JPH02129480A - 圧力調整弁 - Google Patents
圧力調整弁Info
- Publication number
- JPH02129480A JPH02129480A JP28141588A JP28141588A JPH02129480A JP H02129480 A JPH02129480 A JP H02129480A JP 28141588 A JP28141588 A JP 28141588A JP 28141588 A JP28141588 A JP 28141588A JP H02129480 A JPH02129480 A JP H02129480A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil assembly
- pressure regulating
- valve
- regulating valve
- electromagnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、圧力調整弁に係り、特に電気信号に応じて流
体の圧力を制御する電磁圧力調整弁に関する。
体の圧力を制御する電磁圧力調整弁に関する。
(従来の技術)
従来、電磁圧力調整弁の代表的なものとしては、フィー
ドバック圧力をダイヤフラム面に受けるダイヤフラムタ
イプのものと、フィードバック圧力をスプール端面に受
けるスプールタイプのものとがあるが、本発明は後者の
スプール型1を磁圧力調整弁に関する。
ドバック圧力をダイヤフラム面に受けるダイヤフラムタ
イプのものと、フィードバック圧力をスプール端面に受
けるスプールタイプのものとがあるが、本発明は後者の
スプール型1を磁圧力調整弁に関する。
かかる従来のスプール型電磁圧力調整弁は、−般に、供
給ポート、出力ポート及び排出ポートを存する弁スリー
ブ内を摺動するスプール弁に、電磁石による荷重とスプ
リング荷重と出力圧フィードバック荷重とを作用させて
、これらの荷重をバランスさせることにより、供給圧を
電磁石部への入力電気信号に対応した出力圧に調整して
出力するように構成されている(実開昭60−5250
9号公報参照)。
給ポート、出力ポート及び排出ポートを存する弁スリー
ブ内を摺動するスプール弁に、電磁石による荷重とスプ
リング荷重と出力圧フィードバック荷重とを作用させて
、これらの荷重をバランスさせることにより、供給圧を
電磁石部への入力電気信号に対応した出力圧に調整して
出力するように構成されている(実開昭60−5250
9号公報参照)。
ここで、上記圧力調整弁は、自動車の自動変速機用油圧
制御回路に組み込まれる場合においては、オイルタンク
の作動油を調圧弁部に供給して該圧力調整弁を作動させ
ている。そして、圧力調整弁の電磁石部内には、高温時
の油圧振動を防止することを目的として作動油が充填さ
れることが多く、したがって、圧力調整弁の電磁石部内
には調圧弁部の作動に使用される作動油が送られるよう
になっている。
制御回路に組み込まれる場合においては、オイルタンク
の作動油を調圧弁部に供給して該圧力調整弁を作動させ
ている。そして、圧力調整弁の電磁石部内には、高温時
の油圧振動を防止することを目的として作動油が充填さ
れることが多く、したがって、圧力調整弁の電磁石部内
には調圧弁部の作動に使用される作動油が送られるよう
になっている。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、上記従来の圧力調整弁においては、上記オイ
ルタンク内の作動油を電磁石部内に供給すると、他のバ
ルブ等において発生した鉄粉等の異物が作動油とともに
74Gm石部内に進入することがある。該異物は、電磁
石部に電気信号が供給されてプランジャが磁性を帯びる
のに伴って、プランジャに付着するが、時間の経過とと
もにこれが蓄積され、プランジャがスティックしたり、
磁気回路を短絡させることがあった。また、上記異物が
プランジャを固定する押し欅とリニア9転がりベアリン
グの間に進入した場合には、異物の噛み込みによってリ
ニア9転がりベアリングがロックされる場合もあった。
ルタンク内の作動油を電磁石部内に供給すると、他のバ
ルブ等において発生した鉄粉等の異物が作動油とともに
74Gm石部内に進入することがある。該異物は、電磁
石部に電気信号が供給されてプランジャが磁性を帯びる
のに伴って、プランジャに付着するが、時間の経過とと
もにこれが蓄積され、プランジャがスティックしたり、
磁気回路を短絡させることがあった。また、上記異物が
プランジャを固定する押し欅とリニア9転がりベアリン
グの間に進入した場合には、異物の噛み込みによってリ
ニア9転がりベアリングがロックされる場合もあった。
このため、上記異物が電磁石部内部に進入しないように
、コイル組立体とケースの間に0リング等を配設してい
た。
、コイル組立体とケースの間に0リング等を配設してい
た。
しかし、上記0リング等をコイル組立体とケースの間に
配設する場合は、0リング等を収容する空間が必要であ
り、コイル組立体及びケースの該当箇所に適宜凹部を形
成し、更にシール性を良好にするための仕上げ加工を施
す必要があった。
配設する場合は、0リング等を収容する空間が必要であ
り、コイル組立体及びケースの該当箇所に適宜凹部を形
成し、更にシール性を良好にするための仕上げ加工を施
す必要があった。
本発明は、上記従来の圧力調整弁の問題点を解決して、
簡単な構造により異物が1!磁石部内に進入しないよう
にするとともに、コイル組立体の組付性をも良好にする
ことを可能とした圧力調整弁を提供することを目的とす
る。
簡単な構造により異物が1!磁石部内に進入しないよう
にするとともに、コイル組立体の組付性をも良好にする
ことを可能とした圧力調整弁を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段)
そのために、本発明は、供給ポート(21)、出力ポー
ト(22)及び排出ポート(23)を有する弁スリーブ
(4)内を摺動するスプール弁(5)に、電磁石による
荷重とスプリング荷重と出力圧フィードバック荷重とを
作用させて、これらの荷重をバランスさせることにより
、供給圧を電磁石部(3)への入力電気信号に対応した
出力圧に調整して出力するように構成した圧力調整弁(
