の冷却水温WTあるいはエンジン16の油温とエンジン
始動後の走行距離ΣVsとによって、トルク補正ji1
T I’を求める。つまり、’r3 −72 +TI’
(WT) * (1−Σ(Kv*vS))ここで
、Kvは走行距離(一ΣVs)を出力補正に変換する係
数であり、アイドルSWがオンあるいはクラッチがオフ
されているようなアイドリング状態においては Kv=Kvlに設定され、それ以外ではKv −Kv2
( > K vl)とされる。
上記式において、エンジン始動後の走行距離ΣVSに補
正係数Kvを掛けながら乗算してΣ(Kv*Vs)を得
て、{1−Σ(Kv*Vs)}とエンジンの冷却水温W
Tに基づくトルク補正量rr cwr)とを乗算した
ものを目標エンジントルクT2に加算している。このよ
うにすることにより、エンジン始動後車両が走行してそ
の走行距離が増加した場合、{・・・}項が「0」にな
るようにして、不必要なトルク補正をなくしている。
正係数Kvを掛けながら乗算してΣ(Kv*Vs)を得
て、{1−Σ(Kv*Vs)}とエンジンの冷却水温W
Tに基づくトルク補正量rr cwr)とを乗算した
ものを目標エンジントルクT2に加算している。このよ
うにすることにより、エンジン始動後車両が走行してそ
の走行距離が増加した場合、{・・・}項が「0」にな
るようにして、不必要なトルク補正をなくしている。
また、ア・Cドリング状態ではトランスミッションの負
荷が小さいので、トランスミッションの油温の上昇は穏
やかである。このため、トランスミッションでのトルク
損失は徐々にしか低下しない。
荷が小さいので、トランスミッションの油温の上昇は穏
やかである。このため、トランスミッションでのトルク
損失は徐々にしか低下しない。
従って、アイドリング状態ではKvを小さい値に設定し
ておくことにより、{・・・}項をゆっくりと「0」に
持っていくようにして、トルク補正Trをでてきるだけ
長く行なうようにしている。
ておくことにより、{・・・}項をゆっくりと「0」に
持っていくようにして、トルク補正Trをでてきるだけ
長く行なうようにしている。
このように、トランスミッションの油温センサ等を用い
てトランスミッションから直接暖機状態を検出しないで
もトランスミッションの暖機状態をエンジンの冷却水温
とエンジン始動後の走行距離により推定し、この推定さ
れたトランスミッションの暖機状態に応じてトルク補正
量Trを変化させるようにしたので、精度良くエンジン
出力を目標エンジントルクに制御することができる。さ
らに、アイドリンク状態時には、走行距離は積算されな
いため、アイドリング状態が継続した場合でも、トラン
スミッションが暖機状態に到達しない現象を正確に把握
することができる。
てトランスミッションから直接暖機状態を検出しないで
もトランスミッションの暖機状態をエンジンの冷却水温
とエンジン始動後の走行距離により推定し、この推定さ
れたトランスミッションの暖機状態に応じてトルク補正
量Trを変化させるようにしたので、精度良くエンジン
出力を目標エンジントルクに制御することができる。さ
らに、アイドリンク状態時には、走行距離は積算されな
いため、アイドリング状態が継続した場合でも、トラン
スミッションが暖機状態に到達しない現象を正確に把握
することができる。
次ぎに、T/Mフリクション補正部502から出力され
る目標エンジントルクT3は外部負荷補正部503に送
られて、エアコン等の外部負荷がある場合には、目楯エ
ンジントルクT8が補正されて目標エンジントルクT4
とされる。この外部負荷補正部503での補正は下記す
る第1ないし第3の手法のいずれかの手法により行われ
る。
る目標エンジントルクT3は外部負荷補正部503に送
られて、エアコン等の外部負荷がある場合には、目楯エ
ンジントルクT8が補正されて目標エンジントルクT4
とされる。この外部負荷補正部503での補正は下記す
る第1ないし第3の手法のいずれかの手法により行われ
る。
く外部負荷補正の第1の手法〉
エアコン負荷に応じて目標エンジントルクT3を補正し
て目標エンジントルクT4とする。つまり、 T4 −73 +TL とされる。ここで、T1,はエアコンがオンされている
時に定数値に設定され、エアコンがオフされているとき
には「0」に設定される。このようにして、エアコン負
荷がある場合には、目標エンジントルクT3にエアコン
負荷に相当する損失トルクT1、を加えて、目標エンジ
ントルクT4とすることにより、エアコン負荷によるエ
ンジン出力の低下を防止している。
て目標エンジントルクT4とする。つまり、 T4 −73 +TL とされる。ここで、T1,はエアコンがオンされている
時に定数値に設定され、エアコンがオフされているとき
には「0」に設定される。このようにして、エアコン負
荷がある場合には、目標エンジントルクT3にエアコン
負荷に相当する損失トルクT1、を加えて、目標エンジ
ントルクT4とすることにより、エアコン負荷によるエ
ンジン出力の低下を防止している。
また、エアコン負荷の大きさがエンジン回転進度Neに
応じて変化することに着目して、第25図に示すように
エンジン回転速度Ncに応じた損失トルクTLをマップ
に記憶されておいて、目標エンジントルクT4を算出す
るようにしても良い。
応じて変化することに着目して、第25図に示すように
エンジン回転速度Ncに応じた損失トルクTLをマップ
に記憶されておいて、目標エンジントルクT4を算出す
るようにしても良い。
つまり、
T4 −73 +TL (Nc )
としても良い。
く外部負荷補正の第2の手法〉
パワーステアリング負荷に応じて目標エンジントルクT
3を補正して目標エンジントルクT4とする。つまり、 T4 −73 +TL とされる。ここで、TLはパワーステアリングがオンさ
れている時に定数値に設定され、パワーステアリングが
オフされているときには「0」に設定される。このよう
にして、パワーステアリング負荷がある場合には、目標
エンジントルクT3にパワーステアリング負荷に相当す
る損失トルクTLを加えて、目標エンジントルクT4と
することにより、パワーステアリング負荷によるエンジ
ン出力の低下を防止している。
3を補正して目標エンジントルクT4とする。つまり、 T4 −73 +TL とされる。ここで、TLはパワーステアリングがオンさ
れている時に定数値に設定され、パワーステアリングが
オフされているときには「0」に設定される。このよう
にして、パワーステアリング負荷がある場合には、目標
エンジントルクT3にパワーステアリング負荷に相当す
る損失トルクTLを加えて、目標エンジントルクT4と
することにより、パワーステアリング負荷によるエンジ
ン出力の低下を防止している。
また、パワーステアリング負荷の大きさがパワステボン
ブ油圧OPに応じて変化することに着目して、第26図
に示すようにパワステボンブ油圧OPに応じた損失トル
クTLをマップに記憶されておいて、目標エンジントル
クT4を算出するようにしても良い。つまり、T4細T
3 +TL (OP)としても良い。
ブ油圧OPに応じて変化することに着目して、第26図
に示すようにパワステボンブ油圧OPに応じた損失トル
クTLをマップに記憶されておいて、目標エンジントル
クT4を算出するようにしても良い。つまり、T4細T
3 +TL (OP)としても良い。
く外部負荷補正の第3の手法〉
電気負荷に応じて目標エンジントルクT3を補正して、
[1標エンジン1・ルクT4を求めている。
[1標エンジン1・ルクT4を求めている。
つまり、ヘッドライトや電動ファンなどの電気負荷が変
動し、オルタネータ発電量が上下する。このため、バッ
テリ電圧やオルタネータの励磁電流を検出することによ
り、オルタネータ発電二を推定して、電気負荷を推測し
ている。
動し、オルタネータ発電量が上下する。このため、バッ
テリ電圧やオルタネータの励磁電流を検出することによ
り、オルタネータ発電二を推定して、電気負荷を推測し
ている。
バッテリ電圧をvbとした場合に目標エンジントルクT
4は下記のようになる。
4は下記のようになる。
T4■T3 +TL (Vb )
ここで、損失トルクTL(Vb)は第27図に示すよう
にバッテリ電圧vbとの関係がある。つまり、バッテリ
電圧Vbが低いと電気負荷が大きいと推定されて損失ト
ルクTLは大きくされ、目標エンジントルクT4を大き
くしている。
にバッテリ電圧vbとの関係がある。つまり、バッテリ
電圧Vbが低いと電気負荷が大きいと推定されて損失ト
ルクTLは大きくされ、目標エンジントルクT4を大き
くしている。
また、オルタネータ励磁電流(iΦ)をパラメータとし
た損失トルクを加算することにより目標エンジントルク
T4を求めている。つまり、T4 −73 +TL
