[go: up one dir, main page]

JPH02182961A - 長繊維不織布およびその製法 - Google Patents

長繊維不織布およびその製法

Info

Publication number
JPH02182961A
JPH02182961A JP63334696A JP33469688A JPH02182961A JP H02182961 A JPH02182961 A JP H02182961A JP 63334696 A JP63334696 A JP 63334696A JP 33469688 A JP33469688 A JP 33469688A JP H02182961 A JPH02182961 A JP H02182961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
nonwoven fabric
filament
component
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63334696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2586125B2 (ja
Inventor
Shunsuke Fukada
深田 俊輔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP63334696A priority Critical patent/JP2586125B2/ja
Publication of JPH02182961A publication Critical patent/JPH02182961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586125B2 publication Critical patent/JP2586125B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特定のポリエチレン樹脂と合成樹脂からなる
、特定の構造を有する連続フィラメント(長繊維)不織
布とその製造方法に関するものである。
本発明の不織布は、良好な熱シール特性を有するもので
あり、医療衛生分野、一般生活資材、−般工業資材、農
業土木資材等広い分野で使用される。
[従来の技術] 近年、不織布は広範囲な分野に進出しつつある。
しかし、不織布の製造方法にも多種、多様のプロセス、
条件が用いられ、それらによって制限されてくる製品特
性が利用上の制約を加えていることも否定できない。
例えば、ステーブルによる不織布では、各種の原料・形
状を変えた短繊維が容易に提供され得て、汎用的な繊維
では不織布への加工は比較的容易であると言えるが、構
成繊維が短繊維であることから製品の強靭性、耐久性な
どの機械的実用特性面から何らかの制約を受けているの
が実情である。
また、特殊な繊維では容易には入手をすることができな
く、かつ、一般には、開綿、ウェッブ形成加工工程の難
易性が高いことから特異な機能や特定性質を付与させる
ことは難しい。
一方、連続フィラメントから不織布を作る方法は、原料
樹脂から一挙にシート状物を作り上げることから経済的
な製造方法であるばかりでなく、単繊維の加工困難さを
も解消できるので、容易に厚いものから薄いものまで作
り得るという利点があり、強靭性な不織布、特殊機能性
を持つ不織布としての開発に力が注がれてきている。
このようなフィラメントからなる特異な機能性を有する
不織布を工業的に安価に作ろうとすると、スパンボンド
工程は多岐の工程にわたる特異な製造手段を使用してい
ることから、特に高生産性下での高速紡糸性、フィラメ
ントの開繊・分散性などの不織布の基本形態を左右する
問題点を引起こしやすいものである。
不織布の基本形態を左右する問題に関わる発明として、
例えば、バイメタル型複合繊維からなる不織布において
は、例えば特公昭45−2345号公報に記載されてい
るように巻縮発現による嵩高性付与、接着成分複合によ
る接着性能付与をすることが提案されているが、このよ
うな方法は、短繊維としてカーデイングなどによりウェ
ッブを形成する方法では実用化されているものの、フィ
ラメントからなるスパンボンド不織布においては、一般
に繊維が束になった状態となってコイル状態のケン縮が
発現する傾向にあるため、所望通りの特徴を有していて
、かつ実用に足りるような製品は未だ見当らない。。
また、最近、接着性能を向上させる目的で、特定のポリ
エチレンを用いた繊維が特開昭63−92723号公報
に提案されているが、該公報に提案されている発明では
、オクテン共重合のような特定のポリエチレンを用いな
ければならない上、しかも、具体的には芯鞘複合繊維状
態での実用化が提案されているものの、そのような芯鞘
複合繊維では熱シール性能を上げるためには鞘成分を肉
厚にする必要があり、不織布としての主性能を支配する
芯成分の比率が限定され、その結果として製糸性が損ね
られたり、繊維特性、不織布特性に欠点を招くという問
題があった。
特に、熱シール特性を与えることを目的としている不織
布においては、良好な熱シール性を得るために不織布構
成繊維が凝集することなく、個々の繊維に十分に開繊さ
れていることが重要な要件となる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上述のような点に鑑み、経済的に安価
で高生産性下で良好な熱シール特性を有する連続マイラ
メント不織布を製造せんとするものであって、特に、バ
イメタル型の複合繊維による連続フィラメントが凝集す
ることなく個々のフィラメントに良く開繊されて、非常
に均一性に富んでいて、それにより良好なソフト性を具
備するとともに、良好な熱シール特性を保有せしめられ
ている長繊維不織布とその製造方法を提供せんとするも
のである。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成する本発明の長繊維不織布は、繊維
形成性熱可塑ポリマー成分と密度が0゜95以上のポリ
エチレン成分からなり、ポリエチレン成分が断面外周の
大部分を取巻き、繊維形成性熱可塑ポリマーが断面外周
の一部分に露出しているバイメタル型複合構造を有し、
かつ、少なくともポリエチレン成分の全断面積に占める
割合いは20%以上90%以下であるフィラメント繊維
から構成されている長繊維不織布であって、かつ、前記
ポリエチレン成分によって構成フィラメント相互が接合
されていて、目付10 g/m2から30Qg/yy?
