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JPH0227201A - 位置検出センサ構造 - Google Patents

位置検出センサ構造

Info

Publication number
JPH0227201A
JPH0227201A JP17853888A JP17853888A JPH0227201A JP H0227201 A JPH0227201 A JP H0227201A JP 17853888 A JP17853888 A JP 17853888A JP 17853888 A JP17853888 A JP 17853888A JP H0227201 A JPH0227201 A JP H0227201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic circuit
sensor
members
relative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17853888A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Okada
英之 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP17853888A priority Critical patent/JPH0227201A/ja
Publication of JPH0227201A publication Critical patent/JPH0227201A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、所定範囲内で相対変位を行う二つの部材の
相対位置の変化を非接触で検出する位置検出センサの構
造に関する。
[従来の技術] 従来、相対変位を行う二つの部材の相対位置の変化を検
出するための位置検出装置としては、例えば、実開昭6
1−152121号公報に示されるように、アースされ
た一方の部材の表面に摺動接点を当接させ、上記一方の
部材の他方に対する相対変位に伴う上記摺動接点の電位
の変化を検出することにより、上記一方の部材の他方の
部材に対する相対位置の変化を検出するようにしたもの
が、一般に良く知られている。
しかしながら、上記のように摺動接点などを用いた接触
タイプのものでは、摺動部の摩耗に伴って検出精度が低
下するなど、長期間の使用に対する耐久性が十分でない
という問題がある。
このため、非接触で位置検出を行うことにより上記問題
の解消を図るものとして、例えば、磁界の変化に応じて
出力値が変化する磁気検出素子を一方の部材に取り付け
るとともに、他方の部材には、両部材の相対変位の方向
に沿って磁界が変化する磁気回路を設け、この磁気回路
内で上記磁気検出素子が非接触で相対移動することがで
きるように配置し、上記二つの部材が相対変位を行った
場合には、これに伴って上記磁気検出素子が磁気回路内
を相対移動し、この移動に伴う該磁気検出素子に作用す
る磁界の変化を検出することにより、上記両部材の相対
位置の変化を検出するようにした位置検出センサが知ら
れている。
すなわち、上記位置検出センサでは、例えば第10図に
示すように、鉄系材料で形成された2枚の板材91aを
所定間隔を隔てて平行に配置するとともに、これら板1
91a、91aの両端部に永久磁石91b、91bを極
性が互いに逆向きとなるようにそれぞれ挟設し、これら
2個の永久磁石9thと上記2枚の板材91aとで磁気
回路91を形成し、この磁気回路91内に、磁界の変化
に応じて出力値が変化する磁気検出素子95が、上記2
枚の板材91aに対して非接触で長手方向に相対移動可
能に配置されており、この磁気検出素子95と上記磁気
回路91とで位置検出センサ90が構成されている。
上記磁気回路91内では、両端部の永久磁石9th、9
thの近傍では磁束密度が高く、中央に近づくにつれて
磁束密度が低くなる。そして、中央を境にして磁界の方
向は逆向きとなっている。従って、磁気回路91の長手
方向の全長について、磁界の特性(磁束密度及び磁界の
方向)が変化することになり、この磁気回路9!内を長
