JPH02137361A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
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- JPH02137361A JPH02137361A JP63291967A JP29196788A JPH02137361A JP H02137361 A JPH02137361 A JP H02137361A JP 63291967 A JP63291967 A JP 63291967A JP 29196788 A JP29196788 A JP 29196788A JP H02137361 A JPH02137361 A JP H02137361A
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- transistor
- circuit
- substrate
- semiconductor integrated
- semiconductor
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は半導体集積回路装置に関し、特にラッチアップ
現象の防止をはかったものである。
現象の防止をはかったものである。
(従来の技術)
近年集積回路市場に於いて、ICメモリは急成長を遂げ
、とりわけここ数年来、紫外線による消去が可能で電気
的に書込み可能なリード・オンリー・メモリ(EPRO
M)の市場が飛躍的な拡大を見せている。この市場拡大
に伴い大容量、高速、低消費電力、低価格という要求か
ら、周辺0MO3化によって、低消費電力化を図る動き
が目立ってきた。
、とりわけここ数年来、紫外線による消去が可能で電気
的に書込み可能なリード・オンリー・メモリ(EPRO
M)の市場が飛躍的な拡大を見せている。この市場拡大
に伴い大容量、高速、低消費電力、低価格という要求か
ら、周辺0MO3化によって、低消費電力化を図る動き
が目立ってきた。
(発明が解決しようとする課題)
従来、EFROMはCMO8化が、困難であった。その
理由としては、プログラム時に高電圧を必要とする事、
そして、書込みの際に数ミリアンペア程度の基板電流が
流れる事にあった。何故ならば、その事はCMO8回路
特有の問題である電源間に大電流を流し、素子の破壊ま
でも引起こしてしまう「ラッチアップ現象」の誘発原因
となりうるからである。また、高速化によっても「ラッ
チアップ現象」を引き起こしてしまう事がある。
理由としては、プログラム時に高電圧を必要とする事、
そして、書込みの際に数ミリアンペア程度の基板電流が
流れる事にあった。何故ならば、その事はCMO8回路
特有の問題である電源間に大電流を流し、素子の破壊ま
でも引起こしてしまう「ラッチアップ現象」の誘発原因
となりうるからである。また、高速化によっても「ラッ
チアップ現象」を引き起こしてしまう事がある。
それは動作速度の高速化によって、出力端子に於いて、
急速な充放電が行われる様になり、出力端子に付帯する
容量・抵抗・インダクタの為に、出力電位のオーバー・
シュート、アンダー争シュート、リンギングを生じ、そ
れらの過激な変動によって、基板電流が発生し、それが
「ラッチアップ現象」を、誘発するものである。
急速な充放電が行われる様になり、出力端子に付帯する
容量・抵抗・インダクタの為に、出力電位のオーバー・
シュート、アンダー争シュート、リンギングを生じ、そ
れらの過激な変動によって、基板電流が発生し、それが
「ラッチアップ現象」を、誘発するものである。
本発明は前記の問題に鑑みて成されたもので、MOS半
導体集積回路、特にCMO8回路によって構成されるM
OS半導体集積回路のラッチアップ耐性を高める事に拠
って、半導体集積装置の信頼性向上を目的とする素子配
置法を工夫したものである。
導体集積回路、特にCMO8回路によって構成されるM
OS半導体集積回路のラッチアップ耐性を高める事に拠
って、半導体集積装置の信頼性向上を目的とする素子配
置法を工夫したものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段と作用)
本発明は、(イ)一導電型半導体基板と、この半導体基
板上に形成される半導体集積回路と、この半導体集積回
路の外部にデータを出力する為の出力回路を構成する第
1のトランジスタと、この第1のトランジスタを外部出
力端子に接続するためのパッド領域と、前記基板の端部
と前記第1のトランジスタとの間に配置されて前記出力
回路を構成しかつ前記基板と反対の導電型を持つウェル
領域上に形成される前記第1のトランジスタとは極性の
異なる第2のトランジスタを、前記パッド領域に対し、
前記第1のトランジスタの反対側に配置した事を特徴と
する半導体集積回路装置である。
板上に形成される半導体集積回路と、この半導体集積回
路の外部にデータを出力する為の出力回路を構成する第
1のトランジスタと、この第1のトランジスタを外部出
力端子に接続するためのパッド領域と、前記基板の端部
と前記第1のトランジスタとの間に配置されて前記出力
回路を構成しかつ前記基板と反対の導電型を持つウェル
領域上に形成される前記第1のトランジスタとは極性の
異なる第2のトランジスタを、前記パッド領域に対し、
前記第1のトランジスタの反対側に配置した事を特徴と
する半導体集積回路装置である。
また本発明は、前記第1のトランジスタを有した前記出
力回路に隣接し、第1の回路を構成する前記第1のトラ
ンジスタと同一極性の第3のトランジスタ及び前記第1
のトランジスタとは極性の異なる第4のトランジスタを
設け、前記第3のトランジスタを前記第4のトランジス
タと前記第1の鱈 本発明は、高電圧が供給される第5のトランジスタと、
これに隣接して第2の回路を構成する前記第5のトラン
ジスタと同一極性の’ii6のトランジスタ及び前記第
5のトランジスタとは極性の異なる第7のトランジスタ
を設け、前記第6のトランジスタを、前記第5のトラン
ジスタと前記第7の引 トランジスタとの間に配置した事を特徴とする妻1し 卓(イ)項に記載の半導体集積回路装置である。また本
発明は、信号入力端と、この入力端に接続され前記基板
上に設けられる前記基板とは反対の導電型を持つ半導体
領域を有する入力保護回路と、これに隣接して第3の回
路を構成する前記半導体領域と同一極性の第9のトラン
ジスタ及び前記半導体領域とは極性の異なる第10のト
ランジスタを設け、前記第9のトランジスタを、前記第
10のトランジスタと前記入力保護回路との間に配置し
た事を特徴とする前記(イ)項に記載の半導体集積回路
装置である。また本発明は、半導体記憶回路を構成する
第11のトランジスタと、これに隣接し、少なくとも前
記第11のトランジスタと同一極性の第12のトランジ
スタ及び前記第11のトランジスタとは極性の異なる第
13のトランジスタからなり、前記第12のトランジス
タを、前記第11のトランジスタと前記第13のトラン