1)において、上記電磁石部(3)は、コア(81)の
フランジ部(54)とコイル組立体(82)の一端の間
に不織布製のリング(94)を介在させるとともに、ケ
ース(55)内周に形成した段差(201)によりコイ
ル組立体(82)の他端を押圧する構成としである。
ト(22)及び排出ポート(23)を有する弁スリーブ
(4)内を摺動するスプール弁(5)に、電磁石による
荷重とスプリング荷重と出力圧フィードバック荷重とを
作用させて、これらの荷重をバランスさせることにより
、供給圧を電磁石部(3)への入力電気信号に対応した
出力圧に調整して出力するように構成した圧力調整弁(
1)において、上記電磁石部(3)は、コア(81)の
フランジ部(54)とコイル組立体(82)の一端の間
に不織布製のリング(94)を介在させるとともに、ケ
ース(55)内周に形成した段差(201)によりコイ
ル組立体(82)の他端を押圧する構成としである。
(作用及び発明の効果)
本発明によれば、上記のように、コア(81)のフラン
ジ部(54)とコイル組立体(82)の一端の間に不織
布製のリング(94)を介在させるとともに、ケース(
55)内周に形成した段差(201)によりコイル組立
体(82)の他端を押圧する構成となっているため、圧
力調整弁(1)を組み立てた時に上記段差(201)が
コイル組立体(82)の端部を押圧する結果、上記不織
布製のリング(94)は、コア(81)のフランジ部(
54)とコイル組立体(82)の一端により圧縮される
ことになる。
ジ部(54)とコイル組立体(82)の一端の間に不織
布製のリング(94)を介在させるとともに、ケース(
55)内周に形成した段差(201)によりコイル組立
体(82)の他端を押圧する構成となっているため、圧
力調整弁(1)を組み立てた時に上記段差(201)が
コイル組立体(82)の端部を押圧する結果、上記不織
布製のリング(94)は、コア(81)のフランジ部(
54)とコイル組立体(82)の一端により圧縮される
ことになる。
したがって、コイル組立体(82)とコア(81)との
間のガタ付きを防止することができるようになるととも
に、上記不織布製のリング(94)がフィルタの作用を
して作動油の中の異物を除去するため、別途フィルタを
配設する必要がなくなる。
間のガタ付きを防止することができるようになるととも
に、上記不織布製のリング(94)がフィルタの作用を
して作動油の中の異物を除去するため、別途フィルタを
配設する必要がなくなる。
なお、上記記載において、説明の便宜上、各要素に第1
図及び第2図において使用している符号を付しているが
、これらは本発明の構成を限定するものではない。
図及び第2図において使用している符号を付しているが
、これらは本発明の構成を限定するものではない。
(実施例)
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示す圧力調整弁の断面
図である。
図である。
図において、圧力調整弁1は、調圧弁部2と電磁石部3
とから構成されている。そして、上記調圧弁部2は、弁
スリーブ4とスプール弁5とから構成されていて、上記
弁スリーブ4は、その内部軸方向にスプリング6を収容
する大径の孔7と、それに続いて後述するスプール弁5
を摺動案内する小径の案内孔8及び中径の案内孔9とが
貫通して形成されている。
とから構成されている。そして、上記調圧弁部2は、弁
スリーブ4とスプール弁5とから構成されていて、上記
弁スリーブ4は、その内部軸方向にスプリング6を収容
する大径の孔7と、それに続いて後述するスプール弁5
を摺動案内する小径の案内孔8及び中径の案内孔9とが
貫通して形成されている。
上記案内孔9に対応する弁スリーブ4の外周部には、半
径方向に開口した供給ポート21、排出ポート23及び
出力ポート22が左から右へ順に形成され、これら各ポ
ートにおける流体の流れを円滑にするために、必要に応
じて環状切欠部21a、23a。
径方向に開口した供給ポート21、排出ポート23及び
出力ポート22が左から右へ順に形成され、これら各ポ
ートにおける流体の流れを円滑にするために、必要に応
じて環状切欠部21a、23a。
34a、35aが形成されている。
また、スプール弁5は、上記中径の案内孔9に液蜜に摺
動案内される二つの外径の等しいランド部31.32と
、その一方のランド部31に隣接して上記小径の案内孔
8に液蜜に摺動案内される小径ランド部33とを備えて
いる。そして、上記等径のランド部31.32の対向す
る端部間の距離は、スプール弁5の摺動により出力ポー
ト22が、供給ポート21と排出ポート23に所定割合
で交互に連通し得る寸法に形成されている。また上記等
径のランド部31、32間の空間34は、常に出力ポー
ト22に連絡されるようになっている。
動案内される二つの外径の等しいランド部31.32と
、その一方のランド部31に隣接して上記小径の案内孔
8に液蜜に摺動案内される小径ランド部33とを備えて
いる。そして、上記等径のランド部31.32の対向す
る端部間の距離は、スプール弁5の摺動により出力ポー
ト22が、供給ポート21と排出ポート23に所定割合
で交互に連通し得る寸法に形成されている。また上記等
径のランド部31、32間の空間34は、常に出力ポー
ト22に連絡されるようになっている。
そして、上記一方のランド部31、小径ランド部33及
び案内孔8,9により形成される密閉空間35は、フィ
ードバック油路36によって上記ランド部31、32間
の空間34と連通されるようになっている。
び案内孔8,9により形成される密閉空間35は、フィ
ードバック油路36によって上記ランド部31、32間
の空間34と連通されるようになっている。
該フィードバック油路36は、上記ランド部31を斜め
に貫通するように形成されており、上記出力ポート22
で得られる出力圧をフィードバックさせて上記密閉空間
35に供給する。
に貫通するように形成されており、上記出力ポート22
で得られる出力圧をフィードバックさせて上記密閉空間
35に供給する。
なお、上記等径ランド部32の端面中央から立設されて
いる棒状部分37は、後述する電磁石部3の押し棒38
との当接部であり、また、小径ランド部33の端面中央
から突出する部分は、上記スプリング6のガイド部材3
9である。
