JPH02115219A - 導電性組成物 - Google Patents
導電性組成物Info
- Publication number
- JPH02115219A JPH02115219A JP26743088A JP26743088A JPH02115219A JP H02115219 A JPH02115219 A JP H02115219A JP 26743088 A JP26743088 A JP 26743088A JP 26743088 A JP26743088 A JP 26743088A JP H02115219 A JPH02115219 A JP H02115219A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive composition
- membered heterocyclic
- methylthiophene
- hexylthiophene
- electron acceptor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電子デバイスや光デバイス分野に応用される
高分子材料としての導電性組成物に関する。
高分子材料としての導電性組成物に関する。
従来の技術
複素五員環式化合物重合体の例は数多くあるが、単一の
複素五員環から成る重合体の場合は種々の物性を広く変
化させることが比較的困難であった。
複素五員環から成る重合体の場合は種々の物性を広く変
化させることが比較的困難であった。
これに対し、2種以上の複素五員環式化合物を共重合さ
せることにより、広い範囲の物性値を任意にとり、さら
に各々の複素五員環式化合物重合体の優れた特性を併せ
持つ複素五員環式化合物共重合体を得ることが提案され
ている(特願昭58−228718号)。一方、複素五
員環に比較的長鎖の炭化水素基を導入することによって
加工性(溶媒可溶性、熱溶融性、延伸性等)を付与する
提案も最近にな−て多くなされている。
せることにより、広い範囲の物性値を任意にとり、さら
に各々の複素五員環式化合物重合体の優れた特性を併せ
持つ複素五員環式化合物共重合体を得ることが提案され
ている(特願昭58−228718号)。一方、複素五
員環に比較的長鎖の炭化水素基を導入することによって
加工性(溶媒可溶性、熱溶融性、延伸性等)を付与する
提案も最近にな−て多くなされている。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、従来の例では、導電性と加工性の両立(
加・工性を有しており、かつ加工プロセスの前後におい
ても安定な導電路すなわちパーフレーシーンが常に形成
されている)という観点からの提案は見当らない。この
ような事情に鑑み、本発明においては、高い導電性を何
し且つ優れた加工性を備えた、複素五員環式化合物共重
合体及び電子受容体を主成分とする導電性組成物を提供
するものである。
加・工性を有しており、かつ加工プロセスの前後におい
ても安定な導電路すなわちパーフレーシーンが常に形成
されている)という観点からの提案は見当らない。この
ような事情に鑑み、本発明においては、高い導電性を何
し且つ優れた加工性を備えた、複素五員環式化合物共重
合体及び電子受容体を主成分とする導電性組成物を提供
するものである。
課題を解決するための手段
本発明は、複素五員環が直鎖状に結合した骨格を持つ複
素五員環式化合物共重合体及び電子受容体を主成分とす
る導電性組成物において、複素五員環として 3−メチ
ルチェニレン基と 3−位及び4−位に少なくとも1つ
の炭素数が4以上の炭化水素基ををするチェニレン基を
含むことを特徴とする導電性組成物を提案するものであ
る。
素五員環式化合物共重合体及び電子受容体を主成分とす
る導電性組成物において、複素五員環として 3−メチ
ルチェニレン基と 3−位及び4−位に少なくとも1つ
の炭素数が4以上の炭化水素基ををするチェニレン基を
含むことを特徴とする導電性組成物を提案するものであ
る。
作用
本発明者らは数多くの共重合の組合せの検討の結果、上
記の組合せによる共重合体及び電子受容体を主成分とす
る導電性組成物が高い導電性と優れた加工性を併せ持っ
ていることを見いだしたものである。これは、高い導電
性を維持するためのポリ(3−メチルチェニレン)と優
れた加工性を付与するための3−位及び4−位に少な(
とも1つの炭素数が4以上の炭化水素基を存するポリチ
ェニレンがお互いに恕影響を及ぼすのではなく、逆に相