ジスタとの間に配置したデコーダ回路を設けた事を特徴
とする前記(イ)項に記載の半導体集積回路装置である
。
力回路に隣接し、第1の回路を構成する前記第1のトラ
ンジスタと同一極性の第3のトランジスタ及び前記第1
のトランジスタとは極性の異なる第4のトランジスタを
設け、前記第3のトランジスタを前記第4のトランジス
タと前記第1の鱈 本発明は、高電圧が供給される第5のトランジスタと、
これに隣接して第2の回路を構成する前記第5のトラン
ジスタと同一極性の’ii6のトランジスタ及び前記第
5のトランジスタとは極性の異なる第7のトランジスタ
を設け、前記第6のトランジスタを、前記第5のトラン
ジスタと前記第7の引 トランジスタとの間に配置した事を特徴とする妻1し 卓(イ)項に記載の半導体集積回路装置である。また本
発明は、信号入力端と、この入力端に接続され前記基板
上に設けられる前記基板とは反対の導電型を持つ半導体
領域を有する入力保護回路と、これに隣接して第3の回
路を構成する前記半導体領域と同一極性の第9のトラン
ジスタ及び前記半導体領域とは極性の異なる第10のト
ランジスタを設け、前記第9のトランジスタを、前記第
10のトランジスタと前記入力保護回路との間に配置し
た事を特徴とする前記(イ)項に記載の半導体集積回路
装置である。また本発明は、半導体記憶回路を構成する
第11のトランジスタと、これに隣接し、少なくとも前
記第11のトランジスタと同一極性の第12のトランジ
スタ及び前記第11のトランジスタとは極性の異なる第
13のトランジスタからなり、前記第12のトランジス
タを、前記第11のトランジスタと前記第13のトラン
ジスタとの間に配置したデコーダ回路を設けた事を特徴
とする前記(イ)項に記載の半導体集積回路装置である
。
即ち本発明は、半導体集積回路に於いて基板電流を発生
する回路に対し、基板電流を発生する回路素子と極性の
等しい半導体素子を間に介して、基板電流を発生する回
路素子と極性の異なる半導体素子を配置すること等で、
回路間を離し回路間の基板抵抗を大きくすることで基板
電流を制限し、電源間の過大電流をもたらし素子の破壊
までも引起こすラッチ争アップ現象を容易に抑制する事
ができるようにしたものである。
する回路に対し、基板電流を発生する回路素子と極性の
等しい半導体素子を間に介して、基板電流を発生する回
路素子と極性の異なる半導体素子を配置すること等で、
回路間を離し回路間の基板抵抗を大きくすることで基板
電流を制限し、電源間の過大電流をもたらし素子の破壊
までも引起こすラッチ争アップ現象を容易に抑制する事
ができるようにしたものである。
(実施例)
第1図(a)は、出力回路21に於ける本発明の一実施
例のパターン平面図である。出力端子に接続されるボン
ディング用アルミニウムバッド22を挟むようにしてN
チャネルトランジス2群1、Pチャネルトランジスタ群
2が配置される。
例のパターン平面図である。出力端子に接続されるボン
ディング用アルミニウムバッド22を挟むようにしてN
チャネルトランジス2群1、Pチャネルトランジスタ群
2が配置される。
出力回路の様に、大電流の消費される様な回路、加えて
、外部端子として外来ノイズの影響を受けやすい回路に
於いてはNチャンネルトランジスタ部及び、Pチャネル
トランジスタ部のどちらに於いてでも、ラッチアップの
原因となる基板電流を誘発し品い。
、外部端子として外来ノイズの影響を受けやすい回路に
於いてはNチャンネルトランジスタ部及び、Pチャネル
トランジスタ部のどちらに於いてでも、ラッチアップの
原因となる基板電流を誘発し品い。
この為、第1図(a)に示す様に外部出力端子に接続さ
れるボンディング用のバッド22に対し、チップの内側
にNチャネルトランジスタ1が配置され、外側、すなわ
ちチップのエンド(終端)e側にはPチャネルトランジ
スタ2を配する様にした。この様に、Pチャネルトラン
ジスタ2をチップのエンドe側に配置する事によって、
内部回路とはパッド領域22の分だけ離れる事になる。
れるボンディング用のバッド22に対し、チップの内側
にNチャネルトランジスタ1が配置され、外側、すなわ
ちチップのエンド(終端)e側にはPチャネルトランジ
スタ2を配する様にした。この様に、Pチャネルトラン
ジスタ2をチップのエンドe側に配置する事によって、
内部回路とはパッド領域22の分だけ離れる事になる。
この為、ラッチ・アップの誘発原因である、基板電流が
生じた場合に於いてでも、内部回路と離れている分、基
板抵抗が大きくなる為、寄生バイポーラ・トランジスタ
によるベース電流が制限される。
生じた場合に於いてでも、内部回路と離れている分、基
板抵抗が大きくなる為、寄生バイポーラ・トランジスタ
によるベース電流が制限される。
その事によって、ラッチ書アップに対する耐性を高める
事が可能となる。
事が可能となる。
第1図(b)〜(g)は、同図(a)を断面的に模した
もので、23はP型基板、24はNウェル層、v c
c ハ電源端、VSSは接地端、251〜252および
、30はN+層、26はNチャネルトランジス2群1の
ポリシリコン電極、27はPチャネルトランジスタ群2
のポリシリコン電極、281〜282および、29はP
層、TrlはP+層281.Nウェル24.P基板2
3よりなる寄生PNPバイポーラトランジスタ、T「2
はP 層282.Nウェル24.P基板23よりなる寄
生PNPバイポーラトランジスタ、Tr3はNウェル2
4.P基板23.N+層251よりなる寄生NPNバイ
ポーラトランジスタ、Tr4はNウェル24.P基板2
3.N 層25□よりなる寄生NPNバイポーラトラン
ジスタ、r1〜r3はNウェル寄生抵抗、r4〜r7は
P基板寄生抵抗である。
もので、23はP型基板、24はNウェル層、v c
c ハ電源端、VSSは接地端、251〜252および
、30はN+層、26はNチャネルトランジス2群1の
ポリシリコン電極、27はPチャネルトランジスタ群2
のポリシリコン電極、281〜282および、29はP
層、TrlはP+層281.Nウェル24.P基板2
3よりなる寄生PNPバイポーラトランジスタ、T「2
はP 層282.Nウェル24.P基板23よりなる寄
生PNPバイポーラトランジスタ、Tr3はNウェル2
4.P基板23.N+層251よりなる寄生NPNバイ
ポーラトランジスタ、Tr4はNウェル24.P基板2
3.N 層25□よりなる寄生NPNバイポーラトラン
ジスタ、r1〜r3はNウェル寄生抵抗、r4〜r7は
P基板寄生抵抗である。
以下に第1図(b)〜(g)を用いて、上記ラッチアッ
プ現象の抑制方法をラッチアップ現象の一例をもとに説
明する。第1図(b)に於て、外部出力端22に電源電
圧vCC以上の、プラス方向のノイズが混入した場合に
ついて説明する。このとき、寄生PNPバイポーラトラ
ンジスタT r 2のベースは、ウェル寄生抵抗’1+
r2を介して、電源vCCにバイアスされたままである
為T r 2はターンオンし、P基板寄生抵抗r5.’
