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JPH02252761A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH02252761A
JPH02252761A JP7544189A JP7544189A JPH02252761A JP H02252761 A JPH02252761 A JP H02252761A JP 7544189 A JP7544189 A JP 7544189A JP 7544189 A JP7544189 A JP 7544189A JP H02252761 A JPH02252761 A JP H02252761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bis
weight
hydroxyphenyl
block copolymer
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7544189A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Murata
一高 村田
Yoshiyuki Ono
善之 小野
Yoshifumi Noto
能登 好文
Keiko Iida
飯田 桂子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP7544189A priority Critical patent/JPH02252761A/ja
Publication of JPH02252761A publication Critical patent/JPH02252761A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリスェニレンスルフィド(以下、PPSと
略す。)に代表される?リアリーレンスルフィド樹脂(
以下、PA8と略す。)とポリサルホン、ポリアリ−レ
ート、ポリフェニレンオキサイド、ポリカーゲネート、
−リエーテルケトン、ポリイミドなどの熱可塑性樹脂と
の樹脂組成物に関し、特に相溶性に優れしかも耐衝撃強
度、曲げ強度などの機械的性質や耐有機溶剤性が改良さ
れた樹脂組成物に関する。
かかる樹脂組成物は、射出成形、圧縮成形、押出成形、
引抜成形などの各種成形法によって、各種電気・電子部
品、機櫨部品、自動車部品、スポーツ用具、雑貨などに
適する形状の成形品を与えることができ、従って、いろ
いろな分野において利用できる。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)これ
まで、PA8の代表的な樹脂であるPPSとポリサルホ
ン、ポリアリ−レート、ポリフェニレンオキサイド、ポ
リエーテル−1・、ポリエーテルケトン、ポリイミドと
のブレンド組成物は数多く知られている。しかし、これ
らの殆どは相溶性が不十分であるために、曲げ強度や耐
衝撃強度などの機械的強度などが大幅に低下するとか成
形品の表面状態が劣るなどの問題点を有しており、ブレ
ンド本来の目的を達成しているとはいい難い。
このため、例えば、特開昭59−155461 、同5
9−164360号公報のように、ノゲラック系工Iキ
シ樹脂を相溶化剤に用いて、PPSと上記熱可塑性樹脂
とをブレンドする試みもなされているが、使用するPP
Sが架橋度の低いものに限定され、また、成形時におけ
るエポキシ樹脂の耐熱性に難があシ、rル化が生じ易く
て成形時の作業性に問題が生じる欠点がありた。
一方、PASの一種で、他の樹脂との相溶性に優れるP
PS部分とポリフェニレンスルフィドスルホン(以下、
ppssと略す。)部分からなるプロ、り共重合体を用
い、これと上記のポリサルホン、?リアリーレートなど
との熱可塑性樹脂組成物も知られている(特開昭63−
130662号公報)が、この場合には耐溶剤性が損な
われる問題がちった。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、PASとポリサルホン、ポリアリ−レー
ト、ポリスェニレンオキサイP、ポリカーボネート、ポ
リエーテルケトン、ポリイミドなどとのブレンド組成物
について種々検討していたところ、PPS部分とPP5
S部分から成るブロック共重合体をブレンド必須の第3
成分物質として用いた場合K PASの硬くて脆−とい
う性質を耐衝重性に優れるものに改善するとともに、成
形加工性に劣るという上記熱可塑性樹脂の欠点も改善し
、しかも、かかる改善が耐有機溶剤性を低下させること
なしに可能であることを見いだし、本発明に到達した。
即ち本発明は、(4)ポリアリーレンスルフィド95〜
20重量部と(B)ポリサルホン、ポリアリ−レート、
