JPH0224130Y2 - - Google Patents
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- JPH0224130Y2 JPH0224130Y2 JP1983024606U JP2460683U JPH0224130Y2 JP H0224130 Y2 JPH0224130 Y2 JP H0224130Y2 JP 1983024606 U JP1983024606 U JP 1983024606U JP 2460683 U JP2460683 U JP 2460683U JP H0224130 Y2 JPH0224130 Y2 JP H0224130Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- transfer paper
- width direction
- sides
- pair
- Prior art date
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- Expired
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、上下一対の定着用ローラに対して搬
送方向上手側に、当該一対の定着用ローラに向け
てトナー像転写後の転写紙を搬送させるガイド部
材を設けた複写機の定着装置に関する。
送方向上手側に、当該一対の定着用ローラに向け
てトナー像転写後の転写紙を搬送させるガイド部
材を設けた複写機の定着装置に関する。
かゝる複写機の定着装置として、実開昭56−
130954号公報に見られ且つ第13図にも示すよう
に、上下一対の定着用ローラ41,42に対して
搬送方向上手側に、トナー像転写後の転写紙を一
旦上方に向けて屈曲させて後に前記定着用ローラ
41,42対に搬送するガイド部材43を設ける
と共に、当該ガイド部材43の巾方向中間部に巾
方向両側のガイド部aよりも高くなる隆起状ガイ
ド部bを形成したものがある。
130954号公報に見られ且つ第13図にも示すよう
に、上下一対の定着用ローラ41,42に対して
搬送方向上手側に、トナー像転写後の転写紙を一
旦上方に向けて屈曲させて後に前記定着用ローラ
41,42対に搬送するガイド部材43を設ける
と共に、当該ガイド部材43の巾方向中間部に巾
方向両側のガイド部aよりも高くなる隆起状ガイ
ド部bを形成したものがある。
上記構成の定着装置によれば、トナー像転写後
の転写紙44がガイド部材43によつて一旦上方
に屈曲されることで、巾方向両側が上向き気味に
カールしている転写紙44のカールが矯正され、
かつ、前記隆起状ガイド部bにおいて転写紙44
の巾方向両側が垂れ下がり気味になることで前記
カールが更に矯正され、カールに起因する定着し
わが効果的に抑止される。
の転写紙44がガイド部材43によつて一旦上方
に屈曲されることで、巾方向両側が上向き気味に
カールしている転写紙44のカールが矯正され、
かつ、前記隆起状ガイド部bにおいて転写紙44
の巾方向両側が垂れ下がり気味になることで前記
カールが更に矯正され、カールに起因する定着し
わが効果的に抑止される。
しかしながら、上記カールの矯正上で好適な隆
起状ガイド部bが、転写紙後端部近傍での画像ぼ
けや転写紙裏面側での縦すじの発生を招来する欠
点があつた。
起状ガイド部bが、転写紙後端部近傍での画像ぼ
けや転写紙裏面側での縦すじの発生を招来する欠
点があつた。
即ち、前記定着用ローラ41,42対による転
写紙44の搬送面は、一対の定着用ローラ41,
42の回転軸線Tを結ぶ面Sに対して直交し且つ
当該定着用ローラ41,42対のニツプ点nを通
る仮想面Rである。
写紙44の搬送面は、一対の定着用ローラ41,
42の回転軸線Tを結ぶ面Sに対して直交し且つ
当該定着用ローラ41,42対のニツプ点nを通
る仮想面Rである。
然るに、上記構成の定着装置においては、前記
隆起状ガイド部bの上端t1を前記仮想面Rの上方
に位置設定しているがために、前記定着用ローラ
41,42対によつて後部側持ち上げの状態で転
写紙44が搬送されることになり、このため、転
