JPH0227394Y2 - - Google Patents
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- JPH0227394Y2 JPH0227394Y2 JP19563783U JP19563783U JPH0227394Y2 JP H0227394 Y2 JPH0227394 Y2 JP H0227394Y2 JP 19563783 U JP19563783 U JP 19563783U JP 19563783 U JP19563783 U JP 19563783U JP H0227394 Y2 JPH0227394 Y2 JP H0227394Y2
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- Japan
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- gear
- clutch
- friction
- disk
- torque
- Prior art date
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 7
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 2
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は磁気記録再生装置等の磁気テープ巻取
駆動経路中に利用される動力伝達装置に関するも
のである。
駆動経路中に利用される動力伝達装置に関するも
のである。
従来例の構成とその問題点
第1図に従来のVHS方式のVTRのテープ走行
系を示し、31はカセツトハーフであり、供給リ
ール32、巻取リール33を内蔵している。第1
図の状態は再生モードであり、カセツトハーフ3
1より引出されたテープ34は各走行規正ポスト
に巻き付き、ビデオヘツドを有するシリンダ35
に巻き付けられ、キヤプスタン軸36とピンチロ
ーラ37との間で圧着され、キヤプスタンモータ
38からベルト39、フライホイール40に伝達
される回転トルクで一定の速度で送り出される。
又、キヤプスタン軸36から送り出されたテープ
34aは、リールモータ41を駆動源としモータ
プーリ42、アイドラ43を介して巻取リール台
44を矢印方向に回転させ、巻取リール台44上
に嵌合した巻取リール33を回し、巻き取られ
る。このときの巻取リール台44の回転トルク
は、電気的にリールモータ41を制御することに
より安定且つ適切なるトルクを保つている。次に
逆再生モード(再生とは逆にテープを走行させ、
画面を逆に見るモード)について説明すると、再
生とは逆にキヤプスタンモータ38が回転し、キ
ヤプスタン軸36とピンチローラ37の間に圧着
されたテープ34は点線矢印の方へ送り出され
る。リールモータ41は点線矢印方向に回転し、
アイドラ43は適当なる手段を用いて二点鎖線の
位置に移動し、供給リール台45を点線矢印方向
に回転させる。その結果、供給リール台45上に
嵌合した供給リール32は送り出されたテープ3
4を巻き取ることとなる。この場合の供給リール
台45の巻取トルクは、第1図からもわかるよう
に再生モードよりもキヤプスタン軸36から送り
出された後の走行距離が長く走行負荷が大きいこ
とと、シリンダ35のヘツド(図示せず)との接
触を安定且つ十分に保つために、再生モードの巻
取リール台44トルクよりも通常大きく設定する
必要がある。この設定も電気的に回路を切換えて
制御するようにしている。
系を示し、31はカセツトハーフであり、供給リ
ール32、巻取リール33を内蔵している。第1
図の状態は再生モードであり、カセツトハーフ3
1より引出されたテープ34は各走行規正ポスト
に巻き付き、ビデオヘツドを有するシリンダ35
に巻き付けられ、キヤプスタン軸36とピンチロ
ーラ37との間で圧着され、キヤプスタンモータ
38からベルト39、フライホイール40に伝達
される回転トルクで一定の速度で送り出される。
又、キヤプスタン軸36から送り出されたテープ
34aは、リールモータ41を駆動源としモータ
プーリ42、アイドラ43を介して巻取リール台
44を矢印方向に回転させ、巻取リール台44上
