JPH02198859A - インク清掃部材を備えたインクジェット記録装置 - Google Patents
インク清掃部材を備えたインクジェット記録装置Info
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- JPH02198859A JPH02198859A JP1802089A JP1802089A JPH02198859A JP H02198859 A JPH02198859 A JP H02198859A JP 1802089 A JP1802089 A JP 1802089A JP 1802089 A JP1802089 A JP 1802089A JP H02198859 A JPH02198859 A JP H02198859A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、画像表示装置や画像形成装置の出力部として
インクジェット記録装置を用いる装置、例えば、複写機
、ファクシミリ、プリンターあるいは複合機といった機
種すべてに適用可能なインクジェット記録装置に関し、
特に、インク清掃部材を備えたインクジェット記録装置
に関する。
インクジェット記録装置を用いる装置、例えば、複写機
、ファクシミリ、プリンターあるいは複合機といった機
種すべてに適用可能なインクジェット記録装置に関し、
特に、インク清掃部材を備えたインクジェット記録装置
に関する。
〔従来−技術〕
インクジェット記録方式には、圧電素子を用いた方式と
、近年小型化、液滴形式を良好に行えるバブルジェット
方式(特公昭61−61985号公報に代表される)と
が主流を占めるものとして挙げられる。これらは、所望
の電気信号に応じて液滴を形成し、インクジェットヘッ
ドの吐出口から離れた記録媒体に、吐出した液滴を付着
させて印字又は像形成を行う。
、近年小型化、液滴形式を良好に行えるバブルジェット
方式(特公昭61−61985号公報に代表される)と
が主流を占めるものとして挙げられる。これらは、所望
の電気信号に応じて液滴を形成し、インクジェットヘッ
ドの吐出口から離れた記録媒体に、吐出した液滴を付着
させて印字又は像形成を行う。
このインクジェット記録方式においては、吐出口から吐
出された液滴以外の微小なインク滴や、そのサテライト
等が吐出口面(即ち、ヘッド表面)に付着すると、本来
の機能が損なわれ、ある吐出口からの吐出が困難となっ
たり吐出方向が変更されてしまう(ヨレ)ことがある。
出された液滴以外の微小なインク滴や、そのサテライト
等が吐出口面(即ち、ヘッド表面)に付着すると、本来
の機能が損なわれ、ある吐出口からの吐出が困難となっ
たり吐出方向が変更されてしまう(ヨレ)ことがある。
この現象を解決するために、吐出口面を清掃することが
考えられ提案されている。
考えられ提案されている。
第1には、ソリッドゴムブレードや金属ブレードを用い
て吐出口面をワイピングすること、第2には、吸収体に
よるふき取り等が挙げられる。
て吐出口面をワイピングすること、第2には、吸収体に
よるふき取り等が挙げられる。
吸収体によるふき取りは、特開昭57−61574号公
報にのように詳細は不明であるが(詳細な記載は無い)
、多孔質物質を用いるものや特開昭57−80064号
公報、特開昭57−116655号公報のように和紙又
は布を用いるものが提案されているが未だ実施されてい
ない。
報にのように詳細は不明であるが(詳細な記載は無い)
、多孔質物質を用いるものや特開昭57−80064号
公報、特開昭57−116655号公報のように和紙又
は布を用いるものが提案されているが未だ実施されてい
ない。
一方、一般清掃とは異なり、吐出口面を洗浄する目的で
、インク溶解性の液体を含浸したスポンジを吐出口面に
当接させてその液体を吐出口面に塗布する構成も特開昭
59−164149号公報に開示されている。
、インク溶解性の液体を含浸したスポンジを吐出口面に
当接させてその液体を吐出口面に塗布する構成も特開昭
59−164149号公報に開示されている。
しかしながら、上記従来例の一般的技術開示内容を実施
したところ、インクのふきとりが完全でない場合が多(
、不吐出やヨレが直らないだけでなく、逆に不吐出やヨ
レが増えてしまう等の問題が生じてしまった。
したところ、インクのふきとりが完全でない場合が多(
、不吐出やヨレが直らないだけでなく、逆に不吐出やヨ
レが増えてしまう等の問題が生じてしまった。
例えば、清掃を用いないと、第5図に示すが、吐出口が
設けられである表面であるヘッド表面(吐出口表面)2
上に微小なインク滴及びその凝集等によって巨大化した
インク滴などの俗にいうインクの「漏れ状態」3が生ず
る。これは、特にBJ(バブルジェット)方式のような
オンデマンド型のインクジェット方式では、吐出のデユ
ーティ(duty :比率)が高(なると起きやすくな
る。また、usp3373437、 usp32980
38. usp3416153公報等に記載されている
連続噴射型のインクジェット方式は、連続的に記録液体
を吐出口より吐出しているため、更に、「漏れ」が生じ
やすい環境になっている。
設けられである表面であるヘッド表面(吐出口表面)2
上に微小なインク滴及びその凝集等によって巨大化した
インク滴などの俗にいうインクの「漏れ状態」3が生ず
る。これは、特にBJ(バブルジェット)方式のような
オンデマンド型のインクジェット方式では、吐出のデユ
ーティ(duty :比率)が高(なると起きやすくな
る。また、usp3373437、 usp32980
38. usp3416153公報等に記載されている
連続噴射型のインクジェット方式は、連続的に記録液体
を吐出口より吐出しているため、更に、「漏れ」が生じ
