JPH02159554A - 病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方法 - Google Patents
病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方法Info
- Publication number
- JPH02159554A JPH02159554A JP63313358A JP31335888A JPH02159554A JP H02159554 A JPH02159554 A JP H02159554A JP 63313358 A JP63313358 A JP 63313358A JP 31335888 A JP31335888 A JP 31335888A JP H02159554 A JPH02159554 A JP H02159554A
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- JP
- Japan
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- pathogens
- allergens
- monitoring
- dust
- air
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、住居、地下空間、海中都市、宇宙ステーシ
ョン、スペースコロニー、Ml高層ビル、およびバイオ
ハザード施設などのような閉鎖系または準閉鎖系の建屋
および構造物内での病原体あるいはアレルゲンをモニタ
リングする病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方
法に関するものである。
ョン、スペースコロニー、Ml高層ビル、およびバイオ
ハザード施設などのような閉鎖系または準閉鎖系の建屋
および構造物内での病原体あるいはアレルゲンをモニタ
リングする病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方
法に関するものである。
「従来の技術」
例えば、花を花瓶に生けると奇麗に見えるが、その花に
は、花粉のほか、ダニやカビの胞子などのアレルゲンが
多数付着している可能性がある。
は、花粉のほか、ダニやカビの胞子などのアレルゲンが
多数付着している可能性がある。
そして、このような花瓶が部屋の中にある場合には、そ
の部屋の住人にアレルギー等の疾患か生じることがある
。そのアレルギーの原因となっているアレルゲンは目に
見えないため、アレルギー症状の出た当人にはその原因
が分からない場合がある。ま・た、多くの住居内には、
カーペット、じゅうたんなどが敷かれているが、その使
用状況によっては、かなりのアレルゲンとなっている場
合もあり得る。そのほか、種々の病原体が種々の手段で
部屋内に侵入することが考えられる。
の部屋の住人にアレルギー等の疾患か生じることがある
。そのアレルギーの原因となっているアレルゲンは目に
見えないため、アレルギー症状の出た当人にはその原因
が分からない場合がある。ま・た、多くの住居内には、
カーペット、じゅうたんなどが敷かれているが、その使
用状況によっては、かなりのアレルゲンとなっている場
合もあり得る。そのほか、種々の病原体が種々の手段で
部屋内に侵入することが考えられる。
このため、これらのものを住居アセスメントとして、そ
の環境の汚染度を測定する方法を提供する必要があると
考えられている。
の環境の汚染度を測定する方法を提供する必要があると
考えられている。
ところで、一般に、開放系の建屋内での生活においても
、ダニなどの昆虫によるアレルギーや種々の花粉による
花粉症(アレルギー)、あるいは在郷軍人病の病原菌と
して知られるレジオネラ菌(Lagionella P
neuo+ophi4a)による空調用冷却水の汚染が
問題となっているが、閉鎖系または準閉鎖系の31!屋
内においては、空気(外気)を自由に入れ換えることが
できないため、室内の空気を循環させており、したがっ
て、病原体あるいはアレルゲンが濃縮されることは十分
考えられる。このため、開放系の建屋内での生活では重
症に疾患とならなかったものが、閉鎖系の建屋内での生
活では重症の疾患へと変化するこのが考えられるほか、
該病原体が多数の健康人に感染することも考えられる。
、ダニなどの昆虫によるアレルギーや種々の花粉による
花粉症(アレルギー)、あるいは在郷軍人病の病原菌と
して知られるレジオネラ菌(Lagionella P
neuo+ophi4a)による空調用冷却水の汚染が
問題となっているが、閉鎖系または準閉鎖系の31!屋
内においては、空気(外気)を自由に入れ換えることが