ポリフェニレンオキサイド、ポリカーボネート、ポリエ
ーテルケトン、およびポリイミドよりなる群から選ばれ
る少なくとも111の熱可塑性樹脂5〜80重量部との
混合物100重量部に対して、働ポリフェニレンスルフ
ィド部分とポリフェニレンスルフィドスルホン部分から
なるブロック共重合体1〜20重量部を含めて彦ること
を特徴とする熱可塑性樹脂組成物にある。
本発明で使用するPASは、構造式(−Ar−8−)。
[Ar:アリーレン基〕で表される重合体である。
ここで、アリーレン基の−Ar−は、p−7エニレン、
rn−71ニレン、o−フェニレン、2.6−ナフタレ
ン、 4.4’−ビフェニレンなト、あるいは式中の−
Ar一部分が70モル%以上、特に好まし炭素数6の芳
香環を含む2価の芳香環残基であシ、さらK、各芳香1
[はF 、 CL 、 Br 、 CH,すどの置換基
が導入されることがある。これらは、ホモノリマーであ
っても、ランダム共重合体であっても、ブロック共重合
体であってもよい。念だし、本発明のPASには228
部分とpps s部分からなるブロック共重合体は含ま
れない。
゛特に、本発明で使用するに好ましいPASは、/IP
ラレルグレート型の粘弾性測定装置で測定を行った、3
00℃、100 rad/s@eでの複素粘性率の実数
部すなわち動的粘性率〔η′〕がlo2〜1o5ポイズ
であシ、好ましくは5oo〜5oooポイズの範囲内に
ある溶融粘度を有し、上記PAsの一般構造からなるP
PSである。かかるPPsの分子鎖の形状は線状、分岐
状あるいは一部架橋型およびその混合物である。、また
、PPsに含まれるp−フェニレンスルフィド部分以外
の構造成分には、上記のほかに、重合体の合成過程や後
処理によって形成さPPSの市販品としては、例えば、
ライドンPP5(フィリップス・ペトロリアム社)や東
v PP5(東し社)などがある。
一方、本発明で使用する熱可塑性樹脂は、ポリサルホン
、ポリアリ−レート、ポリフェニレンオキサイ?、ポリ
カーボネート、プリエーテルケトン、ポリイミドよシな
る群から選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂である
ポリサルホンは、アリーレン単位がエーテル及びスルホ
ン結合とともK、無秩序に、または秩序正しく位置する
ポリプリーレン化合物として定義され、例えば、次の■
〜■の構造式(式中のnは10以上の整数を表わす。)
からなるものが挙げられるが、好適には■または■の構
造を有するものが好ましい。
、lλ′ / ポリアリ−レートは、ビスフェノールまたはその誘導体
と二塩基酸またはその誘導体から合成されるポリエステ
ルである。ビスフェノール類の例としてH12,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−グロノ9ン、 4.
4’−ジヒドロキシ−ジフェニルエーテル、4,4′−
ジヒドロキシ−3,37−シメチルジフエニルエーテル
、4.4’−ジヒドロキシ−3,3’−−)クロロジフ
ェニルエーテル、4.4’−シヒドロキシージブエニル
スルフィド、4.4’−ジヒドロキシーソフェニルスル
ホン、 4.4’−ノヒドロキシージフェニルケトン、
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、1.l−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−二タン、1,1−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−n−ブタン、ジー
(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル−メタン
、1.1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル) −2,
2゜2−トリクロロエタン、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジブ口そフェニル)−フロノ臂ン、2
.2−ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェ
ニル)−プロ/豐ン等が挙げられるが、特に好tLいも
のは、2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェール)−プ
ロノJlンすなわちビスフェノールAと呼ばれるもので
ある。
二塩基酸の例としては、芳香族ジカルゲン酸、例えば、
イソフタル酸、テレフタル酸、ビス−(4−カルブキシ
)−ジフェニル、ビス−(4−カル−キシフェニル)−
エーテル、ビス−(4−カルゴキシフエニル)−スルホ
ン、ビス−(4−カルがキシフェニル)−力ルゴニル、
ビス−(4−カル−キシフェニル)−メタン、ビス−(
