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JPH02208064A - 熱中間調記録装置 - Google Patents

熱中間調記録装置

Info

Publication number
JPH02208064A
JPH02208064A JP1029326A JP2932689A JPH02208064A JP H02208064 A JPH02208064 A JP H02208064A JP 1029326 A JP1029326 A JP 1029326A JP 2932689 A JP2932689 A JP 2932689A JP H02208064 A JPH02208064 A JP H02208064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
matrix
recording
pixel
pattern
thermal head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1029326A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Inoue
井上 信浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1029326A priority Critical patent/JPH02208064A/ja
Publication of JPH02208064A publication Critical patent/JPH02208064A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は熱記録方式により中間調画像を記録する熱中間
調記録装置に関する。
(従来の技術) 従来、熱記録方式を用いて中間調画像を記録するには、 (I)白と黒の2値画像記録用の通常のサーマルヘッド
を用いて1画素をn庶出きする。
<n>入力エネルギに応じて発熱面積を変えられる中間
調サーマルヘッドを用いて1画素毎に面積変調をかける
という2つの方法が代表的であった。
このうち、(1)の方法に用いられるサーマルヘッドは
第7図(a)に示す如く電極701.702間に長方形
の発熱体703を有し、電極701.702間の電流を
例えば半導体スイッチでon、offしつつ発熱体70
3を発熱させることにより記録を行うものである。
このサーマルヘッドの記録特性は同図(b)に示されて
おり、これによれば、記録1ネルギが点Aより大きくな
ると記録濃度が急激に上昇し、定レベル以上の記録エネ
ルギに達すると記録濃度が飽和状態となる。
従って、この記録特性にもとづきサーマルヘッドに適当
な記録エネルギを与えて所要の記録濃度を得ることすな
わち中間調画像を記録することは理論上可能である。
しかしながら実際の記録動作では、変調できる記録エネ
ルギのダイナミックレンジすなわち変調エネルギ幅70
4が狭すぎるため、記録エネルギの多少の誤差が拡大さ
れて記a濃度にバラツキを生じ、その結果、安定した中
間調記録画像を青ることが極めて困難であった。
ここで変調エネルギ幅704が狭いことの検証を行って
みる。
それは発熱体703内部の各々の箇所における発熱状態
を調べることで分かり、また、この発熱状態を知るには
それに関与する電流iの当該発熱体703内部での分布
を調べればよい。
何故ならば、発熱体703の発熱量は入力エネルギEに
より決まり、この入力エネルギEは電流iにより決まる
からである。
すなわち、抵抗値をRとするとき、入力■ネルギEは E=R−i2         ・・・(1)で表すこ
とができ、この中の電流iは電磁見学より、電圧■、導
電率σとした場合、 のベクトルで表すことができる。
ここで電圧Vは、 のラプラス方程式となる。
以上の方程式はコンピュータ計拝方法の1つである境界
要素法で解くことができ、これにより求められた電流ベ
クトルの分布例が第8図に示されている。
第8図は、特に、電極701を電極702より高い電圧
とした記録動作状態での発熱体703内の電流分布特性
を示したものであり、電流ベクトル705の長さが電流
の強さに相当している。
同図からも明らかであるように、発熱体703内の電流
の大きさは一様であるから、(1)式を参照することに
よってその光熱も一様に生じることが分かる。
ところで、こうした熱記録方式を用いた画像記録の一形
式として熱転写記録方式が知られている。
これはインクフィルムに塗布しである熱溶融性のインク
を上述した如くのサーマルヘッドの発熱で溶かして記録
紙に付着させることにより画像を記録する方法であるが
、上記インクはワックスを主成分としており、固相から
