JPH02264874A - アナログ信号入力回路の断線検知方法 - Google Patents
アナログ信号入力回路の断線検知方法Info
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- JPH02264874A JPH02264874A JP1086414A JP8641489A JPH02264874A JP H02264874 A JPH02264874 A JP H02264874A JP 1086414 A JP1086414 A JP 1086414A JP 8641489 A JP8641489 A JP 8641489A JP H02264874 A JPH02264874 A JP H02264874A
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- capacitor
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- input signal
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は複数のアナログ入力信号源(例えば熱電対など
)の信号電圧をマルチプレクサを介し順次選択切換して
共通の測定回路に入力するアナログ信号入力回路におけ
る前記アナログ信号源の断線を検知する方法に関するも
ので、 特にアナログ信号源の信号電圧の測定精度を低下させる
ことなく、該信号源の断線しかかりをも検知し得るよう
にするためのアナログ信号入力回路の断線検知方法に関
する。 なお以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部
分を示す。
)の信号電圧をマルチプレクサを介し順次選択切換して
共通の測定回路に入力するアナログ信号入力回路におけ
る前記アナログ信号源の断線を検知する方法に関するも
ので、 特にアナログ信号源の信号電圧の測定精度を低下させる
ことなく、該信号源の断線しかかりをも検知し得るよう
にするためのアナログ信号入力回路の断線検知方法に関
する。 なお以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部
分を示す。
第4図はこの種のアナログ信号入力回路の要部の構成を
示す。同図においてES(ESI〜ESn)は熱電対な
どのアナログ入力信号源(の電圧)、RS (RS1〜
RSn)はそれぞれこの信号源ESI〜ESnの内部抵
抗である。 1.2は前記アナログ入力信号ESI〜ESnを測定す
るための共通の回路で1はアンプ、2はA/D変換器で
ある。 SW1〜SWnはそれぞれチャネルCf(1〜CHn別
に1つづつ、それぞれ対応するアナログ信号源ESI〜
ESnを選択してアンプ1側に接続するマルチプレクサ
としてのチャネル切換スイッチである。 また3〜5は前記のアナログ信号源の断線を検知するた
めの高抵抗、■PPはこの断線検知のために、この抵抗
3〜5の直列路の両端に印加される直流の供給電圧であ
る。 ここで抵抗3〜5=IMΩ、アナログ入力信号源(熱電
対)の抵抗RSl 〜RSn = 500Ω、供給電圧
VPP=15Vとして、断線検知の回路動作を説明する
。 まず、入力信号源ESの信号線正常時は、断線検知用の
抵抗3〜5を付加したことにより、供給電圧VPPを介
してアナログ入力信号ESに新たに付加される誤差電圧
が、 = 2.54X10−’X VPP = 3.81 x 10−’ (V )となる。 これは仮に入力信号ESが1000m Vと太きけれの
誤差を含むことになるが、この場合は入力信号計測には
影響ない範囲である。 次に入力信号源ESの信号線断線時は、入力信号源抵抗
R3−■となる。従って供給電圧vppを抵抗3〜5で
分圧した、 がアンプIへの入力信号として計測されるため、正常な
アナログ入力信号ESの測定範囲が0〜10100Oで
あるとすると、フルスケールオーバとして断、腺を検知
することができる。 つまり、第4図に示す様な断線検知方式を用いると、信
