JPH02260676A - 超電導体装置の製造方法 - Google Patents
超電導体装置の製造方法Info
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- JPH02260676A JPH02260676A JP1081950A JP8195089A JPH02260676A JP H02260676 A JPH02260676 A JP H02260676A JP 1081950 A JP1081950 A JP 1081950A JP 8195089 A JP8195089 A JP 8195089A JP H02260676 A JPH02260676 A JP H02260676A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、Y−Ba−Cu−0系などの酸化物超電導体
を用いた超電導体装置の製造方法に関する。
を用いた超電導体装置の製造方法に関する。
(従来の技術)
従来から、ある温度以下でその電気抵抗が零となる超電
導物質は数多く発見されており、それらを用いて電子デ
バイスを実現しようとする試みが種々検討されてきてい
る。また、最近、液体窒素の沸点温度以上の転移温度を
有する、いわゆる高温超電導体が種々発見され、高価な
液体ヘリウムを必要としない超電導デバイスを実現する
試みが関心を呼ぶに至っている。
導物質は数多く発見されており、それらを用いて電子デ
バイスを実現しようとする試みが種々検討されてきてい
る。また、最近、液体窒素の沸点温度以上の転移温度を
有する、いわゆる高温超電導体が種々発見され、高価な
液体ヘリウムを必要としない超電導デバイスを実現する
試みが関心を呼ぶに至っている。
上記高温超電導体としては、転移温度が液体窒素温度(
−77K)より高いY−Ba−Cu−0系で代表される
酸素欠陥を有する欠陥ペロブスカイト型酸化物超電導体
、さらに転移温度の高いB1−8r−Ca−Cu−0系
やT l−Ba−Ca−Cu−0系の酸化物超電導体な
どが発見されており、なかでもY−Ba−Cu−0系で
代表される欠陥ペロブスカイト型酸化物超電導体が、取
扱いが簡単であり、デバイス化に適している材料として
注目されている。
−77K)より高いY−Ba−Cu−0系で代表される
酸素欠陥を有する欠陥ペロブスカイト型酸化物超電導体
、さらに転移温度の高いB1−8r−Ca−Cu−0系
やT l−Ba−Ca−Cu−0系の酸化物超電導体な
どが発見されており、なかでもY−Ba−Cu−0系で
代表される欠陥ペロブスカイト型酸化物超電導体が、取
扱いが簡単であり、デバイス化に適している材料として
注目されている。
一般に、超電導物質を用いて電子デバイスを製作するた
めには、絶縁基板上にスパッタリング法などにより形成
した超電導物質の薄膜に対して素子領域や配線などとし
て用いる部分を残してパタニングを施し、その後、必要
に応じて追加加工、被膜形成、相互配線などを行って目
的とするデバイスを完成させる。したがって、まず絶縁
基板上に形成した超電導薄膜を正確にバターニングして
、素子領域相互を電気的に絶縁分離する、いわゆる素子
間分離技術が不可欠な技術となる。
めには、絶縁基板上にスパッタリング法などにより形成
した超電導物質の薄膜に対して素子領域や配線などとし
て用いる部分を残してパタニングを施し、その後、必要
に応じて追加加工、被膜形成、相互配線などを行って目
的とするデバイスを完成させる。したがって、まず絶縁
基板上に形成した超電導薄膜を正確にバターニングして
、素子領域相互を電気的に絶縁分離する、いわゆる素子
間分離技術が不可欠な技術となる。
しかし、Y−Ba−Cu−0系酸化物超電導体のように
配向性の強い物質では、通常のエツチング方法によって
素子領域もしくは配線などとして用いる部分以外の領域
(フィールド領域)を完全に除去することによって素子
間分離を行った場合、バターニングされた酸化物超電導
体領域の表面部分とこの表面部分と直行する露出さ、れ
た側面部分に起因する特性が混ざり合い、この特性の混
在が実際の素子特性に反映し、素子特性の不安定性を生
じる要因となっていた。
配向性の強い物質では、通常のエツチング方法によって
素子領域もしくは配線などとして用いる部分以外の領域
(フィールド領域)を完全に除去することによって素子
間分離を行った場合、バターニングされた酸化物超電導
体領域の表面部分とこの表面部分と直行する露出さ、れ
た側面部分に起因する特性が混ざり合い、この特性の混
在が実際の素子特性に反映し、素子特性の不安定性を生
じる要因となっていた。
これに対して本発明者は先に、Y−Ba−Cu−0系酸
化物超電導体とpbとを反応させることによって絶縁物
質化させることが可能であることを見出し、これを利用
してY−Ba−Cu−0系酸化物超電導体膜上にフィー
ルド領域とする部分に鉛を主成分とする金属膜を形成す
るとともに反応させ、フィールド領域部分の酸化物超電