以下であることを特徴とする長繊維不織布である。
また、本発明の長繊維不織布の製造方法は、繊維形成性
熱可塑ポリマーと密度0.95以上のポリエチレン成分
からなり、繊維形成性熱可塑ポリマー成分が繊維断面外
周の一部に露出しているバイメタル型複合構造を呈する
複合フィラメント繊維を噴射空気流に随伴させて毎分3
000m以上の速度で牽引しつつ紡糸し、さらに、該紡
糸フィラメント繊維束を衝突板に衝突させて開繊させた
後、該噴射フィラメント群を多孔性移動面上に捕集し、
さらに、捕集されたフィラメント群に対して温度50℃
ないし120℃の熱加圧処理することを特徴とする長繊
維不織布の製造方法である。
[作用] 以下、さらに詳細に本発明について、添附の図面等にし
たがって説明する。
第1図は、本発明の長繊維不織布の製造方法の一実施態
様を示す工程概要図であり、1と2はエクストルーダー
押出機であり、ギヤーポンプ20を介して両押自機14
.2に連結されているスピンブロック3、その中のフィ
ルター・口金パック4を介してそれぞれの押出機からの
溶融したポリマーはろ過された後、口金細孔からフィラ
メント繊維状に吐出される。こうして吐出される好まし
くは少なくとも20本の吐出糸条5は大気中を走行し、
口金下20cmから200cm下方の位置に設置された
空気アスピレータ−6に吸引され噴出せしめられる。そ
して、噴出フィラメント群7を邪魔板8により衝突させ
、噴流10の方向変換と開繊性の向上、広がり性の向上
を促進させる。噴流は好ましくは邪魔板8の下方10c
mないし100cmの位置に設置された吸引ダクト12
を有する金網コンベアー11の上に所望の目付重量のウ
ェッブ16になるよう捕集されて、その下流で加熱、加
圧されたカレンダーロール9で加圧され巻き取られる。
第2図は、吐出部口金の詳細態様を示す部分断面図で、
上部板13および下部板14とからなり、上部板に穿設
された孔15から繊維形成性熱可塑ポリマー成分を加圧
流下させ、下部板14に穿設したポリエチレン成分の通
路17と会合させるものである。ここで一つの態様では
、会合部は上部板13からの融液の流れ方向に対し一部
の横方向から直接に会合されるように間隙18を設ける
方法があり、あるいは、別の態様では上部板からの融液
の流れ方向に直接合流するよう管などを設ける方法など
も採用され得るものである。
第3図は、本発明で用いられる繊維の断面構造の一例を
示したものである。いずれの断面においても、繊維形成
能を有するエチレン重合体以外の熱可塑ポリマー成分と
密度0.95以上のポリエチレン成分がバイメタル型複
合構造を有しているものである。ここで言うポリエチレ
ンとは、繊維形成能を有するエチレン重合体を指し、密
度が0゜95以上であれば種々の共重合体あるいはそれ
らの一部を混合したもの、またポリエチレンの基本的性
状を損なわない程度に他の有機合成重合体あるいは無機
物を混合したものを用いてもよい。好適には、一般に線
状高密度ポリエチレンと言われる範躊の樹脂が複合性能
、紡糸性能、製布性能、製品実用特性などの複数面で格
別の効果を発揮する。この場合、口金から吐出されるポ
リエチレン成分の温度は、融点以上少なくとも20℃以
上はあることが重要で、好適には重合体の融点よりも5
0℃から14−0℃程度高いぐらいまでの条件では、口
金からの吐出の際、くの字型になる曲りなどによる紡糸
不安定性を改良でき好ましい。温度が高く、長時間の紡
糸安定性が損なわれる場合は、公知の酸化防止剤、熱分
解抑制物質などの添加により軽減、解消できるので、こ
れらの添加についても考慮されるべきであり、むろん、
それら添加物が含まれても本発明の範囲に含まれる。
もう一方の繊維形成性熱可塑ポリマーは、ポリエチレン
以外の溶融紡糸可能な全ての重合体が使用できる。これ
