JPH02229671A - 電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造 - Google Patents
電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造Info
- Publication number
- JPH02229671A JPH02229671A JP5057889A JP5057889A JPH02229671A JP H02229671 A JPH02229671 A JP H02229671A JP 5057889 A JP5057889 A JP 5057889A JP 5057889 A JP5057889 A JP 5057889A JP H02229671 A JPH02229671 A JP H02229671A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- strips
- resistance welded
- connection structure
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造であって、
銅帯の成形時に鋼帯の接続部が破断しない接続構造に関
する. [従来の技術] 電縫鋼管の製造においては、第4図に示すように、歩留
の向上や生産能率の点から、電縫鋼管製造用鋼帯31は
、プレークダウンロール32やフィンパスロール33等
から構成される電縫鯛管成形工程34に送り込む(図中
矢印方向)が、成形工程34の手前に設けた溶接機35
で、先行鋼帯の後端部と後行鋼帯の先端部とを突合わせ
て、その突合わせ部を溶接して接続し、鋼帯31をエン
ドレスの状態にして送り込むようにしている.その作業
工程を詳細に説明すると、第5図のように鋼帯同志を溶
接する接続工程351と、この工程に続く溶接部の溶接
ビード切削工程352および溶接部の後熱処理工程35
3とからなっている.そして、接続工程351で鋼帯3
1同志を溶接して得られた接続部には溶接ビードが盛り
上がった状態になっている.この接続部における盛り上
がった状態の溶接ビードは、次の溶接ビード切削工程3
52で鋼帯31の厚さと同一厚さに削除される.次いで
、後熱処理工程353において、電気抵抗加熱あるいは
電気誘導加熱等の加熱手段によって加熱することにより
、靭性向上を図るべく熱処理が施される.このようにし
て接続部の接続作業は完了する. [発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造に
は次のような問題点があった.すなわち銅帯の接続部は
、溶接時の急冷却により靭性が低下しているので、この
溶接部を後熱処理し、延性のある組織にして破断を防止
するようにしている.しかし、銅帯の幅方向中央部と両
端部では、熱伝導の形悪が異なること等のために、溶接
部の全長にわたって均一な理想的な延性を有する組織に
することは極めて困難である.この結果、特に電縫鋼管
の板厚/外径の比率が大きくなるにつれて、成形時に付
加される歪みも大きくなることと相俟って,銅帯の接続
部が破断ずる硼立が高くなってくる. このように、溶接部の全長にわたって均一な理想的な延
性を有する組織にすることが困難であること等から、銅
帯の破断を完全に防止することはできなかった. この発明は従来技術の上記のような問題点を解消し、電
縫鋼管の成形時に破断しない電縫鋼管製造用鋼帯の接続
構造を提供することを目的としている. [課題を解決するための手段] この発明に係る電縫鋼管製造用鋼帯の接続楕遺は、先行
鋼帯の後端部端面と後行鋼帯の先端部端面とを突合わせ
て、その突合わせ部を溶接して得られた接続部へ貫通孔
を設ける電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造である. [作用] この発明における電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造は、先
行鋼帯の後端部端面と後行鋼帯の先端部端面とを突合わ
せて、その突合わせ部を溶接して得られた接続部へ貫通
孔を設けているので、tm゛鋼管成形時の接続部にかか
る応力を銅帯の母材部に集中させることができ、接続部
の破断を防止することができる. [実施例] 本発明の電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造の一実施例を図
面に基づき説明する. 第1図は本発明の一実施例の電縫鋼管製造用鋼帯の接続
構造である.鋼帯1の端面同志を突き合わせて、突き合
わせ部を溶接して得られる接続部3はその中央部に貫通
孔5を有している.このような接続部3は電縫鋼管成形
時の接続部にかかる応力を鋼帯の母材部に集中させるこ
とができ、接続部の破断を防止するものである.次に、