に嵌合した巻取リール33を回し、巻き取られ
る。このときの巻取リール台44の回転トルク
は、電気的にリールモータ41を制御することに
より安定且つ適切なるトルクを保つている。次に
逆再生モード(再生とは逆にテープを走行させ、
画面を逆に見るモード)について説明すると、再
生とは逆にキヤプスタンモータ38が回転し、キ
ヤプスタン軸36とピンチローラ37の間に圧着
されたテープ34は点線矢印の方へ送り出され
る。リールモータ41は点線矢印方向に回転し、
アイドラ43は適当なる手段を用いて二点鎖線の
位置に移動し、供給リール台45を点線矢印方向
に回転させる。その結果、供給リール台45上に
嵌合した供給リール32は送り出されたテープ3
4を巻き取ることとなる。この場合の供給リール
台45の巻取トルクは、第1図からもわかるよう
に再生モードよりもキヤプスタン軸36から送り
出された後の走行距離が長く走行負荷が大きいこ
とと、シリンダ35のヘツド(図示せず)との接
触を安定且つ十分に保つために、再生モードの巻
取リール台44トルクよりも通常大きく設定する
必要がある。この設定も電気的に回路を切換えて
制御するようにしている。
以上の説明は最近のVTRの多機能化の一例で
あり、通常の録画再生機能だけでなく、早送り、
巻戻し再生、スロー再生、逆再生、静止再生等が
既に行なわれている。しかし、前記説明のように
各モードにおける適切なるテープの巻取りを行な
う条件があるため、第1図に示すような専用リー
ルモータを用いる駆動系が必要となり、又それを
電気回路を用いて切換制御する必要も生まれる。
あり、通常の録画再生機能だけでなく、早送り、
巻戻し再生、スロー再生、逆再生、静止再生等が
既に行なわれている。しかし、前記説明のように
各モードにおける適切なるテープの巻取りを行な
う条件があるため、第1図に示すような専用リー
ルモータを用いる駆動系が必要となり、又それを
電気回路を用いて切換制御する必要も生まれる。
以上のように、この方式はリール駆動に高価な
モータを必要とし、且つ回路が複雑になる等、コ
スト、信頼性の面で問題が多く、低価格の商品に
は適用できない等の制約がある。
モータを必要とし、且つ回路が複雑になる等、コ
スト、信頼性の面で問題が多く、低価格の商品に
は適用できない等の制約がある。
考案の目的
本考案は上記従来の問題を解決するもので、専
用のモータや複雑な制御回路を必要とせず、簡単
な機構をもつて巻取リール台のトルクを切換可能
とする動力伝達装置を提供することを目的とす
る。
用のモータや複雑な制御回路を必要とせず、簡単
な機構をもつて巻取リール台のトルクを切換可能
とする動力伝達装置を提供することを目的とす
る。
考案の構成
上記目的を達成するため、本考案の動力伝達装
置は、円板状のデイスク部とその上下に円筒部を
有するプーリを支軸に回転自在に取付け、前記デ
イスク部の上側にフリクシヨン部材を介して前記
デイスク部上側の円筒部に回転自在で且つ外周に
歯車部を有する第1クラツチデイスクを設け、そ
の上部に圧縮ばねを設けると共に上方向のばね圧
を受けるスラスト受け板を回転自在に設け、前記
デイスク部上側の円筒部にスラスト受け部材を兼
用した出力プーリを固定し、前記圧縮ばね力で第
1クラツチデイスクをフリクシヨン部材に圧着す
ることにより前記デイスク部上側に第1フリクシ
ヨンクラツチを形成し、一方前記デイスク部下側
にもフリクシヨン部材を介して前記デイスク部下
側の円筒部に回転自在で且つ外周に歯車部を有す
る第2クラツチデイスクを設け、その下部に圧縮
ばねを設けると共に下方向のばね圧を受けるスラ
スト受け板を回転自在に設け、前記デイスク部下
側の円筒部にスラスト受け部材を固定し、圧縮ば
ね力で第2クラツチデイスクをフリクシヨン部材
に圧着することにより前記デイスク部下側に第2
フリクシヨンクラツチを形成し、前記第1、第2
のクラツチデイスクの外周歯車部に対して同時に
噛み合い可能な歯車部を形成した切換歯車を前記
第1、第2のクラツチデイスクの外周歯車部に転
接、離間自在に配設し、前記第1又は第2のクラ
ツチデイスクの外周歯車部に常時噛み合つて動力
伝達をする駆動歯車を配置し、前記切換歯車が前
記第1、第2のクラツチデイスクの外周歯車部か
ら離間時には前記第1又は第2フリクシヨンクラ
ツチにより設定されたフリクシヨントルクを前記
