JPH02159452A - 車両用無段変速機 - Google Patents
車両用無段変速機Info
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- JPH02159452A JPH02159452A JP31262488A JP31262488A JPH02159452A JP H02159452 A JPH02159452 A JP H02159452A JP 31262488 A JP31262488 A JP 31262488A JP 31262488 A JP31262488 A JP 31262488A JP H02159452 A JPH02159452 A JP H02159452A
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- Japan
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- brake
- impeller
- continuously variable
- variable transmission
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は車両用無段変速機に係り、特に流体継手を設
けた場合にでもコンパクトに構成し得る車両用無段変速
機に関する。
けた場合にでもコンパクトに構成し得る車両用無段変速
機に関する。
車両において、内燃機関と駆動車輪間に変速機を介在し
ている。この変速機は、広範囲に変化する車両の走行条
件に合致させて駆動車輪の駆動力と走行速度とを変更し
、内燃機関の性能を充分に発揮させている。変速機には
、例えば回転軸に固定された固定プーリ部片とこの固定
プーリ部片に接離可能に回転軸に装着された可動プーリ
部片とを有するプーリの両プーリ部片間に形成される溝
幅を油圧により減増することによりブーりに巻掛けられ
たベルトの回転半径を減増させ動力を伝達し、変速比(
ベルトレシオ)を変える無段変速機がある。
ている。この変速機は、広範囲に変化する車両の走行条
件に合致させて駆動車輪の駆動力と走行速度とを変更し
、内燃機関の性能を充分に発揮させている。変速機には
、例えば回転軸に固定された固定プーリ部片とこの固定
プーリ部片に接離可能に回転軸に装着された可動プーリ
部片とを有するプーリの両プーリ部片間に形成される溝
幅を油圧により減増することによりブーりに巻掛けられ
たベルトの回転半径を減増させ動力を伝達し、変速比(
ベルトレシオ)を変える無段変速機がある。
このような無段変速機としては、例えば特開昭59−1
26145号公報に開示されている。この公報に記載の
ものは、回転数が設定回転数域よりも大となった際に減
速比制御機構の減速比をアンプシフト側に設定した回転
数に変更させるとともに、回転数が設定回転数域よりも
小となった際に減速比制御機構の減速比をダウンシフト
側に設定した回転数に変更させ、エンジン回転数の増加
による加速感とアクセルペダルの踏み込み時のトルクの
増加の応答性を改善し、変速制御によるハンチングを防
止するものである。
26145号公報に開示されている。この公報に記載の
ものは、回転数が設定回転数域よりも大となった際に減
速比制御機構の減速比をアンプシフト側に設定した回転
数に変更させるとともに、回転数が設定回転数域よりも
小となった際に減速比制御機構の減速比をダウンシフト
側に設定した回転数に変更させ、エンジン回転数の増加
による加速感とアクセルペダルの踏み込み時のトルクの
増加の応答性を改善し、変速制御によるハンチングを防
止するものである。
また、無段変速機においては、ベルトの回転方向を変更
して車両を前進・後退させる流体継手を設けることが考
えられた。この流体継手は、内燃機関側に連設したポン
プ羽根車と、ブレーキ機構によって回転が阻止されるス
テータ羽根車と、プーリ側に連設する出力側軸に固定し
たタービン羽根車とを有し、ステータ羽根車の回転を許
容・阻止することによりタービン羽根車を正逆回転させ
、ベルトの回転方向を変更させ、これにより車両を前進
・後退させる。
して車両を前進・後退させる流体継手を設けることが考
えられた。この流体継手は、内燃機関側に連設したポン
プ羽根車と、ブレーキ機構によって回転が阻止されるス
テータ羽根車と、プーリ側に連設する出力側軸に固定し
