JPH02185689A - 可変容量ベーン型回転圧縮機 - Google Patents
可変容量ベーン型回転圧縮機Info
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- JPH02185689A JPH02185689A JP275189A JP275189A JPH02185689A JP H02185689 A JPH02185689 A JP H02185689A JP 275189 A JP275189 A JP 275189A JP 275189 A JP275189 A JP 275189A JP H02185689 A JPH02185689 A JP H02185689A
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
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Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、車両用空調装置等に用いられる可変容置ベー
ン型回転圧縮機に関する。
ン型回転圧縮機に関する。
(従来の技術)
吸入量を増減調整できる可変容量ベーン型回転圧縮機は
、例えば車両用空調装置に使用する場合、過冷房を防止
することが容易で、駆動系の切り換えが比較的少なく、
運転フィーリングの点でも定容量の回転圧縮機よりも優
れている。この種の圧縮機の一例が特開昭62−265
491号公報に開示されている。
、例えば車両用空調装置に使用する場合、過冷房を防止
することが容易で、駆動系の切り換えが比較的少なく、
運転フィーリングの点でも定容量の回転圧縮機よりも優
れている。この種の圧縮機の一例が特開昭62−265
491号公報に開示されている。
この公報に開示された可変容量ベーン型回転圧縮機は、
第5図に示すように、回転軸11フロントヘフド2、ケ
ース3、カムリング4、フロントサイドブロック5、図
示しないリアサイドブロック等で構成されている。そし
て、フロントサイドブロック5の凹部には回転自在にア
ジャストプレート6が収容され、このアジャストプレー
ト6にはその一例に図示しない受圧部が突設されている
。
第5図に示すように、回転軸11フロントヘフド2、ケ
ース3、カムリング4、フロントサイドブロック5、図
示しないリアサイドブロック等で構成されている。そし
て、フロントサイドブロック5の凹部には回転自在にア
ジャストプレート6が収容され、このアジャストプレー
ト6にはその一例に図示しない受圧部が突設されている
。
この受圧部は円弧状の圧力作動室(アクチエエータシリ
ンダ)7にスライド可能に嵌挿されており、この受圧部
の外周である圧力作動室7との摺動部分には図示しない
特殊形状のシール部材が取り付けられている。そして、
受圧部により部分された圧力作動室7の一方には吸入室
9側の吸入圧が、他方にはパイロット圧が加わるように
構成され、パイロット圧は、吐出室14と圧力作動室7
の他方とを連通ずる図示しないオリフィス及び開閉弁機
構8側から供給される。ここで、開閉弁機構8は、吸入
室9のベローズlOによるボール弁16に対する開弁力
とばね11及びプランジ中12の開弁力との相対変動に
応じ、・吸入圧あるいは吐出圧を選択的にパイロット圧
として圧力作動室7の他方に導く、プランジ中12の後
端には吐出圧が加わるようになっている。
ンダ)7にスライド可能に嵌挿されており、この受圧部
の外周である圧力作動室7との摺動部分には図示しない
特殊形状のシール部材が取り付けられている。そして、
受圧部により部分された圧力作動室7の一方には吸入室
9側の吸入圧が、他方にはパイロット圧が加わるように
構成され、パイロット圧は、吐出室14と圧力作動室7
の他方とを連通ずる図示しないオリフィス及び開閉弁機
構8側から供給される。ここで、開閉弁機構8は、吸入
室9のベローズlOによるボール弁16に対する開弁力
とばね11及びプランジ中12の開弁力との相対変動に
応じ、・吸入圧あるいは吐出圧を選択的にパイロット圧
として圧力作動室7の他方に導く、プランジ中12の後
端には吐出圧が加わるようになっている。
アジャストプレート6には、一端をフロントサイドブロ