4−カルがキシフェニル)−ジクロロメタン、1.2−
および1.1−ビス−(4−カルブキシフェニル)−エ
タン、1.2−および2.2−ビス−(4−カルブキシ
フェニル)−ソロ74ン、 1.2−オxヒ2.2−ビ
ス−(4−カルがキシフェニル) −1,1−ジメチル
プロノ量ン、1.1−および2.2−ビス−(4−カル
ゲキシフエニル)−ブタン、1.l−および2.2−ビ
ス−(4−カルがキシフェニル)−ペンタン、3.3−
ビス−(4−カルがキシフェニル)−へブタン、2.2
−ビス−(4−カル?キシフェ二/I/)−へエタン;
および脂肪族酸、例えば蓚酸、アジピン酸、コハク酸、
マロン酸、セパチン酸、ゲルタール酸、アゼライン酸、
スペリン酸等が挙げられるが、イソフタル酸及びテレフ
タル酸するいはこれらの誘導体の混合物が望ましい。
ポリスエニレンオキサイド(以下、 ppoと称する。
)は、ポリフェニレンエーテル(PPE ) ト4称せ
られ、例えば、−数式(1) (式中、R1およびR2は水素、ハロゲン或は炭素酸4
以下のアルキル、ハロアルキル、アルコキシ或は炭素数
9以下のアリル誘導体。アラルキル基を示し、nは繰り
返し単位数を表わし、10以上の整数である。)示され
る2、6−置換フェノールの重合体、2,6−ジ置換フ
ェノールと多価フェノールとの重合体(特開昭49−2
4265号参照)等であシ、通常、分子量が2000以
上、好ましくは10000〜35000のものである。
かかる樹脂は、一般には、フェノール類、例えば、フェ
ノール、2,6−シメチルフエノール、2.6−ジニチ
ルフエノール、2,6−ジイツグロビルフエノール、2
−メチル−6−メドキシフエノール等を金属/アミン、
金属キレート/塩基性有機化合物等の共触媒の存在化で
酸素によシ脱水反応させることによって得られるもので
あるが、前記したような条件を満たす樹脂であればいず
れの製造法であっても差し支えない。具体的なものとし
て、2.6−シメチルフエニレンオキサイド重合体、2
,6−ジメチルフェノール/ビスフェノールA(前者/
後者=9575モル比)共重合体、2,6−シメチルフ
エニレンオキサイド重合体等を挙げられる。また、スチ
レンやポリアミドをグラフトしたppoを使用しても差
し支えない。
ポリカー−ネート(以下、pcと略す、、)は均質pc
−!、た例えば1種またはそれ以上の下記ビスフェノー
ルをペースにしたPC共重合体が使用できる。ヒドロキ
ノン、レゾルシン、ジヒドロキシジフェニル、ビス−(
ヒドロキシフェニル)−アルカン、ビス−(ヒドロキシ
フェニル)−7クロアルカン、ビス−(ヒドロキシフェ
ニル>−V−ルファイド、ビス−(ヒドロキシフェニル
)−ケトン、ビス=(ヒドロキシフェニル)−エーテル
、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルフオキシド、ビ
ス−(ヒドロキシフェニル)−スルフォンおよびα、α
′−ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソソロピルベ
ンゼン並びに核にアルキルまたはハロゲンが置換したそ
れらの化合物などである。
これらのうち好適なビスフェノールの具体的なものとし
ては、 4.4’−ジヒドロキシジフェニル、2.2−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−f口/4ン、2,
4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブ
タン、1.1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シ
クロヘキサン、α、α′−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−p−ジインプロピルベンゼン、2,2−ビス−
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−フロ/譬ン
、2,2−ビス−(3−クロル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−フロパン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−メタン、2,2−ビス−(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−ソロ/臂ン、2
.2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−スルフォン、2,4−ビス−(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メルカプタン、1
