JPH02119040A - 光イオン化質量分析装置 - Google Patents
光イオン化質量分析装置Info
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- JPH02119040A JPH02119040A JP63271634A JP27163488A JPH02119040A JP H02119040 A JPH02119040 A JP H02119040A JP 63271634 A JP63271634 A JP 63271634A JP 27163488 A JP27163488 A JP 27163488A JP H02119040 A JPH02119040 A JP H02119040A
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- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、被分析物である試料にイオンビームやレーザ
ビームを照射し、その衝撃により試料表面から発生する
中性粒子をレーザ光によりイオン化し、発生した光励起
イオンの質量スペクトルを測定することで試料の質量分
析を行う光イオン化質量分析装置に関するものである。
ビームを照射し、その衝撃により試料表面から発生する
中性粒子をレーザ光によりイオン化し、発生した光励起
イオンの質量スペクトルを測定することで試料の質量分
析を行う光イオン化質量分析装置に関するものである。
[従来の技術]
従来より、原子質量の精密測定や化学分析、原子組成(
分子式)の測定に使用される測定装置として質量分析装
置があり、そのなかに、被分析物である試料からスパッ
タされる中性粒子をレーザ光によりイオン化し、発生し
た光励起イオンの質量スペクトルを測定することで、試
料の質量分析等を行う光イオン化質量分析装置が知られ
ている。
分子式)の測定に使用される測定装置として質量分析装
置があり、そのなかに、被分析物である試料からスパッ
タされる中性粒子をレーザ光によりイオン化し、発生し
た光励起イオンの質量スペクトルを測定することで、試
料の質量分析等を行う光イオン化質量分析装置が知られ
ている。
イオンビームやレーザビームを試料に照射すると、その
衝撃により試料表面から電荷を持たない中性粒子や、電
荷を持つ二次イオンが発生する。中性粒子は、二次イオ
ンに比べ量が多い。そのため、中性粒子を検出する光イ
オン化質量分析法は、二次イオンを測定する他の質量分
析法に比べ、感度を得るのに有利である。
衝撃により試料表面から電荷を持たない中性粒子や、電
荷を持つ二次イオンが発生する。中性粒子は、二次イオ
ンに比べ量が多い。そのため、中性粒子を検出する光イ
オン化質量分析法は、二次イオンを測定する他の質量分
析法に比べ、感度を得るのに有利である。
第5図は試料のスパッタ手段にイオンビームを用いる従
来の光イオン化質量分析装置の原理的な構成図である。
来の光イオン化質量分析装置の原理的な構成図である。
第5図において、1は一次イオン発生装置で、アルゴン
あるいは酸素等のガスを供給してこれをイオン化して一
次イオンビーム2を発生する。ついで、−次イオンビー
ム2を電子レンズ3を用いて収束した後、電極4により
パルス化して試料5表面を衝撃する。−次イオンビーム
2の衝撃により中性粒子6がイオン化領域7に飛び出す
。イオン化領域7において中性粒子6は、全反射ミラー
8、レーザ媒質9、半透過ミラー10により構成される
レーザ共振器の半透過ミラー10から放出される紫外レ
ーザビーム2+こよりイオン化されて光励起イオン12
となる。ここで光イオン化による紫外レーザビーム11
の強度の紘衰はほとんど無い。発生した光励起イオン!
2は引き出し電極!3と収束レンズ14により質量分析
計15に引き出され、イオン検出器16で分析される。
あるいは酸素等のガスを供給してこれをイオン化して一
次イオンビーム2を発生する。ついで、−次イオンビー
ム2を電子レンズ3を用いて収束した後、電極4により
パルス化して試料5表面を衝撃する。−次イオンビーム
2の衝撃により中性粒子6がイオン化領域7に飛び出す
。イオン化領域7において中性粒子6は、全反射ミラー
8、レーザ媒質9、半透過ミラー10により構成される
レーザ共振器の半透過ミラー10から放出される紫外レ
ーザビーム2+こよりイオン化されて光励起イオン12
となる。ここで光イオン化による紫外レーザビーム11
の強度の紘衰はほとんど無い。発生した光励起イオン!
