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JPH02241937A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

Info

Publication number
JPH02241937A
JPH02241937A JP6427589A JP6427589A JPH02241937A JP H02241937 A JPH02241937 A JP H02241937A JP 6427589 A JP6427589 A JP 6427589A JP 6427589 A JP6427589 A JP 6427589A JP H02241937 A JPH02241937 A JP H02241937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
intake
load
exhaust
operating state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6427589A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Fujimoto
英史 藤本
Toshio Nishikawa
西川 俊雄
Junzo Sasaki
潤三 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP6427589A priority Critical patent/JPH02241937A/ja
Publication of JPH02241937A publication Critical patent/JPH02241937A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジンの制御装置、特に運転状態に応じて吸
排気オーバラップ量を可変にするオーバラップ量変更手
段の可変幅を小さく出来、且つ低負荷低速状態のときの
エンジン安定性を確保し得るように改善したものに関す
る。
〔従来技術〕
従来、過給機付エンジンとして、例えば特開昭61−1
87543号公報に開示されるように、吸気通路に機械
式過給機を設け、この過給機をクラッチを介してエンジ
ン出力軸に連結し、高速高負荷域を中心とする過給領域
ではクラッチを接続して過給機を作動させることにより
エンジンを過給し、その出力を高める一方、上記過給領
域以外ではクラッチを分離してエンジンを自然吸気で運
転し、燃費の低減などを図るようにしている。また、エ
ンジンの動弁系に、ステップモータにより駆動され且つ
吸・排気タイミングを可変にするタイミング変更装置を
設けて吸・排気オーバラップ期間を可変にできるように
し、過給領域では過給領域以外よりもピストンの有効ス
トロークを小さくして圧縮比を実質的に下げることによ
りノッキングの発生を抑制するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のようにタイミング変更装置を有する過給機付エン
ジンにおいて、高速高負荷状態において吸排気のオーバ
ラップ量を十分に大きくすればノッキング発生を防止で
きる。ところで、吸排気オーバラップ量の可変幅を小さ
くしてタイミング変更装置を簡単化・小型化し且つ作動
時間の短縮を図りたいという要請があるが、上記可変幅
を小さくすると、低速低負荷状態のときのオーバラップ
量もそれだけ大きくなることから、燃焼性の低下により
エンジンの安定性を確保できなくなる。特に、アイドル
領域など低速低負荷領域において、エンジンの安定性が
低下し、所定のアイドル回転数を確保することが難しく
なる。そのため、吸排気のオーバラップ量の可変幅を大
きく設定することが必要となり、タイミング変更装置が
複雑化し大型化しまた作動時間が長くなるという問題が
ある。
本発明の目的は、吸排気オーバラップの可変幅を小さく
出来また作動時間を短縮出来且つ低速低負荷時のエンジ
ンの安定性を確保し得るようなエンジンの制御装置を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
第1請求項に係るエンジンの制御装置は、運転状態に応
じて吸排気オーバラップ量を可変にするオーバラップ量
変更手段とアイドル状態のときの回転数を制御するアイ
ドル回転数制御手段とを備えたエンジンにおいて、エン
ジンの運転状態゛を検出する運転状態検出手段と、上記
