JPH0222869Y2 - - Google Patents
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- JPH0222869Y2 JPH0222869Y2 JP1983157137U JP15713783U JPH0222869Y2 JP H0222869 Y2 JPH0222869 Y2 JP H0222869Y2 JP 1983157137 U JP1983157137 U JP 1983157137U JP 15713783 U JP15713783 U JP 15713783U JP H0222869 Y2 JPH0222869 Y2 JP H0222869Y2
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- JP
- Japan
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- drive shaft
- pressing piece
- magnetic disk
- positioning
- center
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、例えば円盤状をなすシート状の磁気
デイスクの回転中心部に取付けられ、上記磁気デ
イスクを回転操作するデイスク回転駆動装置の駆
動軸が挿入係合する磁気デイスク装置のセンター
コアに関する。
デイスクの回転中心部に取付けられ、上記磁気デ
イスクを回転操作するデイスク回転駆動装置の駆
動軸が挿入係合する磁気デイスク装置のセンター
コアに関する。
従来、静止画像情報等の情報信号をデイスク回
転駆動装置によつて回転操作される円盤状をなす
シート状の磁気デイスクに記録し、あるいは上記
記録された情報信号を読み出し再生するようにし
た磁気記録再生装置が提案されている。
転駆動装置によつて回転操作される円盤状をなす
シート状の磁気デイスクに記録し、あるいは上記
記録された情報信号を読み出し再生するようにし
た磁気記録再生装置が提案されている。
上記磁気記録再生装置に装着される磁気デイス
ク101は、第1図に示すように上下ハーフ10
2a,102bからなるジヤケツト102内に収
納され、このジヤケツト102に収納されたまま
上記磁気記録再生装置内に装着される。そして、
上記磁気デイスク101の回転中心部には、磁気
記録再生装置に装着したとき、この装置側に設け
られるデイスク回転駆動装置103の駆動軸10
4が挿入係合されるセンターコア105が取付け
られている。このセンターコア105は、磁気デ
イスク101が一方の面に接合固定される円環状
の磁性金属で形成された位置決め部材106と、
この位置決め部材106の内孔107に固着され
る合成樹脂を一体形成して形成されたコア本体1
08とから構成されてなる。
ク101は、第1図に示すように上下ハーフ10
2a,102bからなるジヤケツト102内に収
納され、このジヤケツト102に収納されたまま
上記磁気記録再生装置内に装着される。そして、
上記磁気デイスク101の回転中心部には、磁気
記録再生装置に装着したとき、この装置側に設け
られるデイスク回転駆動装置103の駆動軸10
4が挿入係合されるセンターコア105が取付け
られている。このセンターコア105は、磁気デ
イスク101が一方の面に接合固定される円環状
の磁性金属で形成された位置決め部材106と、
この位置決め部材106の内孔107に固着され
る合成樹脂を一体形成して形成されたコア本体1
08とから構成されてなる。
上記コア本体108の中心部には、上記駆動軸
104が挿入係合される軸挿入孔109が形成さ
れている。この軸挿入孔109の内周側には、第
2図に示すように一対の位置決め面110,11
0が形成されている。これら位置決め面110,
110は、楔状をなすように互いに傾斜して形成
されている。また、コア本体108の上記一対の
位置決め面110,110と対向する位置には、
略U字状をなすようにすり割溝112が穿設さ