らの重合体にはポリエチレンテレフタレートなどのポリ
エステル、ナイロン6などのポリアミド、ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィン、ポリフェニレンスルフィドな
どの含硫黄重合体、各種熱可塑性エラストマー、その他
各種の公知の重合体、共重合体が含まれる。それらの重
合体の融点はポリエチレン成分の融点よりも少なくとも
20℃は高いことが重要で、この条件を満足しない場合
は不織布実用段階での熱シール性能にやや劣る。これら
の重合体の中で特にポリエチレンテレフタレートまたは
それらの共重合体を用いた場合は、紡糸性能が向上する
こと、ポリエチレンの紡糸中の表面結晶化が促進され、
開繊性能向上に著しく寄与する点、また、熱シール特性
に優れる点から好適である。
第5図は不織布の顕微鏡写真(30倍)である。
同図Aは本発明の密度0.95以上のポリエチレンを用
いたた場合で個々の繊維に良く開繊され、被覆性能に優
れていることがわかる。一方、同図Bは密度0.94の
ポリエチレンを用いた場合で繊維は束なった状態を呈し
ており、被覆性に欠け、物理特性も非実用的で劣るもの
である。
ポリエチレン成分および他成分の繊維断面における形状
は、第3図A−Dのように円形、非円形を問わないが、
いずれの断面を呈するにせよポリエチレン成分の全断面
積に占める面積比率は、20%以上90%以下であるこ
とが重要で、かつ断面外周に占めるボリチレンの外周比
率は断面積比率以上、さらに好ましくは50%以上90
%以下を占め、また、他方のポリマー成分が断面外周の
一部に露出していることが重要である。この範囲内では
、構成するフィラメント繊維束の開繊性が優れること、
糸切れなどの紡糸トラブルを軽減または解消できること
や、熱シール性能を期待以上に向上できる。特に好適に
は、第3図Aのポリエチレンが三日月状で、他方のポリ
マーが円形の場合は、実用上の熱シール性能に非常に優
れることは興味ある事実である。
このような構造のフィラメントを作るためには、第2図
に示すような形状の口金を用い、上板孔から、例えばポ
リエステルを、隙間18からポリエチレン液を会合させ
る方法が好適で、吐出孔21からの吐出条は曲りもなく
高速の紡糸にも耐えるものである。
このようにして吐出された糸条は、好ましくは少なくと
も20フイラメントを一緒にして毎分3000m以上の
速度になるよう流体流で引張り紡糸するが、本発明によ
れば、フィラメントの繊度が0.1デニールから10デ
ニールを越えない範囲で良好にウェッブ形成が可能であ
る。本発明の要件を満足させることにより、バイメタル
状複合フィラメントでありながら、束状態になることな
く良く開繊された状態でウェッブが形成が可能である。
第4図は、本発明の不織布の構造の一例を示す模式図で
、シート全面にわたり離散的に存在し押しつぶされ接着
された部分22と、繊維が無作為に配置されたままの未
拘束の部分23からなっているものである。部分22の
面積は0.2m%から10mrrrの範囲がドレープ性
を損なわない点から重要で、かつ熱シール性能を確保す
るにはシートの全体の面積に対し50%を越えない範囲
、さらに好適には15%を越えない範囲で拘束部分22
が点在するようにするのがよい。この理由は、すでに押
圧された部分は複合構造が変形しバイメタル複合特有の
ポリマー成分の綿花構造が消失するので熱シール性能へ
の寄与が減少することによる。
本発明の不織布は、目付10g/rrfから300g7
’n(の厚さに形成されたとき、従来不織布の用いられ
ている分野はもちろんのこと、特に包装被覆資材、フィ
ルター、ワイパー類、衛生・メディカル資材、各種成型
資材、さらにその他の分野でのシートを小物に加工して
利用する分野に好適である。