運転状態検出手段からの出力を受けて、所定の低速低負
荷状態のときエンジンに外部負荷をかける負荷付加手段
とを備えたものである。
第2請求項に係るエンジンの制御装置は、エンジン出力
軸にクラッチを介して連結された機械式過給機と、運転
状態に応じて吸排気オーバラップ量を可変にするオーバ
ラップ量変更手段と、アイドル状態のときの回転数を制
御するアイドル回転数制御手段とを備え、吸排気オーバ
ラップ量が大きいときに過給するようにしたエンジンに
おいて、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手
段と、上記運転状態検出手段からの出力を受けて、所定
の低速低負荷状態のときに上記過給機を作動させる制御
手段とを備えたものである。
〔作用〕
第1請求項に係るエンジンの制御装置においては、オー
バラップ量変更手段によって低速低負荷状態のときにオ
ーバラップ量が小さく設定され、また上記以外の状態の
ときにノッキング発生を防止する為にオーバラップ量が
大きく設定される。
一方、アイドル状態のときには、アイドル回転数制御手
段によってエンジン回転数が設定値となるように制御さ
れる。
運転状態検出手段によってエンジンの運転状態(例えば
、回転数と吸入空気量)が検出され、その検出された運
転状態が所定の低速低負荷状態のときには、負荷付加手
段によってエンジンに外部負荷が付加される。この外部
負荷が付加されると、エンジン回転数が低下しようとす
るがアイドル回転数制御手段によってエンジン回転数が
設定値となるように吸気量が増量補正される。
つまり、負荷付加手段・を設けない場合には、アイドル
状態のときの吸排気オーバラップ量を十分に小さく設定
しない限り、燃焼性の低下により安定したアイドル状態
を維持することが難しい。
しかし、上記のように負荷付加手段を設けたので、所定
の低速低負荷状態のときの吸排気オーバラップ量が要求
値よりも大きくても、アイドル回転数制御手段を介して
の吸気充填量の増加によりエンジンの安定性を確保出来
る。つまり、高速高負荷状態など高吸気量時のオーバラ
ップ量を十分に確保してノッキングの発生を防止し得る
と同時に、オーバラップ変更手段で変える可変量の幅を
小さく設定してオーバラップ変更手段を簡単化し小型化
することが出来且つその作動時間を短縮することが出来
る。
上記のように外部負荷を付加すると燃費の悪化は避けら
れないが、低速低負荷状態から加速していく途中の中負
荷状態のときに排気ガスの一部が吸気通路に逆流して排
気ガス還流を行ったのと同様の効果(以下、内部EGR
による燃費改善効果という)が得られて燃費が改善され
るので、トータルとして燃費の面で不利となることはな
い。
第2請求項に係るエンジンの制御装置においては、第1
請求項と同様にオーバラップ量変更手段によって低速低
負荷状態のときオーバラップ量が小さく設定され、また
上記以外の状態のときにオーバラップ量が大きく設定さ
れる。そして、オーバラップ量が大きいときに過給機を
駆動して過給が行われるが、オーバラップ量が大きく設
定されているので圧縮比が実質的に低下しノッキングが
発生することがない。
更に、所定の低速低負荷状態のときに制御手段によって
過給機のクラッチが接続され過給機が駆動される。その
結果、エンジン負荷が増加するので、第1請求項と同様
の作用が得られる。但し、過給吸気はバイパス通路を介
して還流されるのでエンジンに対しては実質的には過給
しないことになる。
〔発明の効果〕
第1請求項に係るエンジンの制御装置によれば、上記〔
作用〕の項で説明したように、負荷付加手段を設けたこ
とにより、高吸気量時の吸排気オーバラップ量を十分に
確保してノッキングの発生を防止し得るうえ、オーバラ
ップ量変更手段のオーバラップ量の可変幅を小さく設定
してオーバラップ量変更手段を簡単化し小型化すること
が出来且つその作動時間を短縮することが出来る。しか
も、所定の低速低負荷状態のときに要求オーバラップ量
よりも大きくなる分吸気の充填量を増してエンジンの安
定性を確保することが出来る。
第2請求項に係るエンジンの制御装置によれば、上記〔
作用〕の項で説明したように、所定の低速低負荷時に過
給機を作動させる制御手段を設けたことによって第1請
求項と同様の効果が得られる。
加えて、低速低負荷時に使用する必要のない過給機を外
部負荷として用いるので、外部負荷を格別に設ける必要
がな(、また他の制約なしに作動させることが出来、こ
のエンジンの制御装置の構成を簡単化することが出来る