導体を絶縁化することによって素子間分離を行うことを
提案している。
化物超電導体とpbとを反応させることによって絶縁物
質化させることが可能であることを見出し、これを利用
してY−Ba−Cu−0系酸化物超電導体膜上にフィー
ルド領域とする部分に鉛を主成分とする金属膜を形成す
るとともに反応させ、フィールド領域部分の酸化物超電
導体を絶縁化することによって素子間分離を行うことを
提案している。
(発明が解決しようとする課題)
上述したY−Ba−Cu−0系酸化物超電導体を鉛によ
って絶縁化することによる素子間分離方法によれば、超
電導領域の酸化物超電導体の側面を露出させることなく
素子間分離が行え、一定の超電導特性が得られるという
利点があり、素子間分離方法として非常に有効な方法で
ある。
って絶縁化することによる素子間分離方法によれば、超
電導領域の酸化物超電導体の側面を露出させることなく
素子間分離が行え、一定の超電導特性が得られるという
利点があり、素子間分離方法として非常に有効な方法で
ある。
ところで、このように鉛膜と酸化物超電導体膜とを反応
させてフィールド領域を形成する場合、Y−Ba−Cu
−0系酸化物超電導体に対してウェットエツチングを適
用できないことや、鉛膜と酸化物超電導体膜のドライエ
ツチングに対するエツチングレートがほぼ同等であるこ
とがら、前提となるパターニングされた鉛膜を得るため
に、いわゆるリフトオフ法を用いなければならない。
させてフィールド領域を形成する場合、Y−Ba−Cu
−0系酸化物超電導体に対してウェットエツチングを適
用できないことや、鉛膜と酸化物超電導体膜のドライエ
ツチングに対するエツチングレートがほぼ同等であるこ
とがら、前提となるパターニングされた鉛膜を得るため
に、いわゆるリフトオフ法を用いなければならない。
しかしながら、リフトオフ法によって鉛膜のパターニン
グを行う場合には形状的な制約も多い。
グを行う場合には形状的な制約も多い。
すなわち、超電導領域を微細なパターンとして形成した
い場合、超電導領域として残存させる部分に対応させて
微小範囲にマスクパターンを形成しなければならないた
め、その上に鉛膜を形成した際にマスク物質の側面まで
鉛膜が形成され、上下膜間にいわゆるブリッジを形成し
やすい。このため、マスク物質の溶解除去が困難となっ
たり、またマスク物質を除去してもブリッジによって精
細にパターンを形成できないなど、鉛膜パターンノ再現
性が乏しいという問題があった。この問題は、マスク物
質の膜厚を厚くすることによって軽減されるものの、マ
スク物質を厚くすることによって精細なパターンが形成
しずらくなるという問題が発生する。
い場合、超電導領域として残存させる部分に対応させて
微小範囲にマスクパターンを形成しなければならないた
め、その上に鉛膜を形成した際にマスク物質の側面まで
鉛膜が形成され、上下膜間にいわゆるブリッジを形成し
やすい。このため、マスク物質の溶解除去が困難となっ
たり、またマスク物質を除去してもブリッジによって精
細にパターンを形成できないなど、鉛膜パターンノ再現
性が乏しいという問題があった。この問題は、マスク物
質の膜厚を厚くすることによって軽減されるものの、マ
スク物質を厚くすることによって精細なパターンが形成
しずらくなるという問題が発生する。
つまり、超電導領域として残存させる部分が大きいほど
良好に素子間分離が行え、逆に超電導領域が微細になる
ほど再現性が低下する。これは、素子面積を微細化し高
集積化を目指している現状に反している。
良好に素子間分離が行え、逆に超電導領域が微細になる
ほど再現性が低下する。これは、素子面積を微細化し高
集積化を目指している現状に反している。
本発明は、このような課題に対処するためになされたも
ので、超電導領域の側面を露出させることなく素子間分
離が行え、かつ微細な超電導領域を再現性よく得ること
を可能にした超電導体装置の製造方法を提供することを
目的としている。
ので、超電導領域の側面を露出させることなく素子間分
離が行え、かつ微細な超電導領域を再現性よく得ること
を可能にした超電導体装置の製造方法を提供することを
目的としている。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
すなわち本発明の超電導体装置の製造方法は、絶縁基板
上にLn−M−Cu−0系酸化物超電導体(Lnは希土
類元素から選ばれた少なくとも 1種の元素を、Mはア
ルカリ土類元素から選ばれた少なくとも1種の元素を示
す。)膜を形成する工程と、このLn−M−Cu−0系
酸化物超電導体膜上に貴金属を主成分とする第1の金属
膜を所望とする超電導領域の形、状に応じて形成する工
程と、前記貴金属を主成分とする第1の金属膜上と連続
して前記Ln−M−Cu−O系酸化物超電導体膜上に鉛
を主成分とする第2の金属膜を形成する工程と、前記鉛
を主成分とする第2の金属膜とこの第2の金属膜下部の
前記Ln−M−Cu−0系酸化物超電導体膜とを反応さ
