JPH02131112A - ガス濃縮装置 - Google Patents
ガス濃縮装置Info
- Publication number
- JPH02131112A JPH02131112A JP63286457A JP28645788A JPH02131112A JP H02131112 A JPH02131112 A JP H02131112A JP 63286457 A JP63286457 A JP 63286457A JP 28645788 A JP28645788 A JP 28645788A JP H02131112 A JPH02131112 A JP H02131112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- module
- gas
- space
- selectively permeable
- oxygen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、たとえば酸素選択透過膜のように混合気体
から少なくとも一種類の気体を選択的に透過させること
ができる選択透過膜を用いて、この選択透過膜に対して
透過速度が比較的小さいガス(たとえば酸素選択透過膜
に対する窒素)を濃縮するガス濃縮装置に関するもので
ある。
から少なくとも一種類の気体を選択的に透過させること
ができる選択透過膜を用いて、この選択透過膜に対して
透過速度が比較的小さいガス(たとえば酸素選択透過膜
に対する窒素)を濃縮するガス濃縮装置に関するもので
ある。
なお、本件明細書中、用語「透過ガス」は「上記選択透
過膜を透過しやすい(すなわち透過速度が比較的大きい
)気体」を意味し、また、用語「非透過ガス」は「上記
選択透過膜を透過しにくい(すなわち透過速度の比較的
小さい)気体」との意味に用いられる。
過膜を透過しやすい(すなわち透過速度が比較的大きい
)気体」を意味し、また、用語「非透過ガス」は「上記
選択透過膜を透過しにくい(すなわち透過速度の比較的
小さい)気体」との意味に用いられる。
従来より、窒素よりも酸素の方が透過速度が大きい酸素
選択透過膜を用い、この酸素選択透過膜を挟んで圧力差
を生じさせて、膜の一方側に酸素濃縮空気を得、他方側
に窒素濃縮空気を得るようにしたガス濃縮装置が用いら
れている。上述のようにして得られた窒素濃縮空気はた
とえば、化学反応系における酸化防止、生鮮食品の鮮度
維持などに広く利用される。
選択透過膜を用い、この酸素選択透過膜を挟んで圧力差
を生じさせて、膜の一方側に酸素濃縮空気を得、他方側
に窒素濃縮空気を得るようにしたガス濃縮装置が用いら
れている。上述のようにして得られた窒素濃縮空気はた
とえば、化学反応系における酸化防止、生鮮食品の鮮度
維持などに広く利用される。
酸素選択透過膜を用いて、この酸素選択透過膜に対する
非透過ガスである窒素を濃縮して窒素濃縮空気を得るよ
うにした典型的な先行技術は、第6図に示されている。
非透過ガスである窒素を濃縮して窒素濃縮空気を得るよ
うにした典型的な先行技術は、第6図に示されている。
酸素選択透過膜1を収容してモジュール化した酸素選択
透過膜モジュール(以下「モジュール」という。)2内
の、酸素選択透過膜1で仕切られた一方側の空間1a(
以下「一次側空間1a」という。)には、コンプレッサ
3によって空気導入管6を介して外部からの空気が加圧
供給される。前記酸素選択透過膜1で仕切られた他方側
の空間1b(以下「二次側空間lb、という。)は、排
出口゛4から真空ポンプ8で減圧されており、これによ
って二次側空間1bには酸素選択透過膜1を透過し酸素
濃度が高められた酸素濃縮空気が導出され、この酸素濃
縮空気が前記真空ポンプ8によって排出口10から排出
される。
透過膜モジュール(以下「モジュール」という。)2内
の、酸素選択透過膜1で仕切られた一方側の空間1a(
以下「一次側空間1a」という。)には、コンプレッサ
3によって空気導入管6を介して外部からの空気が加圧
供給される。前記酸素選択透過膜1で仕切られた他方側
の空間1b(以下「二次側空間lb、という。)は、排
出口゛4から真空ポンプ8で減圧されており、これによ
って二次側空間1bには酸素選択透過膜1を透過し酸素
濃度が高められた酸素濃縮空気が導出され、この酸素濃
縮空気が前記真空ポンプ8によって排出口10から排出
される。
前記モジュール2内の一次側空間1aに残留した空気(
窒素濃度の高い窒素濃縮空気)は、導出管5から弁9を
経て使用のために供給される。7は弁であり、その開度
の調整によって二次側空間1bの圧力の調整が可能であ
る。また前記弁9の調整によっては、一次側空間1aの
圧力が変化される。
窒素濃度の高い窒素濃縮空気)は、導出管5から弁9を
経て使用のために供給される。7は弁であり、その開度
の調整によって二次側空間1bの圧力の調整が可能であ
る。また前記弁9の調整によっては、一次側空間1aの
圧力が変化される。
モジュール2おいて、酸素選択透過膜1によって一次側
空間1aの空気から透過ガスである酸素が取り出される
結果、酸素選択透過膜1の両側における酸素濃度は、第
6図の上方側から下方側に向かうに従って漸次減少する
。すなわち、一次側空間1aにおいて、窒素濃度は空気
の入口から出口向かって増大する。したがってこの先行
技術では、導出管5に一次側空間la内の窒素濃度が平
均化された窒素濃縮空気が導出され、このため窒素濃縮
空気の収率が悪いという問題があった。
空間1aの空気から透過ガスである酸素が取り出される
結果、酸素選択透過膜1の両側における酸素濃度は、第
6図の上方側から下方側に向かうに従って漸次減少する
。すなわち、一次側空間1aにおいて、窒素濃度は空気
の入口から出口向かって増大する。したがってこの先行
技術では、導出管5に一次側空間la内の窒素濃度が平
均化された窒素濃縮空気が導出され、このため窒素濃縮
空気の収率が悪いという問題があった。
上述の先行技術を改良した他の先行技術は第7図に示さ
れている。この先行技術では、同一特性の酸素選択透過
膜11.12をそれぞれ有する第1および第2のモジュ
ール13.14が、各一次側空間11a、12aを連結
した連結管15によって直列に結合され、第2のモジュ
ール14の二次側空間12bの空気が真空ポンプ16に
よって弁17を介して管18から外部空気を導入する管