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
本実施例は、自動車のDOHCタイプの過給機付エンジ
ンに本発明を適用した場合の一例である。
第1図に示すように、エンジンEには4個の気筒1が設
けられ、各気筒1には吸気弁で開閉される吸気ボート2
と排気弁で開閉される排気ポート3とが設けられ、4個
の吸気弁は吸気用カムシャフト4で駆動され、4個の排
気弁は排気用カムシャフト5で駆動される。これらカム
シャフト4・5は後述のようにクランク軸プーリ6にタ
イミングベルト等で連動連結されている。
エンジンEの吸気通路10には上流側から順にエアクリ
ーナ11とエアフロメータ12とスロットル弁13と機
械式過給機14とインタクーラ15とサージタンク16
とが介設され、サージタンク16は各分岐吸気管17で
吸気ボート2に接続されている。各分岐吸気管17には
吸気ボート2の方向へ燃料を噴射するインジェクタが設
けられている。上記スロットル弁13はアクセルペダル
に連結され、スロットル弁13にはその開度を電気的に
検出するスロットル開度センサ18とその全閉時に閉成
されるアイドルスイッチ(図示略)とが設けられている
。上記スロットル弁13と過給機14の間の吸気通路1
0からサージタンク16に連なるバイパス通路19が設
けられ、バイパス通路19にはバイパス弁20が介設さ
れ、バイパス弁20は負圧導入路22を介してブースト
負圧が導入されるアクチュエータ21で駆動される。
そして、このバイパス弁20のバルブ開度の特性は第6
図のようになっている。
更に、アイドル回転数制御手段として、エアフローメー
タ12とスロットル弁13の間の吸気通路10からサー
ジタンク16に連なるアイドル用バイパス通路23が設
けられ、このバイパス通路23にはりニアソレノイド2
4aで吸気流量を精密に制御し得るISCバルブ24が
介装されている。尚、ISOとはアイドルスピードコン
トロールの略称である。
上記過給機14の入力軸14aには電磁クラッチ25が
介装され、入力軸14aのプーリ26はクランク軸ブー
I76にベルトやチェーンで連動連結されている。
上記電磁クラッチ25とISCバルブ24と後述の吸排
気オーバラップ量を大小切換える為のバルブタイミング
変更機構30のオーバラップ切換用ソレノイド31など
を制御するコントロールユニット27が設けられ、この
コントロールユニット27へはエアフローメータ12か
らの信号とスロットル開度センサ18からの信号とアイ
ドルスインチからの信号とディストリビュータからのエ
ンジン回転数信号Nなどが入力されている。
次に、第2図・第3図に基いてバルブタイミング変更機
構30について説明する。
このエンジンの動弁装置において、排気用カムシャフト
5の端部には筒状のスペーサ32が固着され、スペーサ
32の外側に駆動用プーリ7が装着されている。このプ
ーリ7はボス部34先端においてスペーサ32の先端外
周に摺接し、そのボス部34の基端側は排気用カムシャ
フト5に回転自在に装着された筒状の連結部材35に固
定されている。上記連結部材35はシリンダヘッド36
の軸受部36Aに回転自在に枢支され、この連結部材3
5の他端には第1ギヤ8がスプライン結合されロックナ
ツト37によって固定されている。
この第1ギヤ8には吸気用カムシャフト4の先端に固定
された第2ギヤ9が噛合連結されている。
プーリ7のボス部34の内側には、スペーサ32との間
に環状のピストン38が組み込まれている。ピストン3
日は軸方向に二分割された構造で、両分割部は円周方向
に等間隔で配置された複数のピン39によって相互に固
定されている。ピストン38の内側及び外側には互いに
逆方向のヘリカルスプライン40・41が形成されてい
る。ピストン38の内側のスプライン40に対してスペ
ーサ32の外周にヘリカルスプライン42が形成され、
ピストン38の外周のヘリカルスプライン41に対して
プーリ7のボス部34内周にヘリカルスプライン43が
形成されている。ピストン38は連結部材35の端面と
の間に装着されたスプリング44により先端側に付勢さ
れている。
排気用カムシャフト5には、軸心に沿ってオイル通路4
5が形成されている。筒状のスペーサ32は止め部材4
6を介し固定ボルト47によって排気用カムシャフト5
に固定されている。この固定ボルト47にはオイル通路
45に連通ずる軸方向の貫通穴48が設けられている。
プーリ7のボス部34先端には、ピストン38の頭部に