出力プーリに伝達し、又前記切換歯車が前記第
1、第2のクラツチデイスクの外周歯車部に転接
時には前記第1、第2フリクシヨンクラツチによ
り設定された各トルクの合成トルクが出力される
ように構成したものである。
置は、円板状のデイスク部とその上下に円筒部を
有するプーリを支軸に回転自在に取付け、前記デ
イスク部の上側にフリクシヨン部材を介して前記
デイスク部上側の円筒部に回転自在で且つ外周に
歯車部を有する第1クラツチデイスクを設け、そ
の上部に圧縮ばねを設けると共に上方向のばね圧
を受けるスラスト受け板を回転自在に設け、前記
デイスク部上側の円筒部にスラスト受け部材を兼
用した出力プーリを固定し、前記圧縮ばね力で第
1クラツチデイスクをフリクシヨン部材に圧着す
ることにより前記デイスク部上側に第1フリクシ
ヨンクラツチを形成し、一方前記デイスク部下側
にもフリクシヨン部材を介して前記デイスク部下
側の円筒部に回転自在で且つ外周に歯車部を有す
る第2クラツチデイスクを設け、その下部に圧縮
ばねを設けると共に下方向のばね圧を受けるスラ
スト受け板を回転自在に設け、前記デイスク部下
側の円筒部にスラスト受け部材を固定し、圧縮ば
ね力で第2クラツチデイスクをフリクシヨン部材
に圧着することにより前記デイスク部下側に第2
フリクシヨンクラツチを形成し、前記第1、第2
のクラツチデイスクの外周歯車部に対して同時に
噛み合い可能な歯車部を形成した切換歯車を前記
第1、第2のクラツチデイスクの外周歯車部に転
接、離間自在に配設し、前記第1又は第2のクラ
ツチデイスクの外周歯車部に常時噛み合つて動力
伝達をする駆動歯車を配置し、前記切換歯車が前
記第1、第2のクラツチデイスクの外周歯車部か
ら離間時には前記第1又は第2フリクシヨンクラ
ツチにより設定されたフリクシヨントルクを前記
出力プーリに伝達し、又前記切換歯車が前記第
1、第2のクラツチデイスクの外周歯車部に転接
時には前記第1、第2フリクシヨンクラツチによ
り設定された各トルクの合成トルクが出力される
ように構成したものである。
実施例の説明
以下、本考案の一実施例について、図面(第2
図〜第4図)に基づいて説明する。
図〜第4図)に基づいて説明する。
1はシヤーシ基板で、このシヤーシ基板1には
支軸2が植設されている。4は支軸2に回転自在
に嵌合しているプーリで、ワツシヤ14とEリン
グ15によりスラスト方向に適切なるクリアラン
スをもつて保持されている。プーリ4には円板状
のデイスク部4aを備え、その上下にはフリクシ
ヨン部材としてメインフエルト9とサブフエルト
10が貼り付けられている。8及び11はデイス
ク部4aの上側及び下側にメインフエルト9及び
サブフエルト10を挾むように設けられるメイン
デイスクギヤ及びサブデイスクギヤで、これらは
前記プーリ4のデイスク部4a上下の円筒部に回
転自在に外嵌され、その外周部には歯車が形成さ
れている。メインデイスクギヤ8の上には圧縮ば
ね7、スラスト受け板6が設けられ、スラスト力
の受けを兼ねた出力プーリ5が前記プーリ4に圧
入固定されている。又、サブデイスクギヤ11の
下にも同様の構成で圧縮ばね12、スラスト受け
板26が設けられ、スラストストツパー13が前
記プーリ4に圧入固定されている。
支軸2が植設されている。4は支軸2に回転自在
に嵌合しているプーリで、ワツシヤ14とEリン
グ15によりスラスト方向に適切なるクリアラン
スをもつて保持されている。プーリ4には円板状
のデイスク部4aを備え、その上下にはフリクシ
ヨン部材としてメインフエルト9とサブフエルト
10が貼り付けられている。8及び11はデイス
ク部4aの上側及び下側にメインフエルト9及び
サブフエルト10を挾むように設けられるメイン
デイスクギヤ及びサブデイスクギヤで、これらは
前記プーリ4のデイスク部4a上下の円筒部に回
転自在に外嵌され、その外周部には歯車が形成さ
れている。メインデイスクギヤ8の上には圧縮ば
ね7、スラスト受け板6が設けられ、スラスト力
の受けを兼ねた出力プーリ5が前記プーリ4に圧
入固定されている。又、サブデイスクギヤ11の
下にも同様の構成で圧縮ばね12、スラスト受け
板26が設けられ、スラストストツパー13が前
記プーリ4に圧入固定されている。
上記構成により、メインデイスクギヤ8、サブ
デイスクギヤ11は夫々上下の圧縮ばね7,12
