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JPH02201307A - ズームレンズの鏡胴 - Google Patents

ズームレンズの鏡胴

Info

Publication number
JPH02201307A
JPH02201307A JP2170489A JP2170489A JPH02201307A JP H02201307 A JPH02201307 A JP H02201307A JP 2170489 A JP2170489 A JP 2170489A JP 2170489 A JP2170489 A JP 2170489A JP H02201307 A JPH02201307 A JP H02201307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
barrel
movable
cam
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2170489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2773182B2 (ja
Inventor
Kaoru Tanaka
薫 田中
Osamu Hatamori
畑森 修
Haruo Kobayashi
小林 晴夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2170489A priority Critical patent/JP2773182B2/ja
Publication of JPH02201307A publication Critical patent/JPH02201307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2773182B2 publication Critical patent/JP2773182B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、2つのレンズ群を有するズームレンズの鏡胴
に関する。
【従来の技術およびその課題】
最近、自動焦点l眼しフカメラでズームレンズが標準装
備されたものが多く出されている。このようなカメラに
標準装備されたズームレンズとしては、一般的には35
mmから70mm程度の焦点距離に対応するものが多く
用いられているが、写真撮影の幅を広げるという意味に
おいても、可能であればより高倍率のものが装備される
のが好ましい。また、交換レンズとして用いられるズー
ムレンズであって乙、その携帯性の面を考えると小型化
されるのは非常に好ましいことである。 ところが、例えば2つのレンズ群を有するズームレンズ
の鏡胴の場合、高倍率を達成するためには、光軸上にお
いてフィルム寄りに配置される第2レンズ群の移動量を
多くせざるを得なかった。 従来、鏡胴カム方式としては、それぞれレンズ群を保持
した2つの筒が、それぞれ異なる光軸上の長さ(カムス
トロークという)を有するカム溝によってその先軸方向
へ別個に移動するように1つの筒の中に保持されたもの
が知られているが、このような方式では、レンズ群の光
軸方向への移動量を多くするにはカムストロークを大き
くしなければならなかったため、鏡胴自体の長さも必然
的に長くなっていた。 また、従来、信号基板と接片とからなるズームエンコー
ダによりズーム位置を検出してマイクロコンピュータの
メモリからデータを読み出し、そのデータに基づいて制
御を行なうカメラがあったが、上述のようにレンズ群の
大きな移動量のため大きな信号基板が必要で、その取り
付はスペースもまた大きくなっていた。したがって、こ
れが鏡胴の小型化を阻止する要因ともなっていた。 さらに、開閉するレンズ保護板を有するレンズ保護手段
を鏡胴の先端部に備えたものがあるが、これが装着され
ることも小型化を阻害する要因となっており、さらには
保護板を閉じたまま撮影するなど、誤操作をも誘発して
いた。 本発明は、上述のような従来の技術的課題を有効に解決
するために創案されたものである。 したがってその目的は、高倍率のズームレンズでありな
がら、小型化されたズームレンズの鏡胴を提供すること
、小さなズームエンコーダでズーム位置を検出すること