2は引き出し電極!3と収束レンズ14により質量分析
計15に引き出され、イオン検出器16で分析される。
上記において、試料5からスパッタされる中性粒子6を
イオン化することが可能な強度を持つレーザ光の光源は
、高出力紫外レーザであるエキシマレーザとパルスYA
Gレーザの2FIiのみであり、これらはパルスレーザ
であった。
イオン化することが可能な強度を持つレーザ光の光源は
、高出力紫外レーザであるエキシマレーザとパルスYA
Gレーザの2FIiのみであり、これらはパルスレーザ
であった。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記従来の技術における光イオン化質量
分析装置では、以下に述べるように感度を向上さけるこ
とが解決すべき課題となっていた。
分析装置では、以下に述べるように感度を向上さけるこ
とが解決すべき課題となっていた。
従来の光イオン化質量分析装置で中性粒子6のイオン化
に使用される紫外レーザビームl!はYAGレーザまた
はエキシマレーザであり、レーザビームはパルス状に発
光する。この発光時間はIパルス当たり10〜30 n
s e c、、パルスの繰り返し速度はi K Hz
以下であるため、イオン化領域7にレーザが照射される
実効時間は!秒間当たり30μ5eC以下と非常に小さ
い値である。光励起イオンはイオン化領域7にレーザが
照射される時のみ発生ずる。実効光照射時間が上記のよ
うに非常に小さいと感度を得る点で不利である。また、
一般にレーザの共振条件を変化させることによりパルス
幅を長くさせ実効光照射時間を拡大することができるが
、この場合にはレーザの発生効率が悪くなるため、十分
なレーザ強度をとることができない問題点があって、従
来例では感度を高めることが困難であった。
に使用される紫外レーザビームl!はYAGレーザまた
はエキシマレーザであり、レーザビームはパルス状に発
光する。この発光時間はIパルス当たり10〜30 n
s e c、、パルスの繰り返し速度はi K Hz
以下であるため、イオン化領域7にレーザが照射される
実効時間は!秒間当たり30μ5eC以下と非常に小さ
い値である。光励起イオンはイオン化領域7にレーザが
照射される時のみ発生ずる。実効光照射時間が上記のよ
うに非常に小さいと感度を得る点で不利である。また、
一般にレーザの共振条件を変化させることによりパルス
幅を長くさせ実効光照射時間を拡大することができるが
、この場合にはレーザの発生効率が悪くなるため、十分
なレーザ強度をとることができない問題点があって、従
来例では感度を高めることが困難であった。
本発明は、上記課題を解決するために創案されたもので
、光イオン化効率の拡大、および光照射時間の拡大を行
って、光励起イオン検出の高感度化を図ることができる
光イオン化質量分析装置を提供することを目的とする。
、光イオン化効率の拡大、および光照射時間の拡大を行
って、光励起イオン検出の高感度化を図ることができる
光イオン化質量分析装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
上記の目的を達成するための本発明の光イオン化質量分
析装置の構成は、 被分析物である試料の表面にイオンビームまたは第1の
レーザビームを照射し、それによって上記試料から放出
される中性粒子に第2のレーザビームを照射して、上記
中性粒子をイオン化した光励起イオンを発生させ、上記
光励起イオンの質量を質量分析手段により分析する光イ
オン化質量分析装置において、上記中性粒子を上記第2
のレーザビームによりイオン化する領域を上記第2のレ
ーザビームを発生させる共振器ミラーの一方とレーザ媒
質との間に設置し、上記第2のレーザビームを発生さ仕
る2枚の共振器ミラーを全反射ミラーとすることを特徴
とする。
析装置の構成は、 被分析物である試料の表面にイオンビームまたは第1の
レーザビームを照射し、それによって上記試料から放出
される中性粒子に第2のレーザビームを照射して、上記
中性粒子をイオン化した光励起イオンを発生させ、上記
光励起イオンの質量を質量分析手段により分析する光イ
オン化質量分析装置において、上記中性粒子を上記第2
のレーザビームによりイオン化する領域を上記第2のレ
ーザビームを発生させる共振器ミラーの一方とレーザ媒
質との間に設置し、上記第2のレーザビームを発生さ仕
る2枚の共振器ミラーを全反射ミラーとすることを特徴
とする。
また、他の(R成として、上記構成において、上記中性
粒子が上記第2のレーザビームによりイオン化される領
域と上記レーザ媒質との間に半透過ミラー、または、全
透過窓を設置することを特徴とする。