いる棒状部分37は、後述する電磁石部3の押し棒38
との当接部であり、また、小径ランド部33の端面中央
から突出する部分は、上記スプリング6のガイド部材3
9である。
ところで、上記弁スリーブ4の孔7には、上記スプリン
グ6に荷重を加えるための雌ネジ部材51が形成される
とともに、該雌ネジ部材51と螺合する雄ネジ部材52
が配設されている。そして、該雄ネジ部材52を回転さ
せつつ孔7内に進入させることによって、スプリング6
を上記スプール弁5の端面に押圧することができるとと
もに、該雄ネジ部材52の回転量を調節することによっ
てスプリング6の圧縮量を調整することができる。
グ6に荷重を加えるための雌ネジ部材51が形成される
とともに、該雌ネジ部材51と螺合する雄ネジ部材52
が配設されている。そして、該雄ネジ部材52を回転さ
せつつ孔7内に進入させることによって、スプリング6
を上記スプール弁5の端面に押圧することができるとと
もに、該雄ネジ部材52の回転量を調節することによっ
てスプリング6の圧縮量を調整することができる。
そして、上記調圧弁部2の組立てに際しては、まず、弁
スリーブ4の孔8を形成した一方端偏に、小径ランド部
33を対向させてスプール弁5が挿入され、一方、孔7
側からは上記ガイド部材39を包囲しつつ小径ランド部
33の端面に当接するようにスプリング6が挿入される
。そして、該スプリング6を保持した状態で、上記雄ネ
ジ部材52を弁スリーブ4の雌ネジ部材51に螺合する
ことにより、スプリング6が所定量圧縮される。
スリーブ4の孔8を形成した一方端偏に、小径ランド部
33を対向させてスプール弁5が挿入され、一方、孔7
側からは上記ガイド部材39を包囲しつつ小径ランド部
33の端面に当接するようにスプリング6が挿入される
。そして、該スプリング6を保持した状態で、上記雄ネ
ジ部材52を弁スリーブ4の雌ネジ部材51に螺合する
ことにより、スプリング6が所定量圧縮される。
このようにして組み立てられた調圧弁部2は、続いて、
弁スリーブ4の孔7側の端部に形成されたフランジ部5
3が後述する電磁石部3のフランジ部54に対向させら
れ、ケース55の端部56をカシメ付けることによって
電磁石部3と結合されるようになっている。該カシメ付
けの便のため、ケース55内面のフランジ部54に対向
する部分に段部57が形成されていて、該段部57の片
部にフランジ部54を当接させた状態で上記カシメ付け
が行われる。
弁スリーブ4の孔7側の端部に形成されたフランジ部5
3が後述する電磁石部3のフランジ部54に対向させら
れ、ケース55の端部56をカシメ付けることによって
電磁石部3と結合されるようになっている。該カシメ付
けの便のため、ケース55内面のフランジ部54に対向
する部分に段部57が形成されていて、該段部57の片
部にフランジ部54を当接させた状態で上記カシメ付け
が行われる。
ここで、上記フランジ部53は、厚肉部61と薄肉部6
2とからなっていて、該厚肉部61の端面にはテーパ部
63が形成されている。このテーパ部63は、フランジ
部53を上記フランジ部54に対向させた時に逃げを形
成するためのものである。すなわち、該逃げにより両フ
ランジ部53.54は周縁部64のみで接触することと
なるので、両者を当接させるに当たって該周縁部64の
みを表面加工すればよくなり、組付は作業が容易になる
だけでなく、組付は状態も良好となる。
2とからなっていて、該厚肉部61の端面にはテーパ部
63が形成されている。このテーパ部63は、フランジ
部53を上記フランジ部54に対向させた時に逃げを形
成するためのものである。すなわち、該逃げにより両フ
ランジ部53.54は周縁部64のみで接触することと
なるので、両者を当接させるに当たって該周縁部64の
みを表面加工すればよくなり、組付は作業が容易になる
だけでなく、組付は状態も良好となる。
また、上記薄肉部62の周縁部には環状段差65が形成
される。この環状段差65は、組立て後の圧力調整弁1
を短くするために形成されるものである。
される。この環状段差65は、組立て後の圧力調整弁1
を短くするために形成されるものである。
すなわち、圧力調整弁1はその設置場所による制約から
可能な限り短(する必要があるので、両フランジ部53
.54は薄くすることが好ましい、ところが、強度上の
問題があって両フランジ部53.54を薄くするのには
限界があるため、一定の厚みを有する厚肉部61を形成
し、もう一方の薄肉部62には上記環状段差65を形成
する。このように構成することにより、この環状段差6
5の分だけ組立て後のtmm郡部3短くすることができ
る。
可能な限り短(する必要があるので、両フランジ部53
.54は薄くすることが好ましい、ところが、強度上の
問題があって両フランジ部53.54を薄くするのには
限界があるため、一定の厚みを有する厚肉部61を形成
し、もう一方の薄肉部62には上記環状段差65を形成
する。このように構成することにより、この環状段差6
5の分だけ組立て後のtmm郡部3短くすることができ
る。
なお、66は、弁スリーブ4の外周部半径方向に設けら
れた供給ポート21、排出ポート23及び出力ポート2
2と図示しない、例えば自動車用自動変速機の油圧制御
システム等との間の位置決めを行うための切欠きである
。
れた供給ポート21、排出ポート23及び出力ポート2
2と図示しない、例えば自動車用自動変速機の油圧制御
システム等との間の位置決めを行うための切欠きである
。
このようにして、調圧弁部2と電磁石部3とが結合され
た後、上記雄ネジ部材52が回転させられて雌ネジ部材
51内において移動し、上記スプリング6の圧縮量が調
整される。この調整は、電磁石部3に電流を供給すると
ともに、出力ポート22の出力圧を監視しながら行われ
る。この調整が終了すると、図の72に示すように、上
記雌ネジ部材51が形成されている突出部71が外側か
らカシメ付けられ、雄ネジ部材52が固定される。この
カシメ付けを容易にするために、上記突出部71には薄
肉部分が形成されている。
た後、上記雄ネジ部材52が回転させられて雌ネジ部材
51内において移動し、上記スプリング6の圧縮量が調
整される。この調整は、電磁石部3に電流を供給すると
ともに、出力ポート22の出力圧を監視しながら行われ
る。この調整が終了すると、図の72に示すように、上