ック5側に固定されたコイルばね17によって一方の回
転方向へ付勢されている。アジャストプレート6の外周
には図示しないバイパス開口が形成され、このプレート
6を、パイロット圧によりコイルばね17の付勢力に抗
して回転中心軸回りに回動させることにより、吸入口の
面積を増減させ、ロータ15に出没自在にかつカムリン
グ4の内周に摺接するように取り付けられた各ベーンの
圧縮開始時期を調整して吐出量を調整できるようになで
いる。
ック5側に固定されたコイルばね17によって一方の回
転方向へ付勢されている。アジャストプレート6の外周
には図示しないバイパス開口が形成され、このプレート
6を、パイロット圧によりコイルばね17の付勢力に抗
して回転中心軸回りに回動させることにより、吸入口の
面積を増減させ、ロータ15に出没自在にかつカムリン
グ4の内周に摺接するように取り付けられた各ベーンの
圧縮開始時期を調整して吐出量を調整できるようになで
いる。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、前記構造の可変容量圧縮機では、容置制御運
転になって、開閉弁機構8が開弁し吸入圧がパイロット
圧として圧力作動室7に導入されても、オリフィスから
は常に吐出圧が圧力作動室7に導入されており、このオ
リフィスからの高温高圧の流体が吸入室9ヘリークして
しまう、これにより、吸入室9内の流体が加熱されて膨
張し、ポンプ機能が低下してしまう、このため、圧縮機
の圧縮容量を必要以上に大きくしなければならないとい
う問題点がある。
転になって、開閉弁機構8が開弁し吸入圧がパイロット
圧として圧力作動室7に導入されても、オリフィスから
は常に吐出圧が圧力作動室7に導入されており、このオ
リフィスからの高温高圧の流体が吸入室9ヘリークして
しまう、これにより、吸入室9内の流体が加熱されて膨
張し、ポンプ機能が低下してしまう、このため、圧縮機
の圧縮容量を必要以上に大きくしなければならないとい
う問題点がある。
さらに、吸入室9内の流体温度の上昇に伴って、この温
度が上昇した吸入室9内の流体が加圧されることで吐出
流体の温度が異常に上昇し、圧縮機自体の耐久性、ひい
ては信顛性が低下してしまうという問題点がある。
度が上昇した吸入室9内の流体が加圧されることで吐出
流体の温度が異常に上昇し、圧縮機自体の耐久性、ひい
ては信顛性が低下してしまうという問題点がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたもので、吸入側
の流体の温度上昇による不具合を確実に防止できる可変
容置ベーン型回転圧縮機をI!供することを目的とする
。
の流体の温度上昇による不具合を確実に防止できる可変
容置ベーン型回転圧縮機をI!供することを目的とする
。
(課題を解決するための手段)
本発明は、前記目的を達成するために、圧縮機の吸入室
及び吐出室間を連通する通路の途中に介装され吸入室内
圧の変動に応じて゛この通路を開閉制御する開閉弁機構
と、前記通路内の開閉弁機構の吐出室側に介装され前記
開閉弁機構の開弁あるいは閉弁制御に連動して前記通路
の吐出室側を閉弁あるいは開弁制御する吸入圧力感応開
閉弁と、前記通路内の前記開閉弁機構及び吸入圧力感応
開閉弁間に連通され開閉弁機構の作動に応じて作動する
アクチエエータシリンダとを備えたことを特徴としてい
る。
及び吐出室間を連通する通路の途中に介装され吸入室内
圧の変動に応じて゛この通路を開閉制御する開閉弁機構
と、前記通路内の開閉弁機構の吐出室側に介装され前記
開閉弁機構の開弁あるいは閉弁制御に連動して前記通路
の吐出室側を閉弁あるいは開弁制御する吸入圧力感応開
閉弁と、前記通路内の前記開閉弁機構及び吸入圧力感応
開閉弁間に連通され開閉弁機構の作動に応じて作動する
アクチエエータシリンダとを備えたことを特徴としてい
る。
(作用)
前記構造の可変容量ベーン型回転圧縮機では、運転停止
状態では、吸入室と吐出室の圧力の差がなく、アクチエ
エータシリンダによってバイパス通路の開度を最大に調
整している。また、開閉弁機構は閉弁され、これに連動
して吸入圧力感応開閉弁は開弁されている。
状態では、吸入室と吐出室の圧力の差がなく、アクチエ
エータシリンダによってバイパス通路の開度を最大に調