面して、オイル通路45からの油圧を導く圧力室49が
設けられている。
上記排気用カムシャフト5の他端部は、シリンダへラド
36の軸受部36Bに回転自在に枢支され、その枢支孔
50の端部はプラグ51により閉塞されている。
第2図・第3図に示すように、オイル通路45へ油圧を
供給したりオイル通路45の油圧を排出したりする為、
上記枢支孔50の側方においてシリンダヘッド36には
オーバラップ切換ソレノイド31により切換操作される
切換弁52が組込まれ、第3図のようにソレノイド31
がOFFのときには切換弁52は排出位置となってオイ
ル通路45がドレン通路53に接続され、ソレノイド3
1がONのときには切換弁52は供給位置となってオイ
ル通路45が油圧供給路54(オイルギャラリイ)に接
続される。油圧供給路54へはクランク軸で駆動される
潤滑油ポンプから加圧オイルが供給される。
即ち、切換ソレノイド31をONにして切換弁52を供
給位置に切換えると、オイル通路45を介して上記圧力
室49に油圧が供給されスプリング44を圧縮してピス
トン38が軸方向に移動する。その結果、このピストン
38の内周及び外周に形成された逆方向のスプライン4
o・41と嵌合するスペーサ32及びプーリ7は、一方
が他方に対して相対的に回転する。これにより、スペー
サ32と一体の排気用カムシャフト5とプーリ7との相
対的位相が変わる。
後述のように、オーバラップ大領域では、オイル通路4
5へ油圧が供給されるので、第4図に示すように排気弁
閉時期が遅れ側に移行し、吸気弁開時期は変化しないの
で、吸排気のオーバラップ量が大きくなる。一方、オー
バラップ小領域では、オイル通路45の油圧が排出され
、ピストン38はスプリング44の弾性力で復帰するの
で、オーバラップ量が小さくなる。
上記コントロールユニット27は、A/D変換器、波形
整形回路、人出力インタフエイス、マイクロコンビエー
タ及び複数の駆動回路などを備えた一般的な構成のもの
で、上記マイクロコンピュータのROMにはエンジンE
の運転状態に応じて電磁クラッチ25を制御するプログ
ラムPA、アイドル状態とその付近の低速低負荷状態の
ときにtSCバルブ24を介してアイドル回転数を制御
するプログラムPB、運転状態に応じて切換ソレノイド
31を介して吸排気オーバラップ量を大きく又は小さく
切換える吸排気オーバラップ制御のプログラムPC1及
びその他点火時期制御や燃料噴射制御のプログラムなど
が予め入力格納されている。
第5図は、上記プログラムPA−PB−PCにテーブル
やマツプにて含まれる各種領域の説明図であり、曲線a
の内側の領域Aはアイドル状態のときにエンジン回転数
Nが所定のアイドル回転数(例えば、800rpm)と
なるようにフィードバック制御するアイドル回転数フィ
ードバック領域であり、曲線aと曲線す間の領域BはI
SCバルブ24を所定開度に保持する領域、低速低負荷
領域AとBはエンジンの安定性確保のため外部負荷とし
ての過給機14を作動させる第1電磁クラツチONM域
、曲線Cの内側の領域AとBとCは切換ソレノイド31
をOFFに保持してオイル通路45の油圧を抜き吸排気
オーバラップ量を「小」に保持するオーバラップ小領域
、曲線Cの外側の領域りとEは切換ソレノイド31をO
Nに保持してオイル通路45に油圧を供給し吸排気オー
バラップ量を「大」に保持するオーバラップ大領域、曲
線すと折線dの間の領域CとDは過給機14を作動させ
ない電磁クラッチOFF領域、折線dの外側の領域Eは
過給機14を作動させて過給する第2電磁クラツチON
領域(過給領域)である。
尚、直線eより低負荷側の領域でバイパスパルプ20は
全開であり、直線eより高負荷側へ移行するのに応じて
バイパスパルプ20の開度が減少し、所定の高負荷以上
になると全閉となる(第6図参照)。
次に上記制御プログラムPA−PB−PCのルーチンの
概要について第7図〜第9図に基いて説明する。尚、図
中Si (i=1.2.3・・・)は各ステップを示し
、これらのルーチンは所定時間毎の割込み処理或いはク
ランク軸1回転毎に図示外のクランク角センサから出力
されるクランク角信号の入力毎に割込み処理で実行され
る。
第7図は電磁クラッチON・OFF制御のルーチンであ
り、制御開始後エンジン回転数N及びエアフローメータ
12からの吸入空気ilQが読込まれ(S 1 ) 、
次にこれらエンジン回転数Nと吸入空気IQに対応する
運転状態が電磁クラッチON領域(第1電磁クラツチO
N領域と第2電磁クラツチ0N91域)か否か判定され