記雌ネジ部材51が形成されている突出部71が外側か
らカシメ付けられ、雄ネジ部材52が固定される。この
カシメ付けを容易にするために、上記突出部71には薄
肉部分が形成されている。
次に、電磁石部3について説明する。
電磁石部3は、磁性材料製の円筒状のケース55を有し
、該ケース55の中には、同じく磁性材料製の肉厚の厚
い円筒状のコア81が収容されている。
、該ケース55の中には、同じく磁性材料製の肉厚の厚
い円筒状のコア81が収容されている。
該コア81は、一端に形成されたフランジ部54が上記
弁スリーブ4のフランジ部53と接触係合するように配
列される。また、上記ケース55とコア81とで形成さ
れる円筒状の空間内の奥部には、コイル組立体82が挟
持固定される。そして、これら円筒状のケース55、コ
ア81及びコイル組立体82によって静止部が構成され
る。
弁スリーブ4のフランジ部53と接触係合するように配
列される。また、上記ケース55とコア81とで形成さ
れる円筒状の空間内の奥部には、コイル組立体82が挟
持固定される。そして、これら円筒状のケース55、コ
ア81及びコイル組立体82によって静止部が構成され
る。
一方、上記コア81の中空部83内に挿通配置される押
し捧38と、該押し棒38の他端側に固設され、上記コ
イル組立体82によって吸引される同じく磁性材料製の
プランジャ84とによって可動部が構成される。
し捧38と、該押し棒38の他端側に固設され、上記コ
イル組立体82によって吸引される同じく磁性材料製の
プランジャ84とによって可動部が構成される。
該可動部において、上記押し捧38の他端側、すなわち
調圧弁部2から離れた側に固設されたプランジャ84は
厚肉の円盤状をなしていて、コア81に対面する側のそ
の中心部には、プランジ中84の唆引時にコア81の端
部が微小間隔を隔てて収容される円筒状の凹部84aが
形成されている。また、その外周部84bは、同じく微
小間隔を隔てて上記ケース55の内周面と対面するよう
になっている。
調圧弁部2から離れた側に固設されたプランジャ84は
厚肉の円盤状をなしていて、コア81に対面する側のそ
の中心部には、プランジ中84の唆引時にコア81の端
部が微小間隔を隔てて収容される円筒状の凹部84aが
形成されている。また、その外周部84bは、同じく微
小間隔を隔てて上記ケース55の内周面と対面するよう
になっている。
そして、コア81の中空部83には、スリーブ85を介
してリニア9転がりベアリング86が配設されている。
してリニア9転がりベアリング86が配設されている。
上記スリーブ85がコア81の中空部83に嵌入された
後、図に示すようにコア81の端面の円周部分3箇所が
カシメ変形させられ、スリーブ85の抜は止めストッパ
87が形成される。
後、図に示すようにコア81の端面の円周部分3箇所が
カシメ変形させられ、スリーブ85の抜は止めストッパ
87が形成される。
また、該スリーブ85の中に収容されるリニア9転がり
ベアリング86は、ストッパ88.89によって規制さ
れつつスリーブ85内空間を自由に摺動できるようにな
っている。そして、1亥リニア型転がりベアリング86
は、黄銅層のベアリングケージ90と、その内外を貫通
するように形成された小孔の中に収容され、かつリニア
9転がりベアリング86の内外周にわずかに突出するボ
ール91とからなっていて、該ボール91を介して押し
棒38を支持しつつ、押し棒38とスリーブ85との相
対的な回転を可能とする。
ベアリング86は、ストッパ88.89によって規制さ
れつつスリーブ85内空間を自由に摺動できるようにな
っている。そして、1亥リニア型転がりベアリング86
は、黄銅層のベアリングケージ90と、その内外を貫通
するように形成された小孔の中に収容され、かつリニア
9転がりベアリング86の内外周にわずかに突出するボ
ール91とからなっていて、該ボール91を介して押し
棒38を支持しつつ、押し棒38とスリーブ85との相
対的な回転を可能とする。
ところで、上記押し欅38は非磁性体、例えばステンレ
ス鋼からなり、その表面に窒化処理が施され、窒化層が
形成されて耐摩耗性を有するようにしである。そして、
その一端には図の92で示すように、上記プランジ中8
4が輪カシメにより固定されている。また、上記スプー
ル弁5の棒状部分37に対向する押し棒38の他端側に
は、誤組付は防止のためにテーパ部93が形成される。
ス鋼からなり、その表面に窒化処理が施され、窒化層が
形成されて耐摩耗性を有するようにしである。そして、
その一端には図の92で示すように、上記プランジ中8
4が輪カシメにより固定されている。また、上記スプー
ル弁5の棒状部分37に対向する押し棒38の他端側に
は、誤組付は防止のためにテーパ部93が形成される。
なお、94はコイル組立体82の端面とコア81のフラ
ンジ部54との間に介装される不織布製のリング、95
は上記ケース55の外側に固定されたコネクタ、96は
プランジャ84に貫通形成された通油穴であり、高温時
の油圧振動対策として充填された油の抵抗を減少させる
ためのものである。そして、97はケース55のプラン
ジャ84側端を閉塞する蓋部材である。
ンジ部54との間に介装される不織布製のリング、95
は上記ケース55の外側に固定されたコネクタ、96は
プランジャ84に貫通形成された通油穴であり、高温時
の油圧振動対策として充填された油の抵抗を減少させる
ためのものである。そして、97はケース55のプラン
ジャ84側端を閉塞する蓋部材である。
上記電磁石部3は、ケース55の一方端側からリング9
4及びコイル組立体82を定着したコア81を挿入し、
そのフランジ部54を例えばケース55内面の一方端側
に形成した段部57を用いて位置決め固定して静止部を
構成し、一方、押し捧38の他方端側にプランジ中84
を嵌入し、輪カシメにより固定して可動部の部分を構成
した後、ストッパ89を挿入し、該可動部の部分の押し
棒38の一方端側を、上記静止部を構成するケース55
の他方端部から挿入して、スリーブ85を介してリニア
9転がりベアリング86内に収容する。
4及びコイル組立体82を定着したコア81を挿入し、
そのフランジ部54を例えばケース55内面の一方端側
に形成した段部57を用いて位置決め固定して静止部を
構成し、一方、押し捧38の他方端側にプランジ中84
