JPH02155953A - 耐塩性水膨潤材 - Google Patents
耐塩性水膨潤材Info
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- JPH02155953A JPH02155953A JP30893088A JP30893088A JPH02155953A JP H02155953 A JPH02155953 A JP H02155953A JP 30893088 A JP30893088 A JP 30893088A JP 30893088 A JP30893088 A JP 30893088A JP H02155953 A JPH02155953 A JP H02155953A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、各種構造物の間隙に充填して密封するための
シール材等として有用な水膨潤材に関する。更に詳しく
は、塩類、特に多価金属イオンを含む水性液体と接した
時に、急速に膨潤して多聞の水性液体を吸収しかつ経時
的に膨潤倍率が低下せず、よって、外部または内部から
の該水性液体の浸出を完全に防止することができる止水
材等として有用な耐塩性水膨潤材に関する。
シール材等として有用な水膨潤材に関する。更に詳しく
は、塩類、特に多価金属イオンを含む水性液体と接した
時に、急速に膨潤して多聞の水性液体を吸収しかつ経時
的に膨潤倍率が低下せず、よって、外部または内部から
の該水性液体の浸出を完全に防止することができる止水
材等として有用な耐塩性水膨潤材に関する。
(従来の技術)
従来から、熱可塑性樹脂やゴムに吸水性物質を分散させ
水膨潤性組成物を調製し、これを止水材等として使用す
る技術が数多く提案されている。しかしながら、これら
はすべて耐塩性に乏しく、高濃度の塩特に多価金属イオ
ンを含む水性液体に接したり、あるいは低濃度でも長時
間にわたって連続的に新規な塩を含む水性液体と接する
場合には、膨潤率が低下し充分な止水効果を発揮できな
いという欠点を有していた。
水膨潤性組成物を調製し、これを止水材等として使用す
る技術が数多く提案されている。しかしながら、これら
はすべて耐塩性に乏しく、高濃度の塩特に多価金属イオ
ンを含む水性液体に接したり、あるいは低濃度でも長時
間にわたって連続的に新規な塩を含む水性液体と接する
場合には、膨潤率が低下し充分な止水効果を発揮できな
いという欠点を有していた。
本発明者らは、上記欠点を改良した水膨潤材として、ス
ルホアルキル(メタ)アクリレート系架橋体からなる吸
水性樹脂をゴムおよび/または熱可塑性樹脂からなる基
材に分散せしめたものを提案した(特開昭61−314
50号)。
ルホアルキル(メタ)アクリレート系架橋体からなる吸
水性樹脂をゴムおよび/または熱可塑性樹脂からなる基
材に分散せしめたものを提案した(特開昭61−314
50号)。
しかし、この耐塩性水膨潤材は、水性液体と接した際の
膨潤速度が充分でなく、特に低膨潤倍率の水膨潤材を得
るために吸水性樹脂の添加量を少なくすると、水膨潤速
度が小さく実用に耐えないという問題点があった。しか
も、水膨潤速度を実用上好ましい程度に高めるため吸水
性樹脂の添加量を多くすると、親油性の熱可塑性樹脂や
ゴムへの分散が困難となり、止水剤として長時間水性液
体に接した際の止水効果や強度が不十分となるなど耐久
性が損なわれるという問題点もあった。
膨潤速度が充分でなく、特に低膨潤倍率の水膨潤材を得
るために吸水性樹脂の添加量を少なくすると、水膨潤速
度が小さく実用に耐えないという問題点があった。しか
も、水膨潤速度を実用上好ましい程度に高めるため吸水
性樹脂の添加量を多くすると、親油性の熱可塑性樹脂や
ゴムへの分散が困難となり、止水剤として長時間水性液
体に接した際の止水効果や強度が不十分となるなど耐久
性が損なわれるという問題点もあった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明者らは、上記問題点を改良し、水性液体と接した
際の膨潤速度が大きくしかも止水材としての耐久性にも
すぐれた耐塩性水膨潤材を得ることを目的として鋭意検
討した結果、本発明を完成するに至った。
際の膨潤速度が大きくしかも止水材としての耐久性にも
すぐれた耐塩性水膨潤材を得ることを目的として鋭意検
討した結果、本発明を完成するに至った。
(課題を解決するための手段および作用)本発明は、ゴ
ムおよび/または熱可塑性樹脂からなる基材(I)10
0重量部に対して、一般式 %式% (ただし、R1は水素またはメチル基、R2は炭素数2
〜4のアルキレン基、XはN1−1または0、Yは水素
、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基ま
たは置換アンモニウム基を示す。) で表わされるスルホン酸基含有不飽和単量体(A)10
〜100重量%およびその他の水溶性単量体(8)0〜
90重量%からなる単量体成分を架橋剤の存在下に重合
して得られる吸水性樹脂(■)5〜80重酊部、並びに 一般式 %式%) (ただし、R3は炭素数2〜4のアルキレン基、R4は
炭素数1〜8で1〜5価の炭化水素基、Zはハロゲン、
アミノ基、エポキシ基および不飽和二重結合からなる群
より選ばれる少なくとも1種の反応性基を有する有機基
を示し、nは2〜2000の整数、mは1〜5の整数で
ある。)で表わされる反応性ポリエーテル(■) 1〜
50重量部を混合・分散せしめてなる耐塩性水膨潤材を
提供するものである。
ムおよび/または熱可塑性樹脂からなる基材(I)10
0重量部に対して、一般式 %式% (ただし、R1は水素またはメチル基、R2は炭素数2
〜4のアルキレン基、XはN1−1または0、Yは水素
、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基ま
たは置換アンモニウム基を示す。) で表わされるスルホン酸基含有不飽和単量体(A)10
〜100重量%およびその他の水溶性単量体(8)0〜
90重量%からなる単量体成分を架橋剤の存在下に重合
して得られる吸水性樹脂(■)5〜80重酊部、並びに 一般式 %式%) (ただし、R3は炭素数2〜4のアルキレン基、R4は
炭素数1〜8で1〜5価の炭化水素基、Zはハロゲン、
アミノ基、エポキシ基および不飽和二重結合からなる群
より選ばれる少なくとも1種の反応性基を有する有機基
を示し、nは2〜2000の整数、mは1〜5の整数で
ある。)で表わされる反応性ポリエーテル(■) 1〜
50重量部を混合・分散せしめてなる耐塩性水膨潤材を
提供するものである。
本発明に用いられるスルホン酸基含有不飽和単量体(A