たタービン羽根車とを有し、ステータ羽根車の回転を許
容・阻止することによりタービン羽根車を正逆回転させ
、ベルトの回転方向を変更させ、これにより車両を前進
・後退させる。
ところが、流体継手を備えた無段変速機においては、こ
の流体継手のタービン羽根車の回転方向を変更するため
にステータ羽根車の回転を許容・阻止するブレーキ機構
、このブレーキ機構を作動させる作動機構等の部品を機
体の長さ方向に順次並設するだけなので、部品設置用ス
ペースを確保するために無段変速機の全長が大となり、
無段変速機が大型化して限られた空間であるエンジンル
ームへのレイアウトが困難となり、実用上不利となる不
都合を招いた。
の流体継手のタービン羽根車の回転方向を変更するため
にステータ羽根車の回転を許容・阻止するブレーキ機構
、このブレーキ機構を作動させる作動機構等の部品を機
体の長さ方向に順次並設するだけなので、部品設置用ス
ペースを確保するために無段変速機の全長が大となり、
無段変速機が大型化して限られた空間であるエンジンル
ームへのレイアウトが困難となり、実用上不利となる不
都合を招いた。
そこでこの発明の目的は、上述の不都合を除去すべく、
流体継手の出力側軸が支持された軸受を保持するブレー
キ側ケーシングの保持部により形成される窪部内にブレ
ーキ機構を作動させる作動機構のブレーキ用作動体を設
けることにより、流体継手を備えた無段変速機の小型化
を図り、無段変速機のレイアウトを容易に果し得る車両
用無段変速機を実現するにある。
流体継手の出力側軸が支持された軸受を保持するブレー
キ側ケーシングの保持部により形成される窪部内にブレ
ーキ機構を作動させる作動機構のブレーキ用作動体を設
けることにより、流体継手を備えた無段変速機の小型化
を図り、無段変速機のレイアウトを容易に果し得る車両
用無段変速機を実現するにある。
この目的を達成するためにこの発明は、固定プIJ部片
とこの固定プーリ部片に接離可能に装着された可動プー
リ部片との両プーリ部片間の溝幅を油圧により減増して
前記両プーリに巻掛けられるベルトの回転半径を減増さ
せ変速比を変化させるべく変速制御する車両用無段変速
機において、内燃機関側に連設したポンプ羽根車とブレ
ーキ機構によって回転が阻止されるステータ羽根車と前
記プーリ側に連設する出力側軸に固定したタービン羽根
車とを有し前記ステータ羽根車の回転を許容・阻止する
ことにより前記タービン羽根車を正逆回転可能とする流
体継手を設け、前記ブレーキ機構を付設するブレーキ側
ケーシングを設け、前記出力側軸が支持された軸受を保
持する前記ブレーキ側ケーシングの保持部により形成さ
れる窪部内には前記ブレーキ機構を作動させる作動機構
のブレーキ用作動体を設けたことを特徴とする。
とこの固定プーリ部片に接離可能に装着された可動プー
リ部片との両プーリ部片間の溝幅を油圧により減増して
前記両プーリに巻掛けられるベルトの回転半径を減増さ
せ変速比を変化させるべく変速制御する車両用無段変速
機において、内燃機関側に連設したポンプ羽根車とブレ
ーキ機構によって回転が阻止されるステータ羽根車と前
記プーリ側に連設する出力側軸に固定したタービン羽根
車とを有し前記ステータ羽根車の回転を許容・阻止する
ことにより前記タービン羽根車を正逆回転可能とする流
体継手を設け、前記ブレーキ機構を付設するブレーキ側
ケーシングを設け、前記出力側軸が支持された軸受を保
持する前記ブレーキ側ケーシングの保持部により形成さ
れる窪部内には前記ブレーキ機構を作動させる作動機構
のブレーキ用作動体を設けたことを特徴とする。
この発明の構成によれば、ブレーキ機構を作動させる作
動機構のブレーキ用作動体は、出力側軸が支持された軸
受を保持するブレーキ側ケ、−シングの保持部により形
成された窪部内に設けられている。これにより、無段変
速機内においてブレーキ用作動体を他の部品に並設する
必要がなく、流体継手を備えた無段変速機の全長を小と
して無段変速機の小型化を図ることができる。この小型
の無段変速機はエンジンルーム内に容易に設置され、レ
イアウト上有利となる。
動機構のブレーキ用作動体は、出力側軸が支持された軸
受を保持するブレーキ側ケ、−シングの保持部により形
成された窪部内に設けられている。これにより、無段変
速機内においてブレーキ用作動体を他の部品に並設する
必要がなく、流体継手を備えた無段変速機の全長を小と
して無段変速機の小型化を図ることができる。この小型