乗作用により相互の特長を強調するように作用したため
と考えられる。
記の組合せによる共重合体及び電子受容体を主成分とす
る導電性組成物が高い導電性と優れた加工性を併せ持っ
ていることを見いだしたものである。これは、高い導電
性を維持するためのポリ(3−メチルチェニレン)と優
れた加工性を付与するための3−位及び4−位に少な(
とも1つの炭素数が4以上の炭化水素基を存するポリチ
ェニレンがお互いに恕影響を及ぼすのではなく、逆に相
乗作用により相互の特長を強調するように作用したため
と考えられる。
実施例
以下に、実施例を掲げて本発明をさらに詳細に説明する
。
。
実施例1
塩化鉄(III)0.04モル(6,5g)を乾燥窒素
中で採取し、滴下ロートをとりつけた20フラスコ中に
投入した。この後、蒸留したクロロホルム100m1を
窒素ガス流下にフラスコ中に注入し、塩化鉄(III)
のクロロホルム懸濁液を得た。これを乾燥窒素ガス雰囲
気下に撹拌しながら、滴下ロートを通して3−メチルチ
オフェンおよび3−へキシルチオフェンの種々の比率C
モル比)の混合物(合計量0゜01モル)を懸濁液中に
滴下した。室温下、乾燥窒素ガス雰囲気下に約20時間
撹拌を続けて濃青色に変化した懸Q液を500m1のメ
タノール中に投入してポリ(3−メチルチオフェン−c
o−3−へキシルチオフェン)の粉末(約1g)を得た
。この粉末を1001の2−メチルテトラヒドロフラン
に投入し、60°C下で約4時間加熱・溶解したのちに
、溶液を500mのメタノール中に投入し、ろ別により
、精製したポリ(3−メチルチオフェンーco−3−へ
キシルチオフェン)を得た。元素分析より、得られた共
重合体における3−メチルチオフェン骨格と3−へキシ
ルチオフェン骨格の比率は仕込のモノマーの比率とほぼ
同等であることがわかった。
中で採取し、滴下ロートをとりつけた20フラスコ中に
投入した。この後、蒸留したクロロホルム100m1を
窒素ガス流下にフラスコ中に注入し、塩化鉄(III)
のクロロホルム懸濁液を得た。これを乾燥窒素ガス雰囲
気下に撹拌しながら、滴下ロートを通して3−メチルチ
オフェンおよび3−へキシルチオフェンの種々の比率C
モル比)の混合物(合計量0゜01モル)を懸濁液中に
滴下した。室温下、乾燥窒素ガス雰囲気下に約20時間
撹拌を続けて濃青色に変化した懸Q液を500m1のメ
タノール中に投入してポリ(3−メチルチオフェン−c
o−3−へキシルチオフェン)の粉末(約1g)を得た
。この粉末を1001の2−メチルテトラヒドロフラン
に投入し、60°C下で約4時間加熱・溶解したのちに
、溶液を500mのメタノール中に投入し、ろ別により
、精製したポリ(3−メチルチオフェンーco−3−へ
キシルチオフェン)を得た。元素分析より、得られた共
重合体における3−メチルチオフェン骨格と3−へキシ
ルチオフェン骨格の比率は仕込のモノマーの比率とほぼ
同等であることがわかった。
この精製したポリ(3−メチルチオフェン−CO−3−
へキシルチオフェン)を50+ng/mlの割合でクロ
ロホルムに溶解させ、この溶液をスライドガラスにキャ
ストしたのちに乾燥・剥離して約20μm厚のフィルム
を得た。このフィルムを手動の延伸器を用いて延伸し、
延伸前後においてアセトニトリル溶液中でヨウ素ドープ
を行い、2ダ電率を測定した。
へキシルチオフェン)を50+ng/mlの割合でクロ
ロホルムに溶解させ、この溶液をスライドガラスにキャ
ストしたのちに乾燥・剥離して約20μm厚のフィルム
を得た。このフィルムを手動の延伸器を用いて延伸し、
延伸前後においてアセトニトリル溶液中でヨウ素ドープ
を行い、2ダ電率を測定した。
第1表に結果の一例を示す。
(以下余白)
第 1 表
X:延伸不可、弓No data
トーハントとしての電子受容体としては、ヨウ素のほか
にN OP F eやN OS b F e等が使用可
能でありヨウ素と同様な結果が得られた。比較のために
、同様に合成したポリ(3−へキシルチオフェン)及び
電解重合で合成したポリ(3−メチルチオフェン)の結
果も併せてしめす。
にN OP F eやN OS b F e等が使用可
能でありヨウ素と同様な結果が得られた。比較のために
、同様に合成したポリ(3−へキシルチオフェン)及び
電解重合で合成したポリ(3−メチルチオフェン)の結
果も併せてしめす。
ポリ(3−メチルチオフェン)は高い導電性を示すが殆
ど延伸が不可能であり、一方ポリ(3−へキシルチオフ
ェン)は延伸性は良好であるが導電性はそれほど良くな
いことがわかる。これに対し3−へキシルチオフェン/