19に帰還され、この帰還された空気と前記外部空気と
の混合空気がコンプレッサ20によって導入口21から
第1のモジュール13の一次側空間11aに供給されて
いる。
れている。この先行技術では、同一特性の酸素選択透過
膜11.12をそれぞれ有する第1および第2のモジュ
ール13.14が、各一次側空間11a、12aを連結
した連結管15によって直列に結合され、第2のモジュ
ール14の二次側空間12bの空気が真空ポンプ16に
よって弁17を介して管18から外部空気を導入する管
19に帰還され、この帰還された空気と前記外部空気と
の混合空気がコンプレッサ20によって導入口21から
第1のモジュール13の一次側空間11aに供給されて
いる。
また第1のモジュール13の二次側空間11bの空気は
排出口22から、真空ポンプ23によって弁24を経て
排出される。さらに第2のモジュール14の一次側空間
11a 12 aの空気は導出管25から弁26を経て
使用のために供給される。
排出口22から、真空ポンプ23によって弁24を経て
排出される。さらに第2のモジュール14の一次側空間
11a 12 aの空気は導出管25から弁26を経て
使用のために供給される。
第1のモジュール13の一次側空間11 a 、二次側
空間11b、第2のモジュール14の一次側空間12a
、および二次側空間12bにおける圧力は、弁24,2
6.17などによって調整される。
空間11b、第2のモジュール14の一次側空間12a
、および二次側空間12bにおける圧力は、弁24,2
6.17などによって調整される。
第1のモジュール13において、一次側空間11aと二
次側空間11bとの間の圧力差および圧力比は、弁24
の開度の調整および酸素選択透過膜11の膜面積などに
よって、モジュール13の入口から出口に至る全領域に
おいて酸素選択透過膜11の二次側空間11b側の空気
の酸素濃度が管19からの外部空気よりも高くなるよう
に設定されている。一方第2のモジュール14には、連
結管15から、第1のモジュール13の一次側空間11
aからの窒素濃縮空気が供給されるが、この第2のモジ
ュール14においては、弁17.26および酸素選択透
過膜12の膜面積によって、その一次側空間12aと二
次側空間12bとの間の圧力差および圧力比が、モジュ
ール14の入口から出口に至る全領域において酸素選択
透過膜12の二次側空間12bの空気の酸素濃度が管1
9からの外部空気のそれよりも低くなるように設定され
ている。
次側空間11bとの間の圧力差および圧力比は、弁24
の開度の調整および酸素選択透過膜11の膜面積などに
よって、モジュール13の入口から出口に至る全領域に
おいて酸素選択透過膜11の二次側空間11b側の空気
の酸素濃度が管19からの外部空気よりも高くなるよう
に設定されている。一方第2のモジュール14には、連
結管15から、第1のモジュール13の一次側空間11
aからの窒素濃縮空気が供給されるが、この第2のモジ
ュール14においては、弁17.26および酸素選択透
過膜12の膜面積によって、その一次側空間12aと二
次側空間12bとの間の圧力差および圧力比が、モジュ
ール14の入口から出口に至る全領域において酸素選択
透過膜12の二次側空間12bの空気の酸素濃度が管1
9からの外部空気のそれよりも低くなるように設定され
ている。
このような構成によれば、第1のモジュール13の一次
側空間11aには、外部空気とこの外部空気よりも酸素
濃度の低い空気との混合空気が供給され、かつこの第1
のモジュール11の一次側空間11aでは入口から出口
に至る全領域でその窒素濃度が外部空気の窒素濃度より
も高くなり、このようにして窒素濃縮空気の収率が向上
される。
側空間11aには、外部空気とこの外部空気よりも酸素
濃度の低い空気との混合空気が供給され、かつこの第1
のモジュール11の一次側空間11aでは入口から出口
に至る全領域でその窒素濃度が外部空気の窒素濃度より
も高くなり、このようにして窒素濃縮空気の収率が向上
される。
酸素選択透過膜では、一般に、酸素の透過速度(cc/
scrnHgcイ)が大きければ、窒素選択係数[窒素
の透過速度(cc/scmHgcIa) /酸素の透過
速度(cc/scmHgcdl)コが低く、透過速度が
小さければ前記窒素選択係数が高いという特性がある。
scrnHgcイ)が大きければ、窒素選択係数[窒素
の透過速度(cc/scmHgcIa) /酸素の透過
速度(cc/scmHgcdl)コが低く、透過速度が
小さければ前記窒素選択係数が高いという特性がある。
上述の先行技術では、モジュール13.14で同一特性
を有する酸素選択透過膜11.12を用いているので、
各モジュール13.14における一次側空間11a、1
2aと二次側空間11b、12bとの各圧力差および圧
力比を個別的に制御して、二次側空間11b、12bで
それぞれ所望の酸素濃度が得られるように上記透過速度
を設定するようにしている。
を有する酸素選択透過膜11.12を用いているので、
各モジュール13.14における一次側空間11a、1
2aと二次側空間11b、12bとの各圧力差および圧
力比を個別的に制御して、二次側空間11b、12bで
それぞれ所望の酸素濃度が得られるように上記透過速度
を設定するようにしている。
しかしながら、第1および第2のモジュール13゜14
における前記圧力差および圧力比をそれぞれ異ならせて
設定し、かつ二次側空間11b、12bからの異なる酸
素濃度を有する空気が混合されないようにするために、
第1のモジュール13の二次側空間11bからの比較的
酸素濃度の高い空気を排出し、また第2のモジュール1
4の二次側空間12bからの比較的酸素濃度の低い空気
を帰還させるために、各別に真空ポンプ23.16を設
けているため、構成が複雑であるとともに、窒素濃縮空
気の回収量が少なく、また回収率もさほど改善されない
という問題があった。
における前記圧力差および圧力比をそれぞれ異ならせて
設定し、かつ二次側空間11b、12bからの異なる酸
素濃度を有する空気が混合されないようにするために、
第1のモジュール13の二次側空間11bからの比較的
酸素濃度の高い空気を排出し、また第2のモジュール1
4の二次側空間12bからの比較的酸素濃度の低い空気
を帰還させるために、各別に真空ポンプ23.16を設
けているため、構成が複雑であるとともに、窒素濃縮空