の無段変速機はエンジンルーム内に容易に設置され、レ
イアウト上有利となる。
以下凹面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。
に説明する。
第1〜6図は、この発明の実施例を示すものである。図
において、2は車両用の無段変速機、4は駆動側プーリ
、6は被駆動側プーリ、8はベルトである。駆動側プー
リ4は、プーリ側ハウジング10内において、駆動側軸
12に固定した駆動側固定ブーり部片14と、駆動側軸
12の軸方向に移動可能且つ回転不可能に駆動側軸12
に装着された駆動側可動プーリ部片16とを有し、駆動
側可動プーリ部片16の背面側に配設した駆動側ハウジ
ング18によって形成された駆動側油室20にオイルを
導びかせ、オイル圧によって駆動側可動プーリ部片16
を駆動側軸12の軸方向に移動させ、駆動側固定プーリ
部片14と駆動側可1動プーリ部片14間の駆動側溝2
2の幅を減増するものである。
において、2は車両用の無段変速機、4は駆動側プーリ
、6は被駆動側プーリ、8はベルトである。駆動側プー
リ4は、プーリ側ハウジング10内において、駆動側軸
12に固定した駆動側固定ブーり部片14と、駆動側軸
12の軸方向に移動可能且つ回転不可能に駆動側軸12
に装着された駆動側可動プーリ部片16とを有し、駆動
側可動プーリ部片16の背面側に配設した駆動側ハウジ
ング18によって形成された駆動側油室20にオイルを
導びかせ、オイル圧によって駆動側可動プーリ部片16
を駆動側軸12の軸方向に移動させ、駆動側固定プーリ
部片14と駆動側可1動プーリ部片14間の駆動側溝2
2の幅を減増するものである。
また、被駆動側プーリ6は、被駆動側軸24に固定した
被駆動側固定ブーり部片26と、被駆動側軸24の軸方
向に移動可能且つ回転不可能に被駆動側軸24に装着さ
れた被駆動側可動プーリ部片28とを有し、被駆動側可
動プーリ部片28の背面側に配設した被駆動側ハウジン
グ30によって形成された被駆動側油室32にオイルを
導びかせ、このオイル圧によって被駆動側可動プーリ部
片28を被駆動側軸24の軸方向に移動させ、被駆動側
固定プーリ部片26と被駆動側可動プーリ部片28間の
被駆動側溝34の幅を減増するものである。また、被駆
動側油室32には、被駆動側可動プーリ部片28を被駆
動側油室32の拡大方向に押圧付勢する押圧スプリング
36が縮設されている。
被駆動側固定ブーり部片26と、被駆動側軸24の軸方
向に移動可能且つ回転不可能に被駆動側軸24に装着さ
れた被駆動側可動プーリ部片28とを有し、被駆動側可
動プーリ部片28の背面側に配設した被駆動側ハウジン
グ30によって形成された被駆動側油室32にオイルを
導びかせ、このオイル圧によって被駆動側可動プーリ部
片28を被駆動側軸24の軸方向に移動させ、被駆動側
固定プーリ部片26と被駆動側可動プーリ部片28間の
被駆動側溝34の幅を減増するものである。また、被駆
動側油室32には、被駆動側可動プーリ部片28を被駆
動側油室32の拡大方向に押圧付勢する押圧スプリング
36が縮設されている。
前記駆動側プーリ4の駆動側溝22と前記被駆動側プー
リ6の被駆動側溝34とにヘルド8が配設され、このベ
ルト8が駆動側プーリ4と被駆動側プーリ6間で緊張さ
れている。
リ6の被駆動側溝34とにヘルド8が配設され、このベ
ルト8が駆動側プーリ4と被駆動側プーリ6間で緊張さ
れている。
無段変速機2の内燃機関側ハウジング38内には、内燃
機関(図示せず)側に連設したポンプ羽根車40とブレ
ーキ機構42によって回転が阻止されるステータ羽根車
44とプーリ側の駆動側軸12に連設する出力側軸46
に固定したタービン羽根車48とを有し、ステータ羽根
車44の回転を許容・阻止することによりタービン羽根
車48を正逆回転させて出力側軸46を正逆回転可能と
し、ベルト8の回転方向を変更させる流体継手50を設
ける。即ち、内燃機関に連結する内燃機関側軸52には
、流体継手50を駆動するドライブプレート54が固設
されている。この流体継手50は、継手側ハウジング5
6内に前記ポンプ羽根車40とステータ羽根車44とタ
ービン羽根車48とを有している。ポンプ羽根車40は
継手側ハウジング56を介してドライブプレート54に
連結している。また、ステータ羽根車44は、第1連絡
体58を介してブーり側ハウジングIOと継手側ハウジ
ング56間に位置するブレーキ側ケーシング60内面に
