JPH02167237A - 2―(アルキル又はアルケニル)―6―メチルナフタレンの製造法 - Google Patents
2―(アルキル又はアルケニル)―6―メチルナフタレンの製造法Info
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- JPH02167237A JPH02167237A JP24636989A JP24636989A JPH02167237A JP H02167237 A JPH02167237 A JP H02167237A JP 24636989 A JP24636989 A JP 24636989A JP 24636989 A JP24636989 A JP 24636989A JP H02167237 A JPH02167237 A JP H02167237A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はアルキルベンゼン(アルキル基の数が1個であ
って炭素数が2〜3である)、n−ブテン、−酸化炭素
を出発原料として、p−アルキルフエニル−sec−ブ
チルケトンを経由して2−アルキル−6−メチルナフタ
レン、又は2−アルケニル−6−メチルナ・フタレン(
以下2−アルキル−6−メチルナフタレンで代表して記
載する)を工業的に製造する方法に関するものである。
って炭素数が2〜3である)、n−ブテン、−酸化炭素
を出発原料として、p−アルキルフエニル−sec−ブ
チルケトンを経由して2−アルキル−6−メチルナフタ
レン、又は2−アルケニル−6−メチルナ・フタレン(
以下2−アルキル−6−メチルナフタレンで代表して記
載する)を工業的に製造する方法に関するものである。
2−アルキル−6−メチルナフタレンは、工業的に有用
な2,6−ナフタレンジカルボン酸や2−ヒドロキシ−
6−ナフトエ酸を製造する為の原料となるものである。
な2,6−ナフタレンジカルボン酸や2−ヒドロキシ−
6−ナフトエ酸を製造する為の原料となるものである。
こ゛れらは高性能の芳香族ポリエステルの原料となるも
のである。
のである。
(従来の技術と課題点)
2−アルキル−6−メチルナフタレンを得る方法として
は、従来はタール留分から分離する方法と化学合成法が
あった。 しかし、前者の場合には量的に少なく、また
精製も容易でなかった。
は、従来はタール留分から分離する方法と化学合成法が
あった。 しかし、前者の場合には量的に少なく、また
精製も容易でなかった。
又、後者の場合には安価な原料を用いて且つ効率的に2
,6一体を工業的に有利に製造する方法がなかった。
,6一体を工業的に有利に製造する方法がなかった。
例えば、β−メチルナフタレンに酸触媒を用いて、エチ
レンやプロピレンでアルキル化してアルキルメチルナフ
タレン異性体混合物を得ることはできるが、2.6一体
のみを収率よく得ることは工業的には難しく、又異性体
の分離も非常に厄介であった。
レンやプロピレンでアルキル化してアルキルメチルナフ
タレン異性体混合物を得ることはできるが、2.6一体
のみを収率よく得ることは工業的には難しく、又異性体
の分離も非常に厄介であった。
(課題点を解決するための手段)
本発明者らは、従来法の欠点に鑑みて、安価な原料と触
媒を使用し、且つ異性体の生成しない合成法ルートにつ
いて鋭意研究し、本発明に到達したものである。
媒を使用し、且つ異性体の生成しない合成法ルートにつ
いて鋭意研究し、本発明に到達したものである。
即ち、中間体としてp−アルキルフエニル−sec−ブ
チルケトンを経由する合成ルートが上記の要件を満たす
ものであることを見出した。
チルケトンを経由する合成ルートが上記の要件を満たす
ものであることを見出した。
更に詳しく述べると、アルキルベンゼンとn−ブテンと
一酸化炭素を原料として、三フフ化ホウ素、塩化アル旦
ニウムの如きルイス酸型触媒の存在下でアシル化反応を
行なうとき、そのアシル化生酸物はアルキルベンゼンの