(iΦ) として計算している。ここで、損失トルクTLは第28
図のマップを参照して求められる。
た損失トルクを加算することにより目標エンジントルク
T4を求めている。つまり、T4 −73 +TL
(iΦ) として計算している。ここで、損失トルクTLは第28
図のマップを参照して求められる。
また、第29図に示す特性図からエンジン回転速度Ne
に対するオルタネータ効率の補正ffiKを得て、次式
から目標エンジントルクT4を算出するようにしても良
い。
に対するオルタネータ効率の補正ffiKを得て、次式
から目標エンジントルクT4を算出するようにしても良
い。
T4 −73 +TL (iΦ)XK(Ne)なお、
上記2つの式において、オルタネータ励磁電流iΦの代
わりにオルタネータ発電電流(充電電流)を用いるよう
にしても良い。
上記2つの式において、オルタネータ励磁電流iΦの代
わりにオルタネータ発電電流(充電電流)を用いるよう
にしても良い。
このようにして、ヘッドライトや電動ファンなどのエン
ジンに対する負荷が変動してオルタネータ発電量が上下
してエンジン出力が変動するような場合でも精度良くエ
ンジン出力を目標エンジントルクに制御することができ
る。
ジンに対する負荷が変動してオルタネータ発電量が上下
してエンジン出力が変動するような場合でも精度良くエ
ンジン出力を目標エンジントルクに制御することができ
る。
上記のようにして算出された目標エンジントルクT4は
大気条件補正部504に送られて、大気圧により上記目
標エンジントルクT4が補正されて目標エンジントルク
T5とされる。つまり、T5 −74 +Tp (A
P) ここで、Tpは第30図のマップに示すトルク補正二で
ある。つまり、高地などのように気圧の低い地域ではポ
ンピング損失の低下や背圧低下による燃焼速度の向上に
よりエンジン出力が上昇するので、その分だけトルク補
正IA T pを減じるようにしている。
大気条件補正部504に送られて、大気圧により上記目
標エンジントルクT4が補正されて目標エンジントルク
T5とされる。つまり、T5 −74 +Tp (A
P) ここで、Tpは第30図のマップに示すトルク補正二で
ある。つまり、高地などのように気圧の低い地域ではポ
ンピング損失の低下や背圧低下による燃焼速度の向上に
よりエンジン出力が上昇するので、その分だけトルク補
正IA T pを減じるようにしている。
このように、いかなる大気条件においても精度良くエン
ジン出力を目標エンジントルクに制御することができる
。
ジン出力を目標エンジントルクに制御することができる
。
このようにして、大気圧により補正された目標エンジン
トルクT5は運転状態補正部505に送られて、エンジ
ンの運転状態、つまり暖機状態に応じて上記目標エンジ
ントルクT5が補正されて目標エンジントルクTl3と
される。以下、エンジン16の暖機状態に応じて運転状
態補正を決定する第1ないし第3の手法について説明す
る。
トルクT5は運転状態補正部505に送られて、エンジ
ンの運転状態、つまり暖機状態に応じて上記目標エンジ
ントルクT5が補正されて目標エンジントルクTl3と
される。以下、エンジン16の暖機状態に応じて運転状
態補正を決定する第1ないし第3の手法について説明す
る。
くエンジンの運転条件補正の第1の手法〉エンジン冷却
水温νTによって、目標エンジントルクT6を算出する
もので、第31図のマップが参照されてエンジンの冷却
水温WTに応じてトルク補正m T Wが上記目標エン
ジントルクT5に加算されて目標エンジントルクT6と
される。つまり、T8 −75 +TV (WT
)とされる。第31図に示すように、冷却水温WTが低
いほどエンジン16が暖機状態になっていないのでトル
ク補正R T Wは大き《される。
水温νTによって、目標エンジントルクT6を算出する
もので、第31図のマップが参照されてエンジンの冷却
水温WTに応じてトルク補正m T Wが上記目標エン
ジントルクT5に加算されて目標エンジントルクT6と
される。つまり、T8 −75 +TV (WT
)とされる。第31図に示すように、冷却水温WTが低
いほどエンジン16が暖機状態になっていないのでトル
ク補正R T Wは大き《される。
また、上記トルク補正mTWをエンジン冷却水温讐Tと
エンジン回転速度Neとでマップ(図示しない)するよ
うにしても良い。つまり、T8 −75 +TV (
WT, Ne)とされる。
エンジン回転速度Neとでマップ(図示しない)するよ
うにしても良い。つまり、T8 −75 +TV (
WT, Ne)とされる。
このようにして、エンジンの冷却水温によりエンジンの
暖機状態を推定しているので、エンジンの暖機状態を精
度良く把握でき、エンジンの暖機状態に応じて目標エン
ジントルクを補正するようにしたので、エンジンの暖機
状態がいかなる状態でもエンジン出力を目標エンジント
ルクに制御することができる。
暖機状態を推定しているので、エンジンの暖機状態を精
度良く把握でき、エンジンの暖機状態に応じて目標エン
ジントルクを補正するようにしたので、エンジンの暖機
状態がいかなる状態でもエンジン出力を目標エンジント
ルクに制御することができる。
くエンジンの運転条件補正の第2の手法〉この第2の手
法は、第32図に示すようなエンジン始動後の時間τに
応じたトルク補正EtTas(τ)を目標エンジントル
クT5に加算することにより、目標エンジントルクT6
を得ている。つまり、 T6 =T5 +Tas(r) としている。このようにして、エンジン始動後経過時間
τによりエンジンの暖機状態を推定している。
法は、第32図に示すようなエンジン始動後の時間τに
応じたトルク補正EtTas(τ)を目標エンジントル
クT5に加算することにより、目標エンジントルクT6
を得ている。つまり、 T6 =T5 +Tas(r) としている。このようにして、エンジン始動後経過時間
τによりエンジンの暖機状態を推定している。
また、エンジン始動後時間τと冷却水温WTにより決定
される3次元マップ(図示しない)によりトルク補正m
Tasを求めるようにしても良い。つまり、 T8 −T5 +”ras (r, WT)としても良
い。このようなマップを用いることにより始動時の冷却
水温WTOを計測し、経過時間τに応じてトルク補正量
Tasを決定したり、経過時間τ時の冷却水温VTを計
alllすることにより、トルク補正ffiTasを決
定すようにしても良い。
される3次元マップ(図示しない)によりトルク補正m
Tasを求めるようにしても良い。つまり、 T8 −T5 +”ras (r, WT)としても良
い。このようなマップを用いることにより始動時の冷却
水温WTOを計測し、経過時間τに応じてトルク補正量
Tasを決定したり、経過時間τ時の冷却水温VTを計
alllすることにより、トルク補正ffiTasを決
定すようにしても良い。
また、エンジン冷却水温WTに応じたトルク補正量TV
( WT)とエンジン始動後経過時間τをパラメータ
捕正係数Kas(τ)を乗算するようにしてトルク補正
量を求め、これを目標エンジントルクT5に加算してロ
ーエンジントルクT6を求めるようにしても良い。
( WT)とエンジン始動後経過時間τをパラメータ
捕正係数Kas(τ)を乗算するようにしてトルク補正
量を求め、これを目標エンジントルクT5に加算してロ
ーエンジントルクT6を求めるようにしても良い。
つまり、
TO −75 +TV (WT) * Kas (r
)としても良い。
)としても良い。
ここで、
Tν ( WT)はエンジン冷却水温WTに応じたトル
ク補正量、 Kas(τ)はエンジン始動後経過時間τによる補正係
数 である。
ク補正量、 Kas(τ)はエンジン始動後経過時間τによる補正係
数 である。
このようにして、エンジンの冷却水温とエンジン始動後
の経過時間によりエンジンの暖機状態を推定することに
よりエンジン出力の変動を推定するようにし、目標エン
ジントルクを補正するようにしたので、エンジンの暖機
状態がいかなる状態でもエンジン出力を目標エンジント
ルクに制御することができる。
の経過時間によりエンジンの暖機状態を推定することに
よりエンジン出力の変動を推定するようにし、目標エン
ジントルクを補正するようにしたので、エンジンの暖機
状態がいかなる状態でもエンジン出力を目標エンジント
ルクに制御することができる。
くエンジンの運転条件補正の第3の手法〉この第3の手
法においては、エンジンの油温OTから第33図のマッ
プを参照してトルク補正量Tjを求めている。つまり、 T(i −T5 +Tj (OT) として算出される。このように、エンジンの油温OTか
らエンジンの冷却水温WTを推定して、エンジンの暖機
