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JPH02256551A - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置

Info

Publication number
JPH02256551A
JPH02256551A JP1077162A JP7716289A JPH02256551A JP H02256551 A JPH02256551 A JP H02256551A JP 1077162 A JP1077162 A JP 1077162A JP 7716289 A JP7716289 A JP 7716289A JP H02256551 A JPH02256551 A JP H02256551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
circuit
transistor
switch
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1077162A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Nishibe
泰司 西部
Hitoshi Iwata
仁 岩田
Shigekazu Yasuda
安田 重和
Kenichi Kinoshita
木下 賢一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP1077162A priority Critical patent/JPH02256551A/ja
Publication of JPH02256551A publication Critical patent/JPH02256551A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、自動車などに用いられるワイパ制御装置、特
にはワイパによる払拭動作を間欠的に行わせる機能を備
えたワイパ制御装置に関する。
(従来の技術) 例えば自動車用のワイパ制御装置においては、ワイパを
連続駆動する通常の連続払拭モードの他に、ワイパを間
欠駆動する間欠払拭モードを設定することが主流になっ
ている。このような間欠払拭モードを設定する場合、従
来では、ワイパモータの通電路にリレースイッチを介在
させ、このリレースイッチをインターバル制御回路によ
り周期的にオンオフさせることが行われている。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来構成では、ワイパモータ駆動用のスイッチング
素子として機械的接点であるリレースイッチを利用して
いるため、その接触及び寿命に関する信頼性が比較的低
いという問題があり、また、リレースイッチのオンオフ
時の動作音が比較的大きくて耳障りになるという問題も
ある。
このような問題に対処するためには、既にソリッドステ
ート化が図られているインターバル制御回路と同様に、
ワイパモータ駆動用のスイ・ソチング素子をソリッドス
テート化することが望ましく、この場合には、リレース
イッチに代えてパワートランジスタのような半導体スイ
ッチング素子を使用すれば良い。しかしながら、半導体
スイ・ソチング素子は、サージ電圧或は過電流により破
壊され易いという一般的性質があるのに対して、自動車
にあっては、サージ電圧が発生し易いと共に、デッドシ
ョートによる短絡電流或はワイパモータのロックに伴う
過電流が流れることが往々にしであるという特有の事情
がある。このためワイパモータ駆動用のスイッチング素
子を単純にソリ・ソドステート化することには無理があ
る。
また、リレースイッチにあっては、メーク接点及びブレ
ーク接点を有した切換形のもので構成できるから、ワイ
パを定位置に確実に停止させるべくワイパモータに発電
制動をかける場合にそのリレースイッチのブレーク接点
をそのまま利用できるが、上記のようなソリッドステー
ト化を行う場合には、ワイパモータの発電制動用に半導
体スイッチング素子が別途に必要となる。ところが、ワ
イパモータ駆動用及び発電制動用の各半導体スイッチン
グ素子を単純に組合わせたのでは、これらが同時オンし
て電源を短絡する虞があり、従って、ワイパモータ駆動
用のスイッチング素子をソリッドステート化する場合に
は、特別な工夫が必要である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、ワイパモータの間欠的な駆動に半導体スイッチン
グ素子を利用することによって、接触及び寿命に対する
信頼性向上を実現できる共に、上記半導体スイッチング
素子の保護並びにワイパの定位置への停止動作を確実に
行い得るなどの効果を奏するワイパ制御装置を提供する
にある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、連続モード位置及び停止モード位置の他にワ
イパを間欠払拭動作させるための間欠モード位置を備え
たワイパスイッチと、ワイパが所定の待機位置へ移動さ
れたときに検知状態に切換えられる定位置停止スイッチ
とを備えたワイパ制御装置を対象としたものであり、ワ
イパスイッチが間欠モード位置に切換えられときにワイ
パモータの通電路に介在される主半導体スイッチング素
子、ワイパスイッチが間欠モード位置に切換えられた状
態でインターバル制御回路により周期的に動作開始され
ると共に各周期の動作状態を定位置停止スイッチが検知
状態に切換えられるまで保持しその動作状態で前記主半
導体スイッチング素子をオンさせる駆動回路、この駆動
回路が動作停止されたときにオンされてワイパモータの
両端を短絡する補助半導体スイッチング素子、主半導体
スイッチング素子に流れる負荷電流を検出する電流検出
手段、この電流検出手段による検出負41電流が第1の
上限値を越えたときに第1のトリップ信号を出力する第
1の比較回路、電流検出手段による検出負荷電流が前記
第1の上限値より低い第2の上限値を越えたときに所定
