JPH0216345Y2 - - Google Patents
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- JPH0216345Y2 JPH0216345Y2 JP4174583U JP4174583U JPH0216345Y2 JP H0216345 Y2 JPH0216345 Y2 JP H0216345Y2 JP 4174583 U JP4174583 U JP 4174583U JP 4174583 U JP4174583 U JP 4174583U JP H0216345 Y2 JPH0216345 Y2 JP H0216345Y2
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- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 8
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 3
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000009432 framing Methods 0.000 description 1
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- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は撮影レンズの焦点距離に応じて閃光装
置の照射角を変えることを可能とした閃光装置の
照射角制御装置に関する。
置の照射角を変えることを可能とした閃光装置の
照射角制御装置に関する。
従来閃光装置を行う場合、閃光装置の照射角に
比べ両角の広い短焦点距離撮影レンズを使用した
ときには両角全体が充分照射されないため撮影し
た写真の周辺部が暗くなり、一方閃光装置の照射
角に比べ両角の狭い長焦点距離撮影レンズを使用
したときには両角以外にも照射が行われるため消
費電力が多くなり、照射可能な被写体距離が大き
くできないという欠点があつた。この点を解決す
るための長焦点距離撮影レンズを使用するときは
照射角を小さく、短焦点距離撮影レンズを使用す
るときには照射角を大きく変えることができる閃
光装置が提案され、また実施もされている。
比べ両角の広い短焦点距離撮影レンズを使用した
ときには両角全体が充分照射されないため撮影し
た写真の周辺部が暗くなり、一方閃光装置の照射
角に比べ両角の狭い長焦点距離撮影レンズを使用
したときには両角以外にも照射が行われるため消
費電力が多くなり、照射可能な被写体距離が大き
くできないという欠点があつた。この点を解決す
るための長焦点距離撮影レンズを使用するときは
照射角を小さく、短焦点距離撮影レンズを使用す
るときには照射角を大きく変えることができる閃
光装置が提案され、また実施もされている。
しかし、この種の装置は次に述べる欠点を持つ
ていた。
ていた。
例えば長焦点距離の撮影レンズを用いて、絵画
等極めて均一に照明する必要のある被写体をスト
ロボ撮影する場合には、自動照射角可変装置の照
射角が長焦点距離に対応して狭くなる様に変化す
る。この状態でも一応被写体全体を照明するが、
従来のものは照射角と焦点距離との変化の関係が
段階的であるため、使用されるレンズの焦点距離
が変化点の直前或いは直後である場合には極めて
均一に照明する事は不可能であり、撮影者の意図
に反する写真が得られる欠点があつた。また短焦
点距離の撮影レンズを用いて広い画角の中心に主
被写体をおき、クローズアツプするため主被写体
のみを照明したい場合でも撮影レンズの短い焦点
距離に対応して自動照射角可変装置の照射角が大
きく変化するため画角全体に被写体を照射してし
まい、主被写体のみを照明することはできず、撮
影者の意図に反する撮影が行われることになる。
その上、主被写体が遠方にある場合には照射角が
広いためにガイドナンバーが低下し、主被写体を
充分照射することができない場合も生じることに