粒子が上記第2のレーザビームによりイオン化される領
域と上記レーザ媒質との間に半透過ミラー、または、全
透過窓を設置することを特徴とする。
[作用]
本発明は、中性粒子のイオン化領域を第2のレーザビー
ムの2枚の共振器ミラー間に即ち共振器内部に設置する
ことにより、共振器内部で発生する最強強度の第2のレ
ーザビームでイオン化して光イオン化効率を向上させる
。また、共振器外部にレーザ光を放出する必要がないの
で、共振器ミラーを両方とも全反射ミラーとし、レーザ
エネルギの低下を防ぐことによりレーザパスル幅の拡大
を可能にして光照射時間を拡大できるようにする。
ムの2枚の共振器ミラー間に即ち共振器内部に設置する
ことにより、共振器内部で発生する最強強度の第2のレ
ーザビームでイオン化して光イオン化効率を向上させる
。また、共振器外部にレーザ光を放出する必要がないの
で、共振器ミラーを両方とも全反射ミラーとし、レーザ
エネルギの低下を防ぐことによりレーザパスル幅の拡大
を可能にして光照射時間を拡大できるようにする。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。
。
第1図は本発明の第1の実施例を示す光イオン化質量分
析装置の装置構成図である。1は被分析物である試料5
のスパッタ手段である一層イオン発生装置であり、−次
イオン発生装91より発生した一層イオンビーム2を収
束レンズ3を用いて収束した後、電極4によりパルス化
して試料5表面を衝撃する。−次イオンビーム2の衝撃
により中性粒子6がイオン化領域7に飛び出す。本実施
例では、このイオン化領域7をイオン化のレーザ光源で
あるレーザ共振器内部に設置する。即ち、レーザ媒質1
8の一端と全反射ミラー19とでイオン化領域7をはさ
むように設置する。レーザ媒質18の他端側にはもう一
つの全反射ミラーを対向させて配置し、これらの全反射
ミラー17.レーザ媒質1B、全反射ミラー19により
レーザ共振器を形成する。このレーザ共振器内部の全反
射ミラー17.19の間で発生する紫外レーザビーム2
0により、中性粒子6は光イオン化された光励起イオン
!2となる。中性粒子6の密度は十分に小さいため、中
性粒子6の存在によるレーザ共振への妨害は無い。発生
した光励起イオン12は引き出し電極13と収束レンズ
14により質量分析計15に引き出され、イオン検出器
16で分析される。
析装置の装置構成図である。1は被分析物である試料5
のスパッタ手段である一層イオン発生装置であり、−次
イオン発生装91より発生した一層イオンビーム2を収
束レンズ3を用いて収束した後、電極4によりパルス化
して試料5表面を衝撃する。−次イオンビーム2の衝撃
により中性粒子6がイオン化領域7に飛び出す。本実施
例では、このイオン化領域7をイオン化のレーザ光源で
あるレーザ共振器内部に設置する。即ち、レーザ媒質1
8の一端と全反射ミラー19とでイオン化領域7をはさ
むように設置する。レーザ媒質18の他端側にはもう一
つの全反射ミラーを対向させて配置し、これらの全反射
ミラー17.レーザ媒質1B、全反射ミラー19により
レーザ共振器を形成する。このレーザ共振器内部の全反
射ミラー17.19の間で発生する紫外レーザビーム2
0により、中性粒子6は光イオン化された光励起イオン
!2となる。中性粒子6の密度は十分に小さいため、中
性粒子6の存在によるレーザ共振への妨害は無い。発生
した光励起イオン12は引き出し電極13と収束レンズ
14により質量分析計15に引き出され、イオン検出器
16で分析される。
以上のように構成した第1の実施例の作用を述べる。中
性粒子をイオン化するための従来のレーザ共振器におい
ては、一方のミラーを全反射とし他方を半透過ミラーと
し、この半透過ミラーから放出される共振器内部で発生
するレーザの一部をイオン化のレーザビームとして利用
している。この方法では、共振器内部で発生する最高強
度のレーザをイオン化領域に照射することはできなかっ
た・また、−度外部に放出されイオン化領域を通過した
レーザビームは、まだ光イオン化を行う能力があるにも
係わらず再び利用することもできなかった。これに対し
、本実施例では、イオン化領域7がレーザ共振器の内部
に設置されるので、最高強度のレーザをイオン化領域7
に照射することが可能となる。しかも、紫外レーザビー
ム20は外部へ放出する必要性がなくなるため、共振用
のミラー17.19は全反射ミラーとすることができ、
より一層強度を向上させることができる。即ち、紫外レ
ーザビーム20は、完全反射に近い反射率を持ったミラ
ー17と、ミラー19との間で共振を繰り返すが、中性
