JPH0228378Y2 - - Google Patents
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- JPH0228378Y2 JPH0228378Y2 JP8512684U JP8512684U JPH0228378Y2 JP H0228378 Y2 JPH0228378 Y2 JP H0228378Y2 JP 8512684 U JP8512684 U JP 8512684U JP 8512684 U JP8512684 U JP 8512684U JP H0228378 Y2 JPH0228378 Y2 JP H0228378Y2
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- JP
- Japan
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- motor
- damper
- signal
- limit switch
- cam
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Description
【考案の詳細な説明】
考案の技術分野
本考案は、モータの回転力により、気体の通る
通路を開閉して上記気体を所望の室内に送り込む
ためのダンパーを制御するモーターアクチユエー
タに関する。
通路を開閉して上記気体を所望の室内に送り込む
ためのダンパーを制御するモーターアクチユエー
タに関する。
従来技術
例えば、冷凍冷蔵庫の内部には、冷却器の冷気
を冷凍室内又は冷蔵室内に送り込むための通路が
形成されており、その通路中にダンパーが設けら
れている。このダンパーは、冷蔵庫内の温度の変
化によつて開閉し、必要時に冷却器の冷気を冷凍
室内又は冷蔵室内に送り込む作用をする。
を冷凍室内又は冷蔵室内に送り込むための通路が
形成されており、その通路中にダンパーが設けら
れている。このダンパーは、冷蔵庫内の温度の変
化によつて開閉し、必要時に冷却器の冷気を冷凍
室内又は冷蔵室内に送り込む作用をする。
ところで、従来から、この種のダンパーの駆動
源としてソレノイドまたはステツピングモータが
用いられている。ソレノイド駆動式のものでは、
駆動時に電流が流れ続けるため、消費電力が大き
く、また比較的大きな動作音が発生する。そこで
これに代わつてステツピングモータが用いられて
いるが、その価格が高価であることから、用途が
限定されてしまう。
源としてソレノイドまたはステツピングモータが
用いられている。ソレノイド駆動式のものでは、
駆動時に電流が流れ続けるため、消費電力が大き
く、また比較的大きな動作音が発生する。そこで
これに代わつてステツピングモータが用いられて
いるが、その価格が高価であることから、用途が
限定されてしまう。
考案の目的
したがつて本考案の目的は、比較的安価なAC
モータでも使用可能となる誤動作のないモーター
アクチユエータを提供することである。
モータでも使用可能となる誤動作のないモーター
アクチユエータを提供することである。
考案の概要
そこで本考案は、モータの回転量をカムやスイ
ツチなどによるスイツチング手段によつて検出す
るとともに、モータ駆動用の駆動信号との条件に
よつて、モータを所定の回転量だけ正確に駆動で
きるようにしている。
ツチなどによるスイツチング手段によつて検出す
るとともに、モータ駆動用の駆動信号との条件に
よつて、モータを所定の回転量だけ正確に駆動で
きるようにしている。
考案の構成
以下、本考案の構成を図面に基づいて具体的に
説明する。
説明する。
まず、第1図は、本考案のモーターアクチユエ
ータ1によつて制御される制御対象すなわちダン
パー2を示している。このダンパー2は、アーム
3の先端部分に取り付けられており、固定軸4に
より回動自在に支持されている。そして、このダ
ンパー2は、図示しない冷蔵庫の冷気を冷蔵室内
に送り込むための通路となつている冷気通路5の
開口面に対し開閉自在に対応している。アーム3
の途中には長孔6が形成されており、カム7,8
のうちの一方カムに形成されたピン9にゆるくは
まり合つている。
ータ1によつて制御される制御対象すなわちダン
パー2を示している。このダンパー2は、アーム