号正常時に供給電圧vppの2.54 X 10−’倍
の電圧が誤差としてアナログ入力信号ESに加えられて
しまうが、信号線断線は、フルスケールオーバとして検
知していた。
示す。同図においてES(ESI〜ESn)は熱電対な
どのアナログ入力信号源(の電圧)、RS (RS1〜
RSn)はそれぞれこの信号源ESI〜ESnの内部抵
抗である。 1.2は前記アナログ入力信号ESI〜ESnを測定す
るための共通の回路で1はアンプ、2はA/D変換器で
ある。 SW1〜SWnはそれぞれチャネルCf(1〜CHn別
に1つづつ、それぞれ対応するアナログ信号源ESI〜
ESnを選択してアンプ1側に接続するマルチプレクサ
としてのチャネル切換スイッチである。 また3〜5は前記のアナログ信号源の断線を検知するた
めの高抵抗、■PPはこの断線検知のために、この抵抗
3〜5の直列路の両端に印加される直流の供給電圧であ
る。 ここで抵抗3〜5=IMΩ、アナログ入力信号源(熱電
対)の抵抗RSl 〜RSn = 500Ω、供給電圧
VPP=15Vとして、断線検知の回路動作を説明する
。 まず、入力信号源ESの信号線正常時は、断線検知用の
抵抗3〜5を付加したことにより、供給電圧VPPを介
してアナログ入力信号ESに新たに付加される誤差電圧
が、 = 2.54X10−’X VPP = 3.81 x 10−’ (V )となる。 これは仮に入力信号ESが1000m Vと太きけれの
誤差を含むことになるが、この場合は入力信号計測には
影響ない範囲である。 次に入力信号源ESの信号線断線時は、入力信号源抵抗
R3−■となる。従って供給電圧vppを抵抗3〜5で
分圧した、 がアンプIへの入力信号として計測されるため、正常な
アナログ入力信号ESの測定範囲が0〜10100Oで
あるとすると、フルスケールオーバとして断、腺を検知
することができる。 つまり、第4図に示す様な断線検知方式を用いると、信
号正常時に供給電圧vppの2.54 X 10−’倍
の電圧が誤差としてアナログ入力信号ESに加えられて
しまうが、信号線断線は、フルスケールオーバとして検
知していた。
しかしながら上述した従来方式には、以下の3つの問題
があった。 第1に、断線検知回路を付加したために、誤差としての
電圧が計測中にアナログ入力信号ESに付加され、入力
信号ESO値が小さくなるとこの誤差が無視できないこ
とである。この誤差電圧は抵抗3〜5=IMΩ、入力信
号源(熱電対)抵抗R31=R5n=500Ω、供給電
圧V PP = 15 Vとした場合は、前述のように
約3.81mVである。しかしこれは例えば、入力信号
ESが100mVと小さくなった場合を考えると、誤差
が2.76(%)となり、無視できない。 第2に、信号線断線として検知する抵抗値を小さくでき
ないことである。例えば、抵抗3〜5−IMΩ、供給電
圧VPP=15Vとした場合、入力信号源抵抗R3=2
00にΩの時、 =1.15Vがアンプ1への入力信号として計測される
。よって正常なアナログ入力信号ESの測定範囲を0〜
10100Oとし、1.15V以上をフルスケールオー
バとして検知する場合は、入力信号源抵抗Rsが200
にΩを超えたところで初めて、断線として検知すること
になる。このため以下の様な問題が発生する。即ち入力
信号源ESとして熱電対が使われるケースでは、高温度
測定を重ねるうちに熱電対の酸化が徐々に進み、遂には
断線に至ることが多い。この時、信号源抵抗R3の抵抗
値も徐々に大きくなるが、信号線断線として検知する抵
抗値が大きいため、完全な断線に至るまで検知できない
ことになる。 第3に、抵抗3〜5が付加されたために、入力信号源側
から見たA/D変換回路側の入力インピーダンスが小さ
(なってしまうことである。この結果、測定値に対する
入力信号源抵抗R3の影響が大きくなり、測定値の誤差
が大きくなるという問題が発生する。この誤差は入力信
号源抵抗R3−500Ω、アンプ1の入力インピーダン
スRi =10MΩ、抵抗3〜5−IMΩとすると、1
00= 0.08 (%) となる。 そこで本発明は、複数のアナログ人力信号に対する共通