を嵌入し、輪カシメにより固定して可動部の部分を構成
した後、ストッパ89を挿入し、該可動部の部分の押し
棒38の一方端側を、上記静止部を構成するケース55
の他方端部から挿入して、スリーブ85を介してリニア
9転がりベアリング86内に収容する。
そして、前述した調圧弁部2の弁スリーブ4の他方端側
に形成されたフランジ部53及びストッパ8日を上記電
磁石部3の一方端側のケース55内に嵌入し、ケース5
5の端部56を弁スリーブ4のフランジ部53の外周に
カシメ付けることによって、圧力調整弁1の組立てが完
了する。
に形成されたフランジ部53及びストッパ8日を上記電
磁石部3の一方端側のケース55内に嵌入し、ケース5
5の端部56を弁スリーブ4のフランジ部53の外周に
カシメ付けることによって、圧力調整弁1の組立てが完
了する。
本実施例は以上のような構成よりなるので、弁スリーブ
4の供給ポート21にポンプ等から圧力流体、例えば圧
油が供給されると、該圧油は供給ポート21から弁スリ
ーブ4とスプール弁5のランド部31との間に形成され
る開口を経てスプール弁5のランド部31.32間に至
り、更に、該ランド部31゜32間と常に連通ずる弁ス
リーブ4の出力ポート22を経由して、例えば自動変速
機等の圧油を必要とする油圧系統における各油圧機器へ
と供給される。
4の供給ポート21にポンプ等から圧力流体、例えば圧
油が供給されると、該圧油は供給ポート21から弁スリ
ーブ4とスプール弁5のランド部31との間に形成され
る開口を経てスプール弁5のランド部31.32間に至
り、更に、該ランド部31゜32間と常に連通ずる弁ス
リーブ4の出力ポート22を経由して、例えば自動変速
機等の圧油を必要とする油圧系統における各油圧機器へ
と供給される。
そして、上記出力ポート22において出力される圧油の
圧力Pは、同時にフィードバック油路36を介して帰還
され、ランド部31とそれに隣接する小径ランド部33
そして弁スリーブ4とで形成される密閉空間35内に導
かれ、ランド部31の断面IAから小径ランド部33の
断面積A2を差し引いた面積差A+ Atに印加され
る。
圧力Pは、同時にフィードバック油路36を介して帰還
され、ランド部31とそれに隣接する小径ランド部33
そして弁スリーブ4とで形成される密閉空間35内に導
かれ、ランド部31の断面IAから小径ランド部33の
断面積A2を差し引いた面積差A+ Atに印加され
る。
この圧力によって発生する力(A1−At)Pは、スプ
リング6が押圧する力FtPに加えられ、スプール弁5
が該合成力(At −Ax ) P + F srで図
の右方向に押圧される。そしてスプール弁5は、前記合
成力と電磁石部3によって発生される力F、。、とがバ
ランスする位1まで、弁スリーブ4内を摺動変位するこ
とになる。
リング6が押圧する力FtPに加えられ、スプール弁5
が該合成力(At −Ax ) P + F srで図
の右方向に押圧される。そしてスプール弁5は、前記合
成力と電磁石部3によって発生される力F、。、とがバ
ランスする位1まで、弁スリーブ4内を摺動変位するこ
とになる。
こうして、上記スプール弁5の摺動変位によってランド
部31.32が移動して弁スリーブ4の供給ボー)21
と排出ポート23とが出力ポート22に対して所定割合
にて開閉制御され、その結果、出力ポート22における
出力圧Pが電磁石部3に人力されたt磁信号に対応して
、 P−(F’s。L −Fsr) / (At Ax
)になるように制復される。
部31.32が移動して弁スリーブ4の供給ボー)21
と排出ポート23とが出力ポート22に対して所定割合
にて開閉制御され、その結果、出力ポート22における
出力圧Pが電磁石部3に人力されたt磁信号に対応して
、 P−(F’s。L −Fsr) / (At Ax
)になるように制復される。
ここで、第2図に基づき電磁弁部の内部について説明す
る。
る。
上記電磁石部3の内部には、高温時の油圧振動を防止す
るために、油圧制御システムで使用される作動油が充填
されている。したがって、オイルタンク内の鉄粉等の異
物が作動油と共に電磁石部3に進入することがあり、こ
れを防止するためにコア81のフランジ部54とコイル
組立体82とが対向する端面間に不織布製のリング94
が介在させられる。該リング94を構成する不織布は、
耐熱性のナイロン「ノーメックス(商品名)」からなり
、作動油が貫通する際に異物を分離して濾過することが
できるだけの液通過性を有している。
るために、油圧制御システムで使用される作動油が充填
されている。したがって、オイルタンク内の鉄粉等の異
物が作動油と共に電磁石部3に進入することがあり、こ
れを防止するためにコア81のフランジ部54とコイル
組立体82とが対向する端面間に不織布製のリング94
が介在させられる。該リング94を構成する不織布は、
耐熱性のナイロン「ノーメックス(商品名)」からなり
、作動油が貫通する際に異物を分離して濾過することが
できるだけの液通過性を有している。
ところで、電磁石部3を包囲するケース55の内周面に
はコイル組立体82の他方の端部と当接する段差201
が形成されている。該段差201は、ケース55の端部
56をカシメ付けて調圧弁部2とT4磁石部3とを組み
立てる際に、コイル組立体82の端部を押圧するために
形成されていて、該押圧作用によって上記リング94は
コア81のフランジ部54とコイル組立体82の端部の
間で圧縮される。
はコイル組立体82の他方の端部と当接する段差201
が形成されている。該段差201は、ケース55の端部
56をカシメ付けて調圧弁部2とT4磁石部3とを組み
立てる際に、コイル組立体82の端部を押圧するために
形成されていて、該押圧作用によって上記リング94は
コア81のフランジ部54とコイル組立体82の端部の
間で圧縮される。
そして、該段差201の押圧作用と上記リング94が有
する弾性によって、コイル組立体82とコア81との間
のガタを防止することが可能となる。
する弾性によって、コイル組立体82とコア81との間
のガタを防止することが可能となる。
上記構成により、図示しないオイルタンク内の作動油は
、例えばコネクタ95とケース55との間隙202等か
ら電磁石部3内に進入しようとするが、上記段差201
における押圧力により阻止され、また、通油穴203.