ができるズームレンズの鏡胴を提供すること、さらには
、小型化された鏡胴でその先端部に誤操作を生じること
のないレンズ保護手段を備えたズームレンズの鏡胴を提
供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明に係るズームレンズの鏡胴は、上述の目的を達成
するために以下のように構成されている。 すなわち、請求項1に係るズームレンズの鏡胴は、固定
鏡胴と、その固定鏡胴内に位置する第1移動筒と、第1
レンズ群および第2レンズ群をその内部に保持して第1
移動筒内に位置する第2移動筒と、第2レンズ群を光軸
方向へ駆動する筒状部材とから構成されている。そして
、固定鏡胴と第1移動筒の間には第1カム機構を備え、
上記第1移動筒と第2移動筒の間には第2カム機構を備
え、上記第2移動筒と筒状部材の間には第3カム機構を
備えている。 第1カム機構は、固定鏡胴と第1移動筒のいずれか一方
の周壁に形成された螺旋状のカム溝と、いずれか他方の
周壁に突設されてこのカム溝に案内されるカムフォロワ
ーとから構成されている。 また、第2カム機構は、第1移動筒と第2移動筒のいず
れか一方の周壁に形成された螺旋状のカム溝と、いずれ
か他・方の周壁に突設されてこのカム溝に案内されるカ
ムフォロワーと、固定鏡胴に対する第2移動筒の回動を
拘束する第1ガイド手段とから構成されている。 第3カム機構は、第2移動筒と筒状部材のいずれか一方
の周壁に形成された螺旋状のカム溝と、いずれか他方の
周壁に形成された光軸方向のカム溝と、第2レンズ群に
突設されてこれら各カム溝に案内されるカムフォロワー
と、第1移動筒に対する筒状部材の回動を拘束する第2
ガイド手段とから構成されている。 また、請求項2に係るズームレンズの鏡胴では、筒状部
材かズームエンコーダー用接片を有し、第2移動筒はそ
の接片に接するズームエンコーダー用信号基板を有して
いる。そしてこの接片と基板により、ズーム位置を検出
するズームエンコーダーが構成されている。 請求項3に係るズームレンズの鏡胴では、第2移動筒は
その前端部にレンズ保護手段を備えており、このレンズ
保護手段は径方向外方あるいは軸方向後方へ突出する第
1係合突片を有している。 一方、第1移動筒は簡の径方向内方へ突出する第2係合
突片を有しており、第1係合突片はレンズが繰り込まれ
た位置で上記第2係合突片と係合する。また、レンズ保
護手段は、第1係合突片と第2係合突片との係合および
その離脱により開閉が切り替えられるレンズ保護板を備
えている。
【作用・効果】
上記構成においては、第1移動筒は、第1カム機構を構
成するカムフォロワーがカム溝に案内されることによっ
て、光軸の回りを回転しながら光軸方向へも移動する。 第1移動筒の内部に位置する第2移動筒は、固定鏡胴に
対しては第1ガイド手段により回転しないように規制さ
れているため、第1移動筒とは相対的に回転することに
なる。そのため、第2カム機構を構成するカムフォロワ
ーがカム溝に案内されることになり、第1移動筒に対し
て、さらに光軸の回りを回転しながら光軸方向へも移動
する。第2移動筒に係合した筒状部材は、第1移動筒に
対しては、第2ガイド手段により回動しないように規制
されているため、第2移動筒とは相対的に回動すること
になる。つまり、固定鏡胴と第2移動筒とは回動せずに
、これらに対して第1移動筒と筒状部材とが同調して回
動する。 以上のようなズームレンズの鏡胴の動作において、光軸
上の被写体側に配置された第1レンズ群は第2移動筒と
一体的に移動する。一方、第2移動筒と筒状部材上か相
対的に回動すると、光軸上の接眼側に配置された第2レ
ンズ群は、第3カム機構を構成するカムフォロワーがカ
ム溝に案内されて、第2移動筒に対してさらに光軸方向
へ移動する。すなわち、第2レンズ群は、第1レンズ群
に対しては第3カム機構による移動の分だけ余計に光軸
方向へ移動することになる。 したがって、それぞれレンズ群を有した2つの開力qつ
の筒の中に別個のカム機構を介して保持された従来の鏡
胴の場合には、それぞれのレンズ群の光軸方向への移動
型の大きさによって鏡胴の長さが制約されていたが、上
記構成によれば、レンズ群の必要な移動量を短い鏡胴内
で十分得ることができる。 請求項2に係るズームレンズの鏡胴においては、筒状部
材が第2移動筒に対して相対的に移動することによって