状態を検出するようにしている。
法においては、エンジンの油温OTから第33図のマッ
プを参照してトルク補正量Tjを求めている。つまり、 T(i −T5 +Tj (OT) として算出される。このように、エンジンの油温OTか
らエンジンの冷却水温WTを推定して、エンジンの暖機
状態を検出するようにしている。
なお、図示しないエンジンの油温OTとエンジン回転速
度Neの3次元マップによりトルク補正量Tjを得るす
るようにしても良い。つまり、TO −TS +Tj
(OT, Ne )としても良い。
度Neの3次元マップによりトルク補正量Tjを得るす
るようにしても良い。つまり、TO −TS +Tj
(OT, Ne )としても良い。
このようにして、エンジンの冷却水温とエンジン始動後
の経過時間によりエンジンの暖機状態を推定することに
よりエンジン出力の変動を推定するようにし、目標エン
ジントルクを補正するようにしたので、エンジンの暖機
状態がいかなる状態でもエンジン出力を目標エンジント
ルクに制御することができる。
の経過時間によりエンジンの暖機状態を推定することに
よりエンジン出力の変動を推定するようにし、目標エン
ジントルクを補正するようにしたので、エンジンの暖機
状態がいかなる状態でもエンジン出力を目標エンジント
ルクに制御することができる。
くエンジンの運転条件補正の第4の手法〉この第4の手
法はエンジンの冷却水温νT,油温OT.始動後経過時
間τ,燃焼室壁温CT,吸入空気QQ.筒内圧CPの一
部によって、目標エンジントルクT5を補正して目標エ
ンジントルクT6を求めている。つまり、 TO −75 +Tc (CT/CTQ ) *Kc
p (cp/cpO ) * ( 1−Kq *Σ(
Q))とされる。
法はエンジンの冷却水温νT,油温OT.始動後経過時
間τ,燃焼室壁温CT,吸入空気QQ.筒内圧CPの一
部によって、目標エンジントルクT5を補正して目標エ
ンジントルクT6を求めている。つまり、 TO −75 +Tc (CT/CTQ ) *Kc
p (cp/cpO ) * ( 1−Kq *Σ(
Q))とされる。
ここで、
CTはエンジンの燃焼室壁温度、
CTOはエンジン始動時の燃焼室壁温度Tcは燃焼室壁
温度CTとエンジン始動時の燃焼室壁温度CTOとの比
(CT/CTO )によるトルク補正二、 cpはエンジンの筒内圧、 CPOはエンジン始動時の筒内圧、 Kcpは上記筒内圧CPとエンジン始動時の筒内圧CP
Oとの比(CP/CPO )による補正係数、K9は始
動後の吸入空気量の積算値をトルク補正係数に変換する
係数である。
温度CTとエンジン始動時の燃焼室壁温度CTOとの比
(CT/CTO )によるトルク補正二、 cpはエンジンの筒内圧、 CPOはエンジン始動時の筒内圧、 Kcpは上記筒内圧CPとエンジン始動時の筒内圧CP
Oとの比(CP/CPO )による補正係数、K9は始
動後の吸入空気量の積算値をトルク補正係数に変換する
係数である。
このように、燃焼室壁温とエンジン始動後の吸入空気量
の積算値と筒内圧とにより、エンジンの暖機状態を検出
し、目標エンジントルクを補正するようにしたので、エ
ンジンの暖機状態がいかなる状態でもエンジン出力を目
標エンジントルクに制御することができる。
の積算値と筒内圧とにより、エンジンの暖機状態を検出
し、目標エンジントルクを補正するようにしたので、エ
ンジンの暖機状態がいかなる状態でもエンジン出力を目
標エンジントルクに制御することができる。
以上のようにして、エンジンの運転条件によって補正さ
れた後の目標エンジントルクT6は下限値設定部506
において、エンジントルクの下限値が制限される。この
ように、目標エンジントルクT6の下限値を第16図あ
るいは第17図を参照して制御することにより、目標エ
ンジントルクが低くすぎて、エンジンストールが発生す
ることを防止している。
れた後の目標エンジントルクT6は下限値設定部506
において、エンジントルクの下限値が制限される。この
ように、目標エンジントルクT6の下限値を第16図あ
るいは第17図を参照して制御することにより、目標エ
ンジントルクが低くすぎて、エンジンストールが発生す
ることを防止している。
そして、上記下限値設定部506から出力される目標エ
ンジントルクT7は目標空気量算出部507に送られて
上記目標エンジントルクT7を出力するための目標空気
量(質ffi)A/Nmが算出される。
ンジントルクT7は目標空気量算出部507に送られて
上記目標エンジントルクT7を出力するための目標空気
量(質ffi)A/Nmが算出される。
この目標空気量算出部507においては、エンジン回転
進度Neと目標エンジントルクTelとから第34図の
3次元マップが参照されて目標空気量(質ffi)A/
Nmが求められる。つまり、A/Nm − f [N
e ,T7コとして算出される。
進度Neと目標エンジントルクTelとから第34図の
3次元マップが参照されて目標空気量(質ffi)A/
Nmが求められる。つまり、A/Nm − f [N
e ,T7コとして算出される。
ここで、A / N mは吸気行程1回当りの吸入空気
量(質量)、 f [N(3.T7 ]はエンジン回転速度Ne,目
標エンジントルクT7をパラメータとした3次元マップ
である。
量(質量)、 f [N(3.T7 ]はエンジン回転速度Ne,目
標エンジントルクT7をパラメータとした3次元マップ
である。
なお、A / N mはエンジン回転速度NOに対して
第35図に示すような係数Kaと目標エンジントルクT
7との乗算、つまり、 A/N IIl −Ka (Ne )
零 T 7としても良い。さらに、Ka(Ne)
を係数としても良い。
第35図に示すような係数Kaと目標エンジントルクT
7との乗算、つまり、 A/N IIl −Ka (Ne )
零 T 7としても良い。さらに、Ka(Ne)
を係数としても良い。
さらに、上記目標空気二算出部507において、上記吸
入空気量(質m)A/Nmが吸気温度及び大気圧により
補正されて標準大気状態での吸入空気量(体積)A/N
vに換算される。
入空気量(質m)A/Nmが吸気温度及び大気圧により
補正されて標準大気状態での吸入空気量(体積)A/N
vに換算される。
つまり、
A/Nv − CA/Nm )/ (KL (
AT)* Kp (AT)) とされる。ここで、 A / N vはエンジン1回転当りの吸入空気量(体
積)、 KLは第37図に示すように吸気温( AT)をパラメ
ータとした密度補正係数、 Kpは第38図に示すように大気圧( AT)をパラメ
ータとした密度補正係数を示している。
AT)* Kp (AT)) とされる。ここで、 A / N vはエンジン1回転当りの吸入空気量(体
積)、 KLは第37図に示すように吸気温( AT)をパラメ
ータとした密度補正係数、 Kpは第38図に示すように大気圧( AT)をパラメ
ータとした密度補正係数を示している。
このようにして算出された目標吸入空気量A/Nv(体
積)は目標空気量補正部508において吸気温による補
正が行われて、目標空気量A/NOとされる。
積)は目標空気量補正部508において吸気温による補
正が行われて、目標空気量A/NOとされる。
つまり、
A/NO −A/NV * Ka ’ (AT)と
される。
される。
ここで、A/Noは補正後の目標空気量、A / N
vは補正前の目標空気量、Ka’ は吸気温( AT)
による補正係数(第38図) である。
vは補正前の目標空気量、Ka’ は吸気温( AT)
による補正係数(第38図) である。
以下、目標空気量補正部508から出力される目標空気
量A/Noは等価目標スロットル開度算出部509に送
られ、第39図の3次元マップがク照されて目標空気m
A / N Oとエンジン回転速度Neに対する等価
スロットル開度θbが求められる。この等価スロットル
開度ebは減算部510において、等価スロットル開度
θbから以下にのべるようにてθb補正部511におい
て算出された開度Δθ1が減算されて等価スロットル開
度θhとされる。
量A/Noは等価目標スロットル開度算出部509に送
られ、第39図の3次元マップがク照されて目標空気m
A / N Oとエンジン回転速度Neに対する等価
スロットル開度θbが求められる。この等価スロットル
開度ebは減算部510において、等価スロットル開度
θbから以下にのべるようにてθb補正部511におい
て算出された開度Δθ1が減算されて等価スロットル開
度θhとされる。
上記Δθlは下式により求められる。つまり、Δθ1
=Ks (+9) * (S+n +Sv (ν
T) )ここで、係数Ks (第46図)は目標開度
eをパラメータとしたI SC52 1により制御され
