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JPH02142707A - 木材防腐剤 - Google Patents

木材防腐剤

Info

Publication number
JPH02142707A
JPH02142707A JP29613788A JP29613788A JPH02142707A JP H02142707 A JPH02142707 A JP H02142707A JP 29613788 A JP29613788 A JP 29613788A JP 29613788 A JP29613788 A JP 29613788A JP H02142707 A JPH02142707 A JP H02142707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
preservative
present
parts
versicolor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29613788A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Wada
和田 拓雄
Shingo Yamamoto
伸吾 山本
Masaaki Takenaka
竹中 允章
Hisao Sugiura
杉浦 久雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Ube Corp
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokko Chemical Industry Co Ltd, Ube Industries Ltd filed Critical Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP29613788A priority Critical patent/JPH02142707A/ja
Publication of JPH02142707A publication Critical patent/JPH02142707A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ)発明の目的 〔式中、R1は低級アルキル基を示し、R2はアルケニ
ル基を示す〕で表されるイミダゾール系化合物を有効成
分として含有する木材防腐剤に関するものである。
本発明の木材防腐剤は、家屋の構造材、内装材などの木
材を腐朽し、ときには甚大な損害をもたらすカワラタケ
、オオウズラタヶ、ナミダタケなどの主要な木材腐朽菌
に対し、優れた防腐効果を有する。
従来の技術 本発明の有効成分である前記の一般式(I)で表される
イミダゾール系化合物は、本発明者らによって見出され
た化合物である。そしてこれらの化合物は、種子消毒剤
として稲の喝鹿苗病、ごま葉枯病、麦類の斑葉病なとに
、茎葉散布剤として各種作物のうどんこ病、りんこ黒星
病、かんきつ緑かび病、青かび病などに有効な農園」1
.用殺菌剤として知られている(特開昭[io −26
0572号公報)。
しかし、前記イミダゾール系化合物(I)を氷相防腐剤
として用いることは全く知られていない。
また農園芸用殺菌剤として公知のイミダゾール系化合物
やトリアゾール系化合物の一部の化ご物が木材腐朽菌に
抗菌活性を有することは知られている〔日本植物病理学
会 第52巻第4号第599〜第609頁(I98B)
 、ブリティッシュ・クロップ・プロテクション・コン
ファレンス(British c+・0pprotec
tion conrerence)第33頁〜第39頁
(I986))。
しかし、これらの化合物は木材防腐剤として実用化され
ていない。
一方、現在各種の木材防腐剤か開発され、実用化されて
いる。しかし、これらの氷相防腐剤は、取り扱い上、あ
るいは、安全性′:9において、必すしも満足できるも
のではない。例えば、浦溶性水利1!/j腐剤のフェノ
ール類、有機スス化合物(例えばトリブチルススオキサ
イド)なとは、人畜に対して皮膚刺激などの毒性かあり
、臭気もある。
また、油溶性ホロ防腐剤として公知のナフテン酸金属塩
、クロルナフタリン類などは、防腐効果が低いため高濃
度処理を必要とする。また、水溶性木材防腐剤として公
知のクロム化ひ素鋼系防腐剤なとは、ひ素を含むために
取扱い上厳重な注意を要するなと、これまでの防腐剤は
種々の問題点かある(「水利保存の知識」第69頁〜第
81頁〔社団法人 ]−1本木材保存協会発行(I98
[i)) I。
発明が解決しようとする課題 上記したように、従来の氷相防腐剤は、かぶれなどを含
む人畜に対する毒性、環境汚染、防除経費、防腐効力な
とのいずれかの問題点を有するものか多い。こうした現
状に鑑み、不発明は、カワラタケ、オオウズラタケ、ナ
ミダタケなどの主要な水利腐朽閑にずくれたl!7j腐
効果をfノシ、人畜毒性か低く、かつ安filliて公
害定/1のないなどの安全性の高い木材防腐剤を提供せ
んとするにある。
口)発明の構成 課題を解決するための手段 本発明者らは、上記R1的を達成するため、多数の化合
物を用いて鋭意研究した。その結果、前記イミダゾール
系化合物(I)か、その目的に合致し、極めて高い防腐
効果と安全性を発揮することを見出した。
従って本発明は前記一般式(I)で表されるイミダゾー
ル系化合物を有効成分として含有する樹幹病害防除剤か
らなる。
前記式(I)において、Rは低級アルキル基を示し、例
としてメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、