の遅延時間後に第2のトリップ信号を出力する第2の比
較回路、第1のトリップ信号或は第2のトリップ信号が
出力されたときに駆動回路を動作停止させると共にその
動作停止状態を保持する保持回路、ワイパモータの通電
路に所定レベル以上の電圧が印加されたときに前記駆動
回路を動作停止させるサージ保護回路を設ける構成とし
たものである。
また、この場合において、主半導体スイッチング素子の
温度を温度センサにより検出すると共にその検出温度が
所定値以上になったときに駆動回路を動作停止させる過
熱保護回路を設ける構成としても良い。
(作用) ワイパスイッチが間欠払拭モード位置に切換えられたと
きには、主半導体スイッチング素子がワイパモータの通
電路に介在されると共に、駆動回路がインターバル制御
回路により周期的に動作開始されるようになり、その動
作状態では上記主半導体スイッチング素子がオンされる
ようになる。
このため、ワイパモータに対し主半導体スイッチング素
子を通じて周期的に通電されるようになる。
このとき駆動回路は、その動作状態を、定位置停止スイ
ッチが検知状態に切換えられるまで、っまリワイパが所
定の待機位置まで移動されるまでの期間のみ保持するも
のであり、従って、ワイパモータへの通電によりワイパ
が待機位置まで移動されたときには、駆動回路の動作停
止に応じた主半導体スイッチング素子のオフによりワイ
パモータが断電される。このように主半導体スイッチン
グ素子がオフされたときには、補助半導体スイッチング
素子がオンされてワイパモータの両端を短絡するから、
そのワイパモータに発電制動がかけられてワイパが前記
待機位置に正確に停止される。
以上のようにして、ワイパの間欠払拭動作がインターバ
ル制御回路に設定された周期で行われる。
そして、ワイパモータに対する通電時に、そのワイパモ
ータの電源側端子がアースに落ちるなどのデッドショー
トが発生したときには、主半導体スイッチング素子に第
1の上限値以上の短絡電流が負荷電流として流れるよう
になる。この場合には、第1の比較回路が直ちに第1の
トリップ信号を出力するようになり、これに応じて保持
回路が前記駆動回路を動作停止状態に保持する。この結
果、主半導体スイッチング素子が強制的にオフされ、以
て短絡電流に起因した主半導体スイッチング素子の破壊
が防止されるようになる。
また、ワイパモータに対する通電時に、そのワイパモー
タがロックした場合などには、主半導体スイッチング素
子に第2の上限値以上のロック電流が負荷電流として流
れるようになる。この場合には、第2の比較回路が所定
の遅延時間後に第2のトリップ信号を出力するようにな
り、これに応じて保持回路が前記駆動回路を動作外■L
状態に保持する。この結果、主半導体スイッチング素子
が強制的にオフされ、以て過電流に起因した主半導体ス
イッチング素子の破壊が防止されるようになる。
さらに、ワイパモータの通電路に所定レベル以上の電圧
が印加されたときには、サージ保護回路が駆動回路を動
作停止させるようになるから、主半導体スイッチング素
子が強制的にオフされるようになり、これによって過電
圧に起因した主半導体スイッチング素子の破壊が防1ヒ
されるようになる。
一方、加熱保護回路が設けられていた場合には、主半導
体、スイッチング素子の温度が所定値以上に上昇したと
きに駆動回路が動作停止ヒされるようになるから、この
場合にも主半導体スイッチング素子が強制的にオフされ
るようになり、これにより異常な温度上昇に起因した主
半導体スイッチング素子の破壊が防止されるようになる
(実施例) 以上、本発明を自動重用ワイパ制御装置に適用した一実
施例について図面を参照しながら説明する。
図において、1は端子T1〜T7を有したワイパスイッ
チで、これは図示しない操作レバーの操作に応じて、停
止モード位置OFF、  ミストモード位置MIST、
間欠モー・ド位置INT、連続モ−ド位置たるローモー
ド位it¥LO及びハイモード位置H1へ夫々切換可能
に構成されており、これら各1立置OFF、MIST、
INT、LO,HIへ切換えられた状態では、端子T1
−T7間を図示の如く選択的に接続するようになってい
る。尚、ワイパスイッチ1にあっては、停止モード位置
OFF、間欠モード位置INT、 ローモード位置LO
及びハイモード位置H1に切換えられたときには、その
切換状態がラッチされるが、ミスト位置MISTへはオ
フ位置OF I?にある状態で操作レバーに操作力が加
えられた期間のみ切換えられるようになっており、その
操作力が解除されたときにはオフ位置OFFへ自動的に
復帰するように構成されている。
2は端子W及びEwをaしたウオッシャスイッチで、こ
れは、常時において端子W及びEw間を切り離したオフ
位置OFFにあるが、図示しない操作ノブが操作された
期間のみ端子W及びEw間を接続したオン位置ONへ切
換えられるようになっている。3は端子R及びRwを有
したリセットスイッチで、これは、常時において端子R
及びEw間を切り離したオフ位置OFFにあるが、図示
しない操作ボタンが操作された期間のみ端子R及びEw
間を接続したオン位置ONへ切換えられるようになって
いる。
4は図示しない車載バッテリからイグニッションスイッ
チを介して給電される電源ラインで、前記ワイパスイッ
チ1の端子T1はこの電源ライン4に接続されている。
5は図示しないフロントガラス用ワイパを払拭動作させ
るためのワイパモータで、これはコモン端子C1高速回
転端子H及び低速回転端子りを有し、高速回転端子Hを
介して通電されたときに比較的高速で回転すると共に、
低速回転端子りを介して通電されたときに比較的低速で
回転する。このとき、ワイパモータ5にあっては、その
コモン端子CがグランドラインGNDに接続されている
と共に、高速回転端子H及び低速回転端子りがワイパス
イッチ1の端子T2及びT3に夫々接続されている。
6はワイパに設けられた周知構成の定位置停止スイッチ
で、これはワイパが所定の待機位置にあるときに接点(
c−b)間をオンした検知状態に切換えられると共に、
ワイパが上記待機位置から移動されたときに接点(C−
a)間をオンした状態に切換えられる。このとき、定位
