[go: up one dir, main page]

JPH0216152Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0216152Y2
JPH0216152Y2 JP1985031988U JP3198885U JPH0216152Y2 JP H0216152 Y2 JPH0216152 Y2 JP H0216152Y2 JP 1985031988 U JP1985031988 U JP 1985031988U JP 3198885 U JP3198885 U JP 3198885U JP H0216152 Y2 JPH0216152 Y2 JP H0216152Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystalline polyolefin
rod
shaped body
core material
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985031988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61149669U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985031988U priority Critical patent/JPH0216152Y2/ja
Publication of JPS61149669U publication Critical patent/JPS61149669U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0216152Y2 publication Critical patent/JPH0216152Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Landscapes

  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は相変化(状態変化)に伴う潜熱とし
て熱を蓄える蓄熱体に関し、より具体的には結晶
ポリオレフインからなる潜熱蓄熱体に関するもの
である。
従来の技術 各種の熱関連機器に用いられる蓄熱材に要求さ
れる特性として、単位量当りの蓄熱容量が大きい
ことが挙げられ、このような要求を満たすために
は、主に潜熱として熱を蓄える物質を用いること
が有効である。従来、この種の物質の一例とし
て、結晶ポリオレフインが知られているが、結晶
ポリオレフインはイオンプラズマや放射線などを
照射して架橋させることにより、融解せずにある
程度の温度までは形状を保持するようになるの
で、結晶ポリオレフインは潜熱蓄熱材として有効
であるばかりでなく、表面層のみを架橋させるこ
とにより、その架橋層を実質上容器として機能さ
せることができる。
考案が解決しようとする問題点 しかるに架橋した結晶ポリオレフインは、加熱
昇温によつて融解しないとしても、軟化するか
ら、特に長尺とした場合には自重による撓みが顕
著となり、その結果、例えば流体流路中に配置し
た場合には、自重により変形して流路を塞ぎ、そ
れに伴つて熱交換効率が低下する問題があつた。
この考案は上記の事情に鑑み、温度上昇しても
所期の形状を保持することのできる結晶ポリオレ
フインを主材とした潜熱蓄熱体を提供することを
目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、結
晶ポリオレフインを棒状に成形するとともに、そ
の表面層のみを架橋させ、かつその結晶ポリオレ
フイン製棒状体の中心部に引張強度の高い線条体
を、その両端部を棒状体から突出させた状態で芯
材として挿入したことを特徴とするものである。
作 用 したがつてこの考案の蓄熱体によれば、架橋し
ていない内側の結晶ポリオレフインが、外部から
熱を受けて融解することにより潜熱として蓄熱
し、また低温源に対して放熱することにより凝固
する。すなわち実質的には、架橋していない内側
の結晶ポリオレフインが蓄熱材として機能する。
そしてその結晶ポリオレフインが吸熱して融解し
ても、外表面の架橋層は融解しないから、内側の
結晶ポリオレフインが流出することはない。また
芯材は引張強度に富みかつその両端部が棒状体か
ら突出しているので、芯材を水平にした状態でそ
の芯材に引張力を与えて保持することにより、架
橋層が温度上昇によつて軟化しても、形状が崩れ
ることはない。
実施例 以下、この考案の一実施例を添付の図面を参照
して説明する。
第1図に示すようにこの考案の蓄熱体1は、結
晶ポリオレフインからなる棒状体2の中心部に芯
材3を挿入し、かつ芯材3の両端部を棒状体2か
ら突出させた構成である。その棒状体2は第2図
に例示するように、外周面に架橋結晶ポリオレフ
イン層4を形成し、かつ内部を未架橋とした構成
であり、したがつて架橋させた結晶ポリオレフイ
ンが温度上昇によつて融解しないから、架橋結晶
ポリオレフイン層4が容器として機能し、未架橋
の内部が融解・凝固を行なつて実質的に蓄熱材と
して機能するようになつている。このような棒状
体2は、棒状に成形した結晶ポリオレフインの外
表面にイオンプラズマや放射線等を照射して架橋
反応を生じさせることにより製造することがで
き、また架橋結晶ポリオレフイン層4の厚さは50
〜100μm程度であることが好ましい。他方、前
記芯材3は、形状を保持させるためのものであつ
て、剛性のある線条体、例えば鋼線が用いられて
おり、特に強度を下げずに小径化するべくピアノ
線を使用することが好ましい。そしてこの芯材3
は結晶ポリオレフインを棒状に成形する際にその
中心部に挿入してもよく、このようにすれば、架
橋反応工程等の後工程において、棒状体2からそ
の両端部を突出させた芯材3を持つて取扱うこと
ができる。また棒状体2の中心は加熱昇温するこ
とにより特に軟質になるから、芯材3は結晶ポリ
オレフインの架橋反応後に加熱昇温した状態で棒
状体2に挿入してもよい。
上記の蓄熱体1は、加熱あるいは廃熱回収を目
的とする場合、高温の流体に接触させることによ
り、中心部側の未架橋の結晶ポリオレフインを融
解させてその潜熱として蓄熱し、必要時に低温の
流体に接触させて放熱させることにより、その低
温の流体を加熱昇温する。これとは反対に、冷却
を目的とする場合は、低温源に接触させて未架橋
の結晶ポリオレフインを凝固させることにより、
冷却エネルギを潜熱として蓄え、必要時に温度の
高い流体に接触させることにより、その流体から
熱を奪つて冷却する。これらのいずれの場合であ
つても未架橋の結晶ポリオレフインが融解する
が、外表面の架橋結晶ポリオレフイン層4は融解
しないために容器として機能する。また架橋結晶
ポリオレフイン層4は温度上昇によつて軟化する
が、芯材3を入れてあるために、相当長尺であつ
ても自重による変形を防止し、所期の形状を維持
させることができる。すなわち高温流体流路中に
配置しても変形による流路の閉塞などを生じるお
それはない。特に芯材3は引張強度の高いもので
あつてその両端部が棒状体2から突出しているた
め、その芯材3を引張つて棒状体2を水平にして
保持でき、このようにすれば、上下方向に配置せ
ざるを得ないものと比較して形状の維持がより確
実になる。
考案の効果 以上の説明から明らかなようにこの考案によれ
ば、架橋結晶ポリオレフイン層を設けたから、特
別な容器を必要としないうえに、引張強度に富む
芯材を中心部に挿入したから、相当長尺に造つて
も、昇温した際の自重による変形を確実に防止す
ることができ、特に芯材が可撓性のある線条体で
あつても、その両端部を把持するなどして張力を
与えることにより、水平に保持することが可能で
あり、その結果、自重による変形をより確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部省略し
た斜視図、第2図は第1図の−線矢視断面図
である。 1……蓄熱体、2……棒状体、3……芯材、4
……架橋結晶ポリオレフイン層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 結晶ポリオレフインからなる棒状体の表面層の
    みが架橋されるとともに、その棒状体の中心部に
    引張強度の高い線条体が、その両端部を棒状体か
    ら突出させた状態で芯材として挿入されてなる潜
    熱蓄熱体。
JP1985031988U 1985-03-06 1985-03-06 Expired JPH0216152Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985031988U JPH0216152Y2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985031988U JPH0216152Y2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61149669U JPS61149669U (ja) 1986-09-16
JPH0216152Y2 true JPH0216152Y2 (ja) 1990-05-01