気の回収量が少なく、また回収率もさほど改善されない
という問題があった。
この発明の目的は、簡単な構成で、濃縮ガスの回収量お
よび回収率が向上されるようにしたガス濃縮装置を提供
することである。
よび回収率が向上されるようにしたガス濃縮装置を提供
することである。
この発明のガス濃縮装置は、第1の選択透過膜で内部空
間が一次側空間と二次側空間とに仕切られた第1のモジ
ュールと、 第2の選択透過膜で内部空間が一次側空間と二次側空間
とに仕切られ、その一次側空間に前記第1のモジュール
の一次側空間からのガスが供給される第2のモジュール
と、 前記第1および第2のモジュールの各二次側空間を共通
に減圧する減圧手段とを備え、前記第2の選択透過膜に
おける透過ガスの透過速度を前記第1の選択透過膜にお
ける透過ガスの透過速度よりも小さくし、かつ前記第2
の選択透過膜の非透過ガス選択係数(非透過ガスの透過
速度/透過ガスの透過速度)を前記第1の選択透過膜の
非透過ガス選択係数よりも高くしたものである。
間が一次側空間と二次側空間とに仕切られた第1のモジ
ュールと、 第2の選択透過膜で内部空間が一次側空間と二次側空間
とに仕切られ、その一次側空間に前記第1のモジュール
の一次側空間からのガスが供給される第2のモジュール
と、 前記第1および第2のモジュールの各二次側空間を共通
に減圧する減圧手段とを備え、前記第2の選択透過膜に
おける透過ガスの透過速度を前記第1の選択透過膜にお
ける透過ガスの透過速度よりも小さくし、かつ前記第2
の選択透過膜の非透過ガス選択係数(非透過ガスの透過
速度/透過ガスの透過速度)を前記第1の選択透過膜の
非透過ガス選択係数よりも高くしたものである。
この発明の構成によれば、第1のモジュールにおいて第
1の選択透過膜で仕切られた一次側空間には非透過ガス
の濃度を高めた濃縮ガスが得られ、この濃縮ガスが第2
のモジュールの第2の選択透過膜で仕切られた一次側空
間に供給される。したがって第2のモジュールの前記一
次側空間には比較的非透過ガス濃度の高いガスが与えら
れるが、この第2のモジュールの前記第2“の選択透過
膜は、その透過ガスの透過速度が第1のモジュールの第
1の選択透過膜の透過ガスの透過速度よりも小さく、ま
た非透過ガス選択係数が第1のモジュールのそれよりも
高く選ばれているので、第1および第2のモジュールの
選択透過膜で仕切られた各二次側空間を減圧手段で共通
に減圧して、この第1および第2のモジュールにおける
各一次側空間と二次側空間との間の圧力差および圧力比
を等しく設定しても、第1のモジュールからの濃縮ガス
の非透過ガスの濃度を第2のモジュールでさらに高める
ための最適条件を設定することができる。
1の選択透過膜で仕切られた一次側空間には非透過ガス
の濃度を高めた濃縮ガスが得られ、この濃縮ガスが第2
のモジュールの第2の選択透過膜で仕切られた一次側空
間に供給される。したがって第2のモジュールの前記一
次側空間には比較的非透過ガス濃度の高いガスが与えら
れるが、この第2のモジュールの前記第2“の選択透過
膜は、その透過ガスの透過速度が第1のモジュールの第
1の選択透過膜の透過ガスの透過速度よりも小さく、ま
た非透過ガス選択係数が第1のモジュールのそれよりも
高く選ばれているので、第1および第2のモジュールの
選択透過膜で仕切られた各二次側空間を減圧手段で共通
に減圧して、この第1および第2のモジュールにおける
各一次側空間と二次側空間との間の圧力差および圧力比
を等しく設定しても、第1のモジュールからの濃縮ガス
の非透過ガスの濃度を第2のモジュールでさらに高める
ための最適条件を設定することができる。
しかも従来のように透過ガスを帰還したりなどすること
なく高濃度の濃縮ガスが得られるので、この濃縮ガスの
流量を増大して、回収量および回収率を格段に向上する
ことができる。
なく高濃度の濃縮ガスが得られるので、この濃縮ガスの
流量を増大して、回収量および回収率を格段に向上する
ことができる。
〔実施例1〕
第1図はこの発明の一実施例のガス濃縮装置の基本的な
構成を示す概念図である。このガス濃縮装置は、酸素を
選択的に透過させることができる第1.第2の酸素選択
透過膜31.32をそれぞれ有し、この第1.第2の酸
素選択透過膜31゜32で仕切られた各一方便の空間3
1a、32a(以下「一次側空間31a、32a」など
という。)が連結管38で結合された第1および第2の
酸素選択透過膜モジュール(以下「モジュール」という
。)33A、33Bと、この第1および第2のモジュー
ル33A、33Bの前記第1.第2の酸素選択透過膜3
1.32によって仕切られた各他方側の空間31b(以
下「二次側空間31b」という。)、32b (以下「
二次側空間31b」という。)を共通に減圧する減圧手
段34とを備え、管35に非透過ガスである窒素の濃度
を高めた窒素濃縮空気を得るものである。前記第1のモ
ジュール33Aの一次側空間31aには、管36を介す
る外部の空気が、コンプレッサ37によってその導入口
38から加圧供給される。
構成を示す概念図である。このガス濃縮装置は、酸素を
選択的に透過させることができる第1.第2の酸素選択
透過膜31.32をそれぞれ有し、この第1.第2の酸
素選択透過膜31゜32で仕切られた各一方便の空間3
1a、32a(以下「一次側空間31a、32a」など
という。)が連結管38で結合された第1および第2の
酸素選択透過膜モジュール(以下「モジュール」という
。)33A、33Bと、この第1および第2のモジュー
ル33A、33Bの前記第1.第2の酸素選択透過膜3
1.32によって仕切られた各他方側の空間31b(以
下「二次側空間31b」という。)、32b (以下「
二次側空間31b」という。)を共通に減圧する減圧手
段34とを備え、管35に非透過ガスである窒素の濃度
を高めた窒素濃縮空気を得るものである。前記第1のモ
ジュール33Aの一次側空間31aには、管36を介す
る外部の空気が、コンプレッサ37によってその導入口
38から加圧供給される。
この第1のモジュール33Aの一次側空間31a内の空
気は、前記連結管38によって前記第2のモジュール3
3Bの一次側空間32aに供給されている。この一次側
空間32a内に後述するようにして窒素濃縮空気が得ら
れこの窒素濃縮空気が導出口39から弁40を経て、管
35を介して使用のために供給される。
気は、前記連結管38によって前記第2のモジュール3