るステップモータ52sの1ステップ当りの開度補正量
、 Sfflはステップモータ52sのステップ数、SW
(第47図)はエンジンの冷却水温WTをパラメータ
としたワックス弁52Wの開度をステッブモータ52s
のステップ数に換算する換算値である。
=Ks (+9) * (S+n +Sv (ν
T) )ここで、係数Ks (第46図)は目標開度
eをパラメータとしたI SC52 1により制御され
るステップモータ52sの1ステップ当りの開度補正量
、 Sfflはステップモータ52sのステップ数、SW
(第47図)はエンジンの冷却水温WTをパラメータ
としたワックス弁52Wの開度をステッブモータ52s
のステップ数に換算する換算値である。
つまり、バイパス通路52bはISC521制御下のス
テッパモータ52sの駆動ステップ数S+nによりその
間度が制御されているため、その駆動ステップ数Smを
バイパス通路52bの開度と等価なものとしている。ま
た、エンジン冷却水温WTに応じてワックス弁52Wの
開度が制御されるされるため、エンジン冷却水温WTを
バイパス通路52cの開度と等価なものとし、エンジン
冷却水温WTに換算値Swを乗算することにより、上記
ステッパモータ52sのステップ数に換算している。従
って、(Sm+Sν (νT) l はバイパス通路5
2b及び52cを介する空気量をステッパモータ52s
のステップ数に換算した値となる。そして、(SIIl
+SW (WT) l l,:係数Ksを乗算するこ
とにより、バイパス通路52b及び52cを介する空気
量に相当する開度Δelが算出される。
テッパモータ52sの駆動ステップ数S+nによりその
間度が制御されているため、その駆動ステップ数Smを
バイパス通路52bの開度と等価なものとしている。ま
た、エンジン冷却水温WTに応じてワックス弁52Wの
開度が制御されるされるため、エンジン冷却水温WTを
バイパス通路52cの開度と等価なものとし、エンジン
冷却水温WTに換算値Swを乗算することにより、上記
ステッパモータ52sのステップ数に換算している。従
って、(Sm+Sν (νT) l はバイパス通路5
2b及び52cを介する空気量をステッパモータ52s
のステップ数に換算した値となる。そして、(SIIl
+SW (WT) l l,:係数Ksを乗算するこ
とにより、バイパス通路52b及び52cを介する空気
量に相当する開度Δelが算出される。
ここで、係数Ksは第46図に示すように目標開度eが
大きくなればなるほど小さくなるように設定されている
。これは、副スロットル弁THsの開度が大きくなれば
なるほど、その位置から開度を大きくしても、空気量が
それほど増加しないためである。
大きくなればなるほど小さくなるように設定されている
。これは、副スロットル弁THsの開度が大きくなれば
なるほど、その位置から開度を大きくしても、空気量が
それほど増加しないためである。
このようにして、ISC521によるアイドリング制御
及びエンジン冷却水温WTによりバイパス通路52b及
び52cを介する空気量が変化した場合でも、バイパス
通路52b及び52cを介する空気量に相当する開度Δ
elだけ等価スロットル開度ebから減じるようにして
、等価スロットル開度θbをバイパス通路52b及び5
2cを介する空気二に応じて補正している。このように
して、副スロットル弁THsをバイパスするバイパス通
路52b及び52sがあっても、正確に等価スロットル
弁開度ebを求めることができる。
及びエンジン冷却水温WTによりバイパス通路52b及
び52cを介する空気量が変化した場合でも、バイパス
通路52b及び52cを介する空気量に相当する開度Δ
elだけ等価スロットル開度ebから減じるようにして
、等価スロットル開度θbをバイパス通路52b及び5
2cを介する空気二に応じて補正している。このように
して、副スロットル弁THsをバイパスするバイパス通
路52b及び52sがあっても、正確に等価スロットル
弁開度ebを求めることができる。
そして、目標スロットル開度算出部512において、等
価スロットル開度θhに第40図に示す補正係数Kを乗
算することにより副スロットル弁THsの目標開度e2
が求められる。
価スロットル開度θhに第40図に示す補正係数Kを乗
算することにより副スロットル弁THsの目標開度e2
が求められる。
ここで、目標スロットル開度算出部512において行わ
れる副スロットル弁THsの目標スロットル開度e2の
算出方法について第41図を参照して説明する。第1図
(B)に示すように、吸気経路に直列に主及び副スロッ
トル弁THa+,THsが配置される場合において、等
空気瓜特性曲線Q1〜Q3は直線θ1−e2を軸にほぼ
対象となるとともに、それぞれの曲線は原点を焦点とし
てほぼ相似となる。ここで、等空気量特性曲線Ql−Q
3はそれぞれ吸入空気量をQ1〜Q3の一定値としたと
きの主スロットル弁THmの開度e1と副スロットル弁
THsの開度e2との関係を示すものである。
れる副スロットル弁THsの目標スロットル開度e2の
算出方法について第41図を参照して説明する。第1図
(B)に示すように、吸気経路に直列に主及び副スロッ
トル弁THa+,THsが配置される場合において、等
空気瓜特性曲線Q1〜Q3は直線θ1−e2を軸にほぼ
対象となるとともに、それぞれの曲線は原点を焦点とし
てほぼ相似となる。ここで、等空気量特性曲線Ql−Q
3はそれぞれ吸入空気量をQ1〜Q3の一定値としたと
きの主スロットル弁THmの開度e1と副スロットル弁
THsの開度e2との関係を示すものである。
例えば、el/θ2−0.07と曲線Q3との交点をA
とする。そして、特性曲線Q3において、主スロットル
弁THfflの開度e1を全開位置(WOT)にした時
の副スロットル弁THsの開度e2 (この場合、主
スロットル弁THmが全開であるので、同開度e2は主
スロットル弁THmと副スロットル弁THsを1つのス
ロットル弁と考えた場合の等価スロットル開度に等しく
なり、・この時の等価スロットル開度を(9hという)
はA点におけるスロットル開度e2の0.025倍とな
る。
とする。そして、特性曲線Q3において、主スロットル
弁THfflの開度e1を全開位置(WOT)にした時
の副スロットル弁THsの開度e2 (この場合、主
スロットル弁THmが全開であるので、同開度e2は主
スロットル弁THmと副スロットル弁THsを1つのス
ロットル弁と考えた場合の等価スロットル開度に等しく
なり、・この時の等価スロットル開度を(9hという)
はA点におけるスロットル開度e2の0.025倍とな
る。
つまり、A点からスロットル開度elを一定に保って下
方に進む直線a3と特性曲線Q3の水平方向の接線b3
との交点A′における開度θ2は上記目標開度ehとな
る。なぜなら、接線b3は特性曲線Q3において、主ス
ロットル弁THmの開度e1をWOTとした場合の副ス
ロットル弁THsの開度e2を示すものであるからであ
る。
方に進む直線a3と特性曲線Q3の水平方向の接線b3
との交点A′における開度θ2は上記目標開度ehとな
る。なぜなら、接線b3は特性曲線Q3において、主ス
ロットル弁THmの開度e1をWOTとした場合の副ス
ロットル弁THsの開度e2を示すものであるからであ
る。
ところで、交点A′と原点とを結ぶ直線をel/e11
−αとし、以下直線αと呼称する。そして、特性曲線Q
l,Q2と直線el /e2 −0.67との交点をそ
れぞれB,Cとし、直線α上への上記B,C点の投影点
をB’ ,C’ とすると、三角形OAA’ ,OBB
’ ,OCC’は原点を共通の頂点としてそれぞれ相似
となる。一方、上記特性曲線Q1〜Q3は原点を焦点と
してそれぞれ相似であるので、上記特性曲線Q3の水平
方向の接線b3が上記A′点を通過するものであれば、
上記特性曲線Ql.Q2の水平方向の接線bl. b2
はそれぞれ上記B’ ,C’点を通過する。
−αとし、以下直線αと呼称する。そして、特性曲線Q
l,Q2と直線el /e2 −0.67との交点をそ
れぞれB,Cとし、直線α上への上記B,C点の投影点
をB’ ,C’ とすると、三角形OAA’ ,OBB
’ ,OCC’は原点を共通の頂点としてそれぞれ相似
となる。一方、上記特性曲線Q1〜Q3は原点を焦点と
してそれぞれ相似であるので、上記特性曲線Q3の水平
方向の接線b3が上記A′点を通過するものであれば、
上記特性曲線Ql.Q2の水平方向の接線bl. b2
はそれぞれ上記B’ ,C’点を通過する。
従って、特性曲線Q2のB点の状態から主スロットル弁
THmの開度elをWOTとした場合の副スロットル弁
THsの開度θ2は上記゛B点のy座標値を0.025