粒子6をイオン化することによるレーザ強度の減衰はほ
とんどないため、ミラー17.19やレーザ媒質18に
よる吸収によりレーザ強度が減衰するまで、紫外レーザ
ビーム20はイオン化領域7を通過する。例えば、ミラ
ー17.19間の距離を2m程度にすると、パルス幅1
0nsec程度の光は重なりあい、その結果、イオン化
領域7を通過するレーザビーム20の強度は向上するこ
とになり、光イオン化効率が向上して感度が向上できる
。
性粒子をイオン化するための従来のレーザ共振器におい
ては、一方のミラーを全反射とし他方を半透過ミラーと
し、この半透過ミラーから放出される共振器内部で発生
するレーザの一部をイオン化のレーザビームとして利用
している。この方法では、共振器内部で発生する最高強
度のレーザをイオン化領域に照射することはできなかっ
た・また、−度外部に放出されイオン化領域を通過した
レーザビームは、まだ光イオン化を行う能力があるにも
係わらず再び利用することもできなかった。これに対し
、本実施例では、イオン化領域7がレーザ共振器の内部
に設置されるので、最高強度のレーザをイオン化領域7
に照射することが可能となる。しかも、紫外レーザビー
ム20は外部へ放出する必要性がなくなるため、共振用
のミラー17.19は全反射ミラーとすることができ、
より一層強度を向上させることができる。即ち、紫外レ
ーザビーム20は、完全反射に近い反射率を持ったミラ
ー17と、ミラー19との間で共振を繰り返すが、中性
粒子6をイオン化することによるレーザ強度の減衰はほ
とんどないため、ミラー17.19やレーザ媒質18に
よる吸収によりレーザ強度が減衰するまで、紫外レーザ
ビーム20はイオン化領域7を通過する。例えば、ミラ
ー17.19間の距離を2m程度にすると、パルス幅1
0nsec程度の光は重なりあい、その結果、イオン化
領域7を通過するレーザビーム20の強度は向上するこ
とになり、光イオン化効率が向上して感度が向上できる
。
第2図(a)、(b)は、本実施例の効果を示すための
本実施例によるレーザパルス(a)と従来例によるレー
ザパルス(b)を表わす図である。
本実施例によるレーザパルス(a)と従来例によるレー
ザパルス(b)を表わす図である。
従来例ではレーザが放射されることによるエネルギの損
失が激しいために時間を追って急速にパルス強度が減衰
するのに対し、本実施例では、外部ヘレーザが放射され
ないのでエネルギの損失はミラー17.19やレーザ媒
質18等の吸収のみであるため、減衰の程度が小さい。
失が激しいために時間を追って急速にパルス強度が減衰
するのに対し、本実施例では、外部ヘレーザが放射され
ないのでエネルギの損失はミラー17.19やレーザ媒
質18等の吸収のみであるため、減衰の程度が小さい。
これにより、パルス幅を拡大することができ、実効光照
射時間を拡大することができる。即ち、光励起イオン1
2の量を向上させてそ、の検出を高感度化することがで
きる。
射時間を拡大することができる。即ち、光励起イオン1
2の量を向上させてそ、の検出を高感度化することがで
きる。
第3図は本発明の第2の実施例を示す部分構成図である
。本実施例は、基本的には第Iの実施例と同様に構成す
るが、レーザ共振器を構成する2つの全反射ミラーを適
当な曲ギを持つ球面ミラー21.23の組み合せとする
点で相違する。本実施例では、この球面ミラー21.2
3の組み合せにより、レーザ媒質23と球面ミラー21
.22の間で発振するレーザビーム24を光イオン化領
域7において集光させる。このレーザビーム24の集光
によって、光イオン化領域7での光子密度を向上させる
ことができる。これにより、試料5からスパッタされる
中性粒子6の光イオン化効率を向上させ、より高感度な
測定を行うことができるようにする。
。本実施例は、基本的には第Iの実施例と同様に構成す
るが、レーザ共振器を構成する2つの全反射ミラーを適
当な曲ギを持つ球面ミラー21.23の組み合せとする
点で相違する。本実施例では、この球面ミラー21.2
3の組み合せにより、レーザ媒質23と球面ミラー21
.22の間で発振するレーザビーム24を光イオン化領
域7において集光させる。このレーザビーム24の集光
によって、光イオン化領域7での光子密度を向上させる
ことができる。これにより、試料5からスパッタされる
中性粒子6の光イオン化効率を向上させ、より高感度な
測定を行うことができるようにする。
第4図は本発明の第3の実施例を示す部分構成図である
。本実施例も基本的には第1の実施例と同様に構成する
が、イオン化領域7が真空であるため、真空にできない
レーザ媒質25を用いる場合に対応したものである。こ
