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JPH02211881A - HIVに対する中和抗体を誘発するかまたはかかる抗体によって認識され得る免疫原配列を含むHBsAg抗原の形態学的特徴を有する組換えハイブリッドHBsAg粒子、かかる粒子をコードするヌクレオチド配列及び核粒子を含むワクチン - Google Patents

HIVに対する中和抗体を誘発するかまたはかかる抗体によって認識され得る免疫原配列を含むHBsAg抗原の形態学的特徴を有する組換えハイブリッドHBsAg粒子、かかる粒子をコードするヌクレオチド配列及び核粒子を含むワクチン

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Publication number
JPH02211881A
JPH02211881A JP1196422A JP19642289A JPH02211881A JP H02211881 A JPH02211881 A JP H02211881A JP 1196422 A JP1196422 A JP 1196422A JP 19642289 A JP19642289 A JP 19642289A JP H02211881 A JPH02211881 A JP H02211881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
recombinant
hiv
acid sequence
particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1196422A
Other languages
English (en)
Inventor
Pierre Tiollais
ピエール・テイオレ
Marie-Louise Michel
マリー―ルイーズ・ミシエル
Maryline Mancini
マリリン・マンシーニ
Eliane Sobczak
エリアヌ・ソブツアク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Institut National de la Sante et de la Recherche Medicale INSERM
Institut Pasteur
Original Assignee
Institut National de la Sante et de la Recherche Medicale INSERM
Institut Pasteur
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Institut National de la Sante et de la Recherche Medicale INSERM, Institut Pasteur filed Critical Institut National de la Sante et de la Recherche Medicale INSERM
Publication of JPH02211881A publication Critical patent/JPH02211881A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2730/00Reverse transcribing DNA viruses
    • C12N2730/00011Details
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    • C12N2730/10122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2740/00Reverse transcribing RNA viruses
    • C12N2740/00011Details
    • C12N2740/10011Retroviridae
    • C12N2740/16011Human Immunodeficiency Virus, HIV
    • C12N2740/16211Human Immunodeficiency Virus, HIV concerning HIV gagpol
    • C12N2740/16222New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、HIV族(famille)のレトロウィル
スに対する中和抗体を誘発するかまたはかかる抗体によ
って認識され得る免疫原アミノ酸配列を含むHBsAg
抗原の形態学的特徴を有するハイブリッド組換え粒子に
係る。
本発明の目的はまた、任意に真核細胞宿主のポリメラー
ゼによって認識されるプロモーターのコントロール下に
、組換えハイブリッド核酸によりて形成されたインサー
トを含む組換え核酸または組換えベクターを提供するこ
とである。該組換え核酸は、前記真核細胞宿主に前記組
換えハイブリッド粒子を産生させるために必要な遺伝情
報を保有している。前記組換えベクターによって形質転
換された真核細胞宿主も本発明の目的の1つである。
本発明は、前記組換え粒子を介して、エイズまたはエイ
ズの前駆症状、特にリンパ節障害症候群(LAS)に対
する新規な予防手段を提供する。
より詳細には本発明は、HIVレトロウィルスに対する
中和抗体の形成を誘発する能力をもつこの種の組換え粒
子、及び、HIvレトロウィルス感染を予防するワクチ
ン組成物の製造における該組換え粒子の使用に係る。
本発明の目的はまた、エイズを防御する免疫原特性を有
する適当なペプチド及びポリペプチド、特に前記組換え
粒子を製造するためのHIVまたはSIVレトロウィル
スのエンベロープのポリペプチドを提供することである
本発明は更に、前記ペプチド及びポリペプチドをコード
する核酸及び該核酸を含むベクターに係る。
HIv感染のin vitro診断を行なうために前記
手段を使用することも本発明の目的の1つである。
後天性免疫不全症候群(AIDS)に先立って、リンパ
節障害症候群(LAS)の原因となる病原物質が・しば
しば検出されることが判ってきた。
HIV(Human Immunodeficienc
y Virusの略称)なる用語は、ある種の条件下に
、ときにはヒトの後天性免疫不全症候群(AIDS)に
つながるLASを発症せしめる複数のヒトレトロウィル
スを意味する。
例えば、最初に単離されたウィルスはLAV−1または
HIV−1と命名されて、英国特許出願第83724,
800号及び1984年9月14日の欧州特許出願第8
47401834号に記載された。このウィルスはまた
、F。
Barre 5inoussi等によって5cienc
e、 220、No、45〜99.20.868〜87
1ページに記載された。
LAV ELl及びLAY MALト命名されり、:(
7)HIV−1ウイルスの変種も単離及び特性決定され
、欧州特許出願第847401.834号に記載されて
いる。
別のクラスに所属し前記レトロウィルスとの免疫頭領性
が小さいレトロウィルスの単離及び特性決定は、欧州特
許出願第87/400,151.4(公開第239゜4
25号)に記載されている。HIV〜2として分類され
たこれらのレトロウィルスは、リンパ節障害症候群また
はエイズの症状を示す複数のアフリカ人患者から単離さ
れた。
上記のごときHIVレトロウィルスの研究、それらのヌ
クレオチド配列の単離及び分析、それらの抗原タンパク
質の特性決定を行なった結果、得られな種々の株の構造
的及び機能的な類似性または逆に特異性を比較研究する
ことが可能になった。
これらのレトロウィルスHIV−1及びHIV−2はま
た、サル起源のレトロウィルス(SIVまたは5TLV
−Iffと略称)との比較によって研究され、この研究
の結果から、レトロウィルスFIIV−2及びその変種
とレトロウィルスSIVとの間のタンパク質及び糖タン
パク質の免疫学的類似性が証明された。レトロウィルス
SIVのエンベロープ糖タンパク質はレトロウィルスH
IV−2のエンベロープ糖タンパク質に対する抗体と免
疫学的に反応しまたその逆の反応も生じる。これに反し
て、レトロウィルスSIVまたはレトロウィルスurv
−zのエンベロープ糖タンパク質はレトロウィルスRT
V−1のエンベロープ糖タンパク質と免疫学的交差反応
を生じない。
発明者等は、これらのレトロウィルスの表面抗原の構造
に関する研究から、これらの抗原、特にこれらのレトロ
ウィルスのエンベロープ糖タンパク質またはトランスメ
ンブラン糖タンパク質に所属する種々のペプチド及びポ
リペプチドの免疫原特性に注目した。
これらの糖タンパク質のペプチド構造に含まれる配列を
有する種々の特性的ペプチド及びポリペプチドは、該レ
トロウィルスに直接由来するかまたは化学的方法で合成
されたかにがかわりなく、免疫原性が比較的弱い。
本発明において発明者等は1.FIIVのエンベロープ
糖タンパク質またはメンプラン糖タンパク質に由来する
前記のごときペプチドもしくはポリペプチドまたは夫々
の配列の認識がら作成された前記のごときペプチドまた
はポリペプチドまたは機能的に類似の配列の免疫原性を
強化し得る手段、特にI(TVタイプの1つまたは複数
のレトロウィルスより詳細には、発明者等の研究の目的
は、一方の成分が前記ペプチドまたはポリペプチドから
成り、他方の成分がB型肝炎ウィルスの表面抗原(しば
しばHB s A gまたはより簡単にHBsと略称)
の本質的な免疫原特性及び免疫学的特性を有する粒子か
ら成る混合生物学的構造を作成することであった。
天然HBsAg抗原の本質的な形態学的特徴及び免疫原
特性を有しており真核細胞中のB型肝炎ウィルスのS遺
伝子の発現によって産生される粒子は、1981年4月