6+ r7を通り、接地端vSSに抜ける電流11が
流れる。
プ現象の抑制方法をラッチアップ現象の一例をもとに説
明する。第1図(b)に於て、外部出力端22に電源電
圧vCC以上の、プラス方向のノイズが混入した場合に
ついて説明する。このとき、寄生PNPバイポーラトラ
ンジスタT r 2のベースは、ウェル寄生抵抗’1+
r2を介して、電源vCCにバイアスされたままである
為T r 2はターンオンし、P基板寄生抵抗r5.’
6+ r7を通り、接地端vSSに抜ける電流11が
流れる。
この電流L1が流れることにより、P基板23中に電位
勾配が生じP基板寄生抵抗’5+’6+r7のそれぞれ
の両端に電位差が生じる。それによって、寄生N′PN
バイポーラトランジスタTr4のベースが、順方向バイ
アスされTr4はターンオンする。そのため第1図(C
)に示す様に、ウェル寄生抵抗rl+ r2.r3を
通り、電流12が流れる。またこの電流12が流れるこ
とで、寄生PNPバイポーラトランジスタTr1のベー
スが繋がるウェル寄生抵抗r2の両端に電位効果が生じ
、電源電圧vCCより低下することで、Trlのベース
は順方向バイアスとなり、T r 1はターンオンし、
第1図(d)に示す様にP基板寄生抵抗’4.’5+
’6+ r7を介し、接地端■SSに、電流i3が
流れる。この電流i3が流れる事で、寄生NPNバイポ
ーラトランジスタT r 、1のベースは更に順方向バ
イアスされ、電流12は増加する。上記の様な動作を繰
り返す事によって、外部出力端22に混入したノイズが
治まっても電流は電源vCCから接地端vSSへと流れ
続け、電源を切るまでこの状態は続く、これがラッチア
ップ現象である。また、電源電圧vCCが、他の外部出
力回路等の影響を受けて一時的に電圧が低下(例えば4
.5V程度)し、外部出力端22に電源電圧vCCレベ
ルの電圧(例えば5V)となっている場合に於いても、
ウェル寄生抵抗rl+r2を介して、寄生PNPバイポ
ーラトランジスタTr2のベースが順方向バイアスとな
り、ターンオンする為、第1図(b)の様に電流11が
流れ、前記と同様な動作を繰り返す事で、ラッチアップ
現象が発生する。次に、第1図(e)に於て、外部出力
端22に、接地端電圧vSS以下のマイナス方向のノイ
ズが混入した場合についても説明する。この時P基板寄
生抵抗’6+’7を介し、ベースが接地電位にバイアス
されている為、寄生NPNバイポーラトランジスタTr
3はターンオンし、ウェル寄生抵抗の’1+r2゜r3
を通り、電流i4が流れる。この電流i4が流れること
によってNウェル24内に電位勾配が発生し、ウェル抵
抗rl+r2の接続点に電位降下を生じ、寄生PNPバ
イポーラトランジスタTrlのベースは順方向バイアス
となり、Trlはターンオンする。それによって、P基
板寄生抵抗’、1+ r5+ r6+ r7を通
り第1図(f)に示すように、接地端■SSに電流i5
が流れる。P基板23内に、電流i5が流れる事によっ
て、P基板23中にも電位勾配が発生し、寄生NPNバ
イポーラトランジスタT r 、1のベースは順方向バ
イアスされる事になり、Tr4はターンオンする。
勾配が生じP基板寄生抵抗’5+’6+r7のそれぞれ
の両端に電位差が生じる。それによって、寄生N′PN
バイポーラトランジスタTr4のベースが、順方向バイ
アスされTr4はターンオンする。そのため第1図(C
)に示す様に、ウェル寄生抵抗rl+ r2.r3を
通り、電流12が流れる。またこの電流12が流れるこ
とで、寄生PNPバイポーラトランジスタTr1のベー
スが繋がるウェル寄生抵抗r2の両端に電位効果が生じ
、電源電圧vCCより低下することで、Trlのベース
は順方向バイアスとなり、T r 1はターンオンし、
第1図(d)に示す様にP基板寄生抵抗’4.’5+
’6+ r7を介し、接地端■SSに、電流i3が
流れる。この電流i3が流れる事で、寄生NPNバイポ
ーラトランジスタT r 、1のベースは更に順方向バ
イアスされ、電流12は増加する。上記の様な動作を繰
り返す事によって、外部出力端22に混入したノイズが
治まっても電流は電源vCCから接地端vSSへと流れ
続け、電源を切るまでこの状態は続く、これがラッチア
ップ現象である。また、電源電圧vCCが、他の外部出
力回路等の影響を受けて一時的に電圧が低下(例えば4
.5V程度)し、外部出力端22に電源電圧vCCレベ
ルの電圧(例えば5V)となっている場合に於いても、
ウェル寄生抵抗rl+r2を介して、寄生PNPバイポ
ーラトランジスタTr2のベースが順方向バイアスとな
り、ターンオンする為、第1図(b)の様に電流11が
流れ、前記と同様な動作を繰り返す事で、ラッチアップ
現象が発生する。次に、第1図(e)に於て、外部出力
端22に、接地端電圧vSS以下のマイナス方向のノイ
ズが混入した場合についても説明する。この時P基板寄
生抵抗’6+’7を介し、ベースが接地電位にバイアス
されている為、寄生NPNバイポーラトランジスタTr
3はターンオンし、ウェル寄生抵抗の’1+r2゜r3
を通り、電流i4が流れる。この電流i4が流れること
によってNウェル24内に電位勾配が発生し、ウェル抵
抗rl+r2の接続点に電位降下を生じ、寄生PNPバ
イポーラトランジスタTrlのベースは順方向バイアス
となり、Trlはターンオンする。それによって、P基
板寄生抵抗’、1+ r5+ r6+ r7を通
り第1図(f)に示すように、接地端■SSに電流i5
が流れる。P基板23内に、電流i5が流れる事によっ
て、P基板23中にも電位勾配が発生し、寄生NPNバ
イポーラトランジスタT r 、1のベースは順方向バ
イアスされる事になり、Tr4はターンオンする。
その為、ウェル寄生抵抗r1.r2.r3を通り第1図
(g)に示すように、電流i6が流れる。この電流i6
が流れる事で、Nウェル24内の電位勾配は更に大きく
なり、寄生PNPバイポーラトランジスタTrlのベー
スが更に順方向バイアスされ電流i5は増加する。上記
のような動作を繰り返す事によっても前記と同様に、ノ
イズが治まっても、電源間に電流が流れ続けるといった
ラッチアップ現象が発生する。また、接地端vSSが、
ほかの外部出力回路等の影響を受けて、−時的に接地端
電圧が浮き(例えば0.5程度)外部出力端22が接地
端電圧vSSレベルの電圧(例えばOV)である時も、
P基板寄生抵抗のr6+ r7を介して、寄生NPN
バイポーラトランジスタTr3のベースが順方向バイア