手方向に移動する上記磁気検出素子95は、その移動方
向(磁気回路9!の長手方向)について変化する磁界の
特性の変化を検出し、磁気回路91に対する自己95の
相対的な位置の変化を検出することができる。
従って、相対変位を行う二つの部材のいずれか一方に上
記磁気回路91を取り付け、他方に上記磁気検出素子9
5を取り付けることによって、これら両部材の相対的な
位置の変化を非接触で検出することができる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記のような位置検出センサ90では、磁気
回路91内での長手方向に沿った磁束密度の変化率(単
位長さ当たりの磁束密度の変化量)が一定であるので、
磁気回路91の全長についてセンサ90の検出精度は一
定であり、部分的に高精度の位置検出が要求される場合
には対応することができない。また、上記二つの部材の
相対変位量が大きくなり、磁気回路91の必要長さが長
くなった場合には、上記磁束密度の変化率が小さくなる
関係上、センサ90の位置検出精度は低下する。
このため、上記両部材の相対変位量が比較的大きく、そ
の相対変位の全範囲について位置検出を行う必要があり
、且つ、その一部の所定領域については、他の領域に比
べて高精度の位置検出が要求される場合には、対応する
ことができないという難点があった。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、相対
変位を行う二つの部材の相対位置の変化を非接触で検出
するに際して、上記相対変位の全範囲についてその相対
位置の変化を検出することができろとともに、上記全範
囲のうち高い位置検出精度が要求される一部の所定領域
については、他の領域に比べて高い検出精度を与えるこ
とができる位置検出センサ構造を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] このため、この発明は、所定の方向に沿って磁界が変化
する磁気回路と、磁界の変化に応じて出力値が変化する
磁気検出素子とを備えるとともに、該磁気検出素子が上
記磁気回路内を上記所定の方向に非接触で相対移動する
ことができるように構成されており、相対変位を行う二
つの部材のいずれか一方に、上記相対変位の方向と上記
所定の方向とが略一致するように上記磁気回路を取り付
けるとともに、他方に上記磁気検出素子を取り付け、上
記二つの部材の相対変位に伴って上記磁気回路内を所定
の方向に相対移動する上記磁気検出素子が、該磁気検出
素子に作用する磁界の変化を検出することにより、上記
二つの部材の相対的な位置の変化を検出するようにした
位置検出センサ構造において、 上記二つの部材の相対
変位の全範囲について両部材の相対位置の変化を検出す
る第1の位置検出センサと、上記全範囲のうちの一部の
所定領域に配設され、該領域について、上記二つの部材
の相対位置の変化を上記第1の位置検出センサよりも高
い精度で検出する第2の位置検出センサとを設けたもの
である。
[発明の効果コ この発明によれば、上記二つの部材の相対変位の全範囲
について両部材の相対位置の変化を検出する第!の位置
検出センサに加えて、上記全範囲のうちの一部の所定領
域について、上記両部材の相対位置の変化を、上記第1
の位置検出センサよりら高い精度で検出する第2の位置
検出センサを設けたので、上記二つの部材の相対変位の
全範囲について両部材の相対位置の変化を検出すること
ができるとともに、上記全範囲のうちの一部の所定領域
については、池の領域よりも高精度で上記両部材の相対
位置の変化を検出することができる。
また、上記第1及び第2の位置検出センサが併設された
上記所定領域における二つの位置検出センサの検出結果
を相互に比較することにより、いずれか一方の位置検出
センサに故障が生じた場合には、直ちにこの故障の発生
を検知することができる。
[実施例コ 以下、この発明を、自動車の車輪舵角を検出する舵角セ
ンサに適用した場合の実施例について、添付図面を参照
しながら詳細に説明する。
第7図に示すように、本実施例に係る自動車の操舵機構
10は、ステアリングホイールlと、該ステアリングホ
イール1の回転がステアリングシャフト2及びインタメ