3の先端部分に取り付けられており、固定軸4に
より回動自在に支持されている。そして、このダ
ンパー2は、図示しない冷蔵庫の冷気を冷蔵室内
に送り込むための通路となつている冷気通路5の
開口面に対し開閉自在に対応している。アーム3
の途中には長孔6が形成されており、カム7,8
のうちの一方カムに形成されたピン9にゆるくは
まり合つている。
このカム7,8は対応のリミツトスイツチ1
0,11とともに第1のスイツチ手段および第2
のスイツチ手段をそれぞれ構成している。第1の
スイツチ手段とは、ダンパー2の冷気通路5に対
する開位置及び閉位置でそれぞれモータの駆動を
停止させるよう停止信号を発生させるためのスイ
ツチであり、また、第2のスイツチ手段とは、ダ
ンパー2が開位置又は閉位置にあるときにオン又
はオフのように異なつた信号出力を発生するスイ
ツチである。そして、これらのカム7,8は、一
方向回転型のACモータ12の出力軸13に、カ
ム7の高部7bがカム8の高部8a側のほぼ中央
部に位置するように固定されている。
0,11とともに第1のスイツチ手段および第2
のスイツチ手段をそれぞれ構成している。第1の
スイツチ手段とは、ダンパー2の冷気通路5に対
する開位置及び閉位置でそれぞれモータの駆動を
停止させるよう停止信号を発生させるためのスイ
ツチであり、また、第2のスイツチ手段とは、ダ
ンパー2が開位置又は閉位置にあるときにオン又
はオフのように異なつた信号出力を発生するスイ
ツチである。そして、これらのカム7,8は、一
方向回転型のACモータ12の出力軸13に、カ
ム7の高部7bがカム8の高部8a側のほぼ中央
部に位置するように固定されている。
第1のスイツチ手段を構成する一方のカム7に
は、第2図に示すように、ある直径線上で基礎円
より突出する2つの高部7a,7bが形成され、
この部分で対応のリミツトスイツチ10に当たつ
たときそれをオフの状態に設定する。
は、第2図に示すように、ある直径線上で基礎円
より突出する2つの高部7a,7bが形成され、
この部分で対応のリミツトスイツチ10に当たつ
たときそれをオフの状態に設定する。
また、第2のスイツチ手段を構成する他方のカ
ム8は、第3図に示すように、180度の範囲で基
礎円よりも高い高部8aを一体的に形成してい
る。この高部8aが、リミツトスイツチ11に当
たると、このリミツトスイツチ11は、同様に、
オフの状態に設定される。
ム8は、第3図に示すように、180度の範囲で基
礎円よりも高い高部8aを一体的に形成してい
る。この高部8aが、リミツトスイツチ11に当
たると、このリミツトスイツチ11は、同様に、
オフの状態に設定される。
次に、第4図は、ACモータ12を回転させる
ことによつてダンパー2の開閉を制御する制御回
路14を示している。ACモータ12は、トライ
アツク15とともに、交流電源16に対し直列に
接続されている。また前記リミツトスイツチ10
は、このトライアツク15に対し並列に接続され
ている。そして制御回路14は、直流電源17に
対し、直列接続のリミツトスイツチ11、抵抗器
18、直列接続の抵抗器19、サーミスタ20、
同様に直列接続の可変抵抗器21、抵抗器22が
それぞれ並列に接続されている。上記抵抗器1
9,22、サーミスタ20および可変抵抗器21
は、ブリツジを構成しており、抵抗器22と可変
抵抗器21とにより冷気が送り込まれる室内の設
定温度に対応した基準電圧を、また、抵抗器19
とサーミスタ20とにより冷気が送り込まれる上
記室内の温度に対応した電圧を、それぞれコンパ
レータ23、即ち、室内温度と設定温度とを比較
するための比較手段に入力するように接続されて
いる。またこのコンパレータ23の出力端および
リミツトスイツチ11と抵抗器18との接続点
は、それぞれモータ駆動信号発生手段としてのエ
クスクリユーシイブオアゲート24の入力端に接
続されている。そして、このエクスクリユーシイ
ブオアゲート24の出力端は、スイツチング用の
トランジスタ25のベースに接続されており、ま
たこのトランジスタ25は、抵抗器26を介し
て、トライアツク15のゲートと直流電源17の
マイナス側に直列に接続されている。
ことによつてダンパー2の開閉を制御する制御回
路14を示している。ACモータ12は、トライ
アツク15とともに、交流電源16に対し直列に
