JPH02235372A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents
半導体装置とその製造方法Info
- Publication number
- JPH02235372A JPH02235372A JP5664389A JP5664389A JPH02235372A JP H02235372 A JPH02235372 A JP H02235372A JP 5664389 A JP5664389 A JP 5664389A JP 5664389 A JP5664389 A JP 5664389A JP H02235372 A JPH02235372 A JP H02235372A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- insulating film
- layer
- metal
- tin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、大規模集積回路(LSI)の電極配線構造に
おける半導体装置とその製造方法に関するものである。
おける半導体装置とその製造方法に関するものである。
第3図及び第4図は従来の半導体装置を示す断面図であ
る。ここで示すTiN/TiまたはTiN/TiSi,
lコンタクト電極については、多くの先行例が報告され
ている(M.Ostling他ThinSolid F
ile’s, 145(1986)p.81〜8B,A
.Arming {11 J.Appl.Phys.,
61(19B?)390. 3.1wabuchi ら
による1986年VLSIシンポジウム予稿集p.55
, I.SuniらによるJ.vac.Sci.Tec
hno1.,A3(1985)p.2233)。
る。ここで示すTiN/TiまたはTiN/TiSi,
lコンタクト電極については、多くの先行例が報告され
ている(M.Ostling他ThinSolid F
ile’s, 145(1986)p.81〜8B,A
.Arming {11 J.Appl.Phys.,
61(19B?)390. 3.1wabuchi ら
による1986年VLSIシンポジウム予稿集p.55
, I.SuniらによるJ.vac.Sci.Tec
hno1.,A3(1985)p.2233)。
これらの中で、Tiは通常のAr等のような不活性ガス
を用いたスパッタ法,TiNはN2中またはAr+N2
中でTiターゲソトをスパッタして形成している。また
、先行技術(C.Y.TingらのThin Soli
d Fi1+ms,96(1982)p.327.C.
Y.TingによるJ.νac.sci.Techno
1.,21(1982)p.14)においては、Ttは
真空蒸着,TiNはN2ガスを導入した反応性真空蒸着
法で堆積されている。
を用いたスパッタ法,TiNはN2中またはAr+N2
中でTiターゲソトをスパッタして形成している。また
、先行技術(C.Y.TingらのThin Soli
d Fi1+ms,96(1982)p.327.C.
Y.TingによるJ.νac.sci.Techno
1.,21(1982)p.14)においては、Ttは
真空蒸着,TiNはN2ガスを導入した反応性真空蒸着
法で堆積されている。
さて、第3図において、lはSiなどの半導体基板、2
はLOCOS法などで形成された素子間分離用の絶縁膜
、3は半導体基板lの主面に形成されたn型またはp型
の不純物拡散層、4はCVD法等で形成されたBやPを
含んだ層間絶縁膜、5は層間絶縁膜4の所望の部分を写
真製版とエソチング法により除去して形成したコンタク
ト孔である。このコンタクト孔5の底面には不純物拡散
層3の表面が露出している。6はスパッタ法等で形成し
た膜厚数十nm程度のTi膜で、コンタクト孔5の底面
で不純物拡散層3と接触している。
はLOCOS法などで形成された素子間分離用の絶縁膜
、3は半導体基板lの主面に形成されたn型またはp型
の不純物拡散層、4はCVD法等で形成されたBやPを
含んだ層間絶縁膜、5は層間絶縁膜4の所望の部分を写
真製版とエソチング法により除去して形成したコンタク
ト孔である。このコンタクト孔5の底面には不純物拡散
層3の表面が露出している。6はスパッタ法等で形成し
た膜厚数十nm程度のTi膜で、コンタクト孔5の底面
で不純物拡散層3と接触している。
さらに、7は膜厚100nm程度のTiN膜で通常N2
またはAr+N!雰囲気中でTiターゲソトを用い反応
性スバフタ法で堆積するか、もしくは直接TiNターゲ
ットを使って形成する。8は膜厚lμm程度のAl合金
膜でスパッタ法等を用いて形成する。組成は、A6,A
j!Si,AICu,AISiCu,AITi,AIS
iTi,AIPd,Aj!SiPd等さまざまである。
またはAr+N!雰囲気中でTiターゲソトを用い反応
性スバフタ法で堆積するか、もしくは直接TiNターゲ
ットを使って形成する。8は膜厚lμm程度のAl合金
膜でスパッタ法等を用いて形成する。組成は、A6,A
j!Si,AICu,AISiCu,AITi,AIS
iTi,AIPd,Aj!SiPd等さまざまである。
このAl合金膜8を写真製版技術とエッチング法一とに
より所望の形状にバターニングする。9はCVD法やS
OG (スピンオングラス塗布)法等により形成した層
間絶縁膜で、材料は通常Si酸化膜である。10は上層
のAI!合金膜l1と下層の/1合金膜8とを接続する
ために所望の位置に設けられたビアホールである。また
、図示していないが、この従来例のような2層AN配線
の場合には2層目のAl合金膜l1の上にSi酸化膜や
Si窒化膜からなるパッシベーション膜が堆積される。
より所望の形状にバターニングする。9はCVD法やS
OG (スピンオングラス塗布)法等により形成した層
間絶縁膜で、材料は通常Si酸化膜である。10は上層
のAI!合金膜l1と下層の/1合金膜8とを接続する
ために所望の位置に設けられたビアホールである。また
、図示していないが、この従来例のような2層AN配線
の場合には2層目のAl合金膜l1の上にSi酸化膜や
Si窒化膜からなるパッシベーション膜が堆積される。
次に、第4図は第3図と比べてコンタクト電極の構造が
