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JPH0228216A - 改質ポリアミド(イミド)の製造方法 - Google Patents

改質ポリアミド(イミド)の製造方法

Info

Publication number
JPH0228216A
JPH0228216A JP17744588A JP17744588A JPH0228216A JP H0228216 A JPH0228216 A JP H0228216A JP 17744588 A JP17744588 A JP 17744588A JP 17744588 A JP17744588 A JP 17744588A JP H0228216 A JPH0228216 A JP H0228216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide
oxazoline
compound
acid
imide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17744588A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiatsu Furumiya
行淳 古宮
Koji Hirai
広治 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP17744588A priority Critical patent/JPH0228216A/ja
Publication of JPH0228216A publication Critical patent/JPH0228216A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Polyamides (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は有機ジイソシアナートとジカルボン酸および/
または酸無水物とを反応させて得られるポリアミドまた
はポリアミドイミドから優れた耐熱性、耐油耐薬品性と
共に耐加水分解性、耐熱老化性に優れた性能を有する改
質ポリアミドまたは改質ポリアミドイミドを製造する方
法に関する。
[従来の技術] 何機ジイソシアナートとジカルボン酸との反応によって
得られるポリアミド及びその製法については既に公知で
ある(米国特許第4.087.481号、同第4,12
9,715号、同第4,156,065号等)。また、
有機ジイソシアナートとジカルボン酸及び酸無水物の反
応によって得られるポリアミドイミド及びその画法につ
いては、特願昭62−123394に既に開示している
[発明が解決しようとする課題] しかしながら以上のポリアミドまたはポリアミドイミド
は、高度の耐加水分解性及び耐熱老化性の要求される用
途において該性能は不十分なものであった。ポリアミド
またはポリアミドイミドの中では特に分子鎮中にエステ
ル結合を有するポリアミドまたはポリアミドイミドは該
結合を有しないポリアミドまたはポリアミドイミドに比
し耐加水分解性および耐熱老化性は極めて低いものであ
った。
耐加水分解性を向上させるために、ポリアミドまたはポ
リアミドイミドの分子鎖中にエーテル結合を導入する手
段も試みられているが、かかるホキ1 リアミドまたはポリアミドイミドは1光・、機械的物性
、耐熱老化性等において問題があった。
本発明の目的は、ポリアミドまノ≧はポリアミドイミド
の優れた性質を大きく損うことなく、耐加水分解性、耐
熱老化性等が著しく改善された改質ポリアミドまたは改
質ポリアミドイミドを提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、ポリアミドまたはポリアミドイミドの耐
加水分解性および耐熱老化性の改善について鋭意検討し
た結果、ポリアミドまたはポリアミドイミドの重合反応
の後期以降または成形加工時に分子内に1個以上のオキ
サゾリン環を有する化合物を添加、反応させることによ
り、上記の目的が達成されることを見出し本発明を完成
するに至った。
即ち本発明は有機ジイソシアナート成分と、有機ジカル
ボン酸成分、ポリアミドイミドを得る場合には、さらに
酸無水物成分とを反応させて得られるポリアミドまたは
ポリアミドイミドに対し、分子内に少なくとも1個以上
のオキサゾリン環を有する化合物を添加、反応させるこ
とを特徴とする改質ポリアミドまたは改質ポリアミドイ
ミドの製造方法である。
本発明において改質に付されるポリアミドは有機・ジイ
ソシアナート成分とジカルボン酸成分、またポリアミド
イミドはa機ジイソシアナート成分とジカルボン酸成分
及び酸無水物成分との重縮合反応によって得られるもの
である。
この際、使用される有機ジイソシアナート成分は、特に
制限されることはなく、代表的なものとしては、4.4
−ジフェニルメタンジイソシアナート、2.4−トリレ
ンジイソシアナート、2.6− )リレンノイソシアナ
ート、フェニレンジイソシアナート、1.5−ナフチレ
ンジイソシアナート、3.3゛−ジクロロー4.4°−
ジフェニルメタンジイソシアナート、キシリレンジイソ
シアナート、テトラメチルキシリレンジイソシアナート
等の炭素数8〜20の芳香族ジイソシアナートやヘキサ
メチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナー
ト、4.4°−ジシクロヘキシルメタンジイソシアナー
ト等の炭素数8〜20の脂肪族または指環族ジイソシア
ナートが挙げられる。機械的物性、耐熱性を考慮すると
、芳香族ジイソシアナートが好ましく、特に好ましくは
、4.4′−ジフェニルメタンジイソシアナート、2.