によりプーリ4のデイスク部4aの上下に貼られ
たメインフエルト9、サブフエルト10に圧着さ
れ、各フエルトと各デイスクギヤ間の摩擦係数
μM,μS、各フエルトの有効半径RM,RS、上下圧
縮ばね圧PM,PSにより決まる摩擦フリクシヨン
トルク(TM=μM×RM×PM,TS=μM×RS×PS)
を伝達する摩擦フリクシヨンクラツチを上下に形
成する。22は中間プーリで、メインデイスクギ
ヤ8の外周歯車部に噛み合う歯車部22aと、適
切なる駆動源(例えば第1図のキヤプスタンモー
タ)からベルト23を介して動力伝達されるV溝
部22bを有している。支軸3は中間プーリ22
の歯車部22aとメインデイスクギヤ8の歯車部
が常時スムーズに噛み合うような適当なピツチ間
距離を持つてシヤーシ基板1に植設されており、
中間プーリ22は支軸3に回転自在に外嵌され、
ワツシヤ24とEリング25によりスラスト方向
に適切なるクリアランスをもつて保持されてい
る。切換歯車19は切換レバー21上に植設され
た支軸20に回転自在で且つ適当なる上下方向の
スラストをもつて保持されており、前記メインデ
イスクギヤ8及びサブデイスクギヤ11の夫々の
外周歯車部に同時に噛み合い可能な歯車部9aを
有している。又前記切換レバー21は前記切換歯
車19が前記メインデイスクギヤ8及びサブデイ
スクギヤ11の歯車部と転接、離間自在となるよ
う構成されている。16はアイドラであり、ゴム
リング16aが外嵌され、アイドラアーム18に
植設された支軸17に回転自在且つ適当なスラス
トをもつて保持されている。このアイドラ16は
第1図におけるアイドラ43と同様のものであ
る。前記アイドラアーム18はアイドラ16が出
力プーリ5と供給リール台27又は巻取リール台
28に適当なる手段をもつて圧着、離脱できるよ
うに構成されている。
デイスクギヤ11は夫々上下の圧縮ばね7,12
によりプーリ4のデイスク部4aの上下に貼られ
たメインフエルト9、サブフエルト10に圧着さ
れ、各フエルトと各デイスクギヤ間の摩擦係数
μM,μS、各フエルトの有効半径RM,RS、上下圧
縮ばね圧PM,PSにより決まる摩擦フリクシヨン
トルク(TM=μM×RM×PM,TS=μM×RS×PS)
を伝達する摩擦フリクシヨンクラツチを上下に形
成する。22は中間プーリで、メインデイスクギ
ヤ8の外周歯車部に噛み合う歯車部22aと、適
切なる駆動源(例えば第1図のキヤプスタンモー
タ)からベルト23を介して動力伝達されるV溝
部22bを有している。支軸3は中間プーリ22
の歯車部22aとメインデイスクギヤ8の歯車部
が常時スムーズに噛み合うような適当なピツチ間
距離を持つてシヤーシ基板1に植設されており、
中間プーリ22は支軸3に回転自在に外嵌され、
ワツシヤ24とEリング25によりスラスト方向
に適切なるクリアランスをもつて保持されてい
る。切換歯車19は切換レバー21上に植設され
た支軸20に回転自在で且つ適当なる上下方向の
スラストをもつて保持されており、前記メインデ
イスクギヤ8及びサブデイスクギヤ11の夫々の
外周歯車部に同時に噛み合い可能な歯車部9aを
有している。又前記切換レバー21は前記切換歯
車19が前記メインデイスクギヤ8及びサブデイ
スクギヤ11の歯車部と転接、離間自在となるよ
う構成されている。16はアイドラであり、ゴム
リング16aが外嵌され、アイドラアーム18に
植設された支軸17に回転自在且つ適当なスラス
トをもつて保持されている。このアイドラ16は
第1図におけるアイドラ43と同様のものであ
る。前記アイドラアーム18はアイドラ16が出
力プーリ5と供給リール台27又は巻取リール台
28に適当なる手段をもつて圧着、離脱できるよ
うに構成されている。
次に動作を説明すると、第2図の状態では駆動
源(第1図におけるキヤプスタンモータ等)より
ベルト23を介して伝達される駆動力は中間プー
リ22の歯車部22aと噛み合うメインデイスク
ギヤ8を回転させる。メインデイスクギヤ8とプ
ーリ4のデイスク部4aとの間にはメインフエル
ト9が介在されて摩擦フリクシヨンクラツチを構
成しているので、プーリ4に固定された出力プー
リ5にはTM=μM×RM×PMのメインクラツチトル
クが出力され、アイドラ16を介して巻取リール
台28を一定のトルクで駆動する。これが再生モ
ードであり、巻取リール台28のトルクは摩擦係