整している。また、開閉弁機構は閉弁され、これに連動
して吸入圧力感応開閉弁は開弁されている。
圧縮機の通常運転時には、開閉弁機構は、吸入室内の圧
力とのバランスがとれ、閉弁状態になっており、これに
伴って吸入圧力感応開閉弁は開弁されている。これによ
り、アクチュエータシリンダは、開弁した吸入圧力感応
開閉弁及び通路を介して連通された吐出室のバイロフト
圧力によりバイパス通路を最適状態に絞る。
力とのバランスがとれ、閉弁状態になっており、これに
伴って吸入圧力感応開閉弁は開弁されている。これによ
り、アクチュエータシリンダは、開弁した吸入圧力感応
開閉弁及び通路を介して連通された吐出室のバイロフト
圧力によりバイパス通路を最適状態に絞る。
容量制御運転時には、吸入室の内圧は低下して開閉弁機
構が開弁され、これに連動して岐入圧力感応開閉弁が閉
弁される。これにより、アクチュエータシリンダは、吸
入室へ開放されるとともに吐出室との間が閉鎖されてバ
イパス通路を開き、流体を吸入室へ還流させて、圧縮容
量を減少させる。
構が開弁され、これに連動して岐入圧力感応開閉弁が閉
弁される。これにより、アクチュエータシリンダは、吸
入室へ開放されるとともに吐出室との間が閉鎖されてバ
イパス通路を開き、流体を吸入室へ還流させて、圧縮容
量を減少させる。
(実施例)
以下、添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。
本実施例の可変容量ベーン型回転圧縮機の全体構成を説
明すると、第3図に示すようになっている。
明すると、第3図に示すようになっている。
図中の符号21は筒体状のカムリングを示しており、こ
のカムリング21の前面(図中の左側面)にフロントサ
イドプレート22が取り付けられている。カムリング2
1の後面(図中の右側面)にはリアサイドプレート23
が取り付けられている。さらに、カムリング21の前面
には、フロントサイドプレート22を覆ってその内部に
吸入室25を形成するヘッドカバ−26が取り付けられ
ている。カムリング21の後面には、リアサイドプレー
ト23を覆ってその内部に吐出室27を形成するリアカ
バー28が取り付けられている。
のカムリング21の前面(図中の左側面)にフロントサ
イドプレート22が取り付けられている。カムリング2
1の後面(図中の右側面)にはリアサイドプレート23
が取り付けられている。さらに、カムリング21の前面
には、フロントサイドプレート22を覆ってその内部に
吸入室25を形成するヘッドカバ−26が取り付けられ
ている。カムリング21の後面には、リアサイドプレー
ト23を覆ってその内部に吐出室27を形成するリアカ
バー28が取り付けられている。
カムリング21内には、ロータ30が装着されており、
このロータ30は、一端をリアサイドプレート23に回
転自在に軸支され他端をヘッドカバー26に軸支された
回転軸31に回転自在に支持されている。ロータ30に
は図示しないベーンが複数配設され、このベーンとカム
リング21とロータ30との間に作動室32が形成され
ている。
このロータ30は、一端をリアサイドプレート23に回
転自在に軸支され他端をヘッドカバー26に軸支された
回転軸31に回転自在に支持されている。ロータ30に
は図示しないベーンが複数配設され、このベーンとカム
リング21とロータ30との間に作動室32が形成され
ている。
そして、フロントサイドプレート22には、吸入室25
内の流体を作動室32へ吸入させる図示しない吸入ポー
トが設けられ、リアサイドプレート23には、作動室3
2内で加圧された流体を吐出室27へ吐出させる図示し
ない吐出ポートが形成されている。さらに、フロントサ
イドプレート22には、吐出室27と吸入室25との間
の圧力差が太き(なったときに開弁して、作動室32内
の流体を吸入室25側へ還流させるバイパス通路33(
第2図参照)が形成されている。
内の流体を作動室32へ吸入させる図示しない吸入ポー
トが設けられ、リアサイドプレート23には、作動室3
2内で加圧された流体を吐出室27へ吐出させる図示し
ない吐出ポートが形成されている。さらに、フロントサ
イドプレート22には、吐出室27と吸入室25との間
の圧力差が太き(なったときに開弁して、作動室32内
の流体を吸入室25側へ還流させるバイパス通路33(