3Bの一次側空間32aに供給されている。この一次側
空間32a内に後述するようにして窒素濃縮空気が得ら
れこの窒素濃縮空気が導出口39から弁40を経て、管
35を介して使用のために供給される。
減圧手段34は、第1および第2のモジュール33A、
33Bの各二次側空間31b、32bに接続した管41
と、この管41を介して前記各二次側空間31b、32
bを共通に減圧して排出管42から排気する減圧ポンプ
43と、管41と減圧ポンプ43との間に設けた弁44
とを備える。
33Bの各二次側空間31b、32bに接続した管41
と、この管41を介して前記各二次側空間31b、32
bを共通に減圧して排出管42から排気する減圧ポンプ
43と、管41と減圧ポンプ43との間に設けた弁44
とを備える。
前記第1および第2のモジュール33A、33Bにおい
て、第2のモジュール33Bが有する第2の酸素選択透
過膜32の酸素透過速度は第1のモジュール33Aが有
する第1の酸素選択透過膜32の酸素透過速度よりも小
さく、また第2の酸素選択透過膜32の窒素選択係数α
は第1の酸素選択透過膜31の窒素選択係数αよりも大
きく設定されている。ただし、前記窒素選択係数αは次
式で定義される。
て、第2のモジュール33Bが有する第2の酸素選択透
過膜32の酸素透過速度は第1のモジュール33Aが有
する第1の酸素選択透過膜32の酸素透過速度よりも小
さく、また第2の酸素選択透過膜32の窒素選択係数α
は第1の酸素選択透過膜31の窒素選択係数αよりも大
きく設定されている。ただし、前記窒素選択係数αは次
式で定義される。
(窒素の透過速度)
このような第1.第2の酸素選択透過膜31.32とし
てこの実施例では、先ず第1の酸素選択透過膜31には
、ジュラガードZ400 (商品名:ポリプラスチック
株式会社製)の多孔質支持膜上にポリジメチルシロキサ
ン2層を水面展開法で形成させたものを用いる。この酸
素選択透過膜31の特性は第1表に示されている。ただ
しこの第1表において、「圧力」は、酸素選択透過膜3
1の一方表面側を大気圧(760mmHg)とした場合
の他方表面側の圧力を示している。
てこの実施例では、先ず第1の酸素選択透過膜31には
、ジュラガードZ400 (商品名:ポリプラスチック
株式会社製)の多孔質支持膜上にポリジメチルシロキサ
ン2層を水面展開法で形成させたものを用いる。この酸
素選択透過膜31の特性は第1表に示されている。ただ
しこの第1表において、「圧力」は、酸素選択透過膜3
1の一方表面側を大気圧(760mmHg)とした場合
の他方表面側の圧力を示している。
第1表
次に第2の酸素選択透過膜32として、ポリエーテルス
ルホン多孔質支持膜にポリ4メチルペンテン−1を1層
とポリジメチルシロキサン2層とを水面展開法で形成さ
せたものを用いる。この第2の酸素選択透過膜32の特
性は第2表に示されている。
ルホン多孔質支持膜にポリ4メチルペンテン−1を1層
とポリジメチルシロキサン2層とを水面展開法で形成さ
せたものを用いる。この第2の酸素選択透過膜32の特
性は第2表に示されている。
第2表
第2図には上述のような第1、第2の酸素選択透過膜3
1.32を用いたこの実施例のガス濃縮装置において、
管35から得られる窒素濃縮空気の窒素濃度と窒素濃縮
空気の流量との関係の測定結果が曲kIAfilで示さ
れている。この測定は弁40の調整により第1および第
2のモジュール33A。
1.32を用いたこの実施例のガス濃縮装置において、
管35から得られる窒素濃縮空気の窒素濃度と窒素濃縮
空気の流量との関係の測定結果が曲kIAfilで示さ
れている。この測定は弁40の調整により第1および第
2のモジュール33A。
33Bの各一次側空間31a、32aの圧力を760m
mHgとし、また減圧ポンプ42および弁41の調整に
より各二次側空間31b、32bの圧力を一536in
IIHgとした場合の測定結果である。
mHgとし、また減圧ポンプ42および弁41の調整に
より各二次側空間31b、32bの圧力を一536in
IIHgとした場合の測定結果である。
第2図にはまた、上述の第1.第2の酸素選択透過膜3
1.32を第6図に示された構成の酸素選択透過膜1と
してそれぞれ用いた場合の測定結果がそれぞれ曲線f2
.ff3で示されている。この場合においてモジュール
2の一次側空間1aの圧力は大気圧(760mm1g)
とし、二次側空間1bの圧力は一536mmHgとした
。
1.32を第6図に示された構成の酸素選択透過膜1と
してそれぞれ用いた場合の測定結果がそれぞれ曲線f2
.ff3で示されている。この場合においてモジュール
2の一次側空間1aの圧力は大気圧(760mm1g)
とし、二次側空間1bの圧力は一536mmHgとした
。
この第2図における曲線I!、2と曲線jI!3とから
、窒素濃度が高い場合には上記第1の酸素選択透過膜3
1を使用した方が有利であり、低い場合には上記第2の
酸素選択透過膜32を使用した方が有利であることが理
解される。第1図に示されたこの実施例のガス濃縮装置
では前記第1.第2の酸素選択透過膜31.32の前述
のような使用態様を実現して、第2図に曲線乏1で示さ
れるような良好な特性を得ている。
、窒素濃度が高い場合には上記第1の酸素選択透過膜3
1を使用した方が有利であり、低い場合には上記第2の
酸素選択透過膜32を使用した方が有利であることが理
解される。第1図に示されたこの実施例のガス濃縮装置
では前記第1.第2の酸素選択透過膜31.32の前述
のような使用態様を実現して、第2図に曲線乏1で示さ
れるような良好な特性を得ている。
〔実施例2〕
この発明の他の実施例では、第1図に示された構成にお
いて、第1の酸素選択透過膜31として、ポリエーテル
スルホン多孔質支持膜にポリ4メチルペンテン−1とポ
リジメチルシロキサンとを1=1に混合した混合物N1
層とポリジメチルシロキサン1層とを水面展開法で形成
させたものを用いる。この第1の酸素選択透過膜31の
特性は第3表に示されている。
いて、第1の酸素選択透過膜31として、ポリエーテル
スルホン多孔質支持膜にポリ4メチルペンテン−1とポ
リジメチルシロキサンとを1=1に混合した混合物N1
層とポリジメチルシロキサン1層とを水面展開法で形成
させたものを用いる。この第1の酸素選択透過膜31の
特性は第3表に示されている。
第3表
また第2の酸素選択透過膜32として、ポリエーテルス