204を介して電磁石部3内に進入する作動油、及びコ
ネクタ95とケース55との間隙205から進入する作
動油は上記リング94を通過する際に濾過され、環状油
路206を介して油室207に至る。
、例えばコネクタ95とケース55との間隙202等か
ら電磁石部3内に進入しようとするが、上記段差201
における押圧力により阻止され、また、通油穴203.
204を介して電磁石部3内に進入する作動油、及びコ
ネクタ95とケース55との間隙205から進入する作
動油は上記リング94を通過する際に濾過され、環状油
路206を介して油室207に至る。
次に、第3図に本発明の他の実施例を示す圧力調整弁の
断面図を示す。
断面図を示す。
図において、100は圧力調整弁であり、第1の実施例
と同様、調圧弁部102及び電磁石部103からなって
いる。そして、該調圧弁部102は、弁スリーブ104
及びスプール弁105で構成される。
と同様、調圧弁部102及び電磁石部103からなって
いる。そして、該調圧弁部102は、弁スリーブ104
及びスプール弁105で構成される。
上記圧力調整弁100において、106はスブリング、
107は該スプリング106を収容する大径の孔、10
8は小径の案内孔、109は中径の案内孔である。
107は該スプリング106を収容する大径の孔、10
8は小径の案内孔、109は中径の案内孔である。
又、121は供給ポート、122は出力ポート、123
は排出ポートであり、弁スリーブ104の上記各ポート
部分には環状切欠部121a、 123a、 134a
、 135aが形成されている。
は排出ポートであり、弁スリーブ104の上記各ポート
部分には環状切欠部121a、 123a、 134a
、 135aが形成されている。
上記スプール弁105は等径ランド部131 、132
及び小径ランド部133を有してい工、弁スリーブ10
4と共に空間134及び密閉空間135を形成する。
及び小径ランド部133を有してい工、弁スリーブ10
4と共に空間134及び密閉空間135を形成する。
そして、上記ランド部131にはフィードバック油路1
36が形成されている。また、137は突出部、138
は押し棒、139は棒状部分、141 、187 、1
89゜はストッパである。
36が形成されている。また、137は突出部、138
は押し棒、139は棒状部分、141 、187 、1
89゜はストッパである。
上記スプリング106は、雄ネジ部材143を雌ネジ部
材151内にネジ込むことによって調整される。
材151内にネジ込むことによって調整される。
ここで、143aは係止穴、144は嵌合ピン、144
aはその下方端部、145は孔である。
aはその下方端部、145は孔である。
そして、153 、154は各々弁スリーブ104と電
磁石部103のフランジ部でケース155の端部156
をカシメ付けることによって、両フランジ部153゜1
54は連結される。ここで、157は段部、161は厚
肉部、162は薄肉部、163 、166はテーパ部、
164は周縁部、165は環状段差である。
磁石部103のフランジ部でケース155の端部156
をカシメ付けることによって、両フランジ部153゜1
54は連結される。ここで、157は段部、161は厚
肉部、162は薄肉部、163 、166はテーパ部、
164は周縁部、165は環状段差である。
上記電磁石部103は、円筒状のコア181及びコイル
組立体182からなる静止部とプランジャ184及び押
し棒138からなる可動部を有する。上記コア181に
おいて、183はコア181の中空部、184aは凹部
、184bは外周部、185はスリーブ、186はリニ
ア9転がりベアリング、190はベアリングケージ、1
91はベアリングケージ190に収容されるボール、1
93は当接部、194は不織布製のリング、195はコ
ネクタ、196は通油穴、197は蓋部材である。
組立体182からなる静止部とプランジャ184及び押
し棒138からなる可動部を有する。上記コア181に
おいて、183はコア181の中空部、184aは凹部
、184bは外周部、185はスリーブ、186はリニ
ア9転がりベアリング、190はベアリングケージ、1
91はベアリングケージ190に収容されるボール、1
93は当接部、194は不織布製のリング、195はコ
ネクタ、196は通油穴、197は蓋部材である。
この実施例においては、調圧弁部102におけるスプー
ル弁105の構造、弁スリーブ104の構造、及び調圧
弁部102と電磁石部103との接合部の構造が上記第
1の実施例と異なっている。
ル弁105の構造、弁スリーブ104の構造、及び調圧
弁部102と電磁石部103との接合部の構造が上記第
1の実施例と異なっている。
すなわち、上記弁スリーブ104は、その内部軸方向に
スプリング106を収容する大径の孔107と、それに
続いて後述するスプール弁105を摺動案内する小径の
案内孔108及び中径の案内孔109とが貫通して形成
されている。
スプリング106を収容する大径の孔107と、それに
続いて後述するスプール弁105を摺動案内する小径の
案内孔108及び中径の案内孔109とが貫通して形成
されている。
上記案内孔109に対応する弁スリーブ104の外周部
には、半径方向に開口した供給ポート121、出力ポー
ト122及び排出ポート123が右から左へ順に形成さ
れ、これら各ポートにおける流体の流れを円滑にするた
めに、必要に応じて環状切欠部121a、 123a、
134a、 135aが形成されている。
には、半径方向に開口した供給ポート121、出力ポー
ト122及び排出ポート123が右から左へ順に形成さ
れ、これら各ポートにおける流体の流れを円滑にするた
めに、必要に応じて環状切欠部121a、 123a、
134a、 135aが形成されている。
又、スプール弁105は、上記中径の案内孔109に液
蜜に摺動案内される二つの外径の等しいランド部131
、132と、その一方のランド部131に隣接して上
記小径の案内孔108に液蜜に摺動案内される小径ラン
ド部133とを備えている。そして、上記等径のランド
部131 、132の対向する端部間の距離は、スプー
ル弁105の摺動により出カポ−H22が、供給ポート
121 と排出ポート123に所定割合で交互に連通し
得る寸法に形成されている。
蜜に摺動案内される二つの外径の等しいランド部131
、132と、その一方のランド部131に隣接して上
記小径の案内孔108に液蜜に摺動案内される小径ラン
ド部133とを備えている。そして、上記等径のランド
部131 、132の対向する端部間の距離は、スプー
ル弁105の摺動により出カポ−H22が、供給ポート
121 と排出ポート123に所定割合で交互に連通し