れ、押圧片111が形成されている。
104が挿入係合される軸挿入孔109が形成さ
れている。この軸挿入孔109の内周側には、第
2図に示すように一対の位置決め面110,11
0が形成されている。これら位置決め面110,
110は、楔状をなすように互いに傾斜して形成
されている。また、コア本体108の上記一対の
位置決め面110,110と対向する位置には、
略U字状をなすようにすり割溝112が穿設さ
れ、押圧片111が形成されている。
上述のように一対の位置決面110,110
と、これら位置決め面110,110に対向して
押圧片111を形成することにより、軸挿入孔1
09に駆動軸104を挿入係合すると、上記押圧
片111が弾性変位され、上記位置決め面11
0,110を上記駆動軸104の外周面に圧接さ
せる。その結果、センターコア105は上記駆動
軸104を圧接挟持し、上記センターコア105
に定された磁気デイスク101は一定の回転中心
を維持し上記駆動軸104と一体に回転可能とな
る。
と、これら位置決め面110,110に対向して
押圧片111を形成することにより、軸挿入孔1
09に駆動軸104を挿入係合すると、上記押圧
片111が弾性変位され、上記位置決め面11
0,110を上記駆動軸104の外周面に圧接さ
せる。その結果、センターコア105は上記駆動
軸104を圧接挟持し、上記センターコア105
に定された磁気デイスク101は一定の回転中心
を維持し上記駆動軸104と一体に回転可能とな
る。
ところで、コア本体108を合成樹脂の成形体
で形成し、このコア本体108と一体に押圧片1
11を形成したセンターコア105にあつては、
上記押圧片111の機械的強度を保証するため、
一対の位置決め面110,110を駆動軸104
に圧接支持させる必要十分な弾性変位力を得るよ
うに形成することが極めて困難である。すなわ
ち、押圧片111のコア本体108への連結強度
を保証し、押圧片111自体の機械的強度を維持
するためには、上記押圧片111の肉厚を大きく
する必要がある。その結果、押圧片111の弾性
変位力としてのバネ定数が不必要に大きくなつて
しまつている。
で形成し、このコア本体108と一体に押圧片1
11を形成したセンターコア105にあつては、
上記押圧片111の機械的強度を保証するため、
一対の位置決め面110,110を駆動軸104
に圧接支持させる必要十分な弾性変位力を得るよ
うに形成することが極めて困難である。すなわ
ち、押圧片111のコア本体108への連結強度
を保証し、押圧片111自体の機械的強度を維持
するためには、上記押圧片111の肉厚を大きく
する必要がある。その結果、押圧片111の弾性
変位力としてのバネ定数が不必要に大きくなつて
しまつている。
上述のように押圧片111のバネ定数が不必要
に大きくなつてしまうと、センターコア105の
駆動軸104に対する挿入係合操作に大きな力が
必要となり、磁気デイスク101の駆動軸104
への円滑な装着操作が行えなくなつてしまう。そ
して、一対の位置決め面110,110と押圧片
111で囲まれる軸挿入孔109の径が所定寸法
通りに形成され得なかつたような場合、特に上記
軸挿入孔109の径が駆動軸104の軸径より極
端に小さく形成されてしまつたような場合には、
上記押圧片111による押圧変位力が大きく変化
し、上記駆動軸104の軸挿入孔109への円滑
な挿入操作が行えないばかりか、センターコア1
05が駆動軸104に対し水平に挿入係合されず
傾斜してしまい磁気デイスク101の回転軸心が
駆動軸104の軸心に対して傾向いてしまう。こ
のように磁気デイスク101の回転軸心が傾向い
てしまうと、上記磁気デイスク101の安定した
回転操作を行うことができなくなつてしまう。
に大きくなつてしまうと、センターコア105の
駆動軸104に対する挿入係合操作に大きな力が
必要となり、磁気デイスク101の駆動軸104
への円滑な装着操作が行えなくなつてしまう。そ
して、一対の位置決め面110,110と押圧片
111で囲まれる軸挿入孔109の径が所定寸法
通りに形成され得なかつたような場合、特に上記