やすい環境になっている。
第5図に「3」で示した「漏れ」の状態を(従来の清掃
方法である)シリコンやウレタン等のゴムの弾性ブレー
ド(例えば、厚み0 、5 m m s自由長3mm。
方法である)シリコンやウレタン等のゴムの弾性ブレー
ド(例えば、厚み0 、5 m m s自由長3mm。
侵入量0.5〜1.0mmの条件)で吐出口8の列方向
に対してほぼ垂直にワイピングした結果を第6図に示し
である。
に対してほぼ垂直にワイピングした結果を第6図に示し
である。
この様にインクの「漏れ状態」3がひどい場合は、完全
にフキとれないばかりか、吐出口8をふさいでしまって
不吐出や吐出不良を起こしたりする場合があった。
にフキとれないばかりか、吐出口8をふさいでしまって
不吐出や吐出不良を起こしたりする場合があった。
また、ローラー状の吸収体を従動させて拭き取つた後の
ヘッド表面の状態を第7図に示す。第7図に示される様
に、この場合も完全にヘッド表面よりインク滴を拭き取
ることが出来ず、不吐出やヨレ等の吐出不良を引き起こ
す要因となっていた。
ヘッド表面の状態を第7図に示す。第7図に示される様
に、この場合も完全にヘッド表面よりインク滴を拭き取
ることが出来ず、不吐出やヨレ等の吐出不良を引き起こ
す要因となっていた。
又、従来のクリーニングブレードは、ソリッドのクリー
ニングブレードであって、吐出口面を強制的にクリーニ
ングするため吐出口面とブレードとの接触圧力は線圧2
5 g / c m以上の比較的高圧力であった。尚、
ここでいう線圧とは、荷重を当接長で割ったものである
。
ニングブレードであって、吐出口面を強制的にクリーニ
ングするため吐出口面とブレードとの接触圧力は線圧2
5 g / c m以上の比較的高圧力であった。尚、
ここでいう線圧とは、荷重を当接長で割ったものである
。
従って、高圧力による問題としてブレード自身の摩擦が
発生して耐久性が劣るということが発生していた。特に
、吐出口面にインクが付着しにくい状態、即ち、クリー
ニングされやすい状態を形成するために、吐出口面を撥
水剤で処理した撥水処理表面とする場合は、この高圧力
によって撥水剤が除去されて、かえってクリーニング不
良を起すことが見られた。
発生して耐久性が劣るということが発生していた。特に
、吐出口面にインクが付着しにくい状態、即ち、クリー
ニングされやすい状態を形成するために、吐出口面を撥
水剤で処理した撥水処理表面とする場合は、この高圧力
によって撥水剤が除去されて、かえってクリーニング不
良を起すことが見られた。
依って、本発明の別の技術課題としては、従来よりも低
圧力での接触であっても良好なりリーニング効果が得ら
れるインクジェット記録装置を提供することを挙げるこ
とができる。
圧力での接触であっても良好なりリーニング効果が得ら
れるインクジェット記録装置を提供することを挙げるこ
とができる。
本発明は、インク吐出用吐出口を備えた吐出口面を効率
よ(確実にクリーニングしてインク吐出状態に影響を受
けないようにしたインクジェット記録装置の提供を主た
る目的とする。
よ(確実にクリーニングしてインク吐出状態に影響を受
けないようにしたインクジェット記録装置の提供を主た
る目的とする。
本発明の他の目的は、清掃部材と吐出口面との接触が従
来に比較してかなり低圧力であっても充分なるクリーニ
ング効果を得ることができたインクジェット記録装置の
提供にある。
来に比較してかなり低圧力であっても充分なるクリーニ
ング効果を得ることができたインクジェット記録装置の
提供にある。
本発明の別の目的は、清掃部材自体の特定構造によるイ
ンク回収能力によって充分なるクリーニング効果を得る
ことができたインクジェット記録装置の提供にある。
ンク回収能力によって充分なるクリーニング効果を得る
ことができたインクジェット記録装置の提供にある。
本発明のさらに別の目的は、以下の実施例の説明から明
らかとなろう。
らかとなろう。
上記目的の1つを達成する本発明第1発明は、[インク
を吐出する吐出口を有するインクジェットヘッドの吐出
口面を清掃する清掃部材を備えたインクジェット記録装
置において、 上記清掃部材は、上記吐出口面と接触してインクを吸収
する弾性連続気孔多孔質体を有し、該多孔質体の該吐出
口面接触部の平均気孔径が上記吐出口の実質口径以下で
あることを特徴とするインクジェット記録装置」である
。尚、本発明における「吐出口の実質口径」とは、吐出
口の形状が円であれば吐出口内径であるが、吐出口の形
状が長方形や楕円等の円に対して変形したものであれば
、その吐出口のなす最大径或いは最大対角線の長さを意
味する。
を吐出する吐出口を有するインクジェットヘッドの吐出
口面を清掃する清掃部材を備えたインクジェット記録装
置において、 上記清掃部材は、上記吐出口面と接触してインクを吸収
する弾性連続気孔多孔質体を有し、該多孔質体の該吐出
口面接触部の平均気孔径が上記吐出口の実質口径以下で
あることを特徴とするインクジェット記録装置」である
。尚、本発明における「吐出口の実質口径」とは、吐出
口の形状が円であれば吐出口内径であるが、吐出口の形
状が長方形や楕円等の円に対して変形したものであれば
、その吐出口のなす最大径或いは最大対角線の長さを意
味する。
即ち、本発明第1発明によれば、吐出口(−船釣には、
30μm〜60μm)付近にありて、従来では除去でき
なかった「インク残り」をも多孔質体の接触部の吐出口
以下の気孔の優れた毛管作用とその接触によるクリーニ
ング効果によって確実に除去でき、インクジェット記録
を良好に行うことができた。
30μm〜60μm)付近にありて、従来では除去でき
なかった「インク残り」をも多孔質体の接触部の吐出口
以下の気孔の優れた毛管作用とその接触によるクリーニ