できないため、室内の空気を循環させており、したがっ
て、病原体あるいはアレルゲンが濃縮されることは十分
考えられる。このため、開放系の建屋内での生活では重
症に疾患とならなかったものが、閉鎖系の建屋内での生
活では重症の疾患へと変化するこのが考えられるほか、
該病原体が多数の健康人に感染することも考えられる。
また、閉鎖系の建屋内は圧迫感があるため、ただでさえ
ストレスを生じやすい上、重症の疾患でなくても、軽度
のアレルギー症状でさえ、仕事の能率の低下をもたらす
ため、長期間の生活は困難である。さらに、このような
閉鎖系の建屋内においては、呼吸器系伝染病などが突発
的に生じた場合に、致命的になる可能性も大いにある。
ストレスを生じやすい上、重症の疾患でなくても、軽度
のアレルギー症状でさえ、仕事の能率の低下をもたらす
ため、長期間の生活は困難である。さらに、このような
閉鎖系の建屋内においては、呼吸器系伝染病などが突発
的に生じた場合に、致命的になる可能性も大いにある。
「発明が解決しようとする課題」
しかしながら、現在のところ、建屋内または構造物内に
存在する病原体あるいはアレルゲンをモニタリングする
適当な方法はなく、いつ、どのような状態で、どの病原
体あるいはアレルゲンが生じるのかを判断することはで
きない。また、建屋内または構造物内を殺菌処理したと
しても、種々の疾患の原因となった病原体あるいはアレ
ルゲンに対して実際にどの程度の効果があったかを判断
することができないため、迅速な対応および予防も困難
であった。したがって、現在考えられている対処法とし
ては、定期的あるいは不定期的な殺菌剤等の散布がある
が、効率性、経済性に問題がある。
存在する病原体あるいはアレルゲンをモニタリングする
適当な方法はなく、いつ、どのような状態で、どの病原
体あるいはアレルゲンが生じるのかを判断することはで
きない。また、建屋内または構造物内を殺菌処理したと
しても、種々の疾患の原因となった病原体あるいはアレ
ルゲンに対して実際にどの程度の効果があったかを判断
することができないため、迅速な対応および予防も困難
であった。したがって、現在考えられている対処法とし
ては、定期的あるいは不定期的な殺菌剤等の散布がある
が、効率性、経済性に問題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、建屋内
または構造物内における住人または作業者の健康の維持
およびストレスの低減化を図り、これにより仕事の能率
低下を防止すると共に、快適な生活環境を維持し続ける
ことを目的としている。
または構造物内における住人または作業者の健康の維持
およびストレスの低減化を図り、これにより仕事の能率
低下を防止すると共に、快適な生活環境を維持し続ける
ことを目的としている。
「課題を解決するための手段」
この発明の病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方
法は、個々のスペースまたは空調装置にバイオセンサを
設置し、そのバイオセンサによって、上記スペースに存
在する病原体あるいはアレルゲンの種類および量を常に
監視しておくものである。
法は、個々のスペースまたは空調装置にバイオセンサを
設置し、そのバイオセンサによって、上記スペースに存
在する病原体あるいはアレルゲンの種類および量を常に
監視しておくものである。
また、この発明の他の病原体あるいはアレルゲンのモニ
タリング方法は、個々のスペースの空調を行なう空調装
置のフィルタに捕捉されたホコリ、ゴミを採取し、その
ホコリ、ゴミに含まれる生物体を測定することによって
、上記スペースに存在する病原体あるいはアレルゲンの
種類および量を常に監視してお(ものである。
タリング方法は、個々のスペースの空調を行なう空調装
置のフィルタに捕捉されたホコリ、ゴミを採取し、その
ホコリ、ゴミに含まれる生物体を測定することによって
、上記スペースに存在する病原体あるいはアレルゲンの
種類および量を常に監視してお(ものである。
「実施例」
以下、この発明の病原体あるいはアレルゲンのモニタリ
ング方法について詳細に説明する。
ング方法について詳細に説明する。
この発明の病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方
法では、室内に設置されている空調装置内のフィルター
に捕集されたホコリ、ゴミ、あるいは掃除機またはその
他の特別な集塵装置により集めた室内のホコリ、ゴミに
含まれている病原体あるいはアレルゲンを測定するか、
あるいは、空調用冷却水中に含まれている病原体あるい
はアレルゲンを測定することによって、室内の空気中に
存在する病原体あるいはアレルゲンをモニタリングする
。また、カビなどが繁殖しやすい壁などにバイオセンサ