軸挿入孔109の径が駆動軸104の軸径より極
端に小さく形成されてしまつたような場合には、
上記押圧片111による押圧変位力が大きく変化
し、上記駆動軸104の軸挿入孔109への円滑
な挿入操作が行えないばかりか、センターコア1
05が駆動軸104に対し水平に挿入係合されず
傾斜してしまい磁気デイスク101の回転軸心が
駆動軸104の軸心に対して傾向いてしまう。こ
のように磁気デイスク101の回転軸心が傾向い
てしまうと、上記磁気デイスク101の安定した
回転操作を行うことができなくなつてしまう。
しかし、上記押圧片111を含めコア本体10
8は、合成樹脂により一体成形されるので、肉厚
の薄い上記押圧片111の寸法精度を高く形成す
ることは困難なものである。
8は、合成樹脂により一体成形されるので、肉厚
の薄い上記押圧片111の寸法精度を高く形成す
ることは困難なものである。
また、上記押圧片111が合成樹脂で形成され
ていることからして、例えば15時間、65℃の環境
下で使用した場合、上記押圧片111のバネ力に
より発生する内部応力が緩和し、上記押圧片11
1のバネ力が低下してしまう。このように、上記
押圧片111のバネ力が低下すると、上記押圧片
111による上記駆動軸104の挟持状態が不安
定になり、磁気デイスク101が回転している時
に該デイスク101の回転中心が上記駆動軸10
4の軸心に対して偏心してしまう虞れがある。
ていることからして、例えば15時間、65℃の環境
下で使用した場合、上記押圧片111のバネ力に
より発生する内部応力が緩和し、上記押圧片11
1のバネ力が低下してしまう。このように、上記
押圧片111のバネ力が低下すると、上記押圧片
111による上記駆動軸104の挟持状態が不安
定になり、磁気デイスク101が回転している時
に該デイスク101の回転中心が上記駆動軸10
4の軸心に対して偏心してしまう虞れがある。
そこで、本考案は、コア本体を合成樹脂で一体
成形することから生ずる問題点の解消を図り、コ
ア本体を合成樹脂で一体成形した場合であつても
駆動軸に対する押圧挟持力が必要十分に得られ、
且つ上記駆動軸に対する挿入係合操作を円滑に行
うことができ、磁気デイスクの回転中心が駆動軸
の軸心に対し偏心させられることのない磁気デイ
スク装置におけるセンターコアを提供することを
目的に提案されたものである。
成形することから生ずる問題点の解消を図り、コ
ア本体を合成樹脂で一体成形した場合であつても
駆動軸に対する押圧挟持力が必要十分に得られ、
且つ上記駆動軸に対する挿入係合操作を円滑に行
うことができ、磁気デイスクの回転中心が駆動軸
の軸心に対し偏心させられることのない磁気デイ
スク装置におけるセンターコアを提供することを
目的に提案されたものである。
そこで、本考案は上述したような目的を達成す
るため、円環状の磁性金属よりなり、磁気デイス
クが固定される位置決め部材と、上記位置決め部
材の内孔に固着され、一対の位置決め面と押圧片
とが形成され、上記一対の位置決め面と押圧片と
で囲まれた空間を軸挿入孔とした合成樹脂で一体
成形されてなるコア本体とからなる磁気デイスク
装置におけるセンターコアにおいて、上記押圧片
は、上記軸挿入孔に挿入される駆動軸の軸方向に
所定幅をもつて上記一対の位置決め面と連続して
形成されるとともに、その主体部を上記駆動軸の
軸心に対し変位可能となす切欠き部を少なくとも
上記主体部と上記位置決め面との間の部分に設け
るように構成してなるものである。
るため、円環状の磁性金属よりなり、磁気デイス
クが固定される位置決め部材と、上記位置決め部
材の内孔に固着され、一対の位置決め面と押圧片
とが形成され、上記一対の位置決め面と押圧片と
で囲まれた空間を軸挿入孔とした合成樹脂で一体
成形されてなるコア本体とからなる磁気デイスク
装置におけるセンターコアにおいて、上記押圧片
は、上記軸挿入孔に挿入される駆動軸の軸方向に
所定幅をもつて上記一対の位置決め面と連続して
形成されるとともに、その主体部を上記駆動軸の
軸心に対し変位可能となす切欠き部を少なくとも