得る寸法に形成されている。
又、上記等径のランド部131 、132間の空間13
4は、常に出力ポート122に連絡されるようになって
いる。
4は、常に出力ポート122に連絡されるようになって
いる。
そして、上記一方のランド部131、小径ランド部13
3及び案内孔108 、109により形成される密閉空
間135は、フィードバック油路136によって上記ラ
ンド部131 、132間の空間134と連通されるよ
うになっている。該フィードバック油路136は、上記
ランド部131を斜めに貫通するように形成されており
、上記出力ポート122で得られる出力圧をフィードバ
ックさせて上記密閉空間135に供給する。
3及び案内孔108 、109により形成される密閉空
間135は、フィードバック油路136によって上記ラ
ンド部131 、132間の空間134と連通されるよ
うになっている。該フィードバック油路136は、上記
ランド部131を斜めに貫通するように形成されており
、上記出力ポート122で得られる出力圧をフィードバ
ックさせて上記密閉空間135に供給する。
なお、上記小径ランド部133の端面中央からの突出部
137は後述する電磁石部103の押し棒138との当
接部であり、また、上記ランド部132の端面中央から
立設されている棒状部分139は、上記スプリング10
6のガイドを兼ねるスプール弁105のストローク制限
部材である。
137は後述する電磁石部103の押し棒138との当
接部であり、また、上記ランド部132の端面中央から
立設されている棒状部分139は、上記スプリング10
6のガイドを兼ねるスプール弁105のストローク制限
部材である。
ところで、上記弁スリーブ104の孔145には、上記
スプリング106に荷重を加えるための雌ネジ部材15
1が形成されると共に、該雌ネジ部材151と螺合する
雄ネジ部材143が配設されている。そして、該雄ネジ
部材143を回転させつつ孔145内に進入させること
によって、スプリング106を上記スプール弁105の
端面に押圧することができるとともに、該雄ネジ部材1
43の回転量をIAsすることによってスプリング10
6の圧1iftを調整することができる。
スプリング106に荷重を加えるための雌ネジ部材15
1が形成されると共に、該雌ネジ部材151と螺合する
雄ネジ部材143が配設されている。そして、該雄ネジ
部材143を回転させつつ孔145内に進入させること
によって、スプリング106を上記スプール弁105の
端面に押圧することができるとともに、該雄ネジ部材1
43の回転量をIAsすることによってスプリング10
6の圧1iftを調整することができる。
そして、上記調圧弁部102の組立てに際しては、まず
、弁スリーブ104の小径の案内孔108を形成した一
方端側に、小径ランド部133を対向させてスプール弁
105が左方向から挿入され、一方、孔145側からは
上記棒状部分139を包囲しつつ上記ランド部132の
端面に当接するようにスプリング106が挿入される。
、弁スリーブ104の小径の案内孔108を形成した一
方端側に、小径ランド部133を対向させてスプール弁
105が左方向から挿入され、一方、孔145側からは
上記棒状部分139を包囲しつつ上記ランド部132の
端面に当接するようにスプリング106が挿入される。
そして、該スプリング106を保持した状態で、上記雄
ネジ部材143を弁スリーブ151の雌ネジ部材151
に螺合することにより、スプリング106が所定量圧縮
されるようになっている。
ネジ部材143を弁スリーブ151の雌ネジ部材151
に螺合することにより、スプリング106が所定量圧縮
されるようになっている。
また、調圧弁部102と電磁石部103の接合部の構造
において、電磁石部103のスリーブ185の中に収容
されるリニア9転がりベアリング186は、押し棒13
8の左端部に設けられる皿バネからなるストッパ141
とブランジーヤ184側に設けられる黄銅製のストッ
パ189によって規制されつつ、スリーブ185内空間
を自由に摺動できるようになっている。なお、ストッパ
141には調圧弁部102側に不織布製の部材142が
設けられている。この不織布製の部材142は、第1の
実施例と同様、上記不織布製のリング194と同じ耐熱
性のナイロン「ノーメックス(商品名)」で形成されて
いて、止め輪重7によって固定されている。
において、電磁石部103のスリーブ185の中に収容
されるリニア9転がりベアリング186は、押し棒13
8の左端部に設けられる皿バネからなるストッパ141
とブランジーヤ184側に設けられる黄銅製のストッ
パ189によって規制されつつ、スリーブ185内空間
を自由に摺動できるようになっている。なお、ストッパ
141には調圧弁部102側に不織布製の部材142が
設けられている。この不織布製の部材142は、第1の
実施例と同様、上記不織布製のリング194と同じ耐熱
性のナイロン「ノーメックス(商品名)」で形成されて
いて、止め輪重7によって固定されている。
本実施例は以上のような構成よりなるので、弁スリーブ
104の供給ポート121にポンプなどから圧力流体、
例えば圧油が供給されると、該圧油は供給ポート121
から弁スリーブ104とスプール弁105のランド部1
31との間に形成される開口を経てスプール弁5のラン
ド部131 、132間に至り、更に、該ランド部13
1 、132間と常に連通ずる弁スリーブ104の出力
ポート122を経由して、例えば自動変速機等の圧油を
必要とする油圧系統における各油圧機器へと供給される
。
104の供給ポート121にポンプなどから圧力流体、
例えば圧油が供給されると、該圧油は供給ポート121
から弁スリーブ104とスプール弁105のランド部1
31との間に形成される開口を経てスプール弁5のラン
ド部131 、132間に至り、更に、該ランド部13
1 、132間と常に連通ずる弁スリーブ104の出力
ポート122を経由して、例えば自動変速機等の圧油を
必要とする油圧系統における各油圧機器へと供給される
。
そして、上記出力ポート122において出力される圧油
の圧力Pは同時にフィードバック油路136を介して帰
還され、ランド部131と、それに隣接する小径ランド
部133、そして弁スリーブ104とで形成される密閉
空間135内に導かれ、ランド部131の断面積A、か
ら小径ランド部133の断面積A、を差し引いた面積差
A + −A zに印加される。
の圧力Pは同時にフィードバック油路136を介して帰
還され、ランド部131と、それに隣接する小径ランド
部133、そして弁スリーブ104とで形成される密閉
空間135内に導かれ、ランド部131の断面積A、か
