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JPH02259170A - 合成皮革の製造法 - Google Patents

合成皮革の製造法

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Publication number
JPH02259170A
JPH02259170A JP8117189A JP8117189A JPH02259170A JP H02259170 A JPH02259170 A JP H02259170A JP 8117189 A JP8117189 A JP 8117189A JP 8117189 A JP8117189 A JP 8117189A JP H02259170 A JPH02259170 A JP H02259170A
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JP
Japan
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general formula
formula
polyurethane resin
diol component
tables
Prior art date
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Granted
Application number
JP8117189A
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English (en)
Other versions
JPH0689510B2 (ja
Inventor
Koji Horai
宝来 康治
Yoshio Kobayashi
良夫 小林
Katsuhiko Ikegami
池上 勝彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP1081171A priority Critical patent/JPH0689510B2/ja
Priority to EP19890308809 priority patent/EP0358406A3/en
Priority to US07/401,862 priority patent/US4990545A/en
Publication of JPH02259170A publication Critical patent/JPH02259170A/ja
Publication of JPH0689510B2 publication Critical patent/JPH0689510B2/ja
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は合成皮革の製造法に関するものである。
[従来の技術] 耐傷性の優れた合成皮革の製造法に関し高モジュラスの
アクリル変性ポリウレタン樹脂の溶剤溶液を基体に塗布
し、有機溶剤を乾燥除去して得られる合成皮革の製造法
等が知られている(例えば特公昭59−21990号公
叩)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、これらの製造法で得られた合成皮革は耐
傷性に優れるれているものの、合成皮革表面に一度付い
た引っかき傷、折れしわ、等を元の傷の無い常態近くま
で回復できる機能はをしていなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は合成皮革表面に付℃)た引つ力)き(易、
折れしわ等の傷を、ゆるやかな加熱−より元の表面状態
に回復させることが出来る被覆材料のU[究を重ねた結
果本発明に到達した。
すなわち本発明は有機ジイソシアネ−1・、MQ x’
c11(0−AI )、0−A−0(A2−0)。](
、(1)[式中、Aは一般式 および/または R2炭素数1〜3のアルキル基、 弗素、または塩素)、 Xは水素、またはメチル基。
AI、A2は炭素数2〜4のアルキレン基。
m、  nはAが一般式(2)である場合には2≦m+
n≦10を満足する正の整数であり、Aが一般式(3)
である場合にはO≦n+m410を満足するOまたは正
の整数である。コで示されるジオール成分および必要に
より平均分子量500〜8000の長鎖ジオール成分か
らのポリウレタン樹脂で、該ポリウレタン樹脂中に一般
式(1)に由来する」二記一般式(2)および/または
(3)で示される構成成分を少なくとも15重量%、含
むポリウレタン樹脂を基材の表面に被覆することを特徴
とする合成皮革の製造法および、有機ジイソシアネ−1