スされターンオンする為、第1図(e)のように電流i
4が流れ、前記と同様な動作を繰り返し、ラッチアップ
現象が発生する。以上のことから、ラッチアップ現象の
原因は基板電流またはウェル電流が流れる事で、基板ま
たはウェルの寄生抵抗による電位勾配が、寄生バイポー
ラトランジスタのベースを順方向バイアスする為である
事が分かる。それに対し、ラッチアップ現象の発生を防
ぐ方法としては寄生抵抗をコントロールすることであり
、即ちガードリング等によって寄生抵抗を低くし、電位
勾配を押さえる。また、寄生抵抗を大きくし基板電流あ
るいは、ウェル電流そのもの押さえるという二つの方法
である。本発明の一実施例である出力回路21では、N
チャネルトランジスタ群1とPチャネルトランジスタ群
2の距離を離す事で寄生基板抵抗を大きくし基板電流を
押さえ、ラッチアップ現象の発生を抑制しようとするも
のである。
(g)に示すように、電流i6が流れる。この電流i6
が流れる事で、Nウェル24内の電位勾配は更に大きく
なり、寄生PNPバイポーラトランジスタTrlのベー
スが更に順方向バイアスされ電流i5は増加する。上記
のような動作を繰り返す事によっても前記と同様に、ノ
イズが治まっても、電源間に電流が流れ続けるといった
ラッチアップ現象が発生する。また、接地端vSSが、
ほかの外部出力回路等の影響を受けて、−時的に接地端
電圧が浮き(例えば0.5程度)外部出力端22が接地
端電圧vSSレベルの電圧(例えばOV)である時も、
P基板寄生抵抗のr6+ r7を介して、寄生NPN
バイポーラトランジスタTr3のベースが順方向バイア
スされターンオンする為、第1図(e)のように電流i
4が流れ、前記と同様な動作を繰り返し、ラッチアップ
現象が発生する。以上のことから、ラッチアップ現象の
原因は基板電流またはウェル電流が流れる事で、基板ま
たはウェルの寄生抵抗による電位勾配が、寄生バイポー
ラトランジスタのベースを順方向バイアスする為である
事が分かる。それに対し、ラッチアップ現象の発生を防
ぐ方法としては寄生抵抗をコントロールすることであり
、即ちガードリング等によって寄生抵抗を低くし、電位
勾配を押さえる。また、寄生抵抗を大きくし基板電流あ
るいは、ウェル電流そのもの押さえるという二つの方法
である。本発明の一実施例である出力回路21では、N
チャネルトランジスタ群1とPチャネルトランジスタ群
2の距離を離す事で寄生基板抵抗を大きくし基板電流を
押さえ、ラッチアップ現象の発生を抑制しようとするも
のである。
さらに本発明において示したように、P型基板23上の
、この基板と反対の導電型を持つN−we 11領域を
、チップの終端側に置くことは、さらにラッチアップを
起こりに<<シている。ラッチアップは、CMO8集積
回路特有のものであり、NMO3あるいはPMO8集積
回路では起こらない。CMO3集積回路においては、基
板と反対導電型のウェル領域中にトランジスタを作るた
めにラッチアップが発生する。すなわち、ラッチアップ
の主な原因は、ウェル領域上のトランジスタであり、こ
のウェル領域が無いならばラッチアップは起こらない。
、この基板と反対の導電型を持つN−we 11領域を
、チップの終端側に置くことは、さらにラッチアップを
起こりに<<シている。ラッチアップは、CMO8集積
回路特有のものであり、NMO3あるいはPMO8集積
回路では起こらない。CMO3集積回路においては、基
板と反対導電型のウェル領域中にトランジスタを作るた
めにラッチアップが発生する。すなわち、ラッチアップ
の主な原因は、ウェル領域上のトランジスタであり、こ
のウェル領域が無いならばラッチアップは起こらない。
このため、特にラッチアップの起こりやすい出力端子に
接続されるトランジスタのつくられるウェル領域と、他
の内部回路との距離は、さらに大きくとられる。本発明
のように、出力端子に接続されるトランジスタのつくら
れるウェル領域をチップの終端側に配置するようにすれ
ば、終端側には、他の回路は何もなく、チップが終わっ
ているだけであるので、ラッチアップに対しては、チッ
プの内側のみを、すなわち、ウェル領域の一辺のみに対
して、他の内部回路を離して配置すればよいので、出力
回路を形成するためのチップ上の面積を小さくできると
いう利点があり、ウェル領域の一辺側にしか、他の回路
が置かれないのでラッチアップも起こりにくくなるので
ある。
接続されるトランジスタのつくられるウェル領域と、他
の内部回路との距離は、さらに大きくとられる。本発明
のように、出力端子に接続されるトランジスタのつくら
れるウェル領域をチップの終端側に配置するようにすれ
ば、終端側には、他の回路は何もなく、チップが終わっ
ているだけであるので、ラッチアップに対しては、チッ
プの内側のみを、すなわち、ウェル領域の一辺のみに対
して、他の内部回路を離して配置すればよいので、出力
回路を形成するためのチップ上の面積を小さくできると
いう利点があり、ウェル領域の一辺側にしか、他の回路
が置かれないのでラッチアップも起こりにくくなるので
ある。
第2図は前記出力回路21に近接する周辺回路を配置し
た本発明の一実施例である。周辺回路の回路31中のN
チャネルトランジス2群3は出力回路21側に配置され
、回路31中のPチャネルトランジスタ群4は、Nチャ
ネルトランジス2群3に対し出力回路21の反対側に配
置する。この事は、外部に接続される出力回路中のNチ
ャネルトランジス2群1に於いて、それ自体の動作、も
しくは、外来雑音によって基板電流を生じる場合に於い
てでも、ラッチ・アップの直接原因となる基板電流は、
第2図に示す様に、出力回路21のNチャネルトランジ
ス2群1に対し、内部回路31のNチャネルトランジス
2群3を挟み、内部回路31のPチャネルトランジスタ
群4を配する事によって、出力回路21のNチャネルト
ランジス2群1から、内部回路31のPチャネルトラン
ジスタ群4までの基板抵抗が大きくなり、基板電流は流
れ難くなる。即ちノイズが入る出力端子22と接続され
ているNチャネルトランジス2群1と、Pチャネルトラ
ンジスタ群4を離すため、Nチャネルトランジス2群3
を介するようにして配置する。その結果、回路占有面積
も増加せずラッチ・アップ耐性を高める事が可能となる
。
た本発明の一実施例である。周辺回路の回路31中のN
チャネルトランジス2群3は出力回路21側に配置され
、回路31中のPチャネルトランジスタ群4は、Nチャ
ネルトランジス2群3に対し出力回路21の反対側に配