写紙44の後端部が隆起状ガイド部bの上端t1か
ら瞬時的に且つ衝撃的に外れ落ち、これによつて
未定着のトナー像が乱れて所謂画像ぼけを生じ易
い欠点があつたのである。
隆起状ガイド部bの上端t1を前記仮想面Rの上方
に位置設定しているがために、前記定着用ローラ
41,42対によつて後部側持ち上げの状態で転
写紙44が搬送されることになり、このため、転
写紙44の後端部が隆起状ガイド部bの上端t1か
ら瞬時的に且つ衝撃的に外れ落ち、これによつて
未定着のトナー像が乱れて所謂画像ぼけを生じ易
い欠点があつたのである。
また、上記の転写紙44は、前記隆起状ガイド
部bによつて巾方向の中間部が支持された状態
で、前記定着用ローラ41,42対によつて下方
に引つ張られるようにして搬送されることで、前
記隆起状ガイド部bの両側部分に相当する転写紙
裏面部に縦すじが形成され易い欠点があつたので
ある。
部bによつて巾方向の中間部が支持された状態
で、前記定着用ローラ41,42対によつて下方
に引つ張られるようにして搬送されることで、前
記隆起状ガイド部bの両側部分に相当する転写紙
裏面部に縦すじが形成され易い欠点があつたので
ある。
本考案は、上記の実情に鑑みて成されたもので
あつて、極めて簡単で且つ合理的な改良技術によ
つて、前記カール矯正の機能を十分に発揮させな
がら、上記画像ぼけや縦すじの発生を防止した定
着装置を提供することを目的としている。
あつて、極めて簡単で且つ合理的な改良技術によ
つて、前記カール矯正の機能を十分に発揮させな
がら、上記画像ぼけや縦すじの発生を防止した定
着装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本考案は、前記隆
起状ガイド部の上端を巾方向両側のガイド部の上
端よりも搬送方向上手側に位置させると共に、当
該巾方向両側のガイド部の上端ならびに隆起状ガ
イド部の上端を、前記一対の定着用ローラの回転
軸線を結ぶ面に対して直交し且つ当該定着用ロー
ラ対のニツプ点を通る仮想面の近傍に位置させた
点に特徴がある。
起状ガイド部の上端を巾方向両側のガイド部の上
端よりも搬送方向上手側に位置させると共に、当
該巾方向両側のガイド部の上端ならびに隆起状ガ
イド部の上端を、前記一対の定着用ローラの回転
軸線を結ぶ面に対して直交し且つ当該定着用ロー
ラ対のニツプ点を通る仮想面の近傍に位置させた
点に特徴がある。
上記の特徴構成によれば、一対の定着用ローラ
によつて搬送される転写紙は、当該定着用ローラ
対によるニツプ点よりも搬送方向上手側の部分が
ガイド部上端によつて大きく持ち上げられるよう
なことなく、前記隆起状ガイド部ならびに巾方向
両側のガイド部の上端によつて実質的に巾方向全
巾で支持されることになり、しかも、その搬送姿
勢が既述した定着用ローラ対による転写紙搬送面
に沿うことで、転写紙の後端部が隆起状ガイド部
や巾方向両側のガイド部の上端から瞬時的に且つ
衝撃的に外れ落ちることもない。
によつて搬送される転写紙は、当該定着用ローラ
対によるニツプ点よりも搬送方向上手側の部分が
ガイド部上端によつて大きく持ち上げられるよう
なことなく、前記隆起状ガイド部ならびに巾方向
両側のガイド部の上端によつて実質的に巾方向全
巾で支持されることになり、しかも、その搬送姿
勢が既述した定着用ローラ対による転写紙搬送面
に沿うことで、転写紙の後端部が隆起状ガイド部
や巾方向両側のガイド部の上端から瞬時的に且つ
衝撃的に外れ落ちることもない。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第1図は静電写真複写機全体の概略を示すもの
で、図中1は、回転駆動される感光ドラムであ
り、このドラム1の周りには、帯電機構2、露光
機構3、現像機構4、転写機構5などが配設され
ている。6は給紙カセツトで、このカセツト6と
転写機構5との間には、複数枚の案内板7……や
給紙ローラ8a及び搬送ローラ8bが配設され
て、カセツト6内の転写紙9……を前記転写機構
5にまで搬送し得るよう構成され、また、カセツ
ト6内の紙9……と異なる大きさの転写紙をいわ
ゆる手差しによつて転写機構5にまで搬送するた
め、別の案内板10……や給紙ローラ11……な