ング効果によって確実に除去でき、インクジェット記録
を良好に行うことができた。
又、本発明第2発明は、上記目的の1つを解決するもの
で、 「インクを吐出する吐出口を有するインクジェットヘッ
ドの吐出口面を清掃する清掃部材を備えたインクジェッ
ト記録装置において、 上記清掃部材は、上記吐出口面と接触してインクを吸収
する弾性連続気孔多孔質体を有し、該多孔質体の該吐出
口面接触部は、上記吐出口の実質口径以下の口径の気孔
を有し、該多孔質体の内部は吐出口面接触部の気孔径よ
りも大なる気孔径の気孔を備えていることを特徴とする
インクジェット記録装置」である。この発明の場合、平
均径よりも実際の口径より小の気孔を多くもてば(少な
くとも表面に20%以上、好ましくは60%以上)良い
。即ち、第2発明によれば、弾性連続気孔多孔質体の変
形によって内部側の相対的に大の気孔部が負圧傾向を示
し、接触部側の相対的に小の気孔が吐出口に打ち勝つイ
ンク吸収作用を示すことの相剰効果によって優れたクリ
ーニング効果を奏することができた。
で、 「インクを吐出する吐出口を有するインクジェットヘッ
ドの吐出口面を清掃する清掃部材を備えたインクジェッ
ト記録装置において、 上記清掃部材は、上記吐出口面と接触してインクを吸収
する弾性連続気孔多孔質体を有し、該多孔質体の該吐出
口面接触部は、上記吐出口の実質口径以下の口径の気孔
を有し、該多孔質体の内部は吐出口面接触部の気孔径よ
りも大なる気孔径の気孔を備えていることを特徴とする
インクジェット記録装置」である。この発明の場合、平
均径よりも実際の口径より小の気孔を多くもてば(少な
くとも表面に20%以上、好ましくは60%以上)良い
。即ち、第2発明によれば、弾性連続気孔多孔質体の変
形によって内部側の相対的に大の気孔部が負圧傾向を示
し、接触部側の相対的に小の気孔が吐出口に打ち勝つイ
ンク吸収作用を示すことの相剰効果によって優れたクリ
ーニング効果を奏することができた。
又、本発明第3発明は、インクジェット特有の吐出口面
の撥水処理効果を維持しつつ、相剰的に有効なりリーニ
ング効果を奏するもので、インクを吐出する吐出口を有
するインクジェットヘッドと、該ヘッドの吐出口面を清
掃する清掃部材を備えたインクジェット記録装置におい
て、 上記吐出口面は、撥水処理された面であり、該吐出口面
に当接する上記清掃部材の吐出口接触部は、上記吐出口
の実質口径以下の平均口径の気孔を接触面に有する連続
気孔多孔質体を有し、該多孔質体の接触面と該吐出口面
との接触圧力を5 g / m rd以下の接触圧力と
することを特徴とするインクジェット記録装置である。
の撥水処理効果を維持しつつ、相剰的に有効なりリーニ
ング効果を奏するもので、インクを吐出する吐出口を有
するインクジェットヘッドと、該ヘッドの吐出口面を清
掃する清掃部材を備えたインクジェット記録装置におい
て、 上記吐出口面は、撥水処理された面であり、該吐出口面
に当接する上記清掃部材の吐出口接触部は、上記吐出口
の実質口径以下の平均口径の気孔を接触面に有する連続
気孔多孔質体を有し、該多孔質体の接触面と該吐出口面
との接触圧力を5 g / m rd以下の接触圧力と
することを特徴とするインクジェット記録装置である。
ここで、吐出口面は−様な平面でなくても多少の段差や
曲面を呈していても本発明は有効な効果を発揮できるの
で、本発明に含まれるものである。
曲面を呈していても本発明は有効な効果を発揮できるの
で、本発明に含まれるものである。
本発明の具体的な構成のうち、特に好ましいものは以下
の説明から理解できよう。
の説明から理解できよう。
本発明における多孔質体の接触部の平均口径は、接触部
に塗料等の可視色の剤を塗布して、これを好ましくはク
リーニング時の加圧力をもって紙面上に押圧して形成さ
れた可視模様から各口径の最大、最小の平均をとり、全
個数から平均値を求めることが好ましいが、10μm以
下の口径に対しては表面粗さ計(JIS)によっても計
測できる。又、−船釣な測定を用いた測定法を用いても
良い。
に塗料等の可視色の剤を塗布して、これを好ましくはク
リーニング時の加圧力をもって紙面上に押圧して形成さ
れた可視模様から各口径の最大、最小の平均をとり、全
個数から平均値を求めることが好ましいが、10μm以
下の口径に対しては表面粗さ計(JIS)によっても計
測できる。又、−船釣な測定を用いた測定法を用いても
良い。
本発明にとってより好ましい口径関係は、平均口径20
μm以下の多孔質が良く、さらには毛管力の一層の安定
性から平均5μm以下が好ましい。
μm以下の多孔質が良く、さらには毛管力の一層の安定
性から平均5μm以下が好ましい。
又、表面域の口径に対する内部口径の比は、l:2〜1
: 10の割合が好ましく、吸収インクを第13図の
ように絞り出してクリーニング能力の永久的安定性を確
保するように構成することも一層好ましいものである。
: 10の割合が好ましく、吸収インクを第13図の
ように絞り出してクリーニング能力の永久的安定性を確
保するように構成することも一層好ましいものである。
又、クリーニング圧接力は、接触幅(クリーニング方向
に関してのニップ幅)が1mm以下の場合は、総荷重を
接触長で割った線圧で表示することが良く、この線圧と
しては0.3g/cm以上25g/cm以下が良く、好
ましくは0.5g/cm以上10 g / c m以下
が適する。1mmを越えるニップ幅のときは、0.1g
/mrr?以上、¥1g1mrd以下が良く、撥水処理
済の吐出口面に対して一層安定した効果を得るためには
、2 g / m rr?以上5g/mrd以下が最適
であるが、5 g / m rd以下の低圧力が良い。
に関してのニップ幅)が1mm以下の場合は、総荷重を
接触長で割った線圧で表示することが良く、この線圧と