数μM、メインフエルト9の有効半径RM、圧縮ば
ね7の圧着力PMを任意に設定することで自由に
決定できる。
源(第1図におけるキヤプスタンモータ等)より
ベルト23を介して伝達される駆動力は中間プー
リ22の歯車部22aと噛み合うメインデイスク
ギヤ8を回転させる。メインデイスクギヤ8とプ
ーリ4のデイスク部4aとの間にはメインフエル
ト9が介在されて摩擦フリクシヨンクラツチを構
成しているので、プーリ4に固定された出力プー
リ5にはTM=μM×RM×PMのメインクラツチトル
クが出力され、アイドラ16を介して巻取リール
台28を一定のトルクで駆動する。これが再生モ
ードであり、巻取リール台28のトルクは摩擦係
数μM、メインフエルト9の有効半径RM、圧縮ば
ね7の圧着力PMを任意に設定することで自由に
決定できる。
他のモードに切換えて巻取トルクを上げる場合
は、第3図に示すように、切換レバー21を矢印
方向に回動させ、切換歯車19の歯車部19aを
メインデイスクギヤ8及びサブデイスクギヤ11
の歯車部に噛み合う位置にもつてくる。この状態
で、メインデイスクギヤ8に伝達された駆動力
は、切換歯車19を介してサブデイスクギヤ11
にも伝達され、出力プーリ5には前記メインクラ
ツチトルクTMにサブクラツチトルク(TS=μS×
RS×PS)を合せたトルクが出力され、アイドラ
16を介して巻取リール台28又は供給リール台
27を一定トルクで駆動する。このトルクも前記
した通り、摩擦係数μSサブフエルト10の有効半
径RS、圧縮ばね12の圧着力PSを任意に設定す
ることで自由に決定できる。
は、第3図に示すように、切換レバー21を矢印
方向に回動させ、切換歯車19の歯車部19aを
メインデイスクギヤ8及びサブデイスクギヤ11
の歯車部に噛み合う位置にもつてくる。この状態
で、メインデイスクギヤ8に伝達された駆動力
は、切換歯車19を介してサブデイスクギヤ11
にも伝達され、出力プーリ5には前記メインクラ
ツチトルクTMにサブクラツチトルク(TS=μS×
RS×PS)を合せたトルクが出力され、アイドラ
16を介して巻取リール台28又は供給リール台
27を一定トルクで駆動する。このトルクも前記
した通り、摩擦係数μSサブフエルト10の有効半
径RS、圧縮ばね12の圧着力PSを任意に設定す
ることで自由に決定できる。
以上の説明の通り、本実施例においては切換歯
車19の転接、離間により出力トルクを2段階に
切換えることが可能となる。又、デイスクギヤ、
切換歯車を複数個にすることにより、出力トルク
を複数段に切換えることも容易に可能とするもの
である。
車19の転接、離間により出力トルクを2段階に
切換えることが可能となる。又、デイスクギヤ、
切換歯車を複数個にすることにより、出力トルク
を複数段に切換えることも容易に可能とするもの
である。
考案の効果
以上のように本考案によれば、テープ巻取駆動
用の専用のリールモータや複雑なトルク切換制御
回路を用いずとも、多機能モードに適切なる巻取
トルクを伝達する駆動系を提供することができ、
コストダウン、信頼性を大幅に改善できるもので
ある。
用の専用のリールモータや複雑なトルク切換制御
回路を用いずとも、多機能モードに適切なる巻取
トルクを伝達する駆動系を提供することができ、
コストダウン、信頼性を大幅に改善できるもので
ある。
第1図は従来のVHS方式VTRのテープ走行系
の概略平面図、第2図〜第4図は本考案の一実施
例を示し、第2図は縦断面図、第3図は切換歯車
部の動作説明図、第4図は要部概略平面図であ
る。 1……シヤーシ基板、2,3……支軸、4……
プーリ、4a……デイスク部、5……出力プー
リ、6……スラスト受け板、7……圧縮ばね、8
……メインデイスクギヤ、9……メインフエル
ト、10……サブフエルト、11……サブデイス
クギヤ、12……圧縮ばね、13……スラストス
トツパー、16……アイドラ、16a……ゴムリ
ング、17……支軸、18……アイドラアーム、
19……切換歯車、19a……歯車部、20……
支軸、21……切換レバー、22……中間プー
リ、22a……歯車部、22b……V溝部、23
……ベルト、26……スラスト受け板、27……
供給リール台、28……巻取リール台。
の概略平面図、第2図〜第4図は本考案の一実施
例を示し、第2図は縦断面図、第3図は切換歯車
