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JPH02210633A - 走査型トンネル電流演算処理装置 - Google Patents

走査型トンネル電流演算処理装置

Info

Publication number
JPH02210633A
JPH02210633A JP3033989A JP3033989A JPH02210633A JP H02210633 A JPH02210633 A JP H02210633A JP 3033989 A JP3033989 A JP 3033989A JP 3033989 A JP3033989 A JP 3033989A JP H02210633 A JPH02210633 A JP H02210633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
information
tunnel current
probe
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3033989A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kajimura
梶村 宏
Toshihito Kawachi
河内 利仁
Akitoshi Toda
戸田 明敏
Yasuo Isono
磯野 靖雄
Yoshiyuki Mimura
三村 義行
Hiroko Ota
大田 浩子
Ryohei Shimizu
良平 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP3033989A priority Critical patent/JPH02210633A/ja
Priority to EP90102415A priority patent/EP0382192B1/en
Priority to DE1990602774 priority patent/DE69002774T2/de
Publication of JPH02210633A publication Critical patent/JPH02210633A/ja
Priority to US07/873,635 priority patent/US5289408A/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、たとえばICプロセスを用いて基板上に形
成された走査型のトンネル電流探針と記録体、とからな
る記憶装置に対し、上記記録体に情報を書込むための、
また上記記録体から情報を読出すための、上記走査型記
録体に適合した信号処理回路を備える走査型トンネル電
流演算処理装置に関する。
(従来の技術) 周知のように、試料とトンネル電流探針との間に直流電
圧を印加し、その探針の先端を試料表面から数nm程度
の距離に接近させると、トンネル現象によって試料表面
と探針との間を電子が移動する。このトンネル電流値は
、探針および試料間の距離に大きく左右される。
そこで、探針の先端を1μmと鋭くし、その試料の原子
構造との接近部を探針構成原子1個が突き出しているよ
うに処理するとともに、両者間のトンネル電流検出回路
にサーボ回路を付加して両者間距離を制御する圧電アク
チュエータを駆動するようにした走査型トンネル顕微鏡
(STM)が実現されている。この種のSTMにおける
探針の上下駆動は、試料の原子構造プロファイルに対応
したものとなる。よって、探針を試料表面に沿って2次
元に走査させることにより、トンネル電流の変化と合わ
せて原子構造を3次元空間として出力することができる
また、探針および試料間を流れるトンネル電流の関係は
、両者を構成する物質のそれぞれの仕事関数に依存する
ことも分かつている。したがって、探針が走査される間
に探針から得られる電流は、試料に刻まれた凹凸情報で
あるか、試料物質の原子の種類または試料表面にトラッ
プされた電荷のいずれかによって変化される。
第9図は、公知の走査型トンネル顕微鏡を概略的に示す
ものである。第9図においては、探針T(ip)と試料
Mの表面に直流電圧VBを印加し、探針T(ip)の走
査中に検出されたトンネル電流1bの変化に相当する入
力端子を、リファレンス電圧Vrefで調節したプリア
ンプPAに供給する。そして、このプリアンプPAより
出力される制御電圧Veを適宜なサーボ係数(Kl、(
’に2 ) / S’)を有するサーボ回路SCに供給
する。さらに、上記サーボ回路SCからの出力を、探針
T(ip)に連動する圧電トランスジューサTDに印加
する。これにより、探針T(ip)と試料M間の距離を
一定にすることで、前記トンネル電流1bは一定に保た
れる。
一方、STMによってシリコン基板上に直接ノくターン
を描く試みがなされている。たとえば、J、 Vac、
 Sci、 T chnol、 B   Vol、 4
kl  、  Jan/Feb、  1986に、M、
A。
M c Co r d等によってシリコン基板上の金蒸
着薄膜に、印加エネルギーIQeVでのSTMの走査後
によるトラックが刻まれた報告がなされている。また、
同誌には、lQnmdecosenoicLB膜への2
5v。