p−位に選択的にアシル基が置換されたp−アルキルフ
エニル−sec−ブチルケトンとなり、異性体の生成は
殆ど見られなかった。 又、この反応の収率は高く工業
的にも実施可能な反応工程であった。
一酸化炭素を原料として、三フフ化ホウ素、塩化アル旦
ニウムの如きルイス酸型触媒の存在下でアシル化反応を
行なうとき、そのアシル化生酸物はアルキルベンゼンの
p−位に選択的にアシル基が置換されたp−アルキルフ
エニル−sec−ブチルケトンとなり、異性体の生成は
殆ど見られなかった。 又、この反応の収率は高く工業
的にも実施可能な反応工程であった。
本発明者らは、このp−アルキルフエニル−sec−フ
゛チルケトンに着目し、これより2−アルキル−6−メ
チルナフタレンを合成する方法について検討を行った。
゛チルケトンに着目し、これより2−アルキル−6−メ
チルナフタレンを合成する方法について検討を行った。
?it初、このp−アルキルフエニル−sec〜ブチル
ケトンから一段の反応において、直接2−アルキル−6
−メチルナフタレンを合成することを試みたが、2−ア
ルキル−6−メチルナフタレンは得られなかった。
ケトンから一段の反応において、直接2−アルキル−6
−メチルナフタレンを合成することを試みたが、2−ア
ルキル−6−メチルナフタレンは得られなかった。
ところが、このp−アルキルフエニル−sec −ブチ
ルケトンのカルボニル基を水素化して、p −ルキルフ
ェニルーsec−ブチルカルビノール、1−(p−アル
キルフェニル)−2−メチル−ブタン、L−(p−アル
キルフェニル)2−メチルブテンL 3−(p−アルキ
ルベンジル)−ブテン−1゜3−(p−アルキルベンジ
ル)−ブテン−2、及び2−(p−アルキルベンジル)
−フテンー 1 (以下これら4種のブテン類をまとめ
てAMBと呼ぶ)に転換した後においては、環化脱水素
反応を行うことによって2−アルキル−6−メチルナフ
タレンが得られることを見出した。
ルケトンのカルボニル基を水素化して、p −ルキルフ
ェニルーsec−ブチルカルビノール、1−(p−アル
キルフェニル)−2−メチル−ブタン、L−(p−アル
キルフェニル)2−メチルブテンL 3−(p−アルキ
ルベンジル)−ブテン−1゜3−(p−アルキルベンジ
ル)−ブテン−2、及び2−(p−アルキルベンジル)
−フテンー 1 (以下これら4種のブテン類をまとめ
てAMBと呼ぶ)に転換した後においては、環化脱水素
反応を行うことによって2−アルキル−6−メチルナフ
タレンが得られることを見出した。
又、上記の水素化生成物は混合物として得られることが
あるが、これら混合物からも2−アルキル6−メチルナ
フタレンが収率よく得られた。
あるが、これら混合物からも2−アルキル6−メチルナ
フタレンが収率よく得られた。
特に、これら水素化生成物の中ではAMBが水素の消費
量が少なく、且つ最も収率よく2−アルキル−6−メチ
ルナフタレンが得られた。
量が少なく、且つ最も収率よく2−アルキル−6−メチ
ルナフタレンが得られた。
このAMBを2−アルキル−6−メチルナフタレンの主
たる前駆体とするには、p−アルキルフエニル−sec
−ブチルケトンの水素化反応においてp−アルキルフエ
ニル−sec−ブチルカルビノールで選択的に止め、次
いで脱水反応で得ることも好適であった。
たる前駆体とするには、p−アルキルフエニル−sec
−ブチルケトンの水素化反応においてp−アルキルフエ
ニル−sec−ブチルカルビノールで選択的に止め、次
いで脱水反応で得ることも好適であった。
以上の方法で生成する2−アルキル−6−メチルナフタ
レンは、異性体を殆ど含有していないので異性化工程や
特別な分離工程は不要であり、常法での蒸留や再結晶精
製により高純度の2−アルキル−6−メチルナフタレン
が得られる。
レンは、異性体を殆ど含有していないので異性化工程や
特別な分離工程は不要であり、常法での蒸留や再結晶精
製により高純度の2−アルキル−6−メチルナフタレン
が得られる。