の測定回路の入力端子間にコンデンサを接続し、このコ
ンデンサを予め所定の電圧に充電したのち、アナログ信
号入力回路を介し放電させ、この放電開始時点より所定
期間を経たのちのコンデンサの残存電圧を測定してアナ
ログ信号入力回路の断線を検知する方法を提供すること
により前記の問題を解消することを課題とする。
があった。 第1に、断線検知回路を付加したために、誤差としての
電圧が計測中にアナログ入力信号ESに付加され、入力
信号ESO値が小さくなるとこの誤差が無視できないこ
とである。この誤差電圧は抵抗3〜5=IMΩ、入力信
号源(熱電対)抵抗R31=R5n=500Ω、供給電
圧V PP = 15 Vとした場合は、前述のように
約3.81mVである。しかしこれは例えば、入力信号
ESが100mVと小さくなった場合を考えると、誤差
が2.76(%)となり、無視できない。 第2に、信号線断線として検知する抵抗値を小さくでき
ないことである。例えば、抵抗3〜5−IMΩ、供給電
圧VPP=15Vとした場合、入力信号源抵抗R3=2
00にΩの時、 =1.15Vがアンプ1への入力信号として計測される
。よって正常なアナログ入力信号ESの測定範囲を0〜
10100Oとし、1.15V以上をフルスケールオー
バとして検知する場合は、入力信号源抵抗Rsが200
にΩを超えたところで初めて、断線として検知すること
になる。このため以下の様な問題が発生する。即ち入力
信号源ESとして熱電対が使われるケースでは、高温度
測定を重ねるうちに熱電対の酸化が徐々に進み、遂には
断線に至ることが多い。この時、信号源抵抗R3の抵抗
値も徐々に大きくなるが、信号線断線として検知する抵
抗値が大きいため、完全な断線に至るまで検知できない
ことになる。 第3に、抵抗3〜5が付加されたために、入力信号源側
から見たA/D変換回路側の入力インピーダンスが小さ
(なってしまうことである。この結果、測定値に対する
入力信号源抵抗R3の影響が大きくなり、測定値の誤差
が大きくなるという問題が発生する。この誤差は入力信
号源抵抗R3−500Ω、アンプ1の入力インピーダン
スRi =10MΩ、抵抗3〜5−IMΩとすると、1
00= 0.08 (%) となる。 そこで本発明は、複数のアナログ人力信号に対する共通
の測定回路の入力端子間にコンデンサを接続し、このコ
ンデンサを予め所定の電圧に充電したのち、アナログ信
号入力回路を介し放電させ、この放電開始時点より所定
期間を経たのちのコンデンサの残存電圧を測定してアナ
ログ信号入力回路の断線を検知する方法を提供すること
により前記の問題を解消することを課題とする。
前記の課題を解決するために本発明の方法は、「複数の
アナログ信号源の信号電圧(ESなど)をマルチプレク
サ(チャネル切換スイッチSWI〜SWnなど)を介し
、順次1つづつ選択して共通の測定回路(アンプ1など
)に人力するアナログ信号入力回路において、 前記測定回路の入力端子間にコンデンサ(Cxなと)を
接続し、前記マルチプレクサを開放したうえ、(充電回
路開閉用スイッチSWxなどを介し)前記コンデンサに
充電回路(直流供給電圧vpp、充電回路抵抗Rxなと
)を接続して、このコンデンサを所定の電圧に充電し、 次に前記コンデンサから前記充電回路を切離したうえ、
前記マルチプレクサを介し前記アナログ信号源の1つを
前記測定回路に接続し、この接続の時点から所定期間(
放電期間tdなど)後の前記コンデンサの両端電圧を(
アンプI、A/D変換器2などを介して)測定し、当該
アナログ信号源の断線または断線しかかりを検知するよ
うに1するものとする。
アナログ信号源の信号電圧(ESなど)をマルチプレク
サ(チャネル切換スイッチSWI〜SWnなど)を介し
、順次1つづつ選択して共通の測定回路(アンプ1など
)に人力するアナログ信号入力回路において、 前記測定回路の入力端子間にコンデンサ(Cxなと)を
接続し、前記マルチプレクサを開放したうえ、(充電回
路開閉用スイッチSWxなどを介し)前記コンデンサに
充電回路(直流供給電圧vpp、充電回路抵抗Rxなと
)を接続して、このコンデンサを所定の電圧に充電し、 次に前記コンデンサから前記充電回路を切離したうえ、