置停止スイッチ6にあっては、その接点aが電源ライン
4に接続され、接点すがグランドラインGNDに接続さ
れ、さらに接点Cが信号ライン4aに接続されている。
また、7は自動車において周知構成のウオッシャポンプ
を駆動してフロントガラスにウィンドウオツシャ液を噴
射するためのポンプモータで、これは電源ライン4とウ
オッシャスイッチ2の端子Wとの間に接続されている。
8は主半導体スイッチング素子たるpnp形の第1のパ
ワートランジスタ、9は補助半導体スイッチング素子た
るn p n形の第2のパワートランジスタで、これら
各トランジスタ8,9のコレクタは、ワイパスイッチ1
の端子T4に共通に接続されている。また、第1のパワ
ートランジスタ8のエミッタは、電流検出手段たるサン
プリング抵抗10を介して電源ライン4に接続され、第
2のパワートランジスタ9のエミッタはグランドライン
GNDに接続されている。尚、各パワートランジスタ8
,9のコレクタ・エミッタ間には夫々図示極性のフライ
ホイールダイオード11.12が接続され、各パワート
ランジスタ8.9のベース・エミッタ間には夫々抵抗1
3.14が接続されている。
15はワイパの間欠払拭周期を決定するためのインター
バル制御回路で、これは次のようなFM成となっている
。即ち、16は計時要素としてのコンデンサで、これは
一端がワイパスイッチ1の端子T6に接続され、他端が
信号ライン4aに接続されている。17及び18はコン
デンサ16と共に間欠払拭周期用の時定数回路を構成す
るためのif変低抵抗び抵抗であり、これらの直列回路
は、その一端が電源ライン4に接続され、他端がワイパ
スイッチ1の端子T6に接続されている。また、19は
ワイパスイッチ1がオフ位置OFFにある期間にコンデ
ンサ16に充電しておくための抵抗で、その一端が電源
ライン4に接続され、他端がワイパスイッチ1の端子T
7に接続されている。
20及び21はコンデンサ16の充電電荷を放電するた
めの抵抗であり、これらの直列回路は、端が信号ライン
4aに接続され、他端がワイパスイッチ1の端子T5に
接続されている。
そして、以上のように構成されたインターバル制御回路
15にあっては、抵抗20.21の共通接続点が、駆動
回路22内のnpn形トランジスタ23のベースにダイ
オード24を順方向に介して接続されている。上記駆動
回路22は、第1のパワートランジスタ8をオンさせる
ためのもので、次のような構成となっている。
即ち、人力段の上記トランジスタ23は、そのベース・
エミッタ間に抵抗25が接続されていると共に、エミッ
タが補助グランドライン26に接続されている。尚、こ
の補助グランドライン26は、ウオッシャスイッチ2の
端子Ew及びリセットスイッチ3の端子Rwに接続され
ていると共に、グランドラインGNDにダイオード27
を順方向に介して接続されている。28は出力段のn 
p n形トランジスタで、そのコレクタが第1のパワー
トランジスタ8のベースに抵抗29を介して接続されて
いると共に、エミッタが補助グランドライン26に接続
されている。30は中間段のpnp形のトランジスタで
、そのエミッタが電源ライン4に接続されていると共に
、コレクタが抵抗31を介してトランジスタ28のベー
スに接続されている。また、斯かるトランジスタ30の
ベースは、抵抗32を介して前記人力段のトランジスタ
23のコレクタに接続されている。
33は第2のパワートランジスタ9をオンさせるための
制動制御回路で、これは次のように構成されている。即
ち、34は人力段のpnp形トランジスタで、そのベー
スが抵抗35を介して前記駆動回路22内のトランジス
タ28のコレクタに接続されている。また、トランジス
タ34のエミッタは電源ライン4に接続され、コレクタ
は抵抗36.37の直列回路の共通接続点に接続されて
いる。上記抵抗36.37の直列回路は、その一端が電
源ライン4に接続され、他端がコンデンサ38を介して
信号ライン4aに接続されている。
3つは出力段のpnp形トランジスタで、そのエミッタ
が電源ライン4に接続されていると共に、コレクタが抵
抗40を介して第2のパワートランジスタ9のベースに
接続されている。また、斯かるトランジスタ39のベー
ス・エミッタ間にはコンデンサ4°1が接続されている
42はワイパをウオッシャスイッチ2のオン操作に連動
させて駆動するためのウオッシャ連動回路で、これは次
のような構成となっている。即ち、43はpnp形トラ
ンジスタで、そのエミッタが電源ライン4に接続されて
いると共に、コレクタが抵抗44.45及び順方向のダ
イオード46を介して駆動回路22内のトランジスタ2
3のベースに接続されている。このトランジスタ43は
、そのベース・エミッタ間に抵抗47が接続されている
共に、ベースが抵抗48を介してウオッシャスイッチ2
の端子Wに接続されている。4つはワイパの連動を遅ら
せるためのコンデンサで、その一端が電源ライン4に接
続され、他端がトランジスタ43のベースに接続されて
いる。50はワイパ連動時の動作時間を確保するための
コンデンサで、その一端が抵抗44.45の共通接続点
に接続されていると共に、他端が補助グランドライン2
6に接続されている。
51及び52は前記サンプリング抵抗10の両端電圧を
夫々光なる基準電圧と比較するための第1の比較回路及
び第2の比較回路であり、以下これらについて説明する
まず、第1及び第2の比較回路51及び52の共通要素
について説明する。即ち、53は電圧安定化回路で、こ
れは、電源ライン4と補助グランドライン26との間に
抵抗54及び図示極性の定電圧ダイオード55の直列回
路を接続すると共に、その定電圧ダイオード55と並列
にコンデンサ56を接続して構成されており、定電圧ダ
イ、オード55のカソードが補助電源線57に接続され
ている。また、58は基塾電圧発生回路で、これは電源
ライン4と補助グランドライン26との間に抵抗59及
び60を直列に接続して成り、それらの共通接続点から
基準電圧Vsを発生する。
しかして、第1の比較回路51において、61は第1の
検出電圧発生回路で、これはサンプリング抵抗10の負