本発明の不織布は、容易に熱シールが可能で、−船釣に
は例えば150℃、圧力2kg/cdの加熱ヘッドの間
に1秒ないし2秒間程度抑圧するのみでシールできる。
特に強調できることは、同じ組成のポリマーを用いてい
る芯鞘複合フィラメントからなる不織布に比べ、本発明
の構造をとることにより熱シール品のシール強度が高い
ことは工業的価値が著しく高いものである。これらの熱
シール性能を生かした利用はもちろん、本発明品では構
成フィラメントの微細な巻縮発現により特異な光沢、平
滑性、電気特性、柔軟性を有し、これらの性能が生かさ
れる分野は勿論のこと、その他物理的、化学的特性を生
かした分野に有効な素材である。
[実施例コ 以下、実施例により本発明の説明を行う。
実施例1 一成分として密度0.950、JIS  K6760に
より測定したメルトインデックスが30 g/10分の
ポリエチレン(昭和電工(株)エースポリエチHD)、
他成分としてオルソクロロフェノール溶液で測定した固
有粘度0.62のポリエチレンテレフタレートを用いて
、第1図の装置により繊維噴射を行なった。このとき用
いた口金は第2図の構造を有し、上板孔は直径2.0m
mの円形、下板細孔は直径0.2mmの円形、隙間は1
mmで孔の半周にわたって2成分が会合するようになっ
ている。下板細孔の数は1個の口金当り66個である。
ポリエチレン成分は180℃で押出し、計量ポンプを経
て280℃に加熱したスピンブロックへ、一方のポリエ
ステル成分は温度280℃で押出し、同じスピンブロッ
クへ供給される。
計量ポンプからは両成分ともに毎分33gを1個の口金
に対して供給した。口金下100cmの位置へ空気アス
ピレータ−を設置した。アスピレータ−の構造は糸条吸
引口の直径3mm、圧縮空気噴出環状スリットの外直径
8,1mmで、その下方に内径lQmm、長さ50cm
のパイプを連結したものである。該パイプの先端に3m
mの距離を隔てて、パイプの軸と30度の鈍角になるよ
う衝突板が配置された。衝突板はパイプから噴出する繊
維群が1cm接触した後大気中に放出される構造になっ
ている。これらの装置で圧力2.5kg/cdGの圧空
を毎分80ONリツトルで供給し、口金からの吐出糸条
をアスピレータ−に吸引し、その出口から噴出させた。
得られた繊維は、繊度2.25デニール、紡糸速度40
00m/minでフィラメントの全断面積に占めるポリ
エチレンの面積比率は55%、同全断面周長さに対する
ポリエチレン成分の占める周長比率は80%で、強度特
性、熱収縮特性なども実用上満足するものであった。か
かる条件で噴出した繊維群を衝突板下方40cmの位置
で移動する金網上に捕集した。このとき捕集位置の下方
にサクションファンを設置し、金網上へのウェッブの形
成に乱れが無いようにした。走行する金網上のウェッブ
は110℃に加熱された平滑カレンダーロールと同じ温
度で直径1mmの表面が円形平面の突起を5mm間隔で
並べて彫刻したエンボスロール間に圧力15kg/cm
で挟み接合した。
得られたシートは、優雅な光沢を有し、表面が滑らかで
柔軟性に富み、単繊維が良く開繊され均一に散布された
ものであった。また、得られた不織布は第5図Aのもの
のように個々のフィラメントがよく開繊され、均一性に
富む実用的なものが得られた。
この不織布を5cm角に裁断しそれぞれの重量を測定し
た。個々の切片のデーターから求めた平均目付は50g
/rr?、変動係数は4%であった。
こうして採取したシートをJIs Z−1707の方法
により熱シールテストを行った。ここでシール温度は1
50℃、圧力は1kgf/cd、加圧時間は3秒とした
。得られた値は3.52kg/15mmで各種包装材料
として好適なものであった。
比較例 実施例と全く同じ装置と条件を用い、鞘成分に密度0.