、信号基板と接片とが摺動し、これらにより構成される
ズームエンコーダーが鏡胴のズーム位置信号を発生ずる
。筒状部材の動作範囲は第2レンズ群の動作範囲に比較
してかなり小さなものであるため、ズームエンコーダー
自体も小さく簡単な構成のものとすることができる。 請求項3に係るズームレンズの鏡胴においては、レンズ
が繰り込まれることによって鏡胴の前端部に備えられt
コレンズ保護手段のレンズ保護板が閉じられ、一方、レ
ンズが繰り出されることによってレンズ保護板が開かれ
る。したがって、カメラネ使用時には保護板が閉じて自
動的にレンズが保護され、使用時には保護板が開いて保
護が解除されることとなり、保護板を閉じたまま撮影し
てしまうというような誤操作を行なうこともない。
【実施例】
以下に、本発明の1実施例について、第1図から第9図
を参照して説明する。 第1図および第2図は本発明に係るズームレンズの鏡胴
の分解斜視図、第3図はズームレンズの鏡胴が広角状態
のときを示す縦断面図、第4図は望遠状態のときを示す
縦断面図である。以下、主に第1図および第3図を用い
て説明する。 第1図に示すように、第1レンズ群を保持する第1レン
ズ枠lの外周には雄へリコイドねじlaが形成されてい
る。一方、円筒状の第1レンズ枠保持筒2の内周には雌
へリコイドねじ2aが形成されており、第1レンズ枠l
の雄へリコイドねじ1aと螺合する。この保持筒2は焦
点合わせと露光を行なうシャッターブロック3に装着さ
れる。 その際、図示していないが、シャッターブロック3が回
動自在に有するレバーと、第1レンズ枠lに形成された
四部とが係合する。このレバーが回動すると第1レンズ
枠lも回動し、同時にヘリコイドねじの作用によって光
軸方向へ移動して、被写体への焦点合わせが行なわれる
。また、シャッターブロック3は、円筒部6Cとフラン
ジ部6dからなる第2移動筒としての前進筒6と一体的
に動作するように、この前進筒6にビス止めされる。 第2レンズ群を保持した第2レンズ枠5は、上記前進筒
6の内部で、第3カム機構を構成する円錐形状の第1カ
ムフオロワー13を前進筒6の円筒部周壁に形成された
カム溝6aに嵌合させた後に、これをねじ部5aにビス
止めすることによって前進筒6に保持される。カム溝6
aは前進筒6の周壁上3箇所に螺旋状に形成されており
、また、簡の内周面側よりも外周面側の方が幅広に形成
されている。 前進筒6の周壁は、ズームエンコーダー用接片9がその
外周面に取り付けられた回転リング8内に挿入される。 回転リング8の内周面には軸方向に沿った方向の内溝8
aが形成されており、この内溝8aは前進筒6のカム溝
6a内に位置する上述の第1カムフオロワー13と係合
している。一方、筒状部材としての回転リング8の外周
面には軸方向に沿った方向の外溝8bが形成されており
、この外溝8bは後に説明する第1移動筒としての回転
前進筒7の内周壁に形成された突起7b(第3図参照)
と係合する。この回転リング8は、止め金具10と金具
11が前進筒6にビス止めにより固定されることによっ
て、前進筒6との間に軸方向に挟み込まれ、回動のみが
許容されて保持されている。前進筒6の円筒部6cの周
囲に固定される金具11の内面には、第9図に示すパタ
ーン接点(細線で示した導体パターンを有している。)
を有するズームエンコーダー用フレキシブルプリント基
板12(以下ズーム信号基板と略して称する。)が貼着
されており、これと上述の接片9とが摺動することによ
って種々のレンズ位置信号が発生する。 一方、前進筒6のフランジ部には、円筒形状のバリヤ保
持筒21がビス止めされている。このバリヤ保持筒21
の前端部にはレンズ保護手段としてのバリヤブロック3
1が保持され、後端部の外周面には遮光材22が貼着さ
れている。バリヤブロック31は、筒の後端側へ向かっ
て突出する第1係合突片としてのバリヤ作動片32(不
図示のばねによって第2図の六方向へ付勢されている。 )を有しており、この作動片32は鏡胴繰り込み時には
回転前進筒7に形成された第2係合突片としての突起部
7bと係合する。 以上のような構成で第1レンズ群、第2レンズ群、ズー
ムエンコーダーおよびレンズバリヤを保持した前進筒6
は、円筒形状の回転前進筒71こその簡7の内部で保持
される。回転前進筒7の内周面には、第2カム機構を構
成する略螺旋状のカム溝7dがその周面を3等分するよ