)は、前記一般式で表わされるものであり、例えば2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−
スルホエチル(メタ)アクリレート、3−スルホプロピ
ル(メタ)アクリレート、1−スルホプロパン−2−イ
ル(メタ)アクリレ−ト、2−スルホプロピル(メタ)
アクリレート、1−スルホブタン−2−イル(メタ)ア
クリレート、2−スルホブチル(メタ)アクリレート、
3−スルホブタン−2−イル(メタ)アクリレート等の
不飽和スルホン酸やそれらのアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩もしくは置換アンモニウム
塩を挙げることができ、これらの中から1種または2種
以上を用いることができる。
)は、前記一般式で表わされるものであり、例えば2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−
スルホエチル(メタ)アクリレート、3−スルホプロピ
ル(メタ)アクリレート、1−スルホプロパン−2−イ
ル(メタ)アクリレ−ト、2−スルホプロピル(メタ)
アクリレート、1−スルホブタン−2−イル(メタ)ア
クリレート、2−スルホブチル(メタ)アクリレート、
3−スルホブタン−2−イル(メタ)アクリレート等の
不飽和スルホン酸やそれらのアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩もしくは置換アンモニウム
塩を挙げることができ、これらの中から1種または2種
以上を用いることができる。
本発明で用いられる吸水性樹脂(U)は、スルホン酸基
含有不飽和単量体(A)を単独で重合したものでも良い
が、その他の水溶性単量体(B)と併用して共重合した
ものでも良い。その他の水溶性単量体(BJとしては、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸等の不飽和
カルボン酸ならびにそれらのアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩もしくは置換アンモニウム
塩等のカルボキシル基含有不飽和単量体;ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
メチルエーテルモノ(メタ)アクリレート等の水溶性(
メタ)アクリル酸エステル;または(゛メタ)アクリル
アミド等を挙げることができ、これらの中から1種また
は2種以上を用いることができる。
含有不飽和単量体(A)を単独で重合したものでも良い
が、その他の水溶性単量体(B)と併用して共重合した
ものでも良い。その他の水溶性単量体(BJとしては、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸等の不飽和
カルボン酸ならびにそれらのアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩もしくは置換アンモニウム
塩等のカルボキシル基含有不飽和単量体;ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
メチルエーテルモノ(メタ)アクリレート等の水溶性(
メタ)アクリル酸エステル;または(゛メタ)アクリル
アミド等を挙げることができ、これらの中から1種また
は2種以上を用いることができる。
単量体(B)の使用割合は、好ましくは単量体(A)と
単量体(B)との合計量に対して90重量%以下の割合
、より好ましくは60重量%以下の割合である。単量体
(B)の使用分を90重量%を越えて多量とすると、得
られる吸水性樹脂(II)の耐塩性を低下させることが
ある。また、水不溶性の単量体であっても、単撥体(A
)と共重合可能なものであれば、得られる吸水性樹脂(
I)の吸水能を著しく低下させない範囲で用いることが
できる。水不溶性の単量体の併用は、得られる吸水性樹
ti (II)の基材(I)との親和性を高める上で好
ましいことがある。
単量体(B)との合計量に対して90重量%以下の割合
、より好ましくは60重量%以下の割合である。単量体
(B)の使用分を90重量%を越えて多量とすると、得
られる吸水性樹脂(II)の耐塩性を低下させることが
ある。また、水不溶性の単量体であっても、単撥体(A
)と共重合可能なものであれば、得られる吸水性樹脂(
I)の吸水能を著しく低下させない範囲で用いることが
できる。水不溶性の単量体の併用は、得られる吸水性樹
ti (II)の基材(I)との親和性を高める上で好
ましいことがある。
本発明では前記単量体成分を架橋剤の存在五に重合して
吸水性樹脂(II)を得るが、架橋剤は、単量体成分を
重合する際の架橋密度を自由自在に制御して高吸水性の
吸水性樹脂(II)を得るために必須のものである。架
橋剤の不存在下での重合においても単量体成分は一部自
己架橋するが、吸水性樹脂として一般に使用可能な程度
にまで高吸水性の吸水性樹脂(II)とはならない。架
橋剤の種類や使用分を適宜選択して使用することにより
、耐塩性に優れた吸水性樹脂(n)を得ることができる
。
吸水性樹脂(II)を得るが、架橋剤は、単量体成分を
重合する際の架橋密度を自由自在に制御して高吸水性の
吸水性樹脂(II)を得るために必須のものである。架
橋剤の不存在下での重合においても単量体成分は一部自
己架橋するが、吸水性樹脂として一般に使用可能な程度
にまで高吸水性の吸水性樹脂(II)とはならない。架
橋剤の種類や使用分を適宜選択して使用することにより
、耐塩性に優れた吸水性樹脂(n)を得ることができる
。
本発明における架橋剤としては、例えばエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート
、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、N、
N−メチレンビスアクリルアミド、イソシアヌル酸トリ
アリル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル等の
1分子中にエチレン系不飽和基を2個以上有する化合物
;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリ
ン、ポリグリセリン、ブ0ピレングリコール、ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ボリブOピレング
リコール、ポリビニルアルコール、ペンタエリスリトー
ル、ソルビット、ソルビタン、グルコース、マンニット
、マンニタン、ショ糖、ブドウ糖等の多価アルコール;
エチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリン
ジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ボリブaピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1
.6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテル、トリメ
チロールプロパンジグリシジルエーテル、トリメチロー
ルプロパントリグリシジルエーテル、グリセリントリグ
リシジルエーテル等のポリエポキシ化合物等が挙げられ
、これらの1種または2種以上を用いることができる。
ールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート
、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、N、
N−メチレンビスアクリルアミド、イソシアヌル酸トリ
アリル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル等の
1分子中にエチレン系不飽和基を2個以上有する化合物
;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリ
ン、ポリグリセリン、ブ0ピレングリコール、ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ボリブOピレング
リコール、ポリビニルアルコール、ペンタエリスリトー
ル、ソルビット、ソルビタン、グルコース、マンニット
、マンニタン、ショ糖、ブドウ糖等の多価アルコール;
エチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリン
ジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ボリブaピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1
.6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテル、トリメ
チロールプロパンジグリシジルエーテル、トリメチロー
ルプロパントリグリシジルエーテル、グリセリントリグ
リシジルエーテル等のポリエポキシ化合物等が挙げられ
、これらの1種または2種以上を用いることができる。
架橋剤として多価アルコールを用いる場合には150℃
〜250℃で、ポリエポキシ化合物を用いる場合は50
℃〜250℃で重合後熱処理することが好ましい。架橋
剤の使用量としては、好ましくは前記単量体成分に対し
てモル比でo、ooooi〜0.1の範囲である。
〜250℃で、ポリエポキシ化合物を用いる場合は50
℃〜250℃で重合後熱処理することが好ましい。架橋
剤の使用量としては、好ましくは前記単量体成分に対し
てモル比でo、ooooi〜0.1の範囲である。
0.00001未満の少量では、得られる吸水性樹脂の
架橋密度が低くなり、最終的に水可溶弁の多い耐久性に
劣った水WBI材しか得られなくなることがある。また
、0.1を越える多量では、得られる吸水性樹脂の架橋
密度が高すぎて最終的に水膨潤倍率の小さな水膨潤材し
か得られな(なることがある。
架橋密度が低くなり、最終的に水可溶弁の多い耐久性に
劣った水WBI材しか得られなくなることがある。また
、0.1を越える多量では、得られる吸水性樹脂の架橋
密度が高すぎて最終的に水膨潤倍率の小さな水膨潤材し
か得られな(なることがある。
本発明における吸水性樹脂(II)を得るための重合方
法は、従来から知られているいかなる方法でも良く、ラ
ジカル重合触媒を用いる方法、放射線、電子線、紫外線
等を照射する方法等が挙げられる。ラジカル重合触媒と
しては、過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、キュ
メンハイドロパーオキサイド等の過酸化物、アゾビスイ
ソブチロニトリル等のアゾ化合物、過硫酸アンモニウム
、過硫酸カリウム等の過硫酸塩等のラジカル発生剤や、
これらと亜硫酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸、
第−鉄塩等の還元剤との組み合わせによるレドックス系
開始剤が用いられる。重合系溶媒としては、例えば水、
メタノール、エタノール、アセトン、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等やこれらの混合物を使用
することができる。重合時の温度は用いる触媒の種類に
より異なるが、比較的低温の方が吸水性樹脂(II)の
分子量が大きくなり好ましい。しかし、重合が完結する
ためには20℃以上100℃以Fの範囲内であることが
好ましい。前記した如く架橋剤の使用により得られる吸
水性樹脂(II)の架橋密度を自由自在に制御できるた
め、重合系の単量体成分の濃度には特に制限はないが、
重合反応の制御の容易さと収率・経済性を考慮すれば、
20〜80重量%の範囲にあることが好ましい。重合形
態としては種々の形態を採用できるが、逆相懸濁重合、
注型重合、双腕型ニーダ−の剪断力により含水グル状重
合体を細分化しながら重合する方法(特開昭57−34
101号)が好ましい。
法は、従来から知られているいかなる方法でも良く、ラ
ジカル重合触媒を用いる方法、放射線、電子線、紫外線
等を照射する方法等が挙げられる。ラジカル重合触媒と
しては、過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、キュ
メンハイドロパーオキサイド等の過酸化物、アゾビスイ
ソブチロニトリル等のアゾ化合物、過硫酸アンモニウム
、過硫酸カリウム等の過硫酸塩等のラジカル発生剤や、
これらと亜硫酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸、
第−鉄塩等の還元剤との組み合わせによるレドックス系
開始剤が用いられる。重合系溶媒としては、例えば水、
メタノール、エタノール、アセトン、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等やこれらの混合物を使用
することができる。重合時の温度は用いる触媒の種類に
より異なるが、比較的低温の方が吸水性樹脂(II)の
分子量が大きくなり好ましい。しかし、重合が完結する
ためには20℃以上100℃以Fの範囲内であることが
好ましい。前記した如く架橋剤の使用により得られる吸
水性樹脂(II)の架橋密度を自由自在に制御できるた
