JPH02149692A - Co−Ni合金箔を製造するためのCo−Ni合金電解析出方法 - Google Patents
Co−Ni合金箔を製造するためのCo−Ni合金電解析出方法Info
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- JPH02149692A JPH02149692A JP30079888A JP30079888A JPH02149692A JP H02149692 A JPH02149692 A JP H02149692A JP 30079888 A JP30079888 A JP 30079888A JP 30079888 A JP30079888 A JP 30079888A JP H02149692 A JPH02149692 A JP H02149692A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、デジタルコンピューターの永久磁気皮膜等磁
性材料に用いられるCo−Ni合金箔を電着によって製
造するためのCo−Ni合金電解析出方法に関する。
性材料に用いられるCo−Ni合金箔を電着によって製
造するためのCo−Ni合金電解析出方法に関する。
(従来技術とその問題点)
Co−Ni合金はそれが有する物理的特性のため磁性材
料として、デジタルコンピューターの永久磁気皮膜等に
用いられている。最近では、従来用いてきた材料よりさ
らに薄いCo−Ni合金箔が望まれ、今後これらの合金
箔の需要はさらに拡大するものと考えられる。従来Co
−Ni合金箔の製造方法には(1)目的の化学組成を有
する合金を圧延により板厚を減少させ目的とする箔を得
る方法、 (2)Co−Ni合金を電解法により陰極面
に析出させた後これを剥離する方法とがあった。
料として、デジタルコンピューターの永久磁気皮膜等に
用いられている。最近では、従来用いてきた材料よりさ
らに薄いCo−Ni合金箔が望まれ、今後これらの合金
箔の需要はさらに拡大するものと考えられる。従来Co
−Ni合金箔の製造方法には(1)目的の化学組成を有
する合金を圧延により板厚を減少させ目的とする箔を得
る方法、 (2)Co−Ni合金を電解法により陰極面
に析出させた後これを剥離する方法とがあった。
圧延によりCo−Ni合金箔を製造する場合、圧延によ
り材料は加工硬化し、目的とする板厚を得るためには焼
鈍により材料を軟化しなければならない。そのため箔の
製造は極めて困難となり、コスト高の原因となる。また
、圧延法による合金箔は。
り材料は加工硬化し、目的とする板厚を得るためには焼
鈍により材料を軟化しなければならない。そのため箔の
製造は極めて困難となり、コスト高の原因となる。また
、圧延法による合金箔は。
金か組織が圧延方向に成長するため磁気特性に劣る。
一方、電解法によりGo−Ni合金箔を製造する場合、
co2+、Nj2+を含む電解液を用い目的とする合金
組成を有する電着層を得なけれ″ばならない、従来より
磁性めっき、装飾めっきとして普通鋼等にCo−Ni合
金をめっきする方法はあった。しかし。
co2+、Nj2+を含む電解液を用い目的とする合金
組成を有する電着層を得なけれ″ばならない、従来より
磁性めっき、装飾めっきとして普通鋼等にCo−Ni合
金をめっきする方法はあった。しかし。
これらの電解液では電解条件によって析出組成および材
料の特性が異なり、電着層は内部応力が高く合金箔を形
成しにくい、従って、磁気特性が最も優れていると言わ
れている25%Ni−Co合金の電解製造方法も確立さ
れていない。
料の特性が異なり、電着層は内部応力が高く合金箔を形
成しにくい、従って、磁気特性が最も優れていると言わ
れている25%Ni−Co合金の電解製造方法も確立さ
れていない。
本発明はCo−Ni合金箔を上記の問題点を解決して製