を設置することによって、カビ、ダニ、花粉、ゴキブリ
などの病原体あるいはアレルゲンを常にモニタリングし
てその病原体の増減を早期に確認しておき、消毒、滅菌
、清掃等の対策を、必要な時期に迅速に行なうようにし
ても良い。
法では、室内に設置されている空調装置内のフィルター
に捕集されたホコリ、ゴミ、あるいは掃除機またはその
他の特別な集塵装置により集めた室内のホコリ、ゴミに
含まれている病原体あるいはアレルゲンを測定するか、
あるいは、空調用冷却水中に含まれている病原体あるい
はアレルゲンを測定することによって、室内の空気中に
存在する病原体あるいはアレルゲンをモニタリングする
。また、カビなどが繁殖しやすい壁などにバイオセンサ
を設置することによって、カビ、ダニ、花粉、ゴキブリ
などの病原体あるいはアレルゲンを常にモニタリングし
てその病原体の増減を早期に確認しておき、消毒、滅菌
、清掃等の対策を、必要な時期に迅速に行なうようにし
ても良い。
そして、病原体あるいはアレルゲンの同定方法は、AT
Pの測定による方法、免疫学的手法、顕微鏡による同定
、またはDNAプローブによる方法が適当である。
Pの測定による方法、免疫学的手法、顕微鏡による同定
、またはDNAプローブによる方法が適当である。
なお、この病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方
法においては、早期にかつ迅速に特定の病原体あるいは
アレルゲン (細菌からダニ、ゴキブリのような昆虫、
カビ及びスギ花粉等の植物までを含む)を同定するため
、建屋内の種々のホコリ、ゴミ、および空調用冷却水を
り・1象として測定を行なうが、そのほか、病原体ある
いはアレルゲンが潜むと考えられるものであれば、どの
ようなものを対象物としても差し支えない。
法においては、早期にかつ迅速に特定の病原体あるいは
アレルゲン (細菌からダニ、ゴキブリのような昆虫、
カビ及びスギ花粉等の植物までを含む)を同定するため
、建屋内の種々のホコリ、ゴミ、および空調用冷却水を
り・1象として測定を行なうが、そのほか、病原体ある
いはアレルゲンが潜むと考えられるものであれば、どの
ようなものを対象物としても差し支えない。
また、病原体あるいはア1/ルゲンの具体的な測定方法
としては、抗原抗体反応を利用したものが考えられてお
り、その場合、病原体あるいはアレルゲンに対する抗体
を利用する。例えば、免疫/くイオセンサを用いれば、
システムとしてオーi・メーシコン化を図ることができ
るが、検体をサンプリングし、オフタロニー法やE +
、 X SΔを始めとした種々の方法による測定も可能
である。また、DNAプローブを用いたバイオセンサに
よるオートメーション化、あるいは検体をサンプリング
し。
としては、抗原抗体反応を利用したものが考えられてお
り、その場合、病原体あるいはアレルゲンに対する抗体
を利用する。例えば、免疫/くイオセンサを用いれば、
システムとしてオーi・メーシコン化を図ることができ
るが、検体をサンプリングし、オフタロニー法やE +
、 X SΔを始めとした種々の方法による測定も可能
である。また、DNAプローブを用いたバイオセンサに
よるオートメーション化、あるいは検体をサンプリング
し。
り後、コロニーノ\イブリダイゼーション、スギ・ノト
ハイブリダイゼーシゾン、サザンノ\イブリダイゼーシ
コン、ノーザンハイブリダイゼーシコンおよびPCR法
等の手法も応用することができる。
ハイブリダイゼーシゾン、サザンノ\イブリダイゼーシ
コン、ノーザンハイブリダイゼーシコンおよびPCR法
等の手法も応用することができる。
また、走査1子顕微鏡、位相差顕微鏡による同定も可能
である。また、免疫学的な手法、遺伝学的な手法および
顕微鏡による観察では、生物の生死についてモニタリン
グすることはできないが、生きている生物に存在するA
TPを測定(例えばATPとルシフェリン−ルシフェラ
ーゼの発光測定)することによって、より正確な幅広い
モニタリングが可能になる。
である。また、免疫学的な手法、遺伝学的な手法および
顕微鏡による観察では、生物の生死についてモニタリン
グすることはできないが、生きている生物に存在するA
TPを測定(例えばATPとルシフェリン−ルシフェラ
ーゼの発光測定)することによって、より正確な幅広い
モニタリングが可能になる。
そし2て、本発明の[1的は、病原体あるいはアレルゲ
ンの有無を調べるだけでなく、閉鎖系または型閉鎖系の
空間で生活している人間が疾患を起こす前に、適切な対
応(消毒、滅菌等)や予防(医学的処置)を可能にし、
モニタリングなしで事後処理を行なったり、あるいは病
原体または′rアレルゲン有無も知らずに不適切な対応
を行なうことの不経済性、低効率性および人体への影W
(閉鎖系での生物の消毒、滅菌は人体への影響も大き(