倍した位置CB’点)となり、特性曲線Q3のC点の状
態から主スロットル弁THmの開度elをWOTとした
場合の副スロットル弁THsの開度e2は上記C点のy
座標値を0.825倍した位置(C’点)どなる。そし
て、A′点と同じようにB′点 ( /点もそれぞれの
特性曲線における等価スロットル開度ehを示す点とな
る。
THmの開度elをWOTとした場合の副スロットル弁
THsの開度θ2は上記゛B点のy座標値を0.025
倍した位置CB’点)となり、特性曲線Q3のC点の状
態から主スロットル弁THmの開度elをWOTとした
場合の副スロットル弁THsの開度e2は上記C点のy
座標値を0.825倍した位置(C’点)どなる。そし
て、A′点と同じようにB′点 ( /点もそれぞれの
特性曲線における等価スロットル開度ehを示す点とな
る。
従ッテ、el /e2 −0.67, eh −0.8
25 *e2との関係からθl /eh−1.072と
なるため、A′点 B 7点 ( /点は直線el/e
h,−1.072で結ばれることになる。
25 *e2との関係からθl /eh−1.072と
なるため、A′点 B 7点 ( /点は直線el/e
h,−1.072で結ばれることになる。
このように、el /e2の値とθl /ehの値とは
1体1に対応している。従って、直線el/e2 (
一α)の傾きを変化させることによりel/θhの値(
一β)を予め第41図より求めておき、el−θh*β
,θl −82本αより、θ2=eh*(β/α)が算
出される。つまり、目標開度ehに補正係数K(一β/
α)を乗算することにより、副スロットル弁THsの開
度e2が算出される。つまり、第40図に示すようにθ
l/eh−β1,β2,・・・に対する補正係数Kを算
出してマップにしておくことにより、目標開度θhに対
する副スロットル弁THsの開度e2が一義的に算出さ
れる。
1体1に対応している。従って、直線el/e2 (
一α)の傾きを変化させることによりel/θhの値(
一β)を予め第41図より求めておき、el−θh*β
,θl −82本αより、θ2=eh*(β/α)が算
出される。つまり、目標開度ehに補正係数K(一β/
α)を乗算することにより、副スロットル弁THsの開
度e2が算出される。つまり、第40図に示すようにθ
l/eh−β1,β2,・・・に対する補正係数Kを算
出してマップにしておくことにより、目標開度θhに対
する副スロットル弁THsの開度e2が一義的に算出さ
れる。
ところで、上記目標空気量補正部508から出力される
補正された目標空気f:k A / N Oは減算部5
13に送られて所定のサンプリング時間毎にエアフロー
センサで検出される現在の空気ffiA/Nとの差ΔA
/Nが算出される。このΔA/NはPID制御部514
に送られて、ΔA/Nに基づきPID制御が行われて、
ΔA/Nに相当する開度補正量Δe2が算出される。こ
の開度補正量Δe2は加算部51において、上記目標ス
ロットル開度e2と加算されて所定のサンプリング時間
毎にフィードバック補正された目標開度erが算出され
る。
補正された目標空気f:k A / N Oは減算部5
13に送られて所定のサンプリング時間毎にエアフロー
センサで検出される現在の空気ffiA/Nとの差ΔA
/Nが算出される。このΔA/NはPID制御部514
に送られて、ΔA/Nに基づきPID制御が行われて、
ΔA/Nに相当する開度補正量Δe2が算出される。こ
の開度補正量Δe2は加算部51において、上記目標ス
ロットル開度e2と加算されて所定のサンプリング時間
毎にフィードバック補正された目標開度erが算出され
る。
ef’ −82 +Δe2
とされる。ここで、上記開度補正量Δeは比例制御によ
る開度補正ユΔep,積分制御による開度補正量Δei
1微分制御による開度補正量ΔC}dを加算したもので
ある。つまり、 Δe■Δep十Δθ1+Δed とされる。
る開度補正ユΔep,積分制御による開度補正量Δei
1微分制御による開度補正量ΔC}dを加算したもので
ある。つまり、 Δe■Δep十Δθ1+Δed とされる。
ここで、
Δep −Kp(Nc)* Kth (Nc)*
AA/NΔθl =K1(Nc)* Kth (
Nc)* Σ (ΔA/N)Δed = Kd(N
c)1: Kth (Ne)*{ΔA/N一ΔA/N
oldl として上記PID制御部514において算出される。こ
こで、Kp,Kl ,Kdはエンジン回転速度Neをパ
ラメータとした比例、積分、微分ゲインであり、第42
図乃至第44図にその特性図を示しておく。また、KL
hはエンジン回転数NeをパラメータとしたΔA/N→
Δe変換ゲイン(第45図)、ΔA/Nは目標空気量A
/Noと計測した現在の空気mA/Nとの偏差、ΔA
/ N Oldは1回前のサンプリングタイミングでの
ΔA/Nである。
AA/NΔθl =K1(Nc)* Kth (
Nc)* Σ (ΔA/N)Δed = Kd(N
c)1: Kth (Ne)*{ΔA/N一ΔA/N
oldl として上記PID制御部514において算出される。こ
こで、Kp,Kl ,Kdはエンジン回転速度Neをパ
ラメータとした比例、積分、微分ゲインであり、第42
図乃至第44図にその特性図を示しておく。また、KL
hはエンジン回転数NeをパラメータとしたΔA/N→
Δe変換ゲイン(第45図)、ΔA/Nは目標空気量A
/Noと計測した現在の空気mA/Nとの偏差、ΔA
/ N Oldは1回前のサンプリングタイミングでの
ΔA/Nである。
上記のようにして求められた目標開度erは副スロット
ル弁開度信号Osとしてモータ駆動回路52に送られる
。このモータ駆動回路52は上記センサTPS2で検出
される副スロットル弁THsの開度e2が上記開度信号
esに相当する開度になるようにモータ52mを回転制
御している。
ル弁開度信号Osとしてモータ駆動回路52に送られる
。このモータ駆動回路52は上記センサTPS2で検出
される副スロットル弁THsの開度e2が上記開度信号
esに相当する開度になるようにモータ52mを回転制
御している。
ところで、上記高車速選択部37から出力さ−れる大き
い方の従動輪車輪速度が減算部55において駆動輪の車
輪速度VFRから減算される。さらに、上記高車速選択
部37から出力される大きい方の従動輪車輪速度が減算
部56において駆動輪の車輪速度VPI,から減算され
る。従って、減算部55it56の田力を小さく見積も
るようにして、旋回中においてもブレーキを使用する回
数を低減させ、エンジントルクの低減により駆動輪のス
リップを低減させるようにしている。
い方の従動輪車輪速度が減算部55において駆動輪の車
輪速度VFRから減算される。さらに、上記高車速選択
部37から出力される大きい方の従動輪車輪速度が減算
部56において駆動輪の車輪速度VPI,から減算され
る。従って、減算部55it56の田力を小さく見積も
るようにして、旋回中においてもブレーキを使用する回
数を低減させ、エンジントルクの低減により駆動輪のス
リップを低減させるようにしている。
上記減算部55の出力は乗算部57においてKn倍(0
<KI3 < 1)され、上記減算部56の出力は乗算
部58において(1−KB)倍された後、加算部59に
おいて加算されて右側駆動輪のスリップH D V F
Rとされる。また同時に、上記減算部56の出力は乗算
部60においてKI3倍され、上記減算部55の出力は
乗算部61において(1−KI3)倍された後加算部6
2において加算されて左側の駆動輪のスリップi?LD
V FLとされる。
<KI3 < 1)され、上記減算部56の出力は乗算
部58において(1−KB)倍された後、加算部59に
おいて加算されて右側駆動輪のスリップH D V F
Rとされる。また同時に、上記減算部56の出力は乗算
部60においてKI3倍され、上記減算部55の出力は
乗算部61において(1−KI3)倍された後加算部6
2において加算されて左側の駆動輪のスリップi?LD
V FLとされる。
上記変数KBは第13図に示すようにトラクションコン
トロールの制御開始からの経過時間tに応じて変化する
もので、トラクションコントロールの制御開始時にはr
o.5 Jとされ、トラクションコントロールの制御が
進むに従って、rO.8Jに近付くように設定されてい
る。つまり、ブレーキにより駆動輪のスリップを低減さ
せる場合には、制動開始時においては、両車輪に同時に
ブレーキを掛けて、例えばスブリット路でのブレーキ制
動開始時の不快なハンドルショックを低減させることが
できる。一方、ブレーキ制御が継続されて行われて1上
記K Bがro.8 Jとなった場合の動作について説
明する。この場合、一方の駆動輪だけにスリップが発生