上記主体部と上記位置決め面との間の部分に設け
るように構成してなるものである。
本考案は、一対の位置決め面と押圧片とで囲ま
れた軸挿入孔にデイスク回転駆動装置の駆動軸が
挿入係合し、上記押圧片の弾性変位力を利用して
上記一対の位置決め面が上記駆動軸外周面に圧接
する。
れた軸挿入孔にデイスク回転駆動装置の駆動軸が
挿入係合し、上記押圧片の弾性変位力を利用して
上記一対の位置決め面が上記駆動軸外周面に圧接
する。
また、駆動軸が軸挿入孔に挿入して行く際、押
圧片はコア本体の径方向のみならず軸方向にも傾
斜変位する。
圧片はコア本体の径方向のみならず軸方向にも傾
斜変位する。
以下、本考案の具体的な実施例を図面を参照し
て説明する。
て説明する。
本考案に係るセンターコア1が取付けられる磁
気デイスク2も前記従来のものと同様に、第3図
に示すように、上下ハーフ3a,3bからなるジ
ヤケツト3に収納される。上記センターコア1の
軸方向両端部1a,1bは、上記ジヤケツト3の
中央部に開設された開口3a,3bに臨まされて
いる。
気デイスク2も前記従来のものと同様に、第3図
に示すように、上下ハーフ3a,3bからなるジ
ヤケツト3に収納される。上記センターコア1の
軸方向両端部1a,1bは、上記ジヤケツト3の
中央部に開設された開口3a,3bに臨まされて
いる。
そして、上記センターコア1は、磁気デイスク
2が一方の面に接合固定される円環状の磁性金属
で形成された位置決め部材4と、この位置決め部
材4の内孔に固着される合成樹脂を一体成形して
形成されたコア本体6とから構成されてなる。
2が一方の面に接合固定される円環状の磁性金属
で形成された位置決め部材4と、この位置決め部
材4の内孔に固着される合成樹脂を一体成形して
形成されたコア本体6とから構成されてなる。
上記位置決め部材4の磁気デイスク2が接合さ
れる一方の面と対向する他方の面は上記磁気デイ
スク2の磁気記録面2a対して平行に形成され、
デイスク回転駆動装置の駆動軸7側に設けられて
いる回転台8上に突設された円環状の位置決め用
リブ9によつて支持される位置基準面となつてい
る。すなわち、上記磁気デイスク2はセンターコ
ア1が上記位置決め用リブ6の先端によつて支持
されることにより磁気記録面2aが磁気記録再生
装置側に配設される磁気ヘツドに対して安定した
状態で接触し得るようになつている。
れる一方の面と対向する他方の面は上記磁気デイ
スク2の磁気記録面2a対して平行に形成され、
デイスク回転駆動装置の駆動軸7側に設けられて
いる回転台8上に突設された円環状の位置決め用
リブ9によつて支持される位置基準面となつてい
る。すなわち、上記磁気デイスク2はセンターコ
ア1が上記位置決め用リブ6の先端によつて支持
されることにより磁気記録面2aが磁気記録再生
装置側に配設される磁気ヘツドに対して安定した
状態で接触し得るようになつている。
一方、上記コア本体6は、上記位置決め部材4
の内孔5の周部に合成樹脂をアウトサート成形す
ることによつて一体に形成され、その中心部には
上記駆動軸7が挿入係合される軸挿入孔10が形
成されている。この軸挿入孔10の内周側には、
第4図に示すように前記従来のコア本体と同様に
一対の位置決め面11,11が形成されている。
これら位置決め面11,11は、楔状をなすよう
に互いに傾斜して形成されている。また、上記コ
ア本体6の上記一対の位置決め面11,11と対
向する位置には、略U字状をなすようにすり割り
溝12が穿設されて押圧片13が形成されてい
る。すなわち、上記軸挿入孔101は、コア本体
6において上記一対の位置決め面11,11と押
圧片13とで囲まれた空間をもつて構成されてな
る。
の内孔5の周部に合成樹脂をアウトサート成形す
ることによつて一体に形成され、その中心部には
上記駆動軸7が挿入係合される軸挿入孔10が形
成されている。この軸挿入孔10の内周側には、
第4図に示すように前記従来のコア本体と同様に
一対の位置決め面11,11が形成されている。
これら位置決め面11,11は、楔状をなすよう
に互いに傾斜して形成されている。また、上記コ