うに形成されている。このカム溝7dは回転前進筒7の
簡の肉厚を貫通するものではなく、有底溝として、その
内面側に溝底の幅よりも開口側の幅の方が広くなるよう
に形成されている。ここで、第5図は回転前進筒内面の
前端側の展開図であるが、図示のように、カム溝7dは
回転前進筒7の前端側へ突き抜けて開口部をなすように
形成されている。そして、各カム溝前端部の開口部相互
の中間位置には面端開口部を有する矩形の溝が形成され
、さらにその溝の内部には爪7cが形成されている。上
記前進筒6は、フランジ部6dの周囲に形成されたボス
6bに、カム溝7dに係合すべき円錐形状の第2力l・
フォロワー14が装着された後、カムフ十ロワー14が
回転前進筒7の被写体側(第3図の左側)からカムR7
dに案内されてその内部に収納される。そして、回転前
進筒7の端部には、第1リング23が装着される。この
第1リングは、環状部材から軸方向に突出する係止片2
3aおよびストツ/<−23bが形成されたものであり
、その内周には遮光材24を有している。そしてその係
止片23aに形成された穴を爪7cと係合させることに
よって、回転前進筒7に装着される。このとき、第5図
に示すように、回転前進筒7に形成されたカム溝7dの
前端開口部を埋めるようにストッパー23bが嵌入する
。 第1図に示すように、回転前進筒7の外周を3等分する
位置にはボス7gが形成されており、このボス7gには
前進筒6に取り付けられたのと同じ第2カムフオロワー
14が取り付けられる。回転前進筒7は、取り付けられ
た第2カムフオロワー14を、円筒状の固定鏡胴26の
内周面3箇所に形成された、第1カム機構を構成するカ
ム1126aと係合させてその内部に収納される。カム
[26aは上述した回転前進筒7のカムfIt7 aと
同じように螺旋状の有底溝であり、溝底よりも開口側の
方が幅広に形成されている。また、第6図は固定鏡胴内
周面の前端側の展開図であるが、図に示すように、カム
溝26aは、筒の面端側に向かって固定鏡胴26の端部
を突き抜けて開口部をなすように形成されている。また
、固定鏡胴26の前端部には、環状の第2リングが装着
されている。この第2リングは、環状部材の端部に軸方
向へ突出するストッパー25aが形成されたものであり
、貫通したカム溝7aの端部をそのストッパー25aが
埋めるように装着される。第3図に示すように、この第
2リングの内面には、第1リング同様に遮光材51が貼
着されている。そして、固定鏡胴の先端部には、この第
2リングを覆うように正面カバー40が装着されている
。 固定鏡胴26の外周面には、第2図に示すように一対の
ギヤ保持部26bが相互に対面するように形成されてお
り、回転前進筒7を駆動するギヤ27は、その間でピン
28により軸支される。 方、第1図に示すように、回転前進筒7の外周面には、
このギヤ27と噛合して回転前進筒7を回転させるよう
にギヤ部7aが形成されている。なお、回転前進筒7は
、後に説明するように固定鏡胴26に対してはカムWI
I7dに沿って移動するため、上記ギヤ部7aもこの軌
跡に沿って螺旋状に形成されている。 固定鏡胴26のカメラボディ41側の端部には、円筒部
とフランジ部とから構成されたガイドリング29のフラ
ンジ部がビス止めで固定される。このガイドリング29
の円筒部は回転前進筒7の内周面と嵌合し、固定鏡胴2
6との間で回転前進筒7を挟持する。また、この円筒部
の内側には、止め金具10の周端に形成された溝部10
a、jobと係合するガイド部材30が固定されている
。 以上のように構成されたズームレンズの鏡胴について、
以下にその動作を説明する。ただし、この場合において
初期状態は第3図に示す広角側とする。 ズーム動作の前提としてズームスイッチがオンにされる
と、モータの回転が減速ギヤ列(以上不図示)を介して
固定鏡胴26に装着されたギヤ27に伝達される。その
ため、回転前進筒7は、ギヤ部7aの作用によって固定
鏡胴6内で回転するが、第2カムフオロワー14がカム
溝26aに沿って移動することによって、第1レンズ群
や第2レンズ群等を保持した前進筒6を伴って光軸方向
へも移動する。ところで、固定鏡胴26にビス止めされ
たガイドリング29が一体的に有するガイド部材30が
、前進筒6にビス止めされた止め金具10の溝部10a
、10bと係合しているため、回転前進筒7が固定鏡胴