・、一般式(4)で示されるジオール成分および必要に
より平均分子量500〜8000の長鎖ジオール成分か
らのポリウレタン樹脂で、該ポリウレタン樹脂中に一般
式(4)に由来する下記一般式(5)で示される構成成
分を少なくとも20重量%、含むポリウレタン樹脂を基
材の表面に被覆することを特徴とする合成皮革の製造法
である。
一般式(1)においてR1、R2の炭素数1〜3のアル
キル基としてはメヂル基、エチル基、ブチル基等が挙げ
られる。この内メチル基が好ましい。
AI、A2の炭素数2〜4のアルキレン基としてはエチ
レン基、プロピレン基、ブチレン基等が挙げられる。こ
のうちエチレン基が好ましい。ITh  nは人が一般
式(2)である場合には好ましくは2≦m+n≦4を満
足する正の整数であり、Aが一般式(3)である場合に
は好ましくは0≦m、+n≦4を満足する0または正の
整数である。
一般式(1)のジオール成分として具体的には4.4−
−メチレンビスフェノールのエチレンオキサイド2モル
付加物、4.4−一メチレンビスフェノールのエチレン
オキサイド4モル伺加物、4.4−−メチレンビスフェ
ノールのプロピレンオキサイド2モル付加物、4.4−
−メチレンビスフェノールのプチレンオキザイド4モル
付加物、4.4゛−イソプロピリデンビスフェノールの
エチレンオキサイド2モル付加物、4.4−−ジヒドロ
キシベンゾフェノンのエチレンオキサイド4モル付加物
等やビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、2
,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン
、3,3−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ペン
タンおよびビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタ
ンのエチレンオキサイド2モル付加物、2. 2−ヒス
(4ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンのプロピレン
オキサイド4モル付加物、3,3−ビス(4−ヒドロキ
シシクロヘキシル)ペンタンのプチレンオキザイド2モ
ル付加物等が挙げられる。
一般式(4)で示されるジオール成分はシクロヘキサン
ジメタツールである。
一般式(1)に由来する一般式(2)および/または(
3)で示される構成成分の量はポリウレタン樹脂中に少
なくとも15重■%、好ましくは20重量%以上であり
15重量%未満では合成皮革の傷回復性が悪くなる。ま
た、一般式(1)で示されるジオール成分は一般式(1
)に由来する一般式(2)および/または(3)で示さ
れる構成成分の量がポリウレタン樹脂中に少なくとも1
5重量%を満足する範囲内で単独あるいは2種以上の混
合使用ができる。
一般式(4)に由来する一般式(5)で示される構成成
分の量はポリウレタン樹脂中に少なくとも20重量%、
好ましくは25重量%以上であり20重量%未満では傷
の回復性が悪くなる。
必要によって用いられる平均分子量500〜8000の
長鎖ジオール成分としてはポリエーテルジオール、ポリ
エステルジオール、ポリブタジェングリコール、水添ポ
リブタジェングリコール、およびこれらの2種以上の混
合物が挙げられる。
ポリエーテルジオールとしては、例えばポリエチレンエ
ーテルグリコール、ポリプロピレンエーテルグリコール
、ポリエチレン−ポリプロピレン(ブロックおよび/ま
たはランダム)エーテルグリコール、ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコール、ポリテトラメチレン−エチレン
(ブロックおよび/またはランダム)エーテルグリコー
ル、ポリテトラメチレン−プロピレン(ブロックおよび
/またはランダム)エーテルグリコール、ポリへキサメ
チレンエーテルグリコール、およびこれらの2種以上の
混合物が挙げられる。
ポリエステルジオールには、低分子ジオールおよび/ま
たは分子ffi 1000以下のポリエーテルジオール
とジカルボン酸とを反応させて得られる縮合ポリエステ
ルジオールや、ラクトンの開環重合により得られるポリ
ラクトンジオール、ポリカーボネートジオール等が含ま
れる。上記低分子ジオールとしてはエチレングリコール
、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3
〜ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1゜6−