したとき他方の駆動輪でも一方の駆動輪の20%分だけ
スリップが発生したように認識してブレーキ制御を行な
うようにしている。
トロールの制御開始からの経過時間tに応じて変化する
もので、トラクションコントロールの制御開始時にはr
o.5 Jとされ、トラクションコントロールの制御が
進むに従って、rO.8Jに近付くように設定されてい
る。つまり、ブレーキにより駆動輪のスリップを低減さ
せる場合には、制動開始時においては、両車輪に同時に
ブレーキを掛けて、例えばスブリット路でのブレーキ制
動開始時の不快なハンドルショックを低減させることが
できる。一方、ブレーキ制御が継続されて行われて1上
記K Bがro.8 Jとなった場合の動作について説
明する。この場合、一方の駆動輪だけにスリップが発生
したとき他方の駆動輪でも一方の駆動輪の20%分だけ
スリップが発生したように認識してブレーキ制御を行な
うようにしている。
これは、左右駆動輪のブレーキを全く独立にすると、一
方の駆動輪にのみブレーキがかかって回転が減少すると
デフの作用により今度は反対側の駆動輪がスリップして
ブレーキがかかり、この動作が繰返えされて好ましくな
いためである。上記右側駆動輪のスリップ二DVFRは
微分部63において微分されてその時間的変化全、つま
りスリップ加速度G目でか算出されると共に、上記左側
駆動輪のスリップ!DVFLは微分部64において微分
されてその時間的変化量、つまりスリップ加速度GPL
が算出される。そして、上記スリップ加速度GFRはブ
レーキ液圧変化量(ΔP)算出部65に送られて、第1
4図に示すG PR ( G FL)一ΔP変換マップ
が参照されてスリップ加.速度GPRを抑制するための
ブレーキ液圧の変化瓜ΔPが求められる。
方の駆動輪にのみブレーキがかかって回転が減少すると
デフの作用により今度は反対側の駆動輪がスリップして
ブレーキがかかり、この動作が繰返えされて好ましくな
いためである。上記右側駆動輪のスリップ二DVFRは
微分部63において微分されてその時間的変化全、つま
りスリップ加速度G目でか算出されると共に、上記左側
駆動輪のスリップ!DVFLは微分部64において微分
されてその時間的変化量、つまりスリップ加速度GPL
が算出される。そして、上記スリップ加速度GFRはブ
レーキ液圧変化量(ΔP)算出部65に送られて、第1
4図に示すG PR ( G FL)一ΔP変換マップ
が参照されてスリップ加.速度GPRを抑制するための
ブレーキ液圧の変化瓜ΔPが求められる。
さらに、上記灸化量ΔPは、スイッチS2の閉成時、つ
まり開始/終了判定部50による制御開始条件成立判定
の際にインレットバルブ171及びアウトレットバルブ
170の開時間Tを算出するΔP−T変換部67に与え
られる。つまり、ΔP−T変換部67において算出され
たバルブ開時間Tが右側駆動輪WPRのブレーキ作動時
間FRとされる。また、同様に、スリップ加速度GPL
はブレーキ液圧変化童(ΔP)算出部66に送られて、
第14図に示すG PR ( C; PL)一ΔP変換
マップが参照されて、スリップ加速度CI’Lを抑制す
るためのブレーキ液圧の変化量ΔPが求められる。
まり開始/終了判定部50による制御開始条件成立判定
の際にインレットバルブ171及びアウトレットバルブ
170の開時間Tを算出するΔP−T変換部67に与え
られる。つまり、ΔP−T変換部67において算出され
たバルブ開時間Tが右側駆動輪WPRのブレーキ作動時
間FRとされる。また、同様に、スリップ加速度GPL
はブレーキ液圧変化童(ΔP)算出部66に送られて、
第14図に示すG PR ( C; PL)一ΔP変換
マップが参照されて、スリップ加速度CI’Lを抑制す
るためのブレーキ液圧の変化量ΔPが求められる。
この変化量ΔPは、スイッチS3開成時、つまり開始/
終了判定部50による制御開始条件成立判定の際にイン
レットバルブ181及びアウトレットバルブ18oの開
時間Tを算出するΔP−T変換部68に与えられる。つ
まり、ΔP−T変換部68において算出されたバルブ開
時間Tが左側駆動輪WPLのブレーキ作動時間FLとさ
れる。これにより、左右の駆動輪WFR. WPLによ
り以上のスリップが生じることが抑制される。
終了判定部50による制御開始条件成立判定の際にイン
レットバルブ181及びアウトレットバルブ18oの開
時間Tを算出するΔP−T変換部68に与えられる。つ
まり、ΔP−T変換部68において算出されたバルブ開
時間Tが左側駆動輪WPLのブレーキ作動時間FLとさ
れる。これにより、左右の駆動輪WFR. WPLによ
り以上のスリップが生じることが抑制される。
なお、第14図において、旋回時にブレーキを掛ける場
合には、内輪側の駆動輪のブレーキを強化するために、
旋回時の内輪側は破線aで示すようになっている。この
ようにして、旋回時において荷重移動が外輪側に移動し
て、内輪側がすべり易くなっているのを、ブレーキ液圧
の変化量ΔPを内輪側を外輪側よりも大きめとすること
により、旋回時に内輪側がすべるのを防止させることが
できる。
合には、内輪側の駆動輪のブレーキを強化するために、
旋回時の内輪側は破線aで示すようになっている。この
ようにして、旋回時において荷重移動が外輪側に移動し
て、内輪側がすべり易くなっているのを、ブレーキ液圧
の変化量ΔPを内輪側を外輪側よりも大きめとすること
により、旋回時に内輪側がすべるのを防止させることが
できる。
なお、上記実施例においてはΔA/Nに基づくPID制
御によりフィードバック制御を行なって目標開度e2に
副スロットル弁開度補正量Δθ2を加算補正してフィー
ドバック補正された目標開度erをモータ駆動回路52
に出力するようにしたが、このようなΔA/Nによるフ
ィードバック制御を行なわなくても、上記目標開度θ2
をモータ駆動回路52に出力して、スロットルポジショ
ンセンサTPS2で検出される副スロットル弁THsの
開度を目標開度e2になるようにスロットルポジション
センサTPS2の出力をフィードバック制御するように
しても良い。さらに、スロットルポジションセンサTP
S2で検出される副スロットル弁THsの開度から副ス
ロットル弁開度補正量Δe2を減算して補正した検出値
が目標開度e2になるようにフィードバック制御を行な
うようにしても良い。
御によりフィードバック制御を行なって目標開度e2に
副スロットル弁開度補正量Δθ2を加算補正してフィー
ドバック補正された目標開度erをモータ駆動回路52
に出力するようにしたが、このようなΔA/Nによるフ
ィードバック制御を行なわなくても、上記目標開度θ2
をモータ駆動回路52に出力して、スロットルポジショ
ンセンサTPS2で検出される副スロットル弁THsの
開度を目標開度e2になるようにスロットルポジション
センサTPS2の出力をフィードバック制御するように
しても良い。さらに、スロットルポジションセンサTP
S2で検出される副スロットル弁THsの開度から副ス
ロットル弁開度補正量Δe2を減算して補正した検出値
が目標開度e2になるようにフィードバック制御を行な
うようにしても良い。
また、本発明の実施例として加速スリップ防止装置を示
したが、本発明は同装置に限定されるものではなく、ス
ロットル弁を制御するものであれば、同様に適用が可能
である。 また、T/Mフリクション補正部502にお
いて<T/Mフリクション補正の第1の手法〉により目
標エンジントルクT3を算出し、運転条件補正部505
においてくエンジンの運転条件補正の第2の手法〉によ
り目標エンジントルクT6を算出することにより、T/
Mのリアルタイムの油温OTに応じて目標エンジントル
クを補正すると共に、エンジン始動後経過時間τによっ
ても目標エンジントルクを補正することができる。
したが、本発明は同装置に限定されるものではなく、ス
ロットル弁を制御するものであれば、同様に適用が可能
である。 また、T/Mフリクション補正部502にお
いて<T/Mフリクション補正の第1の手法〉により目
標エンジントルクT3を算出し、運転条件補正部505
においてくエンジンの運転条件補正の第2の手法〉によ
り目標エンジントルクT6を算出することにより、T/
Mのリアルタイムの油温OTに応じて目標エンジントル
クを補正すると共に、エンジン始動後経過時間τによっ
ても目標エンジントルクを補正することができる。
また、T/Mフリクション補正部502において<T/
Mフリクション補正の第2の手法〉により目標エンジン
トルクT3を算出し、運転条件補正部505において〈
エンジンの運転条件補正のT42の手法〉により目標エ
ンジントルクT6 ヲW出することにより、T/Mの暖
機状態をエンジンの冷却水温WTに応じて目標エンジン