付設されたブレーキ機構42に連設している。これによ
り、ステータ羽根車44は、ブレーキ機構42の作動状
態によってブレーキ側ケーシング60に係止・分離可能
となる。
機関(図示せず)側に連設したポンプ羽根車40とブレ
ーキ機構42によって回転が阻止されるステータ羽根車
44とプーリ側の駆動側軸12に連設する出力側軸46
に固定したタービン羽根車48とを有し、ステータ羽根
車44の回転を許容・阻止することによりタービン羽根
車48を正逆回転させて出力側軸46を正逆回転可能と
し、ベルト8の回転方向を変更させる流体継手50を設
ける。即ち、内燃機関に連結する内燃機関側軸52には
、流体継手50を駆動するドライブプレート54が固設
されている。この流体継手50は、継手側ハウジング5
6内に前記ポンプ羽根車40とステータ羽根車44とタ
ービン羽根車48とを有している。ポンプ羽根車40は
継手側ハウジング56を介してドライブプレート54に
連結している。また、ステータ羽根車44は、第1連絡
体58を介してブーり側ハウジングIOと継手側ハウジ
ング56間に位置するブレーキ側ケーシング60内面に
付設されたブレーキ機構42に連設している。これによ
り、ステータ羽根車44は、ブレーキ機構42の作動状
態によってブレーキ側ケーシング60に係止・分離可能
となる。
更に、継手側ハウジング56内には、この継手側ハウジ
ング56とタービン羽根車48とを係合・分離可能とす
る直結クラッチ62が配設されている。つまり、この直
結クラッチ62は、内燃機関側軸52と出力側軸64と
を直結することができるものである。
ング56とタービン羽根車48とを係合・分離可能とす
る直結クラッチ62が配設されている。つまり、この直
結クラッチ62は、内燃機関側軸52と出力側軸64と
を直結することができるものである。
また、タービン羽根車48を固定した出力側軸46の他
端側は、中間の軸受64によって支持されている。また
、この出力側軸46に第2連絡体66が固設され、この
第2連絡体66は中立クラッチ68に連結している。
端側は、中間の軸受64によって支持されている。また
、この出力側軸46に第2連絡体66が固設され、この
第2連絡体66は中立クラッチ68に連結している。
この中立クラッチ68は、オイル圧によって作動される
ものであり、出力側軸46と駆動側軸12との関係を断
続する。これにより、タービン羽根車48は、中立クラ
ッチ68によって駆動側固定ブーり部片14に断続可能
となる。即ち、中立クラッチ68は、タービン羽根車4
8から出力側軸46に伝達する動力を、駆動側プーリ4
、被駆動側プーリ6を経て以後の動力伝達装置を係合・
分離して中立を生じさせるものである。
ものであり、出力側軸46と駆動側軸12との関係を断
続する。これにより、タービン羽根車48は、中立クラ
ッチ68によって駆動側固定ブーり部片14に断続可能
となる。即ち、中立クラッチ68は、タービン羽根車4
8から出力側軸46に伝達する動力を、駆動側プーリ4
、被駆動側プーリ6を経て以後の動力伝達装置を係合・
分離して中立を生じさせるものである。
前記流体継手50のタービン羽根車48の正逆回転は、
第5.6図の如き行われる。即ち、ブレーキ機構42を
ブレーキ側ケーシング60から分離させると、ステーク
羽根車44の回転が許容され、オイルがステータ羽根車
44の羽根間を素通りし、タービン羽根車48をポンプ
羽根車40と同一方向に、つまり正方向に回転させる(
第5図参照)。一方、ブレーキ機構42をブレーキ側ケ
ーシング60に係止させると、ステータ羽根車44の回
転が阻止され、ポンプ羽根車48から送り出されたオイ
ルの運動エネルギーの方向が固定されたステータ羽根車
44の羽根によって反転し、タービン羽根車48の羽根
の裏面からオイルが流入し、タービン羽根車48の回転
がポンプ羽根車40の回転の逆方向になる(第6図参照
)。従って、タービン羽根車48に固設した出力側軸4
6の正逆回転の変更、つまりベルト8の回転方向の変更
は、いずれもタービン羽根車48を介して行われるので
、中立クラッチ68の係合・分離で駆動・中立状態を保
持できるものである。
第5.6図の如き行われる。即ち、ブレーキ機構42を
ブレーキ側ケーシング60から分離させると、ステーク
羽根車44の回転が許容され、オイルがステータ羽根車
44の羽根間を素通りし、タービン羽根車48をポンプ
羽根車40と同一方向に、つまり正方向に回転させる(