ヘキサンジオール、およびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。分子量1000以下のポリエーテルジオー
ルとしては、前記ポリエーテルジオール例えばポリエチ
レングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル、ポリプロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル;およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。ま
た、ジカルボン酸としては脂肪族ジカルボン酸(コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、アゼライン
酸、マレイン酸、フマル酸等)、芳香族ジカルボン酸(
テレフタル酸、イソフタル酸等)およびこれらの2種以
」二の混合物が挙げられ、;ラクトンとしてはε−カプ
ロラクトンが挙げられる。
これらのポリエステルジオールの具体例としては、ポリ
エチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリへ
キサメヂレンアジペ−1・、ポリネオペンチルアジペ−
1・、ポリエチレンプロピレンアジペート、ポリエチレ
ンプチレンアジペ−1・、ポリブチレンヘキサメチレン
アジペート、ポリジエチレンアジペート、ポリ(ポリテ
トラメチレンエーテル)アジペート、ポリエチレンアゼ
レート、ポリエチレンセバケート、ポリブチレンアゼレ
ト、ポリブチレンセバケート、ポリカプロラクトンジオ
ール;およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
ポリブタジェングリコールとしては水酸基末端ポリブタ
ジェンホモポリマータイプ、および水酸基末端ポリブタ
ジェンコポリマータイプ(スチレンブタジェンコポリマ
ー アクリロニトリルブタジェンコポリマー)等や、こ
れらの2種以」二の混合物等が挙げられる。具体的には
米国ABO3社のPI3 oly Bdシリーズ及び日本曹達(株)のNl5SO
−PBのGシリーズが挙げられる。
水添ポリブタジェングリコールとしては上記ポリブタジ
ェングリコールの不飽和二重結合の一部または全部を水
素添加したもの、およびこれらの2種以上の混合物等が
挙げられる。具体的には日本曹達(株)のNl5SO−
PRのGlシリーズ等が挙げられる。
また、これらの長鎖ジオール成分とエチレン性不飽和単
量体(アクリロニトリル、スチレン等)を重合させて得
られる重合体ジオールも使用することが出来る。
また、傷回復性の効果を妨げない範囲でウレタン樹脂の
製造に一般に公知のインシアネートと反応しうる低分子
量活性水素化合物を鎖伸長剤、あるいは架橋剤として少
量使用できる。この低分子量活性水素化合物としてエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1. 4−フ
チレンクリコール、 トリメチロールプロパン、モノエ
タノールアミン、ジェタノールアミン、エチレンジアミ
ン、=12− ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミンイソホ
ロンジアミン、4.4’−ジフェニルメタンジアミン等
を使用することができる。
本発明に用いる有機ジイソシアネートとしては、例えば
4,4′ −ジフェニルメタンジイソシアネート、トリ
レンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネ−1・、
ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシア
ネ−1−14,4’ −メチレンビス(シクロヘキシル
イソシアネ−1へ)等の脂環式ジイソシアネートが挙げ
られる。このうぢ傷回復性の点から4,4′ −ジフェ
ニルメタンジイソシアネートおよび、4.4’−メチレ
ンビス(シクロヘキシルイソシアネ−1・)がとくに好
ましい。
一般式(1)または(4)で示されるジオール(A)と
必要により使用される長鎖ジオール成分(B)のモル比
は通常1: 0〜1、好ましくは1:0−0.5である
有機ジイソシアネート(C)と前記(A)、 CB)お
よびその他の低分子グリコール等の活性水素化合物との
当量比は通常インシアネート基:活性水素含有基=0.
9〜1. 1+  1、好ましくは実質的に1: 1で
ある。
ポリウレタンの製造は、通常の方法で行う事が出来、例
えば有機ジイソシアネートと前記一般式(1)または(
4)のジオール成分および必要により長鎖ジオール成分
とを同時に反応させるワンショット法、有機ジイソシア
ネ−1・と長鎖ジオール成分とを反応させてプレポリマ