接続されている。また前記リミツトスイツチ10
は、このトライアツク15に対し並列に接続され
ている。そして制御回路14は、直流電源17に
対し、直列接続のリミツトスイツチ11、抵抗器
18、直列接続の抵抗器19、サーミスタ20、
同様に直列接続の可変抵抗器21、抵抗器22が
それぞれ並列に接続されている。上記抵抗器1
9,22、サーミスタ20および可変抵抗器21
は、ブリツジを構成しており、抵抗器22と可変
抵抗器21とにより冷気が送り込まれる室内の設
定温度に対応した基準電圧を、また、抵抗器19
とサーミスタ20とにより冷気が送り込まれる上
記室内の温度に対応した電圧を、それぞれコンパ
レータ23、即ち、室内温度と設定温度とを比較
するための比較手段に入力するように接続されて
いる。またこのコンパレータ23の出力端および
リミツトスイツチ11と抵抗器18との接続点
は、それぞれモータ駆動信号発生手段としてのエ
クスクリユーシイブオアゲート24の入力端に接
続されている。そして、このエクスクリユーシイ
ブオアゲート24の出力端は、スイツチング用の
トランジスタ25のベースに接続されており、ま
たこのトランジスタ25は、抵抗器26を介し
て、トライアツク15のゲートと直流電源17の
マイナス側に直列に接続されている。
考案の作用
次に上記モーターアクチユエータ1の作用を説
明する。
明する。
既に述べたように、リミツトスイツチ10は、
カム7の高部7a,7bと対応したときにオフの
状態となり、その他の回転角では、オンの状態に
なつている。このため、リミツトスイツチ10
は、ダンパー2の開位置及び閉位置でそれぞれ
ACモータ12の駆動を停止させるように停止信
号を発生させ、また、ACモータ12は、高部7
a,7bと対応しない他の部分では、トライアツ
ク15のオン・オフに関係なく、即ち、モータ駆
動信号発生手段の出力信号には関係なく、自己保
持状態となつて回転し、その途中では停止しな
い。一方、第2のスイツチ手段であるリミツトス
イツチ11は、ダンパー2が開位置又は閉位置に
あるときに異なつた信号出力を発生するものであ
り、ダンパー2が開位置となつた時にカム8の高
部8aと対応して“L”レベルの信号をエクスク
リユーシイブオアゲート24の一方に送り込み、
また、第1図に示すように、ダンパー2が閉位置
となつた時には“H”レベルの信号をエクスクリ
ユーシイブオアゲート24の一方に送り込むよう
に構成されている。
カム7の高部7a,7bと対応したときにオフの
状態となり、その他の回転角では、オンの状態に
なつている。このため、リミツトスイツチ10
は、ダンパー2の開位置及び閉位置でそれぞれ
ACモータ12の駆動を停止させるように停止信
号を発生させ、また、ACモータ12は、高部7
a,7bと対応しない他の部分では、トライアツ
ク15のオン・オフに関係なく、即ち、モータ駆
動信号発生手段の出力信号には関係なく、自己保
持状態となつて回転し、その途中では停止しな
い。一方、第2のスイツチ手段であるリミツトス
イツチ11は、ダンパー2が開位置又は閉位置に
あるときに異なつた信号出力を発生するものであ
り、ダンパー2が開位置となつた時にカム8の高
部8aと対応して“L”レベルの信号をエクスク
リユーシイブオアゲート24の一方に送り込み、
また、第1図に示すように、ダンパー2が閉位置
となつた時には“H”レベルの信号をエクスクリ
ユーシイブオアゲート24の一方に送り込むよう
に構成されている。
さて、コンパレータ23は、冷蔵庫の室内の環
境状態を示す室内温度を検出し、該室内温度と設
定温度とを比較する比較手段となるものであり、
このコンパレータ23は、可変抵抗器21と抵抗
器22とで分割される電圧、即ち、設定された温
度に対応する基準電圧値に対し、冷蔵室内の温度
の高低、即ち、サーミスタ20の抵抗値の変化を
検出し、上記の設定温度より室内温度が高い時
に、モータ駆動用外部信号Aを“L”レベルと
し、また、逆に低い時に、“H”レベルとする。
境状態を示す室内温度を検出し、該室内温度と設
定温度とを比較する比較手段となるものであり、
このコンパレータ23は、可変抵抗器21と抵抗
器22とで分割される電圧、即ち、設定された温
度に対応する基準電圧値に対し、冷蔵室内の温度
の高低、即ち、サーミスタ20の抵抗値の変化を
検出し、上記の設定温度より室内温度が高い時