せ絶縁物質化させる工程とを有することを特徴としてい
る。
上にLn−M−Cu−0系酸化物超電導体(Lnは希土
類元素から選ばれた少なくとも 1種の元素を、Mはア
ルカリ土類元素から選ばれた少なくとも1種の元素を示
す。)膜を形成する工程と、このLn−M−Cu−0系
酸化物超電導体膜上に貴金属を主成分とする第1の金属
膜を所望とする超電導領域の形、状に応じて形成する工
程と、前記貴金属を主成分とする第1の金属膜上と連続
して前記Ln−M−Cu−O系酸化物超電導体膜上に鉛
を主成分とする第2の金属膜を形成する工程と、前記鉛
を主成分とする第2の金属膜とこの第2の金属膜下部の
前記Ln−M−Cu−0系酸化物超電導体膜とを反応さ
せ絶縁物質化させる工程とを有することを特徴としてい
る。
(作 用)
本発明においては、まずLn−トCu−0系酸化物超電
導体膜の超電導領域として残存させたい部分に貴金属を
主成分とする第1の金属膜をたとえばリフトオフ法によ
って形成し、この上に鉛を主成分とする第2の金属膜を
形成する。そして、貴金属を主成分とする第1の金属膜
により覆われていない部分のLn−トCu−0系酸化物
超電導体と鉛を主成分とする第2の金属膜とを反応させ
ることによって、超電導領域と同等の高さを有する良好
な絶縁物質を得ることができ、超電導領域は貴金属を主
成分とする第1の金属膜によって保護されているた′め
、その状態が維持される。また、予め超電導領域として
残存させる部分に貴金属を主成分とする第1の金属膜を
リフトオフ法などによって形成できるため、超電導領域
のパターンが微細化されていても、再現性よく形成でき
る。
導体膜の超電導領域として残存させたい部分に貴金属を
主成分とする第1の金属膜をたとえばリフトオフ法によ
って形成し、この上に鉛を主成分とする第2の金属膜を
形成する。そして、貴金属を主成分とする第1の金属膜
により覆われていない部分のLn−トCu−0系酸化物
超電導体と鉛を主成分とする第2の金属膜とを反応させ
ることによって、超電導領域と同等の高さを有する良好
な絶縁物質を得ることができ、超電導領域は貴金属を主
成分とする第1の金属膜によって保護されているた′め
、その状態が維持される。また、予め超電導領域として
残存させる部分に貴金属を主成分とする第1の金属膜を
リフトオフ法などによって形成できるため、超電導領域
のパターンが微細化されていても、再現性よく形成でき
る。
なお、鉛を主体とする第2の金属膜は、貴金属を主体と
する第1の金属膜の周囲に形成するだけで充分である。
する第1の金属膜の周囲に形成するだけで充分である。
(実施例)
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例の超電導体装置の製造工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
まず、絶縁基板1上に薄膜形成法を用いて5000人程
度0Ln−M−Cu−0系酸化物超電導体薄膜2を形成
し、その上に超電導領域として残す部分を除いて、PE
P法を用いてフォトレジスト膜3よりなるマスクパター
ンを形成する(第1図−a)。
度0Ln−M−Cu−0系酸化物超電導体薄膜2を形成
し、その上に超電導領域として残す部分を除いて、PE
P法を用いてフォトレジスト膜3よりなるマスクパター
ンを形成する(第1図−a)。
使用する絶縁基板1としては、MgO基板、5r710
3基板、LITaJ基板、LINbOx基板、Y安定化
ZrO2基板、あるいはこれらの材質をSi基板上に形
成したものなどが例示される。
3基板、LITaJ基板、LINbOx基板、Y安定化
ZrO2基板、あるいはこれらの材質をSi基板上に形
成したものなどが例示される。
上記Ln−M−Cu−0系酸化物超電導体としては、超
電導状態を実現できるものであればよく、たとえばLn
M Cu O(LnはY 、 La5ScSNd、
5s12 3 7−δ 1EuSGd、 Dy% llo、 Er、 Tm、
Yb、 Luなどの希土類元素から選ばれた少なくとも
1種の元素を、HはBa。
電導状態を実現できるものであればよく、たとえばLn
M Cu O(LnはY 、 La5ScSNd、
5s12 3 7−δ 1EuSGd、 Dy% llo、 Er、 Tm、
Yb、 Luなどの希土類元素から選ばれた少なくとも
1種の元素を、HはBa。
Srs Caなどのアルカリ土類元素から選ばれた少な
くとも 1種の元素を示し、δは酸素欠陥を表し通常1
以下の数、Cuの一部はTl5V s Cr、Mn、
re。
くとも 1種の元素を示し、δは酸素欠陥を表し通常1
以下の数、Cuの一部はTl5V s Cr、Mn、
re。
Co、 Nl、 Znなどで置換可能′。)で表される
酸素欠陥を有する欠陥ペロブスカイト型、5r−Ln−
Cu−0系などの層状ペロブスカイト型などの広義にペ
ロブスカイト構造を有する酸化物超電導体が使用される