ゾイエイトシャフト3を順次弁して入力されるステアリ
ングギヤ装置4と、該ギヤ装置4の出力により左右の車
輪6.6を転舵させるタイロッド5とを備えており、上
記ステアリングホイール1の回転操作により、ラック・
アンド・ピニオン(不図示)等で構成された上記ステア
リングギヤ装置4を介して、タイロッド5を車幅方向(
横方向)に変位させ、該タイロッド5の横方向の変位に
より左右の車輪6,6の向きを変化させることができる
ようになっている。
上記ステアリングホイールIの回転角(ハンドル舵角)
と車輪6.6のきれ角θ(車輪舵角)の伝達比は、上記
ステアリングギヤ装置4のギヤ比等により一定に設定さ
れており、ステアリングホイールlの操舵に応じて車輪
6.6の舵角θを制御することができる。
この車輪舵角θを検出するための舵角センサ11は、上
記ステアリングギヤ装@4と該ギヤ装置4と同軸に設け
られたタイロッド5との連結部を覆うブーツ7の前方に
配置されており、タイロッド5に固定して設けられた外
側ブラケット8と、車体に対して固定されたステアリン
グギヤ装置4に固設された内側ブラケット9とで、上記
ステアリングギヤ装置4及びタイロッド5に対して平行
に取り付けられている。
上記舵角センサ11は、後で詳しく説明するように、中
空円筒状のシリンダ12と該シリンダ12に対して相対
的に往復摺動可能に設けられたピストン13とを備えて
おり、上記シリンダ12側の端部12a(外側端部)が
上記外側ブラケット8に締結固定される一方、ピストン
13側の端部13a(内側端部)は車体側に締結固定さ
れている。
従って、上記シリンダ12とピストン13とは、ステア
リングホイール!の操舵に伴うタイロッド5の横方向の
変位に応じて、相対的に往復摺動運動を行う。
尚、この舵角センサ11の取付位置は、車幅方向に対す
る路面からの振動を吸収するためのステアリングダンパ
が設けられる車両では、このステアリングダンパが取り
付けられる位置であり、上記シリンダ!2及びピストン
13は、このステアリングダンパに用いられるものを転
用することができる。
上記舵角センサ11は、第1図及び第2図に詳しく示す
ように、中空円筒状のシリンダ12と、軸受14を介し
て該シリンダ12内に挿通され、シリンダ12に対して
その長手方向について相対的に往復摺動可能1こ設けら
れたピストン13とを備えており、上記シリンダ12の
内部には、車輪6.6の舵角θの変化を検出するために
、長手方向に沿って磁界が変化する磁気回路21(第2
図参照)が取り付けられている。
該磁気回路21は、第4図に詳しく示すように、鉄系の
材料で形成された2枚の板材21aと、これら板材21
a、21aの両端部近傍にそれぞれ挟設された永久磁石
21b、21bとで構成されており、上記2枚の板材2
1aは所定の間隔を設けて平行に配置され、上記永久磁
石21b、21bはこれら板材21a、2faの両端部
近傍にその極性が互いに逆向きとなるように取り付けら
れている。
上記磁気回路21内では、両端部の永久磁石21b、2
1bの近傍では磁束密度が高く、中央に近づくにつれて
磁束密度が低く、そして、中央を境にして磁界の方向が
逆向きとなっている。従って、磁気回路21の長手方向
の全長Ll(両端部の永久磁石21b、21b間の距離
)について、磁界の特性(磁束密度及び磁界の方向)が
変化することになる。
尚、上記磁気回路2Iの全長し、は、上記自動車の操舵
機構10におけるステアリングギヤ装置4とタイロッド
5との全相対変位量をカバーするに足る長さに設定され
ている。
上記磁気回路21の両端部は、該磁気回路21を保持す
る磁気回路ホルダ22.22の一端に、例えばリベット
結合され、これら磁気回路ホルダ22.22の他端は、
シリンダ12の左右の端部にそれぞれ取り付けられたプ
ラグ+ 5.16(第1図参照)にそれぞれ固着されて
おり、磁気回路21は、これらプラグ15.16及び上
記磁気回路ホルダ22.22を介して、上記シリンダ1
2に対して固定されている。
一方、上記ピストン13の先端部には、第3図及び第6
図に詳しく示すように、上記磁気回路2!の板材21a
、21aと直角方向に配置された2枚の平行なガイド板
23が固着されており、該ガイド板23.23の上下の
