JPH02202694A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、煙草など定形商品を販売する自動販売機に関
する。

〔従来の技術〕

煙草などの定形商品を販売する自動販売機として、機内
に収設したラック内に商品を積み上げ収容し、ブツシャ
式ベンド機構の動作で棚内から払出した商品をシュータ
を経て自重落下式に商品取出口へ送出するようにしたも
のが周知であり、特に煙草の自動販売機ではこの方式の
ものが多く採用されている。

ところで、前記した従来の自動販売機のように、ラック
から払出した商品を自重で商品取出口へ導くようにした
方式では、必然的に商品取出口が自動販売機のキャビネ
ットの下部に開口位置することになる。このために客は
腰をかがめた低い姿勢をとらないと商品を取出すことが
できない。

一方、このような商品取出しの不便さを解消する対策と
して、客が立ったままの楽な姿勢で商品を取り出すこと
ができるように商品取出口を上方に設けるととに、機内
には商品ラックの出口と商品取出口との間を連繋してエ
レベータ機構を設け、ラックから取出された商品をエレ
ベータ機構により商品取出口まで揚程搬送するよにした
方式が、例えば実開昭６０−５５７１号公報で知られて
いる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、前記したエレベータ搬送方式では、エレベー
タ機構の構造、並びにその制御系が複雑であって製作費
が嵩むほか、エレベータ機構の搬送速度の制約により、
コイン投入から商品で出てくるまでの客の待ち時間が長
くなる。

本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、複雑
なエレベータ機構を用いることなく、ラックから払出し
た商品を上方に位置する商品取出口へ殆ど待ち時間なく
短時間で搬送できるようにした自動販売機を提供するこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記！ＩＮを解決するために、本発明の自動販売機は、
ベンド機構付き商品収納ラックの出口端とその上方に位
置する商品取出口との間に商品の外形と略同じ断面形状
の搬送ダクトを配管し、かつ該搬送ダクトの搬送終端に
は商品取出し用の常閉開閉蓋を設けるとともに真空ポン
プを接続し、販売動作ごとに真空ポンプを運転してラッ
クから取出された商品を搬送ダクトを経由して真空搬送
により商品取出口へ送出すように構成するものとする。

〔作用〕

上記の構成で、販売指令によりラックのベンド機構が作
動して商品をラック出口より商品搬送ダクトへ払い出す
と同時に、一方では真空ポンプが始動して搬送ダクト内
の空間を大気圧に対し負圧となるように減圧する。これ
により商品の前面側には負圧が作用し、背後側の大気圧
との差圧により商品はダクト内を移動してダクト終端位
置まで短時間で真空搬送されるようになる。

一方、商品搬送ダクトの終端部には、商品取出口に向け
て商品の自重により下向きに開放する常閉の開閉蓋が備
えてあり、商品がダクトの終端部に到達して開閉蓋の上
に乗ると、開閉蓋が開いて商品が商品取出口に落下取出
される。なお、搬送ダクトの終端部に商品検出センサを
備えておき、商品がダクト終端部まで搬送されると、こ
れを検知して真空ポンプを停止制御する。

また、商品ラックが複数のコラムから成る場合には、各
コラムごとに独立した搬送ダクトを設けるとともに、各
搬送ダクトの終端部との間に弁を介して各コラムに共通
な真空ポンプを接続し、販売商品の選択に合わせて指定
のコラムに通じる弁を開放することにより、１基の真空
ポンプで複数コラムに対応できる。

〔実施例〕

第１図、第２図は本発明実施例の構成図であり、図にお
いて１は自動販売機のキャビネット、２は前面扉、３は
前面扉２に開口した商品取出口、４はキャビネット１の
庫内底部に収設した商品ラック、５はラック１に付属す
るブツシャ式のベンド機構、６は煙草などの定形商品で
ある。なお、ブツシャ式ベンド機構５の動作については
よく知られており、ラック４内で前後１列に並べて積み
上げ収納された商品６に対して、ブツシャ５ａを前後方
向に交互にスライド移動させることにより、商品６がブ
ツシャ５ａに押し出されてラック４より１個ずつ払出さ
れる。