置する。この事は、外部に接続される出力回路中のNチ
ャネルトランジス2群1に於いて、それ自体の動作、も
しくは、外来雑音によって基板電流を生じる場合に於い
てでも、ラッチ・アップの直接原因となる基板電流は、
第2図に示す様に、出力回路21のNチャネルトランジ
ス2群1に対し、内部回路31のNチャネルトランジス
2群3を挟み、内部回路31のPチャネルトランジスタ
群4を配する事によって、出力回路21のNチャネルト
ランジス2群1から、内部回路31のPチャネルトラン
ジスタ群4までの基板抵抗が大きくなり、基板電流は流
れ難くなる。即ちノイズが入る出力端子22と接続され
ているNチャネルトランジス2群1と、Pチャネルトラ
ンジスタ群4を離すため、Nチャネルトランジス2群3
を介するようにして配置する。その結果、回路占有面積
も増加せずラッチ・アップ耐性を高める事が可能となる
。
第3図は、高電圧が供給される回路42に近接する周辺
回路を配置した、本発明の一実施例である。周辺回路の
回路41中のNチャネルトランジス2群6は、Nチャネ
ルトランジス7群5によって構成される高電圧回路42
側に配置され、回路41中のPチャネルトランジスタ群
7は、高電圧回路42に対し、Nチャネルトランジス2
群6を挟み、離して配置される。例えば電気的に書換え
可能なリード・オンリー・メモリ(EFROM)に於い
ては、メモリ素子に対してデータの書込みを行う嘩、そ
のゲート及びドレインに高電圧を印加しなければならな
い。その為、必要上メモリ素子の周辺に書込み用の高電
圧を発生する回路を配置しなければならない。そこで問
題となってるのが、高電圧を使用する為に生じる、寄生
フィールド・トランジスタによるフィールド・リーク、
PN接合部での降伏現象による降伏電流、高電圧配線に
付帯する抵抗・容量・インダクタが原因の内部チャタリ
ングによる過渡電流等々の基板電流である。その為、第
3図に示すように、高電圧を使用するNチャネルトラン
ジス7群5に対し、周辺の回路41中のNチャネルトラ
ンジス2群6を挾み、回路41のPチャネルトランジス
タ群7を配する事によって、前記の様な基板電流が生じ
た場合でも、ラッチ・アップの直接原因である回路41
のPチャネルトランジスタ領域7から、高電圧回路42
中のNチャネルトランジスタ領域5への基板電流を、間
に回路41のNチャネルトランジス2群6を配した分基
板抵抗が大きくなり、基板電流は流れにくくなる。その
結果、ラッチ・アップ耐性を高める事が可能となる。「
すなわち、高電圧回路42の、Nチャネルトランジスタ
群5は基板電流を発生させる可能性があるから、Pチャ
ネルトランジスタ群7をつくっているNウェルと高電圧
Nチャネルトランジスタ群5とをNチャネルトランジス
タ群6を間におくことにより離して配置する事で、パタ
ーン占有面積を増やさずに第1図(b)の基板抵抗を増
す事でラッチ・アップのトリガ電流を抑制しようとする
ものである。」第4図は、入力回路51に近接する周辺
回路52を配置した本発明の一実施例である。周辺回路
52中のNチャネルトランジスタ群9は、Nチャネルト
ランジスタ群8によって構成される入力保護回路側に配
置され、壽母回路52中のPチャネルトランジスタ群1
0は、入力保護回路に対し、Nチャネルトランジスタ群
9を挟み、離して配置される。入力保護回路を、特にM
OSトランジスタで作らず、単に、N 半導体領域と基
板とのジャンクションブレークダウンを利用したもので
あっても、N+領領域このような配置とすれば、同様の
効果が得られる。CMOS半導体集積回路装置に於いて
、外部入力端子に接続される入力保護回路及び入力回路
51へは外部からの雑音、静電気による高電圧が混入す
る場合がある。入力端子53に基準電位以下の外来雑音
が供給された場合、あるいは入力端子に高電圧が印加さ
れ入力保護回路でブレークダウンが起こる様な場合に基
板中に電流が流れ、その電流がラッチ・アップ現象を誘
発する事になる。この為、第4図に示すようにPチャネ
ルトランジスタ領域10から、入力保護回路のNチャネ
ルトランジスタ領域8への間にNチャネルトランジスタ
領域9を配する事によって、パターン占有面積を大きく
することなく入力保護回路とPチャネルトランジスタ領
域10を離すことができ、基板抵抗を大きくし、基板電
流を流れ難くする。入力端子53につながるNチャネル
トランジスタ群8は、ノイズによって基板電流を生む恐
れがある為、これとPチャネルトランジスタ群10を離
して配置する。その結果ラッチ−アップ耐性を高める事
が可能となる。
回路を配置した、本発明の一実施例である。周辺回路の
回路41中のNチャネルトランジス2群6は、Nチャネ
ルトランジス7群5によって構成される高電圧回路42
側に配置され、回路41中のPチャネルトランジスタ群
7は、高電圧回路42に対し、Nチャネルトランジス2
群6を挟み、離して配置される。例えば電気的に書換え
可能なリード・オンリー・メモリ(EFROM)に於い
ては、メモリ素子に対してデータの書込みを行う嘩、そ
のゲート及びドレインに高電圧を印加しなければならな
い。その為、必要上メモリ素子の周辺に書込み用の高電
圧を発生する回路を配置しなければならない。そこで問
題となってるのが、高電圧を使用する為に生じる、寄生
フィールド・トランジスタによるフィールド・リーク、
PN接合部での降伏現象による降伏電流、高電圧配線に
付帯する抵抗・容量・インダクタが原因の内部チャタリ
ングによる過渡電流等々の基板電流である。その為、第
3図に示すように、高電圧を使用するNチャネルトラン
ジス7群5に対し、周辺の回路41中のNチャネルトラ
ンジス2群6を挾み、回路41のPチャネルトランジス
タ群7を配する事によって、前記の様な基板電流が生じ
た場合でも、ラッチ・アップの直接原因である回路41
のPチャネルトランジスタ領域7から、高電圧回路42
中のNチャネルトランジスタ領域5への基板電流を、間
に回路41のNチャネルトランジス2群6を配した分基
板抵抗が大きくなり、基板電流は流れにくくなる。その
結果、ラッチ・アップ耐性を高める事が可能となる。「
すなわち、高電圧回路42の、Nチャネルトランジスタ
群5は基板電流を発生させる可能性があるから、Pチャ
ネルトランジスタ群7をつくっているNウェルと高電圧
Nチャネルトランジスタ群5とをNチャネルトランジス
タ群6を間におくことにより離して配置する事で、パタ
ーン占有面積を増やさずに第1図(b)の基板抵抗を増