異なる従来の半導体装置の断面図である。
異なる従来の半導体装置の断面図である。
図において、第3図と同一部分には同一符号を付する。
ここで、コンタクト孔5内にはTiシリサイド12が形
成されており、その上層及び眉間絶縁M4の上にはTi
N膜13.14が形成されている。
成されており、その上層及び眉間絶縁M4の上にはTi
N膜13.14が形成されている。
ところで、LSIの中でもパターン寸法の大きなものは
一部の素子を除いて第3図及び第4図に示すAI!合金
膜8の下にTi膜6,TiN膜7,13,Tiシリサイ
ド膜12といった金属膜は無く、A1合金配線は直接不
純物拡散層とコンタクト孔内で接続していた. このようなLSIではSAi合金膜として/l,AIC
u.AITiなどのようなStを含まない組成のものを
用いると、後工程の熱処理時にAIと3i基板との間の
合金反応が生じ、基板のSiがAl配線中へ拡散すると
共にA1がSi基板へ相互拡散し、不純物拡散層面にピ
ットと呼ばれる孔が形成される。そして、この現象が極
端な場合、拡散層とSi基板との間で形成されるpn接
合面まで達し、接合の破壊を引き起こしていた。
一部の素子を除いて第3図及び第4図に示すAI!合金
膜8の下にTi膜6,TiN膜7,13,Tiシリサイ
ド膜12といった金属膜は無く、A1合金配線は直接不
純物拡散層とコンタクト孔内で接続していた. このようなLSIではSAi合金膜として/l,AIC
u.AITiなどのようなStを含まない組成のものを
用いると、後工程の熱処理時にAIと3i基板との間の
合金反応が生じ、基板のSiがAl配線中へ拡散すると
共にA1がSi基板へ相互拡散し、不純物拡散層面にピ
ットと呼ばれる孔が形成される。そして、この現象が極
端な場合、拡散層とSi基板との間で形成されるpn接
合面まで達し、接合の破壊を引き起こしていた。
このため、このような合金反応が起きないように、予め
/1合金膜中に過飽和のSiを添加した材料を用いてい
た。通常A1合金配線形成後の最高熱処理温度は450
℃程度で、そのときのAj2中のSi固溶度は約0.5
%であるため、安全をみてその2倍である約1重量%の
Siを添加したAl合金膜を堆積し、熱的に安定なコン
タクト電極かえられるようにしていた。
/1合金膜中に過飽和のSiを添加した材料を用いてい
た。通常A1合金配線形成後の最高熱処理温度は450
℃程度で、そのときのAj2中のSi固溶度は約0.5
%であるため、安全をみてその2倍である約1重量%の
Siを添加したAl合金膜を堆積し、熱的に安定なコン
タクト電極かえられるようにしていた。
しかし、コンタクト径がlI1m程度になると、この構
造ではコンタクト孔内での選択的なSt析出に起因す不
コンタクト抵抗の上昇を引き起こす結果となる。即ち、
室温中ではAIl中のSiの固溶度は略零であるため、
熱処理の降温過程で固溶していたAl中のSiが析出し
始める。この析出現象は単結晶Siからなるコンタクト
孔内の不純物拡散層面では過飽和Siがエビタキシャル
成長するため、容易にコンタクト孔面を覆う。この析出
SiはAlドープのp型であるため、特にn型の不純物
拡散層に対しては不完全ながらpn接合を形成し、非オ
ーミックコンタクトを形成することになる。
造ではコンタクト孔内での選択的なSt析出に起因す不
コンタクト抵抗の上昇を引き起こす結果となる。即ち、
室温中ではAIl中のSiの固溶度は略零であるため、
熱処理の降温過程で固溶していたAl中のSiが析出し
始める。この析出現象は単結晶Siからなるコンタクト
孔内の不純物拡散層面では過飽和Siがエビタキシャル
成長するため、容易にコンタクト孔面を覆う。この析出
SiはAlドープのp型であるため、特にn型の不純物
拡散層に対しては不完全ながらpn接合を形成し、非オ
ーミックコンタクトを形成することになる。
このような欠点があるため、コンタクト札内でのStの
エビタキシャル成長を防止する目的で、Al合金膜の下
に他の金属膜を堆積する方法が用いられてきた。この場
合の金属膜は、AI!との界面反応及び拡散に対する耐
性が良好なバリアメタルであることと同時に、下層の導
体層に対し低抵抗なオーミソクコンタクトを形成するも
のでなくてはならない。一般に、これらの条件を満たす
ものとして、TiNのような高融点金属の窒化物,さら
に炭化物,ほう化物はAl等に対する良好なバリアメタ
ルであることが知られている。
エビタキシャル成長を防止する目的で、Al合金膜の下
に他の金属膜を堆積する方法が用いられてきた。この場
合の金属膜は、AI!との界面反応及び拡散に対する耐
性が良好なバリアメタルであることと同時に、下層の導
体層に対し低抵抗なオーミソクコンタクトを形成するも
のでなくてはならない。一般に、これらの条件を満たす
ものとして、TiNのような高融点金属の窒化物,さら
に炭化物,ほう化物はAl等に対する良好なバリアメタ
ルであることが知られている。
しかし、TiN/SiO.系は比較的安定なため、コン
タクト札内のSi表面にSi酸化膜から成る薄い自然酸
化膜が存在してもこれを分解することができず、オーミ
ンクなコンタクトが得られ難い。また、TiN/Si系
でのコンタクト抵抗が高い原因として、その他にTiN
膜中の含有酸素がTiN/Si界面に偏析することも共
に前記した先行技術の中に示されている。
タクト札内のSi表面にSi酸化膜から成る薄い自然酸
化膜が存在してもこれを分解することができず、オーミ
ンクなコンタクトが得られ難い。また、TiN/Si系
でのコンタクト抵抗が高い原因として、その他にTiN
膜中の含有酸素がTiN/Si界面に偏析することも共
に前記した先行技術の中に示されている。
このような理由から第3図及び第4図に示すように、T
iN下にTiのようなSt酸化物に対する還元性が強く
、且つシリサイドを形成し易い金属を堆積することでオ
ーミックコンタクトを形成していた。
iN下にTiのようなSt酸化物に対する還元性が強く
、且つシリサイドを形成し易い金属を堆積することでオ
ーミックコンタクトを形成していた。
また、第3図はTiを堆積後600℃程度以上の熱処理
を行なっていないため、Tiと基板Si間のシリサイド
反応は進んでいない。
を行なっていないため、Tiと基板Si間のシリサイド