め、重合系の単量体成分の濃度には特に制限はないが、
重合反応の制御の容易さと収率・経済性を考慮すれば、
20〜80重量%の範囲にあることが好ましい。重合形
態としては種々の形態を採用できるが、逆相懸濁重合、
注型重合、双腕型ニーダ−の剪断力により含水グル状重
合体を細分化しながら重合する方法(特開昭57−34
101号)が好ましい。
前記方法によって得た吸水性樹脂(II)は基材(I)
に分散するに先立って、乾燥・粉砕しておく事が好まし
い。粉砕物の平均粒子径は好ましくは100μ以下、特
に好ましくは30μ以下である。
に分散するに先立って、乾燥・粉砕しておく事が好まし
い。粉砕物の平均粒子径は好ましくは100μ以下、特
に好ましくは30μ以下である。
本発明に用いられる反応性ポリエーテル(1)は、前記
一般式で表わされる反応性基を有するポリエーテルであ
り、例えば一般式 R4++OR3←OH)、(ただし、R3は炭素数2〜
4のフルキレン基、R4は炭素数1〜8で1〜5価の炭
化水素基を示し、nは2〜2000の整数、−は1〜5
の整数である。)で表わされるポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、エチレンオキサイド・プ
ロピレンオキサイド共重合体等の水酸基含有ポリエーテ
ルにエピクロルヒドリンやエビブロムヒドリン等のエビ
へロヒドリンを反応させて得られるハロゲン含有ポリエ
ーテル;上記のハロゲン含有ポリエーテルにエチレンジ
アミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミン等のポリエチレンポリアミンを反応させて得られ
るポリエーテルやポリオキシプロピレンアミン(三井テ
キサコケミカル■製、ジェファーミンの)等のアミノ基
含有ポリエーテル:ポリエチレングリコールジメタクリ
レート、ポリオキシプロピレンジメタクリレート(新中
村化学工業■製、NKエステル@)等の不飽和二重結合
含有ポリエーテル:およびポリエチレングリコールジグ
リシジルエーテル(ナガセ化成■製、ブナコール■)等
のエポキシ基含有ポリエーテル等が挙げられ、これらの
中から1種又は2種以上を用いることができる。
一般式で表わされる反応性基を有するポリエーテルであ
り、例えば一般式 R4++OR3←OH)、(ただし、R3は炭素数2〜
4のフルキレン基、R4は炭素数1〜8で1〜5価の炭
化水素基を示し、nは2〜2000の整数、−は1〜5
の整数である。)で表わされるポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、エチレンオキサイド・プ
ロピレンオキサイド共重合体等の水酸基含有ポリエーテ
ルにエピクロルヒドリンやエビブロムヒドリン等のエビ
へロヒドリンを反応させて得られるハロゲン含有ポリエ
ーテル;上記のハロゲン含有ポリエーテルにエチレンジ
アミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミン等のポリエチレンポリアミンを反応させて得られ
るポリエーテルやポリオキシプロピレンアミン(三井テ
キサコケミカル■製、ジェファーミンの)等のアミノ基
含有ポリエーテル:ポリエチレングリコールジメタクリ
レート、ポリオキシプロピレンジメタクリレート(新中
村化学工業■製、NKエステル@)等の不飽和二重結合
含有ポリエーテル:およびポリエチレングリコールジグ
リシジルエーテル(ナガセ化成■製、ブナコール■)等
のエポキシ基含有ポリエーテル等が挙げられ、これらの
中から1種又は2種以上を用いることができる。
反応性ポリエーテル([1)の平均分子氾は300〜1
00.000の範囲であることが好ましい。
00.000の範囲であることが好ましい。
300未満では、得られる水膨潤材の膨潤速麿や耐久性
が充分に向上しない場合があり、100.000を越え
ると基材(I)との混合・分散時の作業性が悪くなるこ
とがある。
が充分に向上しない場合があり、100.000を越え
ると基材(I)との混合・分散時の作業性が悪くなるこ
とがある。
反応性ポリエーテル(III)の反応性基数は1分子牛
に1〜5個、特に好ましくは2〜3個のものが本発明に
用いられる。反応性基を有しないポリエーテルを使用し
た場合、得られる水膨潤材の耐久性が劣ったものとなる
。逆に反応性基数が6以上の場合には、反応性ポリエー
テル同志が反応してゲル化し易いため、基材や吸水性樹
脂への混合・分散が困難となる。
に1〜5個、特に好ましくは2〜3個のものが本発明に
用いられる。反応性基を有しないポリエーテルを使用し
た場合、得られる水膨潤材の耐久性が劣ったものとなる
。逆に反応性基数が6以上の場合には、反応性ポリエー
テル同志が反応してゲル化し易いため、基材や吸水性樹
脂への混合・分散が困難となる。
また、反応性ポリエーテル(III)は、エチレンオキ
サイドを30重開気以上の割合で共重合させたものが好
ましい。エチレンオキサイドのみが30重量%未満では
得られる水膨潤材のm潤速度が充分に大きくならない場
合がある。
サイドを30重開気以上の割合で共重合させたものが好
ましい。エチレンオキサイドのみが30重量%未満では
得られる水膨潤材のm潤速度が充分に大きくならない場
合がある。
本発明において吸水性樹脂(II)および反応性ポリエ
ーテル(III)を混合・分散せしめる基材(I)とし
ては、各種の熱可塑性樹脂および/またはゴムの中から
適宜選んで用いることができる。
ーテル(III)を混合・分散せしめる基材(I)とし
ては、各種の熱可塑性樹脂および/またはゴムの中から
適宜選んで用いることができる。
本発明において用いられる熱可塑性樹脂としては、例え
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のケン化物、エチレンイソブチレン共重合体
、エチレン−アクリル酸塩共重合体、塩化ビニル重合体
、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ABS樹脂、ポリアミド、ポリ酢酸ビニル等
を挙げることができる。
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のケン化物、エチレンイソブチレン共重合体
、エチレン−アクリル酸塩共重合体、塩化ビニル重合体
、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ABS樹脂、ポリアミド、ポリ酢酸ビニル等
を挙げることができる。
またゴムとしては、例えばエチレン−プロピレンゴム、
ポリブタジェンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−