トルクを補正すると共に、エンジン始動後経過時間τに
よっても目標エンジントルクを補正することができる。
Mフリクション補正の第2の手法〉により目標エンジン
トルクT3を算出し、運転条件補正部505において〈
エンジンの運転条件補正のT42の手法〉により目標エ
ンジントルクT6 ヲW出することにより、T/Mの暖
機状態をエンジンの冷却水温WTに応じて目標エンジン
トルクを補正すると共に、エンジン始動後経過時間τに
よっても目標エンジントルクを補正することができる。
さらに、T/Mフリクション補正部502において<T
/Mフリクション補正の第3の手法〉により目標エンジ
ントルクT3を算出し、運転条件補正部505において
くエンジンの運転条件補正の第2の手法〉により目標エ
ンジントルクT6を算出することにより、T/Mの暖機
状態をエンジンの始動直後の冷却水温WTOとリアルタ
イムの冷却水温WTに基づいて目標エンジントルクを補
正すると共に、エンジン始動後経過時間τによっても目
標エンジントルクを補正することができる。
/Mフリクション補正の第3の手法〉により目標エンジ
ントルクT3を算出し、運転条件補正部505において
くエンジンの運転条件補正の第2の手法〉により目標エ
ンジントルクT6を算出することにより、T/Mの暖機
状態をエンジンの始動直後の冷却水温WTOとリアルタ
イムの冷却水温WTに基づいて目標エンジントルクを補
正すると共に、エンジン始動後経過時間τによっても目
標エンジントルクを補正することができる。
以上述べた3つの場合のようにエンジンのフリクション
とトランスミッションのフリクションを別々に推定して
目標エンジントルクを補正することにより、同じエンジ
ンで異なるトランスミッションの場合や、同じトランス
ミッションで異なるエンジンの組合わせた場合でも再マ
ッチングしなくてもすむという効果を有している。
とトランスミッションのフリクションを別々に推定して
目標エンジントルクを補正することにより、同じエンジ
ンで異なるトランスミッションの場合や、同じトランス
ミッションで異なるエンジンの組合わせた場合でも再マ
ッチングしなくてもすむという効果を有している。
さらに、上記実施例においてはバイパス通路52b及び
52sを介する空気量により等価スロットル開度ehを
補正するようしたが、これによらずに目標空気量補正部
508から出力される目標空気jilA/Noをバイパ
ス通路52b及び52sを介する空気量分だけ減算する
ようにしても良い。
52sを介する空気量により等価スロットル開度ehを
補正するようしたが、これによらずに目標空気量補正部
508から出力される目標空気jilA/Noをバイパ
ス通路52b及び52sを介する空気量分だけ減算する
ようにしても良い。
[発明の効果]
以上詳述したように本発明によれば、エンジンの吸気経
路に電動で制御されるスロットル弁を設けているエンジ
ン出力制御装置において、エンジン出力を目標エンジン
トルクとなるように目標スロットル弁開度を決める場合
に、上記スロットル弁をバイパスする通路がある場合に
は、その空気量に相当する開度だけ目標スロットル開度
を補正するようにしたので、スロットル弁をバイパスす
るバイパス空気量があった場合でも正確に目標トルクを
得ることができ、精度の高い制御を実現することが可能
となる車両のエンジン出力制御方法を提供することがで
きる。
路に電動で制御されるスロットル弁を設けているエンジ
ン出力制御装置において、エンジン出力を目標エンジン
トルクとなるように目標スロットル弁開度を決める場合
に、上記スロットル弁をバイパスする通路がある場合に
は、その空気量に相当する開度だけ目標スロットル開度
を補正するようにしたので、スロットル弁をバイパスす
るバイパス空気量があった場合でも正確に目標トルクを
得ることができ、精度の高い制御を実現することが可能
となる車両のエンジン出力制御方法を提供することがで
きる。
第1図(A)は本発明に係わる制御方法が適用される加
速スリップ防止装置の全体的な構成図、第1図(B)は
主、副スロットル弁の配置を示す図、第2図(A)及び
(B)は第1図のトラクションコントローラの制御を機
能ブロック毎に分けて示したブロック図、第3図は求心
加速度GYと変数KGとの関係を示す図、第4図は求心
加速度GYと変数Krとの関係を示す図、第5図は求心
加速度GYとスリップ捕正IiVgとの関係を示す図、
第6図は求心加速度の時間的変化量GYとスリップ補正
m V dとの関係を示す図、第7図乃至第12図はそ
れぞれ車体速度VBと変数Kvとの関係を示す図、第1
3図はブレーキ制御開始時から変数KBの経時変化を示
す図、第14図はスリップ量の時間的変化mGFR(G
FL)とブレーキ液圧の変化量ΔPとの関係を示す図、
第15図及び第18図はそれぞれスリップ率Sと路面の
摩擦係数μとの関係を示す図、第16図はTIIa+−
t特性を示す図、第17図はTliIl−VB特性を示
す図、第19図は旋回時の車両の状態を示す図、第20
図はトランシスッション油温OT−トルク補正f:LT
『特性図、第21図はXT一トルク補正量Tf’特性図
、第22図は始動後時間τ一エンジン冷却水温wT,ト
ランスミッション油温OT特性図、第23図は回転速度
N−トルク補正量Tf’特性図、第24図はエンジンの
冷却水温νT一吸入空気量積算値ΣQに対するトルク補
正量Tfを示すマップ、第25図は回転速度Neと損失
トルクTLとの関係を示す図、第26図はポンブ油温O
Pと損失トルクTLとの関係を示す図、第27図はバッ
テリ電圧vbと損失トルクTLとの関係を示す図、第2
8図はエンジン回転速度Neとオルタネー夕の励磁電流
iΦに対する損失トルクTLを示すマッブ、第29図は
励磁電流iΦに対するオルタネータ効率Kを示す図、第
30図は大気圧−トルク補正量Tp特性図、第31図は
エンジンの冷却水温WT−トルク補正量TV特性図、第
32図はエンジン始動後経過時間τ一トルク補正量Ta
s特性図、第33図はエンジン油温一トルク補正fTj
特性図、第34図は目標エンジントルクT7−エンジン
回転速度Neに対する目標空気m A / N mマッ
プを示す図、第35図は係数Kaのエンジン回転速度N
e特性図、第36図は係数Ktの吸気温度特性を示す図
、第37図は係数Kpの大気圧特性を示す図、第38図
は係数Ka’の吸気温度特性を示す図、第39図は目標
空気二A/NOとエンジン回転速度Neに対する等価ス
ロットル開度θbを求めるマップ、第40図はθl /
ehと補正係数Kとの関係を示すマップ、第41図は主
スロットル弁開度elと副スロットル弁開度θ2の関係
を示す等空気量特性曲線図、第42図は比例ゲインKp
のエンジン回転速度特性を示す図、第43図は積分ゲイ
ンKiのエンジン回転速度特性を示す図、第44図は微
分ゲインKdのエンジン回転速度特性を示す図、第45
図は変換ゲインのエンジン回転速度特性を示す図、第4
6図は目標開度θ一係数Ksとの関係を示す図、第47
図はエンジンの冷却水温WT−ステップ数換算値Svを
示す図である。 11〜14・・・車輪速度センサ、15・・・トラクシ
ョンコントローラ、45・・・T S n演WI、4
5 b,46b・・・係数乗算部、46・・・TPn演
算部、47・・・基準トルク演算部、503・・・エン
ジントルク算出部、507・・・目標空気量算出部、5
12・・・目標スロットル開度算出部、53・・・求心
加速度演算部、54・・・求心加速度補正部。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (A) es CB) 第 図 0.19 求心加速度 GY 第 図 求心加速度 GV 第 図 0.19 求心加速度 G’/ 第 図 第 図 車体速度VB 車体速度VB 第 図 車体速度VB 第 図 第13 図 第11 図 鳳体速度 VB 第12 図 第14 図 タイヤのスリップ率S 第 図 第19 図 第 図 制御開始からの車体速 VB(κm/h) トランスミッシ曹ン.II11 OT 第 20図 糟定波温XT 筒21 図 始動後時間 t 第22 図 回転速度 N 第 図 回転速度Ne 第25 図 ポンプ油圧 0P 第26 図 第 図 バッテリ電圧vb 第 図 第29rlA 第 図 エンジンの冷却水温WT 第31 図 第34図 エンジン回転速度Ne 第35 図 エンジン始動後経過時間T 第32 図 エンジン油温OT 第33 図 吸気1度 (AT) 第36 図 大気圧(AP) 第37図 第 38図 第41図 !I40図 第39 図 エンジン回転速度Ne 第42 図 エンジン回転速度Ne 第44 図 エンジン回転速度Ne 第45図