造できるCo−Ni合金電解析出方法を提供することを
目的とする。
造できるCo−Ni合金電解析出方法を提供することを
目的とする。
(問題解決に関する知見)
発明者は、金属缶の特性を考えた場合、圧延による方法
は、圧延による集合組織により磁気特性が劣るが、電解
析出による方法は、結晶粒の微細化により磁気特性が優
れ、また電解箔の方が圧延箔に比較し、より薄い材料を
低コス1へで製造可能であることから、 Co−Ni
合金箔を製造するためのCo−Ni合金電解析出方法を
検討した。
は、圧延による集合組織により磁気特性が劣るが、電解
析出による方法は、結晶粒の微細化により磁気特性が優
れ、また電解箔の方が圧延箔に比較し、より薄い材料を
低コス1へで製造可能であることから、 Co−Ni
合金箔を製造するためのCo−Ni合金電解析出方法を
検討した。
その結果、電解析出しためっき層の内部応力を減少する
方法として電解液に応力除去効果をもたせるためにスル
ファミン酸塩を用いればよく、Co−Ni析出合金組成
を安定させるためCO板とNi板の可溶性陽極が適して
いること、電解効率を100%附近に維持するために塩
化マグネシウムを添加すればよいことを知見した。さら
に電解析出するCo −Ni合金の組成を自由に制御す
るための電解液の組成、pH,Dk(陰極電流密度)、
電解液温度等に関しても検討し、この目的を達成するた
めの電解液の組成、電解条件を見出した。
方法として電解液に応力除去効果をもたせるためにスル
ファミン酸塩を用いればよく、Co−Ni析出合金組成
を安定させるためCO板とNi板の可溶性陽極が適して
いること、電解効率を100%附近に維持するために塩
化マグネシウムを添加すればよいことを知見した。さら
に電解析出するCo −Ni合金の組成を自由に制御す
るための電解液の組成、pH,Dk(陰極電流密度)、
電解液温度等に関しても検討し、この目的を達成するた
めの電解液の組成、電解条件を見出した。
(発明の構成)
本発明は、不動態皮膜を有する陰極上にCo −Ni合
金を電着し、得られた合金箔を陰極面より剥離すること
によりCo−Ni合金箔を製造する方法において: 電解液中のNi源としてNiのスルファミン酸塩、Co
源としてCOのスルファミン酸塩を用い;Niイオン濃
度は1〜60g/L Coイオン濃度は1〜60g/Q
とし;目的とするCo−Ni電解析出合金の組成により
その濃度を変化させた電解液を用い;緩衝剤としてほう
酸を添加して電解液のpHを2.0〜4.0を維持し;
また電流効率を100%付近に維持するために塩化マグ
ネシウムを添加し;可溶性陽極を用いて。
金を電着し、得られた合金箔を陰極面より剥離すること
によりCo−Ni合金箔を製造する方法において: 電解液中のNi源としてNiのスルファミン酸塩、Co
源としてCOのスルファミン酸塩を用い;Niイオン濃
度は1〜60g/L Coイオン濃度は1〜60g/Q
とし;目的とするCo−Ni電解析出合金の組成により
その濃度を変化させた電解液を用い;緩衝剤としてほう
酸を添加して電解液のpHを2.0〜4.0を維持し;
また電流効率を100%付近に維持するために塩化マグ
ネシウムを添加し;可溶性陽極を用いて。
陰極電流密度5〜IOA/da”、電解液温度40〜6
0℃でCo −Ni合金を、陰極上に電解析出する方法
を提供する。
0℃でCo −Ni合金を、陰極上に電解析出する方法
を提供する。
(発明の具体的開示)
以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
Co−Ni合金電解液のNi源としてNiのスルファミ
ン酸塩を用い、Co源としてCOのスルファミン酸塩を
使用する。スルファミン酸塩を用いるのはNiの電着応
力を緩和させるためである。 Co源としてもスルファ
ミン酸塩を用いている。Ni源およびCo源として塩化