反応は進んでいない。
一方、第4図においては、T i N 7 / T i
6膜を堆積後、N2中800℃60秒程度のランプア
ニールを行なっているため、層間絶縁膜4上のTi膜6
は上から拡散してきたNにより窒化される。
6膜を堆積後、N2中800℃60秒程度のランプア
ニールを行なっているため、層間絶縁膜4上のTi膜6
は上から拡散してきたNにより窒化される。
?って、同図では、元々TiNとして成長された層14
とTiの熱窒化により形成されたT i N膜l3とを
区別して図示している。また、コンタクト孔5内で、基
板Siと接しているTiは、シリサイド反応のためシリ
サイド層12を形成することになる。
とTiの熱窒化により形成されたT i N膜l3とを
区別して図示している。また、コンタクト孔5内で、基
板Siと接しているTiは、シリサイド反応のためシリ
サイド層12を形成することになる。
.なお、先にTtはSi酸化膜を分解すると述べたが、
これは薄い自然酸化膜のようにミクロに見ると正しいが
、厚い眉間絶縁膜上のTiは窒化反応の方が優勢である
。
これは薄い自然酸化膜のようにミクロに見ると正しいが
、厚い眉間絶縁膜上のTiは窒化反応の方が優勢である
。
また、シリサイドの組成は熱処理温度と拡散層中の不純
物の種類及び濃度とに依存し、例えばp型の拡散層上で
は800℃の熱処理に対してはTisi■,600℃程
度ではTiSi,500℃程度の低温域ではシリサイド
層ではな(TiとSiの固溶体が形成される。
物の種類及び濃度とに依存し、例えばp型の拡散層上で
は800℃の熱処理に対してはTisi■,600℃程
度ではTiSi,500℃程度の低温域ではシリサイド
層ではな(TiとSiの固溶体が形成される。
また、TiN層の形成は通常スバッタ法を用いるが、T
iNのような高融点金属膜は第5図に示す断面図のよう
に柱状結晶構造になる(金原梨著.スパッタリング現象
.東京大学出版会,1984)。即ち、膜の結晶成長は
融点の1/3程度以上の温度で起き、融点が2950℃
程度のTiNは結晶成長に1000℃以上の熱処理が必
要で、高々400〜500℃以下で行なうTiNのスパ
ッタ成膜では横方向の各結晶粒の成長は起きにくい。こ
のため、縦長の結晶構造となり原子密度の低い結晶粒界
が多いため、膜密度はバルク密度よりも低くなる。また
、一般にこのようなTiN膜の抵抗率は固有の抵抗率よ
りも高い。これは、本質的に抵抗の高い結晶粒界が多い
こと及びその粒界に酸素等のような抵抗上昇を招く不純
物が偏析し易いためである。
iNのような高融点金属膜は第5図に示す断面図のよう
に柱状結晶構造になる(金原梨著.スパッタリング現象
.東京大学出版会,1984)。即ち、膜の結晶成長は
融点の1/3程度以上の温度で起き、融点が2950℃
程度のTiNは結晶成長に1000℃以上の熱処理が必
要で、高々400〜500℃以下で行なうTiNのスパ
ッタ成膜では横方向の各結晶粒の成長は起きにくい。こ
のため、縦長の結晶構造となり原子密度の低い結晶粒界
が多いため、膜密度はバルク密度よりも低くなる。また
、一般にこのようなTiN膜の抵抗率は固有の抵抗率よ
りも高い。これは、本質的に抵抗の高い結晶粒界が多い
こと及びその粒界に酸素等のような抵抗上昇を招く不純
物が偏析し易いためである。
一例として、バンクグランド真空度5 X 1 0−@
TorrのチャンバーにAr+50流量%のN2を8m
Torrに保つように導入し、450人/分の速度で堆
積したTiNの抵抗率は、約1400μΩcm,同じ<
1000人/分では300.17Ωcmであった.ここ
で、T i Nの固有抵抗率は22μΩcm程度である
。
TorrのチャンバーにAr+50流量%のN2を8m
Torrに保つように導入し、450人/分の速度で堆
積したTiNの抵抗率は、約1400μΩcm,同じ<
1000人/分では300.17Ωcmであった.ここ
で、T i Nの固有抵抗率は22μΩcm程度である
。
また、第3図及び第4図で示すような多層のA!合金配
線構造では、熱CVD,プラズマCVD法,SOG (
スピンオングラス)と呼ばれる液体ガラス塗布+焼成プ
ロセス等の方法を用いて層間絶縁膜9を形成するが、こ
れらの過程で300〜500℃程度にウエハは加熱され
、金属と絶縁膜とが多層に堆積されている場合、熱膨脹
計数の違いから熱応力が発生する。
線構造では、熱CVD,プラズマCVD法,SOG (
スピンオングラス)と呼ばれる液体ガラス塗布+焼成プ
ロセス等の方法を用いて層間絶縁膜9を形成するが、こ
れらの過程で300〜500℃程度にウエハは加熱され
、金属と絶縁膜とが多層に堆積されている場合、熱膨脹
計数の違いから熱応力が発生する。
従来の半導体装置は以上のような方法で製造され構成さ
れているため、A/合金配線上に層間絶縁膜又はバッシ
ベーション膜を堆積した後に400℃程度の熱処理を行
なうと、第6図に示す断面図のようなT i N /
A I!間,眉間絶縁膜/Aβ間,又はAl膜が引きち
ぎられた形15a〜tSC(以下、ふくれという)の異
常が発生する欠点がある。このため、時には絶縁膜のク
ランクや剥離を誘発し、配線構造の歩留まり低下及び信
顛性の低下を招いていた。
れているため、A/合金配線上に層間絶縁膜又はバッシ
ベーション膜を堆積した後に400℃程度の熱処理を行
なうと、第6図に示す断面図のようなT i N /
A I!間,眉間絶縁膜/Aβ間,又はAl膜が引きち
ぎられた形15a〜tSC(以下、ふくれという)の異
常が発生する欠点がある。このため、時には絶縁膜のク
ランクや剥離を誘発し、配線構造の歩留まり低下及び信
顛性の低下を招いていた。
本発明は上記のような欠点を解消するためになされたも
ので、Alに対する拡散バリア性が優れ、且つAIlと
の密着性が良好で熱的安定性の高い配線構造を有する半
導体装置及びその製造方法を得ることを目的とする。
ので、Alに対する拡散バリア性が優れ、且つAIlと
の密着性が良好で熱的安定性の高い配線構造を有する半
導体装置及びその製造方法を得ることを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、半導体基板の主面に形成さ