.1−ビス−(3,5−ツメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−シクロヘキサン、α、α′−ビス−(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−P−ジインプロ
ピルベンゼン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4
−ヒドロキシフェニル)−プロノ母ンおよび2,2−ビ
ス−(3,5−−)プロモー4−ヒドロキシフェニル)
−プロ/4’ン等が挙ケられ、好ましくは、2.2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−
プ四ノダン、2.2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−
ヒドロキシフェニル)−グロ/#ン、2,2−ビス−(
3,5−ジf o % −4−ヒドロキシフェニル)f
ロノやンオヨヒ1.l−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−シクロヘキサンが挙げられる。
好適なPCは前述の好適ビスフェノールをペースにした
ものである。特に好適なpc共重合体は2.2−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−フロ/母ンと上記%に好
適な他のビスフェノールの1種との共重合体である。
他の特に好適なPCは2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−フロノ臂ンまたハ2.2−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパンだけ
をペースにしたものである。
尚、PCは公知の方法、例えばビスフェノールとノフェ
ニカーゲネートとの溶融エステル交換反応、ビスフェノ
ールと7オスダンの二相界面重合法などの方法で製造す
ることができる。
ポリエーテルケトンは、式CI)の反復単位及び、式〔
4〕 及び/lたは、式〔2〕の反復単位 で示されるものであシ、更に、共重合単位として、式〔
5〕 を単独でまたは他の反復単位と一緒に含みかつ固有粘度
(1,V、)が0.7以上である強靭麦結晶性の熱可塑
性芳香族Iリエーテルケトンである。式〔1〕及び/ま
たは式〔2〕以外の他の反復単位としては、式〔3〕 〔式中、Aは直接結合、酸素、硫黄、−5o2−−CO
−または2価の炭化水素基である。〕及び式〔6〕 たはQ’に対してオルト位ま九はパラ位にあシ、Qおよ
びQ′は同一または異なシ、−〇〇−または−SO□−
であり、Ar’は2価の芳香族基であり、そしてnは0
,1,2または3である。〕 で示される反復単位が含まれる。
ポリイミドは、一般式 Rはアルキル基及びアリール基からなる群から選ばれ、
nは少なくとも約200℃においてポリマーが熱的に安
定になるよう2以上の整数である。]で表わされる繰シ
返し単位を有するポリイミドや、一般式、 〔式中のRは少なくとも1つの炭素6員環を含む4価の
芳香族基または脂肪族基であシ、R1は〔式中、Raは
繰り返し単位の10%乃至90%R3及び を表わし、nは少なくとも約200℃においてポリマー
が熱的に安定になるような2以上の整数である。〕 で表わされる繰シ返し単位を有するポリイミドや、一般
式、 〔式中のArは少なくとも1つの炭素6員環を含む3価
の芳香族基を、Rは2価の芳香族および/又は脂肪族残
基管、R′は水素、メチル基またはフェニル基をそれぞ
れ表わし、nは2以上の整数である。〕 で表わされる繰シ返し単位を有するポリアミドイミドな
どを包括する。
本発明に於てブレンP必須の第3成分物質として用いら
れるPPS部分とppss部分からなるプロッ繰シ返し
単位とするポリマ一部分のブロック共重合体で、特開昭
62−115030号公報や特開昭63−278935
号公報などに示されている製造法によって得ることがで
きる。例えば、硫化ナトリウムとビス(p−クロルフェ
ニル)スルホンとN−メチルピロリドン中で反応させて
得た末端クロルフェニル基型ppssと、硫化ナトリウ
ムとP−ジクロルベンゼンとiN−メチルピロリドン中
で反応させて得た末端ナトリウムスルフィド基型PPS
とをN−メチルピロリドン中で加熱する方法などKよシ
得ることができる。
また、該ブロック共重合体には、裏造上から含まれうる
PPSのホモポリマー、ppssのホモポリマ−7エニ
レンスルフイト9スルホンとフェニレンスルフィドのラ
ンダム共重合体を、本発明の効果を損なわない範囲内で
あれば含んでいてもかまわな1ハ◎ また、ブロック共重合体の溶融粘度は300℃において
10〜20000ポイズのものが好ましい。
ブロック共重合体におけるPP5S部分の割合は、20
〜80重量%の範囲、好ましくは30〜60重量%の範