第2図参照)が形成されている。
フロントサイドプレート22のカムリング21側には、
円形凹部22aが形成されており、この円形凹部22a
にアジャストプレート34が回転自在に装着されている
0円形口部22a内には、アジャストプレート34を回
転自在にかつロータ30に押圧させるスラスト軸受け3
5が取り付けられている。アジャストプレート34の外
周には、その中心点対称の位置に一対の切欠部34a、
34b(第2図参照)が設けられており、アジャストプ
レート34が回転することで、その切欠部34a、34
bがバイパス通路33の開度を調整して、作動室32か
ら吸入室25へ還流する流体の量を制御するようになっ
ている。
円形凹部22aが形成されており、この円形凹部22a
にアジャストプレート34が回転自在に装着されている
0円形口部22a内には、アジャストプレート34を回
転自在にかつロータ30に押圧させるスラスト軸受け3
5が取り付けられている。アジャストプレート34の外
周には、その中心点対称の位置に一対の切欠部34a、
34b(第2図参照)が設けられており、アジャストプ
レート34が回転することで、その切欠部34a、34
bがバイパス通路33の開度を調整して、作動室32か
ら吸入室25へ還流する流体の量を制御するようになっ
ている。
ヘッドカバー26内には、開閉弁機構37、この開閉弁
機構37に連動する吸入圧力感応開閉弁37a及びアク
チュエータシリンダ38が設けられている。開閉弁機構
37は、第2図に示すように、その内部を真空に保持し
コイルスプリングを内蔵したベローズ40と、このベロ
ーズ40が装着されるとともに連通路41により吸入室
25に連通されるベローズ室42と、このベローズ室4
2に内蔵されベローズ40の先端を押圧するセットスプ
リング43と、ベローズ室42を吐出室27と連通させ
る連通路44と、この連通路44に介装され連通路44
を開閉するボール弁45とから構成されている。
機構37に連動する吸入圧力感応開閉弁37a及びアク
チュエータシリンダ38が設けられている。開閉弁機構
37は、第2図に示すように、その内部を真空に保持し
コイルスプリングを内蔵したベローズ40と、このベロ
ーズ40が装着されるとともに連通路41により吸入室
25に連通されるベローズ室42と、このベローズ室4
2に内蔵されベローズ40の先端を押圧するセットスプ
リング43と、ベローズ室42を吐出室27と連通させ
る連通路44と、この連通路44に介装され連通路44
を開閉するボール弁45とから構成されている。
ボール弁45は、第1図に示すように、ボール弁室45
b内に挿入されたボール弁体45aと、ボール弁室45
b内のベローズ室42側に形成された弁座46と、ベロ
ーズ室42側から弁座46を介してボール弁体45aを
押圧するニードル47と、ボール弁体45aを弁座46
に押圧するコイルスプリング4日と、ヒステリシスを防
止するプランジャ49とから構成されている。
b内に挿入されたボール弁体45aと、ボール弁室45
b内のベローズ室42側に形成された弁座46と、ベロ
ーズ室42側から弁座46を介してボール弁体45aを
押圧するニードル47と、ボール弁体45aを弁座46
に押圧するコイルスプリング4日と、ヒステリシスを防
止するプランジャ49とから構成されている。
連通路44のうち、ボール弁室45bとベローズ室42
とを連通ずる部分は排出路44aとして構成され、ボー
ル弁室45bと吐出室27とを連通ずる部分は導入路4
4bとして構成されている。
とを連通ずる部分は排出路44aとして構成され、ボー
ル弁室45bと吐出室27とを連通ずる部分は導入路4
4bとして構成されている。
排出路44aには、これに挿入されたニードル47との
間に第1絞り47aが形成され、導入路44bには、こ
れに挿入されたプランジャ49との間に第2絞り49a
が構成されている。
間に第1絞り47aが形成され、導入路44bには、こ
れに挿入されたプランジャ49との間に第2絞り49a
が構成されている。
そして、導入路44bとプランジ中49との間に、吸入
圧力感応開閉弁37aが介装されている。
圧力感応開閉弁37aが介装されている。
この吸入圧力感応開閉弁37aは、プランジ中49に設
けられた斜面49bと、導入路44bに設けられた斜面
