JPH0224596Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0224596Y2 JPH0224596Y2 JP15482986U JP15482986U JPH0224596Y2 JP H0224596 Y2 JPH0224596 Y2 JP H0224596Y2 JP 15482986 U JP15482986 U JP 15482986U JP 15482986 U JP15482986 U JP 15482986U JP H0224596 Y2 JPH0224596 Y2 JP H0224596Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- center
- shaft
- axial direction
- workpiece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Feeding Of Workpieces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はフランジ付軸物部品を位置決め保持す
る装置に関する。
る装置に関する。
(従来技術)
左右のセンターアームを拡開狭縮自在となして
これらの各センターピンの間で軸物ワークを両端
から挟持するようになした自動両センタは、通
常、(株)大河出版発行「自動化ブツクス(6)治具取付
具の自動化図集」110、111頁に示されているよう
に、両センターアームの拡開狭縮を共通のシリン
ダにより駆動する構成が採られている。このた
め、この種の装置では、左右のセンターアームを
等しく伸縮動させるのが困難で、伸縮動にバラつ
きがでた場合には、軸物ワークを軸方向に正確に
位置決め保持することができず、ホルダー本体を
前後に移動調整しつつ軸物ワークを加工機等に取
付けなければならないという複雑な操作が必要に
なるほか、センターアームの動きを規制すべくス
トツパ部材を設けた場合には、ワークの種類毎に
その都度センターピンやストツパを取替える必要
が生じ、トランスフアマシーン等においてはこの
ための段取替え工数が多大となるなど、装置の稼
動率を大幅に低下させるといつた不都合が生じ
る。
これらの各センターピンの間で軸物ワークを両端
から挟持するようになした自動両センタは、通
常、(株)大河出版発行「自動化ブツクス(6)治具取付
具の自動化図集」110、111頁に示されているよう
に、両センターアームの拡開狭縮を共通のシリン
ダにより駆動する構成が採られている。このた
め、この種の装置では、左右のセンターアームを
等しく伸縮動させるのが困難で、伸縮動にバラつ
きがでた場合には、軸物ワークを軸方向に正確に
位置決め保持することができず、ホルダー本体を
前後に移動調整しつつ軸物ワークを加工機等に取
付けなければならないという複雑な操作が必要に
なるほか、センターアームの動きを規制すべくス
トツパ部材を設けた場合には、ワークの種類毎に
その都度センターピンやストツパを取替える必要
が生じ、トランスフアマシーン等においてはこの
ための段取替え工数が多大となるなど、装置の稼
動率を大幅に低下させるといつた不都合が生じ
る。
(目的)
本考案はかかる問題に鑑みてなされたものでそ
の目的とするところは、軸物部品のフランジ部を
利用して部品の種類に関わりなくこれを軸方向に
正確に位置決め保持することのできる改良された
装置を提供することにある。
の目的とするところは、軸物部品のフランジ部を
利用して部品の種類に関わりなくこれを軸方向に
正確に位置決め保持することのできる改良された
装置を提供することにある。
(目的を達成するための手段)
すなわち、本考案はかかる目的を達成するため
のフランジ付軸物部品の保持装置として、共通の
シリンダに駆動されて拡開狭縮動し先端のセンタ
ーピンにより軸物部品を軸方向に挟持する一対の
腕部材と、退避位置への回動付勢力を受けて上記
本体上に枢支され、かつ上記腕部材の挟持方向の
動きに連動して基準位置へ回動し上記軸物部品の
フランジ部と当接して該軸物部品を軸方向に位置
決めする位置決め部材とを備えた点にある。
のフランジ付軸物部品の保持装置として、共通の
シリンダに駆動されて拡開狭縮動し先端のセンタ
ーピンにより軸物部品を軸方向に挟持する一対の
腕部材と、退避位置への回動付勢力を受けて上記
本体上に枢支され、かつ上記腕部材の挟持方向の
動きに連動して基準位置へ回動し上記軸物部品の
フランジ部と当接して該軸物部品を軸方向に位置
決めする位置決め部材とを備えた点にある。
(実施例)
そこで以下に本考案の詳細を図示した実施例に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
図面は本考案の一実施例を示したもので、図中
符号1は、図示しない搬送機構の取付部材2に一
体的に取付けられたホルダ本体で、このホルダ本
体1にはシリンダ3が横設され、またこのシリン
ダ3と平行にガイドロツド8,8′の摺動案内孔
4,4′が穿設されている。
符号1は、図示しない搬送機構の取付部材2に一
体的に取付けられたホルダ本体で、このホルダ本
体1にはシリンダ3が横設され、またこのシリン
ダ3と平行にガイドロツド8,8′の摺動案内孔
4,4′が穿設されている。
5,5′は上記したシリンダ3内に対向配設さ