第5図参照)。一方、ブレーキ機構42をブレーキ側ケ
ーシング60に係止させると、ステータ羽根車44の回
転が阻止され、ポンプ羽根車48から送り出されたオイ
ルの運動エネルギーの方向が固定されたステータ羽根車
44の羽根によって反転し、タービン羽根車48の羽根
の裏面からオイルが流入し、タービン羽根車48の回転
がポンプ羽根車40の回転の逆方向になる(第6図参照
)。従って、タービン羽根車48に固設した出力側軸4
6の正逆回転の変更、つまりベルト8の回転方向の変更
は、いずれもタービン羽根車48を介して行われるので
、中立クラッチ68の係合・分離で駆動・中立状態を保
持できるものである。
更に、ポンプ羽根車48と一体にした継手側ハウジング
56はオイルポンプ70に直接接続され、従ってオイル
ポンプ70は内燃機関側軸52によって直接駆動される
ことになる。
56はオイルポンプ70に直接接続され、従ってオイル
ポンプ70は内燃機関側軸52によって直接駆動される
ことになる。
また、第2.3図に示す如く、ブレーキ側ケーシング6
0には、軸受64を支持する保持部60aが形成されて
いる。この保持部60aと出力側軸46の軸方向に位置
する外包部60bとによって形成される窪部72には、
ブレーキ機構42を作動する作動機構74を構成するブ
レーキ用作動体たるブレーキ用ピストン76が収容され
ている。
0には、軸受64を支持する保持部60aが形成されて
いる。この保持部60aと出力側軸46の軸方向に位置
する外包部60bとによって形成される窪部72には、
ブレーキ機構42を作動する作動機構74を構成するブ
レーキ用作動体たるブレーキ用ピストン76が収容され
ている。
このブレーキ用ピストン76は、側部60cに形成した
オイル導入通路78からのオイル圧によって、平行に位
置した保持部60aの第1摺動面60eと外包部60b
の第2摺動面60fに沿って出力側軸46の軸方向に移
動可能であり、中立クラッチ68の外側に位置する作動
用環80の先端部80aに当接し、この作動用環80を
介してブレーキ機構42を作動制御するものである。つ
まり、前記作動機構74は、ブレーキ用ピストン76と
作動用環80とによって構成される。
オイル導入通路78からのオイル圧によって、平行に位
置した保持部60aの第1摺動面60eと外包部60b
の第2摺動面60fに沿って出力側軸46の軸方向に移
動可能であり、中立クラッチ68の外側に位置する作動
用環80の先端部80aに当接し、この作動用環80を
介してブレーキ機構42を作動制御するものである。つ
まり、前記作動機構74は、ブレーキ用ピストン76と
作動用環80とによって構成される。
また、ブレーキ用ピストン76は、その移動がストッパ
81によって停止される。
81によって停止される。
前記無段変速機2は、駆動側プーリ4と被駆動側プーリ
6とに巻掛けられるベルト8の回転半径を減増させて変
速比を無段に変化させるべく変速制御するものである。
6とに巻掛けられるベルト8の回転半径を減増させて変
速比を無段に変化させるべく変速制御するものである。
また、被駆動側軸24にリダクションドライブギヤ82
が固設され、このリダクションドライブギヤ82には支
持軸84に固設したりダクションドリブンギャ86が噛
合している。また、この支持軸84にファイナルドライ
ブギヤ88が固設され、このファイナルドライブギヤ8
8にはデファレンシャルユニット90のファイナルギヤ
92に噛合している。このデファレンシャルユニット9
0は、車輪(図示せず)に連絡している。
が固設され、このリダクションドライブギヤ82には支
持軸84に固設したりダクションドリブンギャ86が噛
合している。また、この支持軸84にファイナルドライ
ブギヤ88が固設され、このファイナルドライブギヤ8
8にはデファレンシャルユニット90のファイナルギヤ
92に噛合している。このデファレンシャルユニット9
0は、車輪(図示せず)に連絡している。
次に、この実施例の作用を説明する。
内燃機関の稼動によって内燃機関側軸52が回転し、こ
の内燃機関側軸52の回転に伴ってドライブプレート5
4が回転し、流体継手50を駆動する。
の内燃機関側軸52の回転に伴ってドライブプレート5
4が回転し、流体継手50を駆動する。
この流体継手50においては、オイル圧で作動するブレ
ーキ用ピストン76の移動により、作動用環80を介し
てブレーキ機構42がブレーキ側ケーシング60から分