前記の接続部3の作成手順を説明する.まず第1図(a
)のように、鋼帯1の端面同志を突き合わせて、突き合
わせ部をフラッシュバット溶接、MIG溶接等の溶接法
によって得られた接続部3には溶接ビード2が形成され
る.次に第1図(b)のように、溶接ビード2は削り取
って、鋼帯1と同じ厚さの接続部3に仕上げて平面とす
る.次に第1図(c)のように、接続部3を中心として
斜線部分4を加熱して後熱処理をする.そして、最後に
第1図(d)のように、接続部3に貫通孔5をボンチ6
によって打ち抜き穿孔により形成する.前記貫通孔5は
鋼帯1の幅方向の中央部に穿設し、接続部3の幅Wより
も大きい径としており、円形としている. 第2図は、従来の貫通孔を設けない接続構造と本発明の
接続構造との溶接部破断率を、成分がC:0.20%、
Mn:1.10%のものについて、管厚/管外径の関係
で整理したグラフ図であるが、この図から明らかなよう
に、本発明の接続構造では、破断率がほとんどゼロであ
り極めて良好な結果が得られ、破断率で従来より10〜
20%ほどの向上となる. なお、貫通孔5はドリル穿孔による削成等によって形成
してもよい.また、貫通孔5の形状を楕円形、角丸の多
角形にすること等および複数個を並設すること等は当業
者がなし得る設計事項である. [発明の効果] 本発明により、電縫鋼管製造用鋼帯の接続部の破断率が
大幅に低下するので、接続部破断に基づく操業停止、破
断部ロスによる歩留低下がなくなる等の優れた効果を有
する.
銅帯の成形時に鋼帯の接続部が破断しない接続構造に関
する. [従来の技術] 電縫鋼管の製造においては、第4図に示すように、歩留
の向上や生産能率の点から、電縫鋼管製造用鋼帯31は
、プレークダウンロール32やフィンパスロール33等
から構成される電縫鯛管成形工程34に送り込む(図中
矢印方向)が、成形工程34の手前に設けた溶接機35
で、先行鋼帯の後端部と後行鋼帯の先端部とを突合わせ
て、その突合わせ部を溶接して接続し、鋼帯31をエン
ドレスの状態にして送り込むようにしている.その作業
工程を詳細に説明すると、第5図のように鋼帯同志を溶
接する接続工程351と、この工程に続く溶接部の溶接
ビード切削工程352および溶接部の後熱処理工程35
3とからなっている.そして、接続工程351で鋼帯3
1同志を溶接して得られた接続部には溶接ビードが盛り
上がった状態になっている.この接続部における盛り上
がった状態の溶接ビードは、次の溶接ビード切削工程3
52で鋼帯31の厚さと同一厚さに削除される.次いで
、後熱処理工程353において、電気抵抗加熱あるいは
電気誘導加熱等の加熱手段によって加熱することにより
、靭性向上を図るべく熱処理が施される.このようにし
て接続部の接続作業は完了する. [発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造に
は次のような問題点があった.すなわち銅帯の接続部は
、溶接時の急冷却により靭性が低下しているので、この
溶接部を後熱処理し、延性のある組織にして破断を防止
するようにしている.しかし、銅帯の幅方向中央部と両
端部では、熱伝導の形悪が異なること等のために、溶接
部の全長にわたって均一な理想的な延性を有する組織に
することは極めて困難である.この結果、特に電縫鋼管
の板厚/外径の比率が大きくなるにつれて、成形時に付
加される歪みも大きくなることと相俟って,銅帯の接続
部が破断ずる硼立が高くなってくる. このように、溶接部の全長にわたって均一な理想的な延
性を有する組織にすることが困難であること等から、銅
帯の破断を完全に防止することはできなかった. この発明は従来技術の上記のような問題点を解消し、電
縫鋼管の成形時に破断しない電縫鋼管製造用鋼帯の接続
構造を提供することを目的としている. [課題を解決するための手段] この発明に係る電縫鋼管製造用鋼帯の接続楕遺は、先行
鋼帯の後端部端面と後行鋼帯の先端部端面とを突合わせ
て、その突合わせ部を溶接して得られた接続部へ貫通孔
を設ける電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造である. [作用] この発明における電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造は、先
行鋼帯の後端部端面と後行鋼帯の先端部端面とを突合わ
せて、その突合わせ部を溶接して得られた接続部へ貫通
孔を設けているので、tm゛鋼管成形時の接続部にかか
る応力を銅帯の母材部に集中させることができ、接続部
の破断を防止することができる. [実施例] 本発明の電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造の一実施例を図
面に基づき説明する. 第1図は本発明の一実施例の電縫鋼管製造用鋼帯の接続
構造である.鋼帯1の端面同志を突き合わせて、突き合