4− トリレンジイソシアナート、2.6− トリレン
ジイソシアナートが使用される。
また、有機ジカルボン酸成分は特に制限されることはな
く、芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸および両
末端カルボン酸ポリエステルからなる群より選ばれた1
種以上を使用することができる。
代表的な有機ジカルボン酸としては、グルタル酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、ピメリン酸、セバシン酸、デカ
ンニ酸、ドデカンニ酸、ダイマー酸等の炭素数4〜54
の脂肪族ジカルボン酸およびイソフタル酸、テレフタル
酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の炭素数8〜
20の芳香族ジカルボン酸が挙げられる。これら低分子
量のジカルボン酸は成形加工性の点から、芳香族ジカル
ボン酸よりも脂肪族ジカルボン酸の方が好ましく使用さ
れる。
両末端カルボン酸ポリエステルとしては、例えば、ポリ
ヘキサンアジペートジカルボン酸、ポリヘキサンアゼレ
ートジカルボン酸、ポリ3−メチル−1,5−ベンタン
ジオールアジペートジカルボン酸、ポリ3−メチル−1
,5−ベンタンジオールアゼレートジカルボン酸、ポリ
2−メチル−18−オクタンノオールアジペートジカル
ボン酸、ポリ2メチル−1,8−オクタンノオールアゼ
レートジカルボン酸、ポリ1,9−ノナンジオールアジ
ペートジカルボン酸、ポリ1.9−ノナンジオールアゼ
レートジカルボン酸、ポリ2−メチル−1,8−オクタ
ンジオール/1,9−ノナンジオールアジペートジカル
ボン酸、ポリ2−メチル−1,8−オクタンジオール/
1.9−ノナンジ才−ルアゼレートノカルボン酸等の脂
肪族ポリエステルジカルボン酸、ポリエチレンテレフタ
レートジカルボン酸、ポリブチレンチレフタレ−トノカ
ルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、また、β−プロビオ
ラ、クトン、ピバラロラクトン、γ−バレロラクトン、
ε−カプロラクトン、メチル−ε−カプロラクトン、δ
−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン、
δ−カプロラクトン等の1種又は2種以上のラクトンの
開環重合物から誘導されるボリエステルノカルボン酸等
が挙げられる。
本発明において、特に耐加水分解性の優れたものを得る
には、上記両末端カルボン酸ポリエステルのジオール成
分として、3−メチル−1,5−ペンタンノオール、2
−メチル−1,8−オクタンジオール、1.9−ノナン
ジオール等のジオールを単独又は混合して使用すると好
ましく、特に2−メチル1.8−オクタンジオールを選
択すると低温特性も著しく向上するので望ましい。これ
らのジオールは全ジオール成分中lOモル%以上、好ま
しくは30モル%以上、更に好ましくは50モル%以上
の割合で使用されるとよい。又、両末端カルボン酸ポリ
エステルとして、β−メチル−δ−バレロラクトンを3
0モル%以上含むラクトンモノマーを開環重合して得ら
れるポリエステルを使用することによっても耐加水分解
性が特に良好となるので好ましい。
上述の両末端カルボン酸ポリエステルは従来公知のポリ
エステルの製造方法により得ることができる。例えば、
ジカルボン酸成分の過剰量をジオール成分と重縮合させ
ることによって得られ、またエチレングリコール等の活
性水素を有する化合物を開始剤として、ラクトンを開環
重合させて得られる両末端に水酸基を有するポリエステ
ルジオールをジカルボン酸又はその無水物と反応させて
両末端カルボン酸ポリエステルを得ることらできる。
本発明においてポリアミドを製造する際に使用されるジ
カルボン酸成分としては、得られるポリアミドの成形加
工性、柔軟性を考慮すると、脂肪族ジカルボン酸と両末
端カルボン酸ポリエステルを併用することが好ましく、
更には、ジカルボン酸成分100モル%中、両末端カル
ボン酸ポリエステルがジカルボン酸として10モル%以
上含まれていると好ましい。
両末端カルボン酸ポリエステルの分子量は、300〜8
.000の範囲内が好ましく、更に好ましくは500〜
5,000である。分子量が300末端では成形加工性
が低下し、8,000を越えると力学的性質、透明性が
低下するので好ましくない。
本発明のポリアミドイミドを得る際に用いられる有機カ
ルボン酸無水物成分は従来公知のポリアミドイミドまた
はポリイミドの製造に用いられるしの何でも良い。例え
ば無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、ジフェニルスルホン
−3,3°、 4.4’−テトラカルボン酸二無水物、
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物が挙げられるが、
無水トリメリット酸が特に好適に用いられる。
一般に有機ノイソシアナートと有機ジカルボン酸または
酸二無水物の反応は以下の式によって表わされる。
nα:N −R−NGO 有機ジカルボン酸残基、 R”は酸二無水物の残基を 表わす。
該反応においてイソノアナー トとカルボン酸及 び酸無水物の当量比 下であることが好ま し く 更に好まし く は0.98以 上1.02以下である。
当量比が0.97未満であると重合度が上がらず、良好
な機械的物性が全く得られない。一方、該当量比が1.