れた左右のピストンで、これらと一体をなすピス
トンロツド6,6′はシリンダ3の両端から外方
に突出し、その先端にセンターアーム7,7′を
固定している。
れた左右のピストンで、これらと一体をなすピス
トンロツド6,6′はシリンダ3の両端から外方
に突出し、その先端にセンターアーム7,7′を
固定している。
これらのセンターアーム7,7′は同時に摺動
案内孔4内で摺動する各ガイドロツド8,8′と
も結合して両者の平行な拡開狭縮運動が確保され
ており、またホルダー本体1から下方に突出した
これらの各先端には、センターピン9,9′が対
向して取付けられている。
案内孔4内で摺動する各ガイドロツド8,8′と
も結合して両者の平行な拡開狭縮運動が確保され
ており、またホルダー本体1から下方に突出した
これらの各先端には、センターピン9,9′が対
向して取付けられている。
11は、本考案の特徴部分をなすワークWの軸
方向位置決めブロツクで、この位置決めブロツク
11は、バネ12により常時右旋性が付与された
状態でホルダ本体1の一部にピン13をもつて回
動可能に枢支されており、左右のセンターアーム
7,7′が挟縮する方向に移動してワークwを挟
持した際には、図中反時計方向に回動してワーク
wのフランジ部wfと当接してこれを軸方向に位
置決めするように構成されている。
方向位置決めブロツクで、この位置決めブロツク
11は、バネ12により常時右旋性が付与された
状態でホルダ本体1の一部にピン13をもつて回
動可能に枢支されており、左右のセンターアーム
7,7′が挟縮する方向に移動してワークwを挟
持した際には、図中反時計方向に回動してワーク
wのフランジ部wfと当接してこれを軸方向に位
置決めするように構成されている。
これをさらに詳細に説明すると、この位置決め
ブロツク11には、ワークwのフランジ部wfと
当接するアーム14が一体的に突出形成され、ま
たこの根元部分には、一方のセンターアーム7か
ら内方に突出した操作ロツド10を受入れる突起
16つき凹部15が形成されていて、センターア
ーム7が拡開位置にあるときには、操作ロツド1
0の先端に切欠き形成した段付き案内面10aに
突起16を当接させて、位置決めブロツク11を
軸物ワークwのフランジ部wfから退避する方向
(図中時計方向)に旋回させ(第2図a)、また、
センターアーム7がワークwを挟持する方向に移
動してきた際には、突起16を操作ロツド10の
下側周面に乗上げさせて、位置決めブロツク11
のアーム14先端を位置決め基準位置に位置させ
るよう(第2図b)図中反時計方向に旋回させる
ように構成されている。
ブロツク11には、ワークwのフランジ部wfと
当接するアーム14が一体的に突出形成され、ま
たこの根元部分には、一方のセンターアーム7か
ら内方に突出した操作ロツド10を受入れる突起
16つき凹部15が形成されていて、センターア
ーム7が拡開位置にあるときには、操作ロツド1
0の先端に切欠き形成した段付き案内面10aに
突起16を当接させて、位置決めブロツク11を
軸物ワークwのフランジ部wfから退避する方向
(図中時計方向)に旋回させ(第2図a)、また、
センターアーム7がワークwを挟持する方向に移
動してきた際には、突起16を操作ロツド10の
下側周面に乗上げさせて、位置決めブロツク11
のアーム14先端を位置決め基準位置に位置させ
るよう(第2図b)図中反時計方向に旋回させる
ように構成されている。
このように構成された装置において、左右のセ
ンターアーム7,7′が開いた状態もとでは、第
2図aに見られるように、一方のセンターアーム
7に取付けられた操作ロツド10は、先端に切欠
き形成した段付き案内面10aが位置決めブロツ
ク11の突起16と当接する位置に後退してい
る。このため、バネ12により右旋性を付与され
た位置決めブロツク11は、突起16を段付き案
内面10aに落し込んだ状態で退避位置、つまり
図中時計方向に回動変位している。
ンターアーム7,7′が開いた状態もとでは、第
2図aに見られるように、一方のセンターアーム
7に取付けられた操作ロツド10は、先端に切欠
き形成した段付き案内面10aが位置決めブロツ
ク11の突起16と当接する位置に後退してい
る。このため、バネ12により右旋性を付与され
た位置決めブロツク11は、突起16を段付き案
内面10aに落し込んだ状態で退避位置、つまり
図中時計方向に回動変位している。
つぎに、この状態からホルダー本体1を軸物ワ
ークwのもとまで移動させ、左右のピストン5,
5′の背面に圧油を流入してセンターアーム7,
7′を内方に向けて移動させる。これにより、互
いに内方へ移動したセンターアーム7,7′は、
先端のセンターピン9,9′によつて軸物ワーク
wを軸方向に挟持する(第2図b)。
ークwのもとまで移動させ、左右のピストン5,
5′の背面に圧油を流入してセンターアーム7,
7′を内方に向けて移動させる。これにより、互
いに内方へ移動したセンターアーム7,7′は、
先端のセンターピン9,9′によつて軸物ワーク
wを軸方向に挟持する(第2図b)。
一方、この動作に伴つてセンターアーム7の一
方に固定された操作ロツド10は位置決めブロツ
ク11の凹部15内に貫入し、突起16を段付き
案内面10aから下部周面上に押し上げて位置決
めブロツク11をバネ12に抗して図中反時計方
向に回動し、アーム14先端を基準位置へ位置さ