ルホン多孔質支持膜にポリ4メチルペンテン−1とポリ
ジメチルシロキサンとを1:1に混合した混合物層を1
層、ポリジメチルシロキサンを1層、およびポリ4メチ
ルペンテン−1を1層、水面展開法で形成させたものを
用いる。この第2の酸素選択透過膜32の特性は第4表
に示されている。
ルホン多孔質支持膜にポリ4メチルペンテン−1とポリ
ジメチルシロキサンとを1:1に混合した混合物層を1
層、ポリジメチルシロキサンを1層、およびポリ4メチ
ルペンテン−1を1層、水面展開法で形成させたものを
用いる。この第2の酸素選択透過膜32の特性は第4表
に示されている。
(以下余白)
第4表
第3図には上述のような第1.第2の酸素選択透過膜3
1.32を用いたこの実施例のガス濃縮装置において管
35から得られる窒素濃縮空気の窒素濃度と窒素濃縮空
気の流量との関係の測定結果が曲線14で示されている
。この測定は弁40の調整により第1および第2のモジ
ュール33A。
1.32を用いたこの実施例のガス濃縮装置において管
35から得られる窒素濃縮空気の窒素濃度と窒素濃縮空
気の流量との関係の測定結果が曲線14で示されている
。この測定は弁40の調整により第1および第2のモジ
ュール33A。
33Bの各一次側空間31a、32aの圧力を2083
mmHgとし、また減圧ポンプ42および弁41の調整
により各二次側空間31b、32bの圧力を−550m
mHgとした場合の測定結果である。
mmHgとし、また減圧ポンプ42および弁41の調整
により各二次側空間31b、32bの圧力を−550m
mHgとした場合の測定結果である。
第3図にはまた、上述の第1.第2の酸素選択透過膜3
1.32を第6図に示された構成の酸素選択透過膜1と
してそれぞれ用いた場合の測定結果がそれぞれ曲線jl
!5. ff16で示されている。この場合において
モジュール2の一次側空間1aの圧力は2083 mm
Hgとし、二次側空間1bの圧力は一550mmHgと
した。
1.32を第6図に示された構成の酸素選択透過膜1と
してそれぞれ用いた場合の測定結果がそれぞれ曲線jl
!5. ff16で示されている。この場合において
モジュール2の一次側空間1aの圧力は2083 mm
Hgとし、二次側空間1bの圧力は一550mmHgと
した。
この第3図における曲線15と曲線t6とから、前述の
第1実施例の場合と同様に、窒素濃度が高い場合には上
記第1の酸素選択透過膜31を使用した方が有利であり
、低い場合には上記第2の酸素選択透過膜32を使用し
た方が有利であることが理解される。第1図に示された
構成を有するこの実施例のガス濃縮装置では前記第1お
よび第2の酸素選択透過膜31.32の前述のような使
用態様を実現して、第3図に曲線14で示されるような
良好な特性を得ている。
第1実施例の場合と同様に、窒素濃度が高い場合には上
記第1の酸素選択透過膜31を使用した方が有利であり
、低い場合には上記第2の酸素選択透過膜32を使用し
た方が有利であることが理解される。第1図に示された
構成を有するこの実施例のガス濃縮装置では前記第1お
よび第2の酸素選択透過膜31.32の前述のような使
用態様を実現して、第3図に曲線14で示されるような
良好な特性を得ている。
〔実施例3〕
この発明のさらに他の実施例では外径2000μm。
内径1650μm、厚さ175pmのポリスルホンの中
空糸多孔質支持体の外面にポリジメチルシロキサンをコ
ーティングした複合中空系膜を円柱状に並列配置した膜
面積50Mの中空糸型の酸素選択透過膜モジュールが第
1のモジュールとして用いられる。また第2のモジュー
ルとして外径2000μm内径1650μm、厚さ17
5μmのポリスルホンの中空糸多孔質支持体の外面に4
メチルペンテン−1をコーティングした複合中空糸膜を
円柱状に並列配置した膜面積50ボの中空糸型の酸素選
択透過膜モジュールが用いられる。この第1および第2
のモジュールの各一次側空間は相互に連結されており、
前記第1のモジュールの一次側空間に外部の空気が供給
され、第1および第2のモジュールの各二次側空間は減
圧ポンプなどで共通に減圧されている。そして第2のモ
ジュールの一次側空間から使用のための窒素濃縮空気を
取り出すようにしている。すなわちこの実施例のガス濃
縮装置は、上述のような第1および第2のモジュールを
用いて第1図に示された構成に匹敵する構成(第1図型
)を実現したものである。
空糸多孔質支持体の外面にポリジメチルシロキサンをコ
ーティングした複合中空系膜を円柱状に並列配置した膜
面積50Mの中空糸型の酸素選択透過膜モジュールが第
1のモジュールとして用いられる。また第2のモジュー
ルとして外径2000μm内径1650μm、厚さ17
5μmのポリスルホンの中空糸多孔質支持体の外面に4
メチルペンテン−1をコーティングした複合中空糸膜を
円柱状に並列配置した膜面積50ボの中空糸型の酸素選
択透過膜モジュールが用いられる。この第1および第2
のモジュールの各一次側空間は相互に連結されており、
前記第1のモジュールの一次側空間に外部の空気が供給
され、第1および第2のモジュールの各二次側空間は減
圧ポンプなどで共通に減圧されている。そして第2のモ
ジュールの一次側空間から使用のための窒素濃縮空気を
取り出すようにしている。すなわちこの実施例のガス濃
縮装置は、上述のような第1および第2のモジュールを
用いて第1図に示された構成に匹敵する構成(第1図型
)を実現したものである。
第5表には、この実施例のガス濃縮装置の緒特性ととも
に、上述のような第1および第2のモジュールを用い第
6図に示されたガス濃縮装置(第6図型)と、第7図に
示されたガス濃縮装置(第7図型)とをそれぞれ構成し
た場合の緒特性が同時に示されている。
に、上述のような第1および第2のモジュールを用い第
6図に示されたガス濃縮装置(第6図型)と、第7図に
示されたガス濃縮装置(第7図型)とをそれぞれ構成し
た場合の緒特性が同時に示されている。
第5表
この第5表から明らかなように、膜面積、一次側空間の
圧力、および二次側空間の圧力を同一条件に設定した場
合、97%の窒素濃度が得られるときの窒素濃縮空気の
回収量は、第6図型および第7図型ではそれぞれ120
,130 (ボ/)I)であるのに対し、この実施例で
ある第1図型では150 <rrr/H)となり、また
回収率も極めて向上されることが判る。