916、メルトインデックス23g/10分のポリエチ
レン(昭和電工(株)製ショウレックス)を用いた。得
られた不織布は第5図Bに示すように単繊維が凝集し、
未開繊部分の多いもので、繊維間の隙間が目立つ被覆性
に欠け、著しく不均一で上記のの方法による目付変動率
は20%を越えた。
この比較例で採取したシートを同一条件下で測定した結
果は、1.2kg/15mmで、シール面が破損しやす
いものであった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、特に製布工程の
設備、条件を複雑に変更することなく、単繊維が良く開
繊された、均一性に富むフィラメント不織布が得られる
かかる不織布は、ラミネートや塗布などの手段によらず
とも、熱シールが簡易に可能なものであり、このような
不織布が簡単に得られることは工業上極めて有意義であ
ると言える。かつ、該不織布は、簡易な熱シールにより
、強固な加工性能を保持せしめられているため、実用に
際しての成型手間が削減され、かつクリーンな素材とし
て生活、産業資材として極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の長繊維不織布の製造方法の一実施態
様を示す工程概要図である。 第2図は、吐出部口金の詳細態様を示す部分断面図であ
る。 第3図は、本発明で用いられる繊維の断面構造の一例を
示したものである。 第4図は、本発明の不織布の構造の一例を示する。 1.2:押出機、 3ニスピンブロツク、 5:吐出糸条、6:アスピレー
タ−8=衝突板、 9:カレンダーロール、1o:繊維流、11:金網、 
      13:上板、14:下板、      1
6:ウェッブ、21:細孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維形成性熱可塑ポリマー成分と密度が0.95
    以上のポリエチレン成分からなり、ポリエチレン成分が
    断面外周の大部分を取巻き、繊維形成性熱可塑ポリマー
    が断面外周の一部分に露出しているバイメタル型複合構
    造を有し、かつ、少なくともポリエチレン成分の全断面
    積に占める割合いは20%以上90%以下であるフィラ
    メント繊維から構成されている長繊維不織布であって、
    かつ、前記ポリエチレン成分によって構成フィラメント
    相互が接合されていて、目付10g/m^2から300
    g/m^2以下であることを特徴とする長繊維不織布。
  2. (2)繊維形成性熱可塑ポリマー成分は実質的に円形状
    の断面形状を呈し、ポリエチレン成分は湾曲状の断面形
    状を呈して両成分が嵌合して円形断面または非円形断面
    の複合構造を呈することを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の長繊維不織布。
  3. (3)構成フィラメント繊維の繊度が、0.1デニール
    以上10デニール以下であることを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載の長繊維不織布。
  4. (4)不織布の実質的に全面にわたり、ドット状のパタ
    ーンになるエンボス加工が施され、該エンボスパターン
    のドット1個の面積は0.2mm^2以上10mm^2
    以下であり、かつ、不織布全面積に占めるドットエンボ
    ス部の割合いが1ないし30%であることを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項記載の長繊維不織布。
  5. (5)繊維形成性熱可塑ポリマーと密度0.95以上の
    ポリエチレン成分からなり、繊維形成性熱可塑ポリマー
    成分が繊維断面外周の一部に露出しているバイメタル型
    複合構造を呈する複合フィラメント繊維を噴射空気流に
    随伴させて毎分3000m以上の速度で牽引しつつ紡糸
    し、さらに、該紡糸フィラメント繊維束を衝突板に衝突
    させて開繊させた後、該噴射フィラメント群を多孔性移
    動面上に捕集し、さらに、捕集されたフィラメント群に
    対して温度50℃ないし120℃の熱加圧処理すること
    を特徴とする長繊維不織布の製造方法。
JP63334696A 1988-12-29 1988-12-29 長繊維不織布およびその製法 Expired - Lifetime JP2586125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63334696A JP2586125B2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 長繊維不織布およびその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63334696A JP2586125B2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 長繊維不織布およびその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02182961A true JPH02182961A (ja) 1990-07-17
JP2586125B2 JP2586125B2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=18280199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63334696A Expired - Lifetime JP2586125B2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 長繊維不織布およびその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586125B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5800230A (en) * 1996-09-11 1998-09-01 Chisso Corporation Conjugated filament nonwoven fabric and method of manufacturing the same
WO2010110293A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 東レ株式会社 長繊維不織布の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170038895A (ko) 2014-08-07 2017-04-07 아빈티브 스페셜티 머티리얼즈 인크. 자발권축 리본 섬유 및 그로부터 제조된 부직물

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS481471A (ja) * 1971-06-01 1973-01-10
JPS4937747A (ja) * 1972-08-16 1974-04-08