端部は、上記プラグ15.16に両端が固定された上下
のガイドレール17.17にそれぞれ凹設されたガイド
溝17a。
・・・、17aに嵌合し、シリンダ12とピストン13
とが相対的に変位すれば、上記ガイド板23.23は、
上記ガイド溝」7a、・・・、17aに案内されてシリ
ンダ12内を自在に移動することができる。
上記ガイド板23.23には、反ピストン側(図におけ
る右側)に延びる延長部23a、23aが一体に形成さ
れており、該延長部23a、23aの上面にはモジュー
ル取付板24が固着されている。該モジュール取付板2
4の左右方向の略中央からは、下方に向かって立ち下が
るとともにシリンダ12の内壁に向かって延びる略し字
状のアーム部24aが延設されており、該アーム部24
aの先端部24bは上記磁気回路21内で2枚の板材2
1aに平行に配置され、該先端部24bには、磁界の変
化に応じて出力値が変化する磁気検出素子25が取り付
けられている。そして、この磁気検出素子25と上記磁
気回路21とで、ステアリングギヤ装置4とタイロッド
5との相対変位の全範囲について両者4,5の相対位置
の変化を検出する第1の位置検出センサ20(以下、第
1センサという。)が構成されている。
一方、上記モジュール取付板24の上面には、上記磁気
検出素子25からの出力電圧を検出して外部に対して検
出信号を出力するための、例えば集積回路を内蔵した検
出モジュール26か締結固定されており、この検出モジ
ュール26からの検出信号は、ピストン13の軸芯部に
穿設された長孔(不図示)を挿通して配線されたハーネ
ス27(第1図参照)を介して外部の制御機器(例えば
、車載のコントロールユニット)に出力されるようにな
っている。
以上の構成において、ステアリングホイール1の操舵に
よってタイロッド5か横方向に変位し、このタイロッド
5の変位に応じて車輪6の舵角θに変化が生じた場合、
上記タイロッド5のステアリングギヤ装置4に対する変
位量に応じて舵角θセンサ11のシリンダ12とピスト
ン13とが相対的に摺動変位し、ガイド板23.23及
びモジュール取付板24を介して上記磁気検出素子25
が、磁気回路21内で長手方向(左右方向)に非接触で
相対的に移動する。そして、上記磁気検出素子25は、
長手方向に沿って変化する磁気回路21の磁界の変化を
検出し、該磁気回路21に対する相対的な位置の変化、
すなわち、ピストン!3のシリンダ12に対する相対変
位を検出することができる。
ところで、本実施例では、自動車の走行安定性を向上さ
せる上で、車輪6の全操舵範囲のうちで特に精度の高い
舵角検出が求められる中立位置付近での検出精度を向上
させるために、上記第1センサ20に加えて、上記中立
位置付近をカバーする第2の位置検出センサ30(以下
、第2センサという。)が設けられている。
以下、この第2センサ30について説明する。
第1図及び第2図に示すように、該第2センサ30は上
記第!センサ20と略同様の構成を備えており、第2セ
ンサ30の磁気回路31(第2磁気回路)は、第1セン
サ20の磁気回路21(第1磁気回路)とシリンダ12
の直径方向の対向する部位に配置され、磁気回路ホルダ
32,32、及び左右のプラグ15 16を介してシリ
ンダ12に対して固定されている。
上記第2磁気回路31は、第5図に詳しく示すように、
所定間隔を隔てて平行に配置された2枚の鉄系の板材3
1aと、これら板材31a、31aの両端部近傍に極性
が逆向きとなるようにそれぞれ挟設された2個の永久磁
石31bとで構成されており、上記板材31a、31a
は、例えば、シリンダ12内での取り付はスペースの関
係上、両永久磁石atb、3tb間に対応する部分がシ
リンダ12の中心に向かってオフセットするように形成
されている。
上記第2磁気回路31は、例えば、第1磁気回路21用
のものと同じ磁界強さの永久磁石31b。
31bが用いられるとともに、その全長り、(永久磁石
31b、31b間の距M)が上記第1磁気回路2Iの全
長rl、Iの1/2に設定されており、このため、その
長手方向について、磁束密度の変化率は第1@気回路2
Iの場合の2倍になっている。
一方、第3図及び第6図に詳しく示すように、ピストン
13の先端部に固着されたガイド板23゜23の延長部