囲で選択される。80重量%越えては耐熱性などが低下
し好ましくない。また、20重量9未満では本発明の目
的とする効果が表れ表い。
上記各成分の使用割合は、目的とする特性によって異な
るため一概には規定できないが、PASとポリサルホン
、ポリアリ−レート、ポリフェニレンオキサイド、ポリ
カーブネート、ポリエーテルケトン、ポリイミドなどの
熱可塑性樹脂との使用割合はPAS 95〜201!量
部に対して、熱可塑性樹脂5〜80重量部好ましくは9
0〜30重量部に対して10〜70重量部である。(但
し1合計を100重量部とする。) そしてブロック共重合体の添加量は、PASと熱可塑性
樹脂の合計量100重量部に対して1〜20重量部であ
シ、好ましくは3〜15重量部である。
1重量部未満では本発明の目的とする効果が表れなく、
20重量部を越えると樹脂組成物の耐溶剤性等が低下し
好ましくない。
本発明の樹脂組成物はガラス繊維、炭素繊維、チタン酸
カリウム、アスベスト、炭化ケイ素、アラミド繊維など
の繊維状強化材;硫酸ノ9リウム、硫酸カルシウム、カ
オリン、クレー ノ9イロフイライト、ベントナイト、
ゼオライト、マイカ、雲母、タルク、フェライト、硅酸
カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロ
マイト、三酸化アンチモン、醸化亜鉛、酸化チタン、酸
化マグネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、黒鉛、石
コク、ガラスピーズ、ガラスバルーン、石英粉などの無
機充填剤を組成物中80重量%まで含有せしめることが
できる。これらの強化剤または充填剤を加える場合、公
知のシランカッシリング剤を併用することができる。
また、本発明組成物には、本発明の目的を逸脱しない範
囲で少量の離型剤、着色剤、耐熱安定剤、紫外線安定剤
、発泡剤、難燃剤、難燃助剤、防錆剤を含有せしめるこ
とができる。
更K、同様に下記の如き重合体も本発明目的を逸脱しな
い範囲であれば混合して使用できる。これら重合体とし
てはエチレン、ブチレン、4ンテン、ブタジェン、イソ
プレン、クロログレン、スチレン、α−メチルスチレン
、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリルなどの単
量体の単独重合物あるいは共重合体、ポリウレタン、ポ
リアセタール、ポリアミド、ポリエステル、フェノキシ
樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、などの単独重合
物、ランダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共
重合体などを挙げることが出来る。
本発明組成物の調製法は種々の公知の方法で可能である
。例えば、原料を予めタンブラ−またはヘンシェルミキ
サーのような混合機で混合した後、1軸または2軸の押
出機に供給し、230〜400℃で溶融混練した後、4
レツトとして調製する方法などがある。
(発明の効果) 本発明の樹脂組成物は、例えば、コネクタ、プリント基
板、封止成形品などの電気・電子部品、ランプリフレク
タ−1各種電装部品などの自動車部品、各種建築物や航
空機・自動単1どの内装用材料、テニスラケット、スキ
ー、ゴルフクラブ、釣竿などのレジャー・スポーツ用具
、スピーカー等のエンクロージャーや弦楽器等の裏甲板
などの音響用材料、あるいはOA機器部品、カメラ部品
、時計部品などの精密部品等の射出成形・圧縮成形、あ
るいはコンポジット、シート、ノやイブなどの押出成形
・引抜成形などの各種成形加工分野において相溶性、耐
熱性、耐衝撃性、耐溶剤性、成形加工性などに優れた成
形材料として用いられる。
(実施例) 以下に本発明を実施例によシ具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
合成例 (pps部分とppss部分からなるブロック共重合体
の合成) 101オートクレーブにN−メチルピロリドン1980
g、水硫化ナトリウム1.2水和物388g、水散化ナ
トリウム20ON、ビス(p−クロルフェニル)スルホ
ン143691!−仕込+、窒素雰囲気下、200℃で
約6時間反応させた。更に、ビスCp−クロルフェニル
)スルホン72gとN−メチルピロリドン200.Fを
加え、200℃で1時間反応させ、末端クロルフェニル
基型のppssIリマーを得た。
次に、lOlオートクレーブにN−メチルピロリドン3
100.!i+、水硫化ナトリウム1.2水和物597
、5 gおよび水酸化ナトリウム308Iを仕込み、水
を流出させながら昇温し、220℃でp−ジクロルベン
ゼン1029.9とN−メチルピロリドンToolを加
えて260℃で2時間反応させ、末端ナトリウムスルフ
ィド基型のPPSを得た。