ブタジェン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジェン
共重合ゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴム、ケイ素ゴ
ム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、アクリルゴム、ブチル
ゴム、エピクロルヒドリンゴム、天然ゴム等を挙げるこ
とができる。
ポリブタジェンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−
ブタジェン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジェン
共重合ゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴム、ケイ素ゴ
ム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、アクリルゴム、ブチル
ゴム、エピクロルヒドリンゴム、天然ゴム等を挙げるこ
とができる。
本発明の耐塩性水l1lrfJ材は、吸水性樹脂(If
)および反応性ポリエーテル(I[[)を熱可塑性樹脂
および/またはゴムからなる基材(I)に機械的な方法
によって均一に混合・分散して得られる。
)および反応性ポリエーテル(I[[)を熱可塑性樹脂
および/またはゴムからなる基材(I)に機械的な方法
によって均一に混合・分散して得られる。
分散方法には特に制限はないが、例えば吸水性樹脂(■
)、反応性ポリエーテル(Iff)および基材(I)を
ロールやバンバリーミキサ−等の通常用いられる混合装
置により混練する方法、基材(I)を構成する半固体も
しくはプレポリマーに吸水性樹脂(If)および反応性
ポリエーテル(III)を分散したのち重合もしくは硬
化反応を行う方法等を挙げることができる。
)、反応性ポリエーテル(Iff)および基材(I)を
ロールやバンバリーミキサ−等の通常用いられる混合装
置により混練する方法、基材(I)を構成する半固体も
しくはプレポリマーに吸水性樹脂(If)および反応性
ポリエーテル(III)を分散したのち重合もしくは硬
化反応を行う方法等を挙げることができる。
本発明の耐塩性水膨潤材における基材(I)に対する吸
水性樹脂(ff>の配合割合は、用いる基材(I)の種
類や吸水性樹脂(I)の分散方法によって異なるため一
概にいえないが、一般には基材(I)100重邑部に対
して吸水性樹脂(I[)5〜80重量部の割合である。
水性樹脂(ff>の配合割合は、用いる基材(I)の種
類や吸水性樹脂(I)の分散方法によって異なるため一
概にいえないが、一般には基材(I)100重邑部に対
して吸水性樹脂(I[)5〜80重量部の割合である。
吸水性樹脂(It)の量が5重量部未満では、得られる
水膨潤材が水性液体に接した時充分な膨潤倍率を示すも
のが得られない。また、80重量部を超えると、得られ
る水膨潤材の強度や耐久性が不十分となり、また反応性
ポリエーテル(III)を使用する膨潤速度改良効果が
顕著でなくなる。
水膨潤材が水性液体に接した時充分な膨潤倍率を示すも
のが得られない。また、80重量部を超えると、得られ
る水膨潤材の強度や耐久性が不十分となり、また反応性
ポリエーテル(III)を使用する膨潤速度改良効果が
顕著でなくなる。
本発明の耐塩性水膨潤材における基材(I)に対する反
応性ポリエーテル(DI)の配合割合は、用いる基材(
I>の種類や反応性ポリエーテル(III)の種類によ
って異なるため一概には言えないが、一般には基材(I
)100重量部に対して反応性ポリエーテル(m)1〜
50重量部の割合である。反応性ポリエーテル(III
)の山が1重口部未満では、得られる水膨潤材が水性液
体に接した時に充分な水膨潤速度を示さず、また多聞の
吸水性樹脂(I)を配合した水膨潤材の場合の耐久性が
不十分となる。逆に、50重開部を超えると、得られる
水膨潤材の耐久性が1悪くなったりすることがある。
応性ポリエーテル(DI)の配合割合は、用いる基材(
I>の種類や反応性ポリエーテル(III)の種類によ
って異なるため一概には言えないが、一般には基材(I
)100重量部に対して反応性ポリエーテル(m)1〜
50重量部の割合である。反応性ポリエーテル(III
)の山が1重口部未満では、得られる水膨潤材が水性液
体に接した時に充分な水膨潤速度を示さず、また多聞の
吸水性樹脂(I)を配合した水膨潤材の場合の耐久性が
不十分となる。逆に、50重開部を超えると、得られる
水膨潤材の耐久性が1悪くなったりすることがある。
本発明の水膨潤材には、カーボンブラック、ケイ酸カル
シウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、ホワイトカーボン
、クレー等の充填剤;ロジン、石油樹脂、クマロン樹脂
、フェノール樹脂等の改質剤:硫黄、多硫化ゴム等の加
硫剤=2−メルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチア
ジルジスルフィド等の加硫促進剤:安定剤:老化防止剤
:顔料:加工助剤;可塑剤等を添加してもよい。また、
反応性ポリエーテル以外のポリアルキレンポリエーテル
や該ポリエーテルをポリイソシアネートと反応してなる
ウレタンプレポリマーを、得られる水更に、本発明の水
膨潤材は、プレス成形等各種成形方法によって所望の形
状に成形してもよい。
シウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、ホワイトカーボン
、クレー等の充填剤;ロジン、石油樹脂、クマロン樹脂
、フェノール樹脂等の改質剤:硫黄、多硫化ゴム等の加
硫剤=2−メルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチア
ジルジスルフィド等の加硫促進剤:安定剤:老化防止剤
:顔料:加工助剤;可塑剤等を添加してもよい。また、
反応性ポリエーテル以外のポリアルキレンポリエーテル
や該ポリエーテルをポリイソシアネートと反応してなる
ウレタンプレポリマーを、得られる水更に、本発明の水
膨潤材は、プレス成形等各種成形方法によって所望の形
状に成形してもよい。
(発明の効果)
本発明の耐塩性水膨潤材は、^濃度の塩を含む水性液体
と接しても大きく且つ速やかに膨潤し、しかも多価金属
イオンを含む水性液体と接しても経時的な膨潤倍率の低
下が小さいので、塩を含む水性液体、特に海水等の保水
や通過を阻止するのに使用することができる。
と接しても大きく且つ速やかに膨潤し、しかも多価金属
イオンを含む水性液体と接しても経時的な膨潤倍率の低