。代表的な系としては、Y−Ba−Cu−0系のほかに
、VをELISHO% Ybなどの希土類元素で置換し
た系などが例示される。
酸素欠陥を有する欠陥ペロブスカイト型、5r−Ln−
Cu−0系などの層状ペロブスカイト型などの広義にペ
ロブスカイト構造を有する酸化物超電導体が使用される
。代表的な系としては、Y−Ba−Cu−0系のほかに
、VをELISHO% Ybなどの希土類元素で置換し
た系などが例示される。
また、上記Ln−トCu−0系酸化物超電導体薄膜2の
形成方法としては、電子ビーム蒸着法、レーザ蒸着法、
マグネトロンスパッタ法、イオンビームスパッタ法、ク
ラスターイオンビーム法など、各種の薄膜形成方法を使
用することが可能である。
形成方法としては、電子ビーム蒸着法、レーザ蒸着法、
マグネトロンスパッタ法、イオンビームスパッタ法、ク
ラスターイオンビーム法など、各種の薄膜形成方法を使
用することが可能である。
次に、フォトレジスト膜3が形成されたLn−M−Cu
−0系酸化物超電導体薄膜2上全面に、銀、金、白金な
どの貴金属を真空蒸着法などの薄膜形成方法によって1
500人程度0厚さに着膜させ、貴金属を主体とする第
1の金属膜4を形成する(第1図−b)。
−0系酸化物超電導体薄膜2上全面に、銀、金、白金な
どの貴金属を真空蒸着法などの薄膜形成方法によって1
500人程度0厚さに着膜させ、貴金属を主体とする第
1の金属膜4を形成する(第1図−b)。
次いで、全体をアセトンなどの有機溶剤に浸すことによ
り、フォトレジスト膜3が溶融除去されるとともにフォ
トレジスト膜3上の第1の金属膜4も除去され、フォト
レジスト膜3で覆われていたLn−M−Cu−0系酸化
物超電導体薄膜2の表面は露出し、マスクパターンが存
在しなかった部分のLn−M−Cu−0系酸化物超電導
体薄膜2上のみに第1の金属膜4が残存することになる
(第1図−〇)。
り、フォトレジスト膜3が溶融除去されるとともにフォ
トレジスト膜3上の第1の金属膜4も除去され、フォト
レジスト膜3で覆われていたLn−M−Cu−0系酸化
物超電導体薄膜2の表面は露出し、マスクパターンが存
在しなかった部分のLn−M−Cu−0系酸化物超電導
体薄膜2上のみに第1の金属膜4が残存することになる
(第1図−〇)。
この残存する第1の金属膜4で覆われた領域は、最終的
に超電導領域となる部分であり、この超電導領域となる
部分を除いてマスクパターンを形成しているため、超電
導領域がたとえば線幅1μmというように微細化された
場合において、フォトレジスト膜3を形成する部分が比
較的広面積となり、超電導領域となる第1の金属膜4の
パターニングを精細に行うことができる。
に超電導領域となる部分であり、この超電導領域となる
部分を除いてマスクパターンを形成しているため、超電
導領域がたとえば線幅1μmというように微細化された
場合において、フォトレジスト膜3を形成する部分が比
較的広面積となり、超電導領域となる第1の金属膜4の
パターニングを精細に行うことができる。
次に、超電導領域となる貴金属膜4上を含めLn−M−
Cu−0系酸化物超電導体薄膜2上全面に、鉛を真空蒸
着法などの薄膜形成方法によって2500人程度0厚さ
に着膜させ、鉛からなる第2の金属膜5を形成する(第
1図−d)。
Cu−0系酸化物超電導体薄膜2上全面に、鉛を真空蒸
着法などの薄膜形成方法によって2500人程度0厚さ
に着膜させ、鉛からなる第2の金属膜5を形成する(第
1図−d)。
形成する鉛からなる第2の金属膜5の厚さは、Ln−ト
Cu−0系酸化物超電導体薄膜2の厚さの35%〜65
%の範囲であることが好ましい。第2の金属膜5の厚さ
がLn−トCu−0系酸化物超電導体薄膜2の厚さの3
5%より薄いと、Ln−M−Cu−0系酸化物超電導体
薄膜2をその厚さ分だけ完全に絶縁体化することが困難
となり、またLn−M−Cu−0系酸化物超電導体薄膜
2の厚さの65%より厚いと、反応せずに残存した鉛が
表面に残り、素子間分離を不完全なものにするためであ
る。
Cu−0系酸化物超電導体薄膜2の厚さの35%〜65
%の範囲であることが好ましい。第2の金属膜5の厚さ
がLn−トCu−0系酸化物超電導体薄膜2の厚さの3
5%より薄いと、Ln−M−Cu−0系酸化物超電導体
薄膜2をその厚さ分だけ完全に絶縁体化することが困難
となり、またLn−M−Cu−0系酸化物超電導体薄膜
2の厚さの65%より厚いと、反応せずに残存した鉛が
表面に残り、素子間分離を不完全なものにするためであ
る。
次に、鉛からなる第2の金属膜5とその下部で直接接触
しているLn−トCu−0系酸化物超電導体薄膜2のフ
ィールド領域とする部分とを反応させ、絶縁物質6を形
成する(同図−e)。なお、この反応の際に、貴金属を
主体とする第1の金属膜4で覆われている部分のLn−
M−Cu−0系酸化物超電導体薄膜2は鉛との反応が遮
られているため、初期の膜質を維持することができる。
しているLn−トCu−0系酸化物超電導体薄膜2のフ