22日出願の欧州特許第0038765号に記載されて
いる。簡単に説明すると、これらのHBs粒子は、直径
的17〜25r+m、特に22nmのサイズを有する。
これらの粒子はまた、M、 F、 DtlBOIS等(
1980)、子は、酵i(P、 V^LENZUELΔ
等、(1982)、Nature、298.347〜3
50)中でも得られた。または組換えウィルスを介して
も得られた(G、L、SMrTl(等、(1983)、
Nature、 302.490〜495)。
これらの粒子の製造方法では、真核細胞中で有効なプロ
モーターの支配下にS遺伝子を含む適当なベクターによ
って真核細胞を形質転換し、形質転換された細胞を培養
し、産生された粒子を予め溶菌した細胞から回収するか
、または粒子が使用細胞系(特にサル、ハムスター、マ
ウス等の細胞を使用する場合)によって培地に分泌され
るときポリペプチドは分子量(H)約25400ダルト
ンである。主要タンパク質がグリコジル形のときは該分
子量は約27000ダルトンである。
本発明において発明者等はまた、主要ポリペプチドと同
じC末端をもつS領域によってコードされる前記主要ポ
リペプチドのポリペプチド配列を含み、更にN末端位に
B型肝炎ゲノムのプレS2領域によってコードされる5
5個のアミノ酸の付加配列(STIBBE X、及びG
ER[、ICIr W、 H,、(1983)、J。
Virology、46.626〜628)を含むより
高い分子量(約34000ダルトン)のタンパク質の製
造に注目した。
発明者等はまた、S領域、プレS1領域及びプレS2領
域(これらの2つのドメインを合わせてプレSと指体す
る)の転写によって得られる粒子を研究した。
前記組換えタンパク質はサイズ約22nmの粒子として
集合する。
本発明は、所望の結果を得るなめに以下のごとき複数の
協力因子を1つの統合体(entitどcownune
)として結合することによって得られる。
1/複数のT及びBエピトープ部位を含むHBsAy粒
子から成る支持体。エピトープ部位が修飾されないとき
(及び表面タンパク質がB型肝炎ウィルスのゲノムのプ
レS領域によってコードされるアミノ酸配列を含むとき
に)防御免疫原性が獲得される。
Z/HIVのエンベロープ糖タンパク質に由来の免疫原
Tエピトープ。
3/同じ()IIVのエンベロープ糖タンパク質に所属
する本発明の形態のBエピトープ。
4/好ましくはT4リンパ球のCD4レセプターとの結
合部位、この部位は、上記因子と共にHIVに対する中
和抗体のin vivo銹発に関与し、ウィルス固定部
位に案内されたときの形成抗体の遮断作用を伴う細胞応
答の誘発に関与する。
発明者等の目的は、trBsAy粒子の本質的な形態学
的特徴を有し、B型肝炎ウィルスのゲノムのS領域によ
ってコードされるアミノ酸配列(S)の本質的部分及び
任意に該アミノ酸配列(S)の上流のる中和抗体を誘発
するかまさがる抗体によ・て認識され得る免疫原アミノ
酸配列を含み、この配列自体が、Bリンパ球によって認
識され得る少なくとも1つのエピトープとTリンパ球に
よって認識され得る少なくとも1つのエピトープとを含
み、前記免疫原アミノ酸配列がプレSアミノ酸配列に挿
入されるかまたはプレSタンパク質の全部または一部に
置換していることを特徴とする組換えハイブリッド粒子
の製造によって達成された。
特に好ましくは、前記組換えハイブリッド粒子が更に、
ヒトT4リンパ球のCD4レセプターとの結合部位を含
む。
本発明はまた、前記のごとき粒子を産生できるようにコ
ンピテント細胞を後で形質転換せしめる組換えベクター
に係る。
本発明の組換えベクターは、B型肝炎ウィルスの主要表
面抗原のS領域及び任意にプレS領域の全部もしくは一
部に対応する核酸フラグメントを含み、コンピテント真
核細胞宿主に導入されると、形質転換された細胞宿主の
培養の際に、HBsAy抗原の本質的な形態学的特徴を
有し、HBsAy抗原のSタンパク質の特性アミノ酸配
列を含む粒子の産生を誘発し得、好ましくは培地中に粒
子を分泌し得る0組換えベクターの特徴は、 一部に、I(IV族のレトロウィルスに対する中和抗体
を誘発するかまたはかかる抗体によって認識さ球によっ
て認識され得る少なくとも1つのエピトープとTリンパ
球によって認識され得る少なくとも1つのエピトープと
を含む ≠孝会参こと、及び、 一前記外来ヌクレオチド配列が前記プレS領域に挿入さ
れるかまたは前記プレS領域の全部または一部に置換し
ていることである。
好ましくは、外来ヌクレオチド配列が、CD4レセプタ
ーとの結合部位を更に含む前記に定義したような免疫原
アミノ酸配列をコードする。
組換えベクターの好ましい実施態様において、S領域及
び任意にプレS領域の全部または一部に対応する核酸フ
ラグメントは、真核細胞宿主のポリメラーゼによって認
識されるプロモーターのコントロール下に配置されてい
る。
プレS領域にHIVの特性配列を組み込むと(または該
プレS領域の全部または一部を前記特性配列で置換する
と)、HBsAy粒子の本質的特徴を保存する粒子の表
面にHIV由来の配列が発現しまた露出する。このよう
に発現及び露出されるこれらの配列は、該配列がHI■
レトロウィルスに対する中和抗体のin vivo形成
を誘発し得る程度の天然免疫原性を保存しかつ増幅する
ようなコンホーメーションを有する。
好ましくは、HIVレトロウィルスの種々の単離物の内
部に高い保存度を有するように選択された1(TV由来
の外来ヌクレオチド配列を含む組換えベクターを使用す
る。
S領域及び任意にプレS領域の全部または一部を含む核
酸連頷に挿入されるヌクレオチド配列の長さは、flB
s保有粒子の本質的な構造的特性及びコンホーメーショ
ン(形態学的)特性の維持に適合し得る長さでなければ
ならない、この長さは、プ明のいくつかの具体例では挿
入配列の長さは欠失配列の長さを上回る。
本発明の組換えベクターの好ましい具体例において、外
来ヌクレオチド配列は、SV40由来のプロモーターの
コントロール下にプレS領域(またはS遺伝子の上流)
に適正読取フェーズで挿入されている。
本発明の特定具常例によれば、組換え核酸配列置換して
いることである。
言い替えると、前記外来ヌクレオチド配列の挿入後に残
存するプレS2領域は実質的に完全に欠失し、従って外
来ヌクレオチド配列はS領域とプレ81m域との間に直
接挿入される。外来ヌクレオチド配列なる用語は、前記
に定義した配列及び以下特に所望特性の外来ヌクレオチ
ド配列を発現させる適当な組換えベクターは、pSVS
と命名されたHBslhの既知の発現ベクター(参考文
献11参照)とクローニングベクターM13tg130
に保有されたHIV−2由来の外来配列との組換えによ
って得られたベクターである。
かかるベクターとしては、HBsAyのプレ82領域に
外来配列を挿入して得られたベクター(プレS1配列を
含むベクターpH25)、またはプレS領域の一部を外
来配列によって置換して得られたベクター(プレ81領
域が欠失したpSV2S)がある、これらの2種類のベ
クターは本発明に使用し得るベクターの非限定例であり
、クローニングによって産生列を含む。
前記1(TV−1配列を対応する1(IV−2もしくは
SIVのヌクレオチド配列で置換するかまたはHIVレ
トロウィルスに対する中和抗体をin vivo産生じ
得る免疫学的に等価の修飾配列で置換することによって
別の構造を得ることも可能である。
前記ヌクレオチド連鎖に挿入される好ましい配列の例は
、以下のアミノ酸配列の1つをコードするヌクレオチド
配列である。
Xi CHIRQIINTWI(KVGKNVYLPP
REGDLTCZIX2 CHIKQTINTWHKV
GRNVYLPPREGELSCZ2X3 CRIKQ
FINMWQEVGKAMYAPPISGQIRCZ3
式中]XI、21.X2.Z2及びX3.Z3ノ対は、
C00FIモしくはNH3基を示すか、または、通常は
前記アミノ酸配列を含むレトロウィルスSIV、 HI
V−2、HIV−1の糖タンパクπ中で前記アミノ酸配
列の対応する中央部に正常に夫々結合したアミノ酸配列
を示す。
これらの配列は特に合計100個までのアミノ酸を含む
同じく好ましい別のヌクレオチド配列は、以下のアミツ
ノ酸配列をコードする。
RGEFLYCKMNWFLNWV EDRSLTTQ
K PK ERHKRNYV PCHIRQ I IN
TIIIKVGKNVYLPPREGDLTCNSTV
TSL IA旧IJ14TDGRGEFLYCNMTW
FLNW IENKTIIRNYAPCHIKQ I 
INTWIIKVGRNVYLPPREGELSCNS
TVTSTIANIDIIIQNNGGEFFYCNS
TQLFNSTWFNSTWSTEGSNNTEGSD
TITLPCRIKQFIIJH14QEVGKAMY
八PP: 5GQIRCSSNITGLLLTRDGG
NN前記粒子の特定具体例において、外来アミノ酸配列
はB型肝炎ウィルスのゲノムのプレS2領域によ・って
コ・−ドされたペプチド配列に挿入されるかまたは該ペ
プチド配列の全部または一部に置換して魁・る。
組換えハイブリッド粒子が、好ましい例として前記に示
した配列、即ち Xl 馴:RQ?1NTnHKV(:KNVYLPPR
EGDLTCZIX2 C1+1KCliTN”、’k
tlに’rGRNVYLPPREGELSC22XJ 
CドTVC)!4N!:WQE’rCKAMYAPP 
l5GQIRC23か−、ス歳碍1゛乙i:t)来1゛
ミノ酸配列を含むのが好ましい。
これらの特定配列は、有利な機能的特性を有する。特に
、FIIV由来の共通配列中にTリンパ球及びCD4レ
セプターへの結合部位とエピトープTとを互いに極めて
近接して含む。
本発明の用途を拡大し、CD4レセプターとの結合部位
をコードする配列が欠失したHIVエンベロープ糖タン
パク質に特有の外来組換えベクターを製造することも可