ア本体6の上記一対の位置決め面11,11と対
向する位置には、略U字状をなすようにすり割り
溝12が穿設されて押圧片13が形成されてい
る。すなわち、上記軸挿入孔101は、コア本体
6において上記一対の位置決め面11,11と押
圧片13とで囲まれた空間をもつて構成されてな
る。
ところで、上記すり割り溝12は、その両端部
が各位置決め面11,11の各端部に至るまで穿
設されている。従つて、上記押圧片13は、両端
部をそれぞれ上記各位置決め面11,11の各端
部に連接するように形成されてなる。また、上記
すり割り溝12は、コア本体6の軸方向に連通す
るように穿設されてなるので、上記押圧片13の
各位置決め面11,11に対する連設部13a,
13bは、コア本体6の厚さと同一の幅をもつて
形成されている。
が各位置決め面11,11の各端部に至るまで穿
設されている。従つて、上記押圧片13は、両端
部をそれぞれ上記各位置決め面11,11の各端
部に連接するように形成されてなる。また、上記
すり割り溝12は、コア本体6の軸方向に連通す
るように穿設されてなるので、上記押圧片13の
各位置決め面11,11に対する連設部13a,
13bは、コア本体6の厚さと同一の幅をもつて
形成されている。
そして、上記押圧片13の中央部に構成される
駆動軸7を押圧支持する主体部13cの上端側及
び上記位置決め面11,11に対する連設部13
a,13b近傍の下端側には、凹状をなす切欠き
部14及び15,16がそれぞれ穿設され、幅挟
部となされている。このように各位置決め面1
1,11に対する連設部13a,13b近傍部を
幅狭となす切欠き部15,16を設けることによ
り、上記押圧片13は、軸挿入孔10に駆動軸7
が挿入係合されていくとき、上記切欠き部15,
16を設けて幅狭となされた部分を支点として第
4図中矢印A方向に傾斜するようにねじられて弾
性変位する。すなわち、上記押圧片13には、軸
挿入孔10を拡径するように弾性変位するときに
ねじり応力によるバネ力が発生し、そのバネ定数
は小さなものとなる。
駆動軸7を押圧支持する主体部13cの上端側及
び上記位置決め面11,11に対する連設部13
a,13b近傍の下端側には、凹状をなす切欠き
部14及び15,16がそれぞれ穿設され、幅挟
部となされている。このように各位置決め面1
1,11に対する連設部13a,13b近傍部を
幅狭となす切欠き部15,16を設けることによ
り、上記押圧片13は、軸挿入孔10に駆動軸7
が挿入係合されていくとき、上記切欠き部15,
16を設けて幅狭となされた部分を支点として第
4図中矢印A方向に傾斜するようにねじられて弾
性変位する。すなわち、上記押圧片13には、軸
挿入孔10を拡径するように弾性変位するときに
ねじり応力によるバネ力が発生し、そのバネ定数
は小さなものとなる。
従つて、軸挿入孔10の径が駆動軸7の軸径よ
り十分小さく形成されてしまつた場合であつて
も、上記駆動軸7の軸挿入孔10に対する挿入係
合を円滑に行うことができ、上記押圧片13によ
つて駆動軸7の外周面を水平に安定して押圧支持
することによつて一対の位置決め面11,11を
上記駆動軸7の外周面に確実に圧接させることが
できる。その結果、磁気デイスク2は、その回転
中心を駆動軸7の軸心に対し偏心させることなく
装着される。
り十分小さく形成されてしまつた場合であつて
も、上記駆動軸7の軸挿入孔10に対する挿入係
合を円滑に行うことができ、上記押圧片13によ
つて駆動軸7の外周面を水平に安定して押圧支持
することによつて一対の位置決め面11,11を
上記駆動軸7の外周面に確実に圧接させることが
できる。その結果、磁気デイスク2は、その回転
中心を駆動軸7の軸心に対し偏心させることなく
装着される。
また、上記押圧片13をねじることにより該押
圧片13の内部応力を減少させることができるの
で、その応力緩和を小さくすることができる。従
つて、上記押圧片13のバネ力は所定値を維持す
ることができるので、上記駆動軸7を軸挿入孔1
0内で確実に押圧支持することができ、磁気デイ
スク2の回転中心の駆動軸7の軸心に対する偏心