の場合には、試料5からスパッタされる中性粒子6のイ
オン化領域7とレーザ媒質25間を仕切るものとして、
イオン化領域7とレーザ媒質25の間に光透過窓26を
設置すれば良い。この光透過窓26は、レーザの大部分
を透過させる全透過窓を用いても、半透過ミラーを用い
ても良い。その理由は、いずれの場合でも、全反射ミラ
ー27.28間からレーザビーム29は外部に放出され
ないため、光透過窓26、全反射ミラー27間と光透過
窓26、全反射ミラー28間のレーザ強度は同一になる
ためである。本実施例は、光透過窓26の光吸収がある
ためやや劣るが第1の実施例の構成とほぼ同等の効果を
得ることができる。
。本実施例も基本的には第1の実施例と同様に構成する
が、イオン化領域7が真空であるため、真空にできない
レーザ媒質25を用いる場合に対応したものである。こ
の場合には、試料5からスパッタされる中性粒子6のイ
オン化領域7とレーザ媒質25間を仕切るものとして、
イオン化領域7とレーザ媒質25の間に光透過窓26を
設置すれば良い。この光透過窓26は、レーザの大部分
を透過させる全透過窓を用いても、半透過ミラーを用い
ても良い。その理由は、いずれの場合でも、全反射ミラ
ー27.28間からレーザビーム29は外部に放出され
ないため、光透過窓26、全反射ミラー27間と光透過
窓26、全反射ミラー28間のレーザ強度は同一になる
ためである。本実施例は、光透過窓26の光吸収がある
ためやや劣るが第1の実施例の構成とほぼ同等の効果を
得ることができる。
なお、第1の実施例に示す試料のスパッタ手段である一
層イオン発生装置は、レーザ発振器であっても良い。こ
のように、本発明はその主旨に沿って種々に応用され、
種々の実施態様を取り得るものである。
層イオン発生装置は、レーザ発振器であっても良い。こ
のように、本発明はその主旨に沿って種々に応用され、
種々の実施態様を取り得るものである。
[発明の効果]
以上の説明で明らかなように、本発明の光イオン質量分
析装置によれば、スパッタにより試料から飛び出した中
性粒子を光イオン化する紫外レーザの強度およびパルス
幅を広げることが可能となるから、中性粒子の光イオン
化効率を上げ、光イオン化質量分析法における分ピ感度
の向上を図ることができる。
析装置によれば、スパッタにより試料から飛び出した中
性粒子を光イオン化する紫外レーザの強度およびパルス
幅を広げることが可能となるから、中性粒子の光イオン
化効率を上げ、光イオン化質量分析法における分ピ感度
の向上を図ることができる。
第1図は本発明の第1の実施例を示す装置構成図、第2
図(a)、(b)は本実施例の効果を示す本実施例と従
来例のレーザパルスを表わす図、第3図は本発明の第2
の実施例を示す部分構成図、第4図は本発明の第3実施
例を示す部分構成図、第5図は従来例の原理的な構成図
である。 !・・・−次イオン発生装置、2・・・−次イオンビー
ム、3・・・収束レンズ、4・・・電極、5・・・試料
、6・・・中性粒子、7・・・イオン化領域、12・・
・光励起イオン、13・・・引き出し電極、14・・・
収束レンズ、15・・・質量分析計、16・・・イオン
検出器、17・・・全反射ミラー 18・・・レーザ媒
質、19・・・全反射ミラー、20・・・紫外レーザビ
ーム、21・・・球面ミラー、22・・・球面ミラー、
23・・・レーザ媒質、24・・・紫外レーザビーム、
25・・・レーザ媒質、26・・・光透過窓、27・・
・全反射ミラー、28・・・全反射ミラー、29・・・
紫外レーザビーム。 第3図 第4図 第5図
図(a)、(b)は本実施例の効果を示す本実施例と従
来例のレーザパルスを表わす図、第3図は本発明の第2
の実施例を示す部分構成図、第4図は本発明の第3実施
例を示す部分構成図、第5図は従来例の原理的な構成図
である。 !・・・−次イオン発生装置、2・・・−次イオンビー
ム、3・・・収束レンズ、4・・・電極、5・・・試料
、6・・・中性粒子、7・・・イオン化領域、12・・
・光励起イオン、13・・・引き出し電極、14・・・
収束レンズ、15・・・質量分析計、16・・・イオン
検出器、17・・・全反射ミラー 18・・・レーザ媒
質、19・・・全反射ミラー、20・・・紫外レーザビ
ーム、21・・・球面ミラー、22・・・球面ミラー、
23・・・レーザ媒質、24・・・紫外レーザビーム、
25・・・レーザ媒質、26・・・光透過窓、27・・
・全反射ミラー、28・・・全反射ミラー、29・・・
紫外レーザビーム。 第3図 第4図 第5図
Claims (2)
- (1)被分析物である試料の表面にイオンビームまたは
第1のレーザビームを照射し、それによって上記試料か