能である。前記プレS領域に挿入されたかかる外来配列
は、Bリンパ球及びTリンパ球によって認識され抗体の
誘発または細胞応答の誘発に夫々関与し得るエピトープ
を表面に有し得る組換えハイブリッド粒子の形成を極め
て有利に誘発し得る。
本発明の好ましい外来アミノ酸配列は、SIV、!(Y
V−2及び)ITV−1ウイルスの夫々の特性ペプチド
配列を含み、以下の配列を有する。
Rに EFLYCKMN14FLNWVEDRSLTT
QK PKERIIKRNYVPCHTRQ r IN
THKVGKNVYLPPREGDLTCNSTVTS
L4A旧NWTDGRCEFLYCNHTWFLN14
 rENKTHRNYA PC)I TKQ I T 
NTW!(KVGRNV YLPPREGELSCNS
TVTS I I^旧fVQNNGG EFF YCN
STQLFNSTWFNST14STEGSNNTEG
SDT T TLPCRIKQFINMWQEVGKA
MYAPPISGQIRCSSNITGLLLTRDG
GNN前記に定義したような組換え粒子の所望の特性を
維持するその他の外来ペプチド配列も本発明の範囲に包
含される。
本発明の範囲に含まれる)IIVまたはSIVの特性的
免疫原ペプチド及びポリペプチドは、1986年12月
16日に許諾されたGENETICSYSTEMS社の
米国特許第4629783号に記載されている#、1r
=i、マ矛入プ゛ぜ多Q以下に簡単に説明する原理に基
づく別の方法を使用することも可能である。
応体とを簡゛単なア過及び洗浄によって分離する。
最初に、反応基を保有する固体支持体を、(例えばt−
ブチルオキシカルボニルによって保護することによって
)α−NH2を遮断して導入したアミノ酸のカルボキシ
ルと反応させ、共有結合を形成する。アミノ官能基を(
例えばトリフルオロ酢酸のごとき酸で洗浄して)脱保護
し、保護された第2アミノ酸を導入し結合させて第1ペ
プチド結合を形成させる。配列の第2アミノ−アシルを
供給する第2アミノ酸はC末端アミノ−アシル残基から
鎖のC末端第1アミノ酸の脱保護アミン官能基に結合す
る。好ましくは、この第2アミノ酸のカルボキシル官能
基は、例えばジシクロへキシルカルに向かって合成が進
行する。所望の配列が組立てられると、最初に形成され
たペプチド−樹脂結合の特異的切断反応によってペプチ
ドを固相から分離する。
本発明の別の実施態様においては、F!0IJBENW
EYLの論文’Methode der Organi
schen Chemie(有機化学の方法)」、E、
 Wunsch ed、、vol、15州及び■、Tt
lrEME、Stuttgart 1974、に記載の
均質溶液中の合成方法を使用する。
この合成方法では、連続するアミノアシルを所望順序で
2つずつ順次縮合するか、またはアミノアシルと、適当
な順序の複数のアミノアシルを含むように予め形成され
たフラグメントとを縮合させるか、またはアミノアシル
と上記フラグメントを複数個含むフラグメントとを縮合
させる。この際、これらのアミノアシルまたはフラグメ
ントに含まれた全部の反応性官能基を予め保護する必要
がある。但し、公知のペプチド合成方法を用い、特にカ
ルボキシル官能基のは活後にペプチド結合を形成・する
とき通常は関与する一方のアミノ官能基と他方のカルボ
キシル官能基またはその逆の官能基は保護しない、変形
方法によれば、例えば1エチル−3−(3−ジメチル−
アミノ−プロピル)−カルボジイミドのごときカルボジ
イミド型の従来の結合反応体を使用して結合反応を生起
する。使用されるアミノアシルが付加的官能基を有する
とき(特にグルタミン酸の場合)、これらの官能基は例
えば、し−ブチルエステル基によって保護されるであろ
う。
本発明はまた、前記のごとき組換えベクターによって形
π転換され組換えベクターに含まれるインサートの発現
を確保するコンピテントな細胞宿主に係る。
例えば、組換えハイブリッド粒子t(TV−HBsの発
現は、種々の細胞型においてプラスミドベクターまたは
ウィルスベクター、例えば(ワクチンのウィルス型の)
ポックスウィルス、アデノウィルス、バキュロウィルス
によって確保される。ウィルスであるかプラスミドであ
るかに従って、感染またはトランスフェクションの方法
は当業者に十分に公知である。これに関しては、フラン
ス特許第245.136号または欧州特許第265,7
85号を参照するとよい。
本発明の実施に適した細胞宿主の例は、哺乳類の真核細
胞例えばCIO細胞または酵母例えば襲±−7c e 
r e v i s i a eである。
ベクターのインサートを発現させるべく使用される形質
転換方法(及び発現産物の証明方法)は、従来から公知
であり、実施例において後述する。
本発明は更に、HIVレトロウィルス感染を予防するワ
クチン組成物に係る。該組成物の特徴は、前記のごとき
組換えハイブリッド粒子を活性成分として含み、同時に
薬剖として許容されるビヒクルを含むことである。
患者に対する組成物の投与は、薬用量(dose)あた
り約5〜約20μgの精製組換えハイブリッド粒子を含
有する量で行なわれる。これらの量が例えば毎月1回の
間隔で3回投与される。
本発明はまた以下の段階を特徴とする組換えベクターの
製造方法に係る。
一任意に適当な真核細胞宿主のポリメラーゼによって認
識されるプロモーターのコントロール下に、HIV族の
レトロウィルスに対する中和抗体を誘発認諾され得る少
なくとも1つのエピトープとTす肝炎ウィルスのゲノム
のS領域及び任意にプレS領域の全部または一部に対応
するヌクレオチド連−鎖とのin vitro遺伝子組
換えを行ない、−形成された前記成分を含む組換えベク
ターを回収する。
挿入外来配列が更にCD4レセプターとの結合部位を含
むアミノ酸配列をコードする前記に定義の組換えベクタ
ーの形成にも同様の方法を使用し得る。
組換えベクターの回収は公知の方法で行なう。
特に、HIVレトロウィルスのゲノムの対応配列の特性
ヌクレオチドプローブとB型肝炎ウィルスのゲノムのS
fR域の特性プローブとの選択的ハイブリダイゼーショ
ンを用いる。
本発明はまた、被験者の生物媒体中のHIV感染のガへ
お豆診断用組成物に係る。かかる組成物は、HIV−1
、HIV−2またはS■■ノ1ツまたは複数のポリペプ
チドまたはペプチドを表面で発現する組換えハイブリッ
ド粒子またはこれらの組換えハイブリッド粒子の混合物
を含む。
本発明はまた、HIV感染に起因する抗体の存在のin
 vitro診断試験を行なうための組換えハイブリッ
ド粒子の使用に係る。この試験の特徴は、被験者の生物
媒体と組換えハイブリッド粒子とを接触させ、 一任意に形成された反応産物即ち抗原−抗体複合体を検
出することである。
抗原−抗体複合体の検出手段は当業者に公知であり特に
放射性標識がある。組換えハイブリッド粒子の組成次第
で、■IV−1またはHIV−2の遷択的診断試験を行
なうこともでき、またはHrv−を及び1(IV−2の
配列即ち2つのウィルスの特性配列を表面で同時に発現
する粒子を含む組成物を使用して非選択的診断試験を行
なうこともできる。
本発明はまた、HIV感染のin vitro診断方法
に係る。この方法は、以下の段階を含む。
−)IIVに対する中和抗体を含有すると予想される一
抗原一抗体複合体が形成され字キこの複合体を検出する
生物媒体なる用語は、被験者の血清のごとき抗体を含有
し得るすべての標本を意味する。
本発明は更に、前記組換えハイブリッド粒子の産生方法
を提供する。該方法は以下の段階を含むことを特徴とす
る。
−所定の細胞宿主を前記のごとき組換えベクターで形買
転換させる。ベクター中にプロモーターが存在するとき
は該プロモーターは形質転換された細胞宿主のポリメラ
ーゼによって認識される。
適当な培地で細胞宿主を培養し、形成された粒子特に培
地中に分泌された粒子を回収する。この粒子の特徴は、
形態学的特徴及び抗HIV抗体との免疫反応性を有する
だけでなく、対応する抗HIV抗体によって認識され得
るかまたはかかる抗体を誘発し得る能力を有することで
ある。
本発明はまた、抗体特にワクチン接種後の中和抗体をi
n vitro検出するための免疫試験抗原として単独
または混合物の形態で使用される前記のごとき免疫原ア
ミノ酸フラグメントの使用に係る。
ワクチン接種後の中和抗体のアッセイ方法に係る。
この方法は以下の段階を含む。
一後で定量できるように標識した前記免疫原アミノ酸フ
ラグメントと被検生物媒体とを、該フラグメントと媒体
との間の反応が生じる適当な条件下に接触させる、 媒体と反応し、た前記フラグメントを定量する。
本発明はまた、生物媒体中の抗1(TV抗体、特にワク
チン接種後の中和抗体のin vitro診断用キット
に係る。該キットは、 検出手段は例えば、抗原と生物媒体の抗体との間に形成
される結合体を認識し得る抗−抗体から成る。
本発明の別の特徴及び利点は、添付図面に基づいて以下
に説明する実施例より明らかにされるであろう。
材料及び方法 ぺり」−1り」1」 旧’:mt3oはバクテリオファージ阿13に由来のク
ロニングベクターである。 KIENY等(14)に記
載されたごとく、該ベクターは、βガラクトシダーゼを
コードする遺伝子の5′配列に、ポリアダプター(po
lyadaptateur>(ポリリンカー)を構成す
る11の非反復制限部位を含む(第1図参照)。該[ポ
リリンカーJに外来DN^配列フラグメントが挿入され
ると、このフラグメントはX−galで着色されないこ
とによって検出され得る。in 5ituハイブリダイ
ゼーシヨンによって青色プラークをスクリーニングする
とインフェーズ(enphase)で挿入されたDN^
フラグメントを検出し得る。
HBsAg(7)発現ベクター pSVS(11)を修
飾し、HBV トも表記されるB型肝炎ウィルスのゲノ
ムのプレ82頭域のEcoR1部位とXho 1部位と
の間に10個の制限部位を含むM13tg130のDN