なるという欠点があつた。
等極めて均一に照明する必要のある被写体をスト
ロボ撮影する場合には、自動照射角可変装置の照
射角が長焦点距離に対応して狭くなる様に変化す
る。この状態でも一応被写体全体を照明するが、
従来のものは照射角と焦点距離との変化の関係が
段階的であるため、使用されるレンズの焦点距離
が変化点の直前或いは直後である場合には極めて
均一に照明する事は不可能であり、撮影者の意図
に反する写真が得られる欠点があつた。また短焦
点距離の撮影レンズを用いて広い画角の中心に主
被写体をおき、クローズアツプするため主被写体
のみを照明したい場合でも撮影レンズの短い焦点
距離に対応して自動照射角可変装置の照射角が大
きく変化するため画角全体に被写体を照射してし
まい、主被写体のみを照明することはできず、撮
影者の意図に反する撮影が行われることになる。
その上、主被写体が遠方にある場合には照射角が
広いためにガイドナンバーが低下し、主被写体を
充分照射することができない場合も生じることに
なるという欠点があつた。
本考案は以上の点に鑑み、閃光装置の照射角の
変化にヒステリシス特性をもたせ、撮影者がガイ
ドナンバーを優先するか、照射角を優先した撮影
を行うかの選択ができるようにして上述の欠点を
解消せんとするものである。
変化にヒステリシス特性をもたせ、撮影者がガイ
ドナンバーを優先するか、照射角を優先した撮影
を行うかの選択ができるようにして上述の欠点を
解消せんとするものである。
第1図は本考案の一実施例の構成図である。第
1図において1はレンズ部、2は閃光装置、3は
ヒステリシス特性をもつズームレンズ本体、4は
ズームレンズのズーム環と連動する接点、5は接
点4により選択される抵抗群でR1,R2,R3のそ
れぞれ抵抗値の異なる抵抗により構成されてい
る。6は閃光装置及びズームレンズ部の電源電
池、7は閃光装置の制御回路、8はシヤツター先
幕走行完了後に導通となるスイツチ、9は閃光装
置の発光部、10は閃光装置の照射角を変化させ
る手段で本実施例では液晶LCDが用いられる。
1図において1はレンズ部、2は閃光装置、3は
ヒステリシス特性をもつズームレンズ本体、4は
ズームレンズのズーム環と連動する接点、5は接
点4により選択される抵抗群でR1,R2,R3のそ
れぞれ抵抗値の異なる抵抗により構成されてい
る。6は閃光装置及びズームレンズ部の電源電
池、7は閃光装置の制御回路、8はシヤツター先
幕走行完了後に導通となるスイツチ、9は閃光装
置の発光部、10は閃光装置の照射角を変化させ
る手段で本実施例では液晶LCDが用いられる。
以上の如く構成される実施例の動作について説
明する。該液晶LCDは印加される電圧により透
過する光の照射角を変化させるので、ヒステリシ
ス特性をもつたズームレンズ3のズーム環が駆動
され撮影レンズの画角が変化するにつれて接点4
が抵抗群5の内で撮影レンズの焦点距離に対応す
るヒステリシス特性をもつた電圧が液晶LCDに
印加され、閃光装置の照射角はヒステリシス特性
を持つことになる。
明する。該液晶LCDは印加される電圧により透
過する光の照射角を変化させるので、ヒステリシ
ス特性をもつたズームレンズ3のズーム環が駆動
され撮影レンズの画角が変化するにつれて接点4
が抵抗群5の内で撮影レンズの焦点距離に対応す
るヒステリシス特性をもつた電圧が液晶LCDに
印加され、閃光装置の照射角はヒステリシス特性
を持つことになる。
第2図は第1図で示されたヒステリシス特性を
もつズームレンズ本体の原理を示す断面図であ
り、第3図は該ズームレンズ本体の原理を示す平
面図である。第2図、第3図において10はズー
ム環で図面において左右に平行移動することによ
り撮影レンズの焦点距離を変化させる。11は横
長のズーム環溝10aに嵌合したピン導体板14
に固着している。導体板14は電極15,16,
17上を摺動する接点14−aを共通電極18上
を摺動する接点14−cを備える。電極15,1
6,17はそれぞれ抵抗値R1,R2,R3の抵抗に
接続される。
もつズームレンズ本体の原理を示す断面図であ