下が小さいので、塩を含む水性液体、特に海水等の保水
や通過を阻止するのに使用することができる。
また、本発明の耐塩性水膨潤材は、その製造時に吸水性
樹脂を基材に分散させることが容易であり、よって実用
上充分な強度と耐久性を有しており、たとえば土木建築
用の止水材、トンネル工事のセグメント間のシール材、
ヒユーム管接続部のシール材、農園芸用の保水ベツド、
医療衛生材等に有効に使用できる。
樹脂を基材に分散させることが容易であり、よって実用
上充分な強度と耐久性を有しており、たとえば土木建築
用の止水材、トンネル工事のセグメント間のシール材、
ヒユーム管接続部のシール材、農園芸用の保水ベツド、
医療衛生材等に有効に使用できる。
(実 施 例)
以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明
の範囲がこれらの実施例にのみ限定されるものではない
。
の範囲がこれらの実施例にのみ限定されるものではない
。
参考例 1
500dの円筒形セパラブルフラスコに2−スルホエチ
ルメタクリレートのナトリウム1i! 172.8a(
0,80モル)、アクリル酸3.6a(0,05モル)
、アクリル酸ナトリウム14.1o(0,15モル)、
N、N−メチレンビスアクリルアミド0.308111
(0,002モル)及び水260gを仕込み、撹拌
して均一に溶解させて単量体水溶液を調製した。窒素置
換した後、湯浴で40℃に加熱し、10%過硫酸アンモ
ニウム水溶液1.0g及び1%L−アスコルビン酸水溶
液0.50を添加し、撹拌を停止して重合させた。重合
開始後発熱し、40分後に68℃まで上昇した。重合系
の温度が下がり始めたのを確認した後、湯浴を90℃に
上昇させ、更に1時間加熱した。得られた吸水性樹脂の
含水ゲルを細分化したのち、150℃の熱風乾燥器で5
時間乾燥し、粉砕して平均粒子径20μの吸水性樹脂(
1)を得た。
ルメタクリレートのナトリウム1i! 172.8a(
0,80モル)、アクリル酸3.6a(0,05モル)
、アクリル酸ナトリウム14.1o(0,15モル)、
N、N−メチレンビスアクリルアミド0.308111
(0,002モル)及び水260gを仕込み、撹拌
して均一に溶解させて単量体水溶液を調製した。窒素置
換した後、湯浴で40℃に加熱し、10%過硫酸アンモ
ニウム水溶液1.0g及び1%L−アスコルビン酸水溶
液0.50を添加し、撹拌を停止して重合させた。重合
開始後発熱し、40分後に68℃まで上昇した。重合系
の温度が下がり始めたのを確認した後、湯浴を90℃に
上昇させ、更に1時間加熱した。得られた吸水性樹脂の
含水ゲルを細分化したのち、150℃の熱風乾燥器で5
時間乾燥し、粉砕して平均粒子径20μの吸水性樹脂(
1)を得た。
参考例 2
撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、窒素ガス導入管を備
えた1000jEi!の四つロフラスコにn −ヘキサ
ン220Idを仕込み、ソルビタンモノステアレート1
.8gを添加溶解した後、窒素で置換した。滴下ロート
に2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
ナトリウム218 Q (0,95モル)、■トキシポ
リエチレングリコールモノアクリレート(平均1分子あ
たり50個のエチレンオキサイド単位を含むもの) 1
15(1(0,05モル)、エチレングリコールジグリ
シジルエーテル0.348g (0,002モル)、水
368Qおよび過硫酸カリウム0.05 ++を加えて
溶解した後、窒素ガスを吹き込んで水溶液内に存在する
酸素を除去した。次いで、滴下ロートの内容物を上記四
つロフラスコに加えて分散させ、わずかに窒素ガスを導
入しつつ湯浴により重合系の温度を60〜65℃に保持
して3時間重合反応を続けた。その後n−ヘキサンを減
圧下に留去し、残った架橋重合体の含水グルを90℃で
減圧乾燥して、平均粒子径25μの吸水性樹脂(2)を
得た。
えた1000jEi!の四つロフラスコにn −ヘキサ
ン220Idを仕込み、ソルビタンモノステアレート1
.8gを添加溶解した後、窒素で置換した。滴下ロート
に2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
ナトリウム218 Q (0,95モル)、■トキシポ
リエチレングリコールモノアクリレート(平均1分子あ
たり50個のエチレンオキサイド単位を含むもの) 1
15(1(0,05モル)、エチレングリコールジグリ
シジルエーテル0.348g (0,002モル)、水
368Qおよび過硫酸カリウム0.05 ++を加えて
溶解した後、窒素ガスを吹き込んで水溶液内に存在する
酸素を除去した。次いで、滴下ロートの内容物を上記四
つロフラスコに加えて分散させ、わずかに窒素ガスを導
入しつつ湯浴により重合系の温度を60〜65℃に保持
して3時間重合反応を続けた。その後n−ヘキサンを減
圧下に留去し、残った架橋重合体の含水グルを90℃で
減圧乾燥して、平均粒子径25μの吸水性樹脂(2)を
得た。
参考例 3
単邑体水溶液として2−スルホエチルメタクリレートの
ナトリウム塩21.6a (0,10モル)、メタク
リル酸25.8 a (0,30モル)、メタクリル
酸ナトリウム21.6(1(0,20モル)、アクリル
アミド2B、4Q (0,40モル)、N、N−メチ
レンビスアクリルアミド0.154+1 (0,00
1モル)および水150(Iからなるものを用いた以外
は全て参考例1と同様にして、平均粒子径10μの吸水
性樹脂(3)を得た。
ナトリウム塩21.6a (0,10モル)、メタク
リル酸25.8 a (0,30モル)、メタクリル
酸ナトリウム21.6(1(0,20モル)、アクリル
アミド2B、4Q (0,40モル)、N、N−メチ
レンビスアクリルアミド0.154+1 (0,00
1モル)および水150(Iからなるものを用いた以外
は全て参考例1と同様にして、平均粒子径10μの吸水
性樹脂(3)を得た。
参考例 4
11の三つロフラスコにエピクロルヒドリン194g(
2,1モル)およびトリフルオロボロン・エーテラート
0.6gを加えて、窒素置換した後70℃に加熱した。
2,1モル)およびトリフルオロボロン・エーテラート
0.6gを加えて、窒素置換した後70℃に加熱した。
そこへ撹拌下にポリエチレングリコール(平均分子量6
00)600g (1,0モル)を1時間かけて滴下し
た後、75℃に昇温し同温度で3時間保持して、ハロゲ
ン含有のポリエーテル(1)を得た。
00)600g (1,0モル)を1時間かけて滴下し
た後、75℃に昇温し同温度で3時間保持して、ハロゲ
ン含有のポリエーテル(1)を得た。