ーを製造し次いでこれに前記一般式(1)または(4)
のジオルと反応させる方法等である。
ポリウレタンの製造は、インシアネート基に対して不活
性な溶媒の存在下または不存在下で行うことが出来る。
 また反応を促進するため、ポリウレタン反応に通常使
用される触媒(例えばジブチルチンジラウレーチl−、
スタナスオクトエート等)を必要により使用することが
できる。
ポリウレタンの製造は通常用いられている製造装置で行
うことが出来る。無溶媒で重合させたのち溶媒に溶解し
たものでもよい。
溶媒を使用する場合、溶媒としてはアミド系溶媒[ジメ
チルフォルムアミド(以下DMFと略記)ジメチルアセ
トアミド等]、スルフオキシド系溶媒(ジメチルスルフ
オキシド等)、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン等)、エステル系溶媒(酢酸エチル等)、ケ
トン系溶媒(シクロヘキサノン、メチルエチルケトン等
)、芳香族炭化水素系溶媒(トルエン等)、およびこれ
ら2種以」二の混合物が挙げられる。実用上好ましいの
はアミド系溶媒、スルフオキシド系溶媒、およびケトン
系溶媒、特にDMFである。
ポリウレタン樹脂溶液中には傷回復性を妨げない範囲で
ポリウレタン樹脂以外の樹脂、例えばポリ塩化ビニル、
ポリアクリル酸エステ/L/、  ポリメタアクリル酸
エステル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、アク
リロニトリル−塩化ビニリデン共重合体、アクリロニト
リル−スチレン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体を配合することができる。またこれらのポリマーが
ポリウレタン化反応を阻害しないならばポリウレタン樹
脂合成時に配合してもよい。
また、必要により架橋剤【例えば芳香族ポリイソイアネ
ート[具体的には日本ポリウレタン工業(株)製: コ
ロネートL等コあるいは、脂肪族ポリイソシアネート[
具体的には日本ポリウレタン工業(株)製: コロネー
) HL等]等の多官能イソシアネート等]、酸化防止
剤[4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−e−t
−ブチルフェノール)等のヒンダードフェノール; ト
リフェニルホスファイト、トリクロルエチルホスファイ
ト等の有機ホスファイト]、紫外線吸収剤(ベンゾフェ
ノン系、ベンゾトリアゾール系、蓚酸アニリド系等)、
NOxガス安定剤(セミカルバシロ系等)カルボン酸、
リン酸、オキシカルボン酸等の安定剤や顔料(酸化チタ
ン、カーボンブラック等)、染料(アンスラキノン系、
チオインジゴ系、ペリレン系等)、フィラー(炭酸カル
シウム、シリカ、ガラスピーズ等)、界面活性剤(カチ
オン系、アニオン系、ノニオン系、シリコーン系等)、
スリップ剤(高級脂肪酸アミド等)、可塑剤(ジブチB
− ルフタレート、ジオクチルフタレート等)、等を添加す
ることが出来る。
本発明において使用する基材としては種々のものが使用
できる。天然皮革、各種天然または合成繊維(ポリアミ
ド、ポリエステル、レーヨン、ウル、綿等およびそれら
の混合物)からなる織布、不織布、編布、フェルト、起
毛、布紙等や、」1記織布、不織布、起毛布等の基布に
ポリウレタン樹脂を含浸あるいは被覆したものや、ポリ
ウレタン樹脂やポリ塩化ビニル樹脂のスポンジ層を形成
したもの、あるいは更にその上にポリウレタン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリアミノ酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂
等の皮膜を形成したもの等種々のタイプのものが使用で
きる。
本発明の合成皮革の製造法とは、本発明のポリウレタン
樹脂を前記した基材の表面に被覆するものであるが、そ
の被覆方法としては含浸、スプレー塗装、ドクターナイ
フ塗装、グラビア塗装、転写法等の方法が採用できる。
ポリウレタン樹脂溶液の濃度は通常3〜80重量%の範
囲で使用される。希釈用溶剤としてはアミド系溶剤(D
MFl ジメチルアセトアミド等)、ラクタム系溶剤(
0−メチル−2−ピロリドン等)、スルフオキシド系溶
剤(ジメチルスルフオキシド等)、エーテル系溶剤(ジ
オキサン、テトラヒドロフラン等)、エステル系溶剤(
酢酸エチル等)、ケトン系溶剤(シクロヘキサノン、メ
チルエチルケトン、メチロイソブチルケトン等)芳香族
系溶剤(トルエン等)、およびこれら2種以上の混合物
が上げられる。
塗膜は80〜160°Cで1〜60分間乾燥させると不
粘着性でブロッキングの生じない良好な合成皮革が得ら
れる。