を確実に防止することができる。
圧片13の内部応力を減少させることができるの
で、その応力緩和を小さくすることができる。従
つて、上記押圧片13のバネ力は所定値を維持す
ることができるので、上記駆動軸7を軸挿入孔1
0内で確実に押圧支持することができ、磁気デイ
スク2の回転中心の駆動軸7の軸心に対する偏心
を確実に防止することができる。
上述した実施例では、切欠き部14及び15,
16は、連設部13の主体部13cの上端側及び
位置決め面11,11に対する連設部13a,1
3b近傍の下端に設けているが、第5図に示すよ
うに上記主体部13cの下端側両側及び上記位置
決め面11,11に対する連設部13a,13b
近傍の上端側にそれぞれ凹状の切欠き部20,2
1及び22,23を設けることにしてもよい。
16は、連設部13の主体部13cの上端側及び
位置決め面11,11に対する連設部13a,1
3b近傍の下端に設けているが、第5図に示すよ
うに上記主体部13cの下端側両側及び上記位置
決め面11,11に対する連設部13a,13b
近傍の上端側にそれぞれ凹状の切欠き部20,2
1及び22,23を設けることにしてもよい。
このように各切欠部20,21及び22,23
を設けた場合であつても、前述した実施例の押圧
片13と同様に、駆動軸7の軸挿入孔10への挿
入係合を円滑に行うことができ、磁気デイスク2
を駆動軸7に対し水平に且つ回転中心を偏心させ
ることなく装着できる。
を設けた場合であつても、前述した実施例の押圧
片13と同様に、駆動軸7の軸挿入孔10への挿
入係合を円滑に行うことができ、磁気デイスク2
を駆動軸7に対し水平に且つ回転中心を偏心させ
ることなく装着できる。
また、押圧片13の応力緩和を小さくすること
ができるので、上記駆動軸7を軸挿入孔10内で
確実に押圧支持することができ、回転磁気デイス
ク2の回転中心の駆動軸7の軸心に対する偏心を
確実に防止することができる。
ができるので、上記駆動軸7を軸挿入孔10内で
確実に押圧支持することができ、回転磁気デイス
ク2の回転中心の駆動軸7の軸心に対する偏心を
確実に防止することができる。
なお、本考案は、駆動軸7を軸挿入孔10内に
挿入した時、押圧片13が位置決め面11,11
の連設部側を支点としてねじられるものであれ
ば、上記切欠き部の位置については上記各実施例
に限定されるものではない。
挿入した時、押圧片13が位置決め面11,11
の連設部側を支点としてねじられるものであれ
ば、上記切欠き部の位置については上記各実施例
に限定されるものではない。
上述したように、本考案は、一対の位置決め面
と押圧片とで囲まれた軸挿入孔にデイスク回転駆
動装置の駆動軸が挿入係合し、上記押圧片の弾性
変位力を利用して上記一対の位置決め面が上記駆
動軸外周面に圧接するようになし、駆動軸が軸挿
入孔に挿入して行く際、押圧片がコア本体の径方
向のみならず軸方向にも傾斜変位するようにして
なるので、コア本体を合成樹脂で一体成形した場
合であつても駆動軸に対する押圧挟持力が必要十
分に得られ、且つ上記駆動軸に対する挿入係合操
作を円滑に行うことができ、磁気デイスクの回転
中心が駆動軸の軸心に対し偏心させられることの
ない磁気デイスク装置におけるセンターコアを提
供することができる。
と押圧片とで囲まれた軸挿入孔にデイスク回転駆
動装置の駆動軸が挿入係合し、上記押圧片の弾性
変位力を利用して上記一対の位置決め面が上記駆
動軸外周面に圧接するようになし、駆動軸が軸挿
入孔に挿入して行く際、押圧片がコア本体の径方
向のみならず軸方向にも傾斜変位するようにして
なるので、コア本体を合成樹脂で一体成形した場
合であつても駆動軸に対する押圧挟持力が必要十
分に得られ、且つ上記駆動軸に対する挿入係合操
作を円滑に行うことができ、磁気デイスクの回転
中心が駆動軸の軸心に対し偏心させられることの
ない磁気デイスク装置におけるセンターコアを提
供することができる。
第1図は従来の磁気デイスク装置の要部を示す
断面図であり、第2図は上記磁気デイスク装置に
おけるセンターコアを示す平面図である。第3図