12nAのビームによる書込み線の報告がされている。
さらに、スタンフォード大学のC,F、  クェート、
ドブリック、アルバート等によって、ICプロセスによ
り構成されたZn20を圧電体とする、208mX20
0μmX5μmサイズの圧電体駆動カンチレバーの先端
に、同じICプロセスで小孔をマスクとして蒸着植体で
ある先鋭な探針を構成してなるSTM(マイクロSTM
)が報告されている。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、STMの周辺技術環境において、ST
Mによるシリコン基板上への表面の凹凸や電荷のトラッ
プなどによる情報の書込みまたはそれらの読出しは公知
であり、STMによる記憶装置を構成できる。しかも、
ICプロセスによる上記のカンチレバータイプのSTM
の出現は、多数のSTMからなる大容量の記憶装置とそ
の他の回路とを組合わせることにより、演算処理装置を
構成することを可能とする。
この発明は、37M記憶装置と信号処理回路とを組合わ
せ、37M記憶装置の読み書き情報の信号処理に適した
効率の良い走査型トンネル電流演算処理装置を提供する
ことを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明の走査型トンネル
電流演算処理装置にあっては、IC基板上にカンチレバ
ータイプのSTMを構成するとともに、その基板上に、
情報がトンネル電流の変化として記録される記録体より
トンネル電流の変化または記録体上の凹凸の変化を検出
して情報を読出す読出し手段、情報の書込み手段、ST
Mカンチレバー走査同期制御のための回路などに加え、
クロックにより信号シフト動作が簡単に得られる入出力
演算手段を、前記読出し手段または/および前記書込み
手段に接続して配設する構成とした。
(作用) 上記のように、37M記憶装置と人出力演算手段とを組
合わせることにより、両者はいずれもクロックで制御さ
れるものであり、また情報演算処理が可能とされるもの
でもあるため、アナログ演算処理が高速に行い得るもの
である。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は、この発明の走査型トンネル電流演算処理装置
を概略的に示すものである。この走査型トンネル電流演
算処理装置は、第1のIC基板10上に圧電素子によっ
て走査駆動可能に構成された第1のカンチレバー11と
、たとえば第2のIC基板20に圧電素子によって走査
駆動可能に構成された第2のカンチレバー21とが直交
されて、上記基板10.20相互が上下に配置された構
成とされている。また、上記第1のIC基板10上には
、CCD回路12、前記圧電素子の走査やCCD回路1
2などを制御する制御回路13、および前記第9図に示
したようなプリアンプや後述する書込み回路、サーボ回
路などを備える駆動回路14が配設されている。
第2図は、上記第1.第2のカンチレバー11゜21の
構成を示すものである。上記第1のカンチレバー11に
はその先端に位置して自由端領域110が設けられ、ま
た第2のカンチレバー21にはその先端に位置して自由
端領域210が設けられている。上記自由端領域110
と210とは互いに上下の関係で相対峙するように配置
されるものであり、その重なり合う領域が走査領域とな
っている。
上記mlのカンチレバー11には、その走査領域の下面
に複数のトンネル電流探針1111゜1112 r 〜
、111nが配設されている。これらの探針1111,
1112.〜.111nは、その走査方向に所定の距離
、たとえば走査振幅とほぼ等しい間隔をもって配設され
ている。また、上記探針1111,11121〜111
nは、第1のカンチレバー11の長手方向に対しても上
記と同様な間隔で配設されている。
上記第2のカンチレバー21には、その走査領域の上面
に記録体(記録媒体)211が設けられている。この記
録体211は、書込みデータに応じた情報が、たとえば
電荷や磁気ドメインを選択された媒体表面に分子サイズ
の格子状として形成されるようになっている。そして、
上記探針1111,1112.〜,1llnと記録体2
11とは充分に接近されるようになっている。
ここで、第1のカンチレバー11における圧電体と電極
との配置について説明する。第1のカンチレバー11に
おいて、2つの圧電体(たとえば、Zn20層)112
a、112bは、上下のAll!極層113(便宜上、
図面では下側のAfI電極層113は示していない)お
よび中間のAI電極層114の平面複数パターンによっ
て挟まれ、3体の分離・独立した圧電駆動体を形成して
いる。
上下のAj7電極層113の、第1のカンチレバー11
をその長手方向に3分するように配置された電極パター
ン113a、113b、113cは2組の圧電駆動体を
形成している。すなわち、電極パターン113b(上下
のAl電極113b。
113b)の1組は、Aj7電極層114をコモン電極
として、それぞれリード線を介して接続される駆動回路
14による逆相の電圧印加により、長手方向に一方が伸
長、他方が収縮し、カンチレバー11を2方向に湾曲せ
しめるための電極である。
また、電極パターン113a、113cのペア(上下の
1電極113g、113aとAl電極113a、113
cのペア)の1組は、カンチレバー11をY方向に湾曲