り、第3図は該ズームレンズ本体の原理を示す平
面図である。第2図、第3図において10はズー
ム環で図面において左右に平行移動することによ
り撮影レンズの焦点距離を変化させる。11は横
長のズーム環溝10aに嵌合したピン導体板14
に固着している。導体板14は電極15,16,
17上を摺動する接点14−aを共通電極18上
を摺動する接点14−cを備える。電極15,1
6,17はそれぞれ抵抗値R1,R2,R3の抵抗に
接続される。
つぎに第2図、第3図に示されるヒステリシス
特性をもつズームレンズ本体の原理について説明
する。
特性をもつズームレンズ本体の原理について説明
する。
撮影者がズームレンズの焦点距離を変えるため
例えばズーム環10を電極17の右端から左に動
かす時には、ズーム環溝10aの右端にピン11
が接触した状態でズーム環10が左に移動する。
その後ズーム環10が第2図、第3図に示す位置
に移動したとすれば、ズームレンズの抵抗値は
R3からR2へと変化する。撮影者が微調整のため
ズーム環10を逆に右に移動させると、ズーム環
溝10aaが横長であるためにピン11はズーム
環10の移動につれてすぐには右に移動せずピン
11がズーム環溝10aの左端に接触した後ピン
11は右に移動する。従つて最初にズーム環を左
に移動してピン11が電極17上から電極16上
に移動し、抵抗値がR3からR2に変化したズーム
レンズの焦点距離と、次にズーム環を逆に動か
し、抵抗値がR2からR3に変化するズームレンズ
の焦点距離が異なる。したがつて例えばズームレ
ンズの焦点距離と抵抗値の対応図である第4図の
如く、ズームレンズの焦点距離と抵抗値を対応さ
せれば、ヒステリシス特性をもたせることができ
る。
例えばズーム環10を電極17の右端から左に動
かす時には、ズーム環溝10aの右端にピン11
が接触した状態でズーム環10が左に移動する。
その後ズーム環10が第2図、第3図に示す位置
に移動したとすれば、ズームレンズの抵抗値は
R3からR2へと変化する。撮影者が微調整のため
ズーム環10を逆に右に移動させると、ズーム環
溝10aaが横長であるためにピン11はズーム
環10の移動につれてすぐには右に移動せずピン
11がズーム環溝10aの左端に接触した後ピン
11は右に移動する。従つて最初にズーム環を左
に移動してピン11が電極17上から電極16上
に移動し、抵抗値がR3からR2に変化したズーム
レンズの焦点距離と、次にズーム環を逆に動か
し、抵抗値がR2からR3に変化するズームレンズ
の焦点距離が異なる。したがつて例えばズームレ
ンズの焦点距離と抵抗値の対応図である第4図の
如く、ズームレンズの焦点距離と抵抗値を対応さ
せれば、ヒステリシス特性をもたせることができ
る。
第5図はヒステリシス特性をもつズームレンズ
本体の断面図であり、第6図はヒステリシス特性
をもつために溝を形成したズーム環35の平面図
である。第5図、第6図において、31は鏡胴固
定部であり、抵抗群39が固着され不図示のカメ
ラマウントに取り付けられる。32は鏡胴固定部
31と一体的に取り付けられた摺動案内筒で第1
レンズ群、第2レンズ群を保持する移動筒3
3,34が前記案内筒32の内側を摺動し得る様
に嵌合している。ズームレンズでは公知のように
ズーム操作環35の回転により、各移動筒33,
34がズーム操作環と一体的に結合されたカム筒
のカム溝37,38の回転により各移動筒33,
34が各々前後に摺動し焦点距離の調節が行われ
る。ズーム操作環35には長溝部35aが貫通し
ており、ネジ止めされたピン40aに連動する接
点部材41がズーム操作環35の回転方向により
前記原理図と同じく焦点距離と抵抗値の関係はヒ
ステリシス特性をもつことができる。
本体の断面図であり、第6図はヒステリシス特性
をもつために溝を形成したズーム環35の平面図
である。第5図、第6図において、31は鏡胴固
定部であり、抵抗群39が固着され不図示のカメ
ラマウントに取り付けられる。32は鏡胴固定部
31と一体的に取り付けられた摺動案内筒で第1
レンズ群、第2レンズ群を保持する移動筒3