しては0.3g/cm以上25g/cm以下が良く、好
ましくは0.5g/cm以上10 g / c m以下
が適する。1mmを越えるニップ幅のときは、0.1g
/mrr?以上、¥1g1mrd以下が良く、撥水処理
済の吐出口面に対して一層安定した効果を得るためには
、2 g / m rr?以上5g/mrd以下が最適
であるが、5 g / m rd以下の低圧力が良い。
さらに、以下の実施例中におけるスキン層とは、当接部
表面から厚み方向への厚みが数μmから20μmまでの
厚さの部分をいう。スキン層として最適なものは、平均
口径5μm以下で厚みが20μm以下、さらに好ましく
は内層に平均口径より大の気孔部を大量に有するものが
良い。
表面から厚み方向への厚みが数μmから20μmまでの
厚さの部分をいう。スキン層として最適なものは、平均
口径5μm以下で厚みが20μm以下、さらに好ましく
は内層に平均口径より大の気孔部を大量に有するものが
良い。
以下の実施例はいずれも、ヘッドの吐出口径に比べて小
さ(することによって、ヘッド清掃時のインクのフキ残
しがほとんどなく、ヘッド表面をいつも清浄に保ち、か
つ不吐出やヨレ等を防止し、ムラのない品位の高い画像
を長期に渡って安定的に得ることができるものである。
さ(することによって、ヘッド清掃時のインクのフキ残
しがほとんどなく、ヘッド表面をいつも清浄に保ち、か
つ不吐出やヨレ等を防止し、ムラのない品位の高い画像
を長期に渡って安定的に得ることができるものである。
第1図は本発明の実施例を示す。以下、第1図及びその
他の図面を用いて本発明の内容を詳細に説明する。
他の図面を用いて本発明の内容を詳細に説明する。
第1図に示したものは、本発明の吸収部材lであり、ブ
レード形状となっている。このブレード状の吸収部材l
によりヘッド表面2のインク滴3をふきとっている様子
を示している。第4図にその吸収部材lが本体のインク
ジェット方式を用いた画像形成装置中に取り入れられた
状態、及びその動作状態を示した。
レード形状となっている。このブレード状の吸収部材l
によりヘッド表面2のインク滴3をふきとっている様子
を示している。第4図にその吸収部材lが本体のインク
ジェット方式を用いた画像形成装置中に取り入れられた
状態、及びその動作状態を示した。
インクジェットヘッド5はキャリッジ6に支持され、更
にキャリッジ6は支持体7に支えられ、スライドできる
ように構成されている。そして、本体側の信号によりキ
ャリッジ6がベルト等の駆動により支持棒7上をスライ
ド移動し、同時に本体側の信号によりヘッド5のノズル
8からインク滴が噴射される。
にキャリッジ6は支持体7に支えられ、スライドできる
ように構成されている。そして、本体側の信号によりキ
ャリッジ6がベルト等の駆動により支持棒7上をスライ
ド移動し、同時に本体側の信号によりヘッド5のノズル
8からインク滴が噴射される。
噴射されたインク滴は記録媒体上に着弾し、文字や画像
等の印字を行う。印字の際、微小なインク滴(サテライ
ト粒子やスプラッシュ状のインク粒子)が空気中を散舞
し、ヘッド表面2に付着して濡れが発生する。
等の印字を行う。印字の際、微小なインク滴(サテライ
ト粒子やスプラッシュ状のインク粒子)が空気中を散舞
し、ヘッド表面2に付着して濡れが発生する。
一方、吸収体のブレードlがホルダー9に支持されてい
るが、ヘッド5のスライド移動によるヘッド面とブレー
ドlとの相対的移動により、ヘッド面2がブレード面よ
りワイピングされる。ここでは、ブレードlは固定され
ていて、ブレードの両面でワイピングされても構わない
し、ホルダー9がヘッドに対して近接したり、遠ざかっ
たりして片方向のみのワイピングが行われるようにして
も構わない。
るが、ヘッド5のスライド移動によるヘッド面とブレー
ドlとの相対的移動により、ヘッド面2がブレード面よ
りワイピングされる。ここでは、ブレードlは固定され
ていて、ブレードの両面でワイピングされても構わない
し、ホルダー9がヘッドに対して近接したり、遠ざかっ
たりして片方向のみのワイピングが行われるようにして
も構わない。
さて、この吸収体1であるが、これはウレタンの連続気
孔体でできており、空孔率は80〜90%程度、気孔径
は10〜20μm程度に製造されたものであるが、型に
よる打ち抜きや押し出し成型等で形成されているため、
表面に関しては内部に比べ気孔径が5μm程度と小さく
なつている。この吸収体を用いて画像を印字したところ
画像はヨレや不吐出等の吐出不良を起こすことな(良好
であり、耐久後のヘッド表面をみてもほとんど濡れもな
く、きれいであった。ここで、ヘッド表面はフッ素樹脂
や感光樹脂等の撥水剤が塗布しであることを言及してお
く。
孔体でできており、空孔率は80〜90%程度、気孔径
は10〜20μm程度に製造されたものであるが、型に
よる打ち抜きや押し出し成型等で形成されているため、
表面に関しては内部に比べ気孔径が5μm程度と小さく
なつている。この吸収体を用いて画像を印字したところ
画像はヨレや不吐出等の吐出不良を起こすことな(良好
であり、耐久後のヘッド表面をみてもほとんど濡れもな
く、きれいであった。ここで、ヘッド表面はフッ素樹脂
や感光樹脂等の撥水剤が塗布しであることを言及してお
く。
さて、前述した吸収体の表面から内部に至る気孔径を測
定した処、第8図のようになっていた。
定した処、第8図のようになっていた。
そこで、気孔径を変えて、しかも内部と表面の気孔径を
変えた吸収体を作って前述したように印字比較及びヘッ
ド表面の観察を行った。吸収体の構成としては第2図に
示したように第2の実施例である処のロール状を用いた
。ここで、パラメータとしてヘッドのノズル径を30μ
m、40um、80μmの3種について振ってみたとこ