動作させるための駆動回路14に接続された電極である
一方、第2のカンチレバー21において、上下に相対し
て設けられたAj電極Jl(便宜上、図面では下側のA
I電極層は示していない)212の各電極パターン21
2a、212bは圧電体(Zn20層)213を挾み、
第2のカンチレバー21全体を縦方向に2分して1組の
圧電駆動体を構成している。すなわち、上記電極パター
ン212a、212bのペア(上下のAl電極212a
、212aとAfI電極212b。
212bのペア)は駆動回路14に接続され、それぞれ
の駆動体に印加される逆相の電圧により長手方向に一方
が伸長、他方が収縮し、カンチレバー21をX方向に湾
曲動作させるための電極である。
また、この実施例においては、上記トンネル電流探針1
11..1112.〜,1llnが、第1のカンチレバ
ー11の走査領域の下面に、第2のカンチレバー21の
走査領域の上面に対応するように、その走査方向に所定
の間隔をもって配設されている。すなわち、カンチレバ
ー11の幅の走査方向(Y方向)に対しては走査振幅に
相当するICプロセスのパターンサイズで、またカンチ
レバー11の長手方向(X方向)に対しても同様の間隔
で密に配設されている。これらのトンネル本流探針11
1..1112.〜,1llnは、多数の小孔を格子状
に有するマスクを通して金属蒸着を繰返すことにより、
コーン状に形成される。
一方、第2のカンチレバー21の自由端領域211の、
前記探針1111,1112.〜111nに相対する面
には記録体211が設けられており、この記録体211
には前記探針1111.1112.〜.111nのそれ
ぞれに対応する各領域2111,2112.〜211n
ごとにデータが書込まれるようになっている。なお、こ
の場合、上記領域211.。
2112、〜,211nのそれぞれが後述するS7Mユ
ニットを構成し、さらにたとえば列方向における複数の
領域群124により後述の87Mメモリブロックが構成
される。
このようにして構成された第1および第2の基板10.
20を、第2の基板2oを下、第1の基板10を上にし
て、各カンチレバー11.21の自由端領域110.2
10相互を対応させて重ね合わせることにより、この発
明の一実施例が実現される。
なお、前記トンネル電流探針1111 1112、〜.111nを第2のカンチレバー21に、
記録体211を第1のカンチレバー11に配置すること
も可能である。また、第2の基板20を上、第1の基板
10を下にして、各カンチレバー11.21の自由端領
域110.210相互を対応させて重ね合わせることも
できる。
第3図は、前記COD回路12、制御回路13、および
後述するF I F O(First 1n−Nrst
out )のブロック構成を具体的に模式化して示すも
のであり、第4図に示すCCDブロック121、S7M
メモリブロック124、およびその周辺の回路構成を概
略的に示すものである。
第3図において、121はCCDブロックであり、n個
の表面チャンネル型CCE)アレイ121、.1212
,1213.〜.121nなどからなる。このCCDブ
ロック121の各アレイ121+ 、1212 + 1
213、〜,121nは、たとえば3相のCCDクロッ
ク発生回路122によって制御され、情報を各CCD出
力ダイオード1231.1232 +  1233、〜
123nに対してパラレルに出力するようになっている
。また、上記CCDブロック121は、そのアレイ部の
前半部分が受光部121a、後半部分が転送部121b
とされている。
一方、124は前述した複数の領域によフて構成される
87Mメモリブロックであり、n個のS7Mユニット(
領域)211□、2112゜2113、〜,211nか
らなる。このメモリブロック124の各ユニット211
0,211□。
2113、〜,211nは、STM走査同期制御回路1
25からの書込み制御パルスによってそれぞれの情報書
込み回路126+、1262゜1263、〜.126n
が制御され、これにより前記第1のカンチレバー11上
に設けられたトンネル電流探針群111 (111+ 
、1112.〜111n)の対応する探針が動作される
ことによって所定の位置から情報の書込みが行われる。
また、上記各S7Mユニット2111,2112゜21
13、〜,211nは、前記STM走査同期制御回路1
25からの読出し制御パルスによってそれぞれの読出し
増幅器127..127□。
127、、〜,127.が制御され、これにより前記ト
ンネル電流探針群111の対応する探針が動作されるこ
とによって所定の位置から情報の読出しが行われる。な
お、これら情報の書込みま。
たは読出しは、システムコントローラとしてのCPU1
28からのモード信号が供給されるモード選択回路12
9、およびCPUI 28からのブロック選択信号が供
給されるSTMブロック選択回路136により制御され
る。また、各ユニット2111.2112 + 211
31〜,211.の容量は、走査ストロークを1100
nとした場合、lnmの密度で、2次元(x、y)のシ
リアル記録空間に10000 (点)デジットを有する
前記CODブロック121のn個のCOD出力ダイオー
ド1231.1232,123.、〜123nと、n個
の87Mユニット2111゜2112.21131〜.