受は部44cとから構成され、斜面49bが弁部として
、斜面受は部44cが弁座として機能する。プランジャ
49は、その一方49Cが吐出室27の吐出圧を受けて
おり、他方49dがボール弁体45aに当接されている
。そして、ボール弁体45aの移動に伴ってプランジ中
49が移動し、斜面49bが斜面受は部44cに圧接さ
れて、導入路44bを閉鎖するようになっている。
けられた斜面49bと、導入路44bに設けられた斜面
受は部44cとから構成され、斜面49bが弁部として
、斜面受は部44cが弁座として機能する。プランジャ
49は、その一方49Cが吐出室27の吐出圧を受けて
おり、他方49dがボール弁体45aに当接されている
。そして、ボール弁体45aの移動に伴ってプランジ中
49が移動し、斜面49bが斜面受は部44cに圧接さ
れて、導入路44bを閉鎖するようになっている。
アクチュエータシリンダ3Bは、第2図に示すように、
主に、ヘッドカバー26内に取り付けられたシリンダ部
50と、このシリンダ部50の基端50aから内部へ延
出して取り付けられたガイドロッド51と、シリンダ部
50内に装着されガイドロフト51にその移動が支持さ
れた筒状のピストン52と、このピストン52内に挿入
されるとともにガイドロフト51に嵌挿されてシリンダ
部50の基端50a側に反力を取ってピストン52をシ
リンダ部50の先端50b側に押圧するリターンスプリ
ング53とから構成されている。シリンダ部50内の先
端50b側には、ピストン52によってパイロシト圧室
54が区画形成されており、このパイロット圧室54が
、連通路44内のボール弁室45bにパイロット通路5
5を介して連通されている。
主に、ヘッドカバー26内に取り付けられたシリンダ部
50と、このシリンダ部50の基端50aから内部へ延
出して取り付けられたガイドロッド51と、シリンダ部
50内に装着されガイドロフト51にその移動が支持さ
れた筒状のピストン52と、このピストン52内に挿入
されるとともにガイドロフト51に嵌挿されてシリンダ
部50の基端50a側に反力を取ってピストン52をシ
リンダ部50の先端50b側に押圧するリターンスプリ
ング53とから構成されている。シリンダ部50内の先
端50b側には、ピストン52によってパイロシト圧室
54が区画形成されており、このパイロット圧室54が
、連通路44内のボール弁室45bにパイロット通路5
5を介して連通されている。
さらに、シリンダ部50の基端50a側には、縦長のス
リット61が設けられている。シリンダ部50の外側に
は、スリット61に沿って縦長の凹溝62が形成されて
おり、この凹溝62にリンク部材63が装着されている
。このリンク部材63は、その一端が連結ピン64によ
ってピストン52の基端部と連結されており、その他端
部が連結ピン65によって、フロントサイドプレート2
2内に装着されたアジャストプレート34に連結されて
おり、ピストン52の移動によってアジャストプレート
34が回転され、バイパス通路33の開度が制御される
ようになっている。なお、符号66はピストン52に先
端に取り付けられこのピストン52とシリンダ部50と
間をシールするシール部材を示している。また、第3図
中の符号73はエンジン等の動力源とベルトで連結され
るブーりを示しており、符号74は回転軸31とプーリ
73とを断接させる電磁クラッチを示している。
リット61が設けられている。シリンダ部50の外側に
は、スリット61に沿って縦長の凹溝62が形成されて
おり、この凹溝62にリンク部材63が装着されている
。このリンク部材63は、その一端が連結ピン64によ
ってピストン52の基端部と連結されており、その他端
部が連結ピン65によって、フロントサイドプレート2
2内に装着されたアジャストプレート34に連結されて
おり、ピストン52の移動によってアジャストプレート
34が回転され、バイパス通路33の開度が制御される
ようになっている。なお、符号66はピストン52に先
端に取り付けられこのピストン52とシリンダ部50と
間をシールするシール部材を示している。また、第3図
中の符号73はエンジン等の動力源とベルトで連結され
るブーりを示しており、符号74は回転軸31とプーリ
73とを断接させる電磁クラッチを示している。
以上のように構成された可変容量圧縮機では、運転停止