れた不純物拡散層と、この半導体基板の上層に形成され
た絶縁膜に選択的に設けられ、不純物拡散層が露出する
ように形成されたコンタクト孔と、このコンタクト孔の
不純物拡散層の界面に形成された第1の金属合金膜と、
絶縁膜の上層に形成された第1の金属合金膜と、第1の
金属合金膜及び第2の金属合金膜の上層に形成された第
3の金属合金膜と、この第3の金属合金膜の上層に形成
された第4の金属合金膜とを備えている。
れた不純物拡散層と、この半導体基板の上層に形成され
た絶縁膜に選択的に設けられ、不純物拡散層が露出する
ように形成されたコンタクト孔と、このコンタクト孔の
不純物拡散層の界面に形成された第1の金属合金膜と、
絶縁膜の上層に形成された第1の金属合金膜と、第1の
金属合金膜及び第2の金属合金膜の上層に形成された第
3の金属合金膜と、この第3の金属合金膜の上層に形成
された第4の金属合金膜とを備えている。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基
板の主面に不純物拡散層形成する工程と、この半導体基
板の上層に絶縁膜を形成しこの絶縁膜に不純物拡散層が
露出するようにコンタクト孔を選択的に形成する工程と
、このコンタクト孔における不純物拡散層の上層及び絶
縁膜の上層に第lの金属膜を形成する工程と、この第1
の金属膜の上層に第3の金属合金膜を形成する工程と、
この第3の金属合金膜の上層に第2の金属膜を形成する
工程と、半導体基板を熱処理することにより第1の金属
膜を第1及び第2の金属合金に改質すると共に第2の金
属膜を第4の金属合金膜に改質する工程を有している。
板の主面に不純物拡散層形成する工程と、この半導体基
板の上層に絶縁膜を形成しこの絶縁膜に不純物拡散層が
露出するようにコンタクト孔を選択的に形成する工程と
、このコンタクト孔における不純物拡散層の上層及び絶
縁膜の上層に第lの金属膜を形成する工程と、この第1
の金属膜の上層に第3の金属合金膜を形成する工程と、
この第3の金属合金膜の上層に第2の金属膜を形成する
工程と、半導体基板を熱処理することにより第1の金属
膜を第1及び第2の金属合金に改質すると共に第2の金
属膜を第4の金属合金膜に改質する工程を有している。
第3の金属合金膜は八1合金に対する拡散バリア膜とし
て作用し、第4の金属合金膜はガスの放出を低減する。
て作用し、第4の金属合金膜はガスの放出を低減する。
次に、本発明について図面を参照して説明する.第1図
(a), (b)は本発明の一実施例を示す断面図で
ある。ここで、同図(b)は同図(a)におけるコンタ
クト孔5部分の拡大した断面を示している。
(a), (b)は本発明の一実施例を示す断面図で
ある。ここで、同図(b)は同図(a)におけるコンタ
クト孔5部分の拡大した断面を示している。
図において、第3図と同一部分又は相当部分については
同一符号を付する。l6はスバッタ法等により形成され
た膜厚数十nm程度のTi膜、17はN2中またはA
r +N.中における反応性スバ・7夕法等で形成した
TiN膜、l8はTiN膜17と同質の膜であるが、粒
界密度が低くより緻密で抵抗率も相対的に小さな膜であ
る。
同一符号を付する。l6はスバッタ法等により形成され
た膜厚数十nm程度のTi膜、17はN2中またはA
r +N.中における反応性スバ・7夕法等で形成した
TiN膜、l8はTiN膜17と同質の膜であるが、粒
界密度が低くより緻密で抵抗率も相対的に小さな膜であ
る。
また、第2図(a), (b)は本発明に係る別の実
施例を示す断面図である。ここで、同図(b)は同図(
a)゜におけるコンタクト孔5部分の拡大した断面を示
している。
施例を示す断面図である。ここで、同図(b)は同図(
a)゜におけるコンタクト孔5部分の拡大した断面を示
している。
図において、第1図と19はコンタクト孔5の底面に形
成されたTiシリサイド層(第1の金属合金膜)、20
はTiN層(第2の金属合金膜)である。また、第1図
の実施例と同様に21はN,又はAr+Ng中における
反応性スパッタ法で形成したTiN膜(第3の金属合金
膜)、22もTiN膜21と同質の膜であるが粒回密度
が低く、緻密で抵抗率の小さな膜(第4の金属合金膜)
である。他は第1図と同様である。
成されたTiシリサイド層(第1の金属合金膜)、20
はTiN層(第2の金属合金膜)である。また、第1図
の実施例と同様に21はN,又はAr+Ng中における
反応性スパッタ法で形成したTiN膜(第3の金属合金
膜)、22もTiN膜21と同質の膜であるが粒回密度
が低く、緻密で抵抗率の小さな膜(第4の金属合金膜)
である。他は第1図と同様である。
次に、第1図(a), Cb)で示した実施例の主要
な部分の製造工程を説明する。
な部分の製造工程を説明する。
先ず、St基板l上に素子間分離用の絶縁膜2を所望の
位置に形成し、その他のSi基板主面の部分に不純物拡
散層3を形成する。その後、例えばSiOzから成る層
間絶縁膜4をCVD法等を用いて堆積した後、コンタク
ト孔5を開孔する。
位置に形成し、その他のSi基板主面の部分に不純物拡
散層3を形成する。その後、例えばSiOzから成る層
間絶縁膜4をCVD法等を用いて堆積した後、コンタク
ト孔5を開孔する。
そして、例えば20nm程度の比較的薄いTi膜(第1
の金属膜)をスパッタ法等により堆積し、さらに50n
m程度のTiN膜(第3の金属合金膜)を反応性スパッ
タ法等により形成する。その後、再び50nm程度のT
i膜(第2の金属膜)をスバッタ法等により形成する。
の金属膜)をスパッタ法等により堆積し、さらに50n
m程度のTiN膜(第3の金属合金膜)を反応性スパッ
タ法等により形成する。その後、再び50nm程度のT
i膜(第2の金属膜)をスバッタ法等により形成する。
続いて、N2やNH2等の窒化性ガス雰囲気中、450
〜5 5 0 ”C程度の低温で60秒間程度のランプ
アニール(熱処理)を行なう。これにより表面のTi膜
が窒化されTiN膜18が形成される.ここで、この膜
をTiN膜と記載したが、正確にはT i z N層が
この程度の低温領域では主に存在する.また、このTi
N膜18の下層の反応性スパソタ等で形成されたTiN
ll17はランプアニール前後で特に構造上の顕著な変
化は見られない。