参考例 5
11の三つロフラスコにテトラエチレンペンタミン37
90 (2モル)を加えて、窒素置換した後80℃に
加熱した。そこへ撹拌下に参考例4と同様にして得たポ
リエーテル(1)694C1を1時間かけて滴下した後
、80℃で3時間保持して、アミン基含有のポリエーテ
ル(2)を得た。
90 (2モル)を加えて、窒素置換した後80℃に
加熱した。そこへ撹拌下に参考例4と同様にして得たポ
リエーテル(1)694C1を1時間かけて滴下した後
、80℃で3時間保持して、アミン基含有のポリエーテ
ル(2)を得た。
比較参考例 1
500!dの円筒形セパラブルフラスコにアクリルil
!18.oo (0,25モル)、アクリル酸ナトリ
ウム70.50 (0,75tル)、N、N−メチレ
ンビスアクリルアミド0.154<1 (0,001
モル)及び水121gを仕込み、10重量%過硫酸アン
モニウム水溶液1.0g及び1重量%L〜アスコルビン
酸水溶液0.5gを用いて参考例1と同様に重合、乾燥
、粉砕して平均粒子径20μの比較吸水性樹脂(1)を
得た。
!18.oo (0,25モル)、アクリル酸ナトリ
ウム70.50 (0,75tル)、N、N−メチレ
ンビスアクリルアミド0.154<1 (0,001
モル)及び水121gを仕込み、10重量%過硫酸アン
モニウム水溶液1.0g及び1重量%L〜アスコルビン
酸水溶液0.5gを用いて参考例1と同様に重合、乾燥
、粉砕して平均粒子径20μの比較吸水性樹脂(1)を
得た。
実施例 1
クロロブレンゴム100g、参考例1で得られた吸水性
樹脂(1)30C1、参考例4で得られたポリエーテル
(1) 7(1、ポリエチレングリコール(平均分子量
3000)3a 、カオリンクレー(上屋カオリン製)
50g、亜鉛華(1号)5(7、酸化マグネシウム4り
、ステアリン酸3gおよび2−メルカプトイミダシリン
0.5gをロールで15分間混練した後、160℃で3
0分間プレス加硫して、1履厚のシート状に成形された
本発明の耐塩性水膨潤材(1)を得た。この水膨潤材(
1)を0.05重量%の塩化カルシウム水溶液に浸漬し
た場合の水膨潤倍率の経時変化を測定し、その結果を第
1表に示した。
樹脂(1)30C1、参考例4で得られたポリエーテル
(1) 7(1、ポリエチレングリコール(平均分子量
3000)3a 、カオリンクレー(上屋カオリン製)
50g、亜鉛華(1号)5(7、酸化マグネシウム4り
、ステアリン酸3gおよび2−メルカプトイミダシリン
0.5gをロールで15分間混練した後、160℃で3
0分間プレス加硫して、1履厚のシート状に成形された
本発明の耐塩性水膨潤材(1)を得た。この水膨潤材(
1)を0.05重量%の塩化カルシウム水溶液に浸漬し
た場合の水膨潤倍率の経時変化を測定し、その結果を第
1表に示した。
実施例 2
実施例1において、吸水性樹脂(1)の代わりに参考例
2で得られた吸水性樹脂(2)20aを用いポリエーテ
ル(1)の使用量を20gとした以外は全て実施例1と
同様にして、本発明の耐塩性水膨潤材(2)を得た。こ
の水膨潤材(2)の水膨潤倍率の測定結果を第1表に示
した。
2で得られた吸水性樹脂(2)20aを用いポリエーテ
ル(1)の使用量を20gとした以外は全て実施例1と
同様にして、本発明の耐塩性水膨潤材(2)を得た。こ
の水膨潤材(2)の水膨潤倍率の測定結果を第1表に示
した。
実施例 3
実施例1において、吸水性樹脂(1)の代わりに参考例
3で得られた吸水性樹脂(3)60gを用いポリエーテ
ル(1)の代わりに参考例5で得られたポリエーテル(
2)2.5(Jを用いた以外は全て実施例1と同様にし
て、本発明の耐塩性水膨潤材(3)を得た。この水膨潤
材(3)の水膨潤倍率の測定結果を第1表に示した。
3で得られた吸水性樹脂(3)60gを用いポリエーテ
ル(1)の代わりに参考例5で得られたポリエーテル(
2)2.5(Jを用いた以外は全て実施例1と同様にし
て、本発明の耐塩性水膨潤材(3)を得た。この水膨潤
材(3)の水膨潤倍率の測定結果を第1表に示した。
比較例 1
実施例1において、ポリエーテル(1)を用いなかった
以外は全て実施例1と同様にして、比較水膨潤材(1)
を得た。この比較水膨潤材(1)の水膨潤倍率の測定結
果を第1表に示した。
以外は全て実施例1と同様にして、比較水膨潤材(1)
を得た。この比較水膨潤材(1)の水膨潤倍率の測定結
果を第1表に示した。
比較例 2
実施例1において、吸水性樹脂(1)の代わりに比較参
考例1で得られた比較吸水性樹脂(1)30gを用いた
以外は全て実施例1と同様にして、比較水膨潤材(2)
を得た。この比較水膨潤材(2)の水膨潤倍率の測定結
果を第1表に示した。
考例1で得られた比較吸水性樹脂(1)30gを用いた
以外は全て実施例1と同様にして、比較水膨潤材(2)
を得た。この比較水膨潤材(2)の水膨潤倍率の測定結
果を第1表に示した。
比較例 3
実施例2において、ポリエーテル(1)の代わりにエチ
レンオキサイド・プロピレンオキサイド共重合体(平均
分子f13000、エチレンオキサイド含有率50重量
%)20gを用いた以外は全て実施例2と同様にして、
比較水膨潤材(3)を得た。
レンオキサイド・プロピレンオキサイド共重合体(平均
分子f13000、エチレンオキサイド含有率50重量
%)20gを用いた以外は全て実施例2と同様にして、
比較水膨潤材(3)を得た。
この比較水膨潤材(3)の水膨潤倍率の測定結果を第1
表に示した。
表に示した。
実施例 4
天然ゴム(#110)1000 、参考例1で得られた
吸水性樹脂(1)50g、ポリエチレングリコールジグ
リシジルエーテル(平均分子1560、ナガセ化成■製
!デナコール@EX−832)10g、カオリンクレー
(上屋カオリン製)50g、亜鉛華(1号)5g、硫黄
3g、ステアリンat31Jおよびジベンゾチアジルジ
スルフィド1gをロールで15分間混練したのち、15
0℃で30分間プレス加硫して、1jlI厚のシート状
に成形された本発明の耐塩性水膨潤材(4)を得た。こ
の水膨潤材(4)の水膨潤倍率を実施例1と同様にして
測定し、その結果を第1表に示した。
吸水性樹脂(1)50g、ポリエチレングリコールジグ
リシジルエーテル(平均分子1560、ナガセ化成■製
!デナコール@EX−832)10g、カオリンクレー
(上屋カオリン製)50g、亜鉛華(1号)5g、硫黄
3g、ステアリンat31Jおよびジベンゾチアジルジ
スルフィド1gをロールで15分間混練したのち、15
0℃で30分間プレス加硫して、1jlI厚のシート状
に成形された本発明の耐塩性水膨潤材(4)を得た。こ
の水膨潤材(4)の水膨潤倍率を実施例1と同様にして
測定し、その結果を第1表に示した。
実施例 5