液相への相変化がある溶融点を境にして発生する。
従って、実際の記録動作では、サーマルヘッドの発熱体
703が一様に光熱して上記溶融点に達すると、記録紙
に密着してこのサーマルヘッドに当接されているインク
フィルムのインクがすぐに固相から液相へ相変化して上
記記録紙に転写され、その後は直ちに固相付着して記録
が終了する。
第7図(b)の記録特性において、変調エネルギ幅70
4が狭いのはこのためである。
こうした記録特性を有するサーマルヘッドは、本来、飽
和した記録濃度を用いる白と黒の2値画像記録にこそ適
したものである。
このため、従来、この種のサーマルヘッドを中間調画像
記録のために転用しようとすると、記録走査上の特別な
工夫が必要であった。
その1つが、第9図に示す如く、1Xnのマトリクスで
構成される1画素の画像をn回のずらし書きにより表現
する方法である。
第9図はnを4とした場合の例であるが、階調Oのとき
は何も記録せず、階調1のときは1回(1×4のマトリ
クス中の、IX1段目要素)のみ記録する。
同様に、階11g12のときは2回(同、IX2段目要
素まで)記録し、階調3のときは3回(同、1×3段目
要素まで)記録する。
そして、l?i1!14のときは4回とも(同、1×4
段目要素まで)全て記録すれば、白黒2値画像の面積変
調による都合5階調の中間調画像の表現が可能となる。
これに対して(n)の方法は1画素に付き1回の走査で
直接面積変調をかけるという主旨にもとづくものであり
、第10図(a)に示す如く、電極1001,1002
、発熱体1003を具備した中間調サーマルヘッドが用
いられている。
この中間調サーマルヘッドでは、エネルギの投入量に応
じて上述した如くの面積変調が容易に行えるように、発
熱体1003の形状に特徴を持たせている。
ここで、電極1001に電極1002より高い電圧を印
加しつつ発熱体1003を発熱させる記録動作状態にお
いて、この発熱体1003内の電流ベクトルの分布を先
に述べたjM界要素法により解析するものとする。
その解析結果を示したものが第11図であり、発熱体1
003内の電流ベクトル1005の分布(電流ベクトル
1005の長さが電流の強さに相当している)をみると
、そのレベルが中央に近づくほど大きくなっていること
が分かる。
更に、この記録動作時における発熱体1003内の画点
サイズに着目すれば、入力エネルギが小さい方から順に
大きくなるに従ってその時の画点が1006から100
7そして1008へと順に拡大していく様子が分かる。
こうした動作特性を有する中間調サーマルヘッドの記録
特性は第10図(b)に示され、これを第7図(b)に
示す非中間調サーマルヘッドの記録特性と比較すると、
前者の変調エネルギ幅1004が後者の変調エネルギ幅
704より大幅に拡大しているのが明らかであり、この
ことからその幅内を適当に分割することによって前者に
おける中間調レベルの設定が後者に対して容易であるこ
とが分かる。
このように従来では、非中間調サーマルヘッドを用いて
1画素をn度書きしたり、あるいは中間調サーマルヘッ
ドを用いて1画lA毎に直接面積変調をかけることによ
り中間調画像の記録が可能であった。
しかしながら、そのいずれの方法においても、特に、中
間濃度の画像記録に際して記録品質の劣化を避けられな
かった。
その原因は、記録時に隣接する画素間の転写インクがつ
ながってしまういわゆるブリッジの発生にあるが、その
ことを第12図を参照して説明する。
第12図(a)は低濃度画像記録時の隣接画素に関する
発熱ドツト1201と転写ドツト1202の関係を示し
たものである。
このように画点サイズが比較的小さい低濃度画像を記録
する場合、隣接する画素の光熱ドツト1201間に充分
な離間距離dが確保されるためにインクフィルムから溶
融して転写されるインクの転写ドツト1202に関して
もそれに見合った充分な離間距離が確保されることにな
る。
これに対し中濃度画像では画点サイズが大きく、その記
録時には、同図(b)に示す如く、隣接する画素の発熱
ドツト1203間の離間距離d′が中濃度画像に比べて
極めて小さくなる。
従ってその画素の転写ドツト1204間の離間距離も小
さいものとなり、転写後に記録紙を引き剥がす際、不要
箇所(発熱ドツト1203以外)のインクまでが一緒に
引き剥がされてつながってしまういわゆるブリッジ12
05を生じこともあった。
こうしたブリッジ1205の発生は、記録ドツトのつぶ
れを誘発し、画質を不自然なものとするが、この種の画
質の不自然さは濃度の高い画像ではそれほど目立たず、
中間濃度の画像において最も著しい画質の劣化を感じる
ことになった。
(発明が解決しようとする課題) このように上記従来の熱中間調記録装置では、非中間調