〜5 5 0 ”C程度の低温で60秒間程度のランプ
アニール(熱処理)を行なう。これにより表面のTi膜
が窒化されTiN膜18が形成される.ここで、この膜
をTiN膜と記載したが、正確にはT i z N層が
この程度の低温領域では主に存在する.また、このTi
N膜18の下層の反応性スパソタ等で形成されたTiN
ll17はランプアニール前後で特に構造上の顕著な変
化は見られない。
一方、このTiNIII17の下層のTi膜には下?の
ような組成変化が生じる。
ような組成変化が生じる。
即ち、P, Bなどを含むSiO■から成る層間絶縁膜
4に接したTiはこの程度の温度でもTi/ S i
O■界面付近では還元性の強いTiによりSingが分
解される゛ため、Till!16中に分解生成物である
SiとOとが取り込まれる。
4に接したTiはこの程度の温度でもTi/ S i
O■界面付近では還元性の強いTiによりSingが分
解される゛ため、Till!16中に分解生成物である
SiとOとが取り込まれる。
また、コンタクト孔5内のT i / S i界面では
、シリサイド反応の結果、Ti中にSiが拡散し固溶状
態を作る。しかし、この温度領域では第1図(b)に示
すように顕著な界面の構造変化は見られず、またX線回
折などでもTiSj’pTiSi2などのシリサイド層
は確認されない。
、シリサイド反応の結果、Ti中にSiが拡散し固溶状
態を作る。しかし、この温度領域では第1図(b)に示
すように顕著な界面の構造変化は見られず、またX線回
折などでもTiSj’pTiSi2などのシリサイド層
は確認されない。
このようなTi合金系の積層電極を形成した後、スパッ
タ法などを用いてA1合金膜8を堆積し、Cl系ガスを
用いたエッチング法によりA1合金膜8とTi合金膜1
6,17.18とを所望の形状に加工する。この後、プ
ラズマCVD法,熱CVD法.SOG塗布士焼成法など
を用いて眉間絶縁膜9を形成し、所望の位置にビアホー
ル10を形成した後、第2層目のAl合金膜1lを形成
する。この後、2層Al構造ではStowやSiN等の
パフシベーション膜を堆積するが、同図では省略する。
タ法などを用いてA1合金膜8を堆積し、Cl系ガスを
用いたエッチング法によりA1合金膜8とTi合金膜1
6,17.18とを所望の形状に加工する。この後、プ
ラズマCVD法,熱CVD法.SOG塗布士焼成法など
を用いて眉間絶縁膜9を形成し、所望の位置にビアホー
ル10を形成した後、第2層目のAl合金膜1lを形成
する。この後、2層Al構造ではStowやSiN等の
パフシベーション膜を堆積するが、同図では省略する。
次に、第2図で示した実施例は、第1図で説明したラン
プアニールを比較的高温で行なったことが特徴的である
。例えば、N2中で800℃,60秒間程度の熱処理を
行なうと、コンタクト孔5内のSjに接したTiは、T
iSigl9に変化し、層間絶縁膜4上のTiは第1図
の実施例と同様にSi,Oを取り込むものの、上層から
Nが拡散されて窒化が進行する(TiN膜20が形成さ
れる)。そして、表面のTi層は熱窒化されTiN膜2
2に改質される. このような構造の膜の断面をSEM等で観察すると、下
記のような各層の特徴が見られる.まず、最上層の熱窒
化法で形成されたTiN層22は、ランプアニール時の
残留酸素の低減に注意すれば白黄金色を呈し、結晶粒界
の存在が不明確で緻密な構造を示す.先に、この膜は粒
界密度が低いと述べたが、実際には多くの粒界が存在す
るものの、緻密なためSEM等での粒界の確認が困難で
あることも考えられる。このような膜は比較的酸素等の
不純物含有量が少なく抵抗率が小さい。実験の結果、8
00℃,N2,60秒のランプアニールで熱窒化された
TiN膜の抵抗率は30〜40μΩcmであった。
プアニールを比較的高温で行なったことが特徴的である
。例えば、N2中で800℃,60秒間程度の熱処理を
行なうと、コンタクト孔5内のSjに接したTiは、T
iSigl9に変化し、層間絶縁膜4上のTiは第1図
の実施例と同様にSi,Oを取り込むものの、上層から
Nが拡散されて窒化が進行する(TiN膜20が形成さ
れる)。そして、表面のTi層は熱窒化されTiN膜2
2に改質される. このような構造の膜の断面をSEM等で観察すると、下
記のような各層の特徴が見られる.まず、最上層の熱窒
化法で形成されたTiN層22は、ランプアニール時の
残留酸素の低減に注意すれば白黄金色を呈し、結晶粒界
の存在が不明確で緻密な構造を示す.先に、この膜は粒
界密度が低いと述べたが、実際には多くの粒界が存在す
るものの、緻密なためSEM等での粒界の確認が困難で
あることも考えられる。このような膜は比較的酸素等の
不純物含有量が少なく抵抗率が小さい。実験の結果、8
00℃,N2,60秒のランプアニールで熱窒化された
TiN膜の抵抗率は30〜40μΩcmであった。
一方、その下の反応性スパソタ法により形成された柱状
構造のT i N膜21の,抵抗率は、第3図で説明し
たように、堆積速度等に依存し1000人/分程度では
300μΩcm程度で黄金色に近い色調を示し、堆積速
度の低下と共に茶黄色から茶褐色へと変化して1000
μΩcm以上に増加する. さて、このようにTi系のコンタクト電極を形成した後
、AI合金膜8、さらに層間絶縁膜9を堆積した後、3
00〜500℃程度の熱処理を行なっても「ふくれ」は
発生しない。
構造のT i N膜21の,抵抗率は、第3図で説明し
たように、堆積速度等に依存し1000人/分程度では
300μΩcm程度で黄金色に近い色調を示し、堆積速
度の低下と共に茶黄色から茶褐色へと変化して1000
μΩcm以上に増加する. さて、このようにTi系のコンタクト電極を形成した後
、AI合金膜8、さらに層間絶縁膜9を堆積した後、3
00〜500℃程度の熱処理を行なっても「ふくれ」は
発生しない。
ここで、熱処理とはプラズマstowの場合300〜4
00℃程度、SOG膜の焼成の場合400〜500℃程
度の温度に相当する。
00℃程度、SOG膜の焼成の場合400〜500℃程
度の温度に相当する。
次に、上記2つの実施例が「ふくれ」の防止に効果的で
ある理由について述べる。まず、バリアメタル層は本来
の目的から考えると、反応,拡散の防止が重要であるか
