JPH02145877A - 合成皮革の製造方法 - Google Patents
合成皮革の製造方法Info
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- JPH02145877A JPH02145877A JP29558688A JP29558688A JPH02145877A JP H02145877 A JPH02145877 A JP H02145877A JP 29558688 A JP29558688 A JP 29558688A JP 29558688 A JP29558688 A JP 29558688A JP H02145877 A JPH02145877 A JP H02145877A
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- JP
- Japan
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- polyurethane
- fabric
- layer
- synthetic leather
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N—WALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N3/00—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
- D06N3/12—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
- D06N3/14—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with polyurethanes
- D06N3/142—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with polyurethanes mixture of polyurethanes with other resins in the same layer
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- Dispersion Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本願発明は湿式製法による合成皮革の製造方法の改善に
関するものである。
関するものである。
(従来の技術)
湿式製法による合成皮革は非常にソフトで皮革惑がある
ため、靴胛材・カバン・衣料用など風合い(ソフトさ)
と意匠が重視される分野で使用されており、従来の湿式
製法による合成皮革の製造は一般的に後述する従来技術
Iによる方法で行われていた。また関連するものとじて
従来技術■(特開昭61−160480号)に係る発盟
が開示されている。
ため、靴胛材・カバン・衣料用など風合い(ソフトさ)
と意匠が重視される分野で使用されており、従来の湿式
製法による合成皮革の製造は一般的に後述する従来技術
Iによる方法で行われていた。また関連するものとじて
従来技術■(特開昭61−160480号)に係る発盟
が開示されている。
従来技術Iとは、「起毛布に、ポリウレタン樹脂を溶か
したジメチルホルムアミド(以下、DMFという)溶液
のような湿式配合液を塗布した後に、凝固・洗浄をして
水と共にDMFを排出し、その後に乾燥させて湿式製法
による合成皮革を製造する」というものである、上記の
凝固・洗浄・乾燥工程の結果、ポリウレタン樹脂には水
と共にDMFが抜けた跡が多数形成されるから、製造さ
れた合成皮革はミクロポーラスなポリウレタンのスポン
ジ層が形成されてソフトな風合いを有するのである。
したジメチルホルムアミド(以下、DMFという)溶液
のような湿式配合液を塗布した後に、凝固・洗浄をして
水と共にDMFを排出し、その後に乾燥させて湿式製法
による合成皮革を製造する」というものである、上記の
凝固・洗浄・乾燥工程の結果、ポリウレタン樹脂には水
と共にDMFが抜けた跡が多数形成されるから、製造さ
れた合成皮革はミクロポーラスなポリウレタンのスポン
ジ層が形成されてソフトな風合いを有するのである。
また、従来技術■の発明とは、湿式製法によるコーティ
ング布帛の製造方法に関し、「布帛に、アクリル系化合
物を含有するポリウレタン溶液と無機あるいは有機の微
粉体を混合した液をコーティングした後に、湿式凝固す
ることを特徴とするものである。」 (発明が解決しようとする課題) 上記したように従来技術Iの湿式製法による合成皮革は
ミクロポーラスなスポンジ層を多数有するのでソフトな
手触りを有する反面、ポリウレタンの中に空気を含んだ
構造体であるため凝集破壊強度が小さくなり、眉間強度
が低くなる。そこでDMFの添加量を減らすことにより