ろ、表1のような結果になった。
変えた吸収体を作って前述したように印字比較及びヘッ
ド表面の観察を行った。吸収体の構成としては第2図に
示したように第2の実施例である処のロール状を用いた
。ここで、パラメータとしてヘッドのノズル径を30μ
m、40um、80μmの3種について振ってみたとこ
ろ、表1のような結果になった。
この結果より次のことがわかった。
■吸収体の表面層の気孔径がノズル径よりも小さければ
、印字の品位はよく、不吐出、よれ等はほとんど起こら
ない。
、印字の品位はよく、不吐出、よれ等はほとんど起こら
ない。
■ヘッド表面の状態も、表面層の気孔径に依存し、ノズ
ル直径よりも小さければ良好である。
ル直径よりも小さければ良好である。
■表層の気孔径が同じ場合は、内部の気孔径の大きい方
が印字品位、ヘッド表面状態が良好である(これはスキ
ン層の効果であると思われる。)。
が印字品位、ヘッド表面状態が良好である(これはスキ
ン層の効果であると思われる。)。
以上のようにロール状の吸収体を用いた場合、吸収体の
表面の気孔径がノズル径よりも小さくすることで良好な
結果を得ることができた。(尚、図中における1−aは
吸収体の内部、1−bはスキン層る。
表面の気孔径がノズル径よりも小さくすることで良好な
結果を得ることができた。(尚、図中における1−aは
吸収体の内部、1−bはスキン層る。
第9図はノズルの直径が30μmで気孔径が300μm
の場合の模式図であり、矢印Aのようにヘッド表面が移
動すると、吸収体ロールは矢印Bのように従動回転し、
インクをその気孔による毛細管現象により吸収する。し
かし、図よりわかるように、ある程度大きなインク滴は
吸収できるが、それ以下のインク滴は吸収しに((、ふ
き残しのインクとしてヘッド表面に残してしまう。この
インク滴の大きさは気泡径とほぼ同じであり、ノズル近
辺のノズル径程度のインク滴をフキとることは難かしく
、残つてしまうため、不吐出やヨレ等の! 原因となる。一方、第榊図のように、気孔径の表層がl
O〜20μm1内部が30〜50μmの吸収体ロールを
用いた場合は、はぼインク滴を吸収することが可能で、
ノズル径よりも大きな径のインク滴は残らない。よって
、ノズルの孔をふさぐことはない。また、内部の気孔径
が大きくなっているため、1度吸収したインクを内部に
吸い上げるため、表層はいつも乾いた状態を保つことが
でき、安定したフキとり効果を保つことができる。また
、全体が連続気孔体となっているため、通気性が良(、
内部に吸い上げられたインクも非常に乾きやすい。
の場合の模式図であり、矢印Aのようにヘッド表面が移
動すると、吸収体ロールは矢印Bのように従動回転し、
インクをその気孔による毛細管現象により吸収する。し
かし、図よりわかるように、ある程度大きなインク滴は
吸収できるが、それ以下のインク滴は吸収しに((、ふ
き残しのインクとしてヘッド表面に残してしまう。この
インク滴の大きさは気泡径とほぼ同じであり、ノズル近
辺のノズル径程度のインク滴をフキとることは難かしく
、残つてしまうため、不吐出やヨレ等の! 原因となる。一方、第榊図のように、気孔径の表層がl
O〜20μm1内部が30〜50μmの吸収体ロールを
用いた場合は、はぼインク滴を吸収することが可能で、
ノズル径よりも大きな径のインク滴は残らない。よって
、ノズルの孔をふさぐことはない。また、内部の気孔径
が大きくなっているため、1度吸収したインクを内部に
吸い上げるため、表層はいつも乾いた状態を保つことが
でき、安定したフキとり効果を保つことができる。また
、全体が連続気孔体となっているため、通気性が良(、
内部に吸い上げられたインクも非常に乾きやすい。
また、ロール形状の吸収体は、ヘラ・ド面の動きにより
従動するため、ブレード形状のものと違って、吸収体全
体に平均的に吸収されるため吸収するインクの許容量が
大きい。
従動するため、ブレード形状のものと違って、吸収体全
体に平均的に吸収されるため吸収するインクの許容量が
大きい。
一方、第一の実施例で述べたブレード形状の吸収体を用
いると吸収するインクの許容量はロールはどないが、ゴ
ミ等を除去する効果もある。
いると吸収するインクの許容量はロールはどないが、ゴ
ミ等を除去する効果もある。
(第3の実施例)
第1図に示したように、例えば両面にスキン層を持つよ
うな広い板状の吸収体を分断して作つた吸収体ブレード
lを用いる。
うな広い板状の吸収体を分断して作つた吸収体ブレード
lを用いる。
これを用いた処、スキン層がゴミ等を除去する効果とイ
ンク滴吸収の両方の機能を持ち、さらにスキン層がなく
、内部が露出された部分がインクの更なる吸収効果を持
つことでヘッドのクリーニング機能を著しく高めた。
ンク滴吸収の両方の機能を持ち、さらにスキン層がなく
、内部が露出された部分がインクの更なる吸収効果を持
つことでヘッドのクリーニング機能を著しく高めた。
この吸収部材を用い、A4の画像1枚につき3回のワイ
ピングを行い、5000枚の耐久を行った処、印字品位
、ヘッド表面とも良好であった。
ピングを行い、5000枚の耐久を行った処、印字品位
、ヘッド表面とも良好であった。
この吸収部材は上述したように製法が簡単であるため、
量産効果も高く、低コストでできるという効果もある。
量産効果も高く、低コストでできるという効果もある。
(第4の実施例)
第11図に第4の実施例を示した。このように構成した
場合、第3の実施例と同じクリーニング効果を持つこと
ができる。
場合、第3の実施例と同じクリーニング効果を持つこと
ができる。
更には、ヘッド表面と接触しない面においては、スキン
層は必要ないことから、製法として両側にスキン層を持
ったブレードを型の打ち抜きや押し出し成型法で厚めに
作っておき、真中で半分にスライスすることでできる。