物、硫酸塩およびその他の塩を使用した場合、電解析出
したfI!着層の内部応力は高く、脆い電着層しか得ら
れず電解箔とはなりにくい。
ン酸塩を用い、Co源としてCOのスルファミン酸塩を
使用する。スルファミン酸塩を用いるのはNiの電着応
力を緩和させるためである。 Co源としてもスルファ
ミン酸塩を用いている。Ni源およびCo源として塩化
物、硫酸塩およびその他の塩を使用した場合、電解析出
したfI!着層の内部応力は高く、脆い電着層しか得ら
れず電解箔とはなりにくい。
スルファミン酸塩を使用することにより比較的内部応力
の低いCo−Ni合金電着層を得ることができる。その
Niイオン濃度は1〜60gIQ、Coイオン濃度は1
〜60gIQとし、目的とする合金の組成によりその濃
度を変化させる。金属イオン濃度に対する析出金属の組
成を第1図に示す。この図に示されるように、Ni源お
よびCo源としてスルファミン酸塩を使用したCo−N
i合金電解液からは全組成範囲でのCo−Ni合金を析
出させることが可能である。したがって、必要な組成の
合金を得るためにはこの図を参照し電解液の組成を決定
すれば良い。
の低いCo−Ni合金電着層を得ることができる。その
Niイオン濃度は1〜60gIQ、Coイオン濃度は1
〜60gIQとし、目的とする合金の組成によりその濃
度を変化させる。金属イオン濃度に対する析出金属の組
成を第1図に示す。この図に示されるように、Ni源お
よびCo源としてスルファミン酸塩を使用したCo−N
i合金電解液からは全組成範囲でのCo−Ni合金を析
出させることが可能である。したがって、必要な組成の
合金を得るためにはこの図を参照し電解液の組成を決定
すれば良い。
また本発明における電解液には緩衝剤としてほう酸が添
加され、pHを2.0〜4.0に維持している。
加され、pHを2.0〜4.0に維持している。
電解液のpHが2.0より低い場合電流効率の低下を招
き陰極(ステンレス鋼等)と電着金属との密着性が増し
、電解箔として剥離し難くなる。一方、電解液のpHが
4.0より高い場合は水酸化物の沈澱を生じやすくなる
。この理由により電解液のpHを2.0〜4.0に維持
する必要がある。また本発明においては電流効率を10
0%付近に維持するために塩化マグネシウムが添加され
る。
き陰極(ステンレス鋼等)と電着金属との密着性が増し
、電解箔として剥離し難くなる。一方、電解液のpHが
4.0より高い場合は水酸化物の沈澱を生じやすくなる
。この理由により電解液のpHを2.0〜4.0に維持
する必要がある。また本発明においては電流効率を10
0%付近に維持するために塩化マグネシウムが添加され
る。
陰極電流密度は 5〜IOA/dm2とする。陰極電流
密度が5 A/dm2よりも低い場合電解析出した合金
の組成が変動し易い。陰極電流密度が10^/d+u”
よりも高い場合電解析出した合金は脆くなり、電流効率
も低下する。従って、陰極電流密度が5〜10A/dm
” の場合のみ電解箔の製造に適した電着層を得ること
ができる。
密度が5 A/dm2よりも低い場合電解析出した合金
の組成が変動し易い。陰極電流密度が10^/d+u”
よりも高い場合電解析出した合金は脆くなり、電流効率
も低下する。従って、陰極電流密度が5〜10A/dm
” の場合のみ電解箔の製造に適した電着層を得ること
ができる。
電解液温度は40〜60℃に保つ必要がある。ffi解
液温液温度0℃より低い場合電解液のな導性が悪くなり
、電解電圧は上昇する。また、電着層の内部応力も大き
くなるために電解箔を製造するのには適していない、?
!!解液温液温度0℃より高い場合は電解液の蒸散が速
くなり、金属イオンの酸化速度も速くなる。
液温液温度0℃より低い場合電解液のな導性が悪くなり
、電解電圧は上昇する。また、電着層の内部応力も大き
くなるために電解箔を製造するのには適していない、?