一方、ラック４の商品出口側には部屋７が仕切られてお
り、該部屋７と商品取出口３の商品取出シュータ３ａと
の上方°位置の間には商品搬送ダクト８が配管されてい
る。このダクト８は断面形状が商品６の外形と略同形状
に定めた密閉ダクトであり、かつラック４が複数コラム
から成る場合には、各コラムごとに部屋７および搬送ダ
クト８が独立的に設けである。また、商品取出口３側に
臨むダクト８の終端位置には各ダクトごとに第２図に示
したように電磁弁９を介して共通な真空ポンプｌＯが接
続されている。さらにダクト８の終端部の底部には商品
取出シェーク３ａに向は商品６の自重で開放するよう弱
いばねで付勢された常閉の開閉蓋１１が備えてあり、か
つその上方位置には商品検知センサ１２が配備されてい
る。また、前記したラック出口側の部屋７にはベンド機
構５に連動して商品払出し側の通路を交互に開放するシ
ュータ兼用の開閉１１１３．１４が設け、空気の洩れを
最小限に抑えるようにしている。なお、１５は販売制御
部である。

次に上記構成による商品の販売動作について説明する。

まず、販売待機状態では、真空ポンプ１０が停止、かつ
各電磁弁１２が閉じた状態にあり、さらに開閉蓋１１も
閉じている。この状態から制御部１５に販売指令が与え
られると、選択商品に対応するコラムのベンド機構５が
作動して商品６をラック４から払出すとともに、ベンド
機構５に連動して開閉蓋１３．１４のうち商品払出し側
の開閉蓋が開放し、商品６を部屋７へ取出する。

一方、販売指令により、選択されたコラムに対応した商
品搬送ダクト８に通じる電磁弁９が開放され、同時に真
空ポンプｌＯが運転開始する。これにより電磁弁９を通
じてダクト８の内部空間が真空ポンプ１０を通じて排気
される。この場合に搬送ダクト８の入口側通路をラック
４から取出された商品６が塞いでおり、商品６を境にそ
の前方側のダクト内通路が負圧に減圧される。これに対
して商品の背後側は大気圧のままであり、したがって商
品６の前面側に作用する負圧と背面側に作用する大気圧
との圧力差により、商品６は搬送ダクト８の終端位置ま
で真空引きにより一気に揚程搬送されるようになる。こ
こで、商品６が搬送ダクト８の終端位置に到達すると、
商品検知センサ１２が商品６を検知し、その検知信号を
基に制御部１５の指令で電磁弁９が閉じるとともに真空
ポンプ１０が停止制御される。また、商品６がダクト終
端部に落ち込んで商品取出し用開閉蓋１１の上に乗ると
、商品６は自重により開閉蓋１１を下方に押し開いて自
重落下し、商品取出シュータ３轟を経て商品取出口３に
送出される。

以下同様に販売指令の与えられるごとに、選択されたコ
ラムから取出された商品がが搬送ダクト８を経てその終
端位置まで真空引き搬送され、開閉蓋１１を開放して商
品取出口３へ送出される。

〔発明の効果〕

本発明による自動販売機は、以上説明したように構成さ
れているで、次記の効果を奏する。

すなわち、ベンド機構付き商品収納ラックの出口端とそ
の上方に位置する商品取出口との間に商品の外形と略同
じ断面形状の搬送ダクトを配管し、かつ該搬送ダクトの
搬送終端側には商品取出し用の常閉開閉蓋を設けるとと
もに真空ポンプを接続し、販売動作ごとに真空ポンプを
運転してラックから取出された商品を搬送ダクトを経由
して吸引搬送により商品取出口へ送出すよう構成したこ
とにより、 （１）機内の商品収納ラックから取出された商品を、上
方位置に設けた商品取出口（客が立ったままの姿勢で商
品を楽に取り出せる高い位置に開口している）へ向けて
真空搬送により客に殆ど待ち時間を与えることなく短時
間で揚程搬送できる。

（２）従来のエレベータ搬送方式と比べて機構が簡易で
あり、かつ故障発生も少なく保守が容易である。

（３）機内に収設した商品収納ラックの下方にデッドス
ペースがなく、商品収容効率を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の機内構成図、第２図は複数コラ
ムに対応する搬送ダクトと真空ポンプとの接続図である
１図において、 ３：商品取出口、４：商品収納ラック、５：ベンド機構
、６：商品、８：！ｌＩ送ダクト、９：電磁弁、１０：
真空ポンプ、１１：商品取出し用開閉蓋。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）ベンド機構付き商品収納ラックの出口端とその上方
   に位置する商品取出口との間に商品の外形と略同じ断面
   形状の搬送ダクトを配管し、かつ該搬送ダクトの搬送終
   端側には商品取出し用の常閉開閉蓋を設けるとともに、
   真空ポンプを接続し、販売動作ごとに真空ポンプを運転
   してラックから取出された商品を搬送ダクトを経由して
   真空搬送により商品取出口ヘ送出すようにしたことを特
   徴とする自動販売機。