ィールド領域とする部分とを反応させ、絶縁物質6を形
成する(同図−e)。なお、この反応の際に、貴金属を
主体とする第1の金属膜4で覆われている部分のLn−
M−Cu−0系酸化物超電導体薄膜2は鉛との反応が遮
られているため、初期の膜質を維持することができる。
この鉛とLn−M−Cu−0系酸化物超電導体との反応
は、室温状態の大気中に12〜24時間放置しておくこ
とによっても進行するが、雰囲気を室温から50℃以上
の高温に加熱することにより促進することができる。た
だし、あまり高温状態とすると酸化物超電導体の劣化が
起こるため、適当な温度を選択する。また、この際に雰
囲気中に水蒸気を添加すると、さらに著しい反応促進効
果がある。
は、室温状態の大気中に12〜24時間放置しておくこ
とによっても進行するが、雰囲気を室温から50℃以上
の高温に加熱することにより促進することができる。た
だし、あまり高温状態とすると酸化物超電導体の劣化が
起こるため、適当な温度を選択する。また、この際に雰
囲気中に水蒸気を添加すると、さらに著しい反応促進効
果がある。
また、上記第2の金属膜5中には、たとえばAIやZn
などの鉛よりも原子半径の小さな金属原子を予め15重
量%以下程度の範囲で添加しておくことが好ましい。こ
れは、AIなどの原子半径の小さな金属原子が介在する
ことにより、絶縁物質6の粒径が大きく成長することを
妨げ、細かく分断された絶縁物質6が数多(形成され、
これによって得られる絶縁物質6の結晶粒径が微細にな
り緻密質な膜が得られるとともに、酸化物超電導体薄膜
2と絶縁物質6との領域がより鮮明になり、精細な超電
導領域パターンを形成することが可能となる。
などの鉛よりも原子半径の小さな金属原子を予め15重
量%以下程度の範囲で添加しておくことが好ましい。こ
れは、AIなどの原子半径の小さな金属原子が介在する
ことにより、絶縁物質6の粒径が大きく成長することを
妨げ、細かく分断された絶縁物質6が数多(形成され、
これによって得られる絶縁物質6の結晶粒径が微細にな
り緻密質な膜が得られるとともに、酸化物超電導体薄膜
2と絶縁物質6との領域がより鮮明になり、精細な超電
導領域パターンを形成することが可能となる。
この原子半径の小さな金属原子の添加は、特に反応時に
熱を加えたり、水蒸気を添加するなどによって反応を促
進した際に、著しくその効果が得られる。
熱を加えたり、水蒸気を添加するなどによって反応を促
進した際に、著しくその効果が得られる。
この後、貴金属を主体とする第1の金属膜4上に残存す
る鉛からなる第2の金属膜5をlO%程度に希釈された
塩酸などによって除去する。これによって、第1の金属
膜4によって覆われた部分のLn−M−Cu−0系酸化
物超電導体薄膜2は超電導体領域7として初期の膜質を
維持し、その周囲の鉛からなる第2の金属膜5と反応し
た部分は半透明の絶縁物質6となってフィールド領域8
が形成され、目的とする超電導体領域7の周囲が絶縁さ
れて素子間分離が行われた超電導体装置が得られる(第
1図−f)。
る鉛からなる第2の金属膜5をlO%程度に希釈された
塩酸などによって除去する。これによって、第1の金属
膜4によって覆われた部分のLn−M−Cu−0系酸化
物超電導体薄膜2は超電導体領域7として初期の膜質を
維持し、その周囲の鉛からなる第2の金属膜5と反応し
た部分は半透明の絶縁物質6となってフィールド領域8
が形成され、目的とする超電導体領域7の周囲が絶縁さ
れて素子間分離が行われた超電導体装置が得られる(第
1図−f)。
上記したこの実施例の工程にしたがって、!1irT1
0i基板からなる絶縁基板1表面にマグネトロンスバッ
グ法によって形成したY−Ba−Cu−0系酸化物超電
導体薄膜2上へのパターニングされた銀からなる第1の
金属膜4の形成、この第1の金属膜4上への鉛を主成分
とする第2の金属膜5の形成、この第2の金属膜5と第
1の金属膜4に覆われていない部分のY−Ba−Cu−
0系酸化物超電導体薄膜2との反応を順に行い、得られ
た絶縁物質6の比抵抗を測定したところ、106Ω・8
111以上であり良好な絶縁性を有していた。また、予
め第1の金属膜4で覆われていたY−Ba−Cu−0系
酸化物超電導体薄膜2の部分は変化せずに初期の膜質、
すなわち超電導特性を維持しており、これら相互の間は
完全に素子間分離が行われていることを確認した。
0i基板からなる絶縁基板1表面にマグネトロンスバッ
グ法によって形成したY−Ba−Cu−0系酸化物超電
導体薄膜2上へのパターニングされた銀からなる第1の
金属膜4の形成、この第1の金属膜4上への鉛を主成分
とする第2の金属膜5の形成、この第2の金属膜5と第
1の金属膜4に覆われていない部分のY−Ba−Cu−
0系酸化物超電導体薄膜2との反応を順に行い、得られ
た絶縁物質6の比抵抗を測定したところ、106Ω・8
111以上であり良好な絶縁性を有していた。また、予
め第1の金属膜4で覆われていたY−Ba−Cu−0系
酸化物超電導体薄膜2の部分は変化せずに初期の膜質、