3,34が前記案内筒32の内側を摺動し得る様
に嵌合している。ズームレンズでは公知のように
ズーム操作環35の回転により、各移動筒33,
34がズーム操作環と一体的に結合されたカム筒
のカム溝37,38の回転により各移動筒33,
34が各々前後に摺動し焦点距離の調節が行われ
る。ズーム操作環35には長溝部35aが貫通し
ており、ネジ止めされたピン40aに連動する接
点部材41がズーム操作環35の回転方向により
前記原理図と同じく焦点距離と抵抗値の関係はヒ
ステリシス特性をもつことができる。
第7図は本考案の第2の実施例の回路図であり
ヒステリシス特性を電気回路的に実現したもので
ある。
ヒステリシス特性を電気回路的に実現したもので
ある。
第7図において1はレンズ部でありその他は閃
光装置である。ズームレンズ3のズーム環4を駆
動させることにより可変抵抗VRとの接点が移動
し、可変抵抗VRの抵抗値が変化するように構成
されている。S1は閃光装置の電源スイツチ、Bは
電源電池、Dは昇圧回路、C1は主コンデンサで
ある。抵抗R30とツエナーダイオードZ2は定電圧
回路を構成している。抵抗R61、コンデンサC2、
抵抗R62は直列接続され、スイツチS2、変圧器L
を介して閃光放電管Xcの起動回路を構成してい
る。Rfは閃光放電管の光を効率よく被写体に照
射する反射板である。LCDは印加電圧が高くな
ればなるほど、拡散効果が強くなり照射角が大き
くなるように変化する液晶である。コンデンサ
C3にはツエナーダイオードZ1によつて一定にな
つた電圧がダイオードDを介して充電され、前記
可変抵抗VRと、抵抗R63の直列接続が並列に接続
されている。
光装置である。ズームレンズ3のズーム環4を駆
動させることにより可変抵抗VRとの接点が移動
し、可変抵抗VRの抵抗値が変化するように構成
されている。S1は閃光装置の電源スイツチ、Bは
電源電池、Dは昇圧回路、C1は主コンデンサで
ある。抵抗R30とツエナーダイオードZ2は定電圧
回路を構成している。抵抗R61、コンデンサC2、
抵抗R62は直列接続され、スイツチS2、変圧器L
を介して閃光放電管Xcの起動回路を構成してい
る。Rfは閃光放電管の光を効率よく被写体に照
射する反射板である。LCDは印加電圧が高くな
ればなるほど、拡散効果が強くなり照射角が大き
くなるように変化する液晶である。コンデンサ
C3にはツエナーダイオードZ1によつて一定にな
つた電圧がダイオードDを介して充電され、前記
可変抵抗VRと、抵抗R63の直列接続が並列に接続
されている。
コンデンサC3の電圧は可変抵抗VRと抵抗R63に
より分圧され、コンパレータC50,C35,C70の反
転入力端子に入力される。各コンパレータC50,
C35,C70の非反転入力端子にはそれぞれ抵抗R11,
R12で分圧されたコンデンサC3の電圧が抵抗R13
を介し、抵抗R1,R2で分圧されたコンデンサC3
の電圧が抵抗R3を介し、抵抗R21,R22で分圧さ
れたコンデンサC3の電圧が抵抗R23を介して入力
される。コンパレータC50,C35,C70の出力端子
はそれぞれトランジスタTr50,Tr35,Tr70のベ
ースに接続され、同時に抵抗R15,R5,R25を介
して非反転入力端子に接続される。
より分圧され、コンパレータC50,C35,C70の反
転入力端子に入力される。各コンパレータC50,
C35,C70の非反転入力端子にはそれぞれ抵抗R11,
R12で分圧されたコンデンサC3の電圧が抵抗R13
を介し、抵抗R1,R2で分圧されたコンデンサC3
の電圧が抵抗R3を介し、抵抗R21,R22で分圧さ
れたコンデンサC3の電圧が抵抗R23を介して入力
される。コンパレータC50,C35,C70の出力端子
はそれぞれトランジスタTr50,Tr35,Tr70のベ
ースに接続され、同時に抵抗R15,R5,R25を介
して非反転入力端子に接続される。
前記抵抗R30、ツエナーダイオードZ2からなる
定電圧回路の電圧が抵抗R31,R32,R33,R34の
並列接続に印加されている。抵抗R31とR32の接
続点にはTr70のコレクタ、抵抗R32とR33の接続