ポリウレタン溶液中の固形分を増やして上記ミクロポー
ラス層を緻密にすることが考えられるが、この場合ポリ
ウレタンの凝固スピードが遅くなるので加工性が悪く、
また凝固不足による表面の荒れが顕著になり外観を悪く
するという問題が発生することがある。
ング布帛の製造方法に関し、「布帛に、アクリル系化合
物を含有するポリウレタン溶液と無機あるいは有機の微
粉体を混合した液をコーティングした後に、湿式凝固す
ることを特徴とするものである。」 (発明が解決しようとする課題) 上記したように従来技術Iの湿式製法による合成皮革は
ミクロポーラスなスポンジ層を多数有するのでソフトな
手触りを有する反面、ポリウレタンの中に空気を含んだ
構造体であるため凝集破壊強度が小さくなり、眉間強度
が低くなる。そこでDMFの添加量を減らすことにより
ポリウレタン溶液中の固形分を増やして上記ミクロポー
ラス層を緻密にすることが考えられるが、この場合ポリ
ウレタンの凝固スピードが遅くなるので加工性が悪く、
また凝固不足による表面の荒れが顕著になり外観を悪く
するという問題が発生することがある。
また、従来技術Hの目的は、耐水性および透湿性に優れ
た合成皮革の製造方法を提供することにあり、本願とは
目的を異にする。従って、従来技術■は、布帛に、アク
リル系化合物を含有するポリウレタン溶液をコーチイブ
して微多孔を多数形成し、該微多孔に有機または無機の
微粉体を介在させることによって、透湿性を劣化させる
ことなく耐水性を向上させようとするものである。しか
しながら、このような微粉の存在はポリウレタン被膜の
強度を劣化させるものであり、本願の目的に反するもの
である。
た合成皮革の製造方法を提供することにあり、本願とは
目的を異にする。従って、従来技術■は、布帛に、アク
リル系化合物を含有するポリウレタン溶液をコーチイブ
して微多孔を多数形成し、該微多孔に有機または無機の
微粉体を介在させることによって、透湿性を劣化させる
ことなく耐水性を向上させようとするものである。しか
しながら、このような微粉の存在はポリウレタン被膜の
強度を劣化させるものであり、本願の目的に反するもの
である。
上記に鑑み、本願発明は湿式製法によってソフトで皮革
感に富むと共に眉間強度が高く且つ外観の優れた合成皮
革の製造方法を提供することを目的とする。
感に富むと共に眉間強度が高く且つ外観の優れた合成皮
革の製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決するために本願発明の要旨は、織布又は
曙布又は不織布に、ポリアクリル酸エステルまたはその
誘導体を含有したポリウレタンのD M F 溶液をコ
ーティング又はディッピングした後に湿式凝固させるこ
とを特徴とする湿式合成皮革の製造方法にある。
曙布又は不織布に、ポリアクリル酸エステルまたはその
誘導体を含有したポリウレタンのD M F 溶液をコ
ーティング又はディッピングした後に湿式凝固させるこ
とを特徴とする湿式合成皮革の製造方法にある。
(作用)
ポリアクリル酸エステルまたはその誘導体をポリウレタ
ンのD M F ?a液に添加することにより溶液中の
固形分が増えるので、ポリウレタンのスポンジ層のセル
壁が厚(なり、ミクロポーラス層が緻密化して眉間強度
を向上させることができる。
ンのD M F ?a液に添加することにより溶液中の
固形分が増えるので、ポリウレタンのスポンジ層のセル
壁が厚(なり、ミクロポーラス層が緻密化して眉間強度
を向上させることができる。
またポリアクリル酸エステルまたはその誘導体はDMF
液中で安定で且つ水とのなじみがよいため水がセル中に
侵入し易くなるので水によるポリウレタンの凝固を促進
するので、ポリウレタンの成膜速度が向上して加工性が
良くなると共に表面平滑性が改善され、外観的に優れた
合成皮革を得ることができる。
液中で安定で且つ水とのなじみがよいため水がセル中に
侵入し易くなるので水によるポリウレタンの凝固を促進
するので、ポリウレタンの成膜速度が向上して加工性が
良くなると共に表面平滑性が改善され、外観的に優れた
合成皮革を得ることができる。
(実施例)
本発明の実施例1および2について以下に工程順に説明
する。本実施例で使用した基布はテトロン対レーヨンの
混紡比率が65対35の片面起毛布である。なお、実施
例1と2の相違は湿式スポンジ層のポリウレタン樹脂の
組成が異なる点である。
する。本実施例で使用した基布はテトロン対レーヨンの
混紡比率が65対35の片面起毛布である。なお、実施
例1と2の相違は湿式スポンジ層のポリウレタン樹脂の
組成が異なる点である。
■片面起毛布に水を含浸させた後、絞りロールで絞って
含水率を80%にした。なお、本願において含水率とは
以下のものをいう。
含水率を80%にした。なお、本願において含水率とは
以下のものをいう。
(付着した水の重量)/(起毛布の重量))X100%
■上記起毛布の起毛側に、バーコーターを用いて総厚が
1.5111mになるように適度に着色したポリウレタ