本合成ルートを更に分りやすくする為に以下に反応式を
図示した。
図示した。
C,If、−R+ C1l 2・CIt CII □
Cl1a 十 C0(発明の具体的な態様) 本発明のプロセスの好ましい態様を以下に具体的に述べ
る。
Cl1a 十 C0(発明の具体的な態様) 本発明のプロセスの好ましい態様を以下に具体的に述べ
る。
くアシル化工程〉
5IJS316又はハステロイC等の耐食性の耐圧容器
に、無水のハロゲン化水素(HF、HCI。
に、無水のハロゲン化水素(HF、HCI。
HBr)&びルイス酸触媒(BF、、AlClコ。
etc)を所定量仕込み、−酸化炭素5〜150にg/
ca+”、好ましくはl O〜80 Kg/cm”の加
圧下、反応温度0〜100″C1好ましくは10〜60
°Cにおいて、n−ブテン、又は予め■式で合成する2
−ハロブタンを連続的に注入する。
ca+”、好ましくはl O〜80 Kg/cm”の加
圧下、反応温度0〜100″C1好ましくは10〜60
°Cにおいて、n−ブテン、又は予め■式で合成する2
−ハロブタンを連続的に注入する。
CIh=CHCIIzC1’li + )IX−+C)
lzcIlcIbcHx ■X=F、CI、Br
。
lzcIlcIbcHx ■X=F、CI、Br
。
n−ブテンは、ブテン−1、ブテン−2(シス。
トランスを含む)のいずれでもよく、又それらの混合物
でもよい。 更に、n−ブタンの如き飽和の炭化水素が
共存しても使用可能である。 例えばBB留分からブタ
ジェン、イソブチレン等が抽出された後の所謂スペント
スペントBB (55−BB)を用いることができる。
でもよい。 更に、n−ブタンの如き飽和の炭化水素が
共存しても使用可能である。 例えばBB留分からブタ
ジェン、イソブチレン等が抽出された後の所謂スペント
スペントBB (55−BB)を用いることができる。
反応器を激しく撹拌し、気液の十分な接触と注入された
n−ブテン、又は2−ハロブタンの液中への分散を達せ
しめる。 n−ブテンと一酸化炭素は純度の高いものほ
ど好ましく、水分、炭酸ガス等は極力除くことが必要で
ある。 このとき反応は■、又は■式で進みハロゲン化
イソペンチリルを生成する。
n−ブテン、又は2−ハロブタンの液中への分散を達せ
しめる。 n−ブテンと一酸化炭素は純度の高いものほ
ど好ましく、水分、炭酸ガス等は極力除くことが必要で
ある。 このとき反応は■、又は■式で進みハロゲン化
イソペンチリルを生成する。
Cl(。
CIbCHzC1!=CHz + HX + C0−−
CfhC1hj’HCQX ■9113pits CH3ClltCIIX + COヤCH+Cll2C
HCOX ■次に、反応生成液から一酸化炭
素を除いた後、再度ルイス酸(BF:l、AlC1,、
etc)を添加して触媒組成を調整する。
CfhC1hj’HCQX ■9113pits CH3ClltCIIX + COヤCH+Cll2C
HCOX ■次に、反応生成液から一酸化炭
素を除いた後、再度ルイス酸(BF:l、AlC1,、
etc)を添加して触媒組成を調整する。
この混合液を撹拌しながらアルキルベンゼンを注入する
。 反応は■式の如く進行し、アルキルフェニル−se
c−ブチルベンゼンが合成される。
。 反応は■式の如く進行し、アルキルフェニル−se
c−ブチルベンゼンが合成される。
アルキルベンゼン
イソプロピルベンゼン、n−プロピルベンゼンであり、
スチレンの如き二重結合をもつものは好ましくない。
スチレンの如き二重結合をもつものは好ましくない。
■、■式での反応は、温度−tO〜60゛C、好通には
0〜40°Cにて行い、15分〜3Hr程度の滞留時間
で完了する。 この反応は回分式、又は連続式のいずれ
の方法でも実施できる。
0〜40°Cにて行い、15分〜3Hr程度の滞留時間
で完了する。 この反応は回分式、又は連続式のいずれ
の方法でも実施できる。
■式でHXは回収されるので結局■、■、■式又は■、
■弐を纏めると■式の如く表わされ、この一連の反応工