すなわち超電導特性を維持しており、これら相互の間は
完全に素子間分離が行われていることを確認した。
また、この絶縁物質6の成分をオージェ分析法により分
析した結果では、イツトリウム、バリウム、銅、酸素の
他、明らかに鉛が検出され、これらの化合物もしくは混
合物となって、絶縁物質となったことが確認された。
析した結果では、イツトリウム、バリウム、銅、酸素の
他、明らかに鉛が検出され、これらの化合物もしくは混
合物となって、絶縁物質となったことが確認された。
上記実施例によれば、絶縁基板1上の酸化物超電導体薄
膜2はその側面を露出することなく希望するパターン形
状に形成することができるとともに、それら相互の間を
電気的に絶縁し、確実に素子間分離を行うことができる
。したがって、得られる超電導体装置は、酸化物超電導
体膜の面方向に起因する超電導特性のみを選択的に得る
ことが可能となる。
膜2はその側面を露出することなく希望するパターン形
状に形成することができるとともに、それら相互の間を
電気的に絶縁し、確実に素子間分離を行うことができる
。したがって、得られる超電導体装置は、酸化物超電導
体膜の面方向に起因する超電導特性のみを選択的に得る
ことが可能となる。
また、上記実施例の製造工程に従えば、予め超電導領域
として残存させる部分に貴金属を主とする第1の金属膜
をバターニングして形成しているため、超電導領域の微
細化に充分対応することが可能となる。すなわち、リフ
トオフ法によるパタニングで超電導領域となる第1の金
属膜を形成しているため、フィールド領域となるマスク
物質の形成面積が比較的大きくなり、逆に露出部分が微
小面積となる。これによって、マスク物質の除去を正確
に行うことが可能となるためである。
として残存させる部分に貴金属を主とする第1の金属膜
をバターニングして形成しているため、超電導領域の微
細化に充分対応することが可能となる。すなわち、リフ
トオフ法によるパタニングで超電導領域となる第1の金
属膜を形成しているため、フィールド領域となるマスク
物質の形成面積が比較的大きくなり、逆に露出部分が微
小面積となる。これによって、マスク物質の除去を正確
に行うことが可能となるためである。
なお上記実施例では、酸化物超電導体と鉛とを隔てる物
質として銀を用いたが、金、白金などの他の貴金属を用
いた場合にも良好に反応を遮ることが可能である。また
、貴金属を主成分とする第1の金属膜を歩成する際に、
第1の金属膜とLn−M−Cu−0系酸化物超電導体膜
とのエツチングレートを正確に制御できる場合には、フ
ォトレジストパターンを用いてイオンミリング法などに
よりパターンを形成するような方法を用いることもでき
る。
質として銀を用いたが、金、白金などの他の貴金属を用
いた場合にも良好に反応を遮ることが可能である。また
、貴金属を主成分とする第1の金属膜を歩成する際に、
第1の金属膜とLn−M−Cu−0系酸化物超電導体膜
とのエツチングレートを正確に制御できる場合には、フ
ォトレジストパターンを用いてイオンミリング法などに
よりパターンを形成するような方法を用いることもでき
る。
また、上記実施例によって得られた超電導体装置は、超
電導領域上が銀などからなる第1の金属膜によって覆わ
れたものとなる。そして、これら貴金属とLn−M−C
u−0系酸化物超電導体との間には極めて抵抗の低い良
好なオーミックコンタクトが形成され、2層膜間に流れ
込んだ電流はより抵抗の低い超電導体膜中を流れるため
、通常の超電導電子デバイスや配線として用いる場合、
このような2層膜構造をそのまま用いることができる。
電導領域上が銀などからなる第1の金属膜によって覆わ
れたものとなる。そして、これら貴金属とLn−M−C
u−0系酸化物超電導体との間には極めて抵抗の低い良
好なオーミックコンタクトが形成され、2層膜間に流れ
込んだ電流はより抵抗の低い超電導体膜中を流れるため
、通常の超電導電子デバイスや配線として用いる場合、
このような2層膜構造をそのまま用いることができる。
また、Ln−M−Cu−0系の酸化物超電導体は、その
ままでは空気中の水分と反応して表面劣化層を形成する
が、表面を被覆した貴金属を主体とする第1の金属膜は
保護膜としての働きを兼ねるため、このような2層膜構
造として用いることは強いデバイス安定性を与える。特
に、表面層として銀を用いた場合には、Y−Ba−Cu
−0系などの酸化物超電導体膜から非常に長い超電導近
接効果が観察されており、2層膜全体を超電導膜として
用いることができるため好都合である。なお、特別な理
由により酸化物超電導体膜を露出させる必要がある場合
には、上述したようにイオンミリング法などを用いて酸
化物超電導体膜表面の一部または全面から第1の金属膜
を除去し、酸化物超電導体膜を露出させることが可能で
ある。
ままでは空気中の水分と反応して表面劣化層を形成する
が、表面を被覆した貴金属を主体とする第1の金属膜は
保護膜としての働きを兼ねるため、このような2層膜構