AのEcoRI −5at Iフラグメントを前記ベク
ターに挿入した。5at)制限部位とXho l制限部
位との融合によってプレS2領ベクターをpsV2sと
命名する。この組立において、クローニングされたDN
AとプレS2領域に隣接のS遺伝子との融合はSV40
の初期プロモーターの直接コントロール下にある。
同様の手段を使用し、Xho 1部位及びSma )部
位の夫々の処でpSVS及びpM2Sとの組換えを行な
ってpsvs XLと命名されたベクターを得た。
のトランスフェクション クローンDXBII(15)のチャイニーズハムスター
の卵巣細胞dhfr−(CHO)を、10%のウシ胎児
血清を補充したHam F12培地中に単層形態で維持
した。
参考文献(16)に記載のリン酸カルシウム法を使用し
て細胞をトランスフェクトし6時間後にグリセロールシ
ョック(Parker等、1979)を与えた。参考文
献(17)に記載の原理に従ってベクターpsV2 d
h4rとのコトランスフエクションを行なうと、HBS
Agとの融合タンパク質(組換えタンパク質とも指体で
きる)を発現する安定なりローンを選択し得る。
漸増濃度のメトトレキセート(MTX)の存在下に細胞
培養を行なって形質転換配列を増殖させた(18)。
に5%のウシ胎児血清だけを含む培地を補充した。
細胞培養物の上清を回収し、清澄化し、Vl酸アンモニ
ウムで沈降させてHBsAg粒子を濃縮し、C5Ct’
等密度勾配と0〜20%のショ糖速度勾配との連続を2
回繰り返して精製した。
イムノプロット 約1μりの精製組換え粒子をLaemme I iバッ
ファ中で沸騰させ、12.5%のドデシル硫酸ナトリウ
ム(NaDodSO、)ポリアクリルアミドゲルで電気
泳動させてI!し、ニトロセルロースフィルター(SC
IILEIClfER& 5CH1lLL)に電気転移
(e!ectrotransfer−)した。
フィルターに固定されたタンパク質を以下の種々の抗血
清と反応させた。a−p49a(19) ;HBsAy
の特異的ウサギ抗ペプチド抗血清、18/7(20) 
;HBVのプレS1領域の特異的抗体、子ウシ血清アル
ブミン(BS^)または笠貝(limpet keyh
ole)ヘモシアニン(KLll)と結合した合成ペプ
チドを使用してウサギから得られたHmのGP160の
領域(第2図)に対する抗血清。
最終免疫反応性タンパク質を抗ウサギ抗体またはペルオ
キシダーゼ(^EMRSIIAM)と結きしたマウスの
免疫グロブリンによって検出し、ジアミノベンジジンで
発色させた。
九聚進−失μJU(ユ滋J〜汲丈− フロインド完全アジュバント中の約4μgの精製HBs
Agの組換え粒子を毎月1回の間隔割合で2回またけ3
回皮内注射してウサギを免疫化した。最終注射の30日
後に血清を採取した。
この抗血清の抗体産生レベルを知るために、ELIS八
(Enzyme  Linked  Immunoab
sKent  As5ay)法で試験した。固相中に血
漿由来のHBsAg粒子()IevacB、 Pa5t
eur、Pa5teur Vaccins Frane
eの製品)または)IIVの特性的合成ペプチド(第2
図参照)を使用した。合成ペプチドは、Dr ROCH
AT(U^、553、CNR5M^RSEILLE>か
ら提供されたものである。全部の抗原をマイクロタイタ
ープレー)−(FALCON“Probind”)上で
1 up/x 1の濃度で使用し、CIIARBIT等
に記載の方法(21)でELIS^試験を行なった。
虫」口免体Elす」」え飛− 血清中に含まれた抗体の中和活性を証明するために、ヒ
ト末梢血液(PBL)の刺激リンパ球を使用した。これ
らの細胞を使用した理由は、これらの細胞がHIV感染
に感受性を有するからである。MONTAGNTER等
(22) 4:よッテ記載され7’:LAV BR1l
単離物の種々の標本をウィルス接種物として使用しな。
各希釈度の血清を等容のウィルス接種物と共に37℃で
1時間プレインキュベートしな。次いで、20U 。
/lrのインターロイキンと2.2μg/x1のポリプ
レンと2!51J、/xiの抗インターフェロン血清と
を含む10%のウシ胎児血清を補充したRP旧16−4
0培地中の4X10’ヒトPAILに前記混合物を添加
した。
37℃で1時間インキュベーション後に細胞を洗い、完
全RP旧培地で培養した。上清を毎週2回採取し、最初
の2回は同じ希釈度の試験血清を新しい培地に添加した
。上清を一70℃で凍結し、逆転写酵素活性(RT活性
)を試験した(23)。
結果 クローニングを2段溝で行なった。
第1段潜では、バクテリオファージM13tg130中
で発現ゲノムバンクを構築し、選択されたDN^フラグ
メントをHBsAgの発現ベクターに移入した。
バクテリオファージM13tg130は大腸菌の1ac
Z遺伝子の第5のコドンの処に11個の非反復制限部位
を含むポリリンカー(ポリアダプター)を保有するクロ
ーニング及び配列決定ベクターである。ランダムに切断
され50〜1000bpを含むHIVゲノムのDNAフ
ラグメントをバクテリオファージM1.3tg130の
Sma (及びEcoR%部位にクローニングしたく第
1図)。ガ5ituハイブリダイゼーション及び配列決
定の結果、HIVIのエンベロープをコードする領域に
クローニングされたフラグメントを正確に検出した。
選択されたHIVフラグメントをHBsAyの発現ベク
ターpSV2Sニ移入したく第2図)、 psv2sg
ir材料及び方法」の項で前述した発現ベクターpSV
Sの修飾によって得られる。 psisは、複製起点と
後期及び初期プロモーターとアクチベーターとmRN八
開へ部位とを含むSV40配列を含む、初期プロモータ
ーの直ぐそばにプレS2ゲノム領域を含むI(BV配列
と、S遺伝子と、It B s A gのメッセンジャ
ーRNAをポリアデニル化し得る配列とが検出される。
ベクターpsVZs中で、プレ32領域の一部が欠失し
ポリアダプターM13tg130によって置換されてい
る。この構造において、ポリアダプターは、DNAフラ
グメントをプレS2領域及び33m伝子ヒビンフェーズ
で挿入し得る。従って、バクテリオファージH13tg
130のLacZ遺伝子の正確な読取枠にクローニング
されたすべての7ラグメントは発現ベクターpsV2s
にS3!!伝子とインフェーズで容易に移入され得る。
psisの別の誘導体は、ベクターpSVS XLであ
る。
し得る。この構造において、プレS1及びプレS2領域
は外来抗原と隣接するように発現される。
バンクで得られた1(Ivエンベロープに対応するフラ
グメントのうちの3つのフラグメントを詳細に検討した
クローンNo、2は、52bp(ヌクレオチド6440
〜6491 )から形成されGP120をコードする配
列の中央部に存在するHIVインサート(第2図)を含
む、このインサートは、l!IVIの種々の単離物にお
いて保存された領域をカバーする(3)。
クローンNo、8は、タンパク質GP120のサブカル
ボキシ末端部分に対応する252bp(ヌクレオチド6
915〜7166)ノHIVインサー ト(第2図)を
含む、この領域は種々の単離物において比較的よく保存
され、免疫グロブリンのLlの定常領域と相同性を有す
る(参考文献24)、更に、DNAフラグメントの一部
はウィルスのレセプターたるCD4分子にタンパク質C
P(財)牛を結合させるときに関与するドメインをコー
ドする(参考文献25)。
クローンNo、6は、トランスメンブランタンパク質G
P41のアミン末端部をコードする領域に存在する55
bp(ヌクレオチド7306〜7360)を有するHI
Vインサートを含む、この領域はHIV単M物中で保存
され、別のウィルスの融合タンパク質と相同性を共有す
る(参考文献26)。
HIV−1のエンベロープ遺伝子のフラグメントを含む
HBsAgの発現ベクターをCFIO細胞にトランスフ
ェクトした。外来(hetero 1oHe)遺伝子の
発現を検出するなめに、)IBVのエンベロープ主要タ
ンパク質に特異的なRIA試験によって検出されたHB
sA!?を発現する安定なりローンをスクリーニングし
た。
次いで、所謂rノーインプロット」法で分析して特性決
定しハイブリッドメツセンジャーRN^を観察した0分
泌された粒子を次に、HBsAy粒子に使用した方法(
11)で細胞培養物の上清がら精製した。
m換えfflV−HBsAg粒子はCsC1勾配で天然
粒子トホぼ同じ密度を有していた0組換え粒子のタンパ
ク質をNaDodSo 4ポリアクリルアミドゲル電気
泳動によって分離し、ニトロセルロースフィルターに移
し、HBsAg粒子またはHIVエンベロープの決定基
(第3図)に対応する合成ペプチドに対するウサギ抗血
清で試験した。
以下の結果が観察された。
1m丑IJ 抗p49a血清は、HBsAgの主要タンパク質とグリ
コジル形の対応タンパク質GP26に加えて、中間的タ
ンパク質(proteine moyenne)に対応
する27000〜32000ダルトンの範囲に4つのバ
ンドを与えた(第3八図、ライン1)、相同HIVIの
ペプチド(pep5)に対する血清もこの4つのバンド
をはっきりと与えた(第3八図、ライン1)、これは、
組換えHBsAy粒的に等しい、W&合した中間的タン
パク質は、FIBV領域(1つのグリコシレージョン部
位)及び旧■領域(2つのグリコシレージョン可能部位
)のグリコシレージョンに基いて4つの形態で存在する
粧(」し1予No、8 抗p49a血清は、HBSA!1の主要タンパク質を2
つの形態(P22及びGP26)で出現させ、または分
子量37000〜46000の範囲に対応するバンドを
与えた(第3B図、ライン1)。相同な2つのペプチド
6及び7に対する血清はルタンパク質(protein
e Iourde)と同じ分布を示しく第3B図、ライ
ン2及び3)、粒子中のHIV決定基の存在を証明した