!!解液温液温度0℃より高い場合は電解液の蒸散が速
くなり、金属イオンの酸化速度も速くなる。
本発明においてはCo−Ni合金の析出組成の経時変化
をなくし、組成を安定させるために陽極にC。
をなくし、組成を安定させるために陽極にC。
板とNi板の可溶性陽極を用いる。pt板のような不溶
性陽極を用いて電解を行なった場合は電解液の変化にと
もない定期的に金属イオンを補給しなければならない。
性陽極を用いて電解を行なった場合は電解液の変化にと
もない定期的に金属イオンを補給しなければならない。
また1作業上でもガスが発生することや電解液が酸化し
やすいという問題が生じる。
やすいという問題が生じる。
従って、Co−Ni合金電解箔の製造には可溶性p!h
極が適している。
極が適している。
以上説明してきたように本発明によれば、coとNiと
の組成を自由に調整でき、任意の組成を有するCo−N
i合金電解箔を製造できる。また1本発明によるCo−
Ni合金箔は表面の光沢に優れており、液側面、母材側
面とも光沢面であるCo−Ni合金電解箔の製造が可能
である。
の組成を自由に調整でき、任意の組成を有するCo−N
i合金電解箔を製造できる。また1本発明によるCo−
Ni合金箔は表面の光沢に優れており、液側面、母材側
面とも光沢面であるCo−Ni合金電解箔の製造が可能
である。
実施例1
母材に市販の5US430光輝焼鈍仕上げステンレス鋼
を使用して電解析出方法によるCo−Ni合金電解箔の
製造実験を行なった0本発明法と比較法として一般的な
Co−Ni合金電解液を用いて実験を行なった。fl!
解条件としてはP)l = 2.0〜4.0、浴温40
〜60℃に保ち、陰極電流密度(Dk)±5〜IOA/
dI11”で実験を行なった0表1に各電解浴における
箔試作結果を示す。その結果5本発明方法でしか目的と
する合金組成をもつ箔は得られなかった。
を使用して電解析出方法によるCo−Ni合金電解箔の
製造実験を行なった0本発明法と比較法として一般的な
Co−Ni合金電解液を用いて実験を行なった。fl!
解条件としてはP)l = 2.0〜4.0、浴温40
〜60℃に保ち、陰極電流密度(Dk)±5〜IOA/
dI11”で実験を行なった0表1に各電解浴における
箔試作結果を示す。その結果5本発明方法でしか目的と
する合金組成をもつ箔は得られなかった。
表1
実施例2
実施例1と同じ実験条件で浴中の金属イオン濃度を変え
てCo−Ni合金電解箔の製造実験を行なった。第1図
に本発明方法における浴中の金属イオン濃度に対する析
出組成を示す、この実験結果より、本発明方法では表2
に示す金属イオン濃度の浴組成で目的の合金組成をもつ
Co−Ni合金電解箔が得られた。
てCo−Ni合金電解箔の製造実験を行なった。第1図
に本発明方法における浴中の金属イオン濃度に対する析
出組成を示す、この実験結果より、本発明方法では表2
に示す金属イオン濃度の浴組成で目的の合金組成をもつ
Co−Ni合金電解箔が得られた。
実施例3
実施例1と同じ実験条件で電解電流密度を変えてCo−
Ni合金friM箔の製造実験を行なった。第2図に本
発明方法における陰極電流密度に対する析出組成および
電流効率を示す。合金電解箔の製造のためには100%
近い高電流効率をもち、かつ析出組成のコントロール可
能な陰極電流密度でなければいけない、この実験結果よ
り、それらの条件を満たす陰極電流密度はIOA/di
以下であることがわかる。その範囲において電流密度が
低いと生産性がおどるためにCo−Ni合金電解箔製造
のためにはDk = 5〜IOA/d rn’が適して
いる。
Ni合金friM箔の製造実験を行なった。第2図に本
発明方法における陰極電流密度に対する析出組成および
電流効率を示す。合金電解箔の製造のためには100%
近い高電流効率をもち、かつ析出組成のコントロール可
能な陰極電流密度でなければいけない、この実験結果よ
り、それらの条件を満たす陰極電流密度はIOA/di
以下であることがわかる。その範囲において電流密度が
低いと生産性がおどるためにCo−Ni合金電解箔製造
のためにはDk = 5〜IOA/d rn’が適して
いる。
実施例4
実施例1と同じ実験条件で浴温を変えてCo−Ni合金
電解箔の製造実験を行なった。表3に本発明方法におけ
る浴温の影響を示す、その結果浴温は析出組成にはほと
んど影響はないが、箔の表面状態に影響を及ぼし光沢、
レベリング性の優れた箔を得るためには40〜60℃が
適していた。
電解箔の製造実験を行なった。表3に本発明方法におけ
る浴温の影響を示す、その結果浴温は析出組成にはほと
んど影響はないが、箔の表面状態に影響を及ぼし光沢、
レベリング性の優れた箔を得るためには40〜60℃が
適していた。
実施例5
実施例1と同じ実験条件で陽極を変えてCo−Ni合金