211nを備える87Mメモリブロック124とを接続
するパラレルインターフェイス回路130は、CCCD
−5T同期制御回路131の制御による所定のタイミン
グで、上記CCD出力ダイオード1231゜1232.
1233.〜,123nを介して送られる情報を各ペア
ごとに対応する情報書込み回路126、.1262.1
263.〜,126nに出力するようになっている。こ
こでは、たとえばCODの転送スピード(fc)とST
Mの書込みスピード(f t)との関係が整数倍(f、
、t −nfc(nは整数))となるように制御される
したがって、各CCDアレイ1211,1212 。
1213、〜.121.の1転送容量を1000(画素
)デジットとし、fc−100KHzの速度にて転送す
ると、n−10の場合、STMの走査中にft−IMH
zのクロックにより書込みが行われる。この時、シリア
ル記録空間には1対10のインターリーブで書込みが行
われ、10回のパラレル転送によってSTMメモリブロ
ック1つで10フレームの画像が記録できる。
一方、パラレルインターフェイス回路(P I F)1
32は、上記読出し増幅器1271,1272゜127
3、〜.127.からの情報を、アナログバス133、
または後述するスイッチトキャパシティ回路の延長とし
てのA/D変換器134を介してデジタルバス135に
出力するようになっている。
なお、パラレルインターフェイス回路130.132、
および137は、デジタル信号をも取扱うことが可能な
、たとえばMOS型のスイッチトキャパシティ回路(S
C回路)により構成されている。
また、上記パラレルインターフェイス回路130.13
2、および87Mメモリブロック124は、前記CPU
128に接続されたSTMブロック選択回路136の制
御によって選択されるようになっている。
ここで、第5図を参照して情報の読出し動作について説
明する。情報を読出す場合、まず駆動回路14によって
、第1.第2のカンチレバー11゜21にそれぞれ配設
された電極パターン113g。
113cおよび212g、212bに逆相の電圧を交互
に印加せしめる。これにより、第1のカンチレバー11
はYで示す方向に振動し、また第2のカンチレバー21
はXで示す方向に振動する。
このとき、駆動回路14が、それぞれの周期を定めて同
期を取ることにより、第1のカンチレバー11の自由端
領域1】0にあるトンネル電流探針群111(111,
〜11 in )が、それぞれ相対する第2のカンチレ
バー21の自由端領域210上の記録体211を走査す
る。
また、上記駆動回路14によって、トンネル電流探針群
111(i−n/2)のたとえば中央のトンネル電流探
針からのトンネル電流をサーボし、このサーボ電圧を第
1のカンチレバー11の電極パターン113bに印加す
る。これにより、第1のカンチレバー11が上下方向、
つまり第2図に2で示す方向に駆動され、前記トンネル
電流探針群111と記録体211との距離が所定の間隔
に保持される。
この状態において、CPU128からのモード信号によ
ってモード選択回路129が制御されるとともに、ST
M走査同期制御回路125からの読出し制御パルスが、
STMブロック選択回路136によって選択された87
Mメモリブロック124の読出し増幅器群127 (1
27z〜127n)に供給される。これにより、上記S
TMブロック選択回路136によって選択された87M
メモリブロック124は、トンネル電流探針群111に
より図示矢印i方向に走査される間に、各37Mユニッ
ト2111〜211nに対応する探針によって情報が読
出される。
このようにして、上記探針群111の走査移動中におい
て、上記STMブロック選択回路136によって選択さ
れた87Mメモリブロック124に属する複数の探針か
らのトンネル電流が読出し増幅器群127によって検出
され、そのトンネル電流の変化がパラレルインターフェ
イス回路132よりアナログバス133、またはA/D
変換器134を介してデジタルバス135に出力される
。これにより、上記記録された情報が、アナログ記録デ
ータr20.0.5.0.0゜1、・・・」、またはデ
ジタル記録データ「160.1.0,0.1.・・・」
として読出される。
次に、第6図を参照して情報の書込み動作について説明
する。情報を書込む場合、第1のカンチレバー11の自
由端領域110にあるトンネル電流探針群111が第2
のカンチレバー21の自由端領域210上の記録体21
1を走査している状態において、CPU128からのモ
ード信号によってモード選択回路129が制御されると
ともに、STM走査同期制御回路125からの書込み制
御パルスが、STMブロック選択回路136によって選
択された87Mメモリブロック124の情報書込み回路
群126 (1261〜126.)に供給される。これ
により、上記STMブロック選択回路136によって選
択された87Mメモリブロック124は、トンネル電流