。中間的タンパク質の融合量は、主要タンパク質の融合
量よりも少ない。37kdのタンパク質は非グリコジル
化融合タンパク質に対応し、それよりも大きい分子量の
タンパク質はグリコジル形に対応する(旧■部分の5つ
のグリコシレージョン可能部位)。抗ペプチド血清もま
た、同時精製された血清アルブミンに対応する67kd
のタンパク質を出現させた。
肚遺叉1jすLl 抗p49a血清は、HBsAy主要タンパク質を出現さ
せたが、そのグリコジル化対応物は中間的タンパク質を
出現させなかった(第3C図、ライン1)、三重(tr
iρ1et)の高分子量バンドが観察された。このバン
ドはまた、プレS1抗原に対するモノクローナル抗体に
よっても与えられた(第3C図、ラインユ t)。これらのタンパク質のサイズは、グリコジル形及
び非グリコジル形の外来ペプチドを含む大きいHBsA
yタンパク質のサイズと適合する。
えHBs^    に    る         応
完全フロインドアジュバント中の前記組換えHBsAF
I粒子の各々を毎月1回の間隔で2回または3回投与し
てウサギを免疫化したく「材料及び方法」の項参照)、
血漿由来の粒子と[1IV1の種々の対応ペプチドとを
使用したELIS^試験で免疫応答の特異性を決定した
。また、抗血清をプレS2ペプチドに対して試験した(
HBVエンベロープタンパク質のアミノ酸120〜14
5(両端値を含む)までのアミノ酸配列)。
全部のウサギにおいて、天然のHBsAy粒子に対する
抗体が種々のレベルで増殖した。最も弱い応答は、組換
え体No、8で得られた。これは、HBsAg抗原決定
基と競合し該決定基を遮蔽する外来抗原のサイズが比較
的大きい(アミノ酸84個)ことに起因する。この組換
え体N018は逆に、外来ペプチドに対して最良の応答
を示した。これは、この場合にはHBsAyの抗原決定
基に対して旧■の抗原決定基が優勢に存在することを示
唆する。
組換え体No、2及びN016中では、HIVに属する
外来抗原はより小さく同等のサイズを有する(アミノ酸
の数は18個及び20個)。2つの場合に観察されたペ
プチドに対する応答は、天然HBsAg粒子に対する応
答よりも弱い0組換え体N002では天然主要タンパク
質に対する融合タンパク質の割合が高い(第3図参照)
、これらの結果は、この組換え体に挿入された配列の免
疫原性が弱いことを示唆する。プレS2ペプチドに対す
る応答は、組換え体No。
6がベクターpSVS XL中で発現するときにのみ得
られる(第1図参照)、ベクターpsVZs中で発現さ
せることによって得られた粒子で免疫化した別の2つの
ウサギの抗血清は陰性であり対照として使用できる。
組換えHIV−HBsAy粒子でウサギを免疫化し、単
離物LAVI BR[Jを中和する血清の能力を試験し
た(24)、逆転写酵素(RT)活性を使用して末梢血
液リンパ球中のウィルス感染を3〜5日間試験した。
試験は、免疫血清の存在下のRT活性の減少に基づいて
行ない、得られた結果を同じウサギのプレ免疫血清の存
在下に得られた結果と比較した。
この試験において、飽和量の感染ピリオンが存在すると
きは抗体がウィルスを有効に中和できない。
従って、ウィルスの種々の標本を中和するために種々の
希釈(1:50)抗血清で試験したく第4八図、第4B
図及び第4C図参照)。組換え粒子No、8で免疫した
ウサギの血清は感染性の小さいウィルスのウィルス感染
力を完全に中和したく第4図)、またウィルス標本の感
染力を増加させるとRT活性は95%から63%及び3
5%に減少した(第4D図)、これは抗血清の中和能力
がウィルスの量の間数であることを示す。
組換え粒子No、Bに対応する抗血清はウィルス濃度が
低いときに弱い中和を示したが、組換え粒子No、2で
免疫したウサギの抗血清はウィルス濃度が低いときにも
RT活性の減少を示さなかった。
更に、組換え粒子No、8に対して異なる希釈度の抗血
清と一定濃度のウィルスとを使用しHIVIの種々の単
離物の中和を試験した。
第5図は、希釈度1150の単M物L^V BRUの感
染能力がプレ免疫血清に比較して50%減少したことを
示す。
この抗血清はまた)IIVlのザイール(zairoi
s)単離物に対する中和活性を示した。希釈度1/25
でLAV ELIに対する50%の中和効果が観察され
た(第5図)。
l【 HIVに対する防御免疫応答を誘発する能力を有するこ
とによって先験的に重要なfllVlのエンベロープ内
部糖タンパク質GP120は、保存領域とその他の可変
領域とを含み、可変領域はHIVの種々の単離物毎に異
なっている。一定ドメインの内部に保存された配列は、
潜在的に重要な機能を有する配列の領域に対応すると考
えられる。上記の結果から明らかなように、HIVIの
エンベロープの種々の保存領域を選択しB型肝炎の表面
抗原の中間的タンパク質との融合タンパク質の形態で発
現させた。
発明者等はHBsAg粒子が2つの観点ですぐれた免疫
原特性を有することを知見した。
(i)抗原決定基の多数のコピーを表面に保有する高分
子量ポリマーである。
(ii)また免疫系による外来Bエピトープの認識に役
立つTエピトープを保有する(27)。
上記で研究した1(IVの異なる3つの保存領域のうち
の、1つの領域(クローンNo、8)はCO2結合部位
に結合しく25)、別の1つの領域(クローンNo、6
)は融合プロセスに関与しく26)、第3の領域(クロ
ーンNo、2)は既知のいかなる生物活性にも結びつか
ない。
これらの抗原決定基と1し32領域の遺伝子産物との融
合によって得られた組換えHIV−HBsAI?粒子を
、合成相同ペプチドに対する抗体を使用して試験した0
粒子中のHIV抗原決定基の存在と融合タンパク質のグ
リコシレージョンの可能性とをウェスタンプロット分析
によって証明した。種々の組換え粒子中で観察された融
合タンパク質と天然主要タンパク質との割合は一定の値
ではながった。
組換え体No、8においては融合タンパク質があきらか
に少なく、これは挿入された外来配列のサイズが比較的
大きいことに関係する。 I(BVのプレS2の翻訳産
物の初期サイズはアミノ酸55個に相当するが、融合タ
ンパク質の構築によってアミノ酸111個のサイズまで
増大する。融合すべきタンパク質のサイズ次第では、該
タンパク質がHBsAg粒子に挿入し難い。
組換え体No、6及びNo、2において、融合タンパク
質と主要タンパク質との割合は、出発HBsAy粒子の
発現ベクターpSVSのトランスフェクションによって
得られた粒子中の中間的タンパク質と主要タンパク質と
の間で観察された割合と同等である。
組換えHIV−HBsAy粒子の免疫原性については前
述した。2つの抗原領域に対する体液性応答が生じ、外
来エピトープが粒子の表面に有効に存在することが証明
された。
抗体の生物学的活性をin vitro中和試験で測定
した。HIVのエンベロープタンパク質中で中和性及び
非中和性のエピトープが検出された。組換え体No、8
に対する抗体は、融合タンパク質製造の出発物質として
使用されたHIV単離物(LAV BRU)に対する潜
在的中和効果を有していた。HIVIの別の単離物(L
AV ELI)と反応したときには抗体が先の場合より
も弱い効果を示した。組換え体No、8で使用したHI
Vのインサートは種々のHIVI単離物中に比較的よく
保存された2つの領域をカバーする。これらの2つの領
域は、単離物の特性的超可変額域(region hy
pervariable)によって隔てられている。
CEASE等はこの領域にT細胞エピトープを同定した
(30)。
更に、GP120に対するモノクローナル抗体を使用し
た実験及びin vitro突然変異誘発実験によって
、CD4レセプターとの相互作用に重要な配列を同定し
た(25)。また、先に使用した配列と一部重複する配
列を保有し中和抗体の形成と細胞性免疫応答とを生起し
得る大腸菌中で融合タンパク質が産生じたことも知られ
ている(31)、 HBsAfI系において、融合タン
パク質は正常にグリコジル化されることができ、エピト
ープに対する強い親和性を有しHIVのエンベロープタ
ンパク質とCD4レセプターとの相互作用を遮断し得る
抗体の産生に重要な成分となり得る。更に、HIVの抗
原決定基は天然ウィルスタンパク質GPの場合よりも十
分に粒子の表面に露出すると考えられる。ザイール単離
物LAV ELIで観察された中和効率が低い理由は、
ウィルスとCD4レセプターとの相互作用の決定領域で
約30%のアミノ酸配列の変異があるためと推定される
(25)。
組換え体No、2及びNo、6に対する抗体を更に、中
和実験で試験した。これらの実験中に組換え体No。
2を保有するHIV配列は中和抗体を誘発しなかった。
この結果は、使用される動物の弱い免疫応答または組換
え体No、2に含まれた領域の弱い免疫原性によって説
明できる。GP41のアミノ末端部は融合プロセスに関
与し従ってウィルス中和に関与する。
また、組換え体No、6で免疫化して得られた抗体のH
IVI感染力に対する潜在的効果を試験した。中和効果
は弱く、シンシチウムの形成阻害は完全ではなかった。
その理由はHIVのインサートのサイズが小さいことに
ある。
前記のごと〈発明者等は、HIVのエンベロープの外来
抗原決定基を潜在的に存在させ得る系を製造した。この
系は更に、天然形態で弱い免疫原特性を有していたかま
たは該天然タンパク質の表面に存在していなかったエン
ベロープタンパク質の領域に対する中和抗体を産生じ得
る。
更に、HBVとHIVとの抗原決定基が同一免疫原粒子
の表面に並列して存在するので多価ワクチンを製造し得
る。
HIV HBs^ 子によるアカゲザルの 疫前記のご
と< 、HBsAfIの中間的タンパク質のプレS2内
部にHIvlの外側エンベロープ糖タンパク質の84個
のアミノ酸(^^384→472)を融合することによ
って得られた粒子を使用し、アカゲザルにおける中和抗