03を越えるとゲル化が生じ重合そのものが困難となる
本発明において重合反応は、不活性有機溶媒の存在下、
又は不存在下に行うことができ、また触媒の存在下にお
いて行うことができる。ここで好ましい触媒としては1
−メチル−2−ホスホシン−l−オキノド、1−フェニ
ル−2−ホスホレンーl−オキンド、l−フェニル−2
−ホスホシン−3−メチル−1−オキシド等があげられ
るがこれらに限られるものではない。また不活性有機溶
媒とは、反応条件下で反応体または触媒のいずれとも反
応しない有機溶剤を言う。この様な不活性有機溶媒の例
としては、トルエン、キンレン、テトラリン、ヘキサン
、テトラヒドロフラン、ノメチルスルホキンド、N、N
−ジメチルホルムアミド、N、Nツメチルアセトアミド
、N−メチル−2−ピロリドン、テトラメチレンスルホ
ン、テトラメチル尿素、ヘキサメチルホスホルアミド、
ジオキサン等が挙げられる。
本発明においてはポリアミドまたはポリアミドイミドに
対して分子内に少なくとも1個以上のオキサゾリン環を
有する化合物(以下単にオキサゾリン化合物と称するこ
ともある)を添加、反応せしめることが重要である。
該オキサゾリン環を有する化合物は分子内に少なくとも
1個以上のオキサゾリン環を有する化合物であれば、特
に制限されることはない。代表的なオキサシリ−化合物
としては、フェニル−2オキサゾリン、2−フェニルカ
ルバモイル−2−オキサゾリン、2.2°−ビス−2−
オキサゾリン、1,3−フェニレン−ビス−2−オキサ
ゾリン等が挙げられ、これらは単独で用いることら混合
して用いることもできる。好ましいオキサゾリン化合物
は1.3−フェニレンビス−2−オキサゾリンであるが
、これに限られるものではない。
オキサゾリン化合物の添加量はポリアミド及びポリアミ
ドイミドの合計虫に対して0.2〜lO重量%程度か好
ましい。0.2重量%未満であると、本発明の要求する
性能の向上が見られない。三官能以上のオキサゾリン化
合物を用いると分子量の上昇が認められ機械的物性に対
して好ましくなる。
オキサゾリン化合物の添加量は、IO重量%程度で充分
その効果を発揮するが、それ以上であると逆に諸物性が
低下することがある。
ポリアミドまたはポリアミドイミドとオキサゾリン化合
物の反応は、ポリアミドまたはポリアミドイミドとオキ
サゾリン化合物がよく混ざり合いさえすれば、溶融した
樹脂中にオキサゾリン化合物を添加する事により行って
も良いし、溶媒に溶解させた樹脂溶液中にオキサゾリン
化合物を添加することによっても良い。
反応温度は溶液状態で行うか溶融状態で行うが、また、
ポリアミド及びポリアミドイミドの組成等により種々の
範囲を取り得る。例えば、溶液状態においては100℃
以上が好ましく、溶融状態においては使用するポリアミ
ド及びポリアミドイミドの融点以上の温度であれば良い
。また該反応は触媒の存在下又は不存在下のどちらで行
っても良い。
反応を溶液状態で行なう場合は、前述の重合反応に用い
られた不活性有機溶媒をそのまま用いることができる。
オキサゾリン化合物の添加時期については、重合反応の
後期以降であればいつもでもよい。例えば、重合反応の
終了したポリアミドまたはポリアミドイミドをペレット
化し、成形加工する時点でオキサゾリン化合物を添加し
ながら溶融成形することも可能である。ここで重合反応
の後期以降とは有機ジイソシアナート成分とジカルボン
酸成分及び酸無水物が約90%、好ましくは95%消失
した時点以降である。重合があまり進行していない時期
にオキサゾリン化合物を添加しても耐加水分解性が発現
しないので良好な結果を得ることができない。
本発明によって得られる改質ポリアミドまたは改質ポリ
アミドイミドは、耐加水分解性、機械的物性、耐熱老化
性に優れる等の特徴を有するため、従来使用されなかっ