圧力、および二次側空間の圧力を同一条件に設定した場
合、97%の窒素濃度が得られるときの窒素濃縮空気の
回収量は、第6図型および第7図型ではそれぞれ120
,130 (ボ/)I)であるのに対し、この実施例で
ある第1図型では150 <rrr/H)となり、また
回収率も極めて向上されることが判る。
〔実施例4〕
この発明のさらに他の実施例の基本的な構成は第4図に
示されている。この実施例のガス濃縮装置は、それぞれ
酸素選択透過膜51,52,53゜54を有する4つの
モジュール55A、55B。
示されている。この実施例のガス濃縮装置は、それぞれ
酸素選択透過膜51,52,53゜54を有する4つの
モジュール55A、55B。
55C,55Dを備えている。外部からの空気は、モジ
ュール55Aの一次側空間51aにコンプレッサ56に
よって供給される。前記一次側空間51aとモジュール
55Bの一次側空間52aとの間この一次側空間52a
とモジュール55Cの一次側空間53aとの間、および
この一次側空間53aとモジュール55Dの一次側空間
54aとの間は、それぞれ連結管57で連結されている
。またモジュール55A、55B、55C,55Dの各
二次側空間51b、52b、53b、54bは、管58
を介して減圧ポンプ59によって減圧されて排気されて
いる。管58には弁60が設けられており、これによっ
て前記二次側空間51b、52b、53b。
ュール55Aの一次側空間51aにコンプレッサ56に
よって供給される。前記一次側空間51aとモジュール
55Bの一次側空間52aとの間この一次側空間52a
とモジュール55Cの一次側空間53aとの間、および
この一次側空間53aとモジュール55Dの一次側空間
54aとの間は、それぞれ連結管57で連結されている
。またモジュール55A、55B、55C,55Dの各
二次側空間51b、52b、53b、54bは、管58
を介して減圧ポンプ59によって減圧されて排気されて
いる。管58には弁60が設けられており、これによっ
て前記二次側空間51b、52b、53b。
54bの圧力の調整が可能である。
窒素濃縮空気は、モジュール55Dの一次側空間54a
に設けた導出口61から弁62を経て取り出され、管6
3から使用のために供給される。
に設けた導出口61から弁62を経て取り出され、管6
3から使用のために供給される。
前記弁62の開度の調整によって前記一次側空間51a
、52a、53a、54aの圧力が調整される。
、52a、53a、54aの圧力が調整される。
前記酸素選択透過膜51,52,53.54において、
各窒素選択係数は順に大きくなり、かつ各酸素透過速度
は順に小さくなるように設定されいてる。このような各
酸素選択透過膜の特性は、第5図においてそれぞれ曲線
!!、8,19.ff1lo。
各窒素選択係数は順に大きくなり、かつ各酸素透過速度
は順に小さくなるように設定されいてる。このような各
酸素選択透過膜の特性は、第5図においてそれぞれ曲線
!!、8,19.ff1lo。
I!11に示されている。コノ多曲IIaj2B、19
゜110.41!11は前記酸素選択透過膜51,52
゜53.54を第6図に示された従来の構成に適用した
場合の(窒素濃縮空気流量)対(窒素濃度)特性の測定
結果を示している。また第4図図示のこの実施例のガス
濃縮装置における同様の特性が曲線17で示されている
。この第5図から明らかなようにこの実施例のガス濃縮
装置では窒素濃縮空気の回収量が格段に向上されている
。なおこの実施例において、成るモジュールに注目し、
このモジュールを第1のモジュールとするとき、このモ
ジュールの一次側空間からの空気がその一次側空間に供
給されるモジュールが第2のモジュールに対応する。ま
た管58および減圧ポンプ59などを含んで減圧手段が
構成されている。
゜110.41!11は前記酸素選択透過膜51,52
゜53.54を第6図に示された従来の構成に適用した
場合の(窒素濃縮空気流量)対(窒素濃度)特性の測定
結果を示している。また第4図図示のこの実施例のガス
濃縮装置における同様の特性が曲線17で示されている
。この第5図から明らかなようにこの実施例のガス濃縮
装置では窒素濃縮空気の回収量が格段に向上されている
。なおこの実施例において、成るモジュールに注目し、
このモジュールを第1のモジュールとするとき、このモ
ジュールの一次側空間からの空気がその一次側空間に供
給されるモジュールが第2のモジュールに対応する。ま
た管58および減圧ポンプ59などを含んで減圧手段が
構成されている。
前述の実施例では、選択透過膜として酸素選択透過膜を
例に採り、窒素濃度を高めて窒素濃縮空気を得る場合に
ついて説明したが、この発明は他の選択透過膜(たとえ
ばN2とN2.Co、とCHa 。
例に採り、窒素濃度を高めて窒素濃縮空気を得る場合に
ついて説明したが、この発明は他の選択透過膜(たとえ
ばN2とN2.Co、とCHa 。
H,Oと空気、およびN2とCOを分離するものなど)
を用いてこの選択透過膜に対する透過速度が比較的小さ
いガスを濃縮するガス濃縮装置に対して広〈実施するこ
とができるものである。
を用いてこの選択透過膜に対する透過速度が比較的小さ
いガスを濃縮するガス濃縮装置に対して広〈実施するこ
とができるものである。
また前述の実施例では、外部の空気を加圧して、モジュ
ールの一次側空間に供給するようにしたが、少なくとも
二次側空間を減圧する減圧手段を設けるようにすれば、
非透過ガスの濃縮を良好に行うことができる。
ールの一次側空間に供給するようにしたが、少なくとも
二次側空間を減圧する減圧手段を設けるようにすれば、
非透過ガスの濃縮を良好に行うことができる。
この発明のガス濃縮装置によれば、第1および第2のモ
ジュールで相互に特性の異なる第1.第2の選択透過膜
をそれぞれ用いることにより、この第1および第2のモ
ジュールの前記第1.第2の選択透過膜で仕切られた各
一次側空間と各二次側空間との間の圧力差および圧力比
を、前記各二次側空間を減圧手段によって共通に減圧す
るようにして共通の値に設定しているにもかかわらず、
各モジュールにおいて、前記各一次側空間における非透
過ガスの濃度に対応する最適条件を設定することができ
る。したがって、前記第1および第2のモジュールの前
記各二次側空間を減圧する手段を各別に設ける必要がな
いので、構成を簡単にすることができ、またコストの低