体の産生を試験した。これらのハイブリッド粒子が霊長
類のHIVに対する体液性免疫応答及びT細胞媒介免疫
応答の双方を誘発することを証明するために、アカゲザ
ルをハイブリ・ンドHBsAy粒子または天然HBsA
y粒子で免疫化した。
精製したHIV/HBsh粒子で免疫するために、2匹
のアカゲザルに1箇月に1回の間隔で3回の皮下注射を
与え3箇月後に2回のブースター注射を与えた。対照と
して、天然のHBsAgを同じプロトコルで4回投与し
て1匹のアカゲザルを免疫した。
各免疫化の前後に各動物から血液標本を採取した。
固相上の天然HBsAg粒子またはHIV相同合成ペプ
チド(pep6:^^373〜398、pep7:^^
421〜441、第3図参照)を使用して体液性免疫応
答をELIS^で追跡したく第7図)。
抗HBs抗体価は3回目のワクチン投与の3週後にピー
クを示し、以後次第に減少した。抗体価の第2ピークは
Mac S以外ではブースター免疫後にllI察された
。Mac Sでは4回目の注射後も抗体価が一定であり
5回目の注射後に少し増加した。抗HIV抗体は両方の
ペプチドを使用したELIS^によって検出された。2
回目の注射(Mac H)または3回目の注射(Mac
 S)の3週後に抗体価が最高のレベルに達し、以後少
し減少した。しかしながら、抗111V応答は2回目の
注射後にプラトーに達したと考えられる。抗HBs抗体
価に関しては、4回目の投与によるブースター効果がM
ac Hの血清ではっきりと検出された。
免疫対照として天然HBsAyを投与したMac 八は
3回目の注射後に高い抗HBs抗体価を示したが、この
対照動物の血清とHIVペプチドとを反応させても抗H
IV抗体応答は全く検出されなかった。
これらの試験から、ハイブリッド粒子の2回の投与によ
る免疫化が免疫学的記憶を確立するために十分であり、
また高い抗体価の免疫応答を維持するためにブースター
投与が必要であると推定できる。
ハイブリッド粒子の両方の部分に対するT細胞媒介免疫
応答がこれらのワクチン接種アカゲザルで検出できるか
否かを決定するために、末梢血液リンパ球(PBL)を
用い、精製天然HBsAFIまたはHIV/HBsAy
粒子及び精製熱失活HIVによる刺激に応答したその増
殖能力及び3Hチミジンの取り込み能力を試験した。 
PBL増殖の内部対照としてはマイトジェンコンカナバ
リンAを使用した。免疫化の前及び2回目及び3回目の
注射の21日後並びにHBsAFI粒子によるブースタ
ーの前後に各アカゲザルのPBLを単離した。これらを
単独に培地で培養するかまたはHBsAyもしくはCo
n^で4日間またはHIVIで5日間刺激した。3回目
のワクチン投与の21日後に得られた典型的な用量−反
応曲線を第8図に示す。
非刺激PBLに比較してMac HのPBLは、最適濃
度の■[V/HBsAy粒子による刺激に応答して8倍
の3Hチミジンを取り込んでおり、天然HBsAlFに
よる刺激に応答して6倍の3Hチミジンを取り込んでい
た。R適温度のHIVで刺激したとき、Mac HのP
BLは培地単独で刺激したPBLの5倍の1Hチミジン
の取り込みを示した。対照として、Mac^のPBL増
殖応答を試験した。天然If B s A gの3回目
の注射の21日後に、Mac^のPBLは天然またはハ
イブリッドHBsAgによる刺激に応答したが、いかな
る濃度の場合にも旧■による刺激に応答して増殖しなか
った。
イムノシーム(immunozome)として組立てら
れた精製gp160または天然gp160に対するPB
L増殖応答も試験した。最終注射の3箇月後に単離した
MacHノPBLを、投与量依存的に精製111VIま
り!iI?p160イムノシームで同様に刺激したく表
2)。逆に、ワクシニア系で産生された組換え、p16
0はいかなる増殖応答も誘発しない。対照として最終注
射の57日後に採取したMac^のPBLはこれらの抗
原のいずれによって刺激しても増殖しない、これらの結
果は、本発明の特定抗原中のgp120フラグメントの
プロセッシングが単量体形としてよりもピリオンまたは
イムノシームとして組立てられた環タンパク質のプロセ
ッシングに密接に関係していることを示唆する。
免疫化操作中に各動物についてHBsAyまたはHIV
に応答したPBLの特異的増殖もモニターした。
第9図はHIV/HBsAg、HBsAyまたはHIV
による刺激に応答したリンパ球増殖の結果をまとめたも
のである。各抗原をいくつかの濃度で試験し4日目及び
5日目に応答を測定した。アカゲザルでは、最適濃度2
50ny/zlのHBsAy使用の4日後及び最適濃度
500B/11のHIV使用の5または6日後に増殖応
答のピークが得られる。ハイブリッド粒子で免疫化した
双方のアカゲザルにおいてHIV/HBsAFI及びH
BsAyに対する最大増殖応答は2回目の注射後に観察
され、天然HBsAりによる刺激後に得られる応答より
も常に大きい。
B(第7図)またはTの双方のレベルでHBsAyに対
してMac HがMac Sよりも有意に応答する。3
回目の免疫化後の増殖応答は2回目の注射後の増殖応答
よりも低い、しかしながら3回目の注射の3箇月後には
十分なレベルの抗原反応細胞が回収されると考えられる
(Mae、H)、ブースター免疫化はPBL増殖応答を
少し増加させる。
111Vに対する双方のアカゲザルのPBL増殖応答に
は大きい違いが観察される。 Mac SのPBLは3
回目の注射及びブースター注射の後に限って有意に増殖
するが、Mac HのPBLは免疫化過程のいかなる時
点でもHIVに対して有意に増殖する。
HBsAyに関して観察されたように、HIVに対する
増殖応答はブースターによって大きく増加はしないが最
終注射後3箇月間は同じレベルに維持される(Mac 
H)、従って、ブースター投与を遅らせる免疫プロトコ
ルを採用し得る。
HIV及びHBsAgに対するMac SのPBL応答
はより低く最終注射の3箇月後に喪失する。これは恐ら
くワクチン接種によってこれらの動物中で誘発された抗
原反応細胞が少ないためであろう。
され(Mac )I)、刺激指数(SI)が52日目ま
では同等であることが判明する。52日1GごなるとH
BsAg特異的T細胞の数が有意に増加する。
これらの結果は、アカゲザルにおいてHl及びHBsA
yに対する細胞媒介免疫応答がハイブリッドHIV/H
BsAg粒子によるワクチン接種後に誘発され、この応
答の速度が動物毎に違うことを証明する。
CO2結合部位を含むHIV gp120エンベロープ
タンパク質(^^384〜472)のフラグメントを保
有するHBsAg粒子を使用して融合タンパク質の両方
の成分(HBsAg及びHIV)に対する抗体及びT細
胞応答が得られた。
HBsAy粒子はHIVエピトープを存在させるすぐれ
た担体であり、免疫されたアカゲザルでgp120エン
ベロープタンパク質の機能ドメインに対する体液性免疫
応答及びT細胞媒介免疫応答を誘発し得る。
本発明の別の特徴及び特性は図面からも明らかであろう
LIL、HIVのエンベロープの遺伝子のフラグメント
の発現及びクローニングベクターを示す。
H13tg130はtllVのDN^フラグメントのク
ローニングベクターである。斜線領域はβガラクトシダ
ーゼの遺伝子のN末端部を示す。この領域に多重クロー
ニング部位を有するアダプターが検出される。
El:EcoRI 、Sm:Sma I 、 Ss:S
st I 、 EV :EcoRV、Sp:Sph I
 、に:Kpn I 、Xb:Xba I 、H:旧n
dDI、B:BamHI、Sa:Sal I 、P:P
st r 。
PSVS、 pH2s、 psV2s及びpSVS X
Lハ発現ヘクターである。
Xh:Xho I 。
第」」Au−1HBsAyと融合した)IIVエンベロ
ープフラグメントのアミノ酸配列を概略的に示す0番号
系は参考文献(3)の^LTZON等の論文に拠る。黒
丸及び矢印は夫々グリコシレージョン可能部位及び保存
システィンに対応する。4つのペプチドの配列はHIV
I及びHIV2の単離物中で保存された領域を示す。
」1団(、HBsAgの組換え粒子のウェスタンプロッ
ト分析を示す9組換え粒子No、2(^)、No、8(
B)及びNo、6(C)を、t :500に希釈した抗
p49a血清(ラインA1、B1及びCI)、抗ペプチ
ド5抗血清(ライン^2)、抗ペプチド6抗血清(ライ
ン82)、1:25に希釈した抗ペプチド7抗血清(ラ
インB3)及び1:200に希釈したモノクローナル抗
体18/7(ラインC2)と反応させた。サイズをキロ
ダルトンで示す。
1支l庚、中和試験を示す、ウサギを組換え体No、8
(o・・・0)またはプレ免疫血清(o−o)で免疫化
して得られた抗血清を1=50に希釈しこの抗血清で種
々のウィルス標本(A、B及びC)のin vitro
中相の速度を試験した 3H三リン酸チミジンの取り込
みによって逆転写酵素活性(cps)を測定した。
グラフDの各点は次の式で計算されたA、B及びCに対
するRT阻害の%を示す。
1旦」−集、組換え体N018に対するウサギの免疫血
清によるHIVの中和を示す、異なる2つの単離物LA
V BRU(○、・)及びLAV ELI(Δi)を使
用し細胞培養物中のウィルスの中和を知るなめにプレ免
疫血清(実線)及び免疫血清(点線)を試験した。7〜
10日後に細胞培養物の上清中の逆転写酵素活性を測定
した。
U、レトロライlレスSIVmae、 HIV−2及び
HIV−1のエンベロープタンパク質の配列を示す。
第6図の配列中の線は配列の位置合わせを示すだけであ
る。従ってこの線は化学的な意味をもたない。
[、ハイブリッドHBsAg粒子(S−H)または天然
HBsAy粒子(^)で免疫化したアカゲザル(w+a
caque)の抗体価を示す。
Mac S及びHに対して精製HIV/HBsAgを毎
回10μgまたは15μgの投与量で0.24.70.