n−ブチル、i−ブチル、5ee−ブチル、t−ブチル
等があげられる。R2はアルケニル基を示し、炭素数2
〜8個、特に′3〜6個のアルケニル基か好ましく、そ
の例として、エチニル、プロペニル、1(2または3)
−ブテニル、1 (2,3または4)−ペンテニル、1
 (2,3,4または5)−ヘキセニル、1 (2,3
,4,5または6)−ヘゾテニル、1 (2,3,4,
5,6または7)−オクテニル等があげられる。2−ブ
テニル、3−ブテニルまたは4ペンテニルか特に好まし
い。
前記式(I)の化合物の特に好ましい例は下記表のとお
りである。表中の化合物番号は後記の実施例および試験
例でも参照される。
第1表 作  用 本発明の木材防腐剤の有効成分である一般式(I)の化
合物は、主要な木材腐朽菌であるカワラタケ、オオウズ
ラタケ、ナミダタケなどにi)Lですぐれた防腐活性成
分として作用する。
実施例(製剤化の方法) 本発明を実施するに際して、木材防腐効果を効率よく発
揮させるためには、一般式(I)の化合物を常法に従い
、油剤、乳剤、液剤、粉剤、粒剤、水和剤およびフロア
ブル剤などに製剤化して用いるとよい。
本発明の木材防腐剤の製剤化に当って使用できる担体と
して、固体担体では、粘土類(例えばカオリン、ベント
ナイト、酸性白土)、タルク類(例えばタルク、ピロフ
ィライト)、シリカ類(例えば珪藻土、珪砂、雲母、合
成高分散珪酸)、軽石、砂などの無機鉱物性粉末などを
挙げることができる。液体担体としては次のようなもの
が挙げられるが、これらは単独で使用してもあるいは2
種以上の混合物の形で使用してもよい。すなわち、その
ような例としては、アルコール類(例えばメチルアルコ
ール、エチルアルコール、エチレングリコール)、ケト
ン類(例えばアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン)、エチル類(例えばエチルエーテル、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、エチルセロソルブ)、脂肪
族炭化水素類(例えばガソリン、ケロシン)、芳香族炭
化水素(例えばベンセン、!・ルエン、キシレン、ソル
ベントナフサ、シクロヘキサン、メチルナフタレン)、
ハロゲン化炭化水素類(例えばジクロロエタン、塩素化
ベンゼン、四塩化炭素、クロロホルム)、酸アミド(例
えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド)、
エステル類(例えば酢酸エチル)、ニトリル類(例えば
アセトニトリル)、ジメチルスルホキサイド等が挙げら
れる。
また、本発明の木キイ防IH剤に使用できる界面活性剤
としては、例えば次のようなものが挙げられるが、これ
らに限定されるものではなく、またこれらの界面活性剤
を単独で用いても2種以上の混合物の形で使用してもよ
い。すなわち、そのような例としては、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレート、アルキルアリールソルビタン
モノラウレート、アルキルベンセンスルホン酸塩、アル
キルナフタレンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、
高級アルコール硫酸エステル塩なとか挙げられる。
さらに本発明の木材防腐剤に使用可能な分散剤や固着剤
としては、例えばカゼイン、ゼラチン、澱粉、アルギン
酸、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、寒天
、ポリビニルアルコール、松根油、ベントナイト、リグ
ニンなどが挙げられる。
本発明においては、前記した各種の製剤を製造するに際
して、一般式(I)の化合物を0.001%〜95%(
重量%:以下間し)、好ましくは0.01%〜90%の
範囲で含有するように製剤化することかできる。例えば
、粉剤の場合は、0.01%〜5%、粒剤の場合は、0
.01%〜10%、水和剤、乳剤、液剤、油剤の場合は
1%〜7596の範囲で含有できる。
このように調製された製剤は、通常の木材防腐剤の処理
方法に従って処理される。例えば、本発明の木材防腐剤
は、加工前の木材に対しては、油剤、乳剤、水和剤また
はフロアブル剤をそのままか水または適当な溶剤に希釈
して、有効成分量として1イ当り0.05〜5gの範囲
で、塗布法、吹イ・1け法、浸漬法、加圧注入法、拡散
法などの方法により使用するとよい。また建物の構造祠
、内装材に使用されている木+4に対しては、塗布法、
吹付は法、泡沫散布法なとの方法により使用するとよい
。さらに家屋床下などを対象とする場合には、粉剤、粒
剤、水和剤の形態でそのまま地面に散布するか、乳剤、
フロアブル剤あるいは水和剤を、水または適当な溶剤で
存釈して有効成分量として1M当り2〜100gの範囲
の存釈液を山上などと混和して床下に均一に敷きつめる
か、この拓釈液を床下に噴霧または泡沫散布するとよい
また本発明の木材防腐剤は、接着剤なとに配合し、合板
、繊維板の製造時に用いてもよく、さらに防蟻剤、防虫
剤、殺ソ剤、殺菌剤などと併用してもよい。
以下、本発明の詳細な説明する。
なお、実施例中に部とあるのは重量部を示す。
実施例1 (油 剤) 化合物No、 2の化合物 0.5部をジメチルホルム
アミド 5部に溶解し、白灼浦 94.5部を加えて油
剤を得る。
実施例2 (乳 剤) 化合物No、 3の化合物 20部をイソホロン 60
部に溶解させ、これにポリオキシスチレンフェニルエー
テル 20部を加えて十分に混合して乳剤を得る。
実施例3 (水和剤) 化合物N011の化合物 25部、ホワイトカーボン1
5部、ラウリルサルフェート 3部、リグニンスルホン