らびに給紙テーブル12も設けられている。前記
感光ドラム1の搬送方向下流側には、転写後にド
ラム1から剥された転写紙9……を定着装置13
にまで搬送する吸引搬送ベルトコンベヤ14が配
設され、かつ、該定着装置13と排紙トレイ15
との間には、転写紙案内用の上下一対の板状案内
部材16,17、及び、上下一対の転写紙繰出し
ローラ18,19が設けられている。
で、図中1は、回転駆動される感光ドラムであ
り、このドラム1の周りには、帯電機構2、露光
機構3、現像機構4、転写機構5などが配設され
ている。6は給紙カセツトで、このカセツト6と
転写機構5との間には、複数枚の案内板7……や
給紙ローラ8a及び搬送ローラ8bが配設され
て、カセツト6内の転写紙9……を前記転写機構
5にまで搬送し得るよう構成され、また、カセツ
ト6内の紙9……と異なる大きさの転写紙をいわ
ゆる手差しによつて転写機構5にまで搬送するた
め、別の案内板10……や給紙ローラ11……な
らびに給紙テーブル12も設けられている。前記
感光ドラム1の搬送方向下流側には、転写後にド
ラム1から剥された転写紙9……を定着装置13
にまで搬送する吸引搬送ベルトコンベヤ14が配
設され、かつ、該定着装置13と排紙トレイ15
との間には、転写紙案内用の上下一対の板状案内
部材16,17、及び、上下一対の転写紙繰出し
ローラ18,19が設けられている。
前記定着装置13は、第2図にも示すように、
加熱機構20を内蔵した加熱用ローラ21と、こ
の加熱用ローラ21の下方から弾性的に押圧当接
する加圧用ローラ22、及び、該上下一対のロー
ラ21,22間に前記コンベヤ14からの転写紙
9を搬送するためのガイド部材23から構成さ
れ、詳しくは、前記加熱用ローラ21は、その表
面にフツ素樹脂等、たとえばテフロン(デユポン
社:商品名)の加工が施され、かつ、長手方向中
央を中心にして振分け状に両端側ほど順次的に外
周径を大に、即ち、中央部に比較して両端側ほど
回転周速を大にする鼓状に形成されており、一方
の加圧用ローラ22は、紙離れを良好に行なわせ
られるようにシリコンオイルを含浸させたシリコ
ンゴム等から成る比較的軟質のものであつて、そ
の外周径は長手方向全長にわたつてほぼ等径のも
のである。
加熱機構20を内蔵した加熱用ローラ21と、こ
の加熱用ローラ21の下方から弾性的に押圧当接
する加圧用ローラ22、及び、該上下一対のロー
ラ21,22間に前記コンベヤ14からの転写紙
9を搬送するためのガイド部材23から構成さ
れ、詳しくは、前記加熱用ローラ21は、その表
面にフツ素樹脂等、たとえばテフロン(デユポン
社:商品名)の加工が施され、かつ、長手方向中
央を中心にして振分け状に両端側ほど順次的に外
周径を大に、即ち、中央部に比較して両端側ほど
回転周速を大にする鼓状に形成されており、一方
の加圧用ローラ22は、紙離れを良好に行なわせ
られるようにシリコンオイルを含浸させたシリコ
ンゴム等から成る比較的軟質のものであつて、そ
の外周径は長手方向全長にわたつてほぼ等径のも
のである。
而して、前記一対のローラ21,22によつて
繰出される転写紙9は、中央よりも左右両端部の
方が周速度の速い上部ローラ21によつて左右に
引き延ばされながら送り出されることになり、転
写紙9の巾方向両側でのしわ発生を抑制すること
ができる。
繰出される転写紙9は、中央よりも左右両端部の
方が周速度の速い上部ローラ21によつて左右に
引き延ばされながら送り出されることになり、転
写紙9の巾方向両側でのしわ発生を抑制すること
ができる。
尚、前記ローラ21としては、外周径を長手方
向全長にわたつてほぼ等径にするものや、長手方
向中央を中心にして振分け状に両端側ほど順次的
に外周径を大にする所謂太鼓状のもの等、各種の
公知構造のものを適用できる。
向全長にわたつてほぼ等径にするものや、長手方
向中央を中心にして振分け状に両端側ほど順次的
に外周径を大にする所謂太鼓状のもの等、各種の
公知構造のものを適用できる。
一方、前記ガイド部材23は、第3図にも示す
ように、ガイド板本体24を搬送方向の所定部
(例えば搬送方向の中央よりも下手側寄り部分)
において屈折させて、搬送方向上手側の第1ガイ