層は必要ないことから、製法として両側にスキン層を持
ったブレードを型の打ち抜きや押し出し成型法で厚めに
作っておき、真中で半分にスライスすることでできる。
これにより、コストの低減化を図ることができる。
また、PVF樹脂の連続気孔体のような吸収体を用いた
場合でも、上述の性能を持つことができる。
場合でも、上述の性能を持つことができる。
本発明には、高価になるがシリコーンゴムの発泡体(連
続気孔)やフッ素ゴムの発泡体を発泡条件によって周知
製造法レベルで容易に実施できる。
続気孔)やフッ素ゴムの発泡体を発泡条件によって周知
製造法レベルで容易に実施できる。
第13図は、前述した本発明に適用できるしぼり機構の
具体例を示すが、本発明は単に別部材に弾性多孔質体を
押しつけてインクしぼり出しを行う周知の構成をそのま
ま適用したものでも良い。
具体例を示すが、本発明は単に別部材に弾性多孔質体を
押しつけてインクしぼり出しを行う周知の構成をそのま
ま適用したものでも良い。
第13図はしぼりおよび抜き機構のその動作を示す。
第13図において、連結棒140に固定されたアーム1
80にしぼり部材190がビン結合され、また、このア
ーム180には横方向(前後方向)にガイドされた吸収
体保持部材200もビン結合されている。
80にしぼり部材190がビン結合され、また、このア
ーム180には横方向(前後方向)にガイドされた吸収
体保持部材200もビン結合されている。
本発明の弾性連続気孔を有した多孔質体としてのインク
吸収体210は、しぼり部材190と保持部材200と
の間に保持されている。
吸収体210は、しぼり部材190と保持部材200と
の間に保持されている。
なお、第13図中の番号220はしぼり部材190の位
置を調節する動作調節ビンを示す。
置を調節する動作調節ビンを示す。
ホーム位置ではインク吸収体210は第13図(A)の
ようにヘッドユニットの吐出口面2から若干前れた位置
に保持されている。
ようにヘッドユニットの吐出口面2から若干前れた位置
に保持されている。
駆動からの回転が連結棒140に伝わりて実線方向に回
動するとインク吸収体210が前進し記録ヘッド吐出口
面2に押し付けられ、第23図(B)のような状態にな
る。前記インク清掃動作はこの第13図(B)の押し付
は状態のもとで行われる。
動するとインク吸収体210が前進し記録ヘッド吐出口
面2に押し付けられ、第23図(B)のような状態にな
る。前記インク清掃動作はこの第13図(B)の押し付
は状態のもとで行われる。
さらに、駆動回転で、第13図(C)に示すごとく、イ
ンク吸収体210が記録ヘッド吐出口2から離れるとと
もに、しぼり部材190の先端が上昇し、インク吸収体
210を圧搾して含有インクをしぼり出す動作が行われ
る。しぼり出されたインクは適当な手段で集められ廃イ
ンク容器に導かれる。
ンク吸収体210が記録ヘッド吐出口2から離れるとと
もに、しぼり部材190の先端が上昇し、インク吸収体
210を圧搾して含有インクをしぼり出す動作が行われ
る。しぼり出されたインクは適当な手段で集められ廃イ
ンク容器に導かれる。
第13図(A)のホーム位置→第!3図(B)の押し付
は位置(この時インククリーニング動作)→第13図(
C)のしぼり動作→第13図(A)のホーム位置への変
化は1回転(lサイクル)で行われる。
は位置(この時インククリーニング動作)→第13図(
C)のしぼり動作→第13図(A)のホーム位置への変
化は1回転(lサイクル)で行われる。
なお、第13図(B)の押し付は位置の前後では、イン
ク吸収体210が記録ヘッド吐出口に対し上下方向に相
対移動するのでインク吐出口表面を前述したクリーニン
グ効果の結果のように良好にできる。
ク吸収体210が記録ヘッド吐出口に対し上下方向に相
対移動するのでインク吐出口表面を前述したクリーニン
グ効果の結果のように良好にできる。
第14図乃至第16図は、本発明の応用例を示すもので
、第14図、第15図は、本発明の弾性多孔質体を従来
の擦り機構21.ブレード20の両方に適用したものを
示すが、以下の説明は構成のみとする。このように複数
配置によって一層安定した効果が得られることはいうま
でもない。第16図は0回転多孔質体104に本発明を
適用したもので、キャッピング手段17と一体とする構
成を示すだけのもので、本発明を限定するものではない
。
、第14図、第15図は、本発明の弾性多孔質体を従来
の擦り機構21.ブレード20の両方に適用したものを
示すが、以下の説明は構成のみとする。このように複数
配置によって一層安定した効果が得られることはいうま
でもない。第16図は0回転多孔質体104に本発明を
適用したもので、キャッピング手段17と一体とする構
成を示すだけのもので、本発明を限定するものではない
。
第14図は本発明の一実施例に係るインクジェット記録
装置の要部構成を示し、図において、211は円筒形の
部材によって記録面を形成するプラテン、12はプラテ
ン211にに巻き付けられ、その記録位置をプラテン2
11の回転によって移動する記録用紙である。
装置の要部構成を示し、図において、211は円筒形の
部材によって記録面を形成するプラテン、12はプラテ
ン211にに巻き付けられ、その記録位置をプラテン2
11の回転によって移動する記録用紙である。
13はガイドシャフト、14はキャリッジ、15は記録
ヘッドをそれぞれ示し、キャリッジI4は不図示のモー
タの駆動によりガイドシャフト13に沿って移動し、キ
ャリッジ14上に搭載された記録ヘッド15はこの移動
に伴なって記録用紙2に画像を記録する。
ヘッドをそれぞれ示し、キャリッジI4は不図示のモー
タの駆動によりガイドシャフト13に沿って移動し、キ
ャリッジ14上に搭載された記録ヘッド15はこの移動