速スリップ防止装置の全体的な構成図、第1図(B)は
主、副スロットル弁の配置を示す図、第2図(A)及び
(B)は第1図のトラクションコントローラの制御を機
能ブロック毎に分けて示したブロック図、第3図は求心
加速度GYと変数KGとの関係を示す図、第4図は求心
加速度GYと変数Krとの関係を示す図、第5図は求心
加速度GYとスリップ捕正IiVgとの関係を示す図、
第6図は求心加速度の時間的変化量GYとスリップ補正
m V dとの関係を示す図、第7図乃至第12図はそ
れぞれ車体速度VBと変数Kvとの関係を示す図、第1
3図はブレーキ制御開始時から変数KBの経時変化を示
す図、第14図はスリップ量の時間的変化mGFR(G
FL)とブレーキ液圧の変化量ΔPとの関係を示す図、
第15図及び第18図はそれぞれスリップ率Sと路面の
摩擦係数μとの関係を示す図、第16図はTIIa+−
t特性を示す図、第17図はTliIl−VB特性を示
す図、第19図は旋回時の車両の状態を示す図、第20
図はトランシスッション油温OT−トルク補正f:LT
『特性図、第21図はXT一トルク補正量Tf’特性図
、第22図は始動後時間τ一エンジン冷却水温wT,ト
ランスミッション油温OT特性図、第23図は回転速度
N−トルク補正量Tf’特性図、第24図はエンジンの
冷却水温νT一吸入空気量積算値ΣQに対するトルク補
正量Tfを示すマップ、第25図は回転速度Neと損失
トルクTLとの関係を示す図、第26図はポンブ油温O
Pと損失トルクTLとの関係を示す図、第27図はバッ
テリ電圧vbと損失トルクTLとの関係を示す図、第2
8図はエンジン回転速度Neとオルタネー夕の励磁電流
iΦに対する損失トルクTLを示すマッブ、第29図は
励磁電流iΦに対するオルタネータ効率Kを示す図、第
30図は大気圧−トルク補正量Tp特性図、第31図は
エンジンの冷却水温WT−トルク補正量TV特性図、第
32図はエンジン始動後経過時間τ一トルク補正量Ta
s特性図、第33図はエンジン油温一トルク補正fTj
特性図、第34図は目標エンジントルクT7−エンジン
回転速度Neに対する目標空気m A / N mマッ
プを示す図、第35図は係数Kaのエンジン回転速度N
e特性図、第36図は係数Ktの吸気温度特性を示す図
、第37図は係数Kpの大気圧特性を示す図、第38図
は係数Ka’の吸気温度特性を示す図、第39図は目標
空気二A/NOとエンジン回転速度Neに対する等価ス
ロットル開度θbを求めるマップ、第40図はθl /
ehと補正係数Kとの関係を示すマップ、第41図は主
スロットル弁開度elと副スロットル弁開度θ2の関係
を示す等空気量特性曲線図、第42図は比例ゲインKp
のエンジン回転速度特性を示す図、第43図は積分ゲイ
ンKiのエンジン回転速度特性を示す図、第44図は微
分ゲインKdのエンジン回転速度特性を示す図、第45
図は変換ゲインのエンジン回転速度特性を示す図、第4
6図は目標開度θ一係数Ksとの関係を示す図、第47
図はエンジンの冷却水温WT−ステップ数換算値Svを
示す図である。 11〜14・・・車輪速度センサ、15・・・トラクシ
ョンコントローラ、45・・・T S n演WI、4
5 b,46b・・・係数乗算部、46・・・TPn演
算部、47・・・基準トルク演算部、503・・・エン
ジントルク算出部、507・・・目標空気量算出部、5
12・・・目標スロットル開度算出部、53・・・求心
加速度演算部、54・・・求心加速度補正部。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (A) es CB) 第 図 0.19 求心加速度 GY 第 図 求心加速度 GV 第 図 0.19 求心加速度 G’/ 第 図 第 図 車体速度VB 車体速度VB 第 図 車体速度VB 第 図 第13 図 第11 図 鳳体速度 VB 第12 図 第14 図 タイヤのスリップ率S 第 図 第19 図 第 図 制御開始からの車体速 VB(κm/h) トランスミッシ曹ン.II11 OT 第 20図 糟定波温XT 筒21 図 始動後時間 t 第22 図 回転速度 N 第 図 回転速度Ne 第25 図 ポンプ油圧 0P 第26 図 第 図 バッテリ電圧vb 第 図 第29rlA 第 図 エンジンの冷却水温WT 第31 図 第34図 エンジン回転速度Ne 第35 図 エンジン始動後経過時間T 第32 図 エンジン油温OT 第33 図 吸気1度 (AT) 第36 図 大気圧(AP) 第37図 第 38図 第41図 !I40図 第39 図 エンジン回転速度Ne 第42 図 エンジン回転速度Ne 第44 図 エンジン回転速度Ne 第45図
Claims (1)
- 車両用エンジンへの吸気通路にスロットル弁を設け、
スロットル弁の開度を制御することにより上記エンジン
の出力を制御しているエンジン出力制御装置において、
エンジンが出力すべき目標エンジントルクを算出する目
標エンジントルク算出手段と、上記目標エンジントルク
を発生させるために必要なエンジン1回転当りの目標吸
入空気量を算出する目標吸入空気量算出手段と、上記ス
ロットル弁をバイパスするバイパス空気量を算出するバ
イパス空気量算出手段と、同バイパス空気量に基づく補
正を伴い上記目標吸入空気量算出手段で算出されたエン
ジン1回転当りの吸入空気量から上記スロットル弁の開
度を算出するスロットル弁開度算出手段とを具備したこ
とを特徴とする車両のエンジン出力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11120189A JPH02291437A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 車両のエンジン出力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11120189A JPH02291437A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 車両のエンジン出力制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02291437A true JPH02291437A (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=14555068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11120189A Pending JPH02291437A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 車両のエンジン出力制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02291437A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03116740U (ja) * | 1990-03-14 | 1991-12-03 | ||
US6039025A (en) * | 1997-06-10 | 2000-03-21 | Nissan Motor Co., Ltd. | Internal combustion engine |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6189937A (ja) * | 1984-10-09 | 1986-05-08 | Mazda Motor Corp | エンジンのスロツトル弁制御装置 |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP11120189A patent/JPH02291437A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6189937A (ja) * | 1984-10-09 | 1986-05-08 | Mazda Motor Corp | エンジンのスロツトル弁制御装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03116740U (ja) * | 1990-03-14 | 1991-12-03 | ||
US6039025A (en) * | 1997-06-10 | 2000-03-21 | Nissan Motor Co., Ltd. | Internal combustion engine |
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