ド面S1に対して搬送方向下手側の第2ガイド面S2
が、搬送方向下手側ほど高くなるように形成する
と共に、前記第2ガイド面S2において、それの巾
方向中央側に巾方向両側のガイド部a,aよりも
高く突出する隆起状ガイド部bを、屈折線Aから
立上げる状態で形成してある。
ように、ガイド板本体24を搬送方向の所定部
(例えば搬送方向の中央よりも下手側寄り部分)
において屈折させて、搬送方向上手側の第1ガイ
ド面S1に対して搬送方向下手側の第2ガイド面S2
が、搬送方向下手側ほど高くなるように形成する
と共に、前記第2ガイド面S2において、それの巾
方向中央側に巾方向両側のガイド部a,aよりも
高く突出する隆起状ガイド部bを、屈折線Aから
立上げる状態で形成してある。
そして、前記隆起状ガイド部bの上端t1をそれ
の巾方向両側のガイド部aの上端tよりも搬送方
向上手側に位置させると共に、当該両ガイド部
a,a,bの上端t,t,t1を、側面視において
前記ベルトコンベヤ14の吸引搬送解除点pと定
着用ローラ21,22のニツプ点nとを結ぶ仮想
線Qの上方で、かつ、前記一対の定着用ローラ2
1,22の回転軸線Tを結ぶ面Sに対して直交し
前記ニツプ点nを通る仮想面Rの近傍に位置させ
て、前記両点p,nにわたる転写紙9を上方に大
きく撓ませることなく、当該転写紙9の裏面側を
前記両ガイド部a,a,bの上端t,t,t1で支
持させるようにすると共に、前記コンベヤ14の
搬送面に対して前記第1ガイド面S1が搬送方向下
手側ほどやゝ高くなるように傾斜させて配置して
ある。
の巾方向両側のガイド部aの上端tよりも搬送方
向上手側に位置させると共に、当該両ガイド部
a,a,bの上端t,t,t1を、側面視において
前記ベルトコンベヤ14の吸引搬送解除点pと定
着用ローラ21,22のニツプ点nとを結ぶ仮想
線Qの上方で、かつ、前記一対の定着用ローラ2
1,22の回転軸線Tを結ぶ面Sに対して直交し
前記ニツプ点nを通る仮想面Rの近傍に位置させ
て、前記両点p,nにわたる転写紙9を上方に大
きく撓ませることなく、当該転写紙9の裏面側を
前記両ガイド部a,a,bの上端t,t,t1で支
持させるようにすると共に、前記コンベヤ14の
搬送面に対して前記第1ガイド面S1が搬送方向下
手側ほどやゝ高くなるように傾斜させて配置して
ある。
上記の構成によれば、第6図に示すように、例
えば片面複写後の転写紙9のように、その巾方向
の両側が上向きにカール気味であつても、第4図
イに示すように、転写紙9の前部側がコンベヤ1
4から第1ガイド面S1に移行した際に、その前部
側がやゝ上方に持ち上げられて上方に向けて屈曲
し、次いで同図ロに示すように、前記隆起状ガイ
ド部bによつて転写紙9の前部側が更に上方に持
ち上げられて屈曲し、この二度にわたる屈曲に加
えて、前記転写紙9の巾方向両側が前記隆起状ガ
イド部bの両側に垂れ下がり気味になることで、
転写紙9の巾方向両側の上向きカールが効果的に
矯正される。
えば片面複写後の転写紙9のように、その巾方向
の両側が上向きにカール気味であつても、第4図
イに示すように、転写紙9の前部側がコンベヤ1
4から第1ガイド面S1に移行した際に、その前部
側がやゝ上方に持ち上げられて上方に向けて屈曲
し、次いで同図ロに示すように、前記隆起状ガイ
ド部bによつて転写紙9の前部側が更に上方に持
ち上げられて屈曲し、この二度にわたる屈曲に加
えて、前記転写紙9の巾方向両側が前記隆起状ガ
イド部bの両側に垂れ下がり気味になることで、
転写紙9の巾方向両側の上向きカールが効果的に
矯正される。
そして次に、同図ハに示すように、前記転写紙
9の前部側が隆起状ガイド部bの上端t1を乗り越
えると、当該転写紙9の前部側が下方に倒れ込む
ように屈曲し、前記両隆起状ガイド部bの上端t1
と巾方向両側のガイド部a,aの上端t,t,t1
によつて前記転写紙9の裏面側が支持され、か
つ、図示はしないが、当該転写紙9が定着用ロー
ラ21,22対にニツプされて繰出しローラ1
8,19に向けて搬送される。
9の前部側が隆起状ガイド部bの上端t1を乗り越
えると、当該転写紙9の前部側が下方に倒れ込む
ように屈曲し、前記両隆起状ガイド部bの上端t1