(S 2 ) 、ON?ill域のときには電磁クラッ
チ25へ駆動電流を出力してON(接続)としくS 3
 ) 、0Nei域でないときには駆動電流を断ってO
FF (分離)としくS4)、メインルーチンへ復帰す
る。こうして、運転状態が第5図の領域AとBとEのと
きに電磁クラッチ25が接続状態に保持され、領域Cと
Dのときに電磁クラッチ25が分離状態に保持される。
但し、領域AとBではバイパスパルプ20が全開なので
、過給機14が作動しても吸気の一部はサージタンク1
6からバイパス通!19を通って還流するのでエンジン
Eは実質上過給されない。
第8図はアイドル回転数制御のルーチンであり、制御開
始後エンジン回転数Nと吸入空気領域Qとアイドルスイ
ッチ信号が読込まれ(310)、運転状態がISC制御
領域(第5図の領域AとB)か否か判定され(Sll)
、YesのときにはアイドルスイッチがONか否か判定
され(S12)、スロットル弁18が全閉でアイドルス
イッチがONのとき(第5図の領域Aのとき)にはIS
Cバルブ24を介してアイドル回転数が目標アイドル回
転数Noとなるようにアイドル回転数制御が実行される
(S13・514)。このアイドル回転数制御は既存周
知のものと同様なので詳しい説明は省略する。
一方、S12においてアイドルスイッチがONでないと
き(第5図の領域Bのとき)には■SCパルプ24が一
定開度に保持される(S15・516)。他方、S11
の判定の結果、運転状態が■SCバルブ制御領域でない
ときには、ISCバルブ24が全閉に制御される(S1
7・318)。
上記ルーチンの実行後メインルーチンへ復帰する。
第9図は切換ソレノイド31を含むバルブタイミング変
更機構30を介して吸排気オーバラップ量を制御するル
ーチンであり、制御開始後エンジン回転数Nと吸入空気
量Qが読込まれ(320)、運転状態がオーバラップ大
領域(第5図の領域りとE)か否か判定され(S21)
、Yesのときには切換ソレノイド31がONに制御さ
れ(322)、オイル通路45へ油圧が供給され、バル
ブタイミング変更機構30によって吸排気オーバラップ
量がr大」 (第4図に点線で図示)に切換えられる。
一方、オーバラップ大領域でないときには、切換ソレノ
イド31がOFFに制御され(S23)、オイル通路4
5の油圧が排出され、タイミング変更機構30によって
吸排気オーバラップ量が「小」に切換えられる。上記ル
ーチンの実行後メインルーチンへ復帰する。
上記エンジンの制御装置においては、エンジンEの運転
状態が第5図の領域AとBで示された所定の低速低負荷
領域のときには、電磁クラッチ25を接続して過給機1
4を作動させ、これによりエンジン已に所定の負荷を付
加する。
その理由について説明すると、バルブタイミング変更機
構30におけるピストン38の作動ストロークを小さく
設定し、該変更機構30の簡単化・小型化を図る場合に
は、吸排気オーバラップ量の可変幅が比較的小さくなる
。その結果、第5図の領域AとBにおいて吸排気オーバ
ラップ量を十分に小さく設定出来なくなり、領域Aのよ
うに極く低速低負荷領域にあるときに残留ガス量の増加
に起因する燃焼性の低下によりエンジンEの安定性を確
保出来なくなるが、上記のように過給機14を作動させ
て負荷を付加することにより、アイドル回転数制御手段
を介して吸気充填量が増加側へ補正されるので、エンジ
ンEの安定性が向上し、目標アイドル回転数N0を維持
し得るようになる。
尚、第5図の領域Bでは必らずしも過給機14を作動さ
せる必要はなく上記目的達成の為には領域Aでのみ過給
機14を作動させてもよい。
また、過給機14の代りに空調装置のコンプレッサなど
の負荷を作動させることも有り得る。
更に、過給領域(第5図の領域E)において吸排気オー
バラップ量をr大」に保持するので、それだけ圧縮比が
実質的に低下し残留ガス量が減少するので、ノッキング
の発生を防止することが出来る。
上記のように領域AとBにおいて過給機14を作動させ
ることで燃費が若干悪化するものの、低速低負荷状態か
ら加速する途中において内部ECR効果により燃費の改
善が得られるので、トータルとして燃費が悪化すること
はない。
尚、上記実施例では排気用カムシャフト5にバルブタイ
ミング変更機構30を組込んだが、これを吸気用カムシ
ャフト4【組込み、排気弁のタイミングを固定し吸気弁
のタイミングを変えることにより吸排気オーバラップ量
を変えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は過給機付