に、モータ駆動用外部信号Aを“L”レベルと
し、また、逆に低い時に、“H”レベルとする。
ここで、第1図のように、ダンパー2が閉の状
態において、室内温度が設定温度より高くなつた
場合について説明する。
態において、室内温度が設定温度より高くなつた
場合について説明する。
ダンパー2が閉の状態において、室内温度が設
定温度より高くなつたときは、既に説明したよう
に、コンパレータ23からのモータ駆動用外部信
号Aは“L”レベルとなり、また第1図に示され
るように、リミツトスイツチ11はオンとなつて
いるため、リミツトスイツチ11からの信号Bは
“H”レベルとなつている。従つて、モータ駆動
信号Cは“H”レベルの信号を発生し、トランジ
スタ25はオン、トライアツク15もオンとなる
ため、ACモータ12は回転を始め、ダンパー2
を開く方向に駆動する。
定温度より高くなつたときは、既に説明したよう
に、コンパレータ23からのモータ駆動用外部信
号Aは“L”レベルとなり、また第1図に示され
るように、リミツトスイツチ11はオンとなつて
いるため、リミツトスイツチ11からの信号Bは
“H”レベルとなつている。従つて、モータ駆動
信号Cは“H”レベルの信号を発生し、トランジ
スタ25はオン、トライアツク15もオンとなる
ため、ACモータ12は回転を始め、ダンパー2
を開く方向に駆動する。
ここで、ACモータ12が回転を始めると、ま
ずカム7の高部7aとリミツトスイツチ10とが
離れてリミツトスイツチ10はオンとなり、AC
モータ12は、リミツトスイツチ10がオンとな
ることによつて、交流電源16から直接に電流を
得ることができるようになる。
ずカム7の高部7aとリミツトスイツチ10とが
離れてリミツトスイツチ10はオンとなり、AC
モータ12は、リミツトスイツチ10がオンとな
ることによつて、交流電源16から直接に電流を
得ることができるようになる。
この状態からさらにACモータ12が回転し、
第1図の状態から略90度回転すると、カム8の高
部8aがリミツトスイツチ11を押し、その接点
がオープンとなるため、リミツトスイツチ11か
らの信号Bは“L”レベルとなる。ここで、コン
パレータ23からの信号、つまりモータ駆動用外
部信号Aは“L”レベルであるので、モータ駆動
信号Cは“L”レベルとなり、トライアツク15
はオフとなり、トライアツク15を介しては電流
をACモータ12に流さなくなる。しかし、リミ
ツトスイツチ10が依然としてオンの状態となつ
ているため、ACモータは自己保持状態となつて
回転を続ける。
第1図の状態から略90度回転すると、カム8の高
部8aがリミツトスイツチ11を押し、その接点
がオープンとなるため、リミツトスイツチ11か
らの信号Bは“L”レベルとなる。ここで、コン
パレータ23からの信号、つまりモータ駆動用外
部信号Aは“L”レベルであるので、モータ駆動
信号Cは“L”レベルとなり、トライアツク15
はオフとなり、トライアツク15を介しては電流
をACモータ12に流さなくなる。しかし、リミ
ツトスイツチ10が依然としてオンの状態となつ
ているため、ACモータは自己保持状態となつて
回転を続ける。
次に、ACモータ12がさらに回転して、第1
図の状態から略180度回転すると、カム7の高部
7bがリミツトスイツチ10に接するため、リミ
ツトスイツチ10はオフの状態となり、交流電源
16から電流を得れなくなるので、ACモータ1
2は、この時点で停止する。
図の状態から略180度回転すると、カム7の高部
7bがリミツトスイツチ10に接するため、リミ
ツトスイツチ10はオフの状態となり、交流電源
16から電流を得れなくなるので、ACモータ1
2は、この時点で停止する。
尚、上記の説明において、ACモータ12の回
転中に、室内温度が設定温度より低くなり、コン
パレータ23の出力信号、つまりモータ駆動用外
部信号Aが“L”レベルから“H”レベルに変化
したとすると、ACモータ12は、途中で停止す
ることなしに、最初の状態から360度回転して第
1図の状態で止まり、ダンパー2を閉の状態に設
定する。
転中に、室内温度が設定温度より低くなり、コン
パレータ23の出力信号、つまりモータ駆動用外
部信号Aが“L”レベルから“H”レベルに変化
したとすると、ACモータ12は、途中で停止す