サーマルヘッドを用いて1画素をn度書きするかあるい
は中間調サーマルヘッドを用いて1画素毎に面積変調を
かける方法により中間調画像を記録可能であるものの、
両方法とも同一階調に関して1@類の階調パターンしか
持っておらず、中間濃度以上の画像記録に際して同じよ
うな画点サイズの画素が隣接するような場合、当該画素
間で転写インクによるブリッジを生じ易く、特に、中間
濃度の画像記録に際して画質の劣化を免れないという問
題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて成されたものであり、中間濃
度以上の画像記録に際して隣接画素間の転写インクによ
るブリッジの発生を極力低減し、特に、中間濃度の記録
画像の画質改善を果たすことのできる熱中間調記録装置
を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の熱中間調記録装置は、1画素を1Xn(nは整
数、n≧2)のマトリクスで構成し、該マトリクスの各
要素毎に面積変調を行いつつそれらの変調面積の総和に
より前記1画素に関する階WA度を表現する時、前記面
積変調を熱記録方式により実現するサーマルヘッドと、
前記階調度に対する前記変調面積の変化態様を規定した
マトリクスパターンを記憶するパターンテーブルと、該
パターンテーブルに記憶されるマトリクスパターンの1
つであって、前記階調度の増加に対して前記変調面積の
拡張が1番目のマトリクス要素から順にn番目のマトリ
クス要素へと進行し、その変調面積たる画点サイズが前
記マトリクス要素の順に小さな画点サイズから大きな画
点サイズへと変化するように並ぶ第1のマトリクスパタ
ーンと、前記パターンテーブルに記憶されるマトリクス
パターンの他の1つであって、前記階調度の増加に対し
て前記変調面積の拡張が第1のマトリクスパターンとは
逆にn番目のマトリクス要素から順に1番目のマトリク
ス要素へと進行し、その変調面積たる画点サイズが前記
マトリクス要素順に大きな画点サイズから小さな画点サ
イズへと変化するように並ぶ第2のマトリクスパターン
と、熱記録媒体の搬送に同期させて前記サーマルヘッド
を発熱駆動する際、記録画素における各マトリクス要素
の配列方向と直行する記録走査方向に前記第1のマトリ
クスパターンと前記第2のマトリクスパターンとを交互
に用いつつ入力画データを前記サーマルヘッド駆動用の
データに変換して出力するサーマルヘッド駆動制御手段
とを具備して構成される。
(作用) 本発明の熱中間調記録装置は、従来の技術の欄で述べた
(I)と(n)の両方法の利点を取り入れ、1画素を1
×nのマトリクスとし、中間調サーマルベツドを用いて
1Xn個のマトリクス要素毎に面積変調をかけつつn度
書きによって所定の階調を得ようとするものである。
その際、階調度に対応させて変調面積(画点サイズ)を
規定したマトリクスパターンとしては、階調度の増加に
伴いマトリクス要素の配列方向に対して小さな画点サイ
ズから大きな画点サイズへと変化していく第1のマトリ
クスパターンと、逆に大きな画点サイズから小さな画点
サイズへと変化していく第2のマトリクスパターンとを
用意し、これらを記録画素のマトリクス要素の配列方向
と直行する記録走査方向へ交互に用いるようにしている
そうすることで、記録雨上ではマトリクス要素の配列方
向と直行する方向の隣接画素のドツト配列に関して大き
い画点サイズと小さい画点サイズが隣り合うというよう
にその間隔がこれまでのものより大きい状態を呈するこ
とになる。
上述した中間濃度での画質の劣化は、こうしたドツトの
間隔が狭く転写インクによるブリッジを誘発することで
生じており、その原因を取り除くことで、特に、中間濃
度において良好な記録画が得られることになる。
但し、この方法では、濃度が高くなると隣接画素のドツ
ト間隔が小さくなってブリッジを生じ易くなるが、この
ような高濃度の画像は全射的に黒っぽい画像であってブ
リッジが見掛上の画質に与える影響はそれ程大きなもの
とはならない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて詳細に
説明する。
第1図は、本発明に係る熱中間調記録装置の要部構成を
示す概念図である。
第1図において、装置駆動系は、パルスモータ101、
このパルスモータ101にベルト等により連結される搬
送ローラ102、この搬送ローラ102に圧接されるサ
ーマルヘッド103、その圧接力を付与するバネ104
、搬送ローラ102とサーマルヘッド103との間に介
在されるインクフィルム105、このインクフィルム1
05を両端で巻回するインクフィルムローラ106およ
び107、搬送O−ラ102の近傍でインクフィルム1
05を支持するガイドシャフト108および109、転