荷側端子(第1のパワートランジスタのエミッタに相当
)と補助グランドライン26との間に抵抗62及び63
を直列に接続して成り、それらの共通接続点から第1の
検出電圧Vdlを発生する。64は補助電源線57から
給電される比較器で、その反転入力端子(−)に前記基
準電圧Vsを受けると共に、非反転入力端子(+)に前
記第1の検出電圧Vdlを受けるようになっている。こ
のとき、上記第1の検出電圧Vdlは、サンプリング抵
抗10による検出負荷電流が増大するのに連れて低くな
るものであるが、上記負荷電流が第1の上限値11を越
えたときにVdl< V sの関係となるように、抵抗
62.63の値が設定されている。従って、比較器64
は、定常状態ではVd2≧Vsの関係にあるためハイレ
ベル信号を出力しているが、サンプリング抵抗10の検
出負荷電流が第1の上限値Ilを越えたときにはローレ
ベル信号を第1のトリップ信号SLIとして出力した状
態に反転する。尚、上記第1の上限値11は、ワイパモ
ータ5の始動電流より大きく、且つその短絡電流より小
さい値に設定されている。
一方、第2の比較回路52において、65は第2の検出
電圧発生回路で、これはサンプリング抵抗10の負荷側
端子と補助グランドライン26との間に抵抗66及び6
7を直列に接続して成り、それらの共通接続点から第2
の検出電圧Vd2を発生する。68は補助電源線57か
ら給電される比較器で、その反転入力端子(−)に基準
電圧Vsを受けると共に、非反転入力端子(十)に第2
の検出電圧Vd2を受けるようになっている。このとき
、上記第2の検出電圧Vd2も、サンプリング抵抗10
による検出負荷電流が増大するのに連れて低くなるもの
であるが、上記負荷電流が前記第1の上限値11より低
い第2の上限値12を越えたときにVd2<Vsの関係
となるように抵抗66゜67の値が設定されている。従
って、比較器68は、定常状態ではVd2≧Vsの関係
にあるためハイレベル信号を出力しているが、サンプリ
ング抵抗10の検出負荷電流が第2の上限値I2を越え
たときにはローレベル信号を出力した状態に反転する。
尚、上記第2の上限値I2は、例えばワイパモータ5の
ロック電流より若干小さい値に設定されている。
さらに、第2の比較回路52においては、比較器68の
出力端子が抵抗69.70を介して補助電源線57に接
続され、これら抵抗69.70の共通接続点がpnp形
トランジスタ71のベースに接続されている。このとき
、トランジスタ71にあっては、ベース・エミッタ間に
オンデイレイ用のコンデンサ72が接続されていると共
に、そのエミッタが補助電源線57に接続され、且っコ
レクタが抵抗72を介して後述するnpn形トシトラン
ジスタフ3−スに接続されている。従って、トランジス
タ71は、比較器68からローレベル信号が出力された
後に、コンデンサ72が所定レベルまで充電されたとき
に初めてオンするようになる。この結果、第2の比較回
路52にあっては、サンプリング抵抗10による検出負
荷電流が第2の上限値■2を越えて比較器68の出力が
ローレベル信号に反転したときには、その後に所定の遅
延時間が経過した時点でランジスタフ1のコレクタから
ハイレベル信号より成る第2のトリップ信号SL2を出
力する。
前S己トランジスタ73は、R−Sフリップフロップを
含んで構成された保持回路74の一部をなすものであり
、以下この保持回路74について説明する。
即ち、保持回路74においては、補助電源線57と補助
グランドライン26との間に、抵抗75゜76、コンデ
ンサ77の直列回路、並びに抵抗78、コンデンサ79
の直列回路が夫々接続されており、抵抗76及びコンデ
ンサ77の共通接続点がnpn形トランジスタ80のベ
ースに接続され、抵抗78及びコンデンサ79の共通接
続点がnpn形トランジスタ81のベースに接続されて
いる。
この場合、上記トランジスタ80は、そのコレクタ及び
エミッタが前記トランジスタ73のコレクタ及びエミッ
タが夫々接続されており、これらのコレクタ及びエミッ
タは、前記比較器64の出力端子及び補助グランドライ
ン26に夫々接続されている。トランジスタ81は、そ
のコレクタが抵抗75.76の共通接続点及びリセット
スイッチ3の端子Rに接続されていると共に、エミッタ
が補助グランドライン26に接続されている。
また、上記トランジスタ81のコレクタ・エミッタ間に
は、抵抗82及びコンデンサ83が直列に接続されてお
り、これらの共通接続点には出力段用のnpn形トラン
ジスタ84のベースが接続されている。そして、トラン
ジスタ84は、そのコレクタが駆動回路22内のトラン
ジスタ23のベースに接続されていると共に、エミッタ
が補助グランドライン26に接続されている。
尚、上記のような保持回路74においては、9トランジ
スタ80.81によりフリップフロップ機能を得ており
、トランジスタ80のオン状態がセット状態に相当し、
トランジスタ81のオン状態がリセット状態に相当する
。この場合、抵抗75゜76、コンデンサ77より成る
充電回路の時定数τ1と、抵抗78.コンデンサ7つよ
り成る充電回路の時定数τ2とは、τ1〉τ2の関係に
設定されており、従って、電源投入時に補助電源線57
に電圧が印加されたときには、トランジスタ81がオン
し且つトランジスタ80がオフするというパワーオンリ
セット機能が得られる。また、保持回路74は、リセッ
トスイッチ3がオンされたときにも、トランジスタ80
の強制的なオフに応じてリセットされるものである。
一方、85は第1のパワー!・ランジスタ8の過電圧保
護を行うためのサージ保護回路であり、これは次のよう
な構成となっている。即ち、86は過電圧検出用の定電
圧ダイオードで、これは、アノードが電源ライン4に接
続されていると共に、カソードが保護抵抗87を介して
補助グランドライン26間に接続されており、以て電源
ライン4に所定レベル以上の過電圧が印加されたときに
ブレークダウンするように構成されている。88はベー
スが抵抗89を介して定電圧ダイオード86のアノード
に接続されたnpn形トランジスタで、そのコレクタが
前記駆動回路22内のトランジスタ28のベースに接続