前記マルチプレクサを介し前記アナログ信号源の1つを
前記測定回路に接続し、この接続の時点から所定期間(
放電期間tdなど)後の前記コンデンサの両端電圧を(
アンプI、A/D変換器2などを介して)測定し、当該
アナログ信号源の断線または断線しかかりを検知するよ
うに1するものとする。
アナログ入力信号の計測中は、コンデンサ充電々源から
入力信号ESに対して電圧が印加されることはない。従
って、従来方式で、供給電圧VPPから誤差分として印
加されていた電圧は排除できる。 また、入力信号源抵抗とコンデンサとにより、コンデン
サ放電の時定数が決まるため、信号線断線として検知で
きる抵抗値を小さくすることが可能となる。 そしてさらに、本発明では入力信号源側から見たA/D
変換回路側の入力インピーダンスを小さくする抵抗は付
加されない。従って従来回路に比べて、入力信号源抵抗
の測定値に及ぼす影響は小さくなる。
入力信号ESに対して電圧が印加されることはない。従
って、従来方式で、供給電圧VPPから誤差分として印
加されていた電圧は排除できる。 また、入力信号源抵抗とコンデンサとにより、コンデン
サ放電の時定数が決まるため、信号線断線として検知で
きる抵抗値を小さくすることが可能となる。 そしてさらに、本発明では入力信号源側から見たA/D
変換回路側の入力インピーダンスを小さくする抵抗は付
加されない。従って従来回路に比べて、入力信号源抵抗
の測定値に及ぼす影響は小さくなる。
第1図は本発明の一実施例としてのアナログ信号入力回
路の要部構成図で、この図は第4図に対応するものであ
る。また第2図、第3図は第1図を説明するためのタイ
ムチャートである。 第1図においては、第4図の抵抗3〜5に代わり、コン
デンサCXがアンプエの入力端子間に接続され、このコ
ンデンサCxには直流供給電圧vppによって充電回路
開閉用スイッチS WX、充電回路抵抗Rxを介して充
電が行われるように構成されている。 第2図は第1図における各スイッチS WX、 SW1
〜SWnのON10 F Fの時間的推移を示す。 つまり、時間の経過と共にON状態になるスイン・チは
S WX、 S W 1.S WX、 S W2.−−
3 W 、、−r、 S Wx。 S Wr++ S Wx、 S Wl−−の順となる。 ここでT(Tl〜Tn)が各チャネルCHI〜CHn別
に当該の入力信号線の断線検知と当該のアナログ入力信
号源ESの測定が行われる計測サイクルである。 次にチャネルCHIを正常チャネル、CH2を断線(ま
たは断線しかかり)のチャネルとした場合の第1図の回
路動作を第3図のタイムチャートを用いて説明する。第
3図においてT1はチャネルCHIの計測サイクル、T
2はチャネルCH2の計測サイクルである。計測サイク
ルT1においてコンデンサCxは供給電圧■PPにより
充電回路開閉用スイッチSWxがONの期間(第3図の
充電期間tc)に、抵抗Rxを介して充電される。続く
、スイッチSWxがOFFの期間(第3図のt 0F1
)では、コンデンサCxの両端電圧はそのまま保持され
る。 次にチャネルCHIの切換スイッチSWIがONされる
と、コンデンサCxの充電々荷は第3図の放電期間td
で放電され、以後はチャネルCHIのアナログ入力信号
ESIだけがコンデンサCxの両端にかかっていること
になる。この信号ESIをアンプ1で増巾したうえ第3
図のA/D変換期間LadにA/D変換器2を介してデ
ジタル化することにより、チャネルCHIのアナログ入
力信号ESIをデジタル値として得ることができる。そ
してこのA/D変換後、チャネル切換スイッチSWIは
OFFされる(第3図のスイッチOFF期間t OF2
以降)。 続く断線(または断線しかかり)のチャネルCH2の計
測サイクルT2においては、充電期間tcからスイッチ
OFF期間tOF1までの回路動作はチャネルCHI
と同じである。しかしチャネル切換スイッチSW2がO
Nされても、コンデンサCx側から見たチャネルCH2
側のインピーダンスは無限大(または正常値に比してか
なり大きな値)となるため、放電期間t、dを経てもコ