状態では、吸入室25と吐出室27の圧力の差がな(、
アクチュエータシリンダ38のピストン52はリターン
スプリング53で付勢されてシリンダ部50の先端50
b側に移動している。
状態では、吸入室25と吐出室27の圧力の差がな(、
アクチュエータシリンダ38のピストン52はリターン
スプリング53で付勢されてシリンダ部50の先端50
b側に移動している。
これにより、ピストン52にリンク部材63及び連結と
765を介して連結されたアジャストプレート34が回
動してバイパス通路33の開度を最大に調整している。
765を介して連結されたアジャストプレート34が回
動してバイパス通路33の開度を最大に調整している。
また、ベローズ40は、内部が真空のため収縮しており
、ボール弁体45aは、コイルスプリング48で弁座4
6に圧接され、開閉弁機構37は閉鎖されている。さら
に、プランジ中49は、ボール弁体45aの移動に伴っ
て移動しており、吸入圧力感応開閉弁37aは開放され
ている。
、ボール弁体45aは、コイルスプリング48で弁座4
6に圧接され、開閉弁機構37は閉鎖されている。さら
に、プランジ中49は、ボール弁体45aの移動に伴っ
て移動しており、吸入圧力感応開閉弁37aは開放され
ている。
圧縮機が運転されると、動力源からの駆動力でプーリ7
3が駆動されてロータ30が回転する。
3が駆動されてロータ30が回転する。
これにより、吸入室25内の流体が作動室32内に吸入
され、加圧されて吐出室27へ吐出される。
され、加圧されて吐出室27へ吐出される。
そして、吐出室27内の流体は、外部アクチュエータ等
に供給される。このとき、開閉弁機構37では、そのベ
ローズ40の伸長力と吸入室25内の圧力とのバランス
がとれて、ボール弁45は閉鎖状態になっており、これ
に伴って吸入圧力感応開閉弁37aは開放されている。
に供給される。このとき、開閉弁機構37では、そのベ
ローズ40の伸長力と吸入室25内の圧力とのバランス
がとれて、ボール弁45は閉鎖状態になっており、これ
に伴って吸入圧力感応開閉弁37aは開放されている。
さらに、アクチュエータシリンダ38では、ボール弁4
5が閉鎖状態で、吸入圧力感応開閉弁37aは開放状態
であるため、ボール弁室45bとパイロット圧通路55
を介して連通したパイロット圧室54内の圧力は、第2
絞り49aを介して吐出室27内の圧力をパイロット圧
力として受けており、このパイロット圧力とリターンス
プリング53の付勢力とのバランスの取れた位置にピス
トン52を調整している。これにより、リンク部材63
及び連結ピン65によって連結されたアジャストプレー
ト34が回動してバイパス通路の開度を最小に絞、て、
最大容量運転に入る。
5が閉鎖状態で、吸入圧力感応開閉弁37aは開放状態
であるため、ボール弁室45bとパイロット圧通路55
を介して連通したパイロット圧室54内の圧力は、第2
絞り49aを介して吐出室27内の圧力をパイロット圧
力として受けており、このパイロット圧力とリターンス
プリング53の付勢力とのバランスの取れた位置にピス
トン52を調整している。これにより、リンク部材63
及び連結ピン65によって連結されたアジャストプレー
ト34が回動してバイパス通路の開度を最小に絞、て、
最大容量運転に入る。
容量が増大すると、吸入室25の吸入圧が低下し、これ
と連通ずる開閉弁機構37のベローズ室42の内圧も低
下してベローズ40が伸長する。
と連通ずる開閉弁機構37のベローズ室42の内圧も低
下してベローズ40が伸長する。
このベローズ40の伸長によってニードル47が押され
、ボール弁体45aを押し開く、これと同時に、ボール
弁体45aに押されたプランジ中49が吸入圧力感応開
閉弁37aを閉鎖する。これにより、導入路44bが閉
じられ、排出路44aが開かれて、アクチエニークシリ
ンダ38内のパイロット圧室54がベローズ室42に開
放される。
、ボール弁体45aを押し開く、これと同時に、ボール
弁体45aに押されたプランジ中49が吸入圧力感応開
閉弁37aを閉鎖する。これにより、導入路44bが閉
じられ、排出路44aが開かれて、アクチエニークシリ
ンダ38内のパイロット圧室54がベローズ室42に開
放される。
これにより、パイロット圧室54の内圧が速やかに低下