ら小径ランド部133の断面積A、を差し引いた面積差
A + −A zに印加される。
この圧力によって発生する力(A、−At )Pは、電
磁石部103によって発生される力F、。、に加えられ
、したがって、スプール弁105がこの合成力(At
−At )P+FS。、で図の左方向に押圧される。そ
して、スプール弁105は、この合成力とスプリング1
06が押圧する力Fsrとがバランスする位置まで、弁
スリーブ104内を摺動変位することになる。
磁石部103によって発生される力F、。、に加えられ
、したがって、スプール弁105がこの合成力(At
−At )P+FS。、で図の左方向に押圧される。そ
して、スプール弁105は、この合成力とスプリング1
06が押圧する力Fsrとがバランスする位置まで、弁
スリーブ104内を摺動変位することになる。
こうして、上記スプール弁105の摺動変位によってラ
ンド部131 、132が移動して、弁スリーブ104
の供給ポート121 と排出ポート123とが出力ポー
ト122に対して所定割合にて開閉制御され、その結果
、出力ポート122における出力圧Pが電磁石部103
に入力されたi4磁信号に対応して、P=(Fsp
Fs。L ) / (At −Ax )になるように
制御される。
ンド部131 、132が移動して、弁スリーブ104
の供給ポート121 と排出ポート123とが出力ポー
ト122に対して所定割合にて開閉制御され、その結果
、出力ポート122における出力圧Pが電磁石部103
に入力されたi4磁信号に対応して、P=(Fsp
Fs。L ) / (At −Ax )になるように
制御される。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。
第1図は本発明の第1の実施例を示す圧力調整弁の断面
図、第2図は電磁石部の要部縦断面図、第3図は本発明
の他の実施例を示す圧力調整弁の断面図である。 1.100・・・圧力調整弁、2,102・・・調圧弁
部、3.103・・・電磁石部、4,104・・・弁ス
リーブ、5゜105・・・スプール弁、6.106・・
・スプリング、21゜】21・・・供給ポート、22.
122・・・出力ポート、23゜123・・・排出ポー
ト、31.32.131 、132・・・ランド部、3
3.133・・・小径ランド部、36.136・・・フ
ィードバック油路、38.138・・・押し棒、53.
54.153154・・・フランジ部、55.155・
・・ケース、81.181・・・コア、82.182・
・・コイル組立体、84.184・・・ブランジャ、8
6.186・・・リニア9転がりベアリング、94.1
94・・・リング、95.195・・・コネクタ、20
1・・・段差、203.204・・・通油穴。
図、第2図は電磁石部の要部縦断面図、第3図は本発明
の他の実施例を示す圧力調整弁の断面図である。 1.100・・・圧力調整弁、2,102・・・調圧弁
部、3.103・・・電磁石部、4,104・・・弁ス
リーブ、5゜105・・・スプール弁、6.106・・
・スプリング、21゜】21・・・供給ポート、22.
122・・・出力ポート、23゜123・・・排出ポー
ト、31.32.131 、132・・・ランド部、3
3.133・・・小径ランド部、36.136・・・フ
ィードバック油路、38.138・・・押し棒、53.
54.153154・・・フランジ部、55.155・
・・ケース、81.181・・・コア、82.182・
・・コイル組立体、84.184・・・ブランジャ、8
6.186・・・リニア9転がりベアリング、94.1
94・・・リング、95.195・・・コネクタ、20
1・・・段差、203.204・・・通油穴。
Claims (1)
- 供給ポート、出力ポート及び排出ポートを有する弁ス
リーブ内を摺動するスプール弁に、電磁石による荷重と
スプリング荷重と出力圧フィードバック荷重とを作用さ
せて、これらの荷重をバランスさせることにより、供給
圧を電磁石部への入力電気信号に対応した出力圧に調整
して出力するように構成した圧力調整弁において、上記
電磁石部は、コアのフランジ部とコイル組立体の一端の
間に不織布製のリングを介在させるとともに、ケース内
周に形成した段差によりコイル組立体の他端を押圧する
構成としたことを特徴する圧力調整弁。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28141588A JPH02129480A (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 圧力調整弁 |
US07/430,412 US5259414A (en) | 1988-11-09 | 1989-11-02 | Pressure control valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28141588A JPH02129480A (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 圧力調整弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02129480A true JPH02129480A (ja) | 1990-05-17 |
Family
ID=17638841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28141588A Pending JPH02129480A (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 圧力調整弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02129480A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014043870A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Denso Corp | ソレノイド弁 |
-
1988
- 1988-11-09 JP JP28141588A patent/JPH02129480A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014043870A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Denso Corp | ソレノイド弁 |
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