酸カルシウム 2部及びクレー 55部を混合粉砕して
水和剤を得る。
ラム 1部、珪藻上 97部を均一に混合粉砕して粉剤
を得る。
実施例5 (フロアブル剤) 水 65部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル 1部およびリグニンスルホン酸ナトリウム塩 4部
を加えて攪拌し、次に微粉砕した化合物N011の化合
物 20部を加えて攪拌し、さらに2%キサンタンガム
水溶液 10部を加えて攪拌し、フロアブル剤を得る。
79本発明の効果 本発明の木材防腐剤を使用すると次のような作用効果か
もたらされる。
第1に、木材を腐朽させる主要なカワラタケ、オオウズ
ラタケ、ナミダタケなどに優れた防腐効果を発揮する。
そのため、木材にあらかじめ本発明の木材防腐剤を処理
しておくと長期にわたり腐朽させることがない。本発明
の木材防腐剤を適用できる木材としては、特に限定され
ることはなく、ブナ、スギ、アカマツ、ヒノキ、コメツ
ガ、ラワンなど幅広く使用することができる。
第2に、本発明の本例防腐剤の処理により、木材が変質
したり、着色したりすることはない。
第3に、本発明の本例防腐剤は入会毒性か低く、悪臭な
どもないため、安全に使用することかできる。
次に、本発明の有用性を試験例によって説明する。
試験例1 木材腐朽菌に対する抗菌力試験所定濃度に調
整した薬液を含有するPSA培地第2表 カワラタケおよびオオウズラタケは25℃で51−1間
、ナミダタケは20℃で611間培養した。その後、こ
れらの腐朽菌の生育状況を調べるために各腐朽菌の菌叢
直径をノギスを用いて測定した。下記の式により菌叢生
育抑制率(%)を算出した。
無処理区の菌叢直径 注1)IPBC(化学8二3−ヨードー2−プロピニル
ブチルカーバメート) 注2)()内は無処理区の菌叢直径mmを示す。
試験例2 木材腐朽菌に対する防腐効力試験日本木材保
存協会(JWPA)の防腐効力試験方法に準じて行った
。すなわち、供試木片(長さ40+nmX幅20mmX
厚さ5+nmの辺材)の木口面をエポキシ樹脂でシール
し、実施例1に準じて調製した供試薬剤を塗布した(薬
剤塗布量は110±10g/イとなるようにした)。薬
剤処理後の試験体は20日間風乾した後、次に示す耐候
操作を行わないものと、行うものとの2グループとに分
けその効果を判定した。すなわち、前石の場合は試験体
を20目風乾してそのまま下記に示した抗菌操作を行い
、後者の場合は次の耐候操作の終了後に上記に示した抗
菌操作を行った。
耐候操作は、湿潤と揮散の操作を交互に10回くり返し
た。すなわち、湿潤操作として室温で静水に30秒間浸
漬した後、温度26℃の恒温室に4時間放置した。その
後に、揮散操作として40℃の貼環式熱風恒温器中に2
0時間放置した。
抗菌操作は、あらかじめマヨネーズびん(外径8cm、
口径6cm、高さ15cm)に石英砂250gを入れ、
麦芽抽出物2%およびペプトン1.0%を加え、その表
面に広葉樹の木粉を厚さ2mm程度に敷いた培地に供試
菌を植菌し、26℃(ただし、ナミダタケは20℃)、
湿度70%で15日間培養したものに上記耐候操作を行
った処理試験体及び無処理試験体を入れ、8週間培養し
た。その後に試験体をとりだし、表面菌糸その他の付着
物を取り除き、60℃で乾燥後、秤量して下記の式によ
り効力値を算出した。
カワラタケ(祠試1030)ブナ オオウズラタケ(月賦0507)  スギナミ ダタケ
(月賦0739)アカマツ26℃ 26℃ 20℃ 試料吸収後の水利片の重量 (g) 無処理試験体の平均重量減少率(%)−結果を第3表に
示す。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1は低級アルキル基を示し、R_2はアル
    ケニル基を示す〕で表されるイミダゾール系化合物を有
    効成分として含有することを特徴とする木材防腐剤。
JP29613788A 1988-11-25 1988-11-25 木材防腐剤 Pending JPH02142707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29613788A JPH02142707A (ja) 1988-11-25 1988-11-25 木材防腐剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29613788A JPH02142707A (ja) 1988-11-25 1988-11-25 木材防腐剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02142707A true JPH02142707A (ja) 1990-05-31

Family

ID=17829630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29613788A Pending JPH02142707A (ja) 1988-11-25 1988-11-25 木材防腐剤

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JP (1) JPH02142707A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1091350C (zh) * 1999-02-03 2002-09-25 广州大学 蚕茧、丝绸仓库杀虫剂

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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