点にはTr50のコレクタ、抵抗R33とR34の接続点
にはTr35のコレクタが接続される。R31,R32,
R33,R34の各抵抗の値はズームレンズ3の焦点
距離が閃光装置の照射角の切り換わる35mm,50
mm,70mmの各点で可変抵抗VRの電圧とそれぞれ
対応するコンパレータC35,C50,C70の非反転入
力電圧とが等しくなるように設定されている。
定電圧回路の電圧が抵抗R31,R32,R33,R34の
並列接続に印加されている。抵抗R31とR32の接
続点にはTr70のコレクタ、抵抗R32とR33の接続
点にはTr50のコレクタ、抵抗R33とR34の接続点
にはTr35のコレクタが接続される。R31,R32,
R33,R34の各抵抗の値はズームレンズ3の焦点
距離が閃光装置の照射角の切り換わる35mm,50
mm,70mmの各点で可変抵抗VRの電圧とそれぞれ
対応するコンパレータC35,C50,C70の非反転入
力電圧とが等しくなるように設定されている。
第8図は本考案の第2の実施例の焦点距離と液
晶に印加される電圧の図である。
晶に印加される電圧の図である。
以上の如く構成される閃光装置の照射角制御装
置の動作について説明する。
置の動作について説明する。
閃光装置の電源スイツチS1が投入され昇圧回路
Dにより昇圧された電圧により主コンデンサー
C1が充電され、ツエナーダイオードZ2の電圧が
抵抗R31,R32,R33,R34の直列接続に印加する。
撮影者が例えばズームレンズの焦点距離が85mmに
なるようにズームレンズ3のズーム操作環を駆動
すれば、可変抵抗VRの抵抗値は最大になる。そ
の結果可変抵抗VRと抵抗R63で分圧される電圧は
最小になりコンパレータC70の反転入力端子の電
圧であるR21とR22で分圧される電圧よりも小さ
くなり、コンパレータC70,C35,C50はそれぞれ
正の出力となり、Tr70,Tr35,Tr50はすべて導
通となり液晶LCDに印加する電圧は非常に小さ
くなる。本実施例の液晶LCDは印加電圧が高く
なればなるほど拡散効果を増す性質があるので液
晶LCDは拡散効果がなく閃光装置の照射角は第
8図のAの様に小さくなる。
Dにより昇圧された電圧により主コンデンサー
C1が充電され、ツエナーダイオードZ2の電圧が
抵抗R31,R32,R33,R34の直列接続に印加する。
撮影者が例えばズームレンズの焦点距離が85mmに
なるようにズームレンズ3のズーム操作環を駆動
すれば、可変抵抗VRの抵抗値は最大になる。そ
の結果可変抵抗VRと抵抗R63で分圧される電圧は
最小になりコンパレータC70の反転入力端子の電
圧であるR21とR22で分圧される電圧よりも小さ
くなり、コンパレータC70,C35,C50はそれぞれ
正の出力となり、Tr70,Tr35,Tr50はすべて導
通となり液晶LCDに印加する電圧は非常に小さ
くなる。本実施例の液晶LCDは印加電圧が高く
なればなるほど拡散効果を増す性質があるので液
晶LCDは拡散効果がなく閃光装置の照射角は第
8図のAの様に小さくなる。
撮影者がズームレンズ3のズーム環が駆動し、
ズームレンズの焦点距離を徐々に短かくすると、
可変抵抗VRの抵抗値は徐々に小さくなり、可変
抵抗VRと抵抗R63で分圧される電圧は徐々に上昇
する。焦点距離が70mmより、若干短くなりコンパ
レータC70の前述の非反転入力端子の電圧より高
くなれば、コンパレータC70の出力はHレベルか
らLレベルへ反転する。従つてトランジスタ
Tr70はオフとなり液晶LCDには抵抗R31とR32で
分圧されたツエナー電圧VZ2が印加し、LCDは撮
影レンズの焦点距離が70mmのときに適する照射角
になるような拡散面となる(第8図B参照)。
ズームレンズの焦点距離を徐々に短かくすると、
可変抵抗VRの抵抗値は徐々に小さくなり、可変
抵抗VRと抵抗R63で分圧される電圧は徐々に上昇
する。焦点距離が70mmより、若干短くなりコンパ
レータC70の前述の非反転入力端子の電圧より高
くなれば、コンパレータC70の出力はHレベルか
らLレベルへ反転する。従つてトランジスタ