ン樹脂(実施例1=配合A、実施例2=配合B)を塗布
して、湿式スポンジ層を形成した。
■上記起毛布の起毛側に、バーコーターを用いて総厚が
1.5111mになるように適度に着色したポリウレタ
ン樹脂(実施例1=配合A、実施例2=配合B)を塗布
して、湿式スポンジ層を形成した。
■上記起毛布を20°Cの凝固液(水が殆どでDMFを
含むことがある)に5分間浸漬した。
含むことがある)に5分間浸漬した。
■上記起毛布を50°Cの洗浄M(水)からなる5つの
槽に順次浸漬させては各層から引き上げて絞りロールで
ミクロポーラス層内のDMFを除去するという操作を繰
り返した。
槽に順次浸漬させては各層から引き上げて絞りロールで
ミクロポーラス層内のDMFを除去するという操作を繰
り返した。
■上記起毛布をテンター付きの乾燥炉に入れて、120
°Cで5分間乾燥した。以上の■〜■の工程を経て、湿
式原反が出来上がった。
°Cで5分間乾燥した。以上の■〜■の工程を経て、湿
式原反が出来上がった。
■離型紙にバーコーターを用いて乾燥後の厚みが20μ
mとなるように適度に着色したポリウレタン樹脂(配合
F)を塗布して表皮層を形成した。
mとなるように適度に着色したポリウレタン樹脂(配合
F)を塗布して表皮層を形成した。
■上記表皮層上にバーコーターを用いて乾燥後の厚みが
20μmとなるように適度に着色したポリウレタン樹脂
(配合C)を塗布して接着層を形成し、次に100°C
で1分間乾燥した。
20μmとなるように適度に着色したポリウレタン樹脂
(配合C)を塗布して接着層を形成し、次に100°C
で1分間乾燥した。
■上記接着層と湿式原反の湿式スポンジ層を貼り合わせ
た。
た。
■上記接着層と湿式原反を貼合したものを40℃で24
時間熟成した後に、離型紙を剥ぎとった。
時間熟成した後に、離型紙を剥ぎとった。
これで本発明に係る製品ができあがった。
比較例1〜3は湿式スポンジ層のポリウレタン樹脂(比
較例1=配合C1比較例2=配合D、比較例3=配合E
)が本実施例と異なるだけで、その工程は上記実施例1
および2と同様である。
較例1=配合C1比較例2=配合D、比較例3=配合E
)が本実施例と異なるだけで、その工程は上記実施例1
および2と同様である。
なお、以上の説明においてポリウレタン樹脂の配合A−
Cとは以下に示す組成のものをいう。
Cとは以下に示す組成のものをいう。
次に、上述の製造工程の結果得られた本願発明の実施例
1.2および比較例1〜3の製品の物性値について次頁
の表に示す。なお、次頁の表における記号(◎、O1Δ
、×)の意味は概ね、下記のようなものである。
1.2および比較例1〜3の製品の物性値について次頁
の表に示す。なお、次頁の表における記号(◎、O1Δ
、×)の意味は概ね、下記のようなものである。
上記の物性値を示す表において、眉間強度の測定はJI
S K 6772の180’ ピーリング試験に従って
行い、サンプル幅は1 cmとし、スピードは50ma
/minとした。
S K 6772の180’ ピーリング試験に従って
行い、サンプル幅は1 cmとし、スピードは50ma
/minとした。
本願発明の目的の1つは上述したように層間強度の高い
湿式製法による合成皮革を提供することにあり、−C的
にその眉間強度として2.0kg/cm以上あればスポ
ーツおよびカジュアル用などの高層間強度を必要とされ
る分野にも使用可能であるとされている。そこで、眉間
強度が2.0 kg/cm以上の合成皮革を得るために
、本願発明に係る実施例1および2では、ポリウレタン
溶液にメチルメタクリレート樹脂(ポリメタクリル酸エ
ステル樹脂)を添加したから固形分が増え、その結果セ
ル壁が厚くなるのでミクロポーラス層が緻密化して層間
強度は向上し、実施例1および2による製品の眉間強度
は各々2゜3および2.6と高い値を得た。実施例2に
係るものの方が実施例1よりやや高い眉間強度を示して
いるのは、実施例2のポリウレタン溶液中のDMF比率
が実施例1によるものより低く、その結果実施例2の固
形分比率が増えてミクロポーラス層の緻密度が増し層間
強度もやや高くなったものである。そして、メチルメタ
クリレート樹脂はDMF液中で安定であり、且つ水との
なじみがよいため水がセル中に侵入し易くなるので水に
よるポリウレタンの凝固を促進するので、加工性(加ニ
スピード)が向上して表面平滑性が改善されて外観の優
れた合成皮革を得ることができたのである。
湿式製法による合成皮革を提供することにあり、−C的
にその眉間強度として2.0kg/cm以上あればスポ
ーツおよびカジュアル用などの高層間強度を必要とされ
る分野にも使用可能であるとされている。そこで、眉間
強度が2.0 kg/cm以上の合成皮革を得るために
、本願発明に係る実施例1および2では、ポリウレタン
溶液にメチルメタクリレート樹脂(ポリメタクリル酸エ
ステル樹脂)を添加したから固形分が増え、その結果セ
ル壁が厚くなるのでミクロポーラス層が緻密化して層間