Xため、最小限度に留とめたい)を軽減することができ
る (検体を迅速かつ微量だけ測定することが可能で、
しかも特異性が高い)ものである。
ンの有無を調べるだけでなく、閉鎖系または型閉鎖系の
空間で生活している人間が疾患を起こす前に、適切な対
応(消毒、滅菌等)や予防(医学的処置)を可能にし、
モニタリングなしで事後処理を行なったり、あるいは病
原体または′rアレルゲン有無も知らずに不適切な対応
を行なうことの不経済性、低効率性および人体への影W
(閉鎖系での生物の消毒、滅菌は人体への影響も大き(
Xため、最小限度に留とめたい)を軽減することができ
る (検体を迅速かつ微量だけ測定することが可能で、
しかも特異性が高い)ものである。
また、本発明の病原体あるいはアレルゲンのモニタリン
グ方法は、閉鎖系または型閉鎖系の建屋内において利用
されるだけでなく、病院での院内感染の予防、早期発見
に役立てることもでき、また、身体の抵抗力の低い老人
が住む老人ホー・ムや育児施設、および学校などのよう
に密閉度の高い各種施、設において利用することができ
る。
グ方法は、閉鎖系または型閉鎖系の建屋内において利用
されるだけでなく、病院での院内感染の予防、早期発見
に役立てることもでき、また、身体の抵抗力の低い老人
が住む老人ホー・ムや育児施設、および学校などのよう
に密閉度の高い各種施、設において利用することができ
る。
次に、この発明の病原体あるいはアレルゲンのモニタリ
ング方法を適用した幾つかの具体的な方法を第1図ない
し第6図を参照して説明する。
ング方法を適用した幾つかの具体的な方法を第1図ない
し第6図を参照して説明する。
第1図に示す方法は、個々の部屋1に設けられている空
調用の吸込口2、またはカビが発生しやすい壁面3付近
にバイオセン→J・4を設置し、そのバイオセンサ4に
より空気中の生物体の種類および量を6(す定すること
によって、各部屋1に存在する病原体あるいは゛アレル
ゲンの種類および量を常に監視しておくようにしたもの
である。この場合、バイオセンサ4が、空気中をホコリ
、ゴミなどと共に浮遊する対象物(病原体あるいはアレ
ルゲンなど)を捕捉するため、水中に設置した場合のよ
うに性能の低下をもたらすようなことはない。なお、上
Weバイオセンサ4の表面には湿潤剤を添塗することが
望ましい。
調用の吸込口2、またはカビが発生しやすい壁面3付近
にバイオセン→J・4を設置し、そのバイオセンサ4に
より空気中の生物体の種類および量を6(す定すること
によって、各部屋1に存在する病原体あるいは゛アレル
ゲンの種類および量を常に監視しておくようにしたもの
である。この場合、バイオセンサ4が、空気中をホコリ
、ゴミなどと共に浮遊する対象物(病原体あるいはアレ
ルゲンなど)を捕捉するため、水中に設置した場合のよ
うに性能の低下をもたらすようなことはない。なお、上
Weバイオセンサ4の表面には湿潤剤を添塗することが
望ましい。
第2図に示す方法は、第1図に示す方法とほぼ同様なも
のであるが、この方法では、個々の部屋lの吸込口2に
連結されている排気用のメインダクト5内にバイオセン
サ4を設置して、そのバイオセンサ4により建屋全体に
存在する病原体あるいはアレルゲンの種類および量を集
中して監視するようにしたものである。
のであるが、この方法では、個々の部屋lの吸込口2に
連結されている排気用のメインダクト5内にバイオセン
サ4を設置して、そのバイオセンサ4により建屋全体に
存在する病原体あるいはアレルゲンの種類および量を集
中して監視するようにしたものである。
第3図に示す方法は、個々の部屋lの吸込口2に取り付
IJられているフィルタ6に捕捉されているホコリ、ゴ
ミを採取し、それを測定することによって、各部屋1に
存在する病原体あるいはアレルゲンの種類およびmを常
に監視してわくよう1.1’″したものである。この場
合、J6記フィルタ6からのホコリ、ゴミの採取は、人
為的に行っても良いが、必要があれば、適当なガスや液
体と共に測定器へ送るようにすることも可能である。
IJられているフィルタ6に捕捉されているホコリ、ゴ
ミを採取し、それを測定することによって、各部屋1に
存在する病原体あるいはアレルゲンの種類およびmを常
に監視してわくよう1.1’″したものである。この場
合、J6記フィルタ6からのホコリ、ゴミの採取は、人
為的に行っても良いが、必要があれば、適当なガスや液
体と共に測定器へ送るようにすることも可能である。
第4図に示す方法は、第3図に示す方法とほぼ同様なも
のであるが、この方法では、個々の部屋1のフィルタ6
からホコリ、ゴミを採取するのではな(、建屋全体の空
調空気が集中して送られる空調装置本体のメインフィル
タ7からホコリ、ゴミを採取しすることによって、建屋
全体に存在する病原体あるいはアレルゲンの種類および