減にも有利である。
ジュールで相互に特性の異なる第1.第2の選択透過膜
をそれぞれ用いることにより、この第1および第2のモ
ジュールの前記第1.第2の選択透過膜で仕切られた各
一次側空間と各二次側空間との間の圧力差および圧力比
を、前記各二次側空間を減圧手段によって共通に減圧す
るようにして共通の値に設定しているにもかかわらず、
各モジュールにおいて、前記各一次側空間における非透
過ガスの濃度に対応する最適条件を設定することができ
る。したがって、前記第1および第2のモジュールの前
記各二次側空間を減圧する手段を各別に設ける必要がな
いので、構成を簡単にすることができ、またコストの低
減にも有利である。
また、従来のように透過ガスを帰還したりなどすること
なく高濃度の濃縮ガスが得られるので、この濃縮ガスの
流量を増大して、回収量および回収率を格段に向上する
ことができる。
なく高濃度の濃縮ガスが得られるので、この濃縮ガスの
流量を増大して、回収量および回収率を格段に向上する
ことができる。
第1図はこの発明の一実施例のガス濃縮装置の基本的な
構成を示す概念図、第2図は前記ガス濃縮装置の(窒素
濃縮空気流量)対(窒素濃度)特性などを示すグラフ、
第3図はこの発明の他の実施例のガス濃縮装置の(窒素
濃縮空気流量)対(窒素濃度)特性などを示すグラフ、
第4図はこの発明のさらに他の実施例のガス濃縮装置の
基本的な構成を示す概念図、第5図はその(窒素濃縮空
気流量)対(窒素濃度)特性などを示すグラフ、第6図
および第7図は従来のガス濃縮装置の基本的な構成を示
す概念図である。 31・・・第1の酸素選択透過膜、32・・・第2の酸
素選択透過膜、51,52.53.54・・・酸素選択
透過膜、33A・・・第1のモジュール、33B・・・
第2のモジュール、34・・・減圧手段、42.59減
圧ポンプ、55A、55B、55C,55D・・・モジ
ュール 31−・−第1の選訳述通暖 32−彩2の遭択逍通頑 33A−−一菓1の乏ジュー)し 33B−$2のモジュール 34−蓬圧手段 、じゴ9゜ ’!i!!、1m空気渣t (j!/m1n) −窒素
薄綿空気流量(f/min) 第 図 第 図
構成を示す概念図、第2図は前記ガス濃縮装置の(窒素
濃縮空気流量)対(窒素濃度)特性などを示すグラフ、
第3図はこの発明の他の実施例のガス濃縮装置の(窒素
濃縮空気流量)対(窒素濃度)特性などを示すグラフ、
第4図はこの発明のさらに他の実施例のガス濃縮装置の
基本的な構成を示す概念図、第5図はその(窒素濃縮空
気流量)対(窒素濃度)特性などを示すグラフ、第6図
および第7図は従来のガス濃縮装置の基本的な構成を示
す概念図である。 31・・・第1の酸素選択透過膜、32・・・第2の酸
素選択透過膜、51,52.53.54・・・酸素選択
透過膜、33A・・・第1のモジュール、33B・・・
第2のモジュール、34・・・減圧手段、42.59減
圧ポンプ、55A、55B、55C,55D・・・モジ
ュール 31−・−第1の選訳述通暖 32−彩2の遭択逍通頑 33A−−一菓1の乏ジュー)し 33B−$2のモジュール 34−蓬圧手段 、じゴ9゜ ’!i!!、1m空気渣t (j!/m1n) −窒素
薄綿空気流量(f/min) 第 図 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 第1の選択透過膜で内部空間が一次側空間と二次側空間
とに仕切られた第1のモジュールと、第2の選択透過膜
で内部空間が一次側空間と二次側空間とに仕切られ、そ
の一次側空間に前記第1のモジュールの一次側空間から
のガスが供給される第2のモジュールと、 前記第1および第2のモジュールの各二次側空間を共通
に減圧する減圧手段とを備え、 前記第2の選択透過膜における透過ガスの透過速度を前
記第1の選択透過膜における透過ガスの透過速度よりも
小さくし、かつ前記第2の選択透過膜の非透過ガス選択
係数(非透過ガスの透過速度/透過ガスの透過速度)を
前記第1の選択透過膜の非透過ガス選択係数よりも高く
したガス濃縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63286457A JPH02131112A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | ガス濃縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63286457A JPH02131112A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | ガス濃縮装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02131112A true JPH02131112A (ja) | 1990-05-18 |
Family
ID=17704636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63286457A Pending JPH02131112A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | ガス濃縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02131112A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5102432A (en) * | 1990-12-10 | 1992-04-07 | Union Carbide Industrial Gases Technology Corporation | Three-stage membrane gas separation process and system |
JPH07748A (ja) * | 1992-12-21 | 1995-01-06 | Praxair Technol Inc | 高純度膜窒素 |
US5538536A (en) * | 1994-09-12 | 1996-07-23 | L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'eploitation Des Procedes Georges Claude | Process and apparatus for separation of a gaseous mixture by successive membranes of different selectivities |