3−メチルチオフェンのコポリマー(モル比: 2/1
)は高い導電性と良好な延伸性を併せ持っていることが
明かである。
ど延伸が不可能であり、一方ポリ(3−へキシルチオフ
ェン)は延伸性は良好であるが導電性はそれほど良くな
いことがわかる。これに対し3−へキシルチオフェン/
3−メチルチオフェンのコポリマー(モル比: 2/1
)は高い導電性と良好な延伸性を併せ持っていることが
明かである。
共重合体に於ける3−へキシルチオフェンと3−メチル
チオフェンの比率については、3−メチルチオフェンの
分率が多すぎると加工性(溶媒可溶性、延伸性)が悪く
なり、少なすぎると電気伝導性が低下するので、3−メ
チルチオフェンのモル分率が 15〜80%程度の範囲
が適当であり、30〜50%の範囲が最適であった。
チオフェンの比率については、3−メチルチオフェンの
分率が多すぎると加工性(溶媒可溶性、延伸性)が悪く
なり、少なすぎると電気伝導性が低下するので、3−メ
チルチオフェンのモル分率が 15〜80%程度の範囲
が適当であり、30〜50%の範囲が最適であった。
実施例2
実施例1に於ける3−へキシルチオフェンの代わりに3
−ブチルチオフェン、3−オクチルチオフェン、3−ド
デシルチオフェンを用いて同様に3−メチルチオフェン
との共重合体(モル比は2/1;ここで3−メチルチオ
フェンを1とした)を得た。3−ブチルチオフェンの場
合は2倍までの延伸が可能であり、導電性の優れた(未
延伸で708/cm)共重合体が得られた。特に、3−
オクチルチオフェン以上、すなわち炭素数が8以上の炭
化水素基を有する場合は、高い導電性(未延伸で40〜
20O8/cm)を維持しながら同時に加工性にも優れ
(3倍以上の延伸が可能)、熱溶融性も付与された共重
合体が得られた。
−ブチルチオフェン、3−オクチルチオフェン、3−ド
デシルチオフェンを用いて同様に3−メチルチオフェン
との共重合体(モル比は2/1;ここで3−メチルチオ
フェンを1とした)を得た。3−ブチルチオフェンの場
合は2倍までの延伸が可能であり、導電性の優れた(未
延伸で708/cm)共重合体が得られた。特に、3−
オクチルチオフェン以上、すなわち炭素数が8以上の炭
化水素基を有する場合は、高い導電性(未延伸で40〜
20O8/cm)を維持しながら同時に加工性にも優れ
(3倍以上の延伸が可能)、熱溶融性も付与された共重
合体が得られた。
発明の効果
本発明により、高い導電性と良好な加工性を有する優れ
た導電性組成物が得られる。
た導電性組成物が得られる。
Claims (1)
- 複素五員環が直鎖状に結合した骨格を持つ複素五員環式
化合物共重合体及び電子受容体を主成分とする導電性組
成物において、複素五員環として3−メチルチェニレン
基と、3−位及び4−位に少なくとも1つの炭素数が4
以上の炭化水素基を有するチェニレン基を含むことを特
徴とする導電性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26743088A JPH02115219A (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 導電性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26743088A JPH02115219A (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 導電性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115219A true JPH02115219A (ja) | 1990-04-27 |
Family
ID=17444737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26743088A Pending JPH02115219A (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 導電性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02115219A (ja) |
-
1988
- 1988-10-24 JP JP26743088A patent/JPH02115219A/ja active Pending
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