ら上層のAN合金との界面反応がなく、なじみの悪い組
み合わせの系が理想的で、密着力は相対的に低い。例え
ば、反応性スパッタ法などで堆積された膜は、粒界が多
く本来ならば/l合金の拡散経路となり、バリアメタル
としては不的確な膜である。しかし、先に述べたように
抵抗の上昇を招《膜中の酸素が粒界に析出し、その量が
多いと粒界を不動化するため、非常に良好なバリア性を
示す。
ある理由について述べる。まず、バリアメタル層は本来
の目的から考えると、反応,拡散の防止が重要であるか
ら上層のAN合金との界面反応がなく、なじみの悪い組
み合わせの系が理想的で、密着力は相対的に低い。例え
ば、反応性スパッタ法などで堆積された膜は、粒界が多
く本来ならば/l合金の拡散経路となり、バリアメタル
としては不的確な膜である。しかし、先に述べたように
抵抗の上昇を招《膜中の酸素が粒界に析出し、その量が
多いと粒界を不動化するため、非常に良好なバリア性を
示す。
また、従来構造でも450℃中,100時間以上の熱処
理に対して、Af合金との反応,拡散に起因する電気特
性上の異常は起こらないが、界面のなじみが悪く問題の
「ふくれ」が発生する。
理に対して、Af合金との反応,拡散に起因する電気特
性上の異常は起こらないが、界面のなじみが悪く問題の
「ふくれ」が発生する。
一方、熱窒化で形成されたTiN膜は緻密である反面、
酸素含有量が少なく、,6/!/TiN界面では400
〜500℃の熱処理下で界面反応が進行し、良好な密着
性を示すものと考えられる。
酸素含有量が少なく、,6/!/TiN界面では400
〜500℃の熱処理下で界面反応が進行し、良好な密着
性を示すものと考えられる。
このような理由の他にも粗な構造の場合、膜中にガスが
取り込まれ、そのガスがA1合金及び層間絶縁膜堆積後
の熱処理時にアウトガスとなって放出され、膨脹する結
果「ふくれ」の発生をもたらすことも考えられる。即ち
、このメカニズムによると緻密な熱窒化法によるTiN
膜では、ガス放出が少なく「ふくれ」が発生し難いこと
になる。
取り込まれ、そのガスがA1合金及び層間絶縁膜堆積後
の熱処理時にアウトガスとなって放出され、膨脹する結
果「ふくれ」の発生をもたらすことも考えられる。即ち
、このメカニズムによると緻密な熱窒化法によるTiN
膜では、ガス放出が少なく「ふくれ」が発生し難いこと
になる。
このことは実験事実とも矛盾しない。
即ち、Ti系の電極形成後、大気に試料を放置した後、
Al合金膜のスパソタ前に真空中で加熱を行なうと「ふ
くれ」の発生が軽減される。これは、真空加熱により粒
界に入り込んだH20.N,0等が脱離したためとも考
えられる。
Al合金膜のスパソタ前に真空中で加熱を行なうと「ふ
くれ」の発生が軽減される。これは、真空加熱により粒
界に入り込んだH20.N,0等が脱離したためとも考
えられる。
なお、柱上構造のTiN膜の上にTiをスパンタし、窒
化せずにAIを堆積した場合は「ふ《れ」防止にあまり
効果がなかった。この理由は不明だが、予想される理由
としてTiがAI合金中に拡散し、合金を形成したもの
と考えられる。
化せずにAIを堆積した場合は「ふ《れ」防止にあまり
効果がなかった。この理由は不明だが、予想される理由
としてTiがAI合金中に拡散し、合金を形成したもの
と考えられる。
また、本実施例では、5QnmのTiを窒化したが、実
験では30nmの場合でも効果を示し、10nmでは「
ふくれ」が発生した。コンタクト抵抗率は従来例と特に
差はなく、拡散層の表面キャリア濃度力月×lO2°c
m−3程度のN″Si上では4X10−’ΩCm”
6X10I9cm−’程度のP”Si上ではIXIQh
Qcmzで熱処理に伴う抵抗値の変化もなかった。
験では30nmの場合でも効果を示し、10nmでは「
ふくれ」が発生した。コンタクト抵抗率は従来例と特に
差はなく、拡散層の表面キャリア濃度力月×lO2°c
m−3程度のN″Si上では4X10−’ΩCm”
6X10I9cm−’程度のP”Si上ではIXIQh
Qcmzで熱処理に伴う抵抗値の変化もなかった。
なお、本実施例では、Si基板を用いたが、GaAs等
の他.の基板でもよい。また、Ti以外にもTa,W,
Mo,Zr,Hr,Nb,Cr等の他の高融点金属でも
よい。さらに、金属合金が窒化物,炭化物,硼化物,珪
化物等でもよい。
の他.の基板でもよい。また、Ti以外にもTa,W,
Mo,Zr,Hr,Nb,Cr等の他の高融点金属でも
よい。さらに、金属合金が窒化物,炭化物,硼化物,珪
化物等でもよい。
また、粒界密度,抵抗率が高く柱上構造を呈するTiN
膜は、TiN夕一ゲットを用いたスパソタ法,N2ガス
を導入した真空槽中での反応性真空蒸着法,:$i圧C
VD法などによっても形成できる。また、A1合金以外
にもAu+ Cu,Ag,W,Mo等の配線でも同様
の効果が得られる。
膜は、TiN夕一ゲットを用いたスパソタ法,N2ガス
を導入した真空槽中での反応性真空蒸着法,:$i圧C
VD法などによっても形成できる。また、A1合金以外
にもAu+ Cu,Ag,W,Mo等の配線でも同様
の効果が得られる。
また、本実施例では、不純物拡散層上のコンタクト電極
領域について示したが、その他の導体層である多結晶S
i,金属シリサイド,単体金属及びその合金等の電極配
線上のコンタクト電極付近の構造に対しても「ふくれ」
防止の効果を示す。
領域について示したが、その他の導体層である多結晶S
i,金属シリサイド,単体金属及びその合金等の電極配
線上のコンタクト電極付近の構造に対しても「ふくれ」
防止の効果を示す。
また、第1図の実施例において、Ti膜16の代わりに
’l’ i S i z膜をスパソタ法等で形成しても
よい。
’l’ i S i z膜をスパソタ法等で形成しても
よい。
以上説明したように本発明は、第3の金属合金膜がAJ
合金に対する拡散バリア膜として作用し、第4の金属合
金膜がガスの放出を低減するため、拡散バリア性、「ふ
くれ」の防止などの耐熱性が良好で、低抵抗なコンタク
ト電極を有する半導体装置を得ることができる。
合金に対する拡散バリア膜として作用し、第4の金属合
金膜がガスの放出を低減するため、拡散バリア性、「ふ
くれ」の防止などの耐熱性が良好で、低抵抗なコンタク