Family

ID=30533087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985031988U Expired JPH0216152Y2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0216152Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56127196A (en) * 1980-03-12 1981-10-05 Agency Of Ind Science & Technol Polyolefin heat accumulating body having heat resisting film
JPS56142392A (en) * 1980-04-08 1981-11-06 Hidemasa Tsuruta Heat accumulator

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56127196A (en) * 1980-03-12 1981-10-05 Agency Of Ind Science & Technol Polyolefin heat accumulating body having heat resisting film
JPS56142392A (en) * 1980-04-08 1981-11-06 Hidemasa Tsuruta Heat accumulator

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61149669U (ja) 1986-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4880953A (en) Method of recharging a heat pack by microwave energy
ES2144574T3 (es) Procedimiento para la fabricacion de un material polimero con propiedades mecanicas mejoradas.
ES2234046T3 (es) El uso de peliculas polimericas.
JPH06321258A (ja) 積層フィルム製チューブバッグ
JPH0216152Y2 (ja)
CA1184105A (en) Method for covering a pipe or cable with heat- shrinkable material
JPH0442437B2 (ja)
JPS6013877A (ja) 蓄熱体
JPS62241287A (ja) 発熱体
JPS6352300B2 (ja)
JPH0239175Y2 (ja)
ES2001023A6 (es) Acumulador de energia termica latente.
JPS6044797A (ja) 蓄熱装置
JP2000301632A (ja) チューブ体及びストレッチラベル
JPS5828354A (ja) 熱収縮性チュ−ブの製造法
JPH065562Y2 (ja) 過冷却液体の任意固化装置
JPS59124981A (ja) 潜熱蓄熱材
JPH02148563A (ja) 電池の製造法
JP3787373B2 (ja) フッ素樹脂被覆ローラの製造方法
JPH0325048Y2 (ja)
JP2904036B2 (ja) 取付金具付き熱電池の製造方法
JPH0248195B2 (ja)
JPH0420441Y2 (ja)
JPH03111482A (ja) 潜熱蓄熱材
JPH088033B2 (ja) 温度ヒューズ並びにその製造方法