ることなしに、最初の状態から360度回転して第
1図の状態で止まり、ダンパー2を閉の状態に設
定する。
即ち、ACモータ12が回転を始めたことによ
りカム7の高部7aとリミツトスイツチ10とが
離されると、カム7が第1図の状態から略180度
回転し、カム7の高部7bがリミツトスイツチ1
0に接してオフの状態とするまでは、上記リミツ
トスイツチ10を介して交流電源16から電流を
得ることができるので、途中で停止することなし
に回転を続ける。しかし、ACモータ12が略180
度回転したときには、回転途中で、カム8の高部
8aがリミツトスイツチ11を押すために信号B
は“L”レベルとなり、さらにまた、設定温度よ
り室内温度が低くなつた時点でコンパレータ23
の出力信号、つまり信号Aは“L”レベルから
“H”レベルに変化するから、モータ駆動信号C
は“H”レベルとなり、トライアツク15はオン
となつて、電流をACモータ12に流し続け、カ
ムの高部7bがリミツトスイツチ10に接してオ
フの状態となつても、つまり停止信号が発生した
としても、ACモータ12は自己保持状態となつ
て回転を続ける。そして、カム7の高部7bがリ
ミツトスイツチ10と離れて、再びカム7の高部
7aがリミツトスイツチ10と接して停止信号が
発生されるまで、ACモータ12は交流電流16
から電流を得て回転を続けるものである。
りカム7の高部7aとリミツトスイツチ10とが
離されると、カム7が第1図の状態から略180度
回転し、カム7の高部7bがリミツトスイツチ1
0に接してオフの状態とするまでは、上記リミツ
トスイツチ10を介して交流電源16から電流を
得ることができるので、途中で停止することなし
に回転を続ける。しかし、ACモータ12が略180
度回転したときには、回転途中で、カム8の高部
8aがリミツトスイツチ11を押すために信号B
は“L”レベルとなり、さらにまた、設定温度よ
り室内温度が低くなつた時点でコンパレータ23
の出力信号、つまり信号Aは“L”レベルから
“H”レベルに変化するから、モータ駆動信号C
は“H”レベルとなり、トライアツク15はオン
となつて、電流をACモータ12に流し続け、カ
ムの高部7bがリミツトスイツチ10に接してオ
フの状態となつても、つまり停止信号が発生した
としても、ACモータ12は自己保持状態となつ
て回転を続ける。そして、カム7の高部7bがリ
ミツトスイツチ10と離れて、再びカム7の高部
7aがリミツトスイツチ10と接して停止信号が
発生されるまで、ACモータ12は交流電流16
から電流を得て回転を続けるものである。
ところで、上記の実施例では、モータとして比
較的安価なACモータ、例えば、内部に逆転防止
機構を備えた一方向回転式AC(インダクター)モ
ータを採用した。このモータは、常に同一方向に
回転するが、まつたく逆回転しないということを
意味するものではない。このACモータが正転す
るか逆回転するかは、確率1/2であり、仮に逆転
したら逆転防止機構が働き、ほんの僅かな逆転後
に、逆転防止機構がモータの回転方向を正転方向
に戻す。このACモータの回転によつてスイツチ
等が動作する場合、この僅かな逆転期間によつて
も、スイツチがオンまたはオフに変化するように
なつていれば、これが誤動作の原因となる。上記
の実施例では、このような条件下でも、誤動作の
ない状態で所定の機能を実現することができるよ
うになつている。
較的安価なACモータ、例えば、内部に逆転防止
機構を備えた一方向回転式AC(インダクター)モ
ータを採用した。このモータは、常に同一方向に
回転するが、まつたく逆回転しないということを
意味するものではない。このACモータが正転す
るか逆回転するかは、確率1/2であり、仮に逆転
したら逆転防止機構が働き、ほんの僅かな逆転後
に、逆転防止機構がモータの回転方向を正転方向
に戻す。このACモータの回転によつてスイツチ
等が動作する場合、この僅かな逆転期間によつて
も、スイツチがオンまたはオフに変化するように
なつていれば、これが誤動作の原因となる。上記
の実施例では、このような条件下でも、誤動作の
ない状態で所定の機能を実現することができるよ
うになつている。
即ち、本実施例においては、第1図の状態から
起動するときに、その起動の初期で逆方向に回転
し始めることがあるが、本実施例では、一方向回