ト電極を有する半導体装置を得ることができる。
第1図(a), (b)は本発明の一実施例を示す断
面図、第2図(a), (b)は本発明に係る別の実
施例を示す断面図、第3図及び第4図は従来の半導体装
置を示す断面図、第5図は柱状結晶を示した断面図、第
6図は「ふくれ」を示す断面図゛である。 1・・・半導体基板、2,9・・・層間絶縁膜、3・・
・不純物拡敗層、4・・・Si酸化膜、5・・・コンタ
クト孔、8.11・・・A1合金膜、10・・・ビアホ
ール、16〜18.20〜22・・・TiN膜、l9・
・・TiSig膜。
面図、第2図(a), (b)は本発明に係る別の実
施例を示す断面図、第3図及び第4図は従来の半導体装
置を示す断面図、第5図は柱状結晶を示した断面図、第
6図は「ふくれ」を示す断面図゛である。 1・・・半導体基板、2,9・・・層間絶縁膜、3・・
・不純物拡敗層、4・・・Si酸化膜、5・・・コンタ
クト孔、8.11・・・A1合金膜、10・・・ビアホ
ール、16〜18.20〜22・・・TiN膜、l9・
・・TiSig膜。
Claims (2)
- (1)半導体基板の主面に形成された不純物拡散層と、 この半導体基板の上層に形成された絶縁膜に選択的に設
けられ、前記不純物拡散層が露出するように形成された
コンタクト孔と、 このコンタクト孔の前記不純物拡散層の界面に形成され
た第1の金属合金膜と、 前記絶縁膜の上層に形成された第2の金属合金膜と、 前記第1の金属合金膜及び第2の金属合金膜の上層に形
成された第3の金属合金膜と、 この第3の金属合金膜の上層に形成された第4の金属合
金膜とを備えたことを特徴とする半導体装置。 - (2)半導体基板の主面に不純物拡散層形成する工程と
、 この半導体基板の上層に絶縁膜を形成し、この絶縁膜に
前記不純物拡散層が露出するようにコンタクト孔を選択
的に形成する工程と、 このコンタクト孔における前記不純物拡散層の上層及び
前記絶縁膜の上層に第1の金属膜を形成する工程と、 この第1の金属膜の上層に第3の金属合金膜を形成する
工程と、 この第3の金属合金膜の上層に第2の金属膜を形成する
工程と、 前記半導体基板を熱処理することにより、前記第1の金
属膜を第1及び第2の金属合金に改質すると共に前記第
2の金属膜を第4の金属合金膜に改質する工程を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5664389A JPH02235372A (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 半導体装置とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5664389A JPH02235372A (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 半導体装置とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02235372A true JPH02235372A (ja) | 1990-09-18 |
Family
ID=13033024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5664389A Pending JPH02235372A (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 半導体装置とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02235372A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0499433A2 (en) * | 1991-02-12 | 1992-08-19 | Matsushita Electronics Corporation | Semiconductor device with improved reliability wiring and method of its fabrication |
EP0697729A2 (en) * | 1994-08-18 | 1996-02-21 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Contact structure using barrier metal and method of manufacturing the same |
US5670823A (en) * | 1992-06-15 | 1997-09-23 | Kruger; James B. | Integrated circuit barrier structure |
US6051879A (en) * | 1997-12-16 | 2000-04-18 | Micron Technology, Inc. | Electrical interconnection for attachment to a substrate |
-
1989
- 1989-03-08 JP JP5664389A patent/JPH02235372A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0499433A2 (en) * | 1991-02-12 | 1992-08-19 | Matsushita Electronics Corporation | Semiconductor device with improved reliability wiring and method of its fabrication |
US5712194A (en) * | 1991-02-12 | 1998-01-27 | Matsushita Electronics Corporation | Semiconductor device including interlayer dielectric film layers and conductive film layers |