して、ピストン52がリターンスプリング53に付勢さ
れて先端50b側へ移動し、リンク部材63及び連結ビ
ン65によって連結されたアジャストプレート34が同
動されてバイパス通路33を開き、作動室32内て加圧
される流体の一部がバイパス通路33かも東人室25へ
還流され、圧縮容量が減少して、容量制御運転に入る。
して、ピストン52がリターンスプリング53に付勢さ
れて先端50b側へ移動し、リンク部材63及び連結ビ
ン65によって連結されたアジャストプレート34が同
動されてバイパス通路33を開き、作動室32内て加圧
される流体の一部がバイパス通路33かも東人室25へ
還流され、圧縮容量が減少して、容量制御運転に入る。
以上により、アクチエエータシリンダ3日のパイロット
圧室54内へ作用しているパイロット圧力が、速やかに
、かつスムーズに低下して圧力変動に対する応答性が向
上するとともに、圧縮機の運転効率が向上する。
圧室54内へ作用しているパイロット圧力が、速やかに
、かつスムーズに低下して圧力変動に対する応答性が向
上するとともに、圧縮機の運転効率が向上する。
さらに、容量制御運転時に、吐出室271mの高温高圧
の流体が、吸入室25側に流入することがないので、吸
入室25内の流体が膨張してポンプ機能が低下するのを
確実に防止することができる。
の流体が、吸入室25側に流入することがないので、吸
入室25内の流体が膨張してポンプ機能が低下するのを
確実に防止することができる。
また、9入側の流体の温度上昇が抑えられるので、吐出
側の流体の温度の異常上昇が抑えられ、圧縮機に対する
信頼性が大幅に向上する。
側の流体の温度の異常上昇が抑えられ、圧縮機に対する
信頼性が大幅に向上する。
なお、本実施例では、プランジ中49の途中に斜面49
bを形成して、吸入圧力感応開閉弁37aをボール弁室
45bに面して構成したが、第4図にように、プランジ
中49の一方49cに弁部75を形成し、導入路44b
に弁座76を形成して、吸入圧力感応開閉弁37aを構
成してもよい。
bを形成して、吸入圧力感応開閉弁37aをボール弁室
45bに面して構成したが、第4図にように、プランジ
中49の一方49cに弁部75を形成し、導入路44b
に弁座76を形成して、吸入圧力感応開閉弁37aを構
成してもよい。
そして、この場合も、前記実施例同様の効果を奏するこ
とができる。
とができる。
(発明の効果)
以上、説明したように、本発明の可変容量ベーン型回転
圧縮機によれば、吸入室及び吐出室間を連通する通路の
途中に介装され9入室内圧の変動に硲じてこの通路を開
閉制御する開閉弁機構と、通路内の開閉弁機構の吐出室
側に介装され開閉弁機構の開弁あるいは閉弁制御に連動
して通路の吐出室側を閉弁あるいは開弁制御する吸入圧
力感応開閉弁と、通路内の前記、開閉弁機構及び吸入圧
力感応開閉弁間に連通され開閉弁機構の作動に応じて作
動するアクチエエータシリンダとを備えたので、次のよ
うな効果を有する。
圧縮機によれば、吸入室及び吐出室間を連通する通路の
途中に介装され9入室内圧の変動に硲じてこの通路を開
閉制御する開閉弁機構と、通路内の開閉弁機構の吐出室
側に介装され開閉弁機構の開弁あるいは閉弁制御に連動
して通路の吐出室側を閉弁あるいは開弁制御する吸入圧
力感応開閉弁と、通路内の前記、開閉弁機構及び吸入圧
力感応開閉弁間に連通され開閉弁機構の作動に応じて作
動するアクチエエータシリンダとを備えたので、次のよ
うな効果を有する。
(1)アクチエエータシリンダへ作用するパイロット圧
力が、速やかに、かつスムーズに低下して圧力変動に対
する応答性が向上するとともに、圧縮機の運転効率が向
上する。
力が、速やかに、かつスムーズに低下して圧力変動に対
する応答性が向上するとともに、圧縮機の運転効率が向
上する。
(2)容18111運転時に、吐出室側の高温高圧の流
体が、唆入室側に流入することがないので、後入室内の
流体が膨張してポンプ機能が低下するのを確実に防止す
ることができる。
体が、唆入室側に流入することがないので、後入室内の
流体が膨張してポンプ機能が低下するのを確実に防止す
ることができる。
(3)9入側の流体の温度上昇が抑えられるので、吐出
側の流体の温度の異常上昇が抑えられ、圧縮機に対する
信頼性が大幅に向上する。
側の流体の温度の異常上昇が抑えられ、圧縮機に対する