程をアシル化工程と呼ぶ。
■弐を纏めると■式の如く表わされ、この一連の反応工
程をアシル化工程と呼ぶ。
C6115−R+ C1hCI!gcトcII□+C0
反応生戒液からの触媒回収は用いる触媒種によって異な
るが通常、相分離あるいは熱分解によって行なう。
反応生戒液からの触媒回収は用いる触媒種によって異な
るが通常、相分離あるいは熱分解によって行なう。
く水素化工程〉
アシル化工程で得られたp−アルキルフェニルsec−
ブチルケトンの水素化反応は、液相で固体触媒上で水素
と接触させて行なうのが実際的である。 触媒としては
、ラネーニッケル、ラネーコバルト等のラネー型触媒、
又は銅クロム系触媒、酸化ニッケル系触媒、酸化コバル
ト系触媒等の金属酸化物触媒、又はプラチナ、パラジウ
ム等をアルξすや活性炭に担持した貴金属触媒等が有効
である。 目的とする水素化生成物によって用いる触媒
種及び反応条件は異なるが、一般的な水素化反応条件と
しては、水素圧力2〜100 Kg/c+n”好ましく
は5〜50 Kg/cm”であり、反応温度としては、
30〜300 ’C1好ましくは60〜200°Cであ
る。 反応の方式としては、固定床の潅液型反応器の使
用が好ましいが、触媒を懸濁させる混合槽型の反応器等
の使用も可能であり、又工業的には連続式による反応形
式が好ましい。
ブチルケトンの水素化反応は、液相で固体触媒上で水素
と接触させて行なうのが実際的である。 触媒としては
、ラネーニッケル、ラネーコバルト等のラネー型触媒、
又は銅クロム系触媒、酸化ニッケル系触媒、酸化コバル
ト系触媒等の金属酸化物触媒、又はプラチナ、パラジウ
ム等をアルξすや活性炭に担持した貴金属触媒等が有効
である。 目的とする水素化生成物によって用いる触媒
種及び反応条件は異なるが、一般的な水素化反応条件と
しては、水素圧力2〜100 Kg/c+n”好ましく
は5〜50 Kg/cm”であり、反応温度としては、
30〜300 ’C1好ましくは60〜200°Cであ
る。 反応の方式としては、固定床の潅液型反応器の使
用が好ましいが、触媒を懸濁させる混合槽型の反応器等
の使用も可能であり、又工業的には連続式による反応形
式が好ましい。
く脱水工程〉
AMBを得る為には、ρ−アルキルフェニル2−メチル
ーsec−ブチルケトンの水素化による方法もあるが収
率は低く、寧ろp−アルキルフェニルsec−ブチルカ
ルビノールの脱水による方法が容易であり好ましい。
この脱水反応は、工業的には気相反応が好ましく、触媒
には活性アルξす、シリカアルミナ等の使用が好ましい
。 高収率でAMBを得るための反応温度は、200〜
400°C1好ましくは250〜350 ’Cである。
ーsec−ブチルケトンの水素化による方法もあるが収
率は低く、寧ろp−アルキルフェニルsec−ブチルカ
ルビノールの脱水による方法が容易であり好ましい。
この脱水反応は、工業的には気相反応が好ましく、触媒
には活性アルξす、シリカアルミナ等の使用が好ましい
。 高収率でAMBを得るための反応温度は、200〜
400°C1好ましくは250〜350 ’Cである。
く環化脱水素工程〉
2−アルキル−6−メチルナフタレンは、p−アルキル
フェニル−!18C−ブチルカルビノール、AMB、及
び2−メチル−(p−アルキルフェニル)−ブタンのい
ずれからでも環化脱水素反応により製造が可能であるが
、前述工程で得られるAMBから製造するのが最も好適
である。
フェニル−!18C−ブチルカルビノール、AMB、及
び2−メチル−(p−アルキルフェニル)−ブタンのい
ずれからでも環化脱水素反応により製造が可能であるが
、前述工程で得られるAMBから製造するのが最も好適
である。
これらの原料から環化脱水素反応により2−アルキル−
6−メチルナフタレンを得るには、原料をガス状にて、
高温下で固体触媒と接触させる方法が適用される。 こ
のとき2位のアルキル基も一部脱水素されて、2−アル
キル−6−メチルナフタレンと2−アルケニル−6−メ