US5670823A (en) * | 1992-06-15 | 1997-09-23 | Kruger; James B. | Integrated circuit barrier structure |
EP0697729A2 (en) * | 1994-08-18 | 1996-02-21 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Contact structure using barrier metal and method of manufacturing the same |
EP0697729A3 (en) * | 1994-08-18 | 1996-11-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | Contact structure with metallic barrier layer and manufacturing process |
US5654235A (en) * | 1994-08-18 | 1997-08-05 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of manufacturing contact structure using barrier metal |
US5920122A (en) * | 1994-08-18 | 1999-07-06 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Contact structure using barrier metal and method of manufacturing the same |
US6051879A (en) * | 1997-12-16 | 2000-04-18 | Micron Technology, Inc. | Electrical interconnection for attachment to a substrate |
US6207559B1 (en) | 1997-12-16 | 2001-03-27 | Micron Technology, Inc | Method of making a semiconductor device for attachment to a semiconductor substrate |
US6380626B1 (en) | 1997-12-16 | 2002-04-30 | Micron Technology, Inc. | Semiconductor device for attachment to a semiconductor substrate |
US6566253B2 (en) | 1997-12-16 | 2003-05-20 | Micron Technology, Inc. | Method of making electrical interconnection for attachment to a substrate |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5360996A (en) | Titanium nitride/titanium silicide multiple layer barrier with preferential (111) crystallographic orientation on titanium nitride surface | |
KR0179822B1 (ko) | 반도체 장치의 배선 구조 및 그 제조 방법 | |
JPH0587173B2 (ja) | ||
US4283439A (en) | Method of manufacturing a semiconductor device by forming a tungsten silicide or molybdenum silicide electrode | |
JPH0470785B2 (ja) | ||
US20070032075A1 (en) | Deposition method for wiring thin film | |
JP2000306997A (ja) | バリアメタル層を有する半導体装置及びその製造方法 | |
JP2000049162A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS61133646A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0922907A (ja) | 埋め込み導電層の形成方法 | |
JPH02235372A (ja) | 半導体装置とその製造方法 | |
JPH10209156A (ja) | 半導体装置及びその形成方法 | |
US5851920A (en) | Method of fabrication of metallization system | |
JPH0194657A (ja) | 半導体装置用電極・配線 | |
JP2997371B2 (ja) | 集積回路装置 | |
JPH0888224A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPH03153024A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2559829B2 (ja) | 半導体装置および半導体装置の製造方法 | |
JPH0243726A (ja) | 接続配線形成法 | |
JP3017810B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2964185B2 (ja) | 半導体装置の形成方法 | |
JPH0774177A (ja) | 半導体装置の製造方法及び製造装置 | |
JPH07130849A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JPS62291146A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH05175346A (ja) | 配線およびその形成方法 |