部の動作説明図、第4図は要部概略平面図であ
る。 1……シヤーシ基板、2,3……支軸、4……
プーリ、4a……デイスク部、5……出力プー
リ、6……スラスト受け板、7……圧縮ばね、8
……メインデイスクギヤ、9……メインフエル
ト、10……サブフエルト、11……サブデイス
クギヤ、12……圧縮ばね、13……スラストス
トツパー、16……アイドラ、16a……ゴムリ
ング、17……支軸、18……アイドラアーム、
19……切換歯車、19a……歯車部、20……
支軸、21……切換レバー、22……中間プー
リ、22a……歯車部、22b……V溝部、23
……ベルト、26……スラスト受け板、27……
供給リール台、28……巻取リール台。
Claims (1)
- 円板状のデイスク部とその上下に円筒部を有す
るプーリを支軸に回転自在に取付け、前記デイス
ク部の上側にフリクシヨン部材を介して前記デイ
スク部上側の円筒部に回転自在で且つ外周に歯車
部を有する第1クラツチデイスクを設け、その上
部に圧縮ばねを設けると共に上方向のばね圧を受
けるスラスト受け板を回転自在に設け、前記デイ
スク部上側の円筒部にスラスト受け部材を兼用し
た出力プーリを固定し、前記圧縮ばね力で第1ク
ラツチデイスクをフリクシヨン部材に圧着するこ
とにより前記デイスク部上側に第1フリクシヨン
クラツチを形成し、一方前記デイスク部下側にも
フリクシヨン部材を介して前記デイスク部下側の
円筒部に回転自在で且つ外周に歯車部を有する第
2クラツチデイスクを設け、その下部に圧縮ばね
を設けると共に下方向のばね圧を受けるスラスト
受け板を回転自在に設け、前記デイスク部下側の
円筒部にスラスト受け部材を固定し、圧縮ばね力
で第2クラツチデイスクをフリクシヨン部材に圧
着することにより前記デイスク部下側に第2フリ
クシヨンクラツチを形成し、前記第1、第2のク
ラツチデイスクの外周歯車部に対して同時に噛み
合い可能な歯車部を形成した切換歯車を前記第
1、第2のクラツチデイスクの外周歯車部に転
接、離間自在に配設し、前記第1又は第2のクラ
ツチデイスクの外周歯車部に常時噛み合つて動力
伝達をする駆動歯車を配置し、前記切換歯車が前
記第1、第2のクラツチデイスクの外周歯車部か
ら離間時には前記第1又は第2フリクシヨンクラ
ツチにより設定されたフリクシヨントルクを前記
出力プーリに伝達し、又前記切換歯車が前記第
1、第2のクラツチデイスクの外周歯車部に転接
時には前記第1、第2のフリクシヨンクラツチに
より設定された各トルクの合成トルクが出力され
るように構成した動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19563783U JPS60102741U (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19563783U JPS60102741U (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60102741U JPS60102741U (ja) | 1985-07-13 |
JPH0227394Y2 true JPH0227394Y2 (ja) | 1990-07-24 |
Family
ID=30420067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19563783U Granted JPS60102741U (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60102741U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0778926B2 (ja) * | 1986-02-14 | 1995-08-23 | 三洋電機株式会社 | 回転体のトルク制御装置 |
-
1983
- 1983-12-19 JP JP19563783U patent/JPS60102741U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60102741U (ja) | 1985-07-13 |
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