離した場合には、直結クラッチ62も分離状態にあり、
且つステータ羽根車44が回転状態にあり、オイルがス
テータ羽根車44の羽根間を素通りしてタービン羽根車
4日の羽根に作用し、これによりタービン羽根車48は
ポンプ羽根車40と同じ方向、つまり正方向に回転する
(第5図参照)。これにより、車両は、前進する。
ーキ用ピストン76の移動により、作動用環80を介し
てブレーキ機構42がブレーキ側ケーシング60から分
離した場合には、直結クラッチ62も分離状態にあり、
且つステータ羽根車44が回転状態にあり、オイルがス
テータ羽根車44の羽根間を素通りしてタービン羽根車
4日の羽根に作用し、これによりタービン羽根車48は
ポンプ羽根車40と同じ方向、つまり正方向に回転する
(第5図参照)。これにより、車両は、前進する。
一方、ブレーキ機構42がブレーキ側ケーシング60に
係止した場合には、直結クラッチ62がブレーキ機構4
2と連動して保合状態となり、且つステータ羽根車44
の回転が停止されるので、オイルがステータ羽根車44
の羽根で反転し、オイルがタービン羽根車48の羽根の
裏面から流入し、これによりタービン羽根車48の回転
はポンプ羽根車40の回転方向とは逆方向になる。(第
6図参照)。これにより、車両は、後退する。
係止した場合には、直結クラッチ62がブレーキ機構4
2と連動して保合状態となり、且つステータ羽根車44
の回転が停止されるので、オイルがステータ羽根車44
の羽根で反転し、オイルがタービン羽根車48の羽根の
裏面から流入し、これによりタービン羽根車48の回転
はポンプ羽根車40の回転方向とは逆方向になる。(第
6図参照)。これにより、車両は、後退する。
またこのとき、オイルポンプ70は、内燃機関側軸52
の回動に伴って駆動し、オイルパン(図示せず)からオ
イルを吸収して、流体継手50やその他の部位に送給し
ている。
の回動に伴って駆動し、オイルパン(図示せず)からオ
イルを吸収して、流体継手50やその他の部位に送給し
ている。
そして、無段変速機2は、駆動側プーリ4の駆動側溝2
2の幅と被駆動側プーリ6の被駆動側溝34の幅との減
増に合致してベルト8の回転半径を減増して無段階に変
速比を変化させる。
2の幅と被駆動側プーリ6の被駆動側溝34の幅との減
増に合致してベルト8の回転半径を減増して無段階に変
速比を変化させる。
これにより、内燃機関の動力は、内燃機関軸52から入
力され、流体継手50のタービン羽根車48の正逆回転
方向によってベルト8の回転方向が決定され、駆動側プ
ーリ4、ベルト8、被駆動側プーリ6に至り、そしてリ
ダクションドライブギヤ82、リダクションドリブンギ
ヤ86、ファイナルドライブギヤ88、ファイナルギヤ
92ヲ経て、次いでデファレンシャルユニット90によ
って分岐され、夫々の車輪に伝達される。
力され、流体継手50のタービン羽根車48の正逆回転
方向によってベルト8の回転方向が決定され、駆動側プ
ーリ4、ベルト8、被駆動側プーリ6に至り、そしてリ
ダクションドライブギヤ82、リダクションドリブンギ
ヤ86、ファイナルドライブギヤ88、ファイナルギヤ
92ヲ経て、次いでデファレンシャルユニット90によ
って分岐され、夫々の車輪に伝達される。
ところで、この実施例においては、ブレーキ用ピストン
76をブレーキ側ケーシング60の1部72内に収容さ
せたことにより、ブレーキ用ピストン76の設置スペー
スを特別必要とせず、よって設置スペースの節約が果さ
れるので、無段変速機2の全長を小とし、コンパクトな
無段変速a2を構成することができる。これにより、限
られた大きさのエンジンルーム内に無段変速機2を容易
に設置し得る。
76をブレーキ側ケーシング60の1部72内に収容さ
せたことにより、ブレーキ用ピストン76の設置スペー
スを特別必要とせず、よって設置スペースの節約が果さ
れるので、無段変速機2の全長を小とし、コンパクトな
無段変速a2を構成することができる。これにより、限
られた大きさのエンジンルーム内に無段変速機2を容易
に設置し得る。
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、
流体継手の出力側軸が支持された軸受を保持するブレー
キ側ケーシングの保持部により形成される窪部内にブレ
ーキ機構を作動させる作動機構のブレーキ用作動体を設
けたことにより、流体継手を備えた無段変速機の小型化