わせ部を溶接して得られる接続部3はその中央部に貫通
孔5を有している.このような接続部3は電縫鋼管成形
時の接続部にかかる応力を鋼帯の母材部に集中させるこ
とができ、接続部の破断を防止するものである.次に、
前記の接続部3の作成手順を説明する.まず第1図(a
)のように、鋼帯1の端面同志を突き合わせて、突き合
わせ部をフラッシュバット溶接、MIG溶接等の溶接法
によって得られた接続部3には溶接ビード2が形成され
る.次に第1図(b)のように、溶接ビード2は削り取
って、鋼帯1と同じ厚さの接続部3に仕上げて平面とす
る.次に第1図(c)のように、接続部3を中心として
斜線部分4を加熱して後熱処理をする.そして、最後に
第1図(d)のように、接続部3に貫通孔5をボンチ6
によって打ち抜き穿孔により形成する.前記貫通孔5は
鋼帯1の幅方向の中央部に穿設し、接続部3の幅Wより
も大きい径としており、円形としている. 第2図は、従来の貫通孔を設けない接続構造と本発明の
接続構造との溶接部破断率を、成分がC:0.20%、
Mn:1.10%のものについて、管厚/管外径の関係
で整理したグラフ図であるが、この図から明らかなよう
に、本発明の接続構造では、破断率がほとんどゼロであ
り極めて良好な結果が得られ、破断率で従来より10〜
20%ほどの向上となる. なお、貫通孔5はドリル穿孔による削成等によって形成
してもよい.また、貫通孔5の形状を楕円形、角丸の多
角形にすること等および複数個を並設すること等は当業
者がなし得る設計事項である. [発明の効果] 本発明により、電縫鋼管製造用鋼帯の接続部の破断率が
大幅に低下するので、接続部破断に基づく操業停止、破
断部ロスによる歩留低下がなくなる等の優れた効果を有
する.
第1図は本発明の一実施例の電縫鋼管製造用鋼帯の接続
構造を示す説明図、第2図(a)〜(d)は本発明の一
実施例の電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造の作成手順を示
す説明図、第3図は本発明の接続構造と従来の接続構造
の接続部破断率を示すグラフ図、第4図は電縫鋼管製造
工程の一部概略図、第5図は銅帯の接続手順を示す説明
図である. 1・・・鋼帯、2・・・溶接ビード、3・・・接続部、
4・・・後熱処理部、5・・・貫通孔.(b) 第1図 (C) 第2図 (d)
構造を示す説明図、第2図(a)〜(d)は本発明の一
実施例の電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造の作成手順を示
す説明図、第3図は本発明の接続構造と従来の接続構造
の接続部破断率を示すグラフ図、第4図は電縫鋼管製造
工程の一部概略図、第5図は銅帯の接続手順を示す説明
図である. 1・・・鋼帯、2・・・溶接ビード、3・・・接続部、
4・・・後熱処理部、5・・・貫通孔.(b) 第1図 (C) 第2図 (d)
Claims (1)
- 先行鋼帯の後端部端面と後行鋼帯の先端部端面とを突合
わせて、その突合わせ部を溶接して得られた接続部へ貫
通孔を設けることを特徴とする電縫鋼管製造用鋼帯の接
続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057889A JPH02229671A (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057889A JPH02229671A (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02229671A true JPH02229671A (ja) | 1990-09-12 |
Family
ID=12862871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5057889A Pending JPH02229671A (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02229671A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007098447A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Yamashita Rubber Co Ltd | 複数ワークの分離方法 |
JP2008023594A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-02-07 | Ihi Marine United Inc | 溶接構造体 |
FR2924632A1 (fr) * | 2007-12-11 | 2009-06-12 | Conimast Internat Sa | Procede de fabrication d'un poteau bi-materiau |