写位置にてインクフィルム105と密着するように搬送
ローラ102とサーマルヘッド103間に供給される記
録紙110を具備して構成される。
一方、その制御系は、サーマルヘッド103の発熱駆動
を制御するサーマルヘッドコントローラ111と、パル
スモータ101の回動を制御するプリンタコントローラ
112とで構成される。
ここでサーマルヘッドコントローラ111はドツトカウ
ンタ1111、ラインカウンタ1112、パターンテー
ブル1113を具備して成り、原稿読取り部等から入力
する画データd1をサーマルヘッド103をドライブ可
能なサーマルヘッド制御データd2に変換して出力する
サーマルヘッド103は上記サーマルヘッド制御データ
d2により発熱駆動され、その発熱エネルギによりイン
クフィルム105のインクを溶融して記録紙110に転
写せしめる。
一方、プリンタコントローラ112はプリンタ制御デー
タd3によりプリント動作を起動し、上述した画データ
d1の記録に同期してパルスモータ101を回動させつ
つインクフィルム105および記録紙110を31走査
方向へ搬送する。
この搬送制御に関しては、1ライン分の記録が終了する
毎にドツトカウンタ1111から1ライン記録終了デー
タd4が出力されるため、プリンタコントローラ112
はこの1ライン記録終了データd4を受は取ったタイミ
ングでパルスモータ101の回動およびその角度を制御
し、インクフィルム105および記録紙110を1ライ
ン分だけ副走査方向へ搬送するようにしている。
この搬送に伴うガイドシャフト108の作用によって記
録紙110は転写インクが付着したままインクフィルム
105から剥離され、これにより当該記録紙110上に
は上記画データd1に応じた所定の記録画が得られるこ
とになる。
ところで、本発明ではサーマルヘッド103として第1
1図に示ず如くの@造を有する中間調サーマルヘッドを
用いている。
そして、1画素を1×nのマトリクス構成としたうえで
、上記中間調サーマルヘッド103を用いてそのマトリ
クス要素毎に面積変調を行って各階調度の画像表現を行
うようにしている。
ここで、階調度に対する変調面積の変化態様を規定した
マトリクスパターンとしては、以下に述べる2種類のも
のを用いている。
すなわち、このマトリクスパターンのうちの第1のもの
は第2図に示されている。
第2図は、特に、1画素を主走査方向×副走査方向に関
して1×2のマトリクスとした場合の例であり、このマ
トリクスを構成する要素m1゜m2内の黒塗り部分の面
積の大小によりOから16までの階調が表現される様子
が示されている。
ここでマトリクス要素m1.m2内の黒塗り部分の面積
は、l@調が増す毎に一定の規則性をもって増えている
すなわち、第2図に示す第1のマトリクスパターンでは
、階調1に対して図の下側のマトリクス要素m2から黒
塗りが開始され、その後は階調の増加に応じてマトリク
ス要素m2が全て黒塗りされた後、上側のマトリクス要
素m1の黒塗りへと進んでいる。
実際の記録では、マトリクス要素ml 、m2内の黒塗
り部分の面積は画点サイズに相当するから、この第1の
マトリクスパターンは、換言すると、マトリクス要素m
l 、第2の配列方向に小さい画点サイズから大きい画
点サイズへと変化するものであるということができる。
これに対して本発明で用いる第2のマトリクスパターン
は第3図に示されている。
この第2の7トリクスパターンも1画素を主走査方向X
 IJ走査方向に関してIX2のマトリクスとしたうえ
でそのマトリクス要im1 、m2内の黒塗り部分の面
積の大小によりOから16までの階調を表現する点では
同じであるが、当該マトリクス要素m1 、m2内の黒
塗り部分の面積の変化のしかたは第1のマトリクスパタ
ーンとは異なっている。
すなわち、第1のマトリクスパターンは階調の増h口に
応じて下側のマトリクス要素m2から黒塗りが開始され
るのに対して第2のマトリクスパターンは上側のマトリ
クス要im1から順にマトリクス要¥Am2へと@塗り
部分の面積が増えていくようになっており、その変化を
マトリクス要素m1 、第2の配列方向に関してみれば
第1のマトリクスパターンと逆になっていることが分か
る。
従ってこの第2のマトリクスパターンは、1述した画点
サイズの1itiでとらえるとき、マトリクス要素m1
 、第2の配列方向に大きい画点サイズから小さい画点
サイズへと変化するものであるということができる。
このような画点サイズの変化の傾向は第2図と第3図に
関して、上側マトリクス要素m1内の黒塗り部分の面積
と下側マトリクス要素m2内の黒塗り部分の面積が顕著
に買なる中間階調、例えば、9〜11m調同志(AとA
’ )を比べると特によく分かる。
本発明の然中間調記録装置では、上記第1と第2のマト