造として用いることは強いデバイス安定性を与える。特
に、表面層として銀を用いた場合には、Y−Ba−Cu
−0系などの酸化物超電導体膜から非常に長い超電導近
接効果が観察されており、2層膜全体を超電導膜として
用いることができるため好都合である。なお、特別な理
由により酸化物超電導体膜を露出させる必要がある場合
には、上述したようにイオンミリング法などを用いて酸
化物超電導体膜表面の一部または全面から第1の金属膜
を除去し、酸化物超電導体膜を露出させることが可能で
ある。
次に、本発明の他の実施例について第2図を参照して説
明する。
明する。
まず、前述の実施例と同様にLn−M−Cu−0系酸化
物超電導体薄膜2上に超電導領域として残存させる部分
にパターニングされた貴金属を主体とする第1の金属膜
4を形成し、この第1の金属膜4上を含めて第1の金属
膜4の周囲を囲むようにある範囲内のみに鉛を主成分と
する第2の金属Jli5を形成する(第2図−a)。
物超電導体薄膜2上に超電導領域として残存させる部分
にパターニングされた貴金属を主体とする第1の金属膜
4を形成し、この第1の金属膜4上を含めて第1の金属
膜4の周囲を囲むようにある範囲内のみに鉛を主成分と
する第2の金属Jli5を形成する(第2図−a)。
次に、前述の実施例と同様に、鉛を主成分とす第2の金
属膜5と直接接触しているLn−M−Cu−0系酸化物
超電導体薄膜2とを反応させ、絶縁物質6を形成する(
第2図−b)。
属膜5と直接接触しているLn−M−Cu−0系酸化物
超電導体薄膜2とを反応させ、絶縁物質6を形成する(
第2図−b)。
この後、貴金属を主成分とする第1の金属膜4上に残存
する鉛を主成分とする第2の金属膜5を同様に除去する
。これによって、第1の金属膜4によって覆われた部分
のI、n−M−Cu−0系酸化物超電導体薄膜2は超電
導体領域12として初期の膜質が維持される。また、絶
縁物質6によって囲繞されたフィールド領域12内には
、酸化物超電導体薄膜2の残存部分13が存在している
が、超電導領域11は絶縁物質6によって良好に素子間
分離が行わ゛れているため、前述の実施例と同様に目的
とする素子間分離の行われた超電導体装置が得られる(
第2図−C)。
する鉛を主成分とする第2の金属膜5を同様に除去する
。これによって、第1の金属膜4によって覆われた部分
のI、n−M−Cu−0系酸化物超電導体薄膜2は超電
導体領域12として初期の膜質が維持される。また、絶
縁物質6によって囲繞されたフィールド領域12内には
、酸化物超電導体薄膜2の残存部分13が存在している
が、超電導領域11は絶縁物質6によって良好に素子間
分離が行わ゛れているため、前述の実施例と同様に目的
とする素子間分離の行われた超電導体装置が得られる(
第2図−C)。
この実施例によれば、鉛を主成分とする第2の金属膜の
形成範囲を素子間分離が充分に行える範囲に限定するこ
とによって、鉛を主成分とする金属膜によって覆われた
酸化物超電導体膜と、露出された酸化物超電導体膜とを
隣接して共存させているため、反応に係わる空気中の水
分が酸化物超電導体膜と鉛を主成分とする膜との界面に
到達しやすくなり、絶縁物質の形成速度をより速くする
ことが可能となる。なお、鉛を主成分とする第2の金属
膜の形成範囲を規制するには、たとえばリフトオフ法を
用いればよい。
形成範囲を素子間分離が充分に行える範囲に限定するこ
とによって、鉛を主成分とする金属膜によって覆われた
酸化物超電導体膜と、露出された酸化物超電導体膜とを
隣接して共存させているため、反応に係わる空気中の水
分が酸化物超電導体膜と鉛を主成分とする膜との界面に
到達しやすくなり、絶縁物質の形成速度をより速くする
ことが可能となる。なお、鉛を主成分とする第2の金属
膜の形成範囲を規制するには、たとえばリフトオフ法を
用いればよい。
なお、上記実施例では超電導材料としてY−Ba−Cu
−0系酸化物超電導体膜を用いたものについて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく 、Y−B
a−Cu−0系酸化物超電導体膜の主成分であるイツト
リウムを他の希土類元素、たとえばランタンなどに置換
えた材料に対しても同様な反応により絶縁化することが
確められており、本発明はLn−M−Cu−0系の各種
酸化物超電導体に対して有効である。
−0系酸化物超電導体膜を用いたものについて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく 、Y−B
a−Cu−0系酸化物超電導体膜の主成分であるイツト
リウムを他の希土類元素、たとえばランタンなどに置換
えた材料に対しても同様な反応により絶縁化することが
確められており、本発明はLn−M−Cu−0系の各種
酸化物超電導体に対して有効である。
[発明の効果]
以上説明したように本発明の超電導体装置の製造方法に
よれば、絶縁基板上に形成したLn−M−Cu−〇系酸