に伴なって記録用紙2に画像を記録する。
HPはキャリッジ14のホームポジションを示し、ホー
ムポジションHPには、記録ヘッド15の吐出口面に対
向するようにしてインク吐出回復装置16が配設されて
いる。インク吐出回復装置16は、記録ヘッド15に対
向して進退移動可能で前進位置で記録ヘッド15の吐出
口面を密閉するキャッピング手段17と、不図示の吐出
回復操作レバーで駆動され、キャッピング手段17を介
してインク吐出口からインクを吸引するポンプ19とに
よって構成されている。
ムポジションHPには、記録ヘッド15の吐出口面に対
向するようにしてインク吐出回復装置16が配設されて
いる。インク吐出回復装置16は、記録ヘッド15に対
向して進退移動可能で前進位置で記録ヘッド15の吐出
口面を密閉するキャッピング手段17と、不図示の吐出
回復操作レバーで駆動され、キャッピング手段17を介
してインク吐出口からインクを吸引するポンプ19とに
よって構成されている。
キャッピング手段17の側部、すなわち図中右側には記
録ヘッド15のインク吐出口面を払拭するための可撓性
のブレード20が設けられている。21はキャッピング
手段17の記録ヘッド15と対向する面の一部に配設さ
れた擦り機構であり、キャッピング手段17の進退移動
に伴って移動する。
録ヘッド15のインク吐出口面を払拭するための可撓性
のブレード20が設けられている。21はキャッピング
手段17の記録ヘッド15と対向する面の一部に配設さ
れた擦り機構であり、キャッピング手段17の進退移動
に伴って移動する。
第15図はインク吐出回復装置の斜視図で、25はイン
ク吐出回復装置16の底板をなすフレーム、22Aはウ
オームホイール(不図示)のウオームホイール軸である
。フレームの上にポンプ19が取付けられ、また、ピス
トンとウオームホイールとは接続し、ウオームホイール
軸22Aはフレーム25の一部をなす蓋26に軸支され
ている。ウオームホイールおよびピストンは一体でウオ
ームホイール軸に沿って上下移動可能であり、ポンプ1
9内の不図示のばね等によって、図中上方に付勢されて
いる。
ク吐出回復装置16の底板をなすフレーム、22Aはウ
オームホイール(不図示)のウオームホイール軸である
。フレームの上にポンプ19が取付けられ、また、ピス
トンとウオームホイールとは接続し、ウオームホイール
軸22Aはフレーム25の一部をなす蓋26に軸支され
ている。ウオームホイールおよびピストンは一体でウオ
ームホイール軸に沿って上下移動可能であり、ポンプ1
9内の不図示のばね等によって、図中上方に付勢されて
いる。
これによりキャッピング手段7の進退移動は不図示のモ
ータカム機構で行われる。また、ブレード20はカム機
構23のカムによって駆動され、その回転を適切に制御
することによってキャッピング手段17に相対した位置
が定められる。
ータカム機構で行われる。また、ブレード20はカム機
構23のカムによって駆動され、その回転を適切に制御
することによってキャッピング手段17に相対した位置
が定められる。
本発明は、上述のようにキャッピング手段と関係性られ
る機構として用いられても良い。
る機構として用いられても良い。
第12図は、本発明の実質効果を得るためにより好まし
いものを示すが、吐出口径dに対して、弾性多孔質体の
平均気孔径d0とし、d0以下の連続気孔径分布量(数
)が占める個数Sd0と、吐出口径d以下の同様の個数
Sdとする。
いものを示すが、吐出口径dに対して、弾性多孔質体の
平均気孔径d0とし、d0以下の連続気孔径分布量(数
)が占める個数Sd0と、吐出口径d以下の同様の個数
Sdとする。
本発明にとってより好ましい条件としては、Sdが10
0%であることが良く、実用上の極めて優れた効果は、
Sdが80%以上が適する。又、別にSd。
0%であることが良く、実用上の極めて優れた効果は、
Sdが80%以上が適する。又、別にSd。
が60%以上あれば、より安定した効果を得ることがで
きるので、清掃方向に関した弾性連続多孔質体接触表面
の乳分布を上述のように安定させるこ〔発明の効果〕 以上説明したように、清掃部材の裏面部平均気孔径がイ
ンクジェット記録ヘッドのノズルといった吐出路の吐出
口の実質口径よりも小さいという表面層を持つ弾性吸収
部材を用いることにより、吐出口面をふき残しな(きれ
いに清掃でき、不吐出やヨレ等のない安定な吐出を長期
に渡って維持することが可能であり、高品位なムラのな
い画像を得ることができた。
きるので、清掃方向に関した弾性連続多孔質体接触表面
の乳分布を上述のように安定させるこ〔発明の効果〕 以上説明したように、清掃部材の裏面部平均気孔径がイ
ンクジェット記録ヘッドのノズルといった吐出路の吐出
口の実質口径よりも小さいという表面層を持つ弾性吸収
部材を用いることにより、吐出口面をふき残しな(きれ
いに清掃でき、不吐出やヨレ等のない安定な吐出を長期
に渡って維持することが可能であり、高品位なムラのな
い画像を得ることができた。
第1図は、本発明の実施例の要部説明図、第2図は、本
発明の他の実施例の説明図、第3図は、本発明実施例の
要部説明図、第4図は、本発明の装置中における実施例
を示す図、 第5図は、濡れが生じたオリフィス面(ヘッド表面)の
模式図、 第6図は、ゴムブレードを用いてワイピングした場合の
オリフィス面の模式図、 第7図は、従来の吸収体によるオリフィス面の清掃後の
模式図、 第8図は、本発明の吸収部材の気孔径の深さ方向の分布
図、 第9図は、比較例を吸収部材とした場合の断面図、第1
O図は、本発明の別の実施例の概略図、第11図は、本
発明の他の実施例の概略図、第12図は、本発明平均気
孔径と吐出口径との好ましい分布関係図、 第13図(A)、(B)、(C)は、本発明に適用でき