26に対して回転しながら前進するのに反して、前進筒
6としては固定鏡胴26に対しては直線運動するのみで
ある。したがって、回転前進筒7と前進筒6との関係で
は相対的に回転することとなる。このことによって、前
進筒6のフランジ部6dの外周に装着された第2カムフ
オロワー14が回転前進筒7の内周のカム711I7d
を摺動し、前進筒6は回転前進筒7内を光軸に沿ってさ
らに前方へ移動し、この移動量と同じたけ第1レンズ群
ら移動する。 このとき、前進筒6の円筒部6cの周囲に位置する回転
リング8は、光軸方向へは前進筒6と一体的に移動する
が、その外溝8bと回転前進筒7の突起部7bが係合し
ているために、前進筒6に対しては回転前進筒7ととも
に相対的に回転することとなる。そして、このことによ
って、カム溝6a内に位置する第1カムフオロワー13
がこのカム溝6aに沿って移動する。つまり、第2レン
ズ群はこのときも光軸方向へ移動することになり、広角
側から望遠側への移動総量は、カム溝26a。 7d、Ba内を、角笛2カムフlロワー14.14およ
び第1カムフオロワー13がそれぞれ光軸に沿って移動
した量の和であるということができる。このように、広
角側から望遠側へズーミングされる際には、第2レンズ
群は、第1レンズ群に対して、カム溝6a内を移動する
第1カムフオロワー13の光軸方向への移動量の分だけ
余分に移動することになる。 したがって、第2レンズ群を移動させるために必要な光
軸方向のスペースを従来の約半分程度に押さえることが
できる。また、従来の構成ではカムストロークをある程
度大きくとるためにはカム溝のねじれ角を小さくして移
動量の回転を少なくしなければズーム速度が遅くなり、
またこれに反してねじれ角が小さければ摩擦が影響して
動作が不安定になっていたが、上記構成の場合は、カム
溝をズーム動作が容易で敏速に行なえるよう形成するこ
とが可能になる。また、駆動用ギヤ部を筒の移動に沿っ
て螺旋状に形成したことによって、駆動スペースを最小
限に押さえることができ、このことによっても鏡胴を小
さくするように構成することかできる。 また、カム溝が簡の前端部に突き抜けて開口部が形成さ
れているため、レンズの組み込みが容易である。一方、
鏡胴が最も繰り出された位置では、回転前進筒7のカム
溝7d内を移動する第2カムフオロワーは第1リング2
3のストッパー23bに、固定鏡胴26のカム溝26a
内を移動する第2カムフオロワー14は第2リング25
のストッパー25aに、それぞれ当接するため、ズーム
時に前進筒が抜は出てしまうことがない。また、遮光材
の取り付けも極めて簡単に行なえる。そして、第4図の
ように、ズーム時には回転前進筒7は固定鏡胴26の前
部に装着された正面カバーよりも前方へ突出するが、第
1リング23が回転前進筒7の先端に装着されているた
め、その内部構造が見えることはない。 前進量61回転前進簡7および固定鏡胴26に形成され
た各カム溝6a、7dおよび26aは、7dと26aに
ついてはそれぞれ第5図と第6図に示すように、6aに
ついてはこれらと同様に、その作用上、ズーム動作領域
Iとバリヤ動作領域■とに分類される。今、鏡胴が広角
状態にあるとして、ギヤ27を、回転前進筒7をさらに
繰り込むように、第7図(バリヤ動作中に回転前進筒よ
りも内部をフィルム面42側から見た図)のB方向へ回
転させると、回転リング8も回転前進筒7の回転に伴っ
てB方向へ回転する。このとき、ボディ側に引き込まれ
たバリヤブロック31のバリヤ作動部32と回転前進筒
7の突起部7bとが当接し、さらに、バリヤ作動部32
が突起部7bの回転に伴ってB方向へ回転することによ
って、バリヤの閉動作が行なわれる。 一方、バリヤが閉じた状態で、回転前進筒7を望遠側へ
移動させるように、第8図(ズーム動作中に回転前進筒
よりも内部をフィルム面42側から見た図)でへ方向へ
回転させると、回転リング8も回転前進筒7に伴ってA
方向へ回転する。既述したように、バリヤ作動部32は
ばね(不図示)によってA方向に付勢されているため、
カムフォロワーがカム溝のバリヤ動作領域を移動してい
る段階では回転前進筒7の突起部7bにバリヤ作動部3
2が追従し、その間にバリヤの開動作が行なわれる。カ
ムフォロワーがカム溝のズーム動作領域に入ると、バリ
ヤ作動部32は、バリヤ解放側の位置となるためにそれ