を図り、無段変速機のレイアイトを容易に果し得る。
流体継手の出力側軸が支持された軸受を保持するブレー
キ側ケーシングの保持部により形成される窪部内にブレ
ーキ機構を作動させる作動機構のブレーキ用作動体を設
けたことにより、流体継手を備えた無段変速機の小型化
を図り、無段変速機のレイアイトを容易に果し得る。
第1〜6図はこの発明の実施例を示し、第1図は流体継
手を備えた無段変速機の概略説明図、第2図は流体継手
を備えた無段変速機の詳細な説明図、第3図は第2図の
要部拡大図、第4図は無段変速機の軸配置図、第5図は
タービン羽根車が正方向に回転する状態における説明図
、第6図はタービン羽根車が逆方向に回転する状態にお
ける説明図である。 図において、2は無段変速機、4は駆動側プーリ、6は
被駆動側プーリ、8はヘルド、40はポンプ羽根、42
はブレーキ機構、44はステータ羽根車、46は出力側
軸、48はタービン羽根車、50は流体継手、60はブ
レーキ側ケーシング、60aは保持部、62は直結クラ
ッチ、64は軸受、68は中立クラッチ、70はオイル
ポンプ、72は窪部、74は作動機構、76はブレーキ
用ピストン、そして80は作動用環である。 図面の浄書 第1図
手を備えた無段変速機の概略説明図、第2図は流体継手
を備えた無段変速機の詳細な説明図、第3図は第2図の
要部拡大図、第4図は無段変速機の軸配置図、第5図は
タービン羽根車が正方向に回転する状態における説明図
、第6図はタービン羽根車が逆方向に回転する状態にお
ける説明図である。 図において、2は無段変速機、4は駆動側プーリ、6は
被駆動側プーリ、8はヘルド、40はポンプ羽根、42
はブレーキ機構、44はステータ羽根車、46は出力側
軸、48はタービン羽根車、50は流体継手、60はブ
レーキ側ケーシング、60aは保持部、62は直結クラ
ッチ、64は軸受、68は中立クラッチ、70はオイル
ポンプ、72は窪部、74は作動機構、76はブレーキ
用ピストン、そして80は作動用環である。 図面の浄書 第1図
Claims (1)
- 1、固定プーリ部片とこの固定プーリ部片に接離可能に
装着された可動プーリ部片との両プーリ部片間の溝幅を
油圧により減増して前記両プーリに巻掛けられるベルト
の回転半径を減増させ変速比を変化させるべく変速制御
する車両用無段変速機において、内燃機関側に連設した
ポンプ羽根車とブレーキ機構によって回転が阻止される
ステータ羽根車と前記プーリ側に連設する出力側軸に固
定したタービン羽根車とを有し前記ステータ羽根車の回
転を許容・阻止することにより前記タービン羽根車を正
逆回転可能とする流体継手を設け、前記ブレーキ機構を
付設するブレーキ側ケーシングを設け、前記出力側軸が
支持された軸受を保持する前記ブレーキ側ケーシングの
保持部により形成される窪部内には前記ブレーキ機構を
作動させる作動機構のブレーキ用作動体を設けたことを
特徴とする車両用無段変速機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31262488A JP2906245B2 (ja) | 1988-12-10 | 1988-12-10 | 車両用無段変速機 |
EP89122450A EP0373490B1 (en) | 1988-12-10 | 1989-12-06 | Continuously variable transmission for vehicle |
DE68925680T DE68925680T2 (de) | 1988-12-10 | 1989-12-06 | Stufenlos arbeitendes Kraftfahrzeuggetriebe |
US07/447,868 US5032108A (en) | 1988-12-10 | 1989-12-08 | Non-stage transmission for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31262488A JP2906245B2 (ja) | 1988-12-10 | 1988-12-10 | 車両用無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02159452A true JPH02159452A (ja) | 1990-06-19 |