チルナフタレンの混合物が得られる。 触媒としては
、アルミナクロミア、酸化鉄触媒等の金属酸化物触媒、
又はアルξすや活性炭にプラチナ、パラジウム等の貴金
属を担持した触媒が適当である。
6−メチルナフタレンを得るには、原料をガス状にて、
高温下で固体触媒と接触させる方法が適用される。 こ
のとき2位のアルキル基も一部脱水素されて、2−アル
キル−6−メチルナフタレンと2−アルケニル−6−メ
チルナフタレンの混合物が得られる。 触媒としては
、アルミナクロミア、酸化鉄触媒等の金属酸化物触媒、
又はアルξすや活性炭にプラチナ、パラジウム等の貴金
属を担持した触媒が適当である。
反応温度は、350〜700 ’C1好ましくは450
〜600°Cである。 反応圧力は、減圧下でも加圧
下でも良いが、常圧〜2Kg/cm”の範囲で行なうの
が経済的である。
〜600°Cである。 反応圧力は、減圧下でも加圧
下でも良いが、常圧〜2Kg/cm”の範囲で行なうの
が経済的である。
反応の形式としては、固定床断熱型、固定床多管式、流
動床等が工業的方法として選択できる。
動床等が工業的方法として選択できる。
生成した2−アルキル−6−メチルナフタレンは、2,
6一体以外の異性体は含まないがβ−メチルナフタリン
やバラキシレン等の副生物を含む。
6一体以外の異性体は含まないがβ−メチルナフタリン
やバラキシレン等の副生物を含む。
環化脱水素反応生成液は、蒸留や再結晶法により2−ア
ルキル−6−メチルナフタレンを分離精製し回収され、
又同時に未反応原料も回収再使用される。
ルキル−6−メチルナフタレンを分離精製し回収され、
又同時に未反応原料も回収再使用される。
このようにp−アルキルフエニル−sec−ブチルケト
ンを経由する合成ルートによって高純度の2−アルキル
−6−メチルナフタレンが製造できる。
ンを経由する合成ルートによって高純度の2−アルキル
−6−メチルナフタレンが製造できる。
以下、実施例に従って本発明の詳細な説明するがこれら
に限定されるものではない。
に限定されるものではない。
−大益択二上一
くアシル化工程〉
HF60 g、BF:+ 2.1 gを100mnのオ
ートクレーブ(ハステロイC)に仕込み、CO圧を20
Kg/cm2G張込み、激しく撹拌しながら1−ブテ
ン16.8 gを30分かけて連続的に注入した。
ートクレーブ(ハステロイC)に仕込み、CO圧を20
Kg/cm2G張込み、激しく撹拌しながら1−ブテ
ン16.8 gを30分かけて連続的に注入した。
温度30“CでCOの吸収が起こるがCOを追加して2
0 Kg7cm” Gに維持した。 CO吸収が終った
後、冷却してCOをパージした。
0 Kg7cm” Gに維持した。 CO吸収が終った
後、冷却してCOをパージした。
次に、BF、20.1gを追加して触媒比を再調整した
。 このとき反応温度を5°Cに維持し、エチルベンゼ
ン31.8 gを18分かけて注入した。
。 このとき反応温度を5°Cに維持し、エチルベンゼ
ン31.8 gを18分かけて注入した。
反応温度を25°Cに上げて30分撹拌を続け、反応を
終えた。 このときのp−エチルフェニル−sec−ブ
チルケトンの収率は、エチルベンゼン基準で90%であ
った。
終えた。 このときのp−エチルフェニル−sec−ブ
チルケトンの収率は、エチルベンゼン基準で90%であ
った。
く水素化工程〉
内径15mrnφx300mm長の5US316の反応
管に銅クロマイト触媒(日揮化学製N−201触媒)を
充填した。 清液型の反応形式で水素圧6 Kg/cm
” G 、触媒層温度150°Cにおいて、上記で得た
p−エチルフェニル−sec−ブチルケトンを18g/
hrで予熱層を通してフィードした。
管に銅クロマイト触媒(日揮化学製N−201触媒)を
充填した。 清液型の反応形式で水素圧6 Kg/cm
” G 、触媒層温度150°Cにおいて、上記で得た
p−エチルフェニル−sec−ブチルケトンを18g/
hrで予熱層を通してフィードした。