ンデンサCxの充電々荷は緩やかにしか放電されない。 そしてこの時のコンデンサCxの両端電圧がA/D変換
期間tadにおいてA/D変換されることになる。従っ
て、期間tcでの充電により、コンデンサCxの両端電
圧がフルスケール値をオーバーするようにコンデンサC
xの充電回路を構成すれば断線を検知することができる
。 いま例えば、入力信号源(熱電対)抵抗Rs =500
Ω、抵抗Rx=IKΩコンデンサCx=0.1μFとす
ると、コンデンサCXの 充電時定数τc =Rx ・Cx=0.1mS、放電
時定数rd =Rs −Cx =0.05m sとな
る。 従って、断線検知のための充電回路を設けたことによる
動作時間の増加分は、スイッチS WX。 SW1〜SWnの動作時間t−OF (t OFI、
t、 0F2)を2ms以下、充電朋間Lcを充電時定
数τCに等しくとり、放電期間tdを放電時定数の10
倍の10τdにとると、 tc +td +tOF = 0.1 + 0.05xlO+ 2 = 2.6
m sとなる。これは、A/D変換期間を40m5とし
た場合、 ことになる。
路の要部構成図で、この図は第4図に対応するものであ
る。また第2図、第3図は第1図を説明するためのタイ
ムチャートである。 第1図においては、第4図の抵抗3〜5に代わり、コン
デンサCXがアンプエの入力端子間に接続され、このコ
ンデンサCxには直流供給電圧vppによって充電回路
開閉用スイッチS WX、充電回路抵抗Rxを介して充
電が行われるように構成されている。 第2図は第1図における各スイッチS WX、 SW1
〜SWnのON10 F Fの時間的推移を示す。 つまり、時間の経過と共にON状態になるスイン・チは
S WX、 S W 1.S WX、 S W2.−−
3 W 、、−r、 S Wx。 S Wr++ S Wx、 S Wl−−の順となる。 ここでT(Tl〜Tn)が各チャネルCHI〜CHn別
に当該の入力信号線の断線検知と当該のアナログ入力信
号源ESの測定が行われる計測サイクルである。 次にチャネルCHIを正常チャネル、CH2を断線(ま
たは断線しかかり)のチャネルとした場合の第1図の回
路動作を第3図のタイムチャートを用いて説明する。第
3図においてT1はチャネルCHIの計測サイクル、T
2はチャネルCH2の計測サイクルである。計測サイク
ルT1においてコンデンサCxは供給電圧■PPにより
充電回路開閉用スイッチSWxがONの期間(第3図の
充電期間tc)に、抵抗Rxを介して充電される。続く
、スイッチSWxがOFFの期間(第3図のt 0F1
)では、コンデンサCxの両端電圧はそのまま保持され
る。 次にチャネルCHIの切換スイッチSWIがONされる
と、コンデンサCxの充電々荷は第3図の放電期間td
で放電され、以後はチャネルCHIのアナログ入力信号
ESIだけがコンデンサCxの両端にかかっていること
になる。この信号ESIをアンプ1で増巾したうえ第3
図のA/D変換期間LadにA/D変換器2を介してデ
ジタル化することにより、チャネルCHIのアナログ入
力信号ESIをデジタル値として得ることができる。そ
してこのA/D変換後、チャネル切換スイッチSWIは
OFFされる(第3図のスイッチOFF期間t OF2
以降)。 続く断線(または断線しかかり)のチャネルCH2の計
測サイクルT2においては、充電期間tcからスイッチ
OFF期間tOF1までの回路動作はチャネルCHI
と同じである。しかしチャネル切換スイッチSW2がO
Nされても、コンデンサCx側から見たチャネルCH2
側のインピーダンスは無限大(または正常値に比してか
なり大きな値)となるため、放電期間t、dを経てもコ
ンデンサCxの充電々荷は緩やかにしか放電されない。 そしてこの時のコンデンサCxの両端電圧がA/D変換
期間tadにおいてA/D変換されることになる。従っ
て、期間tcでの充電により、コンデンサCxの両端電
圧がフルスケール値をオーバーするようにコンデンサC
xの充電回路を構成すれば断線を検知することができる
。 いま例えば、入力信号源(熱電対)抵抗Rs =500