化物超電導体膜に対して、その側面を露出させることな
く絶縁分離された希望する形状のパターンを形成でき、
また微細パターンの超電導領域を再現性よく形成するこ
とができる。よって、得られる超電導特性が一定で、か
つ集積度の高い超電導電子デバイスを確実に得ることが
可能となる。
よれば、絶縁基板上に形成したLn−M−Cu−〇系酸
化物超電導体膜に対して、その側面を露出させることな
く絶縁分離された希望する形状のパターンを形成でき、
また微細パターンの超電導領域を再現性よく形成するこ
とができる。よって、得られる超電導特性が一定で、か
つ集積度の高い超電導電子デバイスを確実に得ることが
可能となる。
第1図(a)〜(f)は本発明の一実施例の超電導体装
置の製造工程を示す断面図、第2図(a)〜(c)は本
発明の他の実施例の超電導体装置の製造工程を示す断面
図である。 1・・・・・・絶縁基板、2・・・・・・Ln−M−C
u−0系酸化物超電導体膜、3・・・・・・フォトレジ
スト膜、4・・・・・・貴金属を主成分とする第1の金
属膜、5・・・・・・鉛を主成分とする第2の金属膜、
6・・・・・・絶縁物質、7.11・・・・・・超電導
領域、8.12・・・・・・フィールド領域。 出願人 株式会社 東芝 、代理人 弁理士 須 山 佐 − J
置の製造工程を示す断面図、第2図(a)〜(c)は本
発明の他の実施例の超電導体装置の製造工程を示す断面
図である。 1・・・・・・絶縁基板、2・・・・・・Ln−M−C
u−0系酸化物超電導体膜、3・・・・・・フォトレジ
スト膜、4・・・・・・貴金属を主成分とする第1の金
属膜、5・・・・・・鉛を主成分とする第2の金属膜、
6・・・・・・絶縁物質、7.11・・・・・・超電導
領域、8.12・・・・・・フィールド領域。 出願人 株式会社 東芝 、代理人 弁理士 須 山 佐 − J
Claims (1)
- (1)絶縁基板上にLn−M−Cu−O系酸化物超電導
体(Lnは希土類元素から選ばれた少なくとも1種の元
素を、Mはアルカリ土類元素から選ばれた少なくとも1
種の元素を示す。)膜を形成する工程と、このLn−M
−Cu−O系酸化物超電導体膜上に貴金属を主成分とす
る第1の金属膜を所望とする超電導領域の形状に応じて
形成する工程と、 前記貴金属を主成分とする第1の金属膜上と連続して前
記Ln−H−Cu−O系酸化物超電導体膜上に鉛を主成
分とする第2の金属膜を形成する工程と、前記鉛を主成
分とする第2の金属膜とこの第2の金属膜下部の前記L
n−M−Cu−O系酸化物超電導体膜とを反応させ絶縁
物質化させる工程と を有することを特徴とする超電導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1081950A JPH02260676A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 超電導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1081950A JPH02260676A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 超電導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02260676A true JPH02260676A (ja) | 1990-10-23 |
Family
ID=13760778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1081950A Pending JPH02260676A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 超電導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02260676A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0354875A (ja) * | 1989-07-24 | 1991-03-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 超電導体回路の形成方法 |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP1081950A patent/JPH02260676A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0354875A (ja) * | 1989-07-24 | 1991-03-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 超電導体回路の形成方法 |
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