た種々の用途、例えば、シート、フィルム、チューブ、
ホース、ロールギア、バッキング材、防振材、ベルトラ
ミネート製品、自動車部品、スポーツ用品、工業機械部
品等に使用することができる。
[実施例コ 以下実施例により、本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中、引張り強度は熱プレスを行なうかまた
はDMF溶液でキャストして得た厚さ100μ−のフィ
ルムをダンベルで打抜いて測定した。
耐加水分解性はジャングルテストにより評価した。
ジャングルテストは、70℃、95%の相対湿度下に1
00uo+の厚さのフィルムを28日間放置し、ジャン
グルテスト前後のフィルムの引張り強度保持率でり強度
を測定し、保持率で評価した。
実施例において使用した原料である両末端カルボン酸ポ
リエステルを以下の合成例に従い合成し、その組成及び
分子量をまとめて表Iに示した。
合成例1 反応器に3−メチル−1,5−ベンタンジオール1.7
70g (15モル)アジピン酸2,781g (19
,[15モル)を仕込み撹拌下150℃でエステル化反
応を開始した。約3時間を要して200℃まで徐々に昇
温し、エステル化反応を終了した。この段階で水が留出
した。ついで系内を徐々に減圧しながら、反応を追い込
み、末端水酸基がほぼなくなったところで、反応を終了
し、両末端カルボン酸ポリエステル(A)を得た。酸価
よりしとめた平均分子量は、980であった。
合成例2.3.4及び5 合成例1と同様にして表I記載の両末端カルボン酸ポリ
エステル(B、C,D、E)を得た。
合成例6 撹拌装置、滴下ロート及びガス出入口を備えた内容5Q
OmQの三ツロフラスコを乾燥した窒素ガスで充分置換
したのち、該フラスコにエチレングリコール12.4g
 (0,2モル)及びブチルリチウム0.13gを仕込
み、激しく撹拌しなからB−メチル−δバレロラクトン
150gを滴下ロートより一度に添加した。1時間換水
200gを加えて反応を停止させた。トルエン200g
加え、水を分別浸水で3回洗浄し、トルエンと微量の水
をエバポレーターで留去し、粘性の液体を得た。この液
体を別の内容500+IQのフラスコに、トルエン20
0g及びコハク酸無水物42g (0,42モル)と共
に入れ、撹拌しながら100℃に加熱し、4時間後反応
を終了した。エバポレーターでトルエンを留去し、さら
に分子蒸留によって精製し、両末端カルボン酸ポリエス
テルFを得た。酸価は106.7KoHmg/g、水酸
基価は0.2KoHmg/gであり、これらより求めた
平均分子量は1.Q10であった。
合成例7 合成例6と同様にして、表Iに記載の両末端カルボン酸
ポリエステル(G)を得た。
実施例1 ビーカーに、合成例1で調整した両末端カルボン酸ポリ
エステルA (198g、 0.2モル)、アゼライン
酸(56,4g10.3モル)を入れ、120℃に加熱
して溶融させ、30分間減圧下で脱水した。次いで、溶
融した4、4゛−ジフェニルメタンジイソノアナート(
125g、 0.5モル)を−度に加え、約20分間激
しく撹拌した。この時点で、該イソシアナートの70%
が消失していた。
この予備重合体を260℃に保ったプラストグラフ(ブ
ラベンダー社製)に入れて重合を追い込み、プラストグ
ラフに仕込んでから約IO分後96%以上のイソシアナ
ート及びカルボン酸が消失した時点で、1.3−フェニ
レン−ビス−2−オキサゾリンを全樹脂100重量部に
対して2重量部(2PHR)KS加しさらに5分混練し
た後、取出して改質ポリアミドHを得、各種評価をおこ
なった。結果を表■に示す。
得られ改質ポリアミドは表■から明らかなように引張強
度、伸度、耐加水分解性および耐熱老化性のすべてに良
好な結果を与えた。