実施例4において、ポリエチレングリコールジグリシジ
ルエーテルの代わりにポリエチレングリコールジアクリ
レート(平均分子m600、新中村化学工業■製、NK
エステルのA−14G)10gを用いた以外は全て実施
例4と同様にして、本発明の耐塩性水膨潤材(5)を得
た。この水a調材(5)の水膨潤倍率の測定結果を第1
表に示した。
ルエーテルの代わりにポリエチレングリコールジアクリ
レート(平均分子m600、新中村化学工業■製、NK
エステルのA−14G)10gを用いた以外は全て実施
例4と同様にして、本発明の耐塩性水膨潤材(5)を得
た。この水a調材(5)の水膨潤倍率の測定結果を第1
表に示した。
実施例 6
エチレンー酢酸ビニル共重合体(エバフレックスの、三
井・デュポンポリケミカル■製)100g、水酸化アル
ミニウム20g、参考例1で得られた吸水性樹脂(1)
15CI、ポリエチレングリコールジアクリレート(平
均分子量400、新中村化学工業■製、NKエステル@
A−9G)30(]およびベンゾイルパーオキサイド0
.3gをロールで15分間混練したのち、100℃で2
0分間プレス加工して、1麿厚のシート状に成形された
本発明の耐塩性水膨潤材(6)を得た。この水膨潤材(
6)の水膨潤倍率を実施例1と同様にして測定し、その
結果を第1表に示した。
井・デュポンポリケミカル■製)100g、水酸化アル
ミニウム20g、参考例1で得られた吸水性樹脂(1)
15CI、ポリエチレングリコールジアクリレート(平
均分子量400、新中村化学工業■製、NKエステル@
A−9G)30(]およびベンゾイルパーオキサイド0
.3gをロールで15分間混練したのち、100℃で2
0分間プレス加工して、1麿厚のシート状に成形された
本発明の耐塩性水膨潤材(6)を得た。この水膨潤材(
6)の水膨潤倍率を実施例1と同様にして測定し、その
結果を第1表に示した。
比較例 4
実施例6において、ポリエチレングリコールジアクリレ
ートを用いなかった以外は全て実施例6と同様にして、
比較水膨潤材(4)を得た。この比較水膨潤材(4)の
水膨潤倍率の測定結果を第1表に示した。
ートを用いなかった以外は全て実施例6と同様にして、
比較水膨潤材(4)を得た。この比較水膨潤材(4)の
水膨潤倍率の測定結果を第1表に示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ゴムおよび/または熱可塑性樹脂からなる基材(
I )100重量部に対して、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^1は水素またはメチル基、 R^2は炭素数2〜4のアルキレン基、XはNHまたは
O、Yは水素、アルカリ金属、 アルカリ土類金属、アンモニウム基または 置換アンモニウム基を示す。) で表わされるスルホン酸基含有不飽和単量体(A)10
〜100重量%およびその他の水溶性単量体(B)0〜
90重量%からなる単量体成分を架橋剤の存在下に重合
して得られる吸水性樹脂(II)5〜80重量部、並びに 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^3は炭素数2〜4のアルキレン基、R^
4は炭素数1〜8で1〜5価の炭化水素基、Zはハロゲ
ン、アミノ基、エポ キシ基および不飽和二重結合からなる群よ り選ばれる少なくとも1種の反応性基を有 する有機基を示し、nは2〜2000の整 数、mは1〜5の整数である。) で表わされる反応性ポリエーテル(III)1〜50重量
部を混合・分散せしめてなる耐塩性水膨潤材。 2、反応性ポリエーテル(III)を表わす一般式中にお
けるR^4が炭素数2〜4のアルキレン基であり且つm
が2である請求項1記載の耐塩性水膨潤材。 3、反応性ポリエーテル(III)の平均分子量が300
〜100,000の範囲である請求項1記載の耐塩性水
膨潤材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30893088A JP2574881B2 (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | 耐塩性水膨潤材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30893088A JP2574881B2 (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | 耐塩性水膨潤材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02155953A true JPH02155953A (ja) | 1990-06-15 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998027559A1 (de) * | 1996-12-18 | 1998-06-25 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Quellbarer schmelzklebstoff |
KR100348859B1 (ko) * | 2000-04-14 | 2002-08-17 | 김정섭 | 이산화탄소와 수분을 흡수하는 중합체 분말, 그것을제조하는 방법 및 그것을 흡수제로 포함하는 고흡수용품 |
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-
1988
- 1988-12-08 JP JP30893088A patent/JP2574881B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|---|---|---|
WO1998027559A1 (de) * | 1996-12-18 | 1998-06-25 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Quellbarer schmelzklebstoff |
US6803400B1 (en) | 1998-12-23 | 2004-10-12 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Water-swellable hot-melt-type adhesive |
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JP2574881B2 (ja) | 1997-01-22 |
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