Tr70はオフとなり液晶LCDには抵抗R31とR32で
分圧されたツエナー電圧VZ2が印加し、LCDは撮
影レンズの焦点距離が70mmのときに適する照射角
になるような拡散面となる(第8図B参照)。
撮影者が画角を広げようと更にズームレンズの
焦点距離が短くなるようズーム環を駆動させ、焦
点距離が50mmより若干短くなるとコンパレーター
C50が反転し、液晶LCDに印加される電圧は、抵
抗R31と抵抗R32,R33で分圧される電圧VZ2にな
り閃光装置は焦点距離50mmから35mmの範囲に適用
した照射角になる(第8図C参照)。焦点距離が
更に短くなり35mmから若干短くなるとTr35,
Tr50,Tr70がすべてオフとなり液晶LCDに印加
される電圧は最も高くなり、照射角は最も大きく
なる(第8図D参照)。照射角が最大となつた直
後に撮影者が画角の微調節のためズーム環を長焦
点距離側に戻すとコンパレータC35の出力はLレ
ベルであるので、コンパレータC35の出力がHレ
ベルであつた場合に比して抵抗R5とR3を介した
非反転入力端子のレベルは低い。したがつてズー
ム環を長焦点距離側から短焦点距離側に駆動する
途中での閃光装置の照射角が変化する焦点距離は
ズーム環を短焦点距離側から長焦点距離側に駆動
する途中での閃光装置の照射角が変化する焦点距
離と異なり、撮影レンズの焦点距離と閃光装置の
段階的に変化する照射角との関係はヒステリシス
特性を持つ。
焦点距離が短くなるようズーム環を駆動させ、焦
点距離が50mmより若干短くなるとコンパレーター
C50が反転し、液晶LCDに印加される電圧は、抵
抗R31と抵抗R32,R33で分圧される電圧VZ2にな
り閃光装置は焦点距離50mmから35mmの範囲に適用
した照射角になる(第8図C参照)。焦点距離が
更に短くなり35mmから若干短くなるとTr35,
Tr50,Tr70がすべてオフとなり液晶LCDに印加
される電圧は最も高くなり、照射角は最も大きく
なる(第8図D参照)。照射角が最大となつた直
後に撮影者が画角の微調節のためズーム環を長焦
点距離側に戻すとコンパレータC35の出力はLレ
ベルであるので、コンパレータC35の出力がHレ
ベルであつた場合に比して抵抗R5とR3を介した
非反転入力端子のレベルは低い。したがつてズー
ム環を長焦点距離側から短焦点距離側に駆動する
途中での閃光装置の照射角が変化する焦点距離は
ズーム環を短焦点距離側から長焦点距離側に駆動
する途中での閃光装置の照射角が変化する焦点距
離と異なり、撮影レンズの焦点距離と閃光装置の
段階的に変化する照射角との関係はヒステリシス
特性を持つ。
したがつて撮影者が、ズームレンズのズーム環
を短焦点側に回動し、焦点距離を第9図に示すf2
にして広い画角の中心に主被写体をおき、主被写
体を照射し、スポツト照明的な写真を撮影する場
合、従来の装置では第9図に示すようにズームレ
ンズの焦点距離はf1からf2を短焦点距離側に変化
させたとき自動的に閃光装置の照射角がCからD
に変化してしまい、画角全体にわたつて被写体が
照射されてしまうので、広い画角の中心に主被写
体をおいて主被写体を照射し、スポツト照明な写
真を得ることができなかつた本実例に依れば第1
0図に示す様に焦点距離f1からf2までズームレン
ズのズーム環を回動させ画角を大きくしても照射
角は変化することがなく、スポツト照明的な写真
が撮影できる。また、焦点距離がf2の時点で照射
角がDになり大きい状態のときにはズームレンズ
のズーム環を一旦長焦点距離側のf3に回動させて
から逆に短焦点距離側に回動し、所望の画角の焦
点距離f2にすれば、照射角がCになり狭い状態で
の撮影ができる。
を短焦点側に回動し、焦点距離を第9図に示すf2
にして広い画角の中心に主被写体をおき、主被写
体を照射し、スポツト照明的な写真を撮影する場
合、従来の装置では第9図に示すようにズームレ
ンズの焦点距離はf1からf2を短焦点距離側に変化
させたとき自動的に閃光装置の照射角がCからD
に変化してしまい、画角全体にわたつて被写体が
照射されてしまうので、広い画角の中心に主被写