23a、23aの下面には、上記第1センサ用のモジュ
ール取付板24(第1モジユール取付板)に対向して配
置された第2センサ用のモジュール取付板34(第2モ
ジユール取付板)が固着されており、該第2モジユール
取付板34の下面には、第1センサにおける検出モジュ
ール26(第1検出モジユール)と同様の第2センサ用
の検出モジュール36(第2検出モジユール)が締結固
定されている。
また、上記モジュール取付板34の左右方向の略中央か
らは、略し字状のアーム部34aが上方に立ち上がると
ともにシリンダ12の内壁に向かって延設されており、
上記アーム部34aの先端部34bは、第2磁気回路3
1の板材3Ia、31a間に平行に配置されている。第
2センサ用の磁気検出素子35(第2磁気検出素子)は
、上記アーム部34aの先端部34bに取り付けられ、
第1センサ用のもの(第1磁気検出素子25)と同じく
、シリンダ12とピストン13との相対変位に伴って、
上記第2磁気回路31の板材31a、31a間を非接触
で移動するようになっている。
上記第2磁気回路31は、上記したように長手方向に沿
った磁束密度の変化率が第1磁気回路21の2倍である
ので、位置検出精度も2倍になる。
すなわち、第8図のグラフに示すように、第2磁気検出
素子35が全長り、の第2磁気回路31内を移動する際
の単位長さ当たりの出力電圧の変化率(第8図における
直線C9の傾き)は、第1磁気検出素子25が全長り、
(=2L、)の第1磁気回路2I内を移動する際の上記
変化率(第8図における直線Q1の傾き)の2倍になっ
ており、その出力電圧の誤差は1/2となるのである。
従って、上記第2センサ30が設置されている領域につ
いては、第1センサ20のみで位置検出を行う他の領域
に比べて2倍の検出精度を得ることができる。更に、上
記領域では、第1センサ20と第2センサ30の両方で
同時に相対位置の変化を検出することができるので、両
者20.30の検出結果を比較することにより、いずれ
か一方の検出センサ20又は30に故障が生じた場合に
は、直ちにこの故障発生を検知することができるのであ
る。
尚、上記実施例(以下、第1実施例という。)は、自動
車の車輪舵角θを検出する舵角センサ11に適用したも
のであったが、本発明は、上記舵角センサに限らず、相
対変位を行う二つの部材の相対位置の変化を検出する他
の位置検出装置にも適用することができるのは、もちろ
んのことである。
また、上記第1実施例は、相対的に直線的な往復運動を
行う二つの部材4,5間の相対位置の変化を検出するも
のであったが、本発明は、相対的に回動する二つの部材
間の回動方向の相対位置の変化を検出する場合にも適用
することができる。
以下、本発明の第2実施例について説明する。
第9図に示すように、本実施例に係る位置検出センサ5
1では、相対的に回動する二つの部材52.53の全回
動範囲について、その回動方向における両部材52.5
3の相対的な位置の変化を検出する第1センサ60と、
上記全回動範囲のうちの一部の領域をカバーする第2セ
ンサ70とが、上下に平行に配設されている。
上記第1センサ60の磁気回路61(第1磁気回路)は
、鉄系材料で円弧状に形成された2枚の平行な板材61
aと、これら板材61a、61aの端部に極性が逆向き
となるようにそれぞれ挟設された2個の永久磁石61b
とで構成され、上記第2センサ70の磁気回路71(第
2磁気回路)も、上記第!磁気回路61と同様に、2枚
の平行な円弧状の板材71aと2個の永久磁石71bと
で構成されており、上記第2磁気回路71の円弧の長さ
は第1磁気回路61の円弧よりも短く設定されている。
従って、磁束密度の変化率は、第1磁気回路61よりも
第2磁気回路7Iの方が高くなっており、第2センサ7
0は、第1センサ60よりも高精度で位置検出を行うこ
とができる。また、上記第1磁気回路61及び第2磁気
回路71は、取付部材54及び55をそれぞれ介して一
方の回動部材52に固定されている。
上記第1センサ60及び第2センサ70の磁気検出素子
65及び75は、それぞれ検出モジュール66.76を
介して、他方の回動部材53に固定された取付板56に
取り付けられており、上記検出モジュール66.76は
、ハーネス57.58によりそれぞれ外部に対して検出