US6458190B2 (en) * | 1999-12-09 | 2002-10-01 | L'air Liquide, Societe Anonyme A Directoire Et Conseil De Surveillance Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude | Installation and process for the separation of gas by selective permeation |
JP2013052389A (ja) * | 2012-10-29 | 2013-03-21 | Aisan Industry Co Ltd | 分離膜モジュールとこれを備える蒸発燃料処理装置 |
JP2017170381A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 気体分離装置 |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP63286457A patent/JPH02131112A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5102432A (en) * | 1990-12-10 | 1992-04-07 | Union Carbide Industrial Gases Technology Corporation | Three-stage membrane gas separation process and system |
JPH07748A (ja) * | 1992-12-21 | 1995-01-06 | Praxair Technol Inc | 高純度膜窒素 |
US5538536A (en) * | 1994-09-12 | 1996-07-23 | L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'eploitation Des Procedes Georges Claude | Process and apparatus for separation of a gaseous mixture by successive membranes of different selectivities |
US6458190B2 (en) * | 1999-12-09 | 2002-10-01 | L'air Liquide, Societe Anonyme A Directoire Et Conseil De Surveillance Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude | Installation and process for the separation of gas by selective permeation |
JP2013052389A (ja) * | 2012-10-29 | 2013-03-21 | Aisan Industry Co Ltd | 分離膜モジュールとこれを備える蒸発燃料処理装置 |
JP2017170381A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 気体分離装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2872521B2 (ja) | 二段階膜分離乾燥方法及び装置 | |
CN104941394B (zh) | 气体分离系统及富化气体的制造方法 | |
JPH05221608A (ja) | 膜酸素方法及び系 | |
JP6953764B2 (ja) | バイオガス濃縮システムおよびバイオガス濃縮方法 | |
JPH02131112A (ja) | ガス濃縮装置 | |
EP1195189B1 (en) | Apparatus and method for controlling resistivity of ultra pure water | |
FI108449B (fi) | Menetelmõ lateksidispersioiden võkev÷imiseksi | |
WO2020203994A1 (ja) | ガス分離システム | |
CN106000016A (zh) | 气体分离系统及富化气体的制造方法 | |
Baker et al. | Liquid membranes for the production of oxygen-enriched air: I. Introduction and passive liquid membranes | |
EP2749346B1 (en) | Hollow fiber membrane module | |
JP2975000B2 (ja) | 人工肺用複合中空糸膜 | |
JPH04180811A (ja) | 有機蒸気含有排ガスの処理方法 | |
JPH03245812A (ja) | ガスの分離方法 | |
JP2005349268A (ja) | 多孔性膜の拡散現象を利用した物質分離精製方法 | |
JP7031214B2 (ja) | ヘリウム富化ガスの製造方法及びガス分離システム | |
JP2022113214A (ja) | 気体分離システム及び気体の製造方法 | |
JPH0330889A (ja) | 浄水器および浄水方法 | |
JPH02218415A (ja) | 窒素富化空気の製造方法 | |
WO2022118849A1 (ja) | 気体分離システム及び気体の製造方法 | |
JPS581913B2 (ja) | アルコ−ル含量を減少した醗酵飲料を製造する方法および装置 | |
JPH10277370A (ja) | スパイラル型膜モジュール | |
JPS6274433A (ja) | ガスの分離方法 | |
JPS58183904A (ja) | 有機溶媒の新規な分離濃縮方法 | |
JP3307076B2 (ja) | ポンピング膜モジュール |