強度は向上し、実施例1および2による製品の眉間強度
は各々2゜3および2.6と高い値を得た。実施例2に
係るものの方が実施例1よりやや高い眉間強度を示して
いるのは、実施例2のポリウレタン溶液中のDMF比率
が実施例1によるものより低く、その結果実施例2の固
形分比率が増えてミクロポーラス層の緻密度が増し層間
強度もやや高くなったものである。そして、メチルメタ
クリレート樹脂はDMF液中で安定であり、且つ水との
なじみがよいため水がセル中に侵入し易くなるので水に
よるポリウレタンの凝固を促進するので、加工性(加ニ
スピード)が向上して表面平滑性が改善されて外観の優
れた合成皮革を得ることができたのである。
比較例1のメチルメタクリレート樹脂の添加量は実施例
2の2倍もあり、固形分が実施例2よりさらに増えて、
その結果層間強度も2.9と実施例2による合成皮革製
品の数値よりさらに高い眉間強度を示した。しかし、比
較例1ではメチルメタクリレート樹脂の添加量が過多で
あるので固形分が多くなり過ぎ、製品の風合い(ソフト
さ)・外観の点において実施例1および2に比して見劣
りがし、総合的には不満足なものしか得られなかった。
2の2倍もあり、固形分が実施例2よりさらに増えて、
その結果層間強度も2.9と実施例2による合成皮革製
品の数値よりさらに高い眉間強度を示した。しかし、比
較例1ではメチルメタクリレート樹脂の添加量が過多で
あるので固形分が多くなり過ぎ、製品の風合い(ソフト
さ)・外観の点において実施例1および2に比して見劣
りがし、総合的には不満足なものしか得られなかった。
また比較例2および3はメチルメタクリレート樹脂が添
加されていない場合の例で、どちらの眉間強度も低く、
本願の目標とする眉間強度には至っていない。なお、比
較例3は、メチルメタクリレート樹脂の添加に見合う固
形分比率を確保するために、DMFの添加量を減らすこ
とにより相対的に固形分を増やそうとしたものであるが
、それでも得られた製品の眉間強度は1.7シかなく本
願の目標とする値に比して不十分なレベルである。
加されていない場合の例で、どちらの眉間強度も低く、
本願の目標とする眉間強度には至っていない。なお、比
較例3は、メチルメタクリレート樹脂の添加に見合う固
形分比率を確保するために、DMFの添加量を減らすこ
とにより相対的に固形分を増やそうとしたものであるが
、それでも得られた製品の眉間強度は1.7シかなく本
願の目標とする値に比して不十分なレベルである。
また、比較例3はポリウレタン溶液中のDMFの比率が
低いことにより、ポリウレタンの凝固速度が遅くなり、
加ニスピードおよび表面平滑性の点でも不満足なものし
か得られなかった。
低いことにより、ポリウレタンの凝固速度が遅くなり、
加ニスピードおよび表面平滑性の点でも不満足なものし
か得られなかった。
なお、上記実施例1および2においてはポリウレタン樹
脂の配合液にポリアクリル酸エステルの誘導体であるメ
チルメタクリレート樹脂を添加したが、ポリアクリル酸
エステルの誘導体としては上記物質以外に、エチルメタ
クリレート、n−プロピルメタクリレート、i−プロピ
ルメタクリレート、n−ブチルメタクリレートおよびi
−ブチルメタクリレートも用いることができる。また、
ポリアクリル酸エステルをポリウレタン樹脂の配合液に
添加してもポリアクリル酸エステルの誘導体と同様の作
用・効果を発揮し、ポリアクリル酸エステルとしては、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
プロピル、アクリル酸量−プロピル、アクリル酸n−ブ
チルおよびアクリル酸i−ブチルなどを用いることがで
きる。
脂の配合液にポリアクリル酸エステルの誘導体であるメ
チルメタクリレート樹脂を添加したが、ポリアクリル酸
エステルの誘導体としては上記物質以外に、エチルメタ
クリレート、n−プロピルメタクリレート、i−プロピ
ルメタクリレート、n−ブチルメタクリレートおよびi
−ブチルメタクリレートも用いることができる。また、
ポリアクリル酸エステルをポリウレタン樹脂の配合液に
添加してもポリアクリル酸エステルの誘導体と同様の作
用・効果を発揮し、ポリアクリル酸エステルとしては、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
プロピル、アクリル酸量−プロピル、アクリル酸n−ブ
チルおよびアクリル酸i−ブチルなどを用いることがで
きる。
図面は上述した実施例1および2の工程を経て製造され
た本発明に係る合成皮革製品の一例を示す断面図であり
、1は表皮層、2は接着層、3は湿式スポンジ層、4は
起毛、5は横糸、6は縦糸である。
た本発明に係る合成皮革製品の一例を示す断面図であり
、1は表皮層、2は接着層、3は湿式スポンジ層、4は
起毛、5は横糸、6は縦糸である。
(発明の効果)
ポリウレタン樹脂の配合液へのDMFの添加量をそのま
まにしてポリアクリル酸エステルまたはその誘導体(メ