リクスパターンをそのマトリクス要素m1 、第2の配
列方向と直行する記録走査方向に交互に用いるようにし
ている。
ここではマトリクス要素m1 、第2の配列方向を副走
査方向としたため、第1のマトリクスパターンと第2の
マトリクスパターンを主走査方向に交互に用いることに
なる。
これを実現するためにサーマルへラドコンドコントロー
ラ111では、画データd1と、その入力に合わせたド
ツトカウンタ1111およびラインカウンタ1112の
カウント値とから何ライン目の何ドツト目が何階調であ
るかを判断し、主走査方向の各ドツト毎にその@調に応
じた第1または第2のマI・リクスパターンをパターン
テーブル1113から交互に読出してサーマルヘッド1
03に供給する。
ここで各ドツトは副走査方向へ連なる2つのマトリクス
要素m1.第2で構成されているため、1ラインを完全
に記録するためには2度書きする必要があり、そのため
のインクフィルム105および記録紙110の副走査方
向への搬送はプリンタコントローラ112が制御してい
る。
このように本発明は、中間調サーマルヘッドを用いて1
画素毎に面積変調をかけ、かつ1画素をn度書きにより
表現することから、従来の技術の髄で述べた(I)と(
II)の方法を組合わせた記録方式ということができる
係る制御の下に行われる記録走査の一例を第4図に示し
ている。
同図において、各ライン毎にその主走査方向のマトリク
スパターンの配列に着目すれば、奇数ドツトと偶数ドツ
トで第1のマトリクスパターンと第2のマトリクスパタ
ーンが交互に用いられていることが分かる。
また、第5図にはこの記録走査に対応して青られる記録
画像すなわち転写ドツトの拡大模式図が示されている。
同図において、主走査方向の隣接画素である画素501
と502に着目すれば、画素501が一1走査方向に関
して小さい画点5011と大きい画点5012との組合
わせ(第1のマトリクスパターン)で記録されているの
に対し、画素502は同方向に関して逆に大きい画a5
021と小さい画95022との組合わせ(第2のマト
リクスパターン)で記録されている。
これを主走査方向にみれば、画素501と502の1走
査目では小さい画点5011と大きい画点5021とが
隣接し、2走査目では大きい画点5012と小さい画点
5022とが隣接することになる。
従ってこれら両画素501.502間における転写ドツ
トの主走査方向の離間距離りは、1種類の7トリクスパ
ターンによる画点が隣接していた従来V71!ll′と
比べて非常に大きなものとなり、ブリッジの発生を起こ
り難くすることができる。
特に、中間濃度でのブリッジの発生は画質を大きく低下
させるため、その原因を取り除くことは画質向上に大き
く貢献することになる。
上記実施例は、マトリクス要素の配列を副走査方向とす
る1×2のマトリクスを用いた場合の記録制御に関する
ものであるが、この他、マトリクスとしてはIX3のも
のを用いることができ、その場合の記録画像の拡大模式
図が第6図に示されている。
同図において、主走査方向の隣接画素601と602に
着目すると、画素601はa1走査方向へ小さい画a6
011から中くらいの画点6012を経て大きい画a6
013へと順に変化するマトリクスパターン(第1のマ
トリクスパターン)で記録されるのに対して、画素60
2はこれとは逆に大きい画a6021から中くらいの画
点6022を経て小さい画a6023へと順に変化する
マトリクスパターン(第2のマトリクスパターン)で記
録されている。
ここで、これら各画素601,602を主走査方向にみ
れば、例えば、小さい画a6011と大きい画点602
1というような配列となってそれらの間には主走査方向
に充分な11間距離D′を確保することができ、ブリッ
ジ発生防止の点において上述のものと同祿の効果を得る
更に、本究明はマトリクス要素の配列を主°走査方向と
するマトリクスパターンを用いることもでき、その場合
はこのマトリクスパターンに合わせてサーマルヘッド1
03の駆動、インクフィルム105および記録紙110
の搬送に係る制御を変更すればよい。
〔発明の効果〕
以1説明したように本発明の熱中間調記録装置によれば
、1画素を構成する1×nのマトリクスの各要素毎に面
積変調可能な中間調サーマルヘッドを用い、そのマトリ
クスパターンに関しては階lit度に応じてマトリクス
要素の配列方向に大きい画点サイズから小さい画点サイ
ズへと変化していくものと、逆に小さい画点サイズから
大きい画点サイズへと変化していくものとの2種を用意
し、これらを記録画素のマトリクス要素の配列方向と直
行する方向へ交互に用いつつ記録走査を行うようにした
ため、隣接する画素のドツト間隔が大きくなって転写イ
ンクによるブリッジを生じ難く、特に、中間濃度の画像