されていると共に、エミッタが補助グランドライン26
に接続されている。
90はベースが抵抗91を介して定電圧ダイオード86
のアノードに接続されたnpn形トランジスタで、その
コレクタが前記制動制御回路33内のトランジスタ39
のベースに抵抗92を介して接続されていると共に、エ
ミッタが補助グランドライン26に接続されている。
93は第1及び第2のパワートランジスタ8及び9の熱
暴走対策用の過熱保護回路であり、これは次のような構
成となっている。即ち、94は各パワートランジスタ8
,9の温度を検出するように設けられたポジスタ(正特
性サーミスタ)で、その一端が抵抗95を介して電源ラ
イン4に接続されていると共に、他端がグランドライン
GNDに接続されている。96はベースがポジスタ94
及び抵抗95の共通接続点に接続されたnpn形トラン
ジスタで、そのコレクタが駆動回路22内のトランジス
タ23のベースに接続されていると共に、エミ・ツタが
補助グランドライン26に接続されている。従って、上
記トランジスタ96は、ポジスタ94による検出温度が
設定温度より低い通常の状態(つまりそのポジスタ94
の抵抗値が低い状態)ではオフしているが、ポジスタ9
4による検出温度が設定温度以上となったときにオンさ
れる。
尚、97は電源ライン4と信号ライン4aとの間に接続
された抵抗である。
次に、上記構成の作用について説明する。
図示しないイグニッションスイッチのオンに応じて電源
が投入された初期状態では、電源ライン4に対しバッテ
リから給電されるようになり、このとき、電源ライン4
に対する印加電圧が正常範囲にある状態では、サージ保
護回路85内の定電圧ダイオード86がブレークダウン
することはなく、トランジスタ88,90はオフされて
いる。
また、ワイパが所定の待機位置にある通常の状態では、
定位置停止スイッチ6が接点(c−b)間をオンした状
態にある。このとき、ワイパスイッチ1が停止モード位
置OFFに切換えられていたときには、インターバル制
御回路15内のコンデンサ16が、電源ライン4から抵
抗19及びワイパスイッチ1の端子T7.T6並びに定
位近郊+1スイッチの接点(c−b)間を介して充電さ
れるようになる。また、保持回路74にあっては、電源
投入時には、そのパワーオンリセット機能により、トラ
ンジスタ81をオンしRつトランジスタ80をオフした
リセット状態に切換えられ、これに応じて出力段のトラ
ンジスタ84をオフ状態に保持している。そして、以上
のような状態からワイパスイッチ1或はウオッシャスイ
ッチ2が操作されるのに応じて、以下に述べるような動
作が行われる。
(1)ワイパスイッチ1が間欠モード位置INTへ切換
えられたとき・・・・・・ このときには、ワイパスイッチ1の端子T3゜14間及
びT5,76間が接続された状態となるため、インター
バル制御回路15において、前述のように充電された状
態にあるコンデンサ16の端子電圧によって抵抗20及
び21の共通接続点の電圧レベルが端子T6.T5を通
じて直ちに上昇するようになり、その共通接続点からの
電圧信号がダイオード24を通じて駆動回路22内のト
ランジスタ23のベースに印加される。すると、駆動回
路22にあっては、トランジスタ23,30.28が順
次オンされて動作状態に切換えられるようになり、これ
に応じて第1のパワートランジスタ8並びに制動制御回
路33内のトランジスタ34をオンさせる。この結果、
電源ライン4からサンプリング抵抗10.第1のパワー
トランジスタ8.ワイパスイッチ1の端子T4及びT3
゜ワイパモータ5の低速同転端子り及びコモン端子C間
を介してグランドラインGNDに至る通電路が形成され
、そのワイパモータ5が比較的低速で回転されるように
なる。これによりワイパによるフロントガラスの払拭動
作が開始され、これに応じて定位置停止スイッチ6が接
点(c−a)間をオンした状態に切換わる。
尚、制動制御回路33にあっては、前述のようなトラン
ジスタ34のオンに伴いトランジスタ39をオフ状態に
保持するようになり、これにより第1のパワートランジ
スタ8のオン状態において第2のパワートランジスタ9
の不用意なオンによる電源短絡事故の発生を未然に防止
するようになる。
上述のようにして定位置停止スイッチ6が接点(C−a
)間をオンしたときには、信号ライン4aが電源ライン
4に接続された状態となるため、コンデンサ16の充電
電荷が急速に放電されるが、駆動回路22内のトランジ
スタ23は、信号ライン4aゝから抵抗21.ダイオー
ド24を通じて与えられる電圧信号によりオン状態に保
持される。
従って、第1のパワートランジスタ8及びトランジスタ
34はオンされたままとなり、ワイパモータ5への通電
が継続される。このような通電継続に応じてワイパが待
機位置まで復帰し、以て定位置停止ス、イッチ6が接点
(c−b)間オン状態に戻ると、このときにはコンデン
サ16の充電電荷が放電されているから、トランジスタ
23がオフされる。すると、駆動回路22においてトラ
ンジスタ30.28が順次オフされるため、第1のパワ
ートランジスタ8がオフされ、ワイパモータ5が断電さ
れる。
上記のようにトランジスタ28のオフに応じて第1のパ
ワートランジスタ8がオフしたときには、制動制御回路
33にあっては、トランジスタ34のオフに応じてトラ
ンジスタ39をオンするようになり、これに応じて第2
のパワートランジスタ9をオンさせる。すると、ワイパ
モータ5の低速回転端子り及びコモン端子C間が、ワイ
パスイッチ1の端子T3及びT4.第2のパワートラン
ジスタ9を介して短絡されるようになり、これによりワ
イパモータ5に発電制動がかけられてワイパが待機位置
に確実に停止されるようになる。また、このときには、
第1のパワートランジスタ8のオフに伴うサージ電圧が
上記第2のパワートランジスタ9のオンにより吸収され
るようなるから、その第1のパワートランジスタ8の電
圧破壊が防止されるようになる。
定位置停止スイッチ6が接点(c−b)間オン状態に復
帰したときには、インターノく小制御回路15にあって
は、コンデンサ16に対し電源ライン4から抵抗18.