出口生成液を分析した結果、p−エチルフェニル−se
c−ブチルケトン転化率は93%であり、p−エチルフ
ェニル−5eG−ブチルカルビノールへの選(尺率は9
7%であった。
c−ブチルケトン転化率は93%であり、p−エチルフ
ェニル−5eG−ブチルカルビノールへの選(尺率は9
7%であった。
く脱水工程〉
内径15mmφX300rnm長のパイレックスガラス
製の反応管に活性アル旦す(水沢化学製ネオビードCB
)15gを充填し触媒層温度を300゛Cに保持し、少
量のN2をリードガスとして流しながら、上記で得たρ
−エチルフェニルーsecブチルカルビノールを15
g / h rで予熱層を通してガス化しフィードした
。
製の反応管に活性アル旦す(水沢化学製ネオビードCB
)15gを充填し触媒層温度を300゛Cに保持し、少
量のN2をリードガスとして流しながら、上記で得たρ
−エチルフェニルーsecブチルカルビノールを15
g / h rで予熱層を通してガス化しフィードした
。
生成ガスを凝縮捕集して得られた生成液を分析した結果
、p−エチルフェニル−sec−ブチルカルビノール転
化率は100%であり、AMBへの選択率は98%であ
った。
、p−エチルフェニル−sec−ブチルカルビノール転
化率は100%であり、AMBへの選択率は98%であ
った。
く環化脱水素工程〉
内径12mmφx30omm長の石英ガラス製の反応管
にio%Crz○、−5%K t O−A l z O
x触媒を10g充填し、500°Cに保った。
にio%Crz○、−5%K t O−A l z O
x触媒を10g充填し、500°Cに保った。
N2流130 ml/winと共に、エチルベンゼンで
希釈した10wt%A M B 溶液を10 g /
h rで予熱器で気化してフィードした。
希釈した10wt%A M B 溶液を10 g /
h rで予熱器で気化してフィードした。
生成ガスを凝縮捕集して得られた生成液を分析した結果
、AMBの転化率は100%であり、2−エチル−6−
メチルナフタレンへの選択率は31%、2−ビニル−6
−メチルナフタレンへの選択率は27%であった。
、AMBの転化率は100%であり、2−エチル−6−
メチルナフタレンへの選択率は31%、2−ビニル−6
−メチルナフタレンへの選択率は27%であった。
(発明の効果)
本発明において、アルキルベンゼン、ブテン、−酸化炭
素を出発原料どして、P−アルキルフエニル−sec−
プチルケ1〜ンを経由する方法により、異性体を含まな
い高純度の2−アルキル−6−メチルナフタレン及び/
又は2−アルケニル−6−メチルナフタレンを製造する
方法が見出したものであり、その工業的な意義は大きい
。
素を出発原料どして、P−アルキルフエニル−sec−
プチルケ1〜ンを経由する方法により、異性体を含まな
い高純度の2−アルキル−6−メチルナフタレン及び/
又は2−アルケニル−6−メチルナフタレンを製造する
方法が見出したものであり、その工業的な意義は大きい
。
特許出願人 三菱瓦斯化学株式会社
代理人 弁理士 小 堀 貞 文
Claims (2)
- (1)2−アルキル−6−メチルナフタレン(アルキル
基の炭素数が2〜3であるもの)、又は2−アルケニル
−6−メチルナフタレン(アルケニル基の炭素数が2〜
3であるもの)を製造する方法において、(1)アルキ
ルベンゼン(炭素数2〜3のアルキル基を1個有するも
の)とn−ブテンと一酸化炭素とからp−アルキルフェ
ニル−sec−ブチルケトン(アルキル基の炭素数が2
〜3であるもの)を合成するアシル化反応工程、(2)
上記のp−アルキルフエニル−sec−ブチルケトンの
カルボニル基を水素化する水素化反応工程、(3)上記
の水素化生成物を環化脱水素して、2−アルキル−6−
メチルナフタレン、又は2−アルケニル−6−メチルナ
フタレンを合成する環化脱水素工程、なる3反応工程を
経ることを特徴とする2−(アルキル又はアルケニル)
−6−メチルナフタレンの製造方法。 - (2)2−アルキル−6−メチルナフタレン(アルキル