JPS5237097A (en) * 1975-09-15 1977-03-22 Olivetti & Co Spa Digital accounting machine
JPS55483A (en) * 1979-04-18 1980-01-05 Furuno Kiyotaka Lane setter in omega receiver
JPS58191262A (ja) * 1982-05-06 1983-11-08 帝人株式会社 長繊維不織布
JPS5911707A (ja) * 1982-07-12 1984-01-21 住友電気工業株式会社 架橋ポリエチレン絶縁ケ−ブルの絶縁体剥ぎとり方法
JPS59137552A (ja) * 1983-01-20 1984-08-07 チッソ株式会社 不織布
JPS59157366A (ja) * 1983-02-21 1984-09-06 ユニチカ株式会社 透水性、湿潤抑制性長繊維不織布
JPS59216963A (ja) * 1983-05-26 1984-12-07 旭化成株式会社 連続フイラメントよりなる不織布の製造方法及び製造装置
JPS61252354A (ja) * 1985-04-25 1986-11-10 旭化成株式会社 平滑なダル調不織シ−ト
JPS6317944A (ja) * 1986-07-10 1988-01-25 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリオレフイン組成物
JPS63165564A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 ユニチカ株式会社 熱接着性不織シ−ト
JPS63282351A (ja) * 1987-05-11 1988-11-18 旭化成株式会社 嵩高長繊維不織布

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS481471A (ja) * 1971-06-01 1973-01-10
JPS4937747A (ja) * 1972-08-16 1974-04-08
JPS5237097A (en) * 1975-09-15 1977-03-22 Olivetti & Co Spa Digital accounting machine
JPS55483A (en) * 1979-04-18 1980-01-05 Furuno Kiyotaka Lane setter in omega receiver
JPS58191262A (ja) * 1982-05-06 1983-11-08 帝人株式会社 長繊維不織布
JPS5911707A (ja) * 1982-07-12 1984-01-21 住友電気工業株式会社 架橋ポリエチレン絶縁ケ−ブルの絶縁体剥ぎとり方法
JPS59137552A (ja) * 1983-01-20 1984-08-07 チッソ株式会社 不織布
JPS59157366A (ja) * 1983-02-21 1984-09-06 ユニチカ株式会社 透水性、湿潤抑制性長繊維不織布
JPS59216963A (ja) * 1983-05-26 1984-12-07 旭化成株式会社 連続フイラメントよりなる不織布の製造方法及び製造装置
JPS61252354A (ja) * 1985-04-25 1986-11-10 旭化成株式会社 平滑なダル調不織シ−ト
JPS6317944A (ja) * 1986-07-10 1988-01-25 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリオレフイン組成物
JPS63165564A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 ユニチカ株式会社 熱接着性不織シ−ト
JPS63282351A (ja) * 1987-05-11 1988-11-18 旭化成株式会社 嵩高長繊維不織布

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5800230A (en) * 1996-09-11 1998-09-01 Chisso Corporation Conjugated filament nonwoven fabric and method of manufacturing the same
WO2010110293A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 東レ株式会社 長繊維不織布の製造方法
JP5263294B2 (ja) * 2009-03-25 2013-08-14 東レ株式会社 長繊維不織布の製造方法
US8623268B2 (en) 2009-03-25 2014-01-07 Toray Industries, Inc. Production method for filament non-woven fabric

Also Published As

Publication number Publication date
JP2586125B2 (ja) 1997-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8420557B2 (en) Polyethylene-based, soft nonwoven fabric
US5993943A (en) Oriented melt-blown fibers, processes for making such fibers and webs made from such fibers
JP2825514B2 (ja) 配向された溶融吹付繊維、その製造方法およびそのウェブ
EP1918430B1 (en) Process and apparatus for producing sub-micron fibers
US5270107A (en) High loft nonwoven fabrics and method for producing same
US20040241399A1 (en) Pattern bonded nonwoven fabrics
JP2021121698A (ja) 方形の中空繊維
JPH02182961A (ja) 長繊維不織布およびその製法
JP2586126B2 (ja) 長繊維不織布およびその製造法
JP2581201B2 (ja) 長繊維不織布およびその製造方法
EP1558800B1 (en) Hollow fiber nonwoven sheet for fabric softener substrate
EP0581909B1 (en) Non-woven Fabric
JPH01201567A (ja) 嵩高スパンボンド不織布の製造方法
JPH1143856A (ja) 複合長繊維不織布
JPH10219556A (ja) 使い捨て衛生材用生分解性不織布
JPS589185B2 (ja) ヒシヨクセイセンイコウゾウブツノセイゾウホウ
JPH03294557A (ja) 極細長繊維不織布
Goswami Spunbonding and melt-blowing processes
JPH03220358A (ja) 複合長繊維不織布およびその製造方法