flJ変抵抗抵抗17記接点(C−b)間を通じて充電
するようになり、この充電によりコンデンサ16の端子
電圧が所定レベル以上となったときには、駆動回路22
内のトランジスタ23を111オンさせる。従って、こ
れ以降は、前述したようなワイパモータ5の通断電に応
じたワイパの払拭動作及び待機位置への停止に動作が繰
返し行われるものであり、以てワイパの間欠払拭動作が
行われる。尚、上記ワイパの間欠払拭動作の周期は、コ
ンデンサ16.可変抵抗17及び抵抗18の時定数によ
り決まるものであり、従って、その周期は可変抵抗17
により調整できる。
そして、ワイパの払拭動作が行われている期間、つまり
定位置停止スイッチ6が接点(c−a)間をオンしてい
る期間にワイバスイ・ソチ1が停止モード位置OFFへ
切換えられたときには、上記接点(C−a)間のオンに
より第1のパワートランジスタ8が前述同様にオン状態
に保持され、以てワイパモータ5への通電が継続される
。この後、定位置停止スイッチ6が接点(c−b)間オ
ン状態に復帰したときには、第2のパワートランジスタ
9が前述同様にオンされるようになる。この場合、ワイ
パスイッチ1は、オフモード位置OFFに切換えられた
ときにも、その端子T3.T4間が接続された状態とな
るから、上記第2のパワートランジスタ9のオンに応じ
てワイパモータ5に発電制動がかけられ、以てワイパが
待機位置に確実に停止1−される。尚、ワイパが待機位
置にある期間、つまり定位置停止スイッチ6が接点(c
−b)間をオンしている期間にワイパスイッチ1が停止
1゜モード位置OFFへ切換えられたときには、上述動
揺に発電制動がかけられてそのまま初切状態に戻る。
(II)ワイパスイッチ1がローモード位置LOへ切換
えられたとき・・・・・・ このときには、ワイパスイッチ1の端子TI。
13間が接続された状態となるため、電源ライン4から
上記端子T1及びT3. ワイパモータ5の低速回転端
子り及びコモン端子C間を介してグランドラインGND
に至る通電路が形成されるようになり、これによりワイ
パモータ5が比較的低速で回転されてワイパの低速払拭
動作が行われる。
この後、ワイパが払拭動作を行っているときにワイパス
イッチ1が停止モード位置OFFへ戻された場合には、
定位置停止1−スイッチ6の接点(C−a)間がオンさ
れていることに伴い第1のパワートランジスタ8が前述
同様にオン状態に保持され、以てワイパモータ5への通
電が継続される。そして、定位置停止スイッチ6が接点
(c−b)間オン状態に復帰したときには、第2のパワ
ートランジスタ9のオンに応じてワイパモータ5に発電
制動がかけられ、以てワイパが待機位置に確実に停止さ
れる。また、ワイパが待機位置にあるタイミングでワイ
パスイッチ1が停止モード位置OFFへ切換えられたと
きにも、ワイパモータ5に対し同様に発電制動がかけら
れる。
(III)ワイパスイッチlがハイモード位置H1へ切
換えられたとき・・・・・・ このときには、ワイパスイッチ1の端子TI。
12間が接続された状態となるため、電源ライン4から
上記端子T1及びT2.  ワイパモータ5の高速回転
端子H及びコモン端子C間を介してグランドラインGN
Dに至る通電路が形成されるようになり、これによりワ
イパモータ5が比較的高速で回転・されてワイパの高速
払拭動作が行われる。
この後、ワイパスイッチ1か停止モード位置OFFへ戻
された場合には、前記(n)の場合と同様にワイパが待
機位置へ移動するまでの間だけワイパモータ5への通電
が継続された後に、ワイパモータ5に発電制動がかけら
れてワイパが待機位置に確実に停止される。
(TV)ワイパスイッチ1がミストモード位置Nll5
Tへ切換えられたとき・・・・・・このようなミストモ
ード位置MISTへの切換操作は、短時間だけ行われる
ものであり、このときには、ワイパスイッチ1の端子T
I、T3間が短時間だけ接続されることになる。このた
め、ワイパモータ5に対する通断電が前記(n)の場合
と同様に行われるものであり、これによりワイパの低速
払拭動作が1回(ミストモード位置MISTへの切換操
作が継続された場合には2回以上となることもある)行
われる共に、その低速払拭動作が終了したときにワイパ
が待機位置へ確実に停止される。
(V)ウオッシャスイッチ2がオン操作されたとき・・
・・・・ この場合には5、ポンプモータ7に対し、ウオッシャス
イッチ2のオン操作と同時にその端子W及びEwを介し
て通電されるようになり、これにより図示しないウオッ
シャポンプが駆動されてフロントガラスにウィンドウオ
ツシャ液が噴射されるようになる。また、ウオッシャ連
動回路42において、トランジスタ43がコンデンサ4
9の充電に伴う所定の遅れ時間経過後にオンするように
なり、これに応じてコンデンサ50に充電されると共に
、駆動回路22においてトラン・ジスタ23゜30.2
8が順次オンされ、これに伴い第1のパワートランジス
タ8がオンされる。このとき、停止モード位置OFFに
あるワイパスイッチ1は端子T3.T4間を接続した状
態にあるから、ワイパモータ5に上記第1のパワートラ
ンジスタ8゜端子T3.T4などを介して通電されるよ
うになり、これに応じてワイパの払拭動作がウオッシャ
ポンプの駆動に連動した状態で開始される。
この後、ウオッシャスイッチ2のオン操作が解除された
ときにはポンプモータ7が断電されてウィンドウオツシ
ャ液の噴射が停止されると共に、トランジスタ43がオ
フされるようになる。このようにトランジスタ43がオ
フしたときには、前記コンデンサ50の充電電荷が抵抗
45.ダイオード46及び抵抗25を通じて放電される
ようになり、抵抗25の端子電圧が所定レベル以下に下
がるまでの間は、駆動回路22内のトランジスタ23が
オン状態に保持される。このため、第1のパワートラン