電解箔の製造実験を行なった。本発明法では可溶性陽極
であるCo板とNi板を用いているが、比較法として不
溶性陽極のpt板を用いて実験を行なった1表4に本発
明方法における陽極の影響を示した。その結果、析出組
成や浴組成を安定させるためには可溶性陽極の方が適し
ていた。
電解箔の製造実験を行なった。本発明法では可溶性陽極
であるCo板とNi板を用いているが、比較法として不
溶性陽極のpt板を用いて実験を行なった1表4に本発
明方法における陽極の影響を示した。その結果、析出組
成や浴組成を安定させるためには可溶性陽極の方が適し
ていた。
表4
トでIR造可能である0本発明法による電解析出方法は
表面状態が非常に美しいために、装飾材用のめっき法と
しても適用できる。
表面状態が非常に美しいために、装飾材用のめっき法と
しても適用できる。
第1図は本発明方法における電解液中の金屑イオン濃度
に対する析出組成および電流効率を示す図、第2図は本
発明方法における陰極電流密度に対する析出組成および
電流効率を示す図である。 (発明の効果)
に対する析出組成および電流効率を示す図、第2図は本
発明方法における陰極電流密度に対する析出組成および
電流効率を示す図である。 (発明の効果)
Claims (1)
- 不動態皮膜を有する陰極上にCo−Ni合金を電着し、
得られた合金箔を陰極面より剥離することによりCo−
Ni合金箔を製造する方法において;電解液中のNi源
としてNiのスルファミン酸塩、Co源としてCoのス
ルファミン酸塩を用い;Niイオン濃度は1〜60g/
l、Coイオン濃度は1〜60g/lとし、目的とする
Co−Ni電解析出合金の組成によりその濃度を変化さ
せた電解液を用い;緩衝剤としてほう酸を添加して電解
液のpHを2.0〜4.0に維持し;また電流効率を1
00%付近に維持するために塩化マグネシウムを添加し
;可溶性陽極を用い、陰極電流密度5〜10A/dm^
2、電解液温度40〜60℃で電解析出を行う;ことか
らなる方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30079888A JPH02149692A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | Co−Ni合金箔を製造するためのCo−Ni合金電解析出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30079888A JPH02149692A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | Co−Ni合金箔を製造するためのCo−Ni合金電解析出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02149692A true JPH02149692A (ja) | 1990-06-08 |
Family
ID=17889228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30079888A Pending JPH02149692A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | Co−Ni合金箔を製造するためのCo−Ni合金電解析出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02149692A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5314608A (en) * | 1990-10-09 | 1994-05-24 | Diamond Technologies Company | Nickel-cobalt-boron alloy, implement, plating solution and method for making same |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP30079888A patent/JPH02149692A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5314608A (en) * | 1990-10-09 | 1994-05-24 | Diamond Technologies Company | Nickel-cobalt-boron alloy, implement, plating solution and method for making same |
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