基の炭素数が2〜3であるもの)、又は2−アルケニル
−6−メチルナフタレン(アルケニル基の炭素数が2〜
3であるもの)を製造する方法において、(1)アルキ
ルベンゼン(アルキル基の炭素数が2〜3であるもの)
とn−ブテンと一酸化炭素からp−アルキルフェニル−
sec−ブチルケトン(アルキル基の炭素数が2〜3で
あるもの)を合成するアシル化反応工程、(2)上記の
p−アルキルフェニル−sec−ブチルケトンのカルボ
ニル基を水素化してp−アルキルフェニル−sec−ブ
チルカルビノールを合成する水素化反応工程、(3)上
記のp−アルキルフェニル−sec−ブチルカルビノー
ルを脱水して1−(p−アルキルフェニル)−2−メチ
ルブテン−1,3−(p−アルキルベンジル)−ブテン
−1,3−(p−アルキルベンジル)−ブテン−2、及
び2−(p−アルキルベンジル)−ブテン−1の混合物
を合成する脱水反応工程、(4)上記の1−(p−アル
キルフェニル)2−メチルブテン−1,3−(p−アル
キルベンジル)−ブテン−1,3−(p−アルキルベン
ジル)−ブテン−2,及び2−(p−アルキルベンジル
)−ブテン−1よりなる混合物を環化脱水素して、2−
アルキル−6−メチルナフタレン、又は2−アルケニル
−6−メチルナフタレンを合成する環化脱水素工程なる
4反応工程を経ることを特徴とする2−(アルキル又は
アルケニル)−6−メチルナフタレンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24636989A JPH02167237A (ja) | 1988-09-27 | 1989-09-25 | 2―(アルキル又はアルケニル)―6―メチルナフタレンの製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23976288 | 1988-09-27 | ||
JP63-239762 | 1988-09-27 | ||
JP24636989A JPH02167237A (ja) | 1988-09-27 | 1989-09-25 | 2―(アルキル又はアルケニル)―6―メチルナフタレンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02167237A true JPH02167237A (ja) | 1990-06-27 |
Family
ID=26534410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24636989A Pending JPH02167237A (ja) | 1988-09-27 | 1989-09-25 | 2―(アルキル又はアルケニル)―6―メチルナフタレンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02167237A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5365001A (en) * | 1991-08-08 | 1994-11-15 | Teijin Limited | Method for preparing dialkylnaphthalene |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP24636989A patent/JPH02167237A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5365001A (en) * | 1991-08-08 | 1994-11-15 | Teijin Limited | Method for preparing dialkylnaphthalene |
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