ジスタ8は、ウオッシャスイッチ2のオン操作が解除さ
れた後においても所定時間だけオン状態に保持され、こ
れによりウィンドウオツシャ液の噴射停止後においても
ワイパが複数回だけ払拭動作を行うようになる。尚、こ
の場合においても、ワイパが待機位置に停止するときに
は前述同様に制動制御回路33による制動が行われるこ
とは勿論である。
以上のようにして、ワイパモータ5及びウオッシャモー
タ7を選択的に駆動させ得るものであるが、以下におい
ては、第1のパワートランジスタ8及び第2のパワート
ランジスタ9を破壊から保護する機能について説明する
即ち、ワイパモータ5の通電路が第1のパワートランジ
スタ8により形成された状態において、そのワイパモー
タ5の電源側端子(低速回転端子り或は高速回転端子H
)がアースに落ちるなどのデッドショートが発生した場
合には、第1のパワートランジスタ8にサンプリング抵
抗10などを介して大きな短絡電流が流れる。このよう
に流れる短絡電流は、第1の比較回路51に設定された
第1の上限値!!より大きく、このため、第1の比較回
路51においては、サンプリング抵抗1゜の検出負荷電
流が第1の上限値11を越えたとき(第1の電圧発生回
路61が出力する第1の検出電圧Vdlが基準電圧発生
回路58・による基準電圧Vsより低くなったとき)に
直ちに第1のトリップ信号5il(ローレベル信号)を
出力する。
すると、保持回路74にお・いては、トランジスタ81
が上記第1のトリップ信号Stlによりオフされると共
に、これに応動してトランジスタ80゜84がオンされ
るようになり、以てリセット状態からセット状態に切換
えられる。このようにトランジスタ84がオンされると
、駆動回路22にあっては、そのトランジスタ23.”
30.28が順次オフされて動作停止状態に保持される
ようになり、これに応じて第1のパワートランジスタ8
が強制的にオフされる。つまり、第1のパワートランジ
スタ8に短絡電流が流れたときには、これが直ちにオフ
されると共にそのオフ状態が保持されるものであり、以
て第1のパワートランジスタ8の短絡電流に起因した破
壊が防止されるようになる。
尚、上述のような保持回路74のセット状態は、短絡原
因を取除いた後に電源の再投入或はリセットスイッチ3
をオン操作すれば、リセット状態に戻すことができる。
また、ワイパモータ5の通電路が第1のパワートランジ
スタ8により形成された状態において、そのワイパモー
タ5がロックした場合などには、第1のパワートランジ
スタ8にサンプリング抵抗10などを介して大きなロッ
ク電流が流れる。このように流れるロック電流は、第2
の比較回路52に設定された第2の上限値12より大き
く、このため、第2の比較回路52においては、サンプ
リング抵抗10の検出負荷電流が第2の上限値I2を越
えたとき(第2の電圧発生回路65が出力する第2の検
出電圧Vd2が基弗電圧Vsより低くなったとき)後に
、コンデンサ72の充電に伴う所定の遅延時間が経過し
たときに第2のトリップ信号5t2(ハイレベル信号)
を出力する。
すると、保持回路74においては、トランジスタ73が
上記第2のトリップ信号St2によりオンされるのに応
じてトランジスタ81がオフされると共に、これに応動
してトランジスタ80.84がオンされるようになり、
以てリセット状態がらセット状態に切換えられる。従っ
て、この場合にも、駆動回路22がトランジスタ23,
30.28がオフした動作停止状態に保持されると共に
、第1のパワートランジスタ8の強制的なオフ状態が保
持されるようになり、以て第1のパワートランジスタ8
の過電流に起因した破壊が防止されるようになる。
尚、この場合には、コンデンサ72の充電に伴う前述の
遅延時間が設定されているから、ワイパモータ5の始動
電流に起因してサンプリング抵抗10の検出負荷電流が
第2の上限値I2を一時的に越えることがあったとして
も、第1のパワートランジスタ8が不必要にオフされて
しまうことがなくなるものである。勿論、保持回路74
の上記セット状態は、電源の再投入或はリセットスイッ
チ3のオン操作によってリセットすることができる。
一方、ワイパモータ5の通電路が第1のパワートランジ
スタ8により形成された状態において、電源ライン4に
所定レベル以上の電圧が印加されたときには、サージ保
護回路85内において定電圧ダイオード86がブレーク
ダウンし、これに応じてトランジスタ88.90がオン
される。すると、トランジスタ88のオンに応じて、駆
動回路22がトランジスタ28をオフした動作停止状態
に切換えられるため、第1のパワートランジスタ8が強
制的にオフされるようになり、これにより過電圧に起因
した第1のパワートランジスタ8の破壊が防止される。
また、これと同時に前記トランジスタ90のオンに応じ
て制動制御回路33内のトランジスタ39がオンされる
ため、第2のパワートランジスタ9がオンされるように
なり、これにより第1のパワートランジスタ8がそのオ
フ時のサージ電圧により破壊される事態が防止されるよ
うになる。
さらに、第1及び第2のパワートランジスタ8及び9の
温度が熱暴走などにより異常に上昇したときには、過熱
保護回路93において、ポジスタ94による検出温度が
設定温度以上となってトランジスタ96がオンされる。
すると、駆動回路22がトランジスタ23.30.28
がオフした動作停止状態に切換えらで、第1のパワート
ランジスタ8が強制的にオフされるようになり、これに
より異常な温度上昇に起因した第1及び第2のパワート
ランジスタ8及び9の破壊が防止されるようになる。
尚、上記実施例では、主或は補助半導体スイッチング素
子としてパワートランジスタを利用するようにしたが、
これに代えてパワー〇TOなどを利用することもできる
[発明の効果] 以上説明したように、請求項1のワイパ制御装置によれ
ば、ワイパモータの間欠的な駆動に半導体スイッチング