以上は回転前進筒7の突起部7bに追従せずに、その位
置をばねの付勢力によって保持する。 以上説明したような鏡胴の繰り出しおよび繰り込み動作
時においては、回転前進筒7は、常に固定鏡胴26に嵌
合しつつ光軸方向へ移動するとともに、回転前進筒7の
ギヤ部7aが形成されたカメラボディ側の位置において
は、回転前進筒7はガイドリング29と常に嵌合した状
態が保たれる。 したがって鏡胴繰り出し時に生じるギヤ駆動部のモーメ
ントや繰り出されたレンズ自体の重量によって、回転前
進筒7が固定鏡胴26に対して傾くのが防止される。 ここで、第9図を用いてズームエンコーダー12の作用
について説明する。まず、回転リング8は回転前進筒7
と同調して回転するが、金具11は前進筒6に固定され
ているため、回転リング8に装着された接片9と金具1
1に貼着されたズーム信号基板12との間で、相対的な
回転が行なわれる。第9図はズーム信号基板12と接片
9の展開図であり、鏡胴が広角状態のときには接片9は
実線で表した位置9aに移動しく接片9の先端は位置S
に移動)、望遠状態のときは破線で表した位置9bに移
動する(接片9の先端は位置Xに移動する)。 そして、図示していないが、バリヤが閉じたときには接
片9の先端は位置Uに移動する。このように、接片9は
ズーム位置によってズーム信号基板上のX”−’Llの
各位置を取り得るが、これらの位置でズーム信号基板1
2が有する導体パターンのパターン接点(細線で表して
いる。)と接触することによって、アース用接点である
Aと、B、C,D、F。 Gの各々の信号が、コネクタHを通じてカメラ内の回路
へ送られる。例えば、この図においては、鏡胴が望遠状
態のときの接片の位置9bは、鏡胴とズーム信号基板と
を位置合わせするための位置を表しており、この場合は
、ズーム位置を望遠側端に調節した状態で接点Eとアー
スA間の導通状態を判別し、オフとなる位置をモニター
することで位置調整する。なお、この調整位置は必ずし
も望遠側端で行なう必要はな(、他の位置に設定しても
よい。また、パターン接点を本図のように構成しておけ
ば、図中ハツチングで区別したようにDとEの検出を1
つの接片先端で行なえるために、位置調整のためだけに
切片の先端を増やす必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の1実施例に係るズームレ
ンズの鏡胴の分解斜視図、第3図はズームレンズの鏡胴
が広角状態での縦断面図、第4図はズームレンズの鏡胴
が望遠状態での縦断面図、第5図は回転前進部面端部の
展開図、第6図は固定鏡胴前端部の展開図、第7図はバ
リヤ作動状態での第3図の右側面図(回転前進筒よりも
内部のみ)、第8図はズーム作動状態での第3図の右側
面図(回転前進筒よりも内部のみ)、第9図はズームエ
ンコーダーの展開図である。 l・・・第2レンズ枠、la・・・雄へリコイドねじ、
2・・・第2レンズ枠保持筒、2a・・・雌へリコイド
ねじ、3・・・シャッターブロック、5・・・第2レン
ズ枠、5a・・・ねじ部、6・・・第2移動筒としての
前進筒、6a・・・第3カム機構としてのカム溝、6b
・・・ボス、6c・・・円筒部、6d・・・フランジ部
、7・・・第1移動筒を構成する回転前進筒、7a・・
・ギヤ部、7b・・・第2係合突片としての突起、7c
・・・爪、7d・・・第2カム機構を構成するカム溝、
7g・・・ボス、8・・・筒状部材としての回転リング
、8a・・・第3カム機構を構成する内溝、8b・・・
第2ガイド手段を構成する外溝、9・・・ズームエンコ
ーダー用接片、10・・止め金具、10a、job・・
・第1ガイド手段を構成する溜部、2・・・金具、12
・・・ズームエンコーダー用フレキシブルプリント基板
、13・・・第3カム機構を構成する第1カムフオロワ
ー、14・・・第1.第2カム機構を構成する第2カム
フオロワー21・・・バリヤ保持筒、22・・・遮光材
、23・・・第1リング、23a・・・係止片、23b
・・・ストッパー、24・・・遮光材、25・・・第2
リング、25a・・・ストツバー、26・・・固定鏡胴
、26a・・・第1カム機構を構成するカム溝、26b
・・・ギヤ保持部、27・・・ギヤ、28・・・ピン、
29・・・ガイドリング、30・・・第1ガイド手段を
構成するガイド部材、31・・・レンズ保護手段として