と巾方向両側のガイド部a,aの上端t,t,t1
によつて前記転写紙9の裏面側が支持され、か
つ、図示はしないが、当該転写紙9が定着用ロー
ラ21,22対にニツプされて繰出しローラ1
8,19に向けて搬送される。
而して、この一対の定着用ローラ21,22で
ニツプされて搬送される転写紙9は、前記仮想面
Rにほゞ沿う単一平面の状態にあつて、第5図に
示すように、当該定着用ローラ21,22対によ
るニツプ点nよりも搬送方向上手側の部分が大き
く持ち上げられることなく、前記隆起状ガイド部
bならびに巾方向両側のガイド部a,aの上端
t1,t,tによつて実質的に巾方向全巾で支持さ
れるので、前記隆起状ガイド部bによつて転写紙
9の裏面側に縦すじが形成されることがない。
ニツプされて搬送される転写紙9は、前記仮想面
Rにほゞ沿う単一平面の状態にあつて、第5図に
示すように、当該定着用ローラ21,22対によ
るニツプ点nよりも搬送方向上手側の部分が大き
く持ち上げられることなく、前記隆起状ガイド部
bならびに巾方向両側のガイド部a,aの上端
t1,t,tによつて実質的に巾方向全巾で支持さ
れるので、前記隆起状ガイド部bによつて転写紙
9の裏面側に縦すじが形成されることがない。
また、その搬送姿勢が前記定着用ローラ21,
22対による搬送面(即ち、一対の定着用ローラ
21,22の回転軸線Tを結ぶ面Sに対して直交
しニツプ点nを通る面であつて、本考案が言う仮
想面Rである。)にほゞ沿うことで、転写紙9の
後端部が隆起状ガイド部bや巾方向両側のガイド
部a,aの上端t1,t,tから瞬時的に且つ衝撃
的に外れ落ちることがなく、従つて、転写紙9の
後端部での未定着トナー像の乱れに起因する所謂
画像ぼけが防止される。
22対による搬送面(即ち、一対の定着用ローラ
21,22の回転軸線Tを結ぶ面Sに対して直交
しニツプ点nを通る面であつて、本考案が言う仮
想面Rである。)にほゞ沿うことで、転写紙9の
後端部が隆起状ガイド部bや巾方向両側のガイド
部a,aの上端t1,t,tから瞬時的に且つ衝撃
的に外れ落ちることがなく、従つて、転写紙9の
後端部での未定着トナー像の乱れに起因する所謂
画像ぼけが防止される。
第7図及び第8図に別実施例のガイド部材23
の配置形態を示す。
の配置形態を示す。
第7図に示すものは、定着用ローラ21,22
の回転軸線Tを結ぶ面Sに対して直交し且つニツ
プ点nを通る仮想面Rを、コンベヤ14の搬送面
にほゞ平行にすると共に、その仮想面Rの極く近
傍に前記隆起状ガイド部bならびに巾方向両側の
ガイド部a,aの上端t,t,t1を位置させ、か
つ、前記ベルトコンベヤ14の第1ガイド面S1を
前記コンベヤ14の搬送面にほゞ面一状態で連ね
るようにしたものである。
の回転軸線Tを結ぶ面Sに対して直交し且つニツ
プ点nを通る仮想面Rを、コンベヤ14の搬送面
にほゞ平行にすると共に、その仮想面Rの極く近
傍に前記隆起状ガイド部bならびに巾方向両側の
ガイド部a,aの上端t,t,t1を位置させ、か
つ、前記ベルトコンベヤ14の第1ガイド面S1を
前記コンベヤ14の搬送面にほゞ面一状態で連ね
るようにしたものである。
第8図に示すものは、前記仮想面Rをコンベヤ
14の搬送面にほゞ平行にすると共に、その仮想
面Rにほゞ一致させる状態で前記隆起状ガイド部
bならびに巾方向両側のガイド部a,aの上端
t,t,t1を位置させ、かつ、前記コンベヤ14
の搬送面に対して前記第1ガイド面S1を搬送方向
下手側ほどやゝ高くなるように傾斜させたもので
ある。
14の搬送面にほゞ平行にすると共に、その仮想
面Rにほゞ一致させる状態で前記隆起状ガイド部
bならびに巾方向両側のガイド部a,aの上端
t,t,t1を位置させ、かつ、前記コンベヤ14
の搬送面に対して前記第1ガイド面S1を搬送方向
下手側ほどやゝ高くなるように傾斜させたもので
ある。
次に、第9図乃至第12図に夫々別実施例のガ
イド部材23を示す。第9図に示すものは、隆起
状ガイド部aの立上り始めを屈折線Aに対して搬
送方向上手側に位置させたものであり、第10図
に示すものは逆に隆起状ガイドaの立上り始めを
屈折線Aよりも搬送方向下手側に位置させた点に
特徴を有する。
イド部材23を示す。第9図に示すものは、隆起