す事でラッチ・アップのトリガ電流を抑制しようとする
ものである。」第4図は、入力回路51に近接する周辺
回路52を配置した本発明の一実施例である。周辺回路
52中のNチャネルトランジスタ群9は、Nチャネルト
ランジスタ群8によって構成される入力保護回路側に配
置され、壽母回路52中のPチャネルトランジスタ群1
0は、入力保護回路に対し、Nチャネルトランジスタ群
9を挟み、離して配置される。入力保護回路を、特にM
OSトランジスタで作らず、単に、N 半導体領域と基
板とのジャンクションブレークダウンを利用したもので
あっても、N+領領域このような配置とすれば、同様の
効果が得られる。CMOS半導体集積回路装置に於いて
、外部入力端子に接続される入力保護回路及び入力回路
51へは外部からの雑音、静電気による高電圧が混入す
る場合がある。入力端子53に基準電位以下の外来雑音
が供給された場合、あるいは入力端子に高電圧が印加さ
れ入力保護回路でブレークダウンが起こる様な場合に基
板中に電流が流れ、その電流がラッチ・アップ現象を誘
発する事になる。この為、第4図に示すようにPチャネ
ルトランジスタ領域10から、入力保護回路のNチャネ
ルトランジスタ領域8への間にNチャネルトランジスタ
領域9を配する事によって、パターン占有面積を大きく
することなく入力保護回路とPチャネルトランジスタ領
域10を離すことができ、基板抵抗を大きくし、基板電
流を流れ難くする。入力端子53につながるNチャネル
トランジスタ群8は、ノイズによって基板電流を生む恐
れがある為、これとPチャネルトランジスタ群10を離
して配置する。その結果ラッチ−アップ耐性を高める事
が可能となる。
また、入力保護回路あるいは、入力端子53につながる
Nチャネルトランジスタ群8をパッドに対して、チップ
の終端側に配置するようにすれば、さらにラッチ・アッ
プは起こりにくくなる。
Nチャネルトランジスタ群8をパッドに対して、チップ
の終端側に配置するようにすれば、さらにラッチ・アッ
プは起こりにくくなる。
第5図は、半導体記憶回路61に近接する周辺回路62
を配置した本発明の一実施例である。周辺回路62中の
Nチャネルトランジス2群12は、Nチャネルトランジ
スタ群11によって構成される半導体記憶回路6側に配
置され、回路62中のPチャネルトランジスタ群13は
、Nチャネルトランジス2群12に対し半導体記憶回路
61の反対側に配置される。EFROMにおいては半導
体メモリ素子にデータを書込な際、記憶素子のゲート及
びドレインに高電圧を印加しなければならない事は上述
した通りである。近来のEFROMに於ける高集積化の
為メモリ容量が増大し、全メモリセルヘデータを書き込
むのに要する時間が益々長くかかるようになって来た。
を配置した本発明の一実施例である。周辺回路62中の
Nチャネルトランジス2群12は、Nチャネルトランジ
スタ群11によって構成される半導体記憶回路6側に配
置され、回路62中のPチャネルトランジスタ群13は
、Nチャネルトランジス2群12に対し半導体記憶回路
61の反対側に配置される。EFROMにおいては半導
体メモリ素子にデータを書込な際、記憶素子のゲート及
びドレインに高電圧を印加しなければならない事は上述
した通りである。近来のEFROMに於ける高集積化の
為メモリ容量が増大し、全メモリセルヘデータを書き込
むのに要する時間が益々長くかかるようになって来た。
その結果、従来メモリ素子動作のピンチオフ点で、デー
タの書込みを行っていたものが、書込み時間の短縮のた
め、メモリ素子動作のアバランシェ領域で書込みを行う
ようになって来た。しかしこの時には半導体記憶素子の
基板には数ミリアンペア程度の基板電流が流れる。この
電流が、ラッチ・アップの誘発原因となる。その為、第
5図に示す様に、Pチャネルトランジスタ領域13と、
Nチャネルトランジスタ領域11との間にNチャネルト
ランジスタ領域12を配置する。この事によって、基板
抵抗が大きくなり、Pチャネルトランジスタ領域13か
ら半導体記憶回路61中のNチャネルトランジスタ群1
1への基板電流は流れ難くなる。その結果、ラッチ・ア
ップ耐性を高める事が可能となる。
タの書込みを行っていたものが、書込み時間の短縮のた
め、メモリ素子動作のアバランシェ領域で書込みを行う
ようになって来た。しかしこの時には半導体記憶素子の
基板には数ミリアンペア程度の基板電流が流れる。この
電流が、ラッチ・アップの誘発原因となる。その為、第
5図に示す様に、Pチャネルトランジスタ領域13と、
Nチャネルトランジスタ領域11との間にNチャネルト
ランジスタ領域12を配置する。この事によって、基板
抵抗が大きくなり、Pチャネルトランジスタ領域13か
ら半導体記憶回路61中のNチャネルトランジスタ群1
1への基板電流は流れ難くなる。その結果、ラッチ・ア
ップ耐性を高める事が可能となる。
第6図に前記の発明の実施例によって成された半導体集
積回路装置のチップ81の概略図を示す。
積回路装置のチップ81の概略図を示す。
第6図に於いて、鎖線71で囲まれた所が、第1図及び
第2図に於いて説明した出力回路であり、Nチャネルト
ランジスタ群1に対し、ボンディング用パット22を挟
み、Pチャネルトランジスタ群2を配する。鎖線72で
囲まれた所が、第2図に於いて説明した出力回路21に
に近接する周辺回路31であり、出力回路中のNチャネ
ルトランジスタ群1に対し、回路31のNチャネルトラ
ンジスタ群3を挟み、Pチャネルトランジスタ群4を配
する。鎖線73で囲まれた所が、第3図に於いて説明し
た高電圧が供給されるNチャネルトランジスタ群5に近
接する周辺回路41であり、Nチャネルトランジスタ群
5に対し、回路41のNチャネルトランジスタ群6を挟
み、Pチャネルトランジスタ群7を配する。鎖線74で
囲まれた所が、第4図に於いて説明した入力回路51に
近接する周辺回路52であり、入力回路51中のNチャ
ネルトランジスタ群8に対し、回路52のNチャネルト
ランジス2群9を挟み、Pチャネルトランジスタ群10
を配した本発明の一実施例である。
第2図に於いて説明した出力回路であり、Nチャネルト
ランジスタ群1に対し、ボンディング用パット22を挟
み、Pチャネルトランジスタ群2を配する。鎖線72で
囲まれた所が、第2図に於いて説明した出力回路21に
に近接する周辺回路31であり、出力回路中のNチャネ
ルトランジスタ群1に対し、回路31のNチャネルトラ