Ω、抵抗Rx=IKΩコンデンサCx=0.1μFとす
ると、コンデンサCXの 充電時定数τc =Rx ・Cx=0.1mS、放電
時定数rd =Rs −Cx =0.05m sとな
る。 従って、断線検知のための充電回路を設けたことによる
動作時間の増加分は、スイッチS WX。 SW1〜SWnの動作時間t−OF (t OFI、
t、 0F2)を2ms以下、充電朋間Lcを充電時定
数τCに等しくとり、放電期間tdを放電時定数の10
倍の10τdにとると、 tc +td +tOF = 0.1 + 0.05xlO+ 2 = 2.6
m sとなる。これは、A/D変換期間を40m5とし
た場合、 ことになる。
本発明によれば、複数のアナログ入力信号に対する共通
の測定回路の入力端子間にコンデンサを接続し、このコ
ンデンサを予め所定の電圧に充電したのちアナログ信号
入力回路を介して放電させ、この放電開始時点より所定
期間を経たのちのコンデンサの残存電圧を測定してアナ
ログ信号入力回路の断線(または断線しかかり)を検知
することとしたので、以下の3つの効果がある。 第1に、入力信号に印加される誤差分としての電圧を削
減できる。即ち従来方式では前述のようにVPPX 2
.54X10−’の誤差があった。しかし本発明ではコ
ンデンサC×の放電時間tdを、放電時定数τdの10
倍にとった場合、コンデンサCxで放電しきれず、誤差
として印加される電圧は、t 10
τd vppxε td=VPPXε τd= VPPX 4
.54X10−’となり、115以下となる。 第2に、信号線断線として検知する抵抗値を小さくする
ことができる。従来方式では前述のように、信号源抵抗
Rsが200にΩの時、1.15Vが入力信号として計
測されるが、本発明で同じ1.15Vが計測されるため
には、供給電圧VPP=15V、コンデンサCx =0
.1u F、 td =10rd =0.5 msと
した場合、 td 1.15=VPPX ε R5−Cxより となり、信号源抵抗Rsが12.8にΩであれば、入力
信号が1.15Vとして計測されることがわかる。 これにより、・入力信号源ESが劣化し始めた時点を検
知できるという効果が得られる。 第3に、信号源抵抗Rsが原因で生ずる測定誤差を小さ
くすることができる。例えば、入力信号源抵抗Rs =
500Ω、アンプ1の入力インピーダンスR4=10
MΩ、抵抗3〜5=IMΩとすると、従来方式では前述
のように0.08(%)の測定 誤差を生ずるが、本発
明では、 第1図はこの発明の一実施例としての要部構成を示す回
路図、 第2図、第3図は第1図の説明用のタイムチャート、 第4図は第1図に対応する従来の回路図である。 1:アンプ、2:A/D変換器、Cx:コンデンサ、R
x :充電回路抵抗、SWx:充電回路開閉用スイッチ
、CH1=CHn:チャネル、SWI〜SWn:チャネ
ル切換スイッチ、R3(R3I〜R3n):入力信号源
抵抗、ES (ESI 〜ESn):入力信号源、T
(Tl〜Tn):計測サイクル、Lc :充電期間、t
d :放電期間、tad:A/D変換期間、むOF (
t oFl、 t oF2) :スイッチOFFの誤差
ですむことになる。
の測定回路の入力端子間にコンデンサを接続し、このコ
ンデンサを予め所定の電圧に充電したのちアナログ信号
入力回路を介して放電させ、この放電開始時点より所定
期間を経たのちのコンデンサの残存電圧を測定してアナ
ログ信号入力回路の断線(または断線しかかり)を検知
することとしたので、以下の3つの効果がある。 第1に、入力信号に印加される誤差分としての電圧を削
減できる。即ち従来方式では前述のようにVPPX 2
.54X10−’の誤差があった。しかし本発明ではコ
ンデンサC×の放電時間tdを、放電時定数τdの10
倍にとった場合、コンデンサCxで放電しきれず、誤差
として印加される電圧は、t 10
τd vppxε td=VPPXε τd= VPPX 4
.54X10−’となり、115以下となる。 第2に、信号線断線として検知する抵抗値を小さくする
ことができる。従来方式では前述のように、信号源抵抗
Rsが200にΩの時、1.15Vが入力信号として計