信号を出力することができるようになっている。そして
、第1センサ60の磁気検出素子65(第1磁気検出素
子)は第1磁気回路61の板材61a、61a間に、第
2センサ70の磁気検出素子75(第2磁気検出素子)
は第2磁気回路71の板材71a、71a間に、それぞ
れ配置されている。
従って、上記二つの部材52,53が相対的に回動した
際には、上記第1@気検出素子65及び第2磁気検出素
子75が、それぞれ第1磁気回路61内、及び第2磁気
回路71内で回動し、上記両部材52.53の回動力向
の相対位置の変化を検出することができる。
また、上記両部材52.53の全回動範囲についてその
相対位置の変化を検出する第1センサ60に加えて、上
記全回動範囲のうちの一部の所定領域について、他の領
域よりも高い精度で位置検出を行うことができる第2セ
ンサ70を設けたので、第1実施例の場合と同様の効果
を奏することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る舵角センサの縦断面
説明図、第2図は第1図のA−A線方向の断面説明図、
第3図は第1図のB−B線方向の断面説明図、第4図は
上記第1実施例に係る第1磁気回路の全体斜視図、第5
図は上記第1実施例に係る第2磁気回路の全体斜視図、
第6図は上記第1実施例に係る検出モジュール及びモジ
ュール取付板の分解斜視図、第7図は上記第1実施例に
係る自動車の操舵機構の概略斜視図、第8図は上記第1
実施例に係る位置検出センサの出力特性を示すグラフ、
第9図は第2実施例に係る位置検出センサの全体斜視図
、第10図は従来の位置検出センサの断面説明図である
。 4・・・ステアリングギヤ装置、5・・・タイロッド、
11・・・舵角センサ、12・・・シリンダ、13・・
・ピストン、20.60・・・第!センサ、21.61
・・・第1磁気回路、25.65・・・第1磁気検出素
子、30゜70・・・第2センサ、31.71・・・第
2磁気回路、35.75・・・第2磁気検出素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の方向に沿って磁界が変化する磁気回路と、
    磁界の変化に応じて出力値が変化する磁気検出素子とを
    備えるとともに、該磁気検出素子が上記磁気回路内を上
    記所定の方向に非接触で相対移動することができるよう
    に構成されており、相対変位を行う二つの部材のいずれ
    か一方に、上記相対変位の方向と上記所定の方向とが略
    一致するように上記磁気回路を取り付けるとともに、他
    方に上記磁気検出素子を取り付け、上記二つの部材の相
    対変位に伴つて上記磁気回路内を所定の方向に相対移動
    する上記磁気検出素子が、該磁気検出素子に作用する磁
    界の変化を検出することにより、上記二つの部材の相対
    的な位置の変化を検出するようにした位置検出センサ構
    造において、 上記二つの部材の相対変位の全範囲について両部材の相
    対位置の変化を検出する第1の位置検出センサと、上記
    全範囲のうちの一部の所定領域に配設され、該領域につ
    いて、上記二つの部材の相対位置の変化を上記第1の位
    置検出センサよりも高い精度で検出する第2の位置検出
    センサとを設けたことを特徴とする位置検出センサ構造
JP17853888A 1988-07-18 1988-07-18 位置検出センサ構造 Pending JPH0227201A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7521921B2 (en) 2004-10-26 2009-04-21 Georgia Tech Research Corporation Displacement sensor
CN103234445A (zh) * 2013-04-28 2013-08-07 段全新 一种简易测绘平面的测量装置和方法
JP2018008650A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 トラクタ

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