は本考案に係るセンターコアが取付けられた磁気
デイスク装置の要部を示す断面図であり、第4図
は上記センターコアの一部破断斜視図であり、第
5図は本考案に係るセンターコアの他の実施例を
示す一部破断斜視図である。 1……センターコア、2……磁気デイスク、4
……位置決め部材、5……位置決め部材の内孔、
6……コア本体、7……駆動軸、10……軸挿入
孔、11……位置決め面、13……押圧片、13
c……押圧片の主体部、15,16……切欠き
部。
断面図であり、第2図は上記磁気デイスク装置に
おけるセンターコアを示す平面図である。第3図
は本考案に係るセンターコアが取付けられた磁気
デイスク装置の要部を示す断面図であり、第4図
は上記センターコアの一部破断斜視図であり、第
5図は本考案に係るセンターコアの他の実施例を
示す一部破断斜視図である。 1……センターコア、2……磁気デイスク、4
……位置決め部材、5……位置決め部材の内孔、
6……コア本体、7……駆動軸、10……軸挿入
孔、11……位置決め面、13……押圧片、13
c……押圧片の主体部、15,16……切欠き
部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 円環状の磁性金属よりなり、磁気デイスクが固
定される位置決め部材と、 上記位置決め部材の内孔に固着され、一対の位
置決め面と押圧片とが形成され、上記一対の位置
決め面と押圧片とで囲まれた空間を軸挿入孔とし
た合成樹脂で一体成形されてなるコア本体とから
なる磁気デイスク装置におけるセンターコアにお
いて、 上記押圧片は、上記軸挿入孔に挿入される駆動
軸の軸方向に所定幅をもつて上記一対の位置決め
面と連続して形成されるとともに、その主体部を
上記駆動軸の軸心に対し変位可能となす切欠き部
を少なくとも上記主体部と上記位置決め面との間
の部分に設けたことを特徴とする磁気デイスク装
置におけるセンターコア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15713783U JPS6064476U (ja) | 1983-10-11 | 1983-10-11 | 磁気ディスク装置におけるセンターコア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15713783U JPS6064476U (ja) | 1983-10-11 | 1983-10-11 | 磁気ディスク装置におけるセンターコア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6064476U JPS6064476U (ja) | 1985-05-07 |
JPH0222869Y2 true JPH0222869Y2 (ja) | 1990-06-20 |
Family
ID=30346534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15713783U Granted JPS6064476U (ja) | 1983-10-11 | 1983-10-11 | 磁気ディスク装置におけるセンターコア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6064476U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5849367U (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-02 | ソニー株式会社 | 磁気シ−ト |
-
1983
- 1983-10-11 JP JP15713783U patent/JPS6064476U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6064476U (ja) | 1985-05-07 |
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