測されるが、本発明で同じ1.15Vが計測されるため
には、供給電圧VPP=15V、コンデンサCx =0
.1u F、 td =10rd =0.5 msと
した場合、 td 1.15=VPPX ε R5−Cxより となり、信号源抵抗Rsが12.8にΩであれば、入力
信号が1.15Vとして計測されることがわかる。 これにより、・入力信号源ESが劣化し始めた時点を検
知できるという効果が得られる。 第3に、信号源抵抗Rsが原因で生ずる測定誤差を小さ
くすることができる。例えば、入力信号源抵抗Rs =
500Ω、アンプ1の入力インピーダンスR4=10
MΩ、抵抗3〜5=IMΩとすると、従来方式では前述
のように0.08(%)の測定 誤差を生ずるが、本発
明では、 第1図はこの発明の一実施例としての要部構成を示す回
路図、 第2図、第3図は第1図の説明用のタイムチャート、 第4図は第1図に対応する従来の回路図である。 1:アンプ、2:A/D変換器、Cx:コンデンサ、R
x :充電回路抵抗、SWx:充電回路開閉用スイッチ
、CH1=CHn:チャネル、SWI〜SWn:チャネ
ル切換スイッチ、R3(R3I〜R3n):入力信号源
抵抗、ES (ESI 〜ESn):入力信号源、T
(Tl〜Tn):計測サイクル、Lc :充電期間、t
d :放電期間、tad:A/D変換期間、むOF (
t oFl、 t oF2) :スイッチOFFの誤差
ですむことになる。
81&1
− へ の
第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)複数のアナログ信号源の信号電圧をマルチプレクサ
を介し、順次1つづつ選択して共通の測定回路に入力す
るアナログ信号入力回路において、前記測定回路の入力
端子間にコンデンサを接続し、前記マルチプレクサを開
放したうえ、前記コンデンサに充電回路を接続して、こ
のコンデンサを所定の電圧に充電し、 次に前記コンデンサから前記充電回路を切離したうえ、
前記マルチプレクサを介し前記アナログ信号源の1つを
前記測定回路に接続し、この接続の時点から所定期間後
の前記コンデンサの両端電圧を測定し、当該アナログ信
号源の断線または断線しかかりを検知するようにしたこ
とを特徴とするアナログ信号入力回路の断線検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1086414A JPH02264874A (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | アナログ信号入力回路の断線検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1086414A JPH02264874A (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | アナログ信号入力回路の断線検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02264874A true JPH02264874A (ja) | 1990-10-29 |
Family
ID=13886213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1086414A Pending JPH02264874A (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | アナログ信号入力回路の断線検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02264874A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1989
- 1989-04-05 JP JP1086414A patent/JPH02264874A/ja active Pending
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