エンジンの全体構成図、第2図はバルブタイミング変更
機構の断面図、第3図は切換弁の断面図、第4図はバル
ブタイミングの説明図、第5図は過給領域等の説明図、
第6図はバイパスバルブの開度特性図、第7図は電磁ク
ラッチON・OFF制御のルーチンのフローチャート、
第8図はアイドル回転数制御のルーチンのフローチャー
ト、第9図は吸排気オーバラップ量制御のルーチンのフ
ローチャートである。 E・・エンジン、  4・・吸気用カムシャフト、5・
・排気用カムシャフト、  12・・エアフローメータ
、  14・・過給機、 23・・アイドル用バイパス
通路、 24・・ISCバルブ、25・・電磁クラッチ
、  27・・コントロールユニット、  30・・バ
ルブタイミング変更機構、31・・切換ソレノイド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)運転状態に応じて吸排気オーバラップ量を可変に
    するオーバラップ量変更手段とアイドル状態のときの回
    転数を制御するアイドル回転数制御手段とを備えたエン
    ジンにおいて、 エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、 上記運転状態検出手段からの出力を受けて、所定の低速
    低負荷状態のときエンジンに外部負荷をかける負荷付加
    手段とを備えたことを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. (2)エンジン出力軸にクラッチを介して連結された機
    械式過給機と、運転状態に応じて吸排気オーバラップ量
    を可変にするオーバラップ量変更手段と、アイドル状態
    のときの回転数を制御するアイドル回転数制御手段とを
    備え、吸排気オーバラップ量が大きいときに過給するよ
    うにしたエンジンにおいて、 エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、 上記運転状態検出手段からの出力を受けて、所定の低速
    低負荷状態のときに上記過給機を作動させる制御手段と
    を備えたことを特徴とするエンジンの制御装置。
JP6427589A 1989-03-15 1989-03-15 エンジンの制御装置 Pending JPH02241937A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6427589A JPH02241937A (ja) 1989-03-15 1989-03-15 エンジンの制御装置

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JP6427589A JPH02241937A (ja) 1989-03-15 1989-03-15 エンジンの制御装置

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JPH02241937A true JPH02241937A (ja) 1990-09-26

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ID=13253504

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JP6427589A Pending JPH02241937A (ja) 1989-03-15 1989-03-15 エンジンの制御装置

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JP (1) JPH02241937A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005255072A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Daihatsu Motor Co Ltd 気圧式倍力装置への負圧制御方法
US8408187B2 (en) 2006-12-21 2013-04-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and control method for internal combustion engine

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