記録に際してその画質を大幅に向上させることできると
いう優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る熱中間調記録装置の要
部構成を示す図、第2図は本発明の熱中間調記録装置で
用いる第1のマトリクスパターンの一例を示す図、第3
図は本発明の熱中間調記録Iffで用いる第2のマトリ
クスパターンの一例を示す図、第4図は第2図および第
3図に示したマトリクスパターンを用いた記録走査の一
例を示す図、第5図は本発明の熱中間調記録装置におけ
る記録例を示す模式図、第6図は1画素に付き1×3の
マトリクスを用いた場合の本発明の熱中間調&!録装置
における記録例を示す模式図、第7図は従来のサーマル
ヘッドの電極構造およびその記録特性を示す図、第8図
は第7図に示したサーマルヘッドの発熱体703におけ
る電流分布を示す模式図、第9図は第7図に示したサー
マルヘッドを用いた中間調記録方法を説明するための略
図、第10図は中間調サーマルヘッドの電極4i造およ
びその記録特性を示す図、第11図は第10図に示した
中Haサーマルヘッドの発熱体1003における電流分
布を示す模式図、第12図はこの種の従来の熱中間:A
記8装置における画質劣化の原因を説明するための図で
ある。 101・・・パルスモータ、102・・・搬送ローラ、
103・・・サーマルヘッド、104・・・バネ、10
5・・・インクフィルム、106,107・・・インク
フィルムローラ、108,109・・・ガイドシャフト
、110・・・記録紙、111・・・サーマルヘッドコ
ントローラ、112・・・プリンタコントローラ、11
11・・・ドツトカウンタ、1112・・・ラインカウ
ンタ、1113・・・パターンテーブル、501゜50
2.601,602−・・画素、5011゜5012.
5021,5022,6011゜6012.6013,
6021,6022゜6023・・・画点、701,7
02,1001゜1002−W極、703,1003・
l熱体、704.1004・・・変調エネルキ幅、7o
5゜1005・・・電流ベク!・ル、1201.120
3・・・発熱ドツト、1202.1204・・・転写ド
ツト、1205・・・ブリッジ、ml 、m2・・・マ
トリクス要素 n=2におけろ章1のマトリクスパターン第2図 7L= 21.:あ゛ける’12のマトリクスパターン
第3図 主之i方向 主之i8句 ○○○ 第6図 1之115向 第8図 第7図 (a) 昌−」走査右向 第7図(b) 記昧濃度 主走査方向 第12図(a) 第12図(b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1画素を1×n(nは整数、n≧2)のマトリクスで構
    成し、該マトリクスの各要素毎に面積変調を行いつつそ
    れらの変調面積の総和により前記1画素に関する階調度
    を表現する時、前記面積変調を熱記録方式により実現す
    るサーマルヘッドと、前記階調度に対する前記変調面積
    の変化態様を規定したマトリクスパターンを記憶するパ
    ターンテーブルと、 該パターンテーブルに記憶されるマトリクスパターンの
    1つであって、前記階調度の増加に対して前記変調面積
    の拡張が1番目のマトリクス要素から順にn番目のマト
    リクス要素へと進行し、その変調面積たる画点サイズが
    前記マトリクス要素の順に小さな画点サイズから大きな
    画点サイズへと変化するように並ぶ第1のマトリクスパ
    ターンと、 前記パターンテーブルに記憶されるマトリクスパターン
    の他の1つであつて、前記階調度の増加に対して前記変
    調面積の拡張が第1のマトリクスパターンとは逆にn番
    目のマトリクス要素から順に1番目のマトリクス要素へ
    と進行し、その変調面積たる画点サイズが前記マトリク
    ス要素順に大きな画点サイズから小さな画点サイズへと
    変化するように並ぶ第2のマトリクスパターンと、熱記
    録媒体の搬送に同期させて前記サーマルヘッドを発熱駆
    動する際、記録画素における各マトリクス要素の配列方
    向と直行する記録走査方向に前記第1のマトリクスパタ
    ーンと前記第2のマトリクスパターンとを交互に用いつ
    つ入力画データを前記サーマルヘッド駆動用のデータに
    変換して出力するサーマルヘッド駆動制御手段と を具備することを特徴とする熱中間調記録装置。
JP1029326A 1989-02-08 1989-02-08 熱中間調記録装置 Pending JPH02208064A (ja)

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