167及び203日目活性射しな、 Mac Aに対し
ては精製血漿由来のHBsAy粒子を毎回15u、の投
与量で0.21.43.165日目1注射した。1回目
の投与は完全フロインドアジュバント中で与え、2回目
の投与は不完全フロインドアジュバント中で与えた。 
Mac S及びHに対する4回目の投与はアジュバント
を用いないで行なった。
注射後の種々の時点で得られた血清標本を系列希釈し、
ELISA試験によってHBsAlFまたはHIV特異
的抗体を試験した。プレ免疫血清で得られた値の3倍の
吸光値(absorbance value)を示した
血清希釈度の逆数で力価を示す、各点は4つの測定値の
平均である。
mはリンパ球の抗原刺激を示す。
HIV/HBsAgで3回免疫したMacllまたは[
IBs八yへh口 3回免疫したMac^(対照動物)のヘパリン化血液か
らFicoll、flypaque遠心によってFBI
、を単離した。
10%の熱失活ブール正常ヒト血清式Bを補充したRP
Ml 16−40培地にPBLを1.5X 10’細胞
/111で懸濁させ、96ウエルプレートの3つの丸底
ウェルに各0,1z1をいれた。 PBLを、0.1x
1のシヨ糖濃度勾配精製111VI及び塩化セシウム勾
配で連続2回精製したHBshで刺激した。各抗原を種
々の濃度で検定した。刺激の4日または5日後にPBL
の各ウニ/1を1μCiの3H−チミジンで6時間標識
し、細胞を採集して、取り込まれた3H−チミジンのc
pIllをト(体シンチレーションカウンティングで測
定した。
IJ−(1)アカゲザルのPBL増殖応答の追跡を示す
免疫化前、2回目及び3回目の免疫化後、図示の日程の
ブースターの前後にリンパ球を採取した。
矢印は動物を免疫化した日を示す、外来抗原に応答して
3H−チミジンを取り込むリンパ球の能力を第8図同様
にモニターし、刺激細胞に取り込まれた3H−チミジン
のcpllを非刺激細胞に取り込まれた3H−チミジン
のcpmによって除算して刺激指数(S、1.)を計算
した。これらの実験において、バックグラウンドcpm
は100〜2450cpmの範囲であった。 Con^
に対する幼若化応答のs、r、は5〜129の範囲であ
った。
本発明の好ましい粒子の免疫原性はまた、前記に定義し
た組換えベクターの発現の際に予想されるHIV由来の
ペプチドのグリコシレージョンに起因すると考えられる
前記においてHIVの免疫原アミノ酸配列及びT4リン
パ球のCD4レセプターとの結合部位は多くの場合、H
IVの表面糖タンパク質またはトランスメンプラン糖タ
ンパク質に属する共通配列に由来した。勿論、これらの
配列の各々は、HIVの天然タンパク胃中の互いに離間
した領域に由来してもよい、後者の場合、該配列は好ま
しくは、HIVのゲノムの対応領域によってコードされ
る2つの配列の発現によって得られる組換え配列または
組換えポリペプチドから成る。このHIVは種々の単離
物に属するHIVでもよい。
前記においてはまた、HIVから得られる種々の単離物
中に十分に保存されたHIV由来の配列の使用が好まし
いと説明した。しかしながら勿論、単離物によってはそ
れほど十分には保存されない配列を使用することも可能
である。このような仮説のもとに本発明はまた、前記に
定義したような粒子組成物において、粒子が共通アミノ
酸配列と共に種々の単離物に対応する糖タンパク質の領
域を含むことによって識別される組成物に係る。
最後に本発明は、本発明の範囲で同定されるHIV由来
の好ましいアミノ酸配列、従って、前記配列をコードす
るDN^配列(また化学的合成によって産生され同様の
免疫原特性を有するポリペプチド、及び、天然配列であ
るかまたはヌクレオチド合成によって産生された配列で
あるかにかがわりなく、これらのポリペプチドをコード
するすべての核酸配列)に係る。
特に、前記アミノ酸配列は、細菌支持体として大腸菌を
含み、HIVの前記ペプチド配列を細菌の表面に集中し
て含むワクチンの活性成分の製造に使用され得る。かか
るワクチンの製造には、1987年3月6日出願の欧州
特許公開第0242,243号に記載の方法を使用し得
る。
表二 下意乙の文献’Ii qQ細411:J+用二八へ4の
l゛爲る;表2 :fllVまたはHIVエンベロープ
糖タンパク質で刺激後にHIV/HBsAy粒子で免疫
化したアカゲザルHのPBLの増殖応答 a)PBLをシー11M勾配精製HIV、感染培養物か
ら精製したgp180のイムノシームまたはワクシニア
ウィルス系中で産生じた精製組換えHp160で第8図
のごとく5日間刺激した。
b)抗原刺激後に取り込まれた3H−チミジンのape
sc)S、I 、 :刺激指数 1、 八1lan、J、S、  et  al、(19
85)  5cience  228. 1091−1
093゜2、 Robey、劉G、 et al、(1
985) 5cience 228.593−595゜
3、 A11zon、M、 et al (1986)
 Ce1l 46.63−74゜4、5tarcich
、 B、R,et al (1986) Ce1l 4
5,637−648.5、 McDougal、 J、
S、 et al (1986) 5cience 2
31.382−385゜6、 Robey、 W、G、
  et al  (1986) Proc、Natl
、 kcaa、  Sci、  υ5A83.7023
−7027゜ 7、 La5ky、L、A、 et al (198G
) 5cience 233.209−212゜B、 
Putney、 S、D、 et al (1986)
 5cience 234.1392−1395゜9、
 Chanh、 T、C,at al (1986) 
EMBOJ、 5.3065−3071゜10、 Ti
ollais、 P、 et al (1985) N
ature 317,489−495゜11、 Mic
hel、 M、L、 et al (1984)Pro
c、Natl、Acad、Sci。
USA 81,770B−7712゜ り10−918゜ 14、 X1eny、M、P、 et al (198
3) Gene 26.91−99゜15、tJrla
ub、G、et、al (1980)Proc、Nat
l、Acad。
Sci、USA77、 4216−4220゜16、 
Parker、 B、A、 et al (1979)
J、Virol、31,360−369゜17、 Su
bramani、5.(1981) Mo1ecula
r an+5 Ce1lular Biology 1
゜8シト864゜ 18、Michel、 M、L、 et al (19
85) Biotechnology 3.5Ei1−
566゜19、Gerin、  J、L、  et a
l  (1983)Proc、Natl、Acad、S
ci、USA80.2365−2369+ 20、 Haermann、 K、H,et al (
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゜21、’Charbit、A、et al  (19
871J、工mn+unology  139,165
8−1664゜22、Montagnier、L、et
 al  (1984)  工n Human T−C
ellLeukemia/Lymphoma Viru
s、ed、Ga1lo、R,C,、Es5ex、M、&
Gross、’L、(Colcl Spring Ha
rbor Laboratory、Co1d Spzi
ngHaxbox、New−Yozk)、pp、3G3
−370゜23、Rey、M、A、et al  (1
984)Bioehemical and Bioph
ysicalResearch、Communica辷
1ons  121,12G−133゜24、Madd
on、P−J、et al  (1986)Ce’ll
 47,333−3413゜25、 La5ky、 L
、A、 et al  (1987) Ce1l 50
. 975−985゜2G、Ga1laher、W、R
,et al  (19B?)Cell 50,327
−328゜27、 Milich、  D、R,eヒa
l  (1986)J、Exp、 Med、  164
,532−547゜28、 Valenzuela、 
 P、 at al(1985) Biotechno
logy 3. 323−326゜29、 Delpe
yroux、 F、 et al(1986) 5ci
ence 233. 472−475゜30、 Cea
se、 )C,B、et al (1987) Pwo
c、Natl、Acad、Sci、USA 84゜42
49−4253゜ 31、  Krohn、  K、D  et  al 
(1987)  Proc、Natl、八ead、sc
i、t)S入 84゜4994−4998゜ 32、 Xowalski、 M、  et al(1
987)Science 237. 1351−135
5゜(以ド余白)
【図面の簡単な説明】
第1図は、HIVのエンベロープの遺伝子のフラグメン
トの発現及びクローニングベクターの説明図、第2図は
、)HBsAgと融合したHIVエンベロープフラグメ
ントのアミノ酸配列の概略図、第3図は、HBsAgの
組換え粒子のウェスタンプロット分析を示す図、第4図
は、ウサギを組換え体No、8(o・・・O)またはプ
レ免疫血清(o−o)で免疫化して得られた抗血清を1
:50に希釈しこの抗血清で種々のウィルス標本(A、
B及びC)のin vitro中和の速度を試験した結
果を示すグラフ、第5図は、組換え体No。 8に対するウサギの免疫血清によるHIVの中和を示す
グラフ、第6図は、レトロウィルスSIVmac、HI
V−2及びHIV−1のエンベロープタンパク質の配列
、第7図は、ハイブリッド)IBsAg粒子(S41)
または天然HBsAg粒子(^)で免疫化したアカゲザ
ル(+5acaque)の抗体価を示すグラフ、第8図
はリンパ球の抗原刺激を示すグラフ、第9図はアカゲザ
ルのPBL増殖応答の追跡を示すグラフである。 1.4.斥俣入 上眉壜人 アンステイテユ・バストクール アンスナイ千】−・ナレt?lし・ト1ヤラ・1ン千・
コニ・トカ・う・ ルシエルン工・A+”lかし m4々釈亀 FI6.5 ヤ釈1 Annie ↑↑↑ ↑ FI[3,9八

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)B型肝炎ウィルスの主要表面抗原のS領域及び任
    意にプレS領域の全部または一部に対応する核酸フラグ
    メントを含み、コンピテント真核細胞宿主に導入される
    と、これによって形質転換された細胞宿主の培養の際に
    、HBsAg抗原の本質的な形態学的特徴を有する粒子
    の産生を誘発しかつ好ましくは該粒子を培地に分泌させ
    得る組換えベクターにおいて、 一ベクターが更に、HIV族のレトロウィルスに対する
    中和抗体を誘発するかまたはかかる抗体によって認識さ