体をおいて主被写体を照射し、スポツト照明な写
真を得ることができなかつた本実例に依れば第1
0図に示す様に焦点距離f1からf2までズームレン
ズのズーム環を回動させ画角を大きくしても照射
角は変化することがなく、スポツト照明的な写真
が撮影できる。また、焦点距離がf2の時点で照射
角がDになり大きい状態のときにはズームレンズ
のズーム環を一旦長焦点距離側のf3に回動させて
から逆に短焦点距離側に回動し、所望の画角の焦
点距離f2にすれば、照射角がCになり狭い状態で
の撮影ができる。
尚、本実施例においては、閃光装置の構成を基
本的なものとしたが直列制御型の閃光装置を用い
て省電力を図つてもよいのは、勿論であり、撮影
レンズの焦点距離を検知する手段は可変抵抗を用
いるのに限らず、撮影レンズの焦点距離をデジタ
ル信号に変換する手段を用いてもよい。その場合
は、コンパレータの代りにデジタル値を比較する
マグニチユードコンパレータを用いてもよい。
本的なものとしたが直列制御型の閃光装置を用い
て省電力を図つてもよいのは、勿論であり、撮影
レンズの焦点距離を検知する手段は可変抵抗を用
いるのに限らず、撮影レンズの焦点距離をデジタ
ル信号に変換する手段を用いてもよい。その場合
は、コンパレータの代りにデジタル値を比較する
マグニチユードコンパレータを用いてもよい。
又本実施例によれば、電気回路的な構成をした
ので撮影レンズの機械的な構成に依らず、複雑な
構造が不要である。したがつて故障が少なく、信
頼性が高いという利点がある。
ので撮影レンズの機械的な構成に依らず、複雑な
構造が不要である。したがつて故障が少なく、信
頼性が高いという利点がある。
更に閃光装置を変化させるのに拡散板として液
晶を用いたので機械音もない。
晶を用いたので機械音もない。
画角全体を極めて均一に照射する必要のある場
合で例えば第9図の焦点距離f1の画角で撮影を行
いたいときには従来の装置では自動的に照射角が
焦点距離f2に対応したDよりも贈小さい状態Cに
なり、極めて均一に照射することはできないが、
第10図に示す様に 本実施例に依ればズームレンズのズーム環を回
動させ焦点距離f2からf1に変化させても照射角は
大きい状態Dを保つ。また焦点距離f1の時点で画
角が小さい場合にはズームレンズのズーム環を一
旦短焦点距離側のf4に回動させてから逆に長焦点
距離側に回動し、所望の画角f1にすれば照射角が
大きくでき極めて均一に照射することができる。
合で例えば第9図の焦点距離f1の画角で撮影を行
いたいときには従来の装置では自動的に照射角が
焦点距離f2に対応したDよりも贈小さい状態Cに
なり、極めて均一に照射することはできないが、
第10図に示す様に 本実施例に依ればズームレンズのズーム環を回
動させ焦点距離f2からf1に変化させても照射角は
大きい状態Dを保つ。また焦点距離f1の時点で画
角が小さい場合にはズームレンズのズーム環を一
旦短焦点距離側のf4に回動させてから逆に長焦点
距離側に回動し、所望の画角f1にすれば照射角が
大きくでき極めて均一に照射することができる。
更に照射角が切り換わる焦点距離近傍でズーム
環を駆動させてフレーミング動作中頻雑に照射角
が変化することがない。
環を駆動させてフレーミング動作中頻雑に照射角
が変化することがない。
以上の様に本考案によれば閃光装置の照射角制
御装置にヒステリシス特性をもたせたので、撮影
者が照射角可変閃光装置、ズームレンズを使用
し、閃光装置の照射角が変化するズームレンズの
焦点距離付近で撮影者がズーミングのためズーム
レンズの焦点距離を微調整するときでも頻雑に照
射角が変化せず、消費電力を小さくすることがで
きるばかりか、更にヒステリシス特性を使うこと
により撮影者は、閃光装置のガイドナンバーを優
先するか、照射角を優先するかの選択を行うこと
ができ効果大なるものである。
御装置にヒステリシス特性をもたせたので、撮影
者が照射角可変閃光装置、ズームレンズを使用
し、閃光装置の照射角が変化するズームレンズの
焦点距離付近で撮影者がズーミングのためズーム
レンズの焦点距離を微調整するときでも頻雑に照