探針群111により図示矢印U方向に走査される間に、
各37Mユニット2111〜211nに対応する複数の
探針により情報が書込まれる。
このようにして、上記探針群111の走査移動中におい
て、COD出力ダイオード群123(123,〜123
n)を介してパラレルインターフェイス回路130に転
送される情報が、COD−STM同期制御回路131の
タイミングで各情報書込み回路群126 (1261〜
126n)に供給される。これにより、上記STMブロ
ック選択回路136によって選択された87Mメモリブ
ロック124に属する探針によって、各ユニット211
1〜211nに上記書込むべき情報が、アナログ記録デ
ータr15.0゜10、J、またはデジタル記録データ
r1.0゜1、・・・」としてシリアル記録され、全体
としてn個のパラレルブロック記録が行われる。
第7図は、トンネル電流探針の1つが87Mメモリブロ
ック124の対応する37Mユニット(たとえば、87
Mユニット2111)を走査することによって記録され
た情報の一例を示すものである。第7図において、上記
探針は書込み開始位lStより実線で示すベクトルu 
(x、y)のように移動し、点で示す情報を書込んでい
くようになっている。この場合、書込み開始位置Stの
方向と終了位置の方向とを揃えることで、書込み開始位
置(または読出し開始位置)Stへの復帰時間が短縮で
きる。
第8図は、上記のようにして書込まれた情報を読出す場
合の探針の移動ベクトルを示している。
この実施例においては、読出しベクトルを一点鎖線で示
すと、同図(a)または(b)に示すように、F I 
F O(PIrsL In−First out)また
はL I F O(Last In−First ou
t )による記録の方式が、前記STM走査同期制御回
路125の制御により可能とされている。勿論、前記S
TM走査同期制御回路125の制御により、走査の途中
から開始位置Stへの短縮復帰もできる。
上記したように、STMからなる大容量の記憶装置と、
その他の回路、たとえばCOD回路などのS7M記憶装
置との読み書き情報信号の処理に適した信号処理回路を
組合わせることにより、高速度にて演算処理が行い得る
ようにしたものである。すなわち、S7M記憶装置に必
要なトンネル電流検出回路、情報書込み回路、STM走
査同期制御回路などに加え、クロックにより信号シフト
動作が簡単に得られるCOD回路を、前記トンネル電流
検出回路または情報書込み回路に接続した状態で同一基
板上に配設することにより、情報の入出力を行うことが
できるようにしている。また、前記トンネル電流検出回
路の後に同じくクロック動作で作動するスイッチトキャ
パシティ回路を有し、トンネル電流を入力とする電流回
路からAND10R回路を、さらにこれと信号反転回路
とを併せることによって複数のSTMに対する情報出力
のための論理回路を構成するようにしている。
上記87M記憶装置は、記録体上を所定の走査速度Vs
での移動中において、所定の時間間隔’rp  (クロ
ック周波数f t−1/ (Tp))によりパルス幅T
dで情報を記録する。一方、CCD回路における情報入
力や情報転送には、三相、二相、疑似−相、および四相
転送などの種々の方法がある。今、このCCD回路のク
ロック周波数をfcとし、この発明の特徴であるパラレ
ル転送を前提とすると、1つのCCD回路に1つの87
M記憶装置を対応させた場合、各対応ユニットごとにシ
リアル記録が行える。このように、両者はともにクロッ
クで制御される装置であり、またアナログ処理が行える
装置でもあるため、簡単に高速演算処理が実現できる。
すなわち、前記87M記憶装置では、情報書込みの大き
さに応じて、トンネル電流によるアナログ信号記録が行
える。また、CCD回路もアナログ信号処理が可能であ
るため、アナログ入力情報をCCD回路によって転送出
力後、簡単なインターフェイス回路により、A/D変換
器を用いることなく、87M記憶装置の記録体上に高速
にアナログ記録が行える。
また、STM記録アナログレファレンス信号源回路と併
せることにより、上記の各回路間で多値論理回路を構成
することができる。
さらに、前記CCD回路は、光センサ機能を併せもつこ
とができるため、画像入力から画像演算処理にいたるま
で、多機能1チツプ処理回路が簡単に構成できる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可
能なことは勿論である。
(発明の効果) 以上、詳述したようにこの発明によれば、STMからな
る大容量の記憶装置と、その他の信号処理回路とを組合
わせることにより、87M記憶装置の読み書き情報の信
号処理に適した効率の良い走査型トンネル電流演算処理
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である走査型トンネル電流
演算処理装置を分解して示す構成図、第2図は走査型ト