信頼性が大幅に向上する。
第1図から第4図は本発明の実施例で、第1図は第!実
施例のII@的部背部分す部分断面図、第2図は可変容
量ベーン型回転圧縮機を示す概略構成図、第3図は可変
容置ベーン型回転圧縮機を示す側断面図、第4図は本発
明の可変容量ベーン型回転圧縮機の第2実施例を示す部
分断面図、第5図は従来の可変容量ベーン型回転圧縮機
を示す部分断面図である。 25・・・吸入室、27・・・吐出室、32・・・作動
室、33・・・バイパス通路、34・・・アジャストプ
レート、37・・・開閉弁機構、37a・・・吸入圧力
感応開閉弁、38・・・アクチエエータシリンダ、44
・・・ベローズ室42と吐出室27とを連通ずる連通路
、44a・・・連通路44のうちボール弁室4”5bと
ベローズ室42とを連通ずる排出路、44b・・・連通
路44のうちボール弁室45bと吐出室27とを連通ず
る導入路、55・・・アクチュエータシリンダ38と開
閉弁機構37のボール弁室45bとを連通するバイロフ
ト圧通路。
施例のII@的部背部分す部分断面図、第2図は可変容
量ベーン型回転圧縮機を示す概略構成図、第3図は可変
容置ベーン型回転圧縮機を示す側断面図、第4図は本発
明の可変容量ベーン型回転圧縮機の第2実施例を示す部
分断面図、第5図は従来の可変容量ベーン型回転圧縮機
を示す部分断面図である。 25・・・吸入室、27・・・吐出室、32・・・作動
室、33・・・バイパス通路、34・・・アジャストプ
レート、37・・・開閉弁機構、37a・・・吸入圧力
感応開閉弁、38・・・アクチエエータシリンダ、44
・・・ベローズ室42と吐出室27とを連通ずる連通路
、44a・・・連通路44のうちボール弁室4”5bと
ベローズ室42とを連通ずる排出路、44b・・・連通
路44のうちボール弁室45bと吐出室27とを連通ず
る導入路、55・・・アクチュエータシリンダ38と開
閉弁機構37のボール弁室45bとを連通するバイロフ
ト圧通路。
Claims (1)
- 圧縮機の吸入室及び吐出室間を連通する通路の途中に
介装され吸入室内圧の変動に応じてこの通路を開閉制御
する開閉弁機構と、前記通路内の開閉弁機構の吐出室側
に介装され前記開閉弁機構の開弁あるいは閉弁制御に連
動して前記通路の吐出室側を閉弁あるいは開弁制御する
吸入圧力感応開閉弁と、前記通路内の前記開閉弁機構及
び吸入圧力感応開閉弁間に連通され開閉弁機構の作動に
応じて作動するアクチュエータシリンダとを備えたこと
を特徴とする可変容量ベーン型回転圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP275189A JPH02185689A (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 可変容量ベーン型回転圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP275189A JPH02185689A (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 可変容量ベーン型回転圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02185689A true JPH02185689A (ja) | 1990-07-20 |
Family
ID=11538052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP275189A Pending JPH02185689A (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 可変容量ベーン型回転圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02185689A (ja) |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP275189A patent/JPH02185689A/ja active Pending
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