上記ppss反応物とpps反応物とをオートクレーブ
に仕込み、220℃で3時間反応させ、公知の手法にて
精製し、PP88部分が約50重量%のブロック共重合
体を得た。このグロック共重合体の高化式フローテスタ
ーによる溶融粘度は300℃で約600ポイズであった
。以下に示す実施例および比較例ではこのブロック共重
合体を用いる。
実施例1/比較例1 PASとしてpps (ライドンPRO−6、フイリッ
グス・ペトロリアム社製、[ηす;700〜1000ポ
イズ)Iリサルホンとしてポリエーテルサルホン(VI
CTEX PE53600、ICI社裂)を用いた。
表1に示した配合重量比(ブロック共重合体はPPSと
ポリエーテルサルホンの合計重量100重量部に対して
5重量部を配合した)の樹脂混合物を320〜330℃
で溶融混練し、ペレットを作製した後、射出成形機にて
テストピースを作製した。いずれの場合も、溶融粘度は
好適でちゃ、ダル化することなく、スムーズに射出成形
を行なうことが出来た。また、成形品の外観は均一にク
リーム色を呈しており、相溶性は良好であった。
アイゾツト衝撃試験(ノツチ無)を行ない耐衝撃性を調
べた。テストピースは断面3.15 X 3.15瓢2
の棒状の試験片を用いた。結果を表1に示す。
また、比較例としてブロック共重合体を含まない場合に
ついて行ったが、成形品の外観は/ゼール状を呈してい
たシ、不均一であったシしており、相溶性は不良であっ
た。表1の結果よシ、ブロック共重合体を入れることK
よって衝撃値が向上するのが判る。なお、PPS及びブ
ロック共重合体の単体での衝撃値はそれぞれ365と5
.8 (kyf −tw’cm” )であった。
表1 単位 kIif−mlν 実施例2−6、比較例2−6 pps −Jリサルホン系(実施例2)、PP5−ポリ
アリーレー・ト系(実施例3)、pps−変性ポリフェ
ニレンオキサイド系(実施例4)、PP5−ポリカーボ
ネート系(実施例5 ) % PP5−ポリエーテルエ
ーテルケトン系(実施例6)について検討を行なりた。
表2〜表6に示した配合重量比(ブロック共重合体はp
psと各熱可塑性樹脂の合計重量に対して、各表釦記載
の重量%を添加した)の各樹脂組成物を用い、実施例1
と同様な手法でサンプル片を作成した。いずれの場合も
、溶融粘度は好適で流動性もよく、ダル化することなく
、スムーズに射出成形を行なうことが出来た。成形品の
外観はいずれの場合も均一にクリーム色を呈しており、
相溶性は良好であった。
アイゾツト衝撃試験(ノツチ無)f:行ない耐衝撃性を
調べた。結果を表2〜表6に示す。
また、比較例としてブロック共重合体を含まない場合に
ついて行ったが、成形品の外観は不均一であシ、相溶性
は不良であった。表2〜表6の結果よりブロック共重合
体を入れることによって衝撃値が向上するのが判る。
なお、用いた樹脂は、pps (ライドンPRO−6)
、ポリサルホン(UDEL P−1700,ユニオン・
カーバイP社製)、ポリアリーレー)(UポリマーU−
100、ユニチカ社展)、変性ポリフェニレンオキサイ
ド(ユfエースAV−60、三菱瓦斯化学社製)、ポリ
カーボネート(ニーピロンS−2000、三菱瓦斯化学
社製)、ポリエーテルエーテルケトン(VICTEX 
P]JK380 、 IC1社裂社製ある。
表2 表4 単位 kgf−cIn/i 表3 単位 kyt’ζ薗/帰2 単位 klilf −an/eat” / / / 表6 (80/20 )の場合の膨潤率を測定した。結果は表
6にまとめて示す。なお、使用した樹脂は上記実施例と
同じものを用いた。
表6 実施例7−9、比較例7−9 PP8//リ工−テルサルホン/ブロツク共重合体系(
実施例7)、PPS /ポリアリーレート/ブロック共
重合体系(実施例8)、PP8 /変性ポリフェニレン
オキサイドブロック共重合体系(実施例9)の耐溶剤性
を調べた。組成物の調製は上記実施例と同様に行なった
。(PPS/熱可塑性樹Vブロック共重合体)が(80
/2015 )合計の配合組成のものKついて、クロロ
ホルム中(35℃、1時間)での膨潤率(重量%)を測
定した。
また、比較のため、それぞれの熱可塑性樹脂について(
ブロック共重合体/熱可塑性樹脂)が実施例10、比較
例10 ポリカーがネー) (S−2000)を用い、上記実施
例と同様な手順で、(PPS/ポリカーがネ−)/ブロ
ック共重合体)の配合重量比が(80/2015 )の
場合について、クロロホルム(室温25℃、30分)中
での膨潤率を測定した。膨潤率は8重量%でありた。
比較のためK、(ブロック共重合体/Iリカーボネート
)が(80/20 )の場合について行なった。膨潤率
は20重量%でありた。
実施例Ll−13、比較例10 PPS (PRO−6)、プリカーがネート(S−20
00)を用い、表7に示した配合比で、前記実施例と同
様な手法でサンプル片を作成した。いずれの場合もゲル