射角が変化せず、消費電力を小さくすることがで
きるばかりか、更にヒステリシス特性を使うこと
により撮影者は、閃光装置のガイドナンバーを優
先するか、照射角を優先するかの選択を行うこと
ができ効果大なるものである。
第1図は本考案の一実施例の構成図、第2図は
本考案のズームレンズ本体の原理を示す断面図、
第3図は本考案のズームレンズ本体の原理を示す
平面図、第4図は本考案のズームレンズ本体の焦
点距離と抵抗値の対応図、第5図は本考案のズー
ムレンズ本体の断面図、第6図は本考案のズーム
レンズ本体のズーム環の平面図、第7図は本考案
の第2の実施例の回路図、第8図は本考案の第2
の実施例の焦点距離と液晶に印加される電圧の
図、第9図は従来装置の焦点距離と照射角の関係
を説明する図、第10図は本実施例の焦点距離と
照射角の関係を説明する図である。 10a,35a……ズーム環溝、11,40…
…ピン、C35,C50,C70……コンパレータ、R3,
R5,R13,R15,R23,R25……抵抗。
本考案のズームレンズ本体の原理を示す断面図、
第3図は本考案のズームレンズ本体の原理を示す
平面図、第4図は本考案のズームレンズ本体の焦
点距離と抵抗値の対応図、第5図は本考案のズー
ムレンズ本体の断面図、第6図は本考案のズーム
レンズ本体のズーム環の平面図、第7図は本考案
の第2の実施例の回路図、第8図は本考案の第2
の実施例の焦点距離と液晶に印加される電圧の
図、第9図は従来装置の焦点距離と照射角の関係
を説明する図、第10図は本実施例の焦点距離と
照射角の関係を説明する図である。 10a,35a……ズーム環溝、11,40…
…ピン、C35,C50,C70……コンパレータ、R3,
R5,R13,R15,R23,R25……抵抗。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ズームレンズの焦点距離の所定範囲ごとの変化
に応じて閃光装置の照射角を段階的に自動可変と
する照射角制御装置において、 前記照射角の段階的な切換点を焦点距離の変化
方向に応じて異ならしめる切換え手段を設けたこ
とを特徴とする照射角制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174583U JPS59147126U (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 閃光装置の照射角制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174583U JPS59147126U (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 閃光装置の照射角制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59147126U JPS59147126U (ja) | 1984-10-01 |
JPH0216345Y2 true JPH0216345Y2 (ja) | 1990-05-07 |
Family
ID=30172312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4174583U Granted JPS59147126U (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 閃光装置の照射角制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59147126U (ja) |
-
1983
- 1983-03-22 JP JP4174583U patent/JPS59147126U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59147126U (ja) | 1984-10-01 |
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