チルメタクリレート樹脂)を添加することにより固形分
を増やし、ポリウレタンの凝固速度を低下させることな
くミクロポーラス層を緻密化して眉間強度の高い湿式合
成皮革を製造することができる。また、ポリアクリル酸
エステルまたはその誘導体は水の中でのポリウレタンの
凝固を促進させるから、加工性が向上して表面平滑性が
改善され、外観においても優れた湿式合成皮革を得るこ
とができる。
まにしてポリアクリル酸エステルまたはその誘導体(メ
チルメタクリレート樹脂)を添加することにより固形分
を増やし、ポリウレタンの凝固速度を低下させることな
くミクロポーラス層を緻密化して眉間強度の高い湿式合
成皮革を製造することができる。また、ポリアクリル酸
エステルまたはその誘導体は水の中でのポリウレタンの
凝固を促進させるから、加工性が向上して表面平滑性が
改善され、外観においても優れた湿式合成皮革を得るこ
とができる。
図面は本発明によって製造された合成皮革製品の断面図
である。
である。
Claims (1)
- 織布又は編布又は不織布に、ポリアクリル酸エステルま
たはその誘導体を含有したポリウレタンのジメチルホル
ムアミド溶液をコーティング又はディッピングした後に
湿式凝固させることを特徴とする湿式合成皮革の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29558688A JPH02145877A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 合成皮革の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29558688A JPH02145877A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 合成皮革の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02145877A true JPH02145877A (ja) | 1990-06-05 |
Family
ID=17822547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29558688A Pending JPH02145877A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 合成皮革の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02145877A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6353051B1 (en) | 1999-03-10 | 2002-03-05 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Top coating for synthetic leathers |
US6773752B2 (en) * | 2002-10-30 | 2004-08-10 | Feng Shern Enterprise Co., Ltd. | Method for making synthetic leather |
KR100700627B1 (ko) * | 2005-08-19 | 2007-03-27 | 주식회사 비 에스 지 | 신축성이 우수한 인조피혁 제조방법 |
WO2021001070A1 (en) | 2019-07-02 | 2021-01-07 | Kvadrat A/S | Artificial leather product and process for producing same |
-
1988
- 1988-11-21 JP JP29558688A patent/JPH02145877A/ja active Pending
Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
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CN114423600A (zh) * | 2019-07-02 | 2022-04-29 | 克瓦德拉特股份公司 | 人造革产品及其生产方法 |
CN114423600B (zh) * | 2019-07-02 | 2023-12-01 | 克瓦德拉特股份公司 | 人造革产品及其生产方法 |
US11851811B2 (en) | 2019-07-02 | 2023-12-26 | Kvadrat A/S | Artificial leather product and process for producing same |
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