ンジスタ群3を挟み、Pチャネルトランジスタ群4を配
する。鎖線73で囲まれた所が、第3図に於いて説明し
た高電圧が供給されるNチャネルトランジスタ群5に近
接する周辺回路41であり、Nチャネルトランジスタ群
5に対し、回路41のNチャネルトランジスタ群6を挟
み、Pチャネルトランジスタ群7を配する。鎖線74で
囲まれた所が、第4図に於いて説明した入力回路51に
近接する周辺回路52であり、入力回路51中のNチャ
ネルトランジスタ群8に対し、回路52のNチャネルト
ランジス2群9を挟み、Pチャネルトランジスタ群10
を配した本発明の一実施例である。
鎖線75で囲まれた所が、第5図に於いて説明した半導
体記憶回路61に近接する周辺回路62であり、半導体
記憶回路61のNチャネルトランジスタ群11に対し、
回路62のNチャネルトランジスタ群12を挟み、Pチ
ャネルトランジスタ群13を配するものである。76は
Nチャネルトランジスタ群である。
体記憶回路61に近接する周辺回路62であり、半導体
記憶回路61のNチャネルトランジスタ群11に対し、
回路62のNチャネルトランジスタ群12を挟み、Pチ
ャネルトランジスタ群13を配するものである。76は
Nチャネルトランジスタ群である。
また実線91で囲まれた領域は行デコーダである。この
行デコーダ領域はメモリセルのピッチで回路を配置しな
ければならないので、各素子は、極めて密接して作られ
る。このため本発明による方法を用いれば、従来より、
ラッチ・アップを起こりに<<シ、しかも、デコーダ形
成面積も小さくできる。
行デコーダ領域はメモリセルのピッチで回路を配置しな
ければならないので、各素子は、極めて密接して作られ
る。このため本発明による方法を用いれば、従来より、
ラッチ・アップを起こりに<<シ、しかも、デコーダ形
成面積も小さくできる。
なお本発明は上記実施例のみに限られず種々の応用が可
能である。例えば本発明においては、実施例のP型とN
型を逆にした構成としてもよい。
能である。例えば本発明においては、実施例のP型とN
型を逆にした構成としてもよい。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、半導体集積回路に
於いて基板電流を発生する回路に対し、基板電流を発生
する回路素子と極性の等しい半導体素子を間に介して、
基板電流を発生する回路素子と極性の異なる半導体素子
を配置することで、基板抵抗を大きくさせ基板電流を制
限することで、電源間の過大電流をもたらし、素子の破
壊までも引起こすラッチ・アップ現象を容易に抑制する
事ができる半導体集積回路装置が得られる。また特に、
出力回路に於いてはデータを外部に出力する為、そのト
ランジスタ寸法は大きく設定されている。その為、従来
に於いてPチャネル出力トランジスタと、Nチャネル出
力トランジスタとの間隔をとるばかりでなく、出力トラ
ンジスタと周辺回路との距離もある程度離す事で、ラッ
チ・アップを防止するようにしていたが、本発明にあっ
ては例えば第1図に示したように、出力回路を形成する
P又は、Nチャネルトランジスタを、チップの端に配置
することにより、出力回路を形成するPヌ11 ソチャネルトランジスタと周辺回路との間隔を特にとる
必要がなくなり、それに、よってチップeサイズも小さ
く出来ると言う利点も有する。
於いて基板電流を発生する回路に対し、基板電流を発生
する回路素子と極性の等しい半導体素子を間に介して、
基板電流を発生する回路素子と極性の異なる半導体素子
を配置することで、基板抵抗を大きくさせ基板電流を制
限することで、電源間の過大電流をもたらし、素子の破
壊までも引起こすラッチ・アップ現象を容易に抑制する
事ができる半導体集積回路装置が得られる。また特に、
出力回路に於いてはデータを外部に出力する為、そのト
ランジスタ寸法は大きく設定されている。その為、従来
に於いてPチャネル出力トランジスタと、Nチャネル出
力トランジスタとの間隔をとるばかりでなく、出力トラ
ンジスタと周辺回路との距離もある程度離す事で、ラッ
チ・アップを防止するようにしていたが、本発明にあっ
ては例えば第1図に示したように、出力回路を形成する
P又は、Nチャネルトランジスタを、チップの端に配置
することにより、出力回路を形成するPヌ11 ソチャネルトランジスタと周辺回路との間隔を特にとる
必要がなくなり、それに、よってチップeサイズも小さ
く出来ると言う利点も有する。
第1図(a)は本発明の実施例のパターン平面図、同図
(b)ないし (g)は同図(a)を断面的に示す図、
第2図ないし第6図は本発明の異なる実施例のパターン
平面図である。 1・・・第1のトランジスタ群(Nチャネル型)、2・
・・第2のトランジスタ群(Pチャネル型)3・・・第
3のトランジスタ群(Nチャネル型)、4・・・第4の
トランジスタ群(Pチャネル型)、5・・・(第5のト
ランジスタ群(Nチャネル型)、6・・・第6のトラン
ジスタ群(Nチャネル型)、7・・・第7のトランジス
タ群(Pチャネル型)、8・・・第8のトランジスタ群
(Nチャネル型)、9・・・′!J9のトランジスタ群
(Nチャネル型)、10・・・第10のトランジスタ群
(Pチャネル型)、11・・・第11のトランジスタ群
(Nチャネル型)、12・・・第12のトランジスタ群
(Nチャネル型)、13・・・第13のトランジスタ群
(Pチャネル型)、21・・・出力回路、22・・・出
力端子(ボンディングAfIパッド)、51・・・入力
回路、61・・・半導体メモリ、81・・・半導体チッ
プ。
(b)ないし (g)は同図(a)を断面的に示す図、
第2図ないし第6図は本発明の異なる実施例のパターン
平面図である。 1・・・第1のトランジスタ群(Nチャネル型)、2・
・・第2のトランジスタ群(Pチャネル型)3・・・第
3のトランジスタ群(Nチャネル型)、4・・・第4の
トランジスタ群(Pチャネル型)、5・・・(第5のト
ランジスタ群(Nチャネル型)、6・・・第6のトラン
ジスタ群(Nチャネル型)、7・・・第7のトランジス
タ群(Pチャネル型)、8・・・第8のトランジスタ群
(Nチャネル型)、9・・・′!J9のトランジスタ群
(Nチャネル型)、10・・・第10のトランジスタ群
(Pチャネル型)、11・・・第11のトランジスタ群
(Nチャネル型)、12・・・第12のトランジスタ群
(Nチャネル型)、13・・・第13のトランジスタ群
(Pチャネル型)、21・・・出力回路、22・・・出
力端子(ボンディングAfIパッド)、51・・・入力