実施例2〜7 表■に示した組成で、実施例1と同様にしてまたは準じ
て改質ポリアミド■〜Nを得、各種評価を行なった。結
果を表Hに示す。実施例2〜7の改質ポリアミドについ
ても実施例1と同様に引張強度、伸度、耐加水分解性お
よび耐熱老化性のすべてに良好な結果が得られた。
実施例8 窒素雰囲気下、lQの反応器に合成例2で得られた両末
端カルボン酸ポリエステル(B ) 80g(0,04
モ)L、 ) 、無水トリメリット酸15.36g (
0,08モル)、テトラメチレンスルホン376g及び
l−メチル−2−ホスホシン−1−オキシドO,O’9
gの混合物を仕込み撹拌しながら200 ’Cに加熱し
た。さらに4.4゛−ジフェニルメタンジイソシアナー
ト30g(0,12モル)を加え、3時間反応させた後
、1.3−フェニレン−ビス−2−才キサシリン2.3
gヲi加して、30分間反応させた。該反応溶液を10
Qのメタノールに投入し、再沈させ、減圧下で乾燥させ
て淡黄色の改質ポリアミド0を得、各種評価をおこなっ
た。
得られた改質ポリアミドイミドは表■がら明らかなよう
に引張強度、伸度、耐加水分解性および耐熱老化性のす
べてに良好な結果を与えた。
実施例9および10 表■に示した組成で実施例8と同様にしてまたは準じて
改質ポリアミドイミド(PおよびQ)を得た。各種性能
評価をおこなった結果を表■に示す。
実施例9およびlOで得られた改質ポリアミドイミドに
ついては、表■に見られるように引張強度、伸度、耐加
水分解性および耐熱老化性すべてに良好な結果が得られ
た。
比較例1 比較例5において、1.3−フェニレン−ビス−2オキ
サゾリンを入れないこと以外は同様にして、ポリアミド
を得、各種評価をおこなった。結果を表■に示した。
オキサゾリン化合物を添加しない場合は耐加水分解性お
よび耐熱老化性共に満足のゆく結果が得られなかった。
[発明の結果] 本発明の改質ポリアミド及び改質ポリアミドイミドは従
来のポリアミド及びポリアミドイミドの性質を全く損な
うことなく、優れた耐加水分解性、耐熱老化性等が賦与
される。
特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)有機ジイソシアナート、有機カルボン酸および有
    機カルボン酸無水物からなる群より選択される成分との
    間で反応させて得られるポリアミドまたはポリアミドイ
    ミドに対し、分子内に1個以上のオキサゾリン環を有す
    る化合物を添加することを特徴とする改質ポリアミドま
    たは改質ポリアミドイミドの製造方法。 (2)有機ジイソシアナート、有機カルボン酸および有
    機カルボン酸無水物からなる群より選択される成分との
    間で重合反応しポリアミドまたはポリアミドイミドを製
    造するに際し、重合反応の後期以降の任意の段階で分子
    内に1個以上のオキサゾリン環を有する化合物を添加す
    ることを特徴とする改質ポリアミドまたは改質ポリアミ
    ドイミドの製造方法。(3)オキサゾリン環を有する化
    合物が分子内に2個のオキサゾリン環を有する化合物で
    ある請求項1または2に記載の製造方法。 (4)オキサゾリン環を有する化合物が、1,3−フェ
    ニレン−ビス−2−オキサゾリンである請求項3に記載
    の製造方法。 (5)オキサゾリン環を有する化合物の添加量が0.2
    〜10重量%の範囲内である請求項1〜4のいずれかに
    記載の製造方法。
JP17744588A 1988-07-15 1988-07-15 改質ポリアミド(イミド)の製造方法 Pending JPH0228216A (ja)

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