本合成皮革の表面に着色、表面感触の調整の為傷回復性
を妨げない範囲で、更にポリウレタン樹脂、ポリアミノ
酸樹脂、ポリアクリル樹脂、等を被覆しても良い。
本発明で得られる合成皮革は常温で付いた引っかき傷、
折りしわ等の傷を、40〜100℃に加熱することによ
り元の傷の無い常態近くまで回復させることかできる。
[実施例] 以下実施例により本発明を説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。 (実施例中に示す部は重量
部を表す) 実施例1 ポリテトラメチレンエーテルグリコール(平均分子量2
000水酸基価56.1)2400部と、4、tr−−
ジフェニールメタンジイソシアネート2500部を70
°Cで2時間反応させ末端にインシアネート基を有する
擬プレポリマーを得た。この擬プレポリマーと4,4″
−イソプロピリデンビスフェノールのエチレンオキサイ
ド付加物(平均付加モル数2.8モル、平均分子f13
52、水酸基価319)をそれぞれ110〜120 ’
Cに加温し、定量ポンプで100g/分および63.2
g/分の速度で連続的に混合機を介し約200°Cに調
温された双軸スクリュー押出機中で反応させ、双軸スク
リュー出口のダイス、および冷却機、ペレタイザーを介
し円柱状のポリウレタン樹脂ぺI/ッ トを得た。
このポリウレタン樹脂の30%D M F 溶液の粘度
は20°Cで460ポイズてあった。
上記ポリウレタン樹脂30部をDMF 135部中に溶
解後、酢酸エチルエステル135部、カーボンブラック
3部、を加え塗工液に調整した。
この塗工液を基材(起毛布にポリウレタン樹脂の湿式ス
ポンジ層を付与したもの)表面にグラビアロールで塗布
後130°Cで5分間乾燥しく乾燥後の塗膜厚さは約1
5μであった)合成皮革を得た。
この合成皮革表面に引っかき傷、揉みしわ等をつけたの
ちドライヤーで約1分間加熱したところ傷、折れしわの
無い表面常態に回復した。
実施例2 ポリブチレンアジペート(平均分子量2,500゜水酸
基価44..9)58部、4,4′イソプロピリデンビ
スフエノールのエチレンオキサイド付加物(平均付加モ
ル数2.3モル、平均分子量3301  水酸基価34
0)131部、4,4゛−メチレンビス(シクロヘキシ
ルイソシアネ−1−)111部、ジブチルチンジラウレ
ート(触媒)0.1部をDMF 400部、メチルエチ
ルケトン300部、の混合溶媒中で80°Cで反応させ
て、樹脂濃度30%で20°Cの粘度が100ポイズの
ポリウレタン樹脂を得た。
得られたポリウレタン樹脂溶液100部にメチルエチル
ケトン50部、DMF50部、酸化チタン5部、コロネ
ー)HL[日本ポリウレタン(株)製、多官能インシア
ネート15部、を配合し塗工液に調整した。     
          この塗工液を一般式iIll型紙
上にドクターナイフで厚さ100μにコーテイング後1
30°Cで5分間乾燥した、これに更にポリウレタン樹
脂系接着剤ザンンプレンLQ−228[工作化成工業(
株)製]を厚さ100μにコーテイング後130°Cで
1分間乾燥し170°Cに加熱した熱ロールで基材(ポ
リウレタン樹脂のスポンジ層を形成させた起毛布)と圧
着し合成皮革を得た。
この合成皮革の表面に引っかき傷、揉みしわ等を付けた
のぢ80’Cの湯浴に浸漬したところ約1分間で傷、折
れしわの無い表面常態に回復した。
実施例3 ポリカーボネートジオール(平均分子ffi 1020
、水酸基価110)114.4部、2,2−ビス(4−
ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン(分子量246)
77.1部、4,4−−ジフェニールメタンジイソシア
ネート108.5部、をDMF700部中80°Cで反
応させて、樹脂濃度30%で20″Cの粘度が650ポ
イズのポリウレタン樹脂溶液を得た。
この樹脂溶液100部にメチルエチルケトン250部、
DMF250部、カーボンブラック5部を加え塗工液に
調整した。  この塗工液を基材(塩ビレザー:発泡タ
イプ)表面に乾燥後の厚みが15μになるようにスプレ
ィコーテイング後140°Cで3分間乾燥し合成皮革を
得た。
この合成皮革表面に引っかき傷、揉みしわ等を付けた後
80°Cの湯浴中に浸漬したところ傷、折れしわの無い
表面常態に回復した。
実施例4 シクロヘキサンジメタツール1.09.6部、4゜4−
−ジフェニールメタンジイソシアネ−1・190.4部
をDMF 700部中、80″Cで反応させて、樹脂濃
度30%で20°Cの粘度が810ポイズのポリウレタ
ン樹脂溶液を得た。
この樹脂溶液100部にDMF 250部、メチルエチ
ルケトン250部、酸化チタン5部を加え塗工液に調整
した。  この塗工液を基材(湿式合成皮革)表面に乾