転式AC(インダクター)モータの内部に設けられ
た逆転防止機構が働いてモータの回転が正転方向
に戻るまで、カム8によりリミツトスイツチ11
からの信号Bを“H”レベルに保持し、モータ駆
動信号Cは“H”レベルに保持されているので、
停止してしまうような誤動作をすることなく、正
方向に所定の回転を始めることができる。
起動するときに、その起動の初期で逆方向に回転
し始めることがあるが、本実施例では、一方向回
転式AC(インダクター)モータの内部に設けられ
た逆転防止機構が働いてモータの回転が正転方向
に戻るまで、カム8によりリミツトスイツチ11
からの信号Bを“H”レベルに保持し、モータ駆
動信号Cは“H”レベルに保持されているので、
停止してしまうような誤動作をすることなく、正
方向に所定の回転を始めることができる。
尚、上記実施例において、一方向回転型のAC
モータを駆動源として用いたが、これに限定され
るものではなく、駆動源としては、他のACモー
タ或いはDCモータを用いてもよい。
モータを駆動源として用いたが、これに限定され
るものではなく、駆動源としては、他のACモー
タ或いはDCモータを用いてもよい。
考案の変形例
次に第5図は、トライアツク15のオン・オフ
状態のみでACモータ12を制御する例を示した
ものである。この実施例では、リミツトスイツチ
10が抵抗器18と直列に接続され、その接続点
がオアゲート28の一方に接続されている。そし
てこのオアゲート28の他の入力端は、エクスク
リユーシイブオアゲート24に接続され、オアゲ
ート28の出力側が抵抗器29を介してトランジ
スタのベースに接続されている。
状態のみでACモータ12を制御する例を示した
ものである。この実施例では、リミツトスイツチ
10が抵抗器18と直列に接続され、その接続点
がオアゲート28の一方に接続されている。そし
てこのオアゲート28の他の入力端は、エクスク
リユーシイブオアゲート24に接続され、オアゲ
ート28の出力側が抵抗器29を介してトランジ
スタのベースに接続されている。
この第5図において、リミツトスイツチ10が
オンの状態にあるときは、オアゲート28の出力
は常時“H”レベルの出力となつて自己保持状態
とすることができ、その他の動作は、第4図のも
のと同様となる。
オンの状態にあるときは、オアゲート28の出力
は常時“H”レベルの出力となつて自己保持状態
とすることができ、その他の動作は、第4図のも
のと同様となる。
本考案の効果
本考案は、モータと、該モータにより気体の通
る通路を開閉して上記気体を室内に送り込むため
のダンパーと、該ダンパーの開位置及び閉位置で
それぞれ上記モータの駆動を停止させるよう停止
信号を発生させる第1のスイツチ手段と、上記ダ
ンパーが開位置又は閉位置にあるときに異なつた
信号出力を発生する第2のスイツチ手段と、上記
室内の環境状態を検出して該環境状態と設定値と
を比較する比較手段と、該比較手段と上記第2の
スイツチ手段の出力信号とが入力され、上記比較
手段と上記第2のスイツチ手段の出力信号との関
係に基づいて上記モータを駆動させるためのモー
タ駆動信号を発生させるモータ駆動信号発生手段
と、該モータ駆動信号発生手段の出力と上記第1
のスイツチとにより上記モータの回転制御をする
ように構成たものであるから、この種のダンパー
の駆動源としてソレノイドまたはステツピングモ
ータを用いることなく、誤動作のないモーターア
クチユエータを提供することができる。
る通路を開閉して上記気体を室内に送り込むため
のダンパーと、該ダンパーの開位置及び閉位置で
それぞれ上記モータの駆動を停止させるよう停止
信号を発生させる第1のスイツチ手段と、上記ダ
ンパーが開位置又は閉位置にあるときに異なつた
信号出力を発生する第2のスイツチ手段と、上記
室内の環境状態を検出して該環境状態と設定値と
を比較する比較手段と、該比較手段と上記第2の
スイツチ手段の出力信号とが入力され、上記比較
手段と上記第2のスイツチ手段の出力信号との関
係に基づいて上記モータを駆動させるためのモー
タ駆動信号を発生させるモータ駆動信号発生手段
と、該モータ駆動信号発生手段の出力と上記第1
のスイツチとにより上記モータの回転制御をする
ように構成たものであるから、この種のダンパー
の駆動源としてソレノイドまたはステツピングモ
ータを用いることなく、誤動作のないモーターア