mを集中して監視するようにしたものである。
のであるが、この方法では、個々の部屋1のフィルタ6
からホコリ、ゴミを採取するのではな(、建屋全体の空
調空気が集中して送られる空調装置本体のメインフィル
タ7からホコリ、ゴミを採取しすることによって、建屋
全体に存在する病原体あるいはアレルゲンの種類および
mを集中して監視するようにしたものである。
第5図に示す方法は、個々の部屋1のエアコン8と連結
するクーリングタワー9内の空調用冷却水10中にバイ
オセンサ4を浸した状態で設置しておき、そのバイオセ
ンサ4によって、該空調用冷却水10中で繁殖しやすい
レジオネラ閑等の有無を常に監視しておくようにしたも
のである。そして、このようにして空調用冷却水lO中
のレジ、オネラ菌等の有無を常に監視しておくことによ
って、空調用冷却水IOがエアコン8内で漏洩したとし
て、在郷軍人病等の発生を未然に防ぐようにしている。
するクーリングタワー9内の空調用冷却水10中にバイ
オセンサ4を浸した状態で設置しておき、そのバイオセ
ンサ4によって、該空調用冷却水10中で繁殖しやすい
レジオネラ閑等の有無を常に監視しておくようにしたも
のである。そして、このようにして空調用冷却水lO中
のレジ、オネラ菌等の有無を常に監視しておくことによ
って、空調用冷却水IOがエアコン8内で漏洩したとし
て、在郷軍人病等の発生を未然に防ぐようにしている。
また、この方法では、クーリングタワー9内にバイオセ
ンサ4を設置せずに、上記空調用冷却水IOをサンプリ
ングすることにより測定しても差し支えない。
ンサ4を設置せずに、上記空調用冷却水IOをサンプリ
ングすることにより測定しても差し支えない。
第6図に示す方法は、個々の部屋Iの床などに設置され
ている掃除機用の排気ダク1−11の吸込口12にフィ
ルタ13を取り付けておき、各部屋lを掃除機14で掃
除する際に、その掃除機14のυト気管15を上記吸込
口12に連結することにより該掃除機14で吸引した空
気中のホコリ、ゴミを上記フィルタ13に捕捉させ、そ
れを採取して測定することによって、各部屋1に存在す
る病原体あるいはアレルゲンの種類および量を常に監視
するようにしたものである。また、第6図に示すように
、個々の部屋1の適当な位置に特殊な吸引装置16を設
置しておき、その吸引装置16で吸引した空気中の生物
体をバイオセンサにより測定するか、または該吸引装置
16で吸引した空気中のホコリ、ゴミをフィルタで捕捉
してそれを測定するにより、各部屋1に存在する病原体
あるいはアレルゲンの種類およびmを監視するようにし
ても良い。
ている掃除機用の排気ダク1−11の吸込口12にフィ
ルタ13を取り付けておき、各部屋lを掃除機14で掃
除する際に、その掃除機14のυト気管15を上記吸込
口12に連結することにより該掃除機14で吸引した空
気中のホコリ、ゴミを上記フィルタ13に捕捉させ、そ
れを採取して測定することによって、各部屋1に存在す
る病原体あるいはアレルゲンの種類および量を常に監視
するようにしたものである。また、第6図に示すように
、個々の部屋1の適当な位置に特殊な吸引装置16を設
置しておき、その吸引装置16で吸引した空気中の生物
体をバイオセンサにより測定するか、または該吸引装置
16で吸引した空気中のホコリ、ゴミをフィルタで捕捉
してそれを測定するにより、各部屋1に存在する病原体
あるいはアレルゲンの種類およびmを監視するようにし
ても良い。
なお、この発明の病原体あるいはアレルゲンのモニタリ
ング方法を利用した閉鎖系での生物体モニタリングシス
テムの一例を第7図に示す。
ング方法を利用した閉鎖系での生物体モニタリングシス
テムの一例を第7図に示す。
「実験例」
実際に使用中の事務所ビル内において適当な4箇所を選
び、その場所に簡易吸引器を設置した。
び、その場所に簡易吸引器を設置した。
そして、各簡易吸引器により床の上のホコリ、ゴミを集
め、ATP測定装置および走査電子顕微鏡を用いて病原
体あるいはアレルゲンの有無および種類を確認した。
め、ATP測定装置および走査電子顕微鏡を用いて病原
体あるいはアレルゲンの有無および種類を確認した。
その結果を表1に示す。
(以下余白)
表1
但し、表中に示したATP測定は、既存の簡易ΔTP測
定装置を用いて測定したものである。また、表中の走査
顕微鏡による観察とは、走査顕微鏡で観察された形状に
よって生物体の種類を判断したものである。
定装置を用いて測定したものである。また、表中の走査
顕微鏡による観察とは、走査顕微鏡で観察された形状に
よって生物体の種類を判断したものである。
この表中に示したATP測定の結果によると、へ〜Cブ
ロックにおいては、生きた病原体あるいはアレルゲンが
存在すると考えられる。
ロックにおいては、生きた病原体あるいはアレルゲンが