る機構の説明図、 第14図乃至第16図は、本発明実施例の変形例の説明
図である。 lは弾性吸収体(弾性多孔質体)、2はヘッド面(オリ
フィス面;吐出口面)、3はインクの濡れ、5はインク
ジェット記録ヘッド、8はノズルの穴(吐出口)。
発明の他の実施例の説明図、第3図は、本発明実施例の
要部説明図、第4図は、本発明の装置中における実施例
を示す図、 第5図は、濡れが生じたオリフィス面(ヘッド表面)の
模式図、 第6図は、ゴムブレードを用いてワイピングした場合の
オリフィス面の模式図、 第7図は、従来の吸収体によるオリフィス面の清掃後の
模式図、 第8図は、本発明の吸収部材の気孔径の深さ方向の分布
図、 第9図は、比較例を吸収部材とした場合の断面図、第1
O図は、本発明の別の実施例の概略図、第11図は、本
発明の他の実施例の概略図、第12図は、本発明平均気
孔径と吐出口径との好ましい分布関係図、 第13図(A)、(B)、(C)は、本発明に適用でき
る機構の説明図、 第14図乃至第16図は、本発明実施例の変形例の説明
図である。 lは弾性吸収体(弾性多孔質体)、2はヘッド面(オリ
フィス面;吐出口面)、3はインクの濡れ、5はインク
ジェット記録ヘッド、8はノズルの穴(吐出口)。
Claims (7)
- (1)インクを吐出する吐出口を有するインクジェット
ヘッドの吐出口面を清掃する清掃部材を備えたインクジ
ェット記録装置において、 上記清掃部材は、上記吐出口面と接触してインクを吸収
する弾性連続気孔多孔質体を有し、該多孔質体の該吐出
口面接触部の平均気孔径が上記吐出口の実質口径以下で
あることを特徴とするインクジェット記録装置。 - (2)上記多孔質体の内部は、上記接触部の気孔径より
も大きい気孔径の気孔を有している請求項第1項記載の
インクジェット記録装置。 - (3)上記吐出口面と上記吐出口面接触部との接触圧力
は、10g/mm^2以下の接触圧力である請求項第1
項又は第2項に記載のインクジェット記録装置。 - (4)インクを吐出する吐出口を有するインクジェット
の吐出口面を清掃する清掃部材を備えたインクジェット
記録装置において、 上記清掃部材は、上記吐出口面と接触してインクを吸収
する弾性連続気孔多孔質体を有し、該多孔質体の該吐出
口面接触部は、上記吐出口の実質口径以下の口径の気孔
を有し、該多孔質体の内部は、吐出口面接触部の気孔径
よりも大きくなる気孔径の気孔を備えていることを特徴
とするインクジェット記録装置。 - (5)上記実質口径以下の口径の気孔は、上記吐出口の
清掃方向に関して50%以上の割合で存在している請求
項第4項記載のインクジェット記録装置。 - (6)インクを吐出する吐出口を有するインクジェット
ヘッドと、該ヘッドの吐出口面を清掃する清掃部材を備
えたインクジェット記録装置において、 上記吐出口面は、撥水処理された面であり、該吐出口面
に当接する上記清掃部材の吐出口接触部は、上記吐出口
の実質口径以下の平均口径の気孔を接触面に有する連続
気孔多孔質体を有し、該多孔質体の接触面と該吐出面と
の接触圧力を5g/mm^2以下の接触圧力とすること
を特徴とするインクジェット記録装置。 - (7)上記インクジェットヘッドは、上記インク吐出口
に連通するインク流路に設けられた熱エネルギー発生体
の熱エネルギーによって気泡を形成し、該気泡に応じて
インク液滴を吐出するバブルジェット式インクジェット
ヘッドである請求項第6項記載のインクジェット記録装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1802089A JP2738855B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | インク清掃部材を備えたインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1802089A JP2738855B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | インク清掃部材を備えたインクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02198859A true JPH02198859A (ja) | 1990-08-07 |
JP2738855B2 JP2738855B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=11959985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1802089A Expired - Fee Related JP2738855B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | インク清掃部材を備えたインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738855B2 (ja) |
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-
1989
- 1989-01-27 JP JP1802089A patent/JP2738855B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2020082568A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 株式会社リコー | 払拭装置、液体吐出装置、及び払拭方法 |
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