のバリヤブロック、32・・・第1係合突片としてのバ
リヤ作動片、40・・正面カバ、41・・ボディ、42
・フィルム而、51・遮光材 特 許 出 願 人 ミノルタカメラ株式会社代 理 
人 弁理士 前出 葆 (はh州名)第3図 第5図 第7図 ア 第6図 第8図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、固定鏡胴(26)と、該固定鏡胴(26)内に
    位置する第1移動筒(7)と、第1レンズ群および第2
    レンズ群をその内部に保持して上記第1移動筒(7)内
    に位置する第2移動筒(6)と、上記第2レンズ群を光
    軸方向へ駆動する筒状部材(8)からなり、上記固定鏡
    胴(26)と第1移動筒(7)の間には第1カム機構(
    26a、14)を備え、上記第1移動筒(7)と第2移
    動筒(6)の間には第2カム機構(7d、10a、10
    b、14、30)を備え、上記第2移動筒(6)と筒状
    部材(8)の間には第3カム機構(6a、7b、8a、
    8b、13)を備え、 上記第1カム機構(26a、14)は、上記固定鏡胴(
    26)と第1移動筒(7)のいずれか一方の周壁に形成
    された螺旋状のカム溝(26a)と、いずれか他方の周
    壁に突設されて上記カム溝(26a)に案内されるカム
    フォロワー(14)とからなり、 上記第2カム機構(7d、10a、10b、14、30
    )は、上記第1移動筒(7)と第2移動筒(6)のいず
    れか一方の周壁に形成された螺旋状のカム溝(7d)と
    、いずれか他方の周壁に突設されて上記カム溝(7d)
    に案内されるカムフォロワー(14)と、上記固定鏡胴
    (26)に対する第2移動筒(6)の回動を拘束する第
    1ガイド手段(10a、10b、30)とからなり、上
    記第3カム機構(6a、7b、8a、8b、13)は、
    上記第2移動筒(6)と筒状部材(8)のいずれか一方
    の周壁に形成された螺旋状のカム溝(6a)と、いずれ
    か他方の周壁に形成された光軸方向のカム溝(8a)と
    、上記第2レンズ群に突設されて上記各カム溝(6a、
    8a)に案内されるカムフォロワー(13)と、上記第
    1移動筒(7)に対する筒状部材(8)の回動を拘束す
    る第2ガイド手段(7b、8b)とからなることを特徴
    とするズームレンズの鏡胴。
  2. (2)、上記筒状部材(8)はズームエンコーダー用接
    片(9)を有し、上記第2移動筒(6)は上記接片に接
    するズームエンコーダー用信号基板(12)を有し、該
    接片(9)と基板(12)により、ズーム位置を検出す
    るズームエンコーダーが構成されることを特徴とする請
    求項1記載のズームレンズの鏡胴。
  3. (3)、上記第2移動筒(6)はその前端部にレンズ保
    護手段(31)を備え且つ該レンズ保護手段(31)は
    径方向外方あるいは軸方向後方へ突出する第1係合突片
    (32)を有し、一方上記第1移動筒(7)は筒の径方
    向内方へ突出する第2係合突片(7b)を有し、上記第
    1係合突片(32)はレンズが繰り込まれた位置で上記
    第2係合突片(7b)と係合し、上記レンズ保護手段(
    31)は、上記第1係合突片(32)と第2係合突片(
    7b)との係合およびその離脱により開閉が切り替えら
    れるレンズ保護板を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のズームレンズの鏡胴。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5699200A (en) * 1994-06-15 1997-12-16 Minolta Co., Ltd. Lens assembly which zooms by combined movement of plural barrels
US5739963A (en) * 1995-08-21 1998-04-14 Minolta Co., Ltd. Lens assembly

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