ら放出される中性粒子に第2のレーザビームを照射して
、上記中性粒子をイオン化した光励起イオンを発生させ
、上記光励起イオンの質量を質量分析手段により分析す
る光イオン化質量分析装置において、 上記中性粒子を上記第2のレーザビームによりイオン化
する領域を上記第2のレーザビームを発生させる共振器
ミラーの一方とレーザ媒質との間に設置し、 上記第2のレーザビームを発生させる2枚の共振器ミラ
ーを全反射ミラーとすることを特徴とする光イオン化質
量分析装置。 - (2)請求項1記載の光イオン化質量分析装置において
、 上記中性粒子が上記第2のレーザビームによりイオン化
される領域と上記レーザ媒質との間に半透過ミラー、ま
たは、全透過窓を設置することを特徴とする光イオン化
質量分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63271634A JPH0654652B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 光イオン化質量分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63271634A JPH0654652B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 光イオン化質量分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02119040A true JPH02119040A (ja) | 1990-05-07 |
JPH0654652B2 JPH0654652B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=17502799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63271634A Expired - Fee Related JPH0654652B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 光イオン化質量分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0654652B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003121418A (ja) * | 2001-10-11 | 2003-04-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | レーザ測定装置及び方法 |
JP2011527637A (ja) * | 2008-07-09 | 2011-11-04 | エフ・イ−・アイ・カンパニー | レーザ機械加工のための方法および装置 |
JP2012054228A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-03-15 | Nippon Kodoshi Corp | アルカリ電池用セパレータ及びアルカリ電池 |
-
1988
- 1988-10-27 JP JP63271634A patent/JPH0654652B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003121418A (ja) * | 2001-10-11 | 2003-04-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | レーザ測定装置及び方法 |
JP2011527637A (ja) * | 2008-07-09 | 2011-11-04 | エフ・イ−・アイ・カンパニー | レーザ機械加工のための方法および装置 |
US10493559B2 (en) | 2008-07-09 | 2019-12-03 | Fei Company | Method and apparatus for laser machining |
JP2012054228A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-03-15 | Nippon Kodoshi Corp | アルカリ電池用セパレータ及びアルカリ電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654652B2 (ja) | 1994-07-20 |
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