存在すると考えられる。
「発明の効果J
コノ発明の病気体あるいはアレルゲンのモニタリング方
法によれば、建屋内での病原体あるいはアレルゲンの有
無を早期に発見することができ、これにより適切な処置
を適切な時機に実施することが可能どなる。このため、
この病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方法を建
屋内の各部屋に適用に設置した場合には、日常生活では
目に見えない病原体あるいは”r1ノルゲンから人間を
守ることができ、それによって各部屋で生活または作業
する人々の健康を常に良好な状態に保つことができる。
法によれば、建屋内での病原体あるいはアレルゲンの有
無を早期に発見することができ、これにより適切な処置
を適切な時機に実施することが可能どなる。このため、
この病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方法を建
屋内の各部屋に適用に設置した場合には、日常生活では
目に見えない病原体あるいは”r1ノルゲンから人間を
守ることができ、それによって各部屋で生活または作業
する人々の健康を常に良好な状態に保つことができる。
第1図ないし第6図は、この発明の病原体あるいはアレ
ルゲンのモニタリング方法を示す図であって、第1図お
よび第2図はバイオセンサを用いて測定する方法を説明
する説明図、第3図および第4図は、フィルタに捕捉さ
れたホコリ、ゴミを測定する場合の説明図、第5図は空
調用冷却水中の病原体を測定する場合の説明図、第6図
は吸引装置を用いた場合の説明図である。第7図は、こ
の発明のを適用した生物モニタリングシステムのフロー
チャー1・である。 第4図 で
ルゲンのモニタリング方法を示す図であって、第1図お
よび第2図はバイオセンサを用いて測定する方法を説明
する説明図、第3図および第4図は、フィルタに捕捉さ
れたホコリ、ゴミを測定する場合の説明図、第5図は空
調用冷却水中の病原体を測定する場合の説明図、第6図
は吸引装置を用いた場合の説明図である。第7図は、こ
の発明のを適用した生物モニタリングシステムのフロー
チャー1・である。 第4図 で
Claims (2)
- (1)個々のスペースまたは空調装置にバイオセンサを
設置し、そのバイオセンサによって、上記スペースに存
在する病原体あるいはアレルゲンの種類および量を常に
監視しておくことを特徴とする病原体あるいはアレルゲ
ンのモニタリング方法。 - (2)個々のスペースの空調を行なう空調装置のフィル
タに捕捉されたホコリ、ゴミを採取し、そのホコリ、ゴ
ミに含まれる生物体を測定することによって、上記スペ
ースに存在する病原体あるいはアレルゲンの種類および
量を常に監視しておくことを特徴とする病原体あるいは
アレルゲンのモニタリング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63313358A JPH02159554A (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63313358A JPH02159554A (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02159554A true JPH02159554A (ja) | 1990-06-19 |
Family
ID=18040297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63313358A Pending JPH02159554A (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 病原体あるいはアレルゲンのモニタリング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02159554A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2001006248A2 (en) * | 1999-06-29 | 2001-01-25 | Carrier Corporation | Biosensors for monitoring air conditioning and refrigeration processes |
WO2002039115A3 (en) * | 2000-11-10 | 2002-11-28 | Univ Cranfield | Detection of allergen-associated materials |
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