燥後の厚みが15μになるようにスプレィコーテイング
後」30°Cで5分間乾燥した。
得られた合成皮革表面に引っかき傷、揉みしわ等を付け
た後80 ’Cの湯浴中に浸漬したところ約2分間で傷
、折れしわの無い表面常態に回復した。
比較例1 ポリカーボネートジオール(平均分子fA 20001
  水酸基価56.1)161部、エチレングリコール
23.6部、4,4−−ジフェニールメタンジイソシア
ネート115.4部をDMF中、80°Cで反応させて
、樹脂濃度30%で20″Cの粘度が710ポイズのポ
リウレタン樹脂溶液を得た。
上記ポリウレタン樹脂溶液100部にDMF 35部、
メチルエチルケトン135部、カーボンブラック5部を
加え塗工液を調整した。
この塗工液を基材(起毛布にポリウレタン樹脂の湿式ス
ポンジ層を形成させたもの)表面にグラビアロールで塗
布後130°Cで5分間乾燥しく乾燥後の塗膜厚さは約
15μであった)合成皮革を得た。
この合成皮革の表面に引っかき傷、揉みしわ等を付けた
後、80℃の湯浴中に5分間浸漬したがこれらの傷は消
えなかった。また更にドライヤーで5分間加熱したが傷
は消えず傷回復性の効果は認められなかった。
[発明の効果コ 本発明で得られる合成皮革は、合成皮革表面に発生する
傷(引っかき傷、揉みしわ等)を40〜100°Cの緩
やかな加熱により傷の無い表面常態に回復できる。また
、表面滑性、耐候性も非常に良好である。
上記効果を奏することから本発明で得られた合成皮革は
靴、鞄、衣料用材料、家具、車両用部材、等の用途に有
用である。また合成皮革表面に一時的に押し型でマーキ
ングする等の使用方法もでき有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材の表面に、有機ジイソシアネート、一般式(1
    ) H(O−A_1)_mO−A−O(A_2−O)_nH
    (1)[式中、Aは一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) および/または ▲数式、化学式、表等があります▼(3) A_3は▲数式、化学式、表等があります▼(ただしR
    _1、R_2は水素、炭素数1〜3のアルキル基、 弗素、または塩素)、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ Xは水素、またはメチル基。 A_1、A_2は炭素数2〜4のアルキレン基。 m、nはAが一般式(2)である場合には2≦m+n≦
    10を満足する正の整数であり、Aが一般式(3)であ
    る場合には0≦n+m≦10を満足する0または正の整
    数である。] で示されるジオール成分および必要により平均分子量5
    00〜8000の長鎖ジオール成分からのポリウレタン
    樹脂で、該ポリウレタン樹脂中に一般式(1)に由来す
    る上記一般式(2)および/または(3)で示される構
    成成分を少なくとも15重量%含むポリウレタン樹脂を
    基材の表面に被覆することを特徴とする合成皮革の製造
    法。 2、一般式(1)で示されるジオール成分のm、nが、
    Aが一般式(2)である場合には2≦m+n≦4を満足
    する正の整数であり、Aが一般式(3)である場合には
    0≦m+n≦4を満足する0または正の整数である請求
    項1記載の製造法。 3、有機ジイソシアネート、一般式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) で示されるジオール成分および必要により平均分子量5
    00〜8000の長鎖ジオール成分からのポリウレタン
    樹脂で、該ポリウレタン樹脂中に一般式(4)に由来す
    る下記一般式(5)で示される構成成分を少なくとも2
    0重量%含むポリウレタン樹脂を基材の表面に被覆する
    ことを特徴とする合成皮革の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(5) 4、有機ジイソシアネートが4,4′−ジフェニルメタ
    ンジイソシアネートおよび/または4,4′−メチレン
    ビス(シクロヘキシルイソシアネート)である請求項1
    〜3のいずれか記載の製造法。
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KR20230059205A (ko) * 2021-10-26 2023-05-03 한국신발피혁연구원 Tpu 복합 조성물 제조방법

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