状ガイド部aの立上り始めを屈折線Aに対して搬
送方向上手側に位置させたものであり、第10図
に示すものは逆に隆起状ガイドaの立上り始めを
屈折線Aよりも搬送方向下手側に位置させた点に
特徴を有する。
第11図に示すものは、隆起状ガイド部bとそ
れの両側のガイド部a,aを滑らかに連ねさせた
点に特徴があり、そして第12図に示すものは、
第11図の構成において隆起状ガイド部bの巾を
搬送方向下手側ほど巾広に形成した点に特徴を有
するものである。
れの両側のガイド部a,aを滑らかに連ねさせた
点に特徴があり、そして第12図に示すものは、
第11図の構成において隆起状ガイド部bの巾を
搬送方向下手側ほど巾広に形成した点に特徴を有
するものである。
尚、前記ガイド部材23において、ガイド板本
体24の屈折により第1及び第2ガイド面S1,S2
を形成したが、小半径をもつて屈曲させる形状と
するも良く、そしてガイド部材23として、これ
を薄肉鋼板製としたり合成樹脂製としたりするこ
とができ、かつ、一体成型品や加工成型品の何れ
にすることも可能である。
体24の屈折により第1及び第2ガイド面S1,S2
を形成したが、小半径をもつて屈曲させる形状と
するも良く、そしてガイド部材23として、これ
を薄肉鋼板製としたり合成樹脂製としたりするこ
とができ、かつ、一体成型品や加工成型品の何れ
にすることも可能である。
以上説明したように本考案の定着装置によれ
ば、ガイド部材によつて支持され且つ定着用ロー
ラ対によつてニツプされて搬送される転写紙の搬
送姿勢が、定着用ローラの回転軸線を結ぶ面に対
して直交しニツプ点を通る仮想面にほゞ沿うと共
に、当該転写紙が隆起状ガイド部ならびに巾方向
両側のガイド部の上端によつて実質的に巾方向全
巾で支持される。
ば、ガイド部材によつて支持され且つ定着用ロー
ラ対によつてニツプされて搬送される転写紙の搬
送姿勢が、定着用ローラの回転軸線を結ぶ面に対
して直交しニツプ点を通る仮想面にほゞ沿うと共
に、当該転写紙が隆起状ガイド部ならびに巾方向
両側のガイド部の上端によつて実質的に巾方向全
巾で支持される。
而して、転写紙のニツプ点よりも搬送方向上手
側部分の持ち上げと転写紙の巾方向中間部のみの
支持に起因する転写紙裏面側の縦すじ発生を効果
的に防止することができると共に、当該転写紙後
端部のガイド部材からの瞬時的かつ衝撃的な外れ
落ちによる未定着トナー像の乱れに起因しての所
謂画像ぼけも効果的に防止することができるに至
つたのである。
側部分の持ち上げと転写紙の巾方向中間部のみの
支持に起因する転写紙裏面側の縦すじ発生を効果
的に防止することができると共に、当該転写紙後
端部のガイド部材からの瞬時的かつ衝撃的な外れ
落ちによる未定着トナー像の乱れに起因しての所
謂画像ぼけも効果的に防止することができるに至
つたのである。
図面は本考案の実施例に係り、第1図は複写機
全体の概略縦断側面図、第2図は定着装置の側面
図、第3図はガイド部材の斜視図、第4図イ,
ロ,ハは転写紙の搬送状態を経時的に示す説明図
であり、第5図は第4図ハのX−X線視図であ
る。第6図は本考案を比較するための第5図に相
当する比較用説明図である。第7図及び第8図は
夫々別実施例のガイド部材の配置形態を示す説明
図、第9図乃至第12図は夫々別実施例のガイド
部材を示す斜視図である。そして第13図は従来
例の定着装置を示す側面図である。 9……転写紙、21,22……定着用ローラ、
23……ガイド部材、a……巾方向両側のガイド
部、b……隆起状ガイド部、n……ニツプ点、t
……巾方向両側のガイド部の上端、t1……隆起状
ガイド部bの上端、R……仮想面、S……定着用
ローラの回転軸線を結ぶ面、T……定着用ローラ
の回転軸線。
全体の概略縦断側面図、第2図は定着装置の側面
図、第3図はガイド部材の斜視図、第4図イ,
ロ,ハは転写紙の搬送状態を経時的に示す説明図
であり、第5図は第4図ハのX−X線視図であ
る。第6図は本考案を比較するための第5図に相
当する比較用説明図である。第7図及び第8図は
夫々別実施例のガイド部材の配置形態を示す説明
図、第9図乃至第12図は夫々別実施例のガイド
部材を示す斜視図である。そして第13図は従来