回路、61・・・半導体メモリ、81・・・半導体チッ
プ。
Claims (5)
- (1)一導電型半導体基板と、この半導体基板上に形成
される半導体集積回路と、この半導体集積回路の外部に
データを出力する為の出力回路を構成する第1のトラン
ジスタと、この第1のトランジスタを外部出力端子に接
続するためのパッド領域と、前記基板の端部と前記第1
のトランジスタとの間に配置されて前記出力回路を構成
しかつ前記基板と反対の導電型を持つウェル領域上に形
成される前記第1のトランジスタとは極性の異なる第2
のトランジスタを、前記パッド領域に対し、前記第1の
トランジスタの反対側に配置した事を特徴とする半導体
集積回路装置。 - (2)前記第1のトランジスタを有した前記出力回路に
隣接し、第1の回路を構成する前記第1のトランジスタ
と同一極性の第3のトランジスタ及び前記第1のトラン
ジスタとは極性の異なる第4のトランジスタを設け、前
記第3のトランジスタを前記第4のトランジスタと前記
第1のトランジスタとの間に配置した事を特徴とする請
求項(1)に記載の半導体集積回路装置。 - (3)高電圧が供給される第5のトランジスタと、これ
に隣接して第2の回路を構成する前記第5のトランジス
タと同一極性の第6のトランジスタ及び前記第5のトラ
ンジスタとは極性の異なる第7のトランジスタを設け、
前記第6のトランジスタを、前記第5のトランジスタと
前記第7のトランジスタとの間に配置した事を特徴とす
る請求項(1)に記載の半導体集積回路装置。 - (4)信号入力端と、この入力端に接続され前記基板上
に設けられる前記基板とは反対の導電型を持つ半導体領
域を有する入力保護回路と、これに隣接して第3の回路
を構成する前記半導体領域と同一極性の第9のトランジ
スタ及び前記半導体領域とは極性の異なる第10のトラ
ンジスタを設け、前記第9のトランジスタを、前記第1
0のトランジスタと前記入力保護回路との間に配置した
事を特徴とする請求項(1)に記載の半導体集積回路装
置。 - (5)半導体記憶回路を構成する第11のトランジスタ
と、これに隣接し、少なくとも前記第11のトランジス
タと同一極性の第12のトランジスタ及び前記第11の
トランジスタとは極性の異なる第13のトランジスタか
らなり、前記第12のトランジスタを、前記第11のト
ランジスタと前記第13のトランジスタとの間に配置し
たデコーダ回路を設けた事を特徴とする請求項(1)に
記載の半導体集積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63291967A JPH0770688B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | 半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63291967A JPH0770688B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | 半導体集積回路装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02137361A true JPH02137361A (ja) | 1990-05-25 |
JPH0770688B2 JPH0770688B2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=17775784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63291967A Expired - Lifetime JPH0770688B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | 半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0770688B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006134955A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Denso Corp | 半導体集積回路の設計方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6273656A (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-04 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JPS63273349A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-10 | Nec Corp | Cmos型半導体装置 |
-
1988
- 1988-11-18 JP JP63291967A patent/JPH0770688B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6273656A (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-04 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JPS63273349A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-10 | Nec Corp | Cmos型半導体装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006134955A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Denso Corp | 半導体集積回路の設計方法 |
JP4617832B2 (ja) * | 2004-11-02 | 2011-01-26 | 株式会社デンソー | 半導体集積回路の設計方法 |
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JPH0770688B2 (ja) | 1995-07-31 |
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