    れ得る免疫原アミノ酸配列をコードする外来ヌクレオチ
    ド配列を含み、該アミノ酸配列が、Bリンパ球によって
    認識され得る少なくとも1つのエピトープとTリンパ球
    によって認識され得る少なくとも1つのリンパ球とを含
    み、−前記外来ヌクレオチド配列が、前記プレS領域に
    挿入されるかまたは前記プレS領域の全部または一部に
    置換していることを特徴とする組換えベクター。
  2. (2)外来ヌクレオチド配列が、更にCD4レセプター
    との結合部位を少なくとも1つ含む免疫原アミノ酸配列
    をコードしていることを特徴とする請求項1に記載の組
    換えベクター。
  3. (3)前記核酸フラグメントが、真核細胞宿主のポリメ
    ラーゼによって認識されるプロモーターのコントロール
    下に配置されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の組換えベクター。
  4. (4)プロモーターがSV40由来のプロモーターであ
    ることを特徴とする請求項3に記載の組換えベクター。
  5. (5)挿入ヌクレオチド配列がプレS領域の全部に置換
    していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一
    項に記載の組換えベクター。
  6. (6)外来ヌクレオチド配列がプレS領域のプレS2部
    分に挿入されていることを特徴とする請求項1から4の
    いずれか一項に記載の組換えベクター。
  7. (7)挿入配列の両側のプレS2領域が実質的に欠失し
    ていることを特徴とする請求項6に記載の組換えベクタ
    ー。
  8. (8)挿入された外来ヌクレオチド配列が以下のアミノ
    酸配列 【遺伝子配列があります】 〔X1、Z1;X2、Z2及びX3、Z3の対は、CO
    OHもしくはNH_2基を示すか、または通常は上記配
    列を含むレトロウィルスSIV、HIV−2、HIV−
    1の糖タンパク質中で上記配列の対応中央部に正常に夫
    々結合したアミノ酸配列を示す〕 の1つをコードする配列を含むことを特徴とする請求項
    1から7のいずれか一項に記載の組換えベクター。
  9. (9)挿入された外来ヌクレオチド配列が以下の配列 【遺伝子配列があります】 の1つの全部または一部をコードすることを特徴とする
    請求項1から8のいずれか一項に記載の組換えベクター
  10. (10)ベクターpM2Sに由来することを特徴とする
    請求項6に記載の組換えベクター。
  11. (11)ベクターpSV2Sに由来することを特徴とす
    る請求項7に記載の組換えベクター。
  12. (12)HBsAg粒子の本質的な形態学的特徴を有し
    、B型肝炎ウィルスのゲノムのS領域に対応するアミノ
    酸配列(S)及び任意に前記アミノ酸配列(S)の上流
    のプレS領域に対応するアミノ酸配列の全部または一部
    の本質的部分を粒子表面に露出して含む組換え粒子にお
    いて、 前記組換え粒子が更に、HIV族のレトロウィルスに対
    する中和抗体を誘発するかまたはかかる抗体によって認
    識され得る免疫原アミノ酸配列を含み、該配列自体が、
    Bリンパ球によって認識され得る少なくとも1つのエピ
    トープまたはTリンパ球によって認識され得る少なくと
    も1つのエピトープを含み、前記免疫原アミノ酸配列は
    プレSアミノ酸配列に挿入されるかまたはプレSタンパ
    ク質の全部または一部に置換していることを特徴とする
    組換え粒子。
  13. (13)免疫原アミノ酸配列が更に、ヒトT4リンパ球
    のCD4レセプターとの結合部位を含むことを特徴とす
    る請求項12に記載の組換え粒子。
  14. (14)免疫原アミノ酸配列が、B型肝炎ウィルスのゲ
    ノムのプレS2領域によってコードされるアミノ酸配列
    に挿入されるか、またはプレS2アミノ酸配列の全部ま
    たは一部に置換していることを特徴とする請求項12ま
    たは13に記載の組換え粒子。
  15. (15)プレS2アミノ酸配列が実質的に欠失している
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の組換え
    粒子。
  16. (16)ヒト病原性のHIVレトロウィルスのクラスの
    レトロウィルスに対する防御抗体の¥in¥¥vivo
    ¥産生を誘発し得る免疫原活性を有することを特徴とす
    る請求項12から15のいずれか一項に記載の組換え粒
    子。
  17. (17)B型肝炎ウィルスに対する中和抗体の¥in¥
    ¥vivo¥産生を誘発する能力を実質的に喪失してい
    ることを特徴とする請求項12から16のいずれか一項
    に記載の組換え粒子。
  18. (18)挿入された免疫原アミノ酸配列が以下の配列 【遺伝子配列があります】 〔X1、Z1;X2、Z2及びX3、Z3の対は、CO
    OHもしくはNH_2基を示すか、または通常は上記配
    列を含むレトロウィルスSIV、HIV−2、HIV−
    1の糖タンパク質中で上記配列の対応中央部に正常に夫
    々結合したアミノ酸配列を示す〕 から選択されていることを特徴とする請求項12から1
    7のいずれかに記載の組換え粒子。
  19. (19)挿入された免疫原アミノ酸配列が以下の配列 【遺伝子配列があります】 から選択されていることを特徴とする請求項12から1
    8のいずれかに記載の組換え粒子。
  20. (20)培養の際に請求項12から19のいずれか一項
    の粒子を分泌し得るように、請求項1から11のいずれ
    かに記載の組換えベクターによって形質転換されている
    ことを特徴とする真核細胞由来の細胞宿主。
  21. (21)哺乳類細胞であることを特徴とする請求項20
    に記載の細胞宿主。
  22. (22)酵母であることを特徴とする請求項20に記載
    の細胞宿主。
  23. (23)以下のフラグメント 【遺伝子配列があります】 〔X1、Z1;X2、Z2及びX3、Z3の対は、CO
    OHもしくはNH_2基を示すか、または通常は上記配
    列を含むレトロウィルスSIV、HIV−2、HIV−
    1の糖タンパク質中で上記配列の対応中央部に正常に夫
    々結合したアミノ酸配列を示す〕 から選択されることを特徴とする免疫原アミノ酸フラグ
    メント。
  24. (24)以下の連鎖 【遺伝子配列があります】 の1つの全部または一部を含むことを特徴とする請求項
    23に記載のフラグメント。
  25. (25)請求項23または24の免疫原アミノ酸配列の
    1つをコードすることを特徴とする核酸。
  26. (26)請求項12から19のいずれか一項の組換え粒
    子から形成された活性成分を、薬剤として許容されるビ
    ヒクルと共に含むことを特徴とするHIV族のレトロウ
    ィルスの感染予防用ワクチン組成物。
  27. (27)−任意に真核細胞宿主のポリメラーゼによつて
    認識されるプロモーターのコントロール下に、HIV族
    のレトロウィルスに対する中和抗体を誘発するかまたは
    かかる抗体によって認識され得、かつBリンパ球によっ て認識され得る少なくとも1つのエピトープとTリンパ
    球によって認識され得る少なくとも1つのエピトープと
    任意にレセプターCD4へ結合部位とを有する免疫アミ
    ノ酸配列をコードする外来ヌクレオチド配列と、B型肝
    炎ウイルスのゲノムのS領域及び任意にプレS領域の全
    部または一部に対応するヌクレオチド連鎖との¥in¥
    ¥vitro¥組換えを行ない、 −形成された上記成分含有の組換えベクターを回収する
    段階を含むことを特徴とする組換えベクターの製造方法
  28. (28)免疫原アミノ酸配列が、請求項1から11のい
    ずれか一項に定義したインサートに対応することを特徴
    とする請求項27に記載の方法。
  29. (29)被験者から採取した生物媒体中の中和抗体の存
    在を検出するHIVレトロウィルス感染の診断用組成物
    において、該組成物が、請求項18または19の組換え
    粒子及び/または請求項23または24の免疫原フラグ
    メントまたはかかる成分の混合物を含むことを特徴とす
    る組成物。
  30. (30)被験者から採取した生物媒体中の中和抗体の存
    在を検出するHIV感染の¥in¥¥vitro¥診断
    試験において、 −請求項29の組成物と被検生物媒体とを適当な条件下
    に接触させ、 −抗原−抗体複合体の形成を検出する段階を含むことを
    特徴とする診断試験。
  31. (31)−請求項1から11のいずれか一項の組換えベ
    クターによって所定の細胞宿主を形質転換し、−形質転
    換した細胞宿主を適当な培地で培養し、−形成された組
    換え粒子を回収することを特徴とする請求項12から1
    9のいずれかに記載の組換え粒子の産生方法。
  32. (32)抗体、特にワクチン接種後の中和抗体を¥in
    ¥¥vitro¥検出するための免疫試験抗原としての
    単独または混合物の形態の請求項23または24の免疫
    原アミノ酸フラグメントの使用。
  33. (33)生物媒体中のHIVレトロウィルスに対する抗
    体の存在を¥in¥¥vitro¥定量するため、特に
    ワクチン接種後の中和抗体を定量するために、 −後で定量できるように標識した請求項23または24
    の免疫原アミノ酸フラグメントと被検生物媒体とを反応
    が生起する適当な条件下に接触させ、−媒体と反応した
    前記フラグメントを定量する段階を含むことを特徴とす
    る定量方法。
  34. (34)生物媒体中の抗HIV抗体、特にワクチン接種
    後の中和抗体を¥in¥¥vitro¥診断するために
    、−請求項23または24の免疫原アミノ酸フラグメン
    トと、 −抗原−抗体反応の現出に適した手段とを含むことを特
    徴とする診断用キット。
JP1196422A 1988-07-29 1989-07-28 HIVに対する中和抗体を誘発するかまたはかかる抗体によって認識され得る免疫原配列を含むHBsAg抗原の形態学的特徴を有する組換えハイブリッドHBsAg粒子、かかる粒子をコードするヌクレオチド配列及び核粒子を含むワクチン Pending JPH02211881A (ja)

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