ンネル電流演算処理装置のカンチレバーを取出して示す
斜視図、第3図は回路の構成を概略的に示すブロック図
、第4図は全体的な回路構成を示すブロック図、第5図
は情報の読出し動作を説明するために示す図、第6図は
情報の書込み動作を説明するために示す図、第7図は書
込み時のトンネル電流探針の走査と記録された情報の一
例を示す図、第8図は書込み時と読出し時とにおけるト
ンネル電流探針の走査の一例を示す図であり、第9図は
従来技術とその問題点を説明するために示す図である。 10・・・IC基板、11・・・第1のカンチレバー1
2・・・CCD回路、13・・・制御回路、14・・・
駆動回路、20・・・IC基板、21・・・第2のカン
チレバ111 (111+ 、1112.1113.〜
111n)・・・トンネル電流探針、121・・・CC
Dブロック、1211+  1212 +  1213
、〜121、・ CCDアレイ、124−3 T Mメ
モリブロック、125・・・STM走査同期制御回路、
126 (1261,1262,1263,〜126n
・・・情報書込み回路、127 (1271゜1272
.1273.〜,127n)・・・読出し増幅器、12
8・・・CPU、131・・・CCCD−5T同期制御
回路、211・・・記録体、21112112.211
3 、〜,2111 ・・57Mユニット(領域)。 出願人代理人 弁理士 坪井  淳 第 図 第 図 (7′ゾタルムご1時 20(アナログ1已鋒) 第 図 B ぐrブタノ4己会象) 15  (7rO’7”!ellt) 第6図 (a) 第 図 第8 図 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 IC基板上に構成され、圧電素子によって走査駆動され
    るカンチレバー体と、 このカンチレバー体の先端に設けられたトンネル電流探
    針と、 このトンネル電流探針に対向して設けられ、前記探針と
    の相対的移動による前記探針の走査によりトンネル電流
    の変化を生じせしめるように情報が記録される記録体と
    、 前記IC基板上に設けられ、前記トンネル電流探針から
    の電流を検出して情報を読出す読出し手段と、 前記トンネル電流探針により前記記録体に情報を書込む
    書込み手段と、 これら書込み手段または/および読出し手段に接続され
    、クロックで作動する入出力演算手段と前記圧電素子の
    駆動と、前記書込み手段、読出し手段および入出力演算
    手段を制御する制御回路と を具備したことを特徴とする走査型トンネル電流演算処
    理装置。
JP3033989A 1989-02-09 1989-02-09 走査型トンネル電流演算処理装置 Pending JPH02210633A (ja)

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EP90102415A EP0382192B1 (en) 1989-02-09 1990-02-07 Scanning tunneling microscope memory apparatus
DE1990602774 DE69002774T2 (de) 1989-02-09 1990-02-07 Rastertunnelmikroskop-Speichergerät.
US07/873,635 US5289408A (en) 1989-02-09 1992-04-23 Memory apparatus using tunnel current techniques

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05188045A (ja) * 1991-06-20 1993-07-27 Univ Leland Stanford Jr 音響顕微鏡装置及び方法
US5481522A (en) * 1993-08-26 1996-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Recording/reproducing method and apparatus using probe

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JPH05188045A (ja) * 1991-06-20 1993-07-27 Univ Leland Stanford Jr 音響顕微鏡装置及び方法
US5481522A (en) * 1993-08-26 1996-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Recording/reproducing method and apparatus using probe

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