JP2906245B2 JP2906245B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=18031440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31262488A Expired - Lifetime JP2906245B2 (ja) | 1988-12-10 | 1988-12-10 | 車両用無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2906245B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1826005A4 (en) | 2004-12-09 | 2010-11-03 | Konica Minolta Med & Graphic | IMAGE FORMING METHOD, PHOTOPOLYMERIZABLE INK JET PRINTING DEVICE, INK ASSEMBLY, AND INK JET PRINTING METHOD |
WO2007125795A1 (ja) | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 活性光線硬化型組成物、活性光線硬化型インクジェットインク、該活性光線硬化型インクジェットインクを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 |
EP2110253B1 (en) | 2007-02-09 | 2018-09-12 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | Inkjet head, inkjet printer, and inkjet recording method |
JP2010186979A (ja) | 2008-12-03 | 2010-08-26 | Fujifilm Corp | インプリント用硬化性組成物、パターン形成方法およびパターン |
US8999221B2 (en) | 2008-12-03 | 2015-04-07 | Fujifilm Corporation | Curable composition for imprints, patterning method and pattern |
JP5564383B2 (ja) | 2009-09-30 | 2014-07-30 | 富士フイルム株式会社 | インプリント用硬化性組成物、パターン形成方法およびパターン |
JP5671302B2 (ja) | 2009-11-10 | 2015-02-18 | 富士フイルム株式会社 | インプリント用硬化性組成物、パターン形成方法およびパターン |
JP5712003B2 (ja) | 2010-04-07 | 2015-05-07 | 富士フイルム株式会社 | インプリント用硬化性組成物およびインプリント用重合性単量体の製造方法 |
JP5753749B2 (ja) | 2010-09-27 | 2015-07-22 | 富士フイルム株式会社 | インプリント用硬化性組成物の製造方法 |
JP5739185B2 (ja) | 2011-02-15 | 2015-06-24 | 富士フイルム株式会社 | インプリント用硬化性組成物の製造方法 |
KR101686024B1 (ko) | 2011-04-27 | 2016-12-13 | 후지필름 가부시키가이샤 | 임프린트용 경화성 조성물, 패턴 형성 방법 및 패턴 |
JP5829177B2 (ja) | 2011-07-12 | 2015-12-09 | 富士フイルム株式会社 | インプリント用硬化性組成物、パターン形成方法およびパターン |
JP5767615B2 (ja) | 2011-10-07 | 2015-08-19 | 富士フイルム株式会社 | インプリント用下層膜組成物およびこれを用いたパターン形成方法 |
-
1988
- 1988-12-10 JP JP31262488A patent/JP2906245B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2906245B2 (ja) | 1999-06-14 |
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