素子を利用することによって、接触及び寿命に対する信
頼性向上を実現できる共に、上記半導体スイッチング素
子の過電流及び過電圧からの保護、並びにワイパの待機
位置への停止動作を確実に行い得るという優れた効果を
奏することができる。
また、請求項2のワイパ制御装置によれば、主半導体ス
イッチング素子の温度が所定値以上になったときにこれ
をオフさせる過熱保護回路を設ける構成としたので、主
半導体スイッチング素子が異常な温度上昇により破壊す
ることも防!ヒできるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路構成図である。 図中、1はワイパスイッチ、2はウオッシャスイッチ、
3はリセットスイッチ、4は電源ライン、4aは信号ラ
イン、5はワイパモータ、6は定位置停止スイッチ、7
はポンプモータ、8は第1のパワートランジスタ(主半
導体スイッチング素子)9は第2のパワートランジスタ
(補助半導体スイッチング素子)、10はサンプリング
抵抗(電流検出手段)、15はインターバル制御回路、
22は駆動回路、26は補助グランドライン、33は制
動制御回路、42はウオッシャ連動回路、51は第1の
比較回路、52は第2の比較回路、74は保持回路、8
5はサージ保護回路193は過熱保護回路を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ワイパを連続払拭動作させる連続モード位置及びワ
    イパを停止させる停止モード位置の他にワイパを間欠払
    拭動作させるための間欠モード位置を備えたワイパスイ
    ッチと、前記ワイパが所定の待機位置へ移動されたとき
    に検知状態に切換えられる定位置停止スイッチとを備え
    たワイパ制御装置において、前記ワイパスイッチが間欠
    モード位置に切換えられときにワイパモータの通電路に
    介在される主半導体スイッチング素子と、前記ワイパス
    イッチが間欠モード位置に切換えられた状態でインター
    バル制御回路により周期的に動作開始されると共に各周
    期の動作状態を前記定位置停止スイッチが検知状態に切
    換えられるまで保持するように設けられ動作状態で前記
    主半導体スイッチング素子をオンさせる駆動回路と、こ
    の駆動回路が動作停止されたときにオンされて前記ワイ
    パモータの両端を短絡する補助半導体スイッチング素子
    と、前記主半導体スイッチング素子に流れる負荷電流を
    検出する電流検出手段と、この電流検出手段による検出
    負荷電流が第1の上限値を越えたときに第1のトリップ
    信号を出力する第1の比較回路と、前記電流検出手段に
    よる検出負荷電流が前記第1の上限値より低い第2の上
    限値を越えたときに所定の遅延時間後に第2のトリップ
    信号を出力する第2の比較回路と、前記第1のトリップ
    信号或は第2のトリップ信号が出力されたときに前記駆
    動回路を動作停止させると共にその動作停止状態を保持
    する保持回路と、前記ワイパモータの通電路に所定レベ
    ル以上の電圧が印加されたときに前記駆動回路を動作停
    止させるサージ保護回路とを備えたことを特徴とするワ
    イパ制御装置。 2、主半導体スイッチング素子の温度を検出する温度セ
    ンサを有し、この温度センサによる検出温度が所定値以
    上になったときに駆動回路を動作停止させる過熱保護回
    路を設けたことを特徴とする請求項1記載のワイパ制御
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2699478A1 (fr) * 1992-12-17 1994-06-24 Valeo Systemes Dessuyage Dispositif de commande du fonctionnement d'un moteur électrique d'entraînement d'un bras d'essuie-glace, notamment de véhicule automobile.
EP1176067A3 (en) * 2000-07-24 2003-12-17 Yazaki Corporation Wiper control apparatus
EP1176068A3 (en) * 2000-07-24 2004-01-02 Yazaki Corporation Wiper control apparatus
EP1176066A3 (en) * 2000-07-24 2004-01-21 Yazaki Corporation Wiper control apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2699478A1 (fr) * 1992-12-17 1994-06-24 Valeo Systemes Dessuyage Dispositif de commande du fonctionnement d'un moteur électrique d'entraînement d'un bras d'essuie-glace, notamment de véhicule automobile.
EP1176067A3 (en) * 2000-07-24 2003-12-17 Yazaki Corporation Wiper control apparatus
EP1176068A3 (en) * 2000-07-24 2004-01-02 Yazaki Corporation Wiper control apparatus
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