せる。そして、一旦操作ロツド10の周面に乗上
げた位置決めブロツク11はその位置で保持され
るから、その後センターアーム7がさらに内方へ
移動してセンターピン9により軸物ワークwの端
部を押圧すれば、軸物ワークwのフランジ部wf
はアーム14の先端を基準として軸方向に位置決
めされる。
方に固定された操作ロツド10は位置決めブロツ
ク11の凹部15内に貫入し、突起16を段付き
案内面10aから下部周面上に押し上げて位置決
めブロツク11をバネ12に抗して図中反時計方
向に回動し、アーム14先端を基準位置へ位置さ
せる。そして、一旦操作ロツド10の周面に乗上
げた位置決めブロツク11はその位置で保持され
るから、その後センターアーム7がさらに内方へ
移動してセンターピン9により軸物ワークwの端
部を押圧すれば、軸物ワークwのフランジ部wf
はアーム14の先端を基準として軸方向に位置決
めされる。
(効果)
以上説明したように本考案によれば、軸物部品
を挟持するための一対の腕部材に連動して退避位
置から基準位置へと回動する位置決め部材を設け
たので、共通のシリンダにより一対の腕部材を駆
動するようにした自動両センター式のものにおい
ても、位置決め部材を基準として常に軸物部品を
軸方向に正確に位置決め保持することができるほ
か、フランジ部を基準として軸物部品を位置決め
するようにしているため、センターアームの位置
決め用ストツパや軸物部品の種類、寸法毎に異な
るセンターピン等揃えておく必要をなくし、かつ
段取替等の手間を省いて、装置の稼動効率等を大
幅に向上させることができる。
を挟持するための一対の腕部材に連動して退避位
置から基準位置へと回動する位置決め部材を設け
たので、共通のシリンダにより一対の腕部材を駆
動するようにした自動両センター式のものにおい
ても、位置決め部材を基準として常に軸物部品を
軸方向に正確に位置決め保持することができるほ
か、フランジ部を基準として軸物部品を位置決め
するようにしているため、センターアームの位置
決め用ストツパや軸物部品の種類、寸法毎に異な
るセンターピン等揃えておく必要をなくし、かつ
段取替等の手間を省いて、装置の稼動効率等を大
幅に向上させることができる。
しかも、位置決め部材を退避位置へ変位させ得
るように構成したので、軸物部品にアクセスする
際の寸法的余裕を大きくすることができ、その分
本体の移動制御を容易にすることができる。
るように構成したので、軸物部品にアクセスする
際の寸法的余裕を大きくすることができ、その分
本体の移動制御を容易にすることができる。
第1図は一部切欠いて示した本考案の一実施例
をなす装置の斜視図、第2図a,bはその動作状
態を示した図である。 1……ホルダー本体、3……シリンダ、7,7
……センターアーム、10……操作ロツド、10
a……段付き案内面、11……位置決めブロツ
ク、w……軸物ワーク、wf……フランジ部。
をなす装置の斜視図、第2図a,bはその動作状
態を示した図である。 1……ホルダー本体、3……シリンダ、7,7
……センターアーム、10……操作ロツド、10
a……段付き案内面、11……位置決めブロツ
ク、w……軸物ワーク、wf……フランジ部。
Claims (1)
- 本体に設けた共通のシリンダに駆動されて拡開
狭縮動し先端のセンターピンにより軸物部品を軸
方向に挟持する一対の腕部材と、退避位置への回
動付勢力を受けて上記本体上に枢支され、かつ上
記腕部材の挟持方向の動きに連動して基準位置へ
回動し上記軸物部品のフランジ部と当接して該軸
物部品を軸方向に位置決めする位置決め部材とを
備えたフランジ付軸物部品の保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15482986U JPH0224596Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15482986U JPH0224596Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6360535U JPS6360535U (ja) | 1988-04-22 |
JPH0224596Y2 true JPH0224596Y2 (ja) | 1990-07-05 |
Family
ID=31074983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15482986U Expired JPH0224596Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0224596Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2703373B2 (ja) * | 1989-12-01 | 1998-01-26 | シャープ株式会社 | 板状体の把持装置 |
-
1986
- 1986-10-07 JP JP15482986U patent/JPH0224596Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6360535U (ja) | 1988-04-22 |
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