例の定着装置を示す側面図である。 9……転写紙、21,22……定着用ローラ、
23……ガイド部材、a……巾方向両側のガイド
部、b……隆起状ガイド部、n……ニツプ点、t
……巾方向両側のガイド部の上端、t1……隆起状
ガイド部bの上端、R……仮想面、S……定着用
ローラの回転軸線を結ぶ面、T……定着用ローラ
の回転軸線。
Claims (1)
- 上下一対の定着用ローラに対して搬送方向上手
側に、トナー像転写後の転写紙を一旦上方に向け
て屈曲させて後に前記定着用ローラ対に搬送する
ガイド部材を設けると共に、当該ガイド部材の巾
方向中間部に巾方向両側のガイド部よりも高くな
る隆起状ガイド部を形成した複写機の定着装置で
あつて、前記隆起状ガイド部の上端を前記巾方向
両側のガイド部の上端よりも搬送方向上手側に位
置させると共に、当該巾方向両側のガイド部の上
端ならびに隆起状ガイド部の上端を、前記一対の
定着用ローラの回転軸線を結ぶ面に対して直交し
且つ当該定着用ローラ対のニツプ点を通る仮想面
の近傍に位置させてあることを特徴とする複写機
の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2460683U JPS59128664U (ja) | 1983-02-19 | 1983-02-19 | 複写機の定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2460683U JPS59128664U (ja) | 1983-02-19 | 1983-02-19 | 複写機の定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59128664U JPS59128664U (ja) | 1984-08-29 |
JPH0224130Y2 true JPH0224130Y2 (ja) | 1990-07-02 |
Family
ID=30155638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2460683U Granted JPS59128664U (ja) | 1983-02-19 | 1983-02-19 | 複写機の定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59128664U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6934664B1 (en) | 2002-05-20 | 2005-08-23 | Palm, Inc. | System and method for monitoring a security state of an electronic device |
JP5044277B2 (ja) * | 2007-05-08 | 2012-10-10 | 株式会社リコー | 加圧接触装置、これを用いた定着装置、画像形成装置 |
JP5223355B2 (ja) * | 2008-01-25 | 2013-06-26 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2017015958A (ja) | 2015-07-02 | 2017-01-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5366947U (ja) * | 1976-11-08 | 1978-06-05 | ||
JPS55123956U (ja) * | 1979-02-27 | 1980-09-03 | ||
JPS6350668Y2 (ja) * | 1980-03-06 | 1988-12-27 |
-
1983
- 1983-02-19 JP JP2460683U patent/JPS59128664U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59128664U (ja) | 1984-08-29 |
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