クチユエータを提供することができる。
第1図は本考案のモーターアクチユエータの機
械的部分の正面図、第2図および第3図はカムと
リミツトスイツチとの対応関係を示す正面図、第
4図は制御回路の回路図、第5図は他の実施例で
の制御回路の回路図である。 1……モーターアクチユエータ、7,8……カ
ム、10,11……リミツトスイツチ、12……
ACモータ、14……制御回路、23……コンパ
レータ、24……エクスクリユーシイブオアゲー
ト、28……オアゲート。
械的部分の正面図、第2図および第3図はカムと
リミツトスイツチとの対応関係を示す正面図、第
4図は制御回路の回路図、第5図は他の実施例で
の制御回路の回路図である。 1……モーターアクチユエータ、7,8……カ
ム、10,11……リミツトスイツチ、12……
ACモータ、14……制御回路、23……コンパ
レータ、24……エクスクリユーシイブオアゲー
ト、28……オアゲート。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 モータと、該モータにより気体の通る通路を開
閉して上記気体を室内に送り込むためのダンパー
と、該ダンパーが閉位置から開位置又は開位置か
ら閉位置となつた時に上記モータの停止信号を発
生させる第1のスイツチ手段と、上記ダンパーが
開位置または閉位置にあるときに異なつた信号出
力を発生する第2のスイツチ手段と、上記室内の
環境状態の検出値と設定値とを比較し上記検出値
が上記設定値に対して高いか低いかを比較する比
較手段と、該比較手段の信号と上記第2のスイツ
チ手段の出力信号とが入力され、上記検出値が上
記設定値より高くかつ上記ダンパーが閉位置のと
き、および上記検出値が上記設定値より低くかつ
上記ダンパーが開位置のときに上記モータの駆動
信号を発生させるモータ駆動信号発生手段とを備
え、 該モータ駆動信号発生手段の出力により上記モ
ータを駆動するとともに、上記第1のスイツチ手
段により上記モータを停止させるように構成して
なるモーターアクチユエータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8512684U JPS611077U (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | モ−タ−アクチユエ−タ |
US06/742,482 US4644239A (en) | 1984-06-07 | 1985-06-07 | Motor actuator with control means responsive to internal and external conditions |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8512684U JPS611077U (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | モ−タ−アクチユエ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS611077U JPS611077U (ja) | 1986-01-07 |
JPH0228378Y2 true JPH0228378Y2 (ja) | 1990-07-30 |
Family
ID=30635232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8512684U Granted JPS611077U (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | モ−タ−アクチユエ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS611077U (ja) |
-
1984
- 1984-06-07 JP JP8512684U patent/JPS611077U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS611077U (ja) | 1986-01-07 |
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