化することなくスムーズに成形することができ九。また
、成形物の外観はいずれも均一で、相溶性は良好であっ
た0曲げ試験を行ない、力学的性質を調べた。
比較例として、ブロック共重合体を添加しない場合につ
いて検討を行なった。結果を表7にまとめる。ブロック
共重合体を用いない場合、成形物の外観は不均一となシ
、相溶性は不良でありた。
ブロック共重合体を添加させることによシ、曲げ強度等
の特性が向上するのが判る。
表7 比較例11−15 上記実施例で用いたブロック共重合体の代わ9にノボラ
ック系のニブキシ樹脂(エピクロンN6957大日本イ
ンキ化学工業社製)を用いて溶融ブレンドを行なった。
熱可塑性樹脂は、比較例11ではIリサルホン(p−1
700)  を、比較例12ではポリエーテルサルホン
(PE83600)を、比較例13ではポリエ−テル)
 (U−100)を、比較例14では変性ポリフェニレ
ンオキサイド(AV−60)を、比較例15ではポリカ
ーボネート(S−2000)を用いた。
各比較例では、混合重量比(PPS /熱可塑性樹脂/
エポキシ樹脂)が(80/18/2 )と(60/38
/2)の場合について上記実施例と同様な方法で射出成
形を試みたが−1いずれの場合もグル化のため粘度が非
常に高くなり、スムーズな射出成形が不可能となってテ
ストピースを作成することが出来なかった。
比較例16 340℃において、比較例16ではポリエーテルサルホ
ン(PES3600)を、比較例17ではポリアリ−レ
ート(U−100)を、比較例18では変性ポリフェニ
レンオキサイド(AV−60)を用い、各樹脂単体を射
出成形したが溶融粘度が非常に高く、スムーズな射出を
行なうことが出来なかつ、た。
手続(甫正書1発) 平成1年6月7日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (A)ポリアリーレンスルフィド樹脂95〜20重量部
    と(B)ポリサルホン、ポリアリーレート、ポリフェニ
    レンオキサイド、ポリカーボネート、ポリエーテルケト
    ンおよびポリイミドよりなる群から選ばれる少なくとも
    1種の熱可塑性樹脂5〜80重量部との混合物100重
    量部に対して、(C)ポリフェニレンスルフィド部分と
    ポリフェニレンスルフィドスルホン部分からなるブロッ
    ク共重合体1〜20重量部を含めてなることを特徴とす
    る熱可塑性樹脂組成物。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5504165A (en) * 1995-03-17 1996-04-02 General Electric Company Poly(phenylene ether)-poly(arylene sulfide)resin compositions.
US5612401A (en) * 1995-03-17 1997-03-18 General Electric Company Compositions of poly(phenylene ether) poly(arylene sulfide) polyester resins and compatibilizer compound
US5723542A (en) * 1994-08-10 1998-03-03 General Electric Company High flow, high ductility poly(arylene sulfide) resin blends
US5837758A (en) * 1995-06-07 1998-11-17 General Electric Company Compositions of poly (phenylene ether), poly (arylene sulfide) and ortho ester compounds
US6303708B1 (en) 1995-03-17 2001-10-16 General Electric Company Functional poly(phenylene ether)/poly(arylene sulfide)/epoxy function alpha olefin elastomer/elastomeric block copolymer/metal salt compositions and process for making thereof
US8859651B2 (en) 2013-01-04 2014-10-14 Sabic Global Technologies B.V. Blends of polysulfones and polyphenylene sulfide resins

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