CN102152014A (zh) * | 2011-05-03 | 2011-08-17 | 天津市隆宝钢管有限公司 | 高频直缝焊管的原料带钢接板对接焊分段焊接方法 |
JP2012020740A (ja) * | 2006-06-23 | 2012-02-02 | Ihi Marine United Inc | 溶接構造体 |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP5057889A patent/JPH02229671A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007098447A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Yamashita Rubber Co Ltd | 複数ワークの分離方法 |
JP2008023594A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-02-07 | Ihi Marine United Inc | 溶接構造体 |
JP2012020740A (ja) * | 2006-06-23 | 2012-02-02 | Ihi Marine United Inc | 溶接構造体 |
JP2012051571A (ja) * | 2006-06-23 | 2012-03-15 | Ihi Marine United Inc | 溶接構造体 |
FR2924632A1 (fr) * | 2007-12-11 | 2009-06-12 | Conimast Internat Sa | Procede de fabrication d'un poteau bi-materiau |
EP2070627A1 (fr) * | 2007-12-11 | 2009-06-17 | Conimast International (SA) | Procédé de fabrication par soudage d'un poteau bi-matériau |
CN102152014A (zh) * | 2011-05-03 | 2011-08-17 | 天津市隆宝钢管有限公司 | 高频直缝焊管的原料带钢接板对接焊分段焊接方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1545824B1 (en) | Deformation resistance welding of sheet metal, tubes, and similar shapes | |
JPS63174785A (ja) | リブ付管の溶接方法 | |
JPH02229671A (ja) | 電縫鋼管製造用鋼帯の接続構造 | |
JPS60221173A (ja) | クラツド管の製造方法 | |
JPS606273A (ja) | 連続処理用鋼帯の製造方法 | |
JPH08281429A (ja) | ステンレス鋼の隅肉溶接方法およびステンレス形鋼の製造方法 | |
JP6377048B2 (ja) | 異種金属接合体の製造方法 | |
JP3052036B2 (ja) | 電縫管製造設備におけるストリップの溶接方法 | |
EP0672474B1 (en) | Process for manufacturing tubes made of zinc or alloys thereof for sheet metal working | |
JPH02207918A (ja) | 伝熱管の製造方法 | |
JPS6316874A (ja) | 鋼管のバツト溶接方法 | |
JPH04305377A (ja) | 管の連続製造工程におけるコイルのフラッシュバット溶接法 | |
JPS6380993A (ja) | クラツド鋼の鋼管の製造方法 | |
JP3239585B2 (ja) | 金属帯板の接続方法 | |
JPH06114561A (ja) | 金属ストリップのラップシーム溶接方法 | |
JPH09225503A (ja) | 金属帯の圧延方法 | |
JPH0639431A (ja) | スパイラル鋼管の製造方法 | |
WO2024189948A1 (ja) | 電縫鋼管の製造方法及び電縫鋼管 | |
JPS63224814A (ja) | 車輪のリム用溶接鋼管の製造方法 | |
JP2025032655A (ja) | 溶接方法 | |
JPH0558840B2 (ja) | ||
JPH0342994B2 (ja) | ||
JPS63144876A (ja) | クラツド鋼板の溶接方法 | |
JPH0653318B2 (ja) | 自転車用ハンガパイプとチエ−ンステ−パイプの接合方法と接合装